JP6771516B2 - 容積型圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、容積型圧縮機に関する。
通常の容積型圧縮機は、圧縮部で形成される圧縮室のシール性向上のため、圧縮室へ油を供給する。この油は、作動流体とともに圧縮部から機内吐出される。この機内吐出した作動流体をそのまま機外吐出させると、圧縮機内の油が減少して圧縮室への油供給不足となる虞がある。また、多くの場合、圧縮機内の油は軸受に代表される摺動部の潤滑剤の役割も担うため、潤滑不良となる虞もある。さらに、機外吐出させた作動流体を使用する機器(例えば、熱交換器など)にとって、多くの場合、作動流体に含有する油は性能低下を引き起こす原因となる。このため、オイルレートを低減すること自体が必要となる。以上により、機内吐出から機外吐出へ至る作動流体の経路(以後、機内吐出経路と称する。)に作動流体内の油ミストを分離して作動流体の油含有率を下げる油分離手段を設ける必要がある。
圧縮した作動流体を、一旦、圧縮部の上部側の圧縮機内空間(以下、圧縮上部空間という。)へ吐出させ、その圧縮上部空間から機外へ吐出させる容積型圧縮機は、例えば、特許文献1、特許文献2に開示されている。
特許文献1の段落0011には、以下の記載がある。
「固定スクロール部品4の吸入孔8には密閉容器1を貫通する吸入管12が接続され、吐出孔7にはこれを覆う吐出カバー13が複数のボルトにて固定スクロール部品4に固定されている。この吐出カバー13には第1室1aに連通する流路14が設けられている。この流路14は圧縮機構部2内で圧縮されたガスを密閉容器1の軸心に対して第1室1aにて円周方向に回転力を与えるように開口方向を密閉容器1の軸心方向とずらせてある。密閉容器1の軸心に相当する位置には第1室1a内と圧縮機外部とを連結する吐出経路15が設けられてある。以上の構成において電動機部3を駆動すると圧縮機構部2の旋回スクロール部品5が旋回運動して吸入管12より吸入されたガスを圧縮室6で圧縮し、吐出孔7より吐出カバー13内に吐出される。また、このガスは吐出カバー13に設けられた流路14によって回転力を与えられて第1室1a内に放出される。この際、ガス中に含まれている油がその遠心力作用にて半径方向に飛散し、密閉容器1の内壁に付着分離される。さらに、吐出経路15がガスの回転中心付近に設けられているため油分の少ないガスを選択的に圧縮機外部に排出される。」
一方、特許文献2の要約には、以下の記載がある。
「圧縮機構部10から吐出される冷媒ガスからオイルを分離するオイル分離機構部40を設け、オイル分離機構部40が、冷媒ガスを旋回させる円筒状空間41と、圧縮機構部10から吐出される冷媒ガスを円筒状空間41に流入させる流入部42cと、円筒状空間41から一方の容器内空間31に、オイルを分離した冷媒ガスを送出する送出口43と、円筒状空間41から他方の容器内空間32に、分離したオイルと冷媒ガスの一部とを排出する排出口44とを有し、流入部42cの形状を変化させることで円筒状空間41の内壁面に効率的に冷媒ガスを導くことで旋回によるオイル分離効果を向上させる。」
また、特許文献2の段落0037−0038には、以下の記載がある。
「マフラー19内に吐出された冷媒ガスは、固定スクロール12に形成された流入部42を経て、円筒状空間41に導かれる。流入部42は円筒状空間41に対し、接線方向に開口しているため、流入部42から送出される冷媒ガスは、円筒状空間41の内壁面に沿って流れ、円筒状空間41の内周面で旋回流が発生する。この旋回流は、排出口44に向かった流れとなる。冷媒ガスには圧縮機構部10に給油されたオイルが含まれており、冷媒ガスが旋回している間に、比重の高いオイルは遠心力により円筒状空間41の内壁に付着し、冷媒ガスと分離する。
円筒状空間41の内周面で発生した旋回流は、排出口44に到達後、又は排出口44近傍で折り返し、円筒状空間41の中心を通る上昇流に変わる。遠心力によりオイルを分離した冷媒ガスは、上昇流により送出口43に到達し、一方の容器内空間31に送出される。一方の容器内空間31に送出された冷媒ガスは、一方の容器内空間31に設けられた吐出管4から密閉容器1の外部に送り出され、冷凍サイクルに供給される。」
