JP6584470B2 - 容積形圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、容積形圧縮機に関する。
通常の容積型圧縮機は、圧縮部で形成される圧縮室のシール性向上のため、圧縮室へ油を供給する。この油は、作動流体とともに圧縮部から機内吐出される。この機内吐出した作動流体をそのまま機外吐出させると、圧縮機内の油が減少して圧縮室への油供給不足となる虞がある。また、多くの場合、圧縮機内の油は軸受に代表される摺動部の潤滑剤の役割も担うため、潤滑不良となる虞がある。さらに、機外吐出させた作動流体を使用する機器(例えば、熱交換器)にとって、多くの場合、作動流体に含有する油は性能低下を引き起こす原因となる。このため、オイルレートを低減すること自体が必要となる。以上により、機内吐出から機外吐出へ至る作動流体の経路(以後、機内吐出経路と称する)に作動流体内の油ミストを分離して作動流体の油含有率を下げる油分離手段を設ける必要がある。
圧縮した作動流体を、一旦、圧縮部の上部側の圧縮機内空間(以下、圧縮上部空間という。)へ吐出させ、その圧縮上部空間から機外へ吐出させる容積形圧縮機は、特許文献1、特許文献2に開示されている。
特許文献1(段落0011参照)には、「固定スクロール部品の吸入孔には密閉容器を貫通する吸入管が接続され、吐出孔にはこれを覆う吐出カバーが複数のボルトにて固定スクロール部品に固定されている。この吐出カバーには第1室に連通する流路が設けられている。この流路は圧縮機構部内で圧縮されたガスを密閉容器の軸心に対して第1室にて円周方向に回転力を与えるように開口方向を密閉容器の軸心方向とずらせてある。密閉容器の軸心に相当する位置には第1室内と圧縮機外部とを連結する吐出経路が設けられてある。以上の構成において電動機部を駆動すると圧縮機構部の旋回スクロール部品が旋回運動して吸入管より吸入されたガスを圧縮室で圧縮し、吐出孔より吐出カバー内に吐出される。また、このガスは吐出カバーに設けられた流路によって回転力を与えられて第1室内に放出される。この際、ガス中に含まれている油がその遠心力作用にて半径方向に飛散し、密閉容器の内壁に付着分離される。さらに、吐出経路がガスの回転中心付近に設けられているため油分の少ないガスを選択的に圧縮機外部に排出される。」の記載がある。
特許文献2(段落0008)には、「吸込流路によって外部から導入した低圧の作動流体を圧縮する圧縮室を備える圧縮部と、圧縮部の上方に圧縮上部空間、圧縮部の下方に圧縮下部空間を形成するべく圧縮部を取り囲む圧縮チャンバと、圧縮部で昇圧した作動流体を、当該圧縮部の上面である圧縮部上面から上方へ向けて圧縮上部空間へ機内吐出させる機内吐出部と、圧縮上部空間と外部とを連通して、昇圧した作動流体を機外吐出する機外吐出部と、少なくとも圧縮下部空間に設けられる貯油部と、貯油部の油を圧縮室へ供給する圧縮室給油路と、機内吐出部の上方を覆う仕切りフタ、および当該仕切りフタと圧縮部上面とを繋いで機内吐出部の吐出口を囲む仕切り筒壁から構成される仕切り体と、を備え、仕切り体は、当該仕切り体の内部空間である仕切り体内空間と、仕切り筒壁の外周側空間である仕切り体外周空間と、当該仕切り体内空間と当該仕切り体外周空間とを連通させる複数の仕切り開口部と、を備え、少なくとも一つの仕切り開口部の底部は、仕切り体内空間から仕切り体外周空間に向かうにつれて連続的または段階的に下降することを特徴とする。」の記載がある。前記構造により容積型圧縮機のオイルレート低減効果が得られる。
特開平7−189940号公報 特開2016−205145号公報
特許文献1と特許文献2に示された圧縮機の構造により圧縮機内部でガスとオイルの遠心分離を行い油分の少ないガスを吐出経路へ排出させることができる。
一方、油は圧縮機運転中、圧縮室のシール性を常に確保する役割を担っている。圧縮室への油の供給は、圧縮機底部に貯蔵された油が圧縮室を経由して、それを底部へ再循環させることで実現している。密閉容器の内壁に付着分離された油は、内壁に沿い重力によって密閉容器の底部へ流れ、再循環させる。そのため、特許文献2には、密閉容器の内壁付近に固定スクロールと軸受け部品を貫通する流路(以下、連通流路という。)が複数設けられている。連通流路の両端は圧縮機内部の第1室と第2室に向かって開口しており、油だけでなく、ガスも両室を行き来できる。
