JP7206790B2 - スリーブカバー - Google Patents

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Description

この発明は、一対の電線を接続したスリーブを保護する絶縁性のスリーブカバーに関するものである。
電柱に設置された柱上変圧器や遮断器などを取り替える場合、高圧の配電線から分岐する引下線を切断することが行われる。切断された引下線は、柱上変圧器や遮断器の取替後、再度接続するために、切断した引下線の被覆を剥離して、一対の電線をスリーブの両端から挿入し、電線を突き合わせた状態にして、スリーブを圧縮し、一対の電線を電気的に接続している。
そして、スリーブによる電線の接続後、スリーブは絶縁性のスリーブカバーにより保護される。
図11は、スリーブ及びスリーブカバーにより引下線(ケーブル)を接続したもので、特許文献1に記載されたものである。
引出線は一旦切断した後、まず、一対のケーブルのそれぞれ先端の被覆110、110を剥離して電線100、100を剥き出しにする。次に一対の電線100、100をスリーブ200のスリーブ穴210、210にそれぞれ挿入して、スリーブ200内で電線100と100とを突合せ状態にして、スリーブ200を半径方向に圧着することにより電線100、100を接続する。
そして、スリーブ200を絶縁性のスリーブカバー300で覆う。このとき、スリーブ200の長さLsよりもスリーブカバー300の長さLcの方を長く設定して、スリーブ200の保護を図っている。
特開2015-186288号公報
しかしながら、特許文献1の発明にあっては、引下線(ケーブル)を切断するときに、スリーブカバー300に覆われた部分、即ち、長さLcの部分を切り取っていた。
そのため、引下線(ケーブル)を再度接続するときは、切断する前の長さよりも、スリーブカバー300の長さLc分短くなってしまっていた。このように引下線(ケーブル)は柱上変圧器や遮断器などを取り替えるたびに切断されてしまうため、予め余裕を持って引下線(ケーブル)は設定されているが、上記取替作業のたびに、スリーブカバー300の長さLc分短くなってしまうという問題があった。
また、スリーブカバー300は引下線(ケーブル)の断線のたびに切り取った電線100、100とスリーブ200とともに廃棄されているという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、柱上変圧器や遮断器などの取替時に、引下線(ケーブル)の廃棄する部分を極力、少なくするとともに、スリーブカバー300を廃棄せず、再利用することができるスリーブカバーを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、一対の電線の先端の被覆を剥がして電線を接続するスリーブのスリーブカバーであって、スリーブを覆う長さの絶縁性の筒状のスリーブカバー本体と、前記スリーブカバー本体の少なくとも一方の端部に設けられ、前記スリーブカバー本体の端部側でケーブルの被覆を挟持する把持部を有する挟持部材と、を備え、前記把持部を閉じて形成される円形の内側縁内径を前記ケーブルの被覆の外径とほぼ同じかやや小さく形成するとともに、前記内側縁をゴム様の弾性材料で構成し、
前記把持部による前記ケーブルの被覆の挟持を外したときに前記スリーブ及び前記ケーブルに対して移動可能とした、ことを特徴とする。
この発明によれば、挟持部材によるケーブルの挟持を外したときにスリーブを覆った位置から移動する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスリーブカバーにおいて、前記スリーブカバー本体の一方の端部に前記挟持部材が設けられ、他方の端部は前記ケーブルの被覆とほぼ同じ径の挿入孔が形成された閉塞板で覆い、前記閉塞板の挿入孔の周縁部位をゴム様の弾性材料で構成した、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスリーブカバーにおいて、前記挟持部材は、支軸により回動自在にされた一対のレバーからなり、前記レバーは前記ケーブルの被覆を挟持する前記把持部と前記把持部を開閉する柄部とを有し、前記柄部を掴むことにより前記把持部を開き、前記柄部を離すことにより前記把持部が閉じて前記ケーブルの被覆を挟持する、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスリーブカバーにおいて、前記挟持部材は、操作軸と回転機構とを備え、前記操作軸を回転させることにより前記回転機構を介して前記挟持部材の前記把持部を開閉し、前記把持部を閉じたときに前記ケーブルの被覆を挟持する、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、スリーブカバーの挟持部材の把持部によりケーブルを挟持しているため、これを外せば、ケーブル及びスリーブからスリーブカバーを取り外すことができ、よって、スリーブカバーを廃棄せずに再利用することができる。また、スリーブカバーを取り外し自在にしたので、ケーブルを切断するときは、スリーブで圧着している電線の部分だけを切断することができ、切断する長さを極力短くすることができる。
また、把持部を閉じて形成される円形の内側縁内径を前記ケーブルの被覆の外径とほぼ同じかやや小さく形成するとともに、前記内側縁をゴム様の弾性材料で構成したので、把持するケーブルの被覆との密着性を良くすることができ、防塵、防水を図ることができる
請求項2の発明によれば、スリーブカバー本体の他方の開口をケーブルとほぼ同じ径の内径が形成された閉塞板で覆うようにしたので、可動部分が必要な挟持部材を少なく簡単な構造でありながら、スリーブカバーの再利用を可能にすることができる。
また、スリーブカバーの他方の端部は前記ケーブルの被覆とほぼ同じ径の挿入孔が形成された閉塞板で覆い、前記閉塞板の挿入孔の周縁部位をゴム様の弾性材料で構成したので、挿入孔とこれに挿入するケーブルの被覆との密着性が良くすることができ、防塵、防水を図ることができる。
請求項3の発明によれば、前記挟持部材が、支軸により回動自在にされた一対のレバーからなり、前記レバーは前記ケーブルを挟持する前記把持部と前記把持部を開閉する柄部とを有し、前記柄部を掴むことにより把持部を開き、柄部を離すことにより把持部が閉じて前記ケーブルを挟持するようにしたので、簡単な構造で、スリーブに対して取り外し可能なスリーブカバーを実現できる。
請求項4の発明によれば、挟持部材の把持部を開閉する機構を操作軸と回転機構とで構成したので、把持部を開閉させる操作を簡単にすることができ、絶縁操作棒を用いた高所での作業などに適したものにすることができる。
図2乃至図7とともに本発明の実施の形態1を示し、本図は電線の接続前の状態を示す斜視図である。 図3乃至図5とともに、電線の接続からスリーブカバーによる保護までを順に説明するための拡大断面図であり、本図は一方の電線にスリーブカバーを挿入する前の状態を示すものである。 一対の電線にスリーブを挿入する前の状態を示すものである。 一対の電線をスリーブに挿入し、スリーブを圧着して電線を接続した状態を示すものである。 スリーブにスリーブカバーで覆った状態を示すものである。 図7とともにスリーブカバーを軸方向から見た正面図であり、本図はスリーブカバーの挟持部材を閉じケーブルを挟持した状態を示すものである。 スリーブカバーの挟持部材を開きケーブルの挟持を外した状態を示すものである。 本発明の実施の形態2を示すものであり、電線の接続前の状態を示す斜視図である。 図10と共に本発明の実施の形態3を示しスリーブカバーを軸方向から見た正面図であり、本図は把持部を閉じた状態を示す図である。 把持部を開いた状態を示す図である。 従来のスリーブ及びスリーブカバーを示す要部断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、図2乃至図7とともに本発明の実施の形態1を示し、本図は一対のケーブルの接続前の状態を示す斜視図であり、図2乃至図5は、ケーブルの接続からスリーブカバーによる保護までを順に説明するための拡大断面図である。
