JP6584470B2 - 容積形圧縮機 - Google Patents
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Description
以下、本発明を容積型圧縮機の一形式であるスクロール圧縮機1に適用した実施形態について説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付す。
図1は、第1実施形態に係る容積形圧縮機を示す要部断面図である。まず、スクロール圧縮機1の全体構成を主に図1を用いて説明する。スクロール圧縮機1は、圧縮部10と駆動部11とを、チャンバ8(圧縮チャンバ)で密閉した構造を有している。
クランク軸6をモータ7で回転させて旋回スクロール3を旋回運動させ、旋回スクロール3と固定スクロール2との間に圧縮室100を形成する。これにつれて、作動流体は、吸込パイプ50から吸込口2s(図2参照)を経由して圧縮室100へ流入する。この圧縮室100には、貯油部105と圧縮室100とを繋ぐ圧縮室給油路が設けられ、供給された油によって圧縮室100のシール性が確保されている。この後、作動流体は、圧縮室100へ供給した油を伴いながら、圧縮室100の容積縮小に伴って圧縮され昇圧する。そして、作動流体は、圧縮部10の上面(固定スクロール2の上面)である固定鏡板2aの上面に開口した吐出部2dやバイパス孔2eから圧縮部上面の仕切り体内空間120へ吐出する。つまり、吐出部2dやバイパス孔2eは、機内吐出部に相当する。
貯油部105の油は、吐出圧(チャンバ8の内部の圧力)と背圧(背圧室110の内部の圧力)の差圧により、貯油部105から、給油パイプ6x、クランク軸6内の給油孔6bを通って旋回軸受23と主軸受24を潤滑した後、背圧室110へ流入する。
図2は、図1におけるA−A矢視要部断面図である。図3は、図2における要部側面図である。図中の点線矢印は、冷媒ガスの流れ、一点鎖線の矢印はオイルミストの流れの方向を示す。通常、両者は混合した状態で流れるが、説明の都合上、両者を分けて図示する。
図5は、第2実施形態に係る容積形圧縮機を示すA−A矢視要部断面図である。第2実施形態は、第1実施形態と異なり、一つの旋回流路を設けた場合の例である。
図6は、第3実施形態に係る容積形圧縮機を示すA−A矢視要部断面図である。図7は、図6における要部側面図である。図8は、図6における要部側面図の他の例である。図6、図7、図8を用いて第3実施形態を説明する。固定スクロール2側の連通流路225よりもフレーム4側の連通流路226の流路断面積を狭くしたものである。
図9は、第4実施形態に係る容積形圧縮機のA−A矢視要部断面図である。図10は、図9における要部側面図である。図9、図10を用いて第4実施形態を説明する。第4実施形態は、フレーム4側の連通流路を複数の小流路によって構成したものである。
2 固定スクロール
2d 吐出部(機内吐出部)
2e バイパス孔(機内吐出部)
2g 背圧弁流路
2q 固定台板部
2w 固定上部壁(仕切り筒壁)
2w3 固定上部壁内周溝
3 旋回スクロール
4 フレーム
5 オルダムリング
6 クランク軸
7 モータ(駆動部)
8 チャンバ(圧縮チャンバ)
8a チャンバ円筒部
8a1 チャンバ円筒内壁面
8b チャンバ上フタ部
8c チャンバ下フタ部
10 圧縮部
11 駆動部
12 圧縮上部空間(第1室)
13 圧縮下部空間(第2室)
22 バイパス弁
23 旋回軸受
24 主軸受
25 副軸受
26 背圧弁
50 吸込パイプ(吸込流路)
55 吐出パイプ(機外吐出部)
90 吸込室
100 圧縮室
105 貯油部
110 背圧室
120 仕切り体内空間
130 仕切り体外周空間
140 最上部室
200 仕切り板(仕切りフタ、仕切り蓋)
200b 下面(仕切りフタの下面)
220 外周隙間
225,226 連通流路
226a,8000 流路段差
2000,2001,5000 旋回流路
2000a,2001d 旋回流路低圧壁面
2000d,2001a 旋回流路高圧壁面
2000b,2001b,2000e,2001e 旋回流路壁面の延長線
2000c,2001c,2000f,2001f 交差点
2003,2004,5001 範囲
7000 オイルミストの流れ
7001 連通流路の接続部
1000a〜d 小流路
Claims (5)
- 密閉容器の内部にこの密閉容器を第1室と第2室に2分する圧縮部と、前記第1室と圧縮機外部とを連結する吐出経路と、前記第2室に収納され前記圧縮部を駆動するための駆動部と、前記密閉容器の底部に潤滑油溜を配設し、
前記圧縮部は、
吸込流路によって外部から導入した低圧の作動流体を圧縮する圧縮室と、前記圧縮室で昇圧した作動流体を、当該圧縮部の上面から上方へ向けて前記第1室へ吐出させる吐出部と、
前記吐出部の上方を覆う仕切り蓋、および当該仕切り蓋と前記圧縮部上面とを繋いで前記吐出部の吐出口を囲む仕切り筒壁から構成される仕切り体内空間と、を備え、
前記仕切り体内空間には、前記仕切り筒壁の外周側空間に連通させる複数の旋回流路を有し、