ここで、ガスが第2室へ流入した場合、ガスがモータを加熱して生じるモータ効率の低下や、さらにはモータの底部に貯留されている油も加熱され、昇温した油を圧縮室へ供給することで冷媒の吸込加熱損失につながるという課題が発生する。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、オイルレート低減に加えて、更なる圧縮機効率向上を図ることができる遠心分離作用を利用した油分離構造を有する容積形圧縮機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の容積形圧縮機は、密閉容器(例えば、チャンバ8)の内部にこの密閉容器を第1室(例えば、圧縮上部空間12)と第2室(例えば、圧縮下部空間13)に2分する圧縮部(例えば、圧縮部10)と、第1室と圧縮機外部とを連結する吐出経路(例えば、吐出パイプ55)と、第2室に収納され圧縮部を駆動するための圧縮機構部(例えば、モータ7)と、密閉容器の底部に潤滑油溜(例えば、貯油部105)を配設し、圧縮部は、吸込流路(例えば、吸込パイプ50)によって外部から導入した低圧の作動流体を圧縮する圧縮室(例えば、圧縮室100)と、圧縮室で昇圧した作動流体を、当該圧縮部の上面から上方へ向けて第1室へ吐出させる吐出部(例えば、吐出部2d)と、吐出部の上方を覆う仕切り蓋(例えば、仕切り板200)、および当該仕切り蓋と圧縮部上面とを繋いで吐出部の吐出口を囲む仕切り筒壁(例えば、固定上部壁2w)から構成される仕切り体内空間(例えば、仕切り体内空間120)と、を備え、仕切り体内空間には、仕切り筒壁の外周側空間(例えば、仕切り体外周空間130)に連通させる複数の旋回流路(例えば、旋回流路2000,2001)を有し、旋回流路の低圧壁面の出口端から外周に向かって低圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と密閉容器の円筒内壁面が交差する交差点(例えば、交差点2000c)と、外周側空間における流れ方向下流に見た他方の旋回流路の高圧壁面の出口端から外周に向かって高圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と密閉容器の円筒壁面が交差する交差点(例えば、交差点2001c)によって、挟まれた範囲に、少なくとも1つの第1室と第2室とを連通する連通流路(例えば、連通流路225,226)を備えており、連通流路の途中から下流側の流路の構造が、複数の小流路(例えば、小流路1000a〜d)を並列に接続することで形成されていることを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
本発明によれば、オイルレート低減に加えて、更なる圧縮機効率向上を図ることができる。
第1実施形態に係る容積形圧縮機を示す要部断面図である。 図1におけるA−A矢視要部断面図である。 図2における要部側面図である。 図1におけるA−A矢視要部断面図である。 第2実施形態に係る容積形圧縮機を示すA−A矢視要部断面図である。 第3実施形態に係る容積形圧縮機を示すA−A矢視要部断面図である。 図6における要部側面図である。 図6における要部側面図の他の例である。 第4実施形態に係る容積形圧縮機のA−A矢視要部断面図である。 図9における要部側面図である。
本発明を実施するための実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、本発明を容積型圧縮機の一形式であるスクロール圧縮機1に適用した実施形態について説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付す。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る容積形圧縮機を示す要部断面図である。まず、スクロール圧縮機1の全体構成を主に図1を用いて説明する。スクロール圧縮機1は、圧縮部10と駆動部11とを、チャンバ8(圧縮チャンバ)で密閉した構造を有している。
圧縮部10は、固定スクロール2と旋回スクロール3とフレーム4とオルダムリング5とそれらへの付随物とを構成要素としている。駆動部11は、圧縮部10の下部から突き出たクランク軸6とモータ7とを構成要素としている。
チャンバ8は、側面を形成するチャンバ円筒部8aと、その上下を塞ぐチャンバ上フタ部8bおよびチャンバ下フタ部8cとからなる円筒缶状であって、その中心軸であるチャンバ軸は鉛直方向(上下方向)である。この結果、チャンバ8の内部には、前記した主な構成要素を取り囲むチャンバ内空間が形成される。また、チャンバ8は、圧縮部10の上方に圧縮上部空間12(第1室)を形成し、圧縮部10の下方に圧縮下部空間13(第2室)を形成している。
旋回スクロール3は、旋回鏡板3aの上面に旋回ラップ3bが立設され、背面の旋回軸受23にクランク軸6の偏心部であるピン部6aが挿入されている。また、旋回スクロール3は、フレーム4に固定配置される主軸受24で回転支持されるクランク軸6が回転することにより、旋回運動するようになっている。
固定スクロール2は、固定鏡板2aと、この固定鏡板2aの下面側に立設された固定ラップ2bと、固定ラップ2bの周囲に配置される固定台板2qと、を備えて構成されている。これら固定ラップ2bと前記した旋回ラップ3bとを噛合わせ、両者間に圧縮室100が形成される。
また、固定スクロール2には、吸込口2s(図2参照)が設けられ、この吸込口2sにはスクロール圧縮機1の外部から作動流体を固定スクロール2に導入する吸込パイプ50(吸込流路)が圧入されている。また、固定スクロール2の中央付近には、吐出部2d(吐出孔)が形成されている。
固定スクロール2には、吐出部2dの周囲に、圧縮室100と後で詳細に説明する仕切り体内空間120を繋ぐための固定鏡板2aを貫通するバイパス孔2eが形成されている。このバイパス孔2eには、圧縮室100から仕切り体内空間120への一方向の流れだけを許すバイパス弁22が設けられている。また、固定台板2qの下面には環状の周囲溝2pが形成され、この周囲溝2pと圧縮室100とを繋ぎ、その途中に背圧弁26を有した背圧弁流路2gが形成されている。また、固定鏡板2aの上面には、バイパス弁22の構成部品を固定するためのリテーナ22aが取り付けられている。
固定スクロール2は、オルダムリング5とクランク軸6とをフレーム4に装着したうえで、固定台板2qの外周縁部をフレーム4にフレームねじ53で固定する。これによって、旋回スクロール3の背面(旋回スクロール3とフレーム4との間)に背圧室110が形成される。そして、オルダムリング5は、旋回スクロール3の自転運動を防止するため、フレーム4と旋回スクロール3との間に配置される。
クランク軸6には、縦(軸方向)に貫通する給油孔6bが形成され、下端には給油パイプ6xが圧入されている。また、クランク軸6の下部は、副軸受25によって回転自在に支持されている。
副軸受25は、ボール25aと、チャンバ円筒部8aに溶接などで固定された下フレーム35に固定配置されたボールホルダ25bとからなり、クランク軸6が撓んでも片当りが生じない構成となっている。ここで、下フレーム35には圧縮部10から流下する油を下部へ落とすための下フレーム油孔35aが複数箇所に形成されている。
モータ7は、クランク軸6に固定されたロータ7aと、チャンバ円筒部8aに焼き嵌め、圧入または溶接したステータ7bと、モータ巻線7cと、モータ巻線7cとステータ7bとの絶縁を確保するための上インシュレータ7d1および下インシュレータ7d2と、モータ線7eとで構成されている。
ロータ7aには、クランク軸6の回転バランスを取るためのバランサ80およびカウンタバランサ82が固定配置されている。ステータ7bの外周面には、油の流下する通路となる、複数のカット部(切欠溝)7b1が形成されている。モータ線7eは、チャンバ8に固定配置されたハーメチック端子(図示せず)に接続され、外部からモータ7へ電力を供給するようになっている。
前記した圧縮部10は、油が流下可能な狭い外周隙間220を全周にわたって確保しつつチャンバ円筒部8aとタック溶接57によって固定されている。また、チャンバ上フタ部8bには、固定スクロール2に圧入される吸込パイプ50と吐出パイプ55が固定配置されている。
次に、スクロール圧縮機1の一般的な作動流体の流れを主に図1を用いて説明する。
クランク軸6をモータ7で回転させて旋回スクロール3を旋回運動させ、旋回スクロール3と固定スクロール2との間に圧縮室100を形成する。これにつれて、作動流体は、吸込パイプ50から吸込口2s(図2参照)を経由して圧縮室100へ流入する。この圧縮室100には、貯油部105と圧縮室100とを繋ぐ圧縮室給油路が設けられ、供給された油によって圧縮室100のシール性が確保されている。この後、作動流体は、圧縮室100へ供給した油を伴いながら、圧縮室100の容積縮小に伴って圧縮され昇圧する。そして、作動流体は、圧縮部10の上面(固定スクロール2の上面)である固定鏡板2aの上面に開口した吐出部2dやバイパス孔2eから圧縮部上面の仕切り体内空間120へ吐出する。つまり、吐出部2dやバイパス孔2eは、機内吐出部に相当する。