この実施の形態1は、高圧の配電線から分岐する引下線を切断した後、これらを再度接続するときに用いるスリーブカバー20を示したものであり、図1において、右上及び左下に示したものが引下線を切断した後、これから再度接続する一対のケーブルC、Cである。
ケーブルC、Cは、その先端において被覆11、11が剥がされ電線10、10が露出した状態で、これらの先端同士が向い合った状態で位置され、ケーブルC、Cの先端間にスリーブ20及びスリーブカバー30が位置される。
スリーブ20はケーブルC、Cの電線10と電線10とを電気的に接続するもので、円筒状の導電部材から構成され、導電部材としては、導電率が高く、かつ機械的強度の高いアルミニューム合金などが用いられている。
スリーブカバー30は電線10、10を接続したスリーブ20を覆い保護するもので、スリーブ2を外嵌する絶縁性部材からなる円筒状のカバー本体31と、カバー本体31の両端に設けられ、スリーブカバー30をスリーブ20に取付けたときにケーブルC、Cの被覆11、11を挟持する挟持部材32、32とを備える。
ケーブルC、Cの露出された電線10、10の長さはこれらを足した長さがスリーブ20の長さとほぼ同じにされており、後述するように電線をスリーブ20の両端のスリーブ穴21、21から挿入したときに、電線10、10の先端部が突き合わさるようになっている。また、スリーブ20の内径は電線10、10の外径とほぼ同じかやや大きく形成されている。
スリーブカバー30のカバー本体31の長さはスリーブ20と同じかやや長く形成され、スリーブ20に取付けられたとき、スリーブ20を覆うようになっている。また、カバー本体31の内径はスリーブ20の外径よりやや大きく形成されている。
スリーブカバー30の挟持部材32は左右のレバー33、33からなり、レバー33の下半分が取手状の柄部33aに、上半分が半円弧状の把持部33bに形成されている(図6、図7参照)。
左右のレバー33、33は、把持部33b、33bと柄部33a、33aとの境界部に支軸35により回動自在に支持され、かつ、バネ(図示略)が内蔵されていて、左右のレバー33、33は把持部33b、33bが閉じる方向に付勢されている。
挟持部材32の左右レバー33、33の把持部33b、33bを閉じた状態で把持部33b、33bの中心には上記ケーブルC、Cの被覆11、11を挟持する円形の内側縁34が形成されるようになっており、その内側縁34の内径が上記被覆11、11の外径とほぼ同じかやや小さく形成されている。これにより、レバー33、33の把持部33b、33bを閉じたときにケーブルC、Cの被覆11、11をほぼぴったり挟持するようになっている。なお、レバー33の内側縁34の周縁部位をゴム様の弾性材料で構成することが好ましい。
次に、ケーブルC、Cの接続する手順を図2乃至図5に従って説明する。なお、以下に説明する作業はいわゆる絶縁操作棒を用いて行われる。
先ず、一方のケーブルCにその先端側からスリーブカバー30に予め挿通しておく。図2は、電線10をスリーブカバー30に挿通する直前の状態を示す。このとき、スリーブカバー30の挟持部材32のレバー33、33の柄部33a、33aを掴むことにより内側縁34を開いた状態(図7の状態)にして挿通する。内側縁34が閉じた状態では、電線10及び被覆11を挿入しにくいので、挟持部材32の柄部33a、33aを掴んで図7のように内側縁34を拡げた状態にしておく。
図3は、スリーブカバー30に挿通した一方のケーブルCの電線10と他方の電線10とを向き合わせ、その間にスリーブ20を位置させた状態を示す。次に、向い合わせた電線10、10を近づけ、スリーブ穴21、21にそれぞれ挿入する。
図4は、スリーブ穴21、21に電線10、10が挿入された状態を示し、スリーブ20内では電線10と電線10との先端部同士が突き合わされた状態で、かつ、被覆11、11の先端がスリーブ20のスリーブ穴21、21開口周縁に当接されている。
この状態でスリーブ20を半径方向から圧縮し、スリーブ20を潰すことにより電線10と電線10との電気的接続が図られる。