特開平7−189940号公報 特開2013−11221号公報
特許文献1,2に示された圧縮機の構造により、圧縮機内部でガスとオイルの遠心分離を行い、油分の少ないガスを吐出経路へ排出させることができる。
特許文献1,2に開示されている圧縮機において、両者に共通した構造部が存在する。すなわち、固定スクロールの吐出口(機内吐出部)を覆うように吐出カバー(或いはマフラー)が設置されている。そして、固定スクロールの上面の一部と吐出カバーの内壁の一部によって、吐出冷媒ガス(オイルを含む)が通過する流路(ここでは吐出カバー内空間と呼ぶ。)が形成されている。吐出冷媒ガスは、吐出カバー内空間を通過した後、オイル分離空間へと導かれる。また、吐出カバー内空間は、固定スクロールの圧縮室のほぼ真上に位置している。これらの構造は、圧縮機内部の限られた空間で効率よくオイルを分離するための合理的な流路構造であると考えられる。
しかしながら、吐出カバー内空間が圧縮室の上部に位置するため、吐出カバー内空間を通過する吐出冷媒ガスが熱伝達により圧縮室を加熱し、冷媒加熱損失の増加を引き起こす可能性がある。ここで、吐出カバー内空間を流れる吐出冷媒ガスは、圧縮直後の高温ガスであり、吐出カバー内空間は固定スクロール上面と吐出カバー内壁面とで形成された比較的、流路断面積が狭く、高速なガス流れとなる。このため、熱伝達が促進されて、吐出カバー内空間を流れる吐出冷媒ガス(作動流体)による圧縮室の加熱が発生する可能性がある。この場合、圧縮室内のガスが加熱されて圧力が上昇することによって、圧縮動力が増加する虞がある。
すなわち、このような圧縮室加熱は、冷媒加熱損失を増加させ、圧縮機効率の低下を招く虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。本発明は、昇圧した作動流体を圧縮部から吐出する機内吐出部を覆う吐出カバーを備えた容積型圧縮機において、吐出された作動流体から圧縮室への熱伝達加熱を抑制することを課題とする。
前記した課題を解決するための本発明に係る容積型圧縮機は、圧縮部と、チャンバと、吐出カバーと、を備えている。前記圧縮部は、吸込流路によって外部から導入した作動流体を圧縮する圧縮室を備える。前記チャンバは、前記圧縮部を取り囲み、前記圧縮部の一方側に第1空間、前記圧縮部の他方側に第2空間を形成する。前記吐出カバーは、前記圧縮部で昇圧した作動流体を該圧縮部から前記第1空間へ向けて吐出する機内吐出部の前記一方側を覆うように設けられている。また、前記容積型圧縮機は、前記第1空間から外部へ、昇圧した作動流体を吐出する機外吐出部と、前記チャンバの底部に設けられた貯油部と、を備えている。前記圧縮部と前記吐出カバーの内壁面との間に、前記チャンバの内周面に向けて開口する旋回流路を有する吐出カバー内空間が形成されている。前記吐出カバー内空間は、貫通孔を有する板状の仕切り部によって前記吐出カバー側に形成された第1流路と前記圧縮部に形成された第2流路とに区画されている。前記旋回流路は、該旋回流路に沿って流れることで作動流体に旋回成分を与えるものであって、前記仕切り部によって前記第1流路と前記第2流路とに分割されている。
そして、前記第2流路は、作動流体が流れる際の圧力損失が前記第1流路よりも大きくなるように構成されており、前記仕切り部は、該仕切り部の外周側端部の一部が前記圧縮部側に向けて屈曲させられた屈曲部を有し、前記第2流路の断面積が、前記屈曲部によって局所的に縮小させられている。
あるいは、前記圧縮部は、圧縮途中の作動流体をバイパス排出するためのバイパス孔を有し、前記仕切り部は、前記バイパス孔に対向する位置に形成された第2貫通孔を有している。