この結果、チャンバ内空間全域が吐出圧となる。最後に、作動流体は、機外吐出部である吐出パイプ55から圧縮機外部へ機外吐出する。この機内吐出部(吐出部2dおよびバイパス孔2e)から機外吐出部(吐出パイプ55)へ至る機内吐出経路には、圧縮室給油路によって作動流体に供給された油を貯油部105へ戻すために、後述する油分離手段が設けられている。
次に、スクロール圧縮機1の一般的な油の流れを主に図1を用いて説明する。
貯油部105の油は、吐出圧(チャンバ8の内部の圧力)と背圧(背圧室110の内部の圧力)の差圧により、貯油部105から、給油パイプ6x、クランク軸6内の給油孔6bを通って旋回軸受23と主軸受24を潤滑した後、背圧室110へ流入する。
ここで、ピン部6aの上部の旋回軸受室115の圧力は吐出圧となり、旋回スクロール3を固定スクロール2に付勢する役目を担う。また、副軸受25には給油孔6bから遠心力によって給油するようになっている。また、背圧室110に流入する前の油の圧力は吐出圧であるため、その油の流入によって背圧が上昇する。また、油には作動流体が必ず溶け込んでいる(多くの場合、質量濃度は10%以上)ため、背圧室110に流入したことによる減圧によって、作動流体が油中から急激にガス化(発泡)する。作動流体はガス化によって体積が増大するため、背圧室110内の油は、細かい油滴がガス化した作動流体内に浮遊するミスト状態となる。このようにして背圧室110の全域に分散した油ミストは、オルダムリング5の潤滑を行う。この後、油の大半は途中に背圧弁26を設けた背圧弁流路2gを通り、圧縮室100に流入する。
一方、背圧室110に流入した油の一部は、固定台板2qと旋回鏡板3aの微小な隙間を通って、圧縮室100に至る前段階(閉じ込み完了前)の吸込室90(図2参照)に流入する。また、積極的に吸込室90に給油する手段を設ける場合もある。この吸込室90に流入する油を適量に制御することで、吸込室90のシール性向上効果による体積効率向上が生じ、圧縮機効率が向上するという効果を発揮する。
以上のように、油は、貯油部105から旋回軸受23や主軸受24を通って背圧室110に流入し、さらに背圧弁流路2gや吸込室90への給油路から吸込口2s、吸込室90を経由して圧縮室100に流入する。そして、その油は圧縮室100のシール性向上の役割を担う。つまり、この貯油部105から圧縮室100へ連なる油経路が圧縮室給油路となっている。
圧縮室100内の油は、圧縮室100のシール性向上効果を発揮して、圧縮室100における作動流体の漏れを抑制し、圧縮機効率を向上させるという効果を発揮する。機内吐出部(吐出部2d、バイパス孔2e)から作動流体とともに噴出してミスト状となった油は、油分離手段によって作動流体と分離されて油滴となった後、圧縮部10の外周隙間220や連通流路225,226を流下して、圧縮下部空間13に至る。
そして、油はチャンバ円筒部8aの内面を伝いながら、モータ7を通って最下部にある貯油部105に戻る。ここで、モータ7は、ステータ7bの外周面に設けたカット部7b1や、モータ巻線7cが通るステータ7b内の縦孔を通る。ここで、作動流体の傍流は、圧縮下部空間13へ流れ込むが、主流は流れ込まないため、圧縮下部空間13の全域における作動流体の流れは極めて弱い。よって、圧縮下部空間13内では油の再ミスト化は生じないため、オイルレートを低減するという効果がある。
次に吐出孔から出た混合ガス(上記、作動流体である冷媒ガスとオイルミストの混合物)の油分離手段について図2と図3を用いて説明する。
図2は、図1におけるA−A矢視要部断面図である。図3は、図2における要部側面図である。図中の点線矢印は、冷媒ガスの流れ、一点鎖線の矢印はオイルミストの流れの方向を示す。通常、両者は混合した状態で流れるが、説明の都合上、両者を分けて図示する。
一般に流路を流れる流体の流量は、その流路入口と出口の圧力差によって概ね予測できる。本実施形態の連通流路225,226を通過する流量q(図3参照)を次式で表せるものとする。
Figure 0006584470