図5は、スリーブ20により接続された状態の電線10、10に上記一方のケーブルCに予め外嵌しておいたスリーブカバー30を移動させて、スリーブ20を覆った状態を示す。スリーブカバー30の移動は、上記したのと同じように挟持部材32の柄部33aを掴んで内側縁34を開いた状態にして行う(図7参照)。そして、スリーブカバー30を所定の位置、すなわち、スリーブ20を覆った位置まで移動させた後、挟持部材32の柄部33aを離すことにより挟持部材32がその内側縁34が閉じ(図6参照)、ケーブルCの被覆11を挟持することになる。
これにより、スリーブカバー30は移動が阻止された状態でかつスリーブ20を覆った状態に保持され、スリーブ20はスリーブカバー30により保護される。
このように、スリーブカバー30は挟持部材32、32でケーブルC、Cの被覆11、11を挟持するだけなので、次に、このケーブルCを切断しなければならなくなったとき、スリーブカバー30を上述の手順とは逆の手順で取り外すことができる。
スリーブカバー30をケーブルCに対して着脱自在にしたことにより、再度接続するためにケーブルCを切断する際にはスリーブ20の長さ分Lsだけを切断すれば良く、従来のようにスリーブカバー分の長さLcを切断する必要はない。このことは、引下線にとっては、電柱の柱上変圧器や遮断器などを取り替え毎に、切断を余儀なくされていたため、その切断長さを短くすることで引下線自体の長さに余裕ができてコストダウンに繋がる。
なお、上記実施の形態1のスリーブカバー30において、挟持部材32でケーブルC、Cの被覆11、11を挟持するようにしたが、本発明はこれに限らず、電線10、10を挟持するようにしても良い。要は、スリーブカバー30でスリーブ20を保護した状態、すなわち、挟持部材32の内側縁34で、電線10又は被覆11を挟持した状態で容易にスリーブカバー30が移動できなければ良い。
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2を示す斜視図であり、この実施の形態2にかかるスリーブカバー40は、上記実施の形態1においてスリーブカバー30の両端に設けた挟持部材32を、一方の端部のみに設け、他端は閉塞板42にて構成したものである。
すなわち、スリーブカバー40のカバー本体41の一端は上記実施の形態1で説明した挟持部材32が設けられ、他端はカバー本体41の開口を覆うように閉塞板42がカバー本体41と一体に形成されており、該閉塞板42にはケーブルCの被覆11の外径とほぼ同じかやや小さい挿入孔43が形成されている。これにより、挿入孔43にケーブルC、Cを挿通したときにその被覆11、11をほぼぴったり嵌るようになっている。これにより、閉塞板42の挿入孔43とケーブルCの被覆11との間には防塵、防水機能を備えている。なお、挿入孔43の周縁部位をゴム様の弾性材料で構成することが好ましい。
しかして、このように実施の形態2のスリーブカバー40にあっても上記実施の形態1のスリーブカバー30と同様に、一旦は一方のケーブルC(図8の左下のケーブルC)に挿通させておき、スリーブ20により一対の電線10、10の接続を終了した後、挟持部材32側からスリーブ20方向に移動させ、所定の位置で挟持部材32の把持を解き、ケーブルCの被覆11を挟持することにより、保護状態を維持することができる。
実施の形態2のスリーブカバー40にあっては、上記実施の形態1のスリーブカバー30と比較して一方の挟持部材32を閉塞板42に変更したことにより、その分コストダウンを図ることができ、さらに、閉塞板42側は可動部分がないため、スリーブ20の保護状態をより高くすることができる。
(実施の形態3)
図9及び図10は本発明の実施の形態3を示し、共にスリーブカバーを軸方向から見た正面図であり、図9は把持部を閉じた状態を、図10は把持部を開いた状態を示す図である。
この発明の実施の形態3にかかるスリーブカバー50は、上記実施の形態1にスリーブカバー30と比較すると、挟持部材32の把持部33bを開閉させる機構を操作軸と回転機構とで構成した点で相違する。従って、その相違する点について主に説明し、他の部分については同一符号を付すことによりその説明は省略する。
スリーブカバー50は、カバー本体51と該カバー本体51の両端開口を開閉する挟持部材52、52(図9、図10では一方のみ記す。)とを有する。
