JP2011163142A - 密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮されて密閉ケース内に吐出されるガス冷媒が密閉ケース内の潤滑油を撒き上げないようにし、ガス冷媒と共に密閉ケース外に排出される潤滑油の消費量を抑制する。
【解決手段】密閉型圧縮機において、潤滑油9が収容される密閉ケース5と、密閉ケース5内に上下方向の軸心をもって収容された固定軸6と、固定軸6の外周部に回転可能に設けられた回転部材11を有してガス冷媒を圧縮するとともに圧縮したガス冷媒を密閉ケース5内に吐出する圧縮機構部7と、回転部材11を回転駆動させる駆動機構部8と、固定軸6の内部に形成されて圧縮機構部7で圧縮されたガス冷媒を固定軸6の上部側の吐出位置まで導く通路25と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置に関し、特に、密閉ケース内における圧縮されたガス冷媒と潤滑油との分離効果を高めることができる密閉型圧縮機及びこの密閉型圧縮機を用いた冷凍サイクル装置に関する。
ガス冷媒等の流体を圧縮する流体圧縮機としては、例えば、下記特許文献1の図9に記載されたものが知られている。この流体圧縮機では、流体を圧縮する作動部が密閉容器内に収容され、作動部で圧縮した流体を密閉容器内に吐出させている。
作動部で圧縮された流体の密閉容器内への吐出は、作動部に近接した位置から行なわれている。
また、密閉容器内には、作動部における摺動部分を潤滑するための潤滑油が貯留されている。
特開2002−70733号公報
特許文献1に記載された流体圧縮機では、作動部から密閉容器内に吐出される流体の吐出位置が潤滑油により潤滑される作動部に近接している。このため、作動部で圧縮された後に作動部から密閉ケース内に吐出された流体が、作動部を潤滑して飛散した潤滑油を撒き上げ易く、撒き上げられた潤滑油は流体と共に閉容器外に排出され易い。これにより、密閉容器内に貯留されている潤滑油量が少なくなり、作動部における摺動部分に十分な潤滑油を供給できず、摺動部が摩耗し信頼性が低下する不具合があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、圧縮されて密閉ケース内に吐出されるガス冷媒が密閉ケース内の潤滑油を撒き上げないようにし、ガス冷媒と共に密閉ケース外に排出される潤滑油量(吐油量)を抑制することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、密閉型圧縮機において、潤滑油が収容される密閉ケースと、前記密閉ケース内に上下方向の軸心をもって収容された固定軸と、前記固定軸の外周部に回転可能に設けられた回転部材を有してガス冷媒を圧縮するとともに圧縮したガス冷媒を前記密閉ケース内に吐出する圧縮機構部と、前記回転部材を回転駆動させる駆動機構部と、前記固定軸の内部に形成されて前記圧縮機構部で圧縮されたガス冷媒を前記固定軸の上部側の吐出位置まで導く通路と、を備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、冷凍サイクル装置において、第1の特徴の密閉型圧縮機と、密閉型圧縮機に接続された凝縮器と、凝縮器に接続された膨張装置と、膨張装置に接続された蒸発器と、を備えることである。
本発明によれば、圧縮機構部で圧縮されて密閉ケース内に吐出されるガス冷媒が密閉ケース内の潤滑油を撒き上げることを防止することができ、ガス冷媒と共に密閉ケース外に排出される潤滑油の消費量を抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態の密閉型圧縮機の縦断面図及び冷凍サイクル装置の概略図である。 圧縮機構部を示す水平断面図である。 圧縮機効率を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態の密閉型圧縮機の縦断面図である。 圧縮機構部を示す水平断面図である。 本発明の第3の実施の形態の密閉型圧縮機の縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図3に基づいて説明する。図1に示す冷凍サイクル装置は、密閉型圧縮機1と、密閉型圧縮機1の吐出側に接続された凝縮器2と、凝縮器2の吐出側に接続された膨張装置3と、膨張装置3の吐出側に接続されるとともに密閉型圧縮機1の吸込側に接続された蒸発器4とを備えている。