流量qは、その圧力差(pA−pB)を小さくできれば少なくなる。図2、図3に示すように、スクロール圧縮機1では圧縮室100から吐出されたガスが、圧縮機内部の密閉容器内壁面に沿って旋回している。そのため、遠心力の作用で旋回流路の外周側で圧力が高い。さらに、圧縮室100から上向きに吐出されたガスの流れを強制的に偏向することで、旋回流れを形成させるので旋回流れが内壁面に衝突する部分が存在する。その部分が局所的に高い圧力になる。前記のように旋回流路の内部で半径方向と周方向に圧力分布が形成されることは明らかである。また、圧縮機底部はガスの流動が少なく、圧力が全体的に低い。よって、連通流路の入口をその低圧部に設けることで吐出冷媒ガス(高温)の圧縮下部空間13への流れ込みを抑制できる。これが、本願実施形態の特徴となっている。
混合ガスは吐出部2dから仕切り体内空間120に噴出され、仕切り板200の下面200bに衝突した後、固定スクロール2の固定上部壁2w(仕切り筒壁)の内周面2w3に沿って、旋回流路2000,2001(本実施形態では2か所)に流れ込む。旋回流路2000,2001に沿って流れることで旋回成分を与えられた混合ガスは、仕切り体外周空間130に流れ込む。混合ガスは、一旦、チャンバ円筒内壁面8a1(仕切り体外周空間130の外周壁面)に衝突し、仕切り体外周空間130をチャンバ円筒内壁面8a1に沿って旋回しながら流れる。その際、冷媒ガスよりも密度が大きいオイルミストには、より大きな遠心力が作用するため、チャンバ円筒内壁面8a1にオイルが押しつけられる。押しつけられたオイルは、その近傍を旋回する冷媒ガスの流れによって、内壁沿いを流れる。そして、連通流路225,226にオイルが導かれる。その後は前記の通りオイルが圧縮下部空間13へ流れ込み、最下部にある貯油部105へ戻される。
一方、油分離後の冷媒ガスは、仕切り体外周空間130で与えられた旋回流れを維持しつつ最上部室140へ導かれる。そして、吐出パイプ55から圧縮機外へ吐出される。
次に、旋回流路2000,2001の設置位置について図4を用いて説明する。図4は、図1におけるA−A矢視要部断面図である。本実施形態では旋回流路が2か所ある場合について説明する。
旋回流路2000の低圧壁面2000aの出口端からチャンバ円筒内壁面8a1に向かって低圧壁面2000aをその壁面に接するように延長する流路壁面延長線2000bとチャンバ円筒内壁面8a1が交差する交差点2000cを設ける。第2の旋回流路2001の高圧壁面2001aの出口端からチャンバ円筒内壁面8a1に向かって高圧壁面2001aをその壁面に接するように延長する流路壁面延長線2001bとチャンバ円筒内壁面8a1が交差する交差点2001cを設ける。混合ガスが流れる向きに沿って交差点2000cと交差点2001cによって挟まれた範囲2003に少なくとも1つの連通流路225,226を設ける。
また、同様に第2の旋回流路2001の低圧壁面2001dの出口端からチャンバ円筒内壁面8a1に向かって低圧壁面2001dをその壁面に接するように延長する流路壁面延長線2001eとチャンバ円筒内壁面8a1が交差する交差点2001fを設ける。旋回流路2000の高圧壁面2000dの出口端からチャンバ円筒内壁面8a1に向かって高圧壁面2000dをその壁面に接するように延長する流路壁面延長線2000eとチャンバ円筒内壁面8a1が交差する交差点2000fを設ける。混合ガスが流れる向きに沿って交差点2001fと交差点2000fによって挟まれた範囲2004に少なくとも1つの連通流路225,226を設ける。
連通流路225,226は、前記2つの交差点(2000cと2001cおよび2001fと2000f)に挟まれたそれぞれの範囲(2003,2004)のほぼ中間位置に設けることが望ましい。
よって、吐出冷媒ガス(高温)の圧縮下部空間13への流れ込みを抑制でき、モータ効率向上と吸込冷媒ガスの加熱損失の低減により高効率な圧縮機を提供できる。
また、前記の連通流路225,226の設置位置について冷媒ガスの流動状態により説明する。連通流路225,226に流れ込む冷媒ガスの流量は、連通流路225,226の入口(固定スクロール2の上面側)と出口(フレーム4の下面側)の圧力差(pA−pB)によってほぼ決まる。吐出パイプ55がスクロール圧縮機1の最上部にあるため、圧縮下部空間13を流れる冷媒ガスは少なく、その空間は低圧力である。そのため冷媒ガスの流れ込み流量を少なくするための条件は、連通流路225の入口を仕切り体外周空間130においてできるだけ低圧力な領域に設けることである。
