JP6655327B2 - 密閉形スクロール圧縮機及び冷凍空調装置 - Google Patents
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Description
まず、図1を用いて本実施例1における密閉形スクロール圧縮機の全体構成を説明する。図1は本発明の密閉形スクロール圧縮機の実施例1を示す縦断面図である。
固定スクロール2の上部に配設された吐出ガス流出部材(旋回器)13は、吐出ポート2bから吐出ガスの吐出空間1aに流出した吐出ガスを、吐出ガス流路13aを通して吐出ガス流出部材13の外周部(固定スクロール2の外周部も一部含む)と密閉容器1の内壁面.との間に区画された円環状の吐出ガス旋回領域1bに流出させて、吐出ガスに旋回運動を付与する。
この図6において、横軸はバッフル板幅寸法比w/Lで、前記吐出ガス旋回領域1bの幅寸法Lに対する前記バッフル板幅寸法wの比である。縦軸は油循環率(OCR)比で、油循環率が最も小さい値に対する比で表している。
0.4≦w/L≦1.0
の範囲に設定することにより、高いオイルレート低減効果が得られることがわかった。
この図7において、横軸は開口高さ寸法比h/Lで、前記吐出ガス旋回領域1bの幅寸法Lに対する前記バッフル板開口高さ寸法hの比である。縦軸は油循環率(OCR)比で、油循環率が最も小さい値に対する比で表しており、規格化して無次元表示にしている。
0.4≦h/L≦0.7
の範囲に設定することにより、高いオイルレート低減効果が得られることがわかった。
密閉形スクロール圧縮機30から吐出された高温、高圧の冷媒は、凝縮器32に入って放熱し温度低下する。この凝縮器32から出た冷媒は、膨張弁33で低温、低圧の気液二相冷媒となって流出する。この膨張弁33を出た気液二相冷媒は、前記蒸発器34に入り、吸熱、ガス化して、前記密閉形スクロール圧縮機30に戻り、再び圧縮されて、以下同様のサイクルが繰り返される。
更に、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1c…油戻し空間、1d…吐出パイプ入口空間、1e…油戻し通路、
2…固定スクロール、2a…吸入ポート、2b…吐出ポート、
3…旋回スクロール、3a…旋回軸受、4…クランク軸、4a…偏心部、4b…給油穴、
5…フレーム、5a…主軸受、5b…油戻し流路、
6…オルダムリング、7…電動機、7a…ステータ、7b…ロータ、
8…副軸受、9…副軸受フレーム、
10…給油ポンプ、11…油戻しパイプ、12…吸入パイプ、
13…吐出ガス流出部材(旋回器)、13a…吐出ガス流路、
13b…吸入パイプ貫通孔、13c…固定ボルト、
14…バッフル板、14a…リング状部材、14b…円筒部材、
14c…取り付けアーム、14c’…取り付け穴、14d…スペーサ、
15…吐出パイプ、16…背圧シール機構、17…油溜り、18…ボルト、
20…スクロール圧縮要素、21…背圧室、
30…密閉形スクロール圧縮機、31…冷凍サイクル、32…凝縮器、
33…膨張弁、34…蒸発器、35…冷媒配管。
Claims (10)
- 固定スクロール及び旋回スクロールを備えるスクロール圧縮要素と、このスクロール圧縮要素を駆動する電動機と、前記スクロール圧縮要素及び前記電動機を収容する密閉容器と、前記固定スクロールに形成された吸入ポート及び吐出ポートと、前記吸入ポートに接続された吸入パイプと、前記密閉容器に固定され前記固定スクロールの吐出ポートから流出する吐出ガスを圧縮機外部に導く吐出パイプを備える密閉形スクロール圧縮機であって、
前記固定スクロールにおける前記吐出ポートの出口側を覆うように該固定スクロールに設けられ、前記吐出ポートから吐出される吐出ガスの吐出空間を形成すると共に、該吐出空間に吐出された吐出ガスを外周側に導く吐出ガス流路を形成している吐出ガス流出部材を備え、
この吐出ガス流出部材の外周面と前記密閉容器の内壁面との間に円環形状の吐出ガス旋回領域を形成し、前記吐出ガス流出部材の吐出ガス流路は、前記吐出ガス旋回領域に吐出ガスを旋回運動させるように流出させる形状とし、
前記吐出ガス旋回領域の上部には、この吐出ガス旋回領域の吐出ガスを前記密閉容器の中心側方向に導くバッフル板が設けられ、
前記バッフル板はリング状に形成され、前記吐出ガス旋回領域の吐出ガスは、前記バッフル板の外方端側から前記密閉容器の中心側に向けて流出するように構成されていることを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。 - 請求項1に記載の密閉形スクロール圧縮機において、前記密閉容器の底部に潤滑油を保持する油溜りが設けられ、前記吐出ガス旋回領域の下部の前記固定スクロール外周部には、油戻し空間が形成され、この油戻し空間下部に前記密閉容器底部の前記油溜り側に潤滑油を導く油戻し通路が設けられていることを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。
- 請求項1に記載の密閉形スクロール圧縮機において、前記バッフル板は、前記吐出ガス旋回領域を上昇する吐出ガスを前記密閉容器の中心側方向に導くリング状部材と、このリング状部材の外周側に設けられた円筒部材を一体化して構成されていることを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。
