JP5688903B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、冷凍サイクル装置内に過度に冷凍機油が流入すると、冷凍サイクル装置の熱交換率が低下して冷凍サイクル装置の性能が低下する。また、密閉容器内に封入されている冷凍機油が過度に減少すると、圧縮機構の気密性が低下して圧縮性能が低下したり、各摺動部における十分な性能を確保することができないため故障の原因になるなど、密閉型圧縮機の性能を維持することができなくなる。
図1、図2に示すように、密閉型圧縮機は、有底円筒状で上部開口部が蓋体によって閉塞された密閉容器1内に、電動機構(電動機)10と、この電動機構10によって駆動され、冷媒ガスを吸入して圧縮する圧縮機構(圧縮機)20とが設置されており、密閉容器1内の下部には圧縮機構20の摺動部を潤滑する冷凍機油が貯留されている。
そして、回転子12には、中心部の軸方向に駆動軸14が挿通固定される駆動軸挿通穴15が設けられており、さらに外周側の軸方向には冷媒ガスが通る穴(冷媒流路)16が設けられている。また、電動機構10の回転子12の下側には、永久磁石脱落防止用の端板17が設けられている。
外部から電力が供給され、密閉型圧縮機の電動機構10が駆動されて駆動軸14が回転すると、圧縮機構20のシリンダー室21内に配設されたローリングピストンが、シリンダー室21内を偏心回転する。そして、冷凍サイクル装置の低圧側の低温の冷媒が吸入マフラー40から吸入され、シリンダー室21内を偏心回転するローリングピストンにより圧縮される。こうして、高温、高圧となった冷媒ガスは、吐出マフラー23の吐出口24から密閉容器1に吐出され、密閉容器1と電動機構10の固定子11との隙間、電動機構10の回転子12と固定子11との隙間、および回転子12に設けた冷媒流路16を通過して、吐出管2から冷凍サイクル装置に吐出される。
こうして、冷凍機油が回転子12の冷媒ガスが通る穴16を通って圧縮機構20の上部空間へ過剰に流れ込むことがなく、冷媒ガスだけを密閉容器1から吐出させる。
図3において、密閉型圧縮機は、電動機構10の回転子12の下面に永久磁石脱落防止用の端板17が設けられており、端板17の下側にはさらにバランスウエイト17aが設けられている。そして、バランスウエイト17aに、駆動軸14の流路の出口31と連通するほぼU字状の排出通路18aを設け、この排出通路18aの出口部19aを、回転子12の冷媒ガスが通る穴16よりも外側に位置させて、この出口部19aから余剰の冷凍機油を排出する。
その他の構成、作用は、実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので説明を省略する。
図4において、密閉型圧縮機は、電動機構10の回転子12の下面に永久磁石脱落防止用として端板17が設けられており、端板17の下側にはさらに流路形成板17bが設けられている。そして、流路形成板17bに、駆動軸14の流路の出口31と連通するほぼU字状の排出通路18bを設け、この排出通路18bの出口部19bを、回転子12の冷媒ガスが通る穴16よりも外側に位置させて、この出口部19bから余剰の冷凍機油を排出する。
その他の構成、作用は、実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので説明を省略する。
さらに、排出通路18bを有する流路形成板17bを追加するだけでよいので、端板17の形状にとらわれることなく通路の形状を自由に設定することができる。また見かけ上、端板が2枚に増えることになるから、端板としての剛性が高まり、永久磁石脱落防止機能が高まる。また、機能が十分であれば板厚を薄くすることによって原価低減を図ることができる。
図5において、密閉型圧縮機は、電動機構10の回転子12の下面に永久磁石脱落防止用として端板17が設けられており、駆動軸14の内部に形成された冷凍機油の流路30の出口31をこの端板17の下側に端板17から所定の間隔を隔てて設けてある。そして、駆動軸14の流路の出口31がある部分の外周を所定幅の円筒部31aで覆い、この円筒部31aに駆動軸14の流路の出口31に対応した穴部31bを設け、この穴部31bにパイプを設けて排出通路18cを形成したものである。このパイプ状の排出通路18cの出口部19cを、回転子12の冷媒ガスが通る穴16よりも外側に位置させて、この出口部19cから余剰の冷凍機油を排出する。
図6に示す冷凍サイクル装置は、蒸発器である室内熱交換器50、四方弁51、本発明に係る密閉型圧縮機1a、凝縮器である室外熱交換器52、絞り装置53が、順次、冷媒配管54により接続されている。
冷媒は、冷凍サイクル装置内を循環し、蒸発工程(蒸発器である室内熱交換機50)で吸熱により集めた熱を、凝縮工程(凝縮器である室外熱交換機52)で放熱して、冷凍作用を行う。この際、密閉型圧縮機1aは冷媒を凝縮させるために、冷媒ガスを圧縮して高圧のガスにするが、圧縮機構20の回転子12では排出通路18〜18cの出口部19〜19cを、回転子12の冷媒ガスが通る穴16よりも外側に位置するようにしたので、運転に際しては余剰の冷凍機油は回転子12の冷媒ガスが通る穴16の外側で排出され、回転子12の冷媒ガスが通る穴16を通って密閉容器1の上部空間へ流れ込むことがなく、冷媒ガスだけが密閉容器1から吐出する。
Claims (2)
- 密閉容器内に、冷媒を吸入して圧縮する圧縮機構と、
固定子、及び中心部に駆動軸を有し該駆動軸の外側において軸方向に冷媒流路が設けられた回転子からなり、前記圧縮機構を駆動する電動機構とが収容され、
前記密閉容器の下部に冷凍機油が貯留された密閉型圧縮機であって、
下部が前記冷凍機油内に開口し、上部が前記回転子の下端部近傍において軸方向と直交する出口を有する冷凍機油の流路を、前記電動機構の前記駆動軸の軸方向に設け、
溝が形成された永久磁石脱落防止用の端板を前記回転子の下面に設け、
前記回転子の下面と前記端板の溝とで冷凍機油の排出通路を構成し、
前記排出通路は、
一端が前記冷凍機油の流路の出口と直接連通し、他端である出口部が前記回転子の冷媒流路よりも外側に設けられた密閉型圧縮機を備えた
ことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 前記端板の溝の断面形状がほぼU字状または凹状であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
Priority Applications (1)
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JP2010005350A JP5688903B2 (ja) | 2010-01-13 | 2010-01-13 | 冷凍サイクル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010005350A JP5688903B2 (ja) | 2010-01-13 | 2010-01-13 | 冷凍サイクル装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013137919A Division JP2013231442A (ja) | 2013-07-01 | 2013-07-01 | 密閉型圧縮機、及びこの密閉型圧縮機を備えた冷凍サイクル装置 |
Publications (2)
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---|---|
JP2011144739A JP2011144739A (ja) | 2011-07-28 |
JP5688903B2 true JP5688903B2 (ja) | 2015-03-25 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2010005350A Active JP5688903B2 (ja) | 2010-01-13 | 2010-01-13 | 冷凍サイクル装置 |
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- 2010-01-13 JP JP2010005350A patent/JP5688903B2/ja active Active
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JP2011144739A (ja) | 2011-07-28 |
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