仕切り体外周空間130では、冷媒ガスが旋回運動しているため圧力分布が発生する。旋回流路2000,2001の出口から流れ出た冷媒ガスは、仕切り体外周空間130に放出され、チャンバ円筒内壁面8a1に衝突する。この衝突が生じた壁近傍の領域では最も圧力が高い。本実施例では2つの旋回流路があるため、その高圧力領域が2か所発生する。したがって、2か所のチャンバ円筒内壁近傍の高圧力領域から十分離れた円周上の位置が、連通流路225,226の入口に最も適している。
なお、チャンバ円筒内壁面8a1に衝突した冷媒ガスはその内壁に沿って旋回流れを維持する。その旋回流れによって冷媒ガスに遠心力が作用するため、仕切り体外周空間130の内径側よりも外径側の方が圧力は高い。そのため、仕切り体外周空間130の内径側に連通流路225,226の入口を設けることが好ましい場合もある。
しかしながら、遠心分離された油は、チャンバ円筒内壁面8a1を伝って流動し連通流路225,226へ導かれるため、冷媒ガスの圧縮下部空間13への流れ込み抑制と油分離効果の両立のために、本実施例では仕切り体外周空間130の外周部に設けている。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係る容積形圧縮機を示すA−A矢視要部断面図である。第2実施形態は、第1実施形態と異なり、一つの旋回流路を設けた場合の例である。
旋回流路5000の低圧壁面5000aの出口端から外周に向かって低圧壁面5000aをその壁面に接するように延長する流路壁面延長線5000bとチャンバ円筒内壁面8a1が交差する交差点5000cを設ける。また、旋回流路5000の高圧壁面5000dの出口端から外周側に向かって高圧壁面5000dをその壁面に接するように延長する流路壁面延長線5000eとチャンバ円筒内壁面8a1が交差する交差点5000fを設ける。混合ガスが流れる向きに沿って交差点5000cと交差点5000fによって挟まれた範囲5001に少なくとも1つの連通流路225,226を設ける。
第2実施形態において、連通流路225,226は、前記2つの交差点5000cと5000fに挟まれた範囲5001のほぼ中間位置に設けることが望ましい。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係る容積形圧縮機を示すA−A矢視要部断面図である。図7は、図6における要部側面図である。図8は、図6における要部側面図の他の例である。図6、図7、図8を用いて第3実施形態を説明する。固定スクロール2側の連通流路225よりもフレーム4側の連通流路226の流路断面積を狭くしたものである。
第1実施形態に示した連通流路に対し、フレーム4側の連通流路226の流路断面積を狭くすることで、まず、連通流路全体の圧力抵抗が増加する。次に連通流路225,226の途中に段差226aが生じ、その段差226aによって連通流路225に流れ込んだオイルミスト(少量の冷媒ガスを含む)の流れが転向され、固定スクロール2側の連通流路225内で新たな旋回流れ7000が発生する。これらの現象により連通流路内(圧縮下部空間13)への冷媒ガスの流れ込みの抑制と、更なる油遠心分離効果を得る。
第2の遠心分離空間(固定スクロール2側の連通流路225)でさらに分離された油は重力の作用によりその壁面に沿って圧縮下部空間13へ流れ込む。
このように固定スクロール2側の連通流路225を、第2の遠心分離空間とすることで、効率よく油分離を実施し、オイルレート低減効果が得られる。
フレーム4側の連通流路226の形状は、固定スクロール2側の連通流路225の出口とフレーム4側の連通流路226の入口の接続部7001から連通流路226の下流側に向かって、その流路断面積を漸次狭くするような構造が望ましい。
また、フレーム4側の連通流路226の段差226aは、その上部を流れる仕切り体外周空間130の流れ方向下流側に設けることが望ましい。
また、第1の実施形態に示した連通流路において、図8に示すように、フレーム4の取り付け位置を周方向に回転移動させることによってフレーム4側の連通流路226の段差部8000を構成しても同様の効果が得られる。
また、フレーム4側の連通流路226の半径寸法を固定スクロール2側の連通流路225の半径寸法よりも大きくすることで、流路の段差を設けてもよい。