本発明によれば、昇圧した作動流体を圧縮部から吐出する機内吐出部を覆う吐出カバーを備えた容積型圧縮機において、吐出された作動流体から圧縮室への熱伝達加熱を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る容積形圧縮機を示す断面図である。 図1におけるII−II線に沿う要部断面図である。 図2における要部側面図である。 本発明の第1実施形態に係る容積形圧縮機の要部断面図である。 本発明の第1実施形態に係る容積形圧縮機の要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係る容積形圧縮機の要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係る容積形圧縮機の要部断面図である。 本発明の第3実施形態に係る容積形圧縮機の要部断面図である。 本発明の第3実施形態に係る容積形圧縮機の要部断面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、本発明を容積型圧縮機の一形式であるスクロール圧縮機1に適用した実施形態について説明する。なお、以下に示す各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る容積形圧縮機を示す断面図である。
まず、スクロール圧縮機1の全体構成を主に図1を用いて説明する。スクロール圧縮機1は、圧縮部10と駆動部11とを、チャンバ8(圧縮チャンバ)で密閉した構造を有している。
圧縮部10は、固定スクロール2と旋回スクロール3とフレーム4とオルダムリング5とそれらへの付随物とを構成要素としている。駆動部11は、圧縮部10の下部から突き出たクランク軸6とモータ7とを構成要素としている。
チャンバ8は、側面を形成するチャンバ円筒部8aと、その上下を塞ぐチャンバ上フタ部8bおよびチャンバ下フタ部8cとからなる円筒缶状であって、その中心軸であるチャンバ軸は鉛直方向(上下方向)である。この結果、チャンバ8の内部には、前記した主な構成要素を取り囲むチャンバ内空間が形成される。また、チャンバ8は、圧縮部10の上側(一方側)に圧縮上部空間12(第1空間)を形成し、圧縮部10の下側(他方側)に圧縮下部空間13(第2空間)を形成している。
旋回スクロール3は、旋回鏡板3aの上面に旋回ラップ3bが立設され、背面の旋回軸受23にクランク軸6の偏心部であるピン部6aが挿入されている。また、旋回スクロール3は、フレーム4に固定配置される主軸受24で回転支持されるクランク軸6が回転することにより、旋回運動するようになっている。
固定スクロール2は、固定鏡板2aと、この固定鏡板2aの下面側に立設された固定ラップ2bと、固定ラップ2bの周囲に配置される固定台板2qと、を備えて構成されている。固定ラップ2bと前記した旋回ラップ3bとを噛合わせ、両者間に圧縮室100が形成される。このように、圧縮部10は、吸込パイプ50(吸込流路)によって外部から導入した作動流体を圧縮する圧縮室100を備える。
また、固定スクロール2には、吸込口2s(図2参照)が設けられ、この吸込口2sにはスクロール圧縮機1の外部から作動流体を固定スクロール2に導入する吸込パイプ50が圧入されている。また、固定スクロール2の中央付近には、圧縮部10で昇圧した作動流体を該圧縮部10から圧縮上部空間12へ向けて吐出する吐出口2dが形成されている。この吐出口2dの上側を覆うように、吐出カバー200が設けられている。
固定スクロール2には、吐出口2dの周囲に、圧縮室100と後で詳細に説明する吐出カバー内空間120を繋ぐための固定鏡板2aを貫通するバイパス孔2eが形成されている。このバイパス孔2eには、圧縮室100から吐出カバー内空間120への一方向の流れだけを許すバイパス弁22が設けられている。バイパス弁22は、固定スクロール2のバイパス孔2eと連通するように取り付けられており、固定スクロール2の上面に設置された板状のリテーナ22aによって固定スクロール2に押し付けられている。また、固定台板2qの下面には環状の周囲溝2pが形成されており、この周囲溝2pと圧縮室100とを繋ぎ、その途中に背圧弁26を有した背圧弁流路2gが形成されている。