前記旋回流路の低圧壁面の出口端から外周に向かって低圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と前記密閉容器の円筒内壁面が交差する交差点と、前記外周側空間における流れ方向下流に見た他方の旋回流路の高圧壁面の出口端から外周に向かって高圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と前記密閉容器の円筒壁面が交差する交差点によって、挟まれた範囲に、
少なくとも1つの前記第1室と前記第2室とを連通する連通流路を備えており、
前記連通流路の途中から下流側の流路の構造が、複数の小流路を並列に接続することで形成されている
ことを特徴とする容積形圧縮機。 - 請求項1に記載の容積形圧縮機において、
前記連通流路は、前記圧縮部の外周端の一部を密閉容器の中心軸方向に貫通させ、前記外周側空間と前記第2室を接続することで形成された流路であり、前記連通流路の流路断面積が、漸次縮小するような流路形状を形成している
ことを特徴とする容積形圧縮機。 - 請求項2に記載の容積形圧縮機において、
前記連通流路の上流側の空間を冷媒ガスとオイルミストの混合ガスからオイルを分離するための第2の油遠心分離空間とする
ことを特徴とする容積形圧縮機。 - 密閉容器の内部にこの密閉容器を第1室と第2室に2分する圧縮部と、前記第1室と圧縮機外部とを連結する吐出経路と、前記第2室に収納され前記圧縮部を駆動するための駆動部と、前記密閉容器の底部に潤滑油溜を配設し、
前記圧縮部は、
吸込流路によって外部から導入した低圧の作動流体を圧縮する圧縮室と、前記圧縮室で昇圧した作動流体を、当該圧縮部の上面から上方へ向けて前記第1室へ吐出させる吐出部と、
前記吐出部の上方を覆う仕切り蓋、および当該仕切り蓋と前記圧縮部上面とを繋いで前記吐出部の吐出口を囲む仕切り筒壁から構成される仕切り体内空間と、を備え、
前記仕切り体内空間には、前記仕切り筒壁の外周側空間に連通させる複数の旋回流路を有し、
前記旋回流路の低圧壁面の出口端から外周に向かって低圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と前記密閉容器の円筒内壁面が交差する交差点と、前記外周側空間における流れ方向下流に見た他方の旋回流路の高圧壁面の出口端から外周に向かって高圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と前記密閉容器の円筒壁面が交差する交差点によって、挟まれた範囲に、少なくとも1つの前記第1室と前記第2室とを連通する連通流路を備えており、
前記連通流路は、前記圧縮部の外周端の一部を密閉容器の中心軸方向に貫通させ、前記外周側空間と前記第2室を接続することで形成された流路であり、前記連通流路の流路断面積が、漸次縮小するような流路形状を形成しており、
前記連通流路の上流側の空間を冷媒ガスとオイルミストの混合ガスからオイルを分離するための第2の油遠心分離空間とする
ことを特徴とする容積形圧縮機。 - 密閉容器の内部にこの密閉容器を第1室と第2室に2分する圧縮部と、前記第1室と圧縮機外部とを連結する吐出経路と、前記第2室に収納され前記圧縮部を駆動するための駆動部と、前記密閉容器の底部に潤滑油溜を配設し、
前記圧縮部は、
吸込流路によって外部から導入した低圧の作動流体を圧縮する圧縮室と、前記圧縮室で昇圧した作動流体を、当該圧縮部の上面から上方へ向けて前記第1室へ吐出させる吐出部と、
前記吐出部の上方を覆う仕切り蓋、および当該仕切り蓋と前記圧縮部上面とを繋いで前記吐出部の吐出口を囲む仕切り筒壁から構成される仕切り体内空間と、を備え、
前記仕切り体内空間には、前記仕切り筒壁の外周側空間に連通させる複数の旋回流路を有し、
前記旋回流路から前記外周側空間に流出した流体が、最初に密閉容器内壁に衝突する高圧力領域を除く前記外周側空間における低圧力領域に、
少なくとも一つの前記第1室と前記第2室とを連通する連通流路を備えており、
前記連通流路の途中から下流側の流路の構造が、複数の小流路を並列に接続することで形成されている
ことを特徴とする容積形圧縮機。
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JP2017201397A JP6584470B2 (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | 容積形圧縮機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017201397A JP6584470B2 (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | 容積形圧縮機 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2017201397A Active JP6584470B2 (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | 容積形圧縮機 |
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