(第4実施形態)
図9は、第4実施形態に係る容積形圧縮機のA−A矢視要部断面図である。図10は、図9における要部側面図である。図9、図10を用いて第4実施形態を説明する。第4実施形態は、フレーム4側の連通流路を複数の小流路によって構成したものである。
第1実施形態に示した連通流路に対し、フレーム4側の連通流路226の構造を複数の小流路1000a,1000b,1000c,1000dによって構成する。その小流路が連通流路全体の圧力抵抗になり、仕切り体外周空間130を流れる冷媒ガスが連通流路226に流れ込みにくくなる。その際、第3実施形態と同様に固定スクロール2側の連通流路225に第2の遠心分離空間が形成され、油分離の効果は高まる。よって、貯油部105の油加熱の防止と、吸込冷媒の加熱損失抑制に効果を発揮する。
以上、第1実施形態〜第4実施形態では、スクロール圧縮機を例に挙げて説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、チャンバ8内の圧縮部10の上部に向かって内部吐出する形式を備える容積型圧縮機全般に適用可能である。
第1実施形態〜第4実施形態の第1の手段は、連通流路の入口と出口の圧力差を小さくするために、圧力分布がある中で、固定スクロール外周流路と圧縮機底部が連通する流路(連通流路)の流路入口を上記外周流路の低圧領域に配置する。第3実施形態および第4実施形態の第2の手段は、前記連通流路の途中に圧力抵抗を付加した流路構造を備え、その流路の一部を第2の油遠心分離空間とする。
第1実施形態〜第4実施形態の第1の効果は、冷媒ガスの圧縮機底部への流れ込みを抑制することで、モータ効率向上と吸込冷媒の加熱損失の低減効果が得られることである。第3実施形態および第4実施形態の第2の効果は、第2のオイル遠心分離空間を設けることでオイルレートの低減効果が得られることである。ここでオイルレートとは、遠心分離が不十分なままガスと共に圧縮機外へ吐出されるオイル流量のことである。
1 スクロール圧縮機
2 固定スクロール
2d 吐出部(機内吐出部)
2e バイパス孔(機内吐出部)
2g 背圧弁流路
2q 固定台板部
2w 固定上部壁(仕切り筒壁)
2w3 固定上部壁内周溝
3 旋回スクロール
4 フレーム
5 オルダムリング
6 クランク軸
7 モータ(駆動部)
8 チャンバ(圧縮チャンバ)
8a チャンバ円筒部
8a1 チャンバ円筒内壁面
8b チャンバ上フタ部
8c チャンバ下フタ部
10 圧縮部
11 駆動部
12 圧縮上部空間(第1室)
13 圧縮下部空間(第2室)
22 バイパス弁
23 旋回軸受
24 主軸受
25 副軸受
26 背圧弁
50 吸込パイプ(吸込流路)
55 吐出パイプ(機外吐出部)
90 吸込室
100 圧縮室
105 貯油部
110 背圧室
120 仕切り体内空間
130 仕切り体外周空間
140 最上部室
200 仕切り板(仕切りフタ、仕切り蓋)
200b 下面(仕切りフタの下面)
220 外周隙間
225,226 連通流路
226a,8000 流路段差
2000,2001,5000 旋回流路
2000a,2001d 旋回流路低圧壁面
2000d,2001a 旋回流路高圧壁面
2000b,2001b,2000e,2001e 旋回流路壁面の延長線
2000c,2001c,2000f,2001f 交差点
2003,2004,5001 範囲
7000 オイルミストの流れ
7001 連通流路の接続部
1000a〜d 小流路

Claims (5)

  1. 密閉容器の内部にこの密閉容器を第1室と第2室に2分する圧縮部と、前記第1室と圧縮機外部とを連結する吐出経路と、前記第2室に収納され前記圧縮部を駆動するための駆動部と、前記密閉容器の底部に潤滑油溜を配設し、
    前記圧縮部は、
    吸込流路によって外部から導入した低圧の作動流体を圧縮する圧縮室と、前記圧縮室で昇圧した作動流体を、当該圧縮部の上面から上方へ向けて前記第1室へ吐出させる吐出部と、
    前記吐出部の上方を覆う仕切り蓋、および当該仕切り蓋と前記圧縮部上面とを繋いで前記吐出部の吐出口を囲む仕切り筒壁から構成される仕切り体内空間と、を備え、
    前記仕切り体内空間には、前記仕切り筒壁の外周側空間に連通させる複数の旋回流路を有し、