固定スクロール2は、オルダムリング5とクランク軸6とをフレーム4に装着したうえで、固定台板2qの外周縁部をフレーム4にフレームねじ53で固定する。これによって、旋回スクロール3の背面(旋回スクロール3とフレーム4との間)に背圧室110が形成される。そして、オルダムリング5は、旋回スクロール3の自転運動を防止するため、フレーム4と旋回スクロール3との間に配置される。
クランク軸6には、縦(軸方向)に貫通する給油孔6bが形成され、下端には給油パイプ6xが圧入されている。また、クランク軸6の下部は、副軸受25によって回転自在に支持されている。
副軸受25は、ボール25aと、チャンバ円筒部8aに溶接などで固定された下フレーム35に固定配置されたボールホルダ25bとからなり、クランク軸6が撓んでも片当りが生じない構成となっている。ここで、下フレーム35には圧縮部10から流下する油を下部へ落とすための下フレーム油孔35aが複数箇所に形成されている。
モータ7は、クランク軸6に固定されたロータ7aと、チャンバ円筒部8aに焼き嵌め、圧入または溶接したステータ7bと、モータ巻線7cとを備える。また、モータ7は、モータ巻線7cとステータ7bとの絶縁を確保するための上インシュレータ7d1および下インシュレータ7d2と、モータ線7eとを備えている。
ロータ7aには、クランク軸6の回転バランスを取るためのバランサ80およびカウンタバランサ82が固定配置されている。ステータ7bの外周面には、油の流下する通路となる、複数のカット部(切欠溝)7b1が形成されている。モータ線7eは、チャンバ8に固定配置されたハーメチック端子(図示せず)に接続され、外部からモータ7へ電力を供給するようになっている。
前記した圧縮部10は、油が流下可能な狭い外周隙間220を全周にわたって確保しつつチャンバ円筒部8aとタック溶接57によって固定されている。また、チャンバ上フタ部8bには、固定スクロール2に圧入される吸込パイプ50と吐出パイプ55が固定配置されている。
次に、スクロール圧縮機1の一般的な作動流体の流れを主に図1を用いて説明する。
クランク軸6をモータ7で回転させて旋回スクロール3を旋回運動させると、旋回スクロール3と固定スクロール2との間に圧縮室100が形成される。これにつれて、作動流体は、吸込パイプ50から吸込口2s(図2参照)を経由して圧縮室100へ流入する。この圧縮室100には、貯油部105と圧縮室100とを繋ぐ圧縮室給油路が設けられ、供給された油によって圧縮室100のシール性が確保されている。この後、作動流体は、圧縮室100へ供給した油を伴いながら、圧縮室100の容積縮小に伴って圧縮され昇圧する。そして、作動流体は、圧縮部10の上面(固定スクロール2の上面)である固定鏡板2aの上面に開口した吐出口2dやバイパス孔2eから圧縮部10の上面にある吐出カバー内空間120へ吐出する。つまり、吐出口2dやバイパス孔2eは、機内吐出部に相当する。
この結果、チャンバ8内空間全域が吐出圧となる。最後に、作動流体は、機外吐出部である吐出パイプ55から圧縮機外部へ機外吐出する。機内吐出部(吐出口2dおよびバイパス孔2e)から機外吐出部(吐出パイプ55)へ至る機内吐出経路には、圧縮室給油路によって作動流体に供給された油を貯油部105へ戻すために、後述する油分離手段が設けられている。
次に、スクロール圧縮機1の一般的な油の流れを主に図1を用いて説明する。
貯油部105の油は、吐出圧(チャンバ8の内部の圧力)と背圧(背圧室110の内部の圧力)の差圧により、貯油部105から、給油パイプ6x、クランク軸6内の給油孔6bを通って旋回軸受23と主軸受24を潤滑した後、背圧室110へ流入する。