密閉型圧縮機1は密閉ケース5を備えており、この密閉ケース5内に、固定軸6と、圧縮機構部7と、駆動機構部である電動機部8と、潤滑油9とが収容されている。なお、圧縮機構部7は密閉ケース5内の下側に配置され、電動機部8は密閉ケース5内の上側に配置されている。また、圧縮機構部7で圧縮された高圧ガス冷媒は、密閉ケース5内に吐出され、密閉ケース5内の高圧のガス冷媒が凝縮器2に供給される。
凝縮器2は、密閉型圧縮機1の圧縮機構部7において圧縮されることにより高圧・高温となったガス冷媒を冷やして熱を奪い、液化させる装置である。ガス冷媒を冷やす方法としては、例えば、ファンを駆動させて凝縮器2に向けて送風する方法を採用することができる。
膨張装置3は、液化された液冷媒を微小なノズル穴から噴射し、霧状にする装置である。
蒸発器4は、霧状の液冷媒を気化させる装置である。液冷媒が気化する際に液冷媒は周囲から気化熱を奪い、蒸発器4の周囲の空気が冷やされる。このため、ファンを駆動して蒸発器4に向けて送風することにより冷気が発生し、発生した冷気が冷凍用や冷房用として用いられる。蒸発器4で気化したガス冷媒は、密閉型圧縮機1内に吸入される。
固定軸6は、上下方向の軸心をもって配置され、下端側は密閉ケース5に固定された圧縮機構部7により支持され、上端側は板状に形成されて密閉ケース5に固定された支持フレーム10により支持されている。
圧縮機構部7は、低圧のガス冷媒を圧縮して高圧・高温のガス冷媒にする部分であり、固定軸6の外周に回転可能に設けられるとともに拡径部11aを有する円筒状の回転部材11と、拡径部11aの外側を囲むように設けられた円筒状のシリンダ12と、シリンダ12の両端を閉塞する一対の側板13,14とを備えている。
シリンダ12は、アークスポット溶接15等により密閉ケース5に固定されている。一対の側板13,14とシリンダ12と後述する下カバー16とは、複数のボルト17により締付固定されている。
なお、回転部材11とシリンダ12とは、回転部材11の中心とシリンダ12の中心とが偏心する位置に配置され、拡径部11aの外周面の一部とシリンダ12の内周面の一部とが微小隙間をもって対向している。
また、シリンダ12の両端を側板13,14で閉塞することにより、シリンダ12の内周面と拡径部11aの外周面との間には、ガス冷媒を圧縮する作動室18が形成されている。
また、拡径部11aの端面11bと側板13,14とが対向する部位には、密閉ケース5内に貯留されている潤滑油9に浸漬される油溜り部19,20が形成されている。なお、側板14側に位置する下側の油溜り部20は、固定軸6の外周面と回転部材11の内周面との間に対向している。
拡径部11aには複数のベーンスロット21が形成され、これらのベーンスロット21内には摺動可能にベーン22が収容されている。すなわち、圧縮機構部7はスライディングベーンタイプの圧縮機構部であり、ベーン22は、回転部材11の回転に伴なって発生する遠心力及びベーンスロット21内に作用する潤滑油9による背圧により、先端部がシリンダ12の内周面に当接され、作動室18を複数の区画18aに仕切っている。蒸発器4に連通されるとともに容積が大きくなっている区画18aにはガス冷媒が吸入され、ガス冷媒が吸入された区画18aは回転部材11の回転に伴なって容積が小さくなるとともに吸入したガス冷媒の圧力が上がり、圧力が上昇したガス冷媒は吐出弁23に対向する位置に移動した場合に吐出弁23を開弁させて作動室18外に吐出される。作動室18外に吐出されたガス冷媒は、側板14と下カバー16とに囲まれて形成された案内路24を経由して後述する固定軸6の通路25に導かれる。
固定軸6の内部には、圧縮機構部7で圧縮されたガス冷媒を密閉ケース5の上部に導く通路25が形成されている。固定軸6の上部側には、通路25に連通されるとともに通路25内を導かれたガス冷媒が密閉ケース5内に吐出する吐出口26が形成されている。図1に示す矢印は、作動室18内で圧縮されたガス冷媒の流れ方向を示している。