挟持部材52は上記実施の形態1における左右のレバー33のうち、把持部33b、33bとほぼ同じ形状の把持部52b、52bが支軸53により回動自在に支持されて構成され、支軸53はカバー本体51に支持されている。
カバー本体51の開口端部には回転機構54が設けられ、該回転機構54に上記把持部33b、33bが連結されているとともに、回転機構54には下方に伸びる操作軸55が設けられている。
しかして、操作軸55を回転操作すると、回転機構54を介して把持部52b、52bが支軸53を中心に回動して、把持部52b、52bが開閉動作をするようになっている。そして、把持部52b、52bの内側縁56が閉じたときにケーブルCを挟持する。
上述のように、スリーブカバー50のスリーブ20への取り付け作業などは、間接活線作業で絶縁操作棒により操作を行うことになるが、操作軸55に絶縁操作棒の操作工具を一旦連結してしまえば、操作軸55を回転操作することは比較的容易に行うことができる。
そして、スリーブカバー50によるスリーブ20の保護は、操作軸55を操作し、把持部33b、33bを開いた状態にする。この状態は維持したままにすることができるため、スリーブカバー50内にスリーブ20及びケーブルCを挿入することが容易にできる。
次に、スリーブカバー50をスリーブ20及びケーブルCに対して所定の位置まで移動させた後、再び操作軸55を操作して把持部52b、52bを閉じ、内側縁56でケーブルCの被覆11を挟持するとともに、スリーブカバー50の一方の開口を閉塞するようになっている。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、前記実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。
C ケーブル
20 スリーブ
30 スリーブカバー
31 カバー本体
32 挟持部材
33 レバー
33a 柄部
33b 把持部
34 内側縁
35 支軸
40 スリーブカバー
41 カバー本体
42 閉塞板
43 挿入孔
50 スリーブカバー
51 カバー本体
52 挟持部材
52b 把持部
53 支軸
54 回転機構
55 操作軸
56 内側縁

Claims (4)

  1. 一対の電線の先端の被覆を剥がして電線を接続するスリーブのスリーブカバーであって、
    スリーブを覆う長さの絶縁性の筒状のスリーブカバー本体と、
    前記スリーブカバー本体の少なくとも一方の端部に設けられ、前記スリーブカバー本体の端部側でケーブルの被覆を挟持する把持部を有する挟持部材と、を備え、
    前記把持部を閉じて形成される円形の内側縁内径を前記ケーブルの被覆の外径とほぼ同じかやや小さく形成するとともに、前記内側縁をゴム様の弾性材料で構成し、
    前記把持部による前記ケーブルの被覆の挟持を外したときに前記スリーブ及び前記ケーブルに対して移動可能とした、
    ことを特徴とするスリーブカバー。
  2. 前記スリーブカバー本体の一方の端部に前記挟持部材が設けられ、他方の端部は前記ケーブルの被覆とほぼ同じ径の挿入孔が形成された閉塞板で覆い、前記閉塞板の挿入孔の周縁部位をゴム様の弾性材料で構成した、ことを特徴とする請求項1に記載のスリーブカバー。
  3. 前記挟持部材は、支軸により回動自在にされた一対のレバーからなり、前記レバーは前記ケーブルの被覆を挟持する前記把持部と前記把持部を開閉する柄部とを有し、前記柄部を掴むことにより前記把持部を開き、前記柄部を離すことにより前記把持部が閉じて前記ケーブルの被覆を挟持する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスリーブカバー。
  4. 前記挟持部材は、操作軸と回転機構とを備え、
    前記操作軸を回転させることにより前記回転機構を介して前記挟持部材の前記把持部を開閉し、前記把持部を閉じたときに前記ケーブルの被覆を挟持する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスリーブカバー。
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