ここで、ピン部6aの上部の旋回軸受室115の圧力は吐出圧となり、旋回スクロール3を固定スクロール2に付勢する役目を担う。また、副軸受25には給油孔6bから遠心力によって給油するようになっている。また、背圧室110に流入する前の油の圧力は吐出圧であるため、その油の流入によって背圧が上昇する。また、油には作動流体が必ず溶け込んでいる(多くの場合、質量濃度は10%以上)ため、背圧室110に流入したことによる減圧によって、作動流体が油中から急激にガス化(発泡)する。作動流体はガス化によって体積が増大するため、背圧室110内の油は、細かい油滴がガス化した作動流体内に浮遊するミスト状態となる。このようにして背圧室110の全域に分散した油ミストは、オルダムリング5の潤滑を行う。この後、油の大半は途中に背圧弁26を設けた背圧弁流路2gを通り、圧縮室100に流入する。
以上のように、油は、貯油部105から旋回軸受23や主軸受24を通って一旦背圧室110に流入し、さらに背圧弁流路2gを経由して圧縮室100に流入する。そして、その油は圧縮室100のシール性向上の役割を担う。つまり、この貯油部105から圧縮室100へ連なる油経路が圧縮室給油路となっている。
圧縮室100内の油は、圧縮室100のシール性向上効果を発揮して、圧縮室100における作動流体の漏れを抑制し、圧縮機効率を向上させるという効果を発揮する。機内吐出部から作動流体とともに噴出してミスト状となった油は、油分離手段によって作動流体と分離されて油滴となった後、圧縮部10の外周隙間220や連通流路225,226を流下して、圧縮下部空間13に至る。
そして、油はチャンバ円筒部8aの内面を伝いながら、モータ7を通って最下部にある貯油部105に戻る。ここで、油は、ステータ7bの外周面に設けたカット部7b1や、モータ巻線7cが通るステータ7b内の縦孔(図示せず)を通る。ここで、作動流体の傍流は、圧縮下部空間13へ流れ込むが、主流は流れ込まないため、圧縮下部空間13の全域における作動流体の流れは極めて弱い。よって、圧縮下部空間13内では油の再ミスト化は生じないため、オイルレートを低減するという効果がある。
次に吐出口2dから出た混合ガス(上記、作動流体である冷媒ガスとオイルミストの混合物)の油分離手段について図2と図3を用いて説明する。
図2は、図1におけるII−II線に沿う要部断面図である。図3は、図2における要部側面図である。図中の実線矢印は、冷媒ガスの流れ、一点鎖線の矢印はオイルミストの流れの方向を示す。通常、両者は混合した状態で流れるが、説明の都合上、両者を分けて図示する。
混合ガスは吐出口2dから吐出カバー内空間120に噴出され、吐出カバー200の内壁面200b(図4参照)に衝突する。この後、混合ガスは、固定スクロール2の上部に設けられ機内吐出部を囲む固定上部壁2wの内周面2w3に沿って、旋回流路2000,2001(本実施形態では2か所)に流れ込む。旋回流路2000,2001に沿って流れることで旋回成分を与えられた混合ガスは、吐出カバー外周空間130に流れ込む。混合ガスは、一旦、チャンバ8(チャンバ円筒部8a)の内周面8a1(吐出カバー外周空間130の外周面)に衝突し、吐出カバー外周空間130をチャンバ8の内周面8a1に沿って旋回しながら流れる。その際、冷媒ガスよりも密度が大きいオイルミストには、より大きな遠心力が作用するため、チャンバ8の内周面8a1にオイルが押し付けられる。押し付けられたオイルは、その近傍を旋回する冷媒ガスの流れによって、内壁沿いを流れる。そして、連通流路225,226にオイルが導かれる。その後は前記の通りオイルが圧縮下部空間13へ流れ込み、最下部(底部)に設けられた貯油部105(図1参照)へ戻される。
一方、油分離後の冷媒ガス(作動流体)は、吐出カバー外周空間130で与えられた旋回流れを維持しつつ最上部室140(図1参照)へ導かれ、吐出パイプ55(図1参照)から圧縮機外へ吐出される。
以上が圧縮機内部における作動流体である冷媒ガス(油を含む)の流れである。特に固定スクロール2の上面2tでは、吐出口2dから吐出された高温な作動流体である冷媒ガス(以下、吐出冷媒ガスともいう)が吐出カバー内空間120を流れる。吐出カバー内空間120は、固定スクロール2の上面2tと、固定上部壁2wの内周面2w3と、旋回流路2000,2001の内壁面と、吐出カバー200の内壁面200b(図4参照)とに囲まれた狭い流路である。したがって、吐出カバー内空間120を流れる吐出冷媒ガスの流速が速い。そのため、吐出冷媒ガスが、吐出カバー内空間120のほぼ真下に位置する圧縮室100(図1参照)を熱伝達加熱し、冷媒加熱損失の増加を招くことが懸念される。