上述した板状の支持フレーム10は密閉ケース5に固定され、固定軸6の上端側を支持している。密閉ケース5内は、支持フレーム10によって上部空間27と下部空間28とに仕切られており、吐出口26は下部空間28に開口されている。なお、支持フレーム10には、上部空間27と下部空間28とを連通する連通部である連通穴29が形成されており、吐出口26から下部空間28内に吐出されたガス冷媒は、矢印で示すように連通穴29を通って上部空間27内に流入し、上部空間27内から凝縮器2に供給される。
電動機部8は、固定軸6に固定された固定子8aと、固定子8aの外周を囲んで配置された回転子8bとからなるアウターロータタイプであり、回転子8bと回転部材11とが回転子8bの一部である椀形状の連結部材8cにより連結されている。連結部材8cには、固定軸6の外周面と回転部材11の内周面との間を潤滑した潤滑油9であって回転部材11の上端部から飛散した潤滑油9を密閉ケース5内に戻す戻し穴30が形成されている。電動機部8は、回転子8bの外径寸法“φD”がφ70mm以下に設定されている。
図3は、回転子8bが固定子8aの外側に位置するアウターロータタイプの電動機部8と、回転子が固定子の内側に位置するインナーロータタイプの電動機部とにおいて、回転子外径と圧縮機の効率とを比較したグラフである。尚、圧縮機の運転条件は、ガス冷媒“R410A”の冷房定格条件で、冷凍能力は回転子外径に比例するとして計算している。
一般に、回転子の慣性モーメントは、外径の2乗に比例するため、回転子の外径がが大きいアウターロータタイプの電動機においてはトルク変動の影響を受けにくく、安定した回転が得られ、電動機効率が有利である。一方、回転子の風損は、端面が回転子直径の5乗、側面が回転子直径の4乗に比例するため(妹尾泰利著;内部流れ学と流体機械;養賢堂;P191〜193)、回転子直径がある程度以上に大きくなると、風損が急速に増大する。
したがって、図3のグラフから判るように、回転子外径がφ70mm以上になると、アウターロータタイプの電動機の場合に圧縮機効率が低下が著しくなる。一方、回転子外径がφ70mm以下になると、風損の影響が小さくなるとともに慣性モーメントを大きくとることができ、トルク変動の影響を受けないアウターロータタイプの電動機を用いたほうが圧縮機効率が高くなることが判る。
このような構成において、冷凍サイクル装置の運転時には、電動機部8により駆動された回転部材11が固定軸6の回りに回転し、圧縮機構部7内でガス冷媒が圧縮されて高圧・高温となり、高圧・高温となったガス冷媒が密閉ケース5内に一旦収容され、密閉ケース5内から凝縮器2に供給される。
なお、固定軸6は下端側を密閉ケース5に固定された圧縮機構部7により支持され、上端側を密閉ケース5に固定された支持フレーム10により支持されているため、安定した固定状態を維持されている。このため、回転部材11は固定軸6の周りを横振れすることなく安定して回転する。
凝縮器2に供給された高圧・高温のガス冷媒は、凝縮器2内において液化されて液冷媒となり、液冷媒が膨張装置3内で霧状化され、霧状化された液冷媒が蒸発器4内で気化されてガス冷媒となる。液冷媒が蒸発器4内で気化される場合に周囲から気化熱を奪い、気化熱を奪われて温度が低下した空気が冷凍用、冷房用として用いられる。蒸発器4で気化されたガス冷媒は、圧縮機構部7内に吸入される。
圧縮機構部7で圧縮されたガス冷媒は、固定軸6に形成された通路25内を通って吐出口26まで導かれ、吐出口26から下部空間28内に吐出される。ここで、吐出口26は密閉ケース5内の上部に形成されており、また、吐出口26と圧縮機構部7との間には電動機部8が位置している。
このため、吐出口26から吐出されたガス冷媒は、圧縮機構部7の摺動部分を潤滑して飛散した潤滑油9を撒き上げることがなく、潤滑油9とガス冷媒との分離を確実に行なえる。したがって、圧縮後に密閉ケース5内に吐出されるガス冷媒によって撒き上げられた潤滑油9がガス冷媒と共に密閉ケース5外に排出される吐油量を減少させることができる。これにより、圧縮機構部7の摺動部分に常に十分な潤滑油を供給でき、信頼性を向上することができる。