- 請求項3に記載の密閉形スクロール圧縮機において、前記円筒部材を前記密閉容器に固定することにより、前記バッフル板を固定していることを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。
- 請求項3に記載の密閉形スクロール圧縮機において、前記リング状部材を前記固定スクロールに固定することにより、前記バッフル板を固定していることを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。
- 請求項1に記載の密閉形スクロール圧縮機において、前記バッフル板の径方向の幅寸法をw、前記吐出ガス旋回領域の幅寸法をLとしたとき、
0.4≦w/L≦1.0
となるように構成していることを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。 - 請求項1〜6の何れか一項に記載の密閉形スクロール圧縮機において、前記バッフル板の内端側と、前記吐出ガス流出部材との間の開口高さ寸法をh、前記吐出ガス旋回領域の幅寸法をLとしたとき、
0.4≦h/L≦0.7
となるように構成していることを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。 - 固定スクロール及び旋回スクロールを備えるスクロール圧縮要素と、このスクロール圧縮要素を駆動する電動機と、前記スクロール圧縮要素及び前記電動機を収容する密閉容器と、前記固定スクロールに形成された吸入ポート及び吐出ポートと、前記吸入ポートに接続された吸入パイプと、前記密閉容器に固定され前記固定スクロールの吐出ポートから流出する吐出ガスを圧縮機外部に導く吐出パイプを備える密閉形スクロール圧縮機であって、
前記固定スクロールにおける前記吐出ポートの出口側を覆うように該固定スクロールに設けられ、前記吐出ポートから吐出される吐出ガスの吐出空間を形成すると共に、該吐出空間に吐出された吐出ガスを外周側に導く吐出ガス流路を形成している吐出ガス流出部材を備え、
この吐出ガス流出部材の外周面と前記密閉容器の内壁面との間に円環形状の吐出ガス旋回領域を形成し、前記吐出ガス流出部材の吐出ガス流路は、前記吐出ガス旋回領域に吐出ガスを旋回運動させるように流出させる形状とし、
前記吐出ガス旋回領域の上部には、この吐出ガス旋回領域の吐出ガスを前記密閉容器の中心側方向に導くバッフル板が設けられ、
前記吐出ガス流出部材における前記吐出空間の内壁に、吐出ガス流出開始点を定め、この点と、この点から前記密閉容器の中心を通る直線が前記密閉容器の内壁に接する点とを結ぶ線分を直径とする円弧Roにより、前記吐出ガス流路を形成する一方の曲線とし、前記吐出ガス流路を形成するもう一方の曲線は、前記一方の曲線の円弧Roよりも溝幅だけ小さい半径であって、前記円弧Roと同一中心の円弧Riにより決められた円弧とし、これらの円弧Ro及びRiにより前記吐出ガス流路が形成されていることを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。 - 固定スクロール及び旋回スクロールを備えるスクロール圧縮要素と、このスクロール圧縮要素を駆動する電動機と、前記スクロール圧縮要素及び前記電動機を収容する密閉容器と、前記固定スクロールに形成された吸入ポート及び吐出ポートと、前記吸入ポートに接続された吸入パイプと、前記密閉容器に固定され前記固定スクロールの吐出ポートから流出する吐出ガスを圧縮機外部に導く吐出パイプを備える密閉形スクロール圧縮機であって、
前記固定スクロールにおける前記吐出ポートの出口側を覆うように該固定スクロールに設けられ、前記吐出ポートから吐出される吐出ガスの吐出空間を形成すると共に、該吐出空間に吐出された吐出ガスを外周側に導く吐出ガス流路を形成している吐出ガス流出部材を備え、
この吐出ガス流出部材の外周面と前記密閉容器の内壁面との間に円環形状の吐出ガス旋回領域を形成し、前記吐出ガス流出部材の吐出ガス流路は、前記吐出ガス旋回領域に吐出ガスを旋回運動させるように流出させる形状とし、
前記吐出ガス旋回領域の上部には、この吐出ガス旋回領域の吐出ガスを前記密閉容器の中心側方向に導くバッフル板が設けられ、
前記吐出ガス流出部材の前記吐出空間は、前記吐出ガス流出部材を固定している固定ボルトのボルト穴周辺と、吸入パイプ貫通孔の周辺だけを残して、前記吐出空間の容積をできるだけ拡大して形成し、前記吐出ガス流路は前記ボルト穴の外周側に形成していることを特徴とする密閉形スクロール圧縮機。 - 圧縮機、凝縮器、膨張装置及び蒸発器を冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成している冷凍空調装置において、前記冷凍サイクルの冷媒としてR32を用いると共に、前記圧縮機として請求項1に記載の密閉形スクロール圧縮機を使用していることを特徴とする冷凍空調装置。
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JP2015175306A JP6655327B2 (ja) | 2015-09-07 | 2015-09-07 | 密閉形スクロール圧縮機及び冷凍空調装置 |
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