次に、図4、図5を用いて第1実施形態に係る吐出カバー内空間について説明する。
図4および図5は、本発明の第1実施形態に係る容積形圧縮機の要部断面図である。
図4に示すように、本実施形態では、吐出カバー内空間120は、板状の仕切り部401によって上側に形成された上側流路(第1流路)403と、下側に形成された下側流路(第2流路)402とに区画されている。上側流路403は、吐出カバー200の下面に形成された凹部の底面である内壁面200bと、仕切り部401の上面との間に形成されている。ここで、前記した旋回流路2000,2001は、仕切り部401によって上下に分割される。
吐出カバー200および仕切り部401は、ねじ部材(図示せず)によって、固定スクロール2に固定されている。仕切り部401は、貫通孔401aを有している。この貫通孔401aは、吐出口2dに対向する位置に形成されている。なお、吐出カバー200および仕切り部401は、一体成形によって構成されていてもよい。
また、上側流路403よりも下側流路402の圧力損失が大きくなるような流路構造が形成されている。ここで、吐出カバー内空間120は、仕切り部401の設置によって上下に分割されている。仕切り部401の設置の際、仕切り部401を吐出カバー200の内壁面200bよりもリテーナ22aに、より近づけて配置することで、図4に示す流路空間S(一点鎖線部)の圧力損失が大きくなる。その流路圧損により、上側流路403と下側流路402とで圧力損失に差が生じる。すなわち、下側流路402の圧力損失が上側流路403の圧力損失よりも大きい。
仕切り部401を設置した場合の吐出冷媒ガスの流れについて図4を用いて説明する。
吐出口2dから流れ出た吐出冷媒ガスは、実線で示すように固定スクロール2の上方に向かって流れ、殆どの吐出冷媒ガスは、仕切り部401の貫通孔401aを通過し、吐出カバー200の内壁面200bに衝突する。衝突後、吐出冷媒ガスは、吐出カバー200の内壁面200bに沿って流れ、吐出カバー外周空間130へ導かれる。
また、仕切り部401の設置によって、吐出カバー内空間120の上側流路403と下側流路402とに圧力損失の差が生じている。このため、図4中に破線で示すように、比較的、圧力損失の大きい下側流路402には吐出冷媒ガスが殆ど流れず、大半の吐出冷媒ガスは上側流路403を流れるという流量分配が生じる。
このように下側流路402に吐出冷媒ガスが殆ど流れないため、固定スクロール2の上面2tへの熱伝達加熱が生じ難く、圧縮室100の熱伝達加熱が抑制されて、圧縮機効率の向上の効果を得る。
次に、その他の吐出冷媒ガスの流れについて図5を用いて説明する。
前述の通り、圧縮室100内の冷媒ガスの一部をバイパス孔2eへ通して排出する機構が存在する。バイパス孔2eから排出される冷媒ガスは、油を含んでおり、この油と共に吐出カバー内空間120の下側流路402へ排出される。油が固定スクロール2の上面2tに貯留すると、その油が固定スクロール2の上面2tを加熱する可能性がある。
そのため、バイパス孔2eから排出された油が、固定スクロール2の上面2tに貯留しないように、油を積極的に吐出カバー外周空間130へ導く必要がある。
バイパス孔2eから下側流路402へ排出された油(吐出冷媒ガスを含む)を吐出カバー外周空間130へ導くために、仕切り部401の一部に貫通孔(第2貫通孔)501が設けられている。この貫通孔501は、バイパス孔2eのほぼ真上に位置するように仕切り部401に形成されている。
前記したように第1実施形態では、圧縮部10と吐出カバー200の内壁面200bとの間に、チャンバ8の内周面8a1に向けて開口する旋回流路2000,2001を有する吐出カバー内空間120が形成されている。そして、吐出カバー内空間120は、貫通孔401aを有する板状の仕切り部401によって上側に形成された上側流路403と下側に形成された下側流路402とに区画されている。