さらに、圧縮機構部7で圧縮されたガス冷媒中には潤滑油9が含まれているが、吐出口26から吐出されたガス冷媒が支持フレーム10により仕切られた下部空間28内に吐出され、下部空間28内で流れ方向を変えて連通穴29から上部空間27内に流入し、その後に上部空間27内から凝縮器2に供給される。このため、ガス冷媒が下部空間28内に一定時間滞留することや、ガス冷媒が下部空間28内で流れ方向を変えることにより、ガス冷媒中に含まれている潤滑油9の分離を促進することができ、潤滑油9の吐油量をより一層抑えることができる。
圧縮機構部7において、拡径部11aの端面11bと側板13,14とが対向する部位に油溜り部19,20が形成され、これらの油溜り部19,20が密閉ケース5内に貯留されている潤滑油9に浸漬されている。このため、拡径部11aの端面11bと側板13,14の間のシール及び潤滑を良好に行なうことができ、圧縮機構部7の圧縮性能を高めることができるとともに、圧縮機構部7の耐久性を向上させることができる。
また、側板14側に位置する下側の油溜り部20は、固定軸6の外周面と回転部材11の内周面との間に対向しているため、固定軸6の外周面と回転部材11の内周面との間への潤滑油9の供給を良好に行なえる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図4及び図5に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態、及び、以下に説明する他の実施の形態において、先行して説明した実施の形態の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態の基本的構成は第1の実施の形態と同じであり、第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、固定軸6の外周面に給油溝31を形成した点である。給油溝31は、下端が密閉ケース5内に収容されている潤滑油9に浸漬され、上端が回転部材11の上端側縁部より上方に延出している。
また、給油溝31は、回転部材11の回転方向に沿って螺旋状に形成されている。
さらに、給油溝31は、作動室18の複数の区画18aのうち高圧になる区画18aが位置する側の反対側に形成されている。
このような構成において、密閉ケース5内に貯留されている潤滑油9が給油溝31内に入り込み、この潤滑油9は固定軸6の外周面と回転部材11の内周面との間の摺動部分を潤滑する。これにより、固定軸6の外周面と回転部材11の内周面との間の摺動部分の潤滑を良好に行なうことができ、圧縮機構部7の信頼性を高めることができる。
また、給油溝31は、回転部材11の回転方向に沿って螺旋状に形成されている。このため、潤滑油9は回転部材11の回転に伴なって粘性により給油溝31内を上昇しやすくなり、密閉ケース5内に収容されている潤滑油9の液面よりも高い位置への潤滑油9の供給を良好に行なうことができる。特に、低温時の潤滑性能を高めることができる。
また、給油溝31は、作動室18の複数の区画18aのうち高圧になる区画18aが位置する側と反対側に形成されている。このため、ガス冷媒の圧力が図5の矢印で示すように高圧側の区画18a側から回転部材11に作用した場合、給油溝31が形成されている側において固定軸6の外周面と回転部材11の内周面との間に隙間が生じやすくなり、固定軸6の外周面と回転部材11の内周面との間への潤滑油9の供給性能を高めることができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図6に基づいて説明する。第3の実施の形態では、固定軸6の内部に通路25を形成する点、及び、固定軸6の外周面に給油溝31を形成する点は第1,第2の実施の形態と同じであり、第3の実施の形態の密閉型圧縮機1Aでは、第1,第2の実施の形態で説明したスライディングベーンタイプの圧縮機構部7に代えてローリングピストンタイプの圧縮機構部7Aを用いた点が第1,第2の実施の形態と異なる。
圧縮機構部7Aは、固定軸6の外周に回転可能に設けられるとともに偏心部11cを有する円筒状の回転部材11と、偏心部11cの外周に取付けられた円筒状のローラ32と、ローラ32を囲むように設けられた円筒状のシリンダ33と、シリンダ33の両端を閉塞する一対の側板13,14とを備えている。シリンダ33には摺動可能にベーン34が取付けられており、ベーン34はスプリング35により付勢されて先端部がローラ32の外周面に当接されている。