    前記旋回流路の低圧壁面の出口端から外周に向かって低圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と前記密閉容器の円筒内壁面が交差する交差点と、前記外周側空間における流れ方向下流に見た他方の旋回流路の高圧壁面の出口端から外周に向かって高圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と前記密閉容器の円筒壁面が交差する交差点によって、挟まれた範囲に、
    少なくとも1つの前記第1室と前記第2室とを連通する連通流路を備えており、
    前記連通流路の途中から下流側の流路の構造が、複数の小流路を並列に接続することで形成されている
    ことを特徴とする容積形圧縮機。
  2. 請求項1に記載の容積形圧縮機において、
    前記連通流路は、前記圧縮部の外周端の一部を密閉容器の中心軸方向に貫通させ、前記外周側空間と前記第2室を接続することで形成された流路であり、前記連通流路の流路断面積が、漸次縮小するような流路形状を形成している
    ことを特徴とする容積形圧縮機
  3. 請求項2に記載の容積形圧縮機において、
    前記連通流路の上流側の空間を冷媒ガスとオイルミストの混合ガスからオイルを分離するための第2の油遠心分離空間とする
    ことを特徴とする容積形圧縮機。
  4. 密閉容器の内部にこの密閉容器を第1室と第2室に2分する圧縮部と、前記第1室と圧縮機外部とを連結する吐出経路と、前記第2室に収納され前記圧縮部を駆動するための駆動部と、前記密閉容器の底部に潤滑油溜を配設し、
    前記圧縮部は、
    吸込流路によって外部から導入した低圧の作動流体を圧縮する圧縮室と、前記圧縮室で昇圧した作動流体を、当該圧縮部の上面から上方へ向けて前記第1室へ吐出させる吐出部と、
    前記吐出部の上方を覆う仕切り蓋、および当該仕切り蓋と前記圧縮部上面とを繋いで前記吐出部の吐出口を囲む仕切り筒壁から構成される仕切り体内空間と、を備え、
    前記仕切り体内空間には、前記仕切り筒壁の外周側空間に連通させる複数の旋回流路を有し、
    前記旋回流路の低圧壁面の出口端から外周に向かって低圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と前記密閉容器の円筒内壁面が交差する交差点と、前記外周側空間における流れ方向下流に見た他方の旋回流路の高圧壁面の出口端から外周に向かって高圧壁面をその壁面に接するように延長する流路壁面延長線と前記密閉容器の円筒壁面が交差する交差点によって、挟まれた範囲に、少なくとも1つの前記第1室と前記第2室とを連通する連通流路を備えており、
    前記連通流路は、前記圧縮部の外周端の一部を密閉容器の中心軸方向に貫通させ、前記外周側空間と前記第2室を接続することで形成された流路であり、前記連通流路の流路断面積が、漸次縮小するような流路形状を形成しており、
    前記連通流路の上流側の空間を冷媒ガスとオイルミストの混合ガスからオイルを分離するための第2の油遠心分離空間とする
    ことを特徴とする容積形圧縮機。
  5. 密閉容器の内部にこの密閉容器を第1室と第2室に2分する圧縮部と、前記第1室と圧縮機外部とを連結する吐出経路と、前記第2室に収納され前記圧縮部を駆動するための駆動部と、前記密閉容器の底部に潤滑油溜を配設し、
    前記圧縮部は、
    吸込流路によって外部から導入した低圧の作動流体を圧縮する圧縮室と、前記圧縮室で昇圧した作動流体を、当該圧縮部の上面から上方へ向けて前記第1室へ吐出させる吐出部と、
    前記吐出部の上方を覆う仕切り蓋、および当該仕切り蓋と前記圧縮部上面とを繋いで前記吐出部の吐出口を囲む仕切り筒壁から構成される仕切り体内空間と、を備え、
    前記仕切り体内空間には、前記仕切り筒壁の外周側空間に連通させる複数の旋回流路を有し、
    前記旋回流路から前記外周側空間に流出した流体が、最初に密閉容器内壁に衝突する高圧力領域を除く前記外周側空間における低圧力領域に、
    少なくとも一つの前記第1室と前記第2室とを連通する連通流路を備えており、
    前記連通流路の途中から下流側の流路の構造が、複数の小流路を並列に接続することで形成されている
    ことを特徴とする容積形圧縮機。
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