シリンダ33は、アークスポット溶接15により密閉ケース5に固定されている。一対の側板13,14とシリンダ33と下カバー16とは、複数のボルト17により締付固定されている。
圧縮機構部7Aには、シリンダ33の両端を側板13,14で閉塞することにより、シリンダ33の内周面とローラ32の外周面との間に位置してガス冷媒を圧縮する作動室36が形成されている。
ローラ32の回転に伴なって作動室36内で圧縮されたガス冷媒は、吐出弁23を開弁させて案内路24から固定軸6の通路25内に流入する。
このような構成において、圧縮機構部7Aで圧縮されたガス冷媒は、第1の実施の形態で説明したように、固定軸6に形成された通路25内を通って吐出口26まで導かれ、吐出口26から下部空間28内に吐出される。このため、吐出口26から吐出されたガス冷媒は、圧縮機構部7Aの摺動部分を潤滑して飛散した潤滑油9を撒き上げることがなく、潤滑油9とガス冷媒との分離を確実に行なえる。したがって、圧縮後に密閉ケース5内に吐出されるガス冷媒によって撒き上げられた潤滑油9がガス冷媒と共に密閉ケース5外に排出される吐油量を低減することができる。
さらに、第2の実施の形態で説明したように、固定軸6の外周面に給油溝31を形成したことにより、固定軸6の外周面と回転部材11の内周面との間の摺動部分の潤滑を良好に行なうことができる。
1…密閉型圧縮機、1A…密閉型圧縮機、2…凝縮器、3…膨張装置、4…蒸発器、5…密閉ケース、6…固定軸、7…圧縮機構部、7A…圧縮機構部、8…電動機部(駆動機構部)、9…潤滑油、10…支持フレーム、11…回転部材、19,20…油溜り部、25…通路、26…吐出口、29…連通穴(連通部)、31…給油溝

Claims (6)

  1. 潤滑油が収容される密閉ケースと、
    前記密閉ケース内に上下方向の軸心をもって収容された固定軸と、
    前記固定軸の外周部に回転可能に設けられた回転部材を有してガス冷媒を圧縮するとともに圧縮したガス冷媒を前記密閉ケース内に吐出する圧縮機構部と、
    前記回転部材を回転駆動させる駆動機構部と、
    前記固定軸の内部に形成されて前記圧縮機構部で圧縮されたガス冷媒を前記固定軸の上部側の吐出位置まで導く通路と、
    を備えることを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 前記固定軸の上端側を支持して前記密閉ケース内を上部空間と下部空間とに仕切るとともに前記上部空間と前記下部空間とを連通する連通部が形成された板状の支持フレームと、
    前記固定軸に形成されて前記通路内を導かれたガス冷媒が前記下部空間内に吐出する吐出口と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記固定軸の外周面に形成されて前記固定軸と前記回転部材との間の摺動部分に潤滑油を供給する給油溝、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記給油溝は、前記回転部材の回転方向に沿って螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の密閉型圧縮機。
  5. 前記圧縮機構部は、前記回転部材と、前記回転部材の外側に設けられたシリンダと、前記シリンダの両端を閉塞する側板とを有し、
    前記側板と前記回転部材とが対向する部位に前記密閉ケース内に収容されている潤滑油中に浸漬される油溜り部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の密閉型圧縮機。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機と、
    前記密閉型圧縮機に接続された凝縮器と、
    前記凝縮器に接続された膨張装置と、
    前記膨張装置に接続された蒸発器と、
    を備えることを特徴とする冷凍サイクル装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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