このような構成では、仕切り部401によって吐出カバー内空間120が上側流路403と下側流路402との二つに分割される。ここで、上側流路403は圧縮部10から離間されることになるため、上側流路403を流れる作動流体から圧縮室100への熱伝達は小さくなる。このため、全体として、吐出された作動流体から圧縮室100への熱伝達加熱を抑制することができる。これにより、圧縮機効率の向上が図られる。
また、本実施形態では、下側流路402は、作動流体が流れる際の圧力損失が上側流路403よりも大きくなるように構成されている。このような構成では、上側流路403と下側流路402との圧力損失の差によって、下側流路402では吐出された作動流体の流れがよどみ、下側流路402を流れる作動流体の流量は上側流路403よりも少なくなる。下側流路402は圧縮部10の表面を流れる流路であるため、下側流路402内の流れをよどませて流れにくくすることは、圧縮室100の熱伝達加熱をより抑制することにつながる。
また、本実施形態では、仕切り部401の貫通孔401aは、吐出口2dに対向する位置に形成されている。このような構成では、吐出口2dから吐出する作動流体は、仕切り部401の貫通孔401aを通って上側流路403に流れ込みやすくなる。したがって、圧縮部10の表面を流れる流路である下側流路402に流れ込む作動流体を減らすことによって、圧縮室100の熱伝達加熱がより抑制される。
また、本実施形態では、圧縮部10は、圧縮途中の作動流体をバイパス排出するためのバイパス孔2eを有し、仕切り部401は、バイパス孔2eに対向する位置に形成された貫通孔(第2貫通孔)501を有する。このような構成では、上側流路403を流れる作動流体の一部が、仕切り部401の貫通孔501を通って下側流路402へ流れ、バイパス孔2eから排出された油と共に吐出カバー外周空間130へ流れる。したがって、圧縮部10の上面に油が貯留して、その油が圧縮室100を加熱することを抑制することができる。
(第2実施形態)
図6、図7を用いて第2実施形態を第1実施形態と相違する点を中心に説明する。
図6に示すように、第2実施形態でも、吐出カバー内空間120は、板状の仕切り部601によって上側に形成された上側流路403と、下側に形成された下側流路402とに区画されている。また、上側流路403よりも下側流路402の圧力損失が大きくなるような流路構造が形成されている。
第2実施形態では、仕切り部601は、該仕切り部601の外周側端部の一部が圧縮部10側、すなわち下側に向けて屈曲させられた屈曲部601aを有している。そして、下側流路402の断面積が、屈曲部601aによって局所的に縮小させられている。
このような構成では、下側流路402の断面積が屈曲部601aによって局所的に縮小させられているため、下側流路402に大きな圧力損失が生じる。したがって、作動流体は下側流路402内を流れにくくなり、圧縮室100の熱伝達加熱がより一層抑制される。
また、図7に示すように、第2実施形態では、仕切り部601の屈曲部601a周辺の流路距離は、A<B、かつA<Cに設定されている。ここで、Aは、圧縮部10(固定スクロール2)の上面2tと屈曲部601aの先端との距離である。Bは、圧縮部10(固定スクロール2)の上面2tに設置された板状のリテーナ22aの上面と下側流路402に接する仕切り部601の下面601bとの距離である。Cは、上側流路403に接する仕切り部601の上面601cと上側流路403に接する吐出カバーの内壁面200bとの距離である。この場合、AをB,Cに比べて極力小さくすることが好ましい。
このような屈曲部601a周辺の流路距離を満たすことは、吐出カバー内空間120の下側流路402の圧力損失増大に効果的である。その下側流路402の圧力損失増大により、下側流路402では吐出冷媒ガスの流れがよどみ、吐出冷媒ガスの流れが殆ど生じない。そのため、固定スクロール2の上面2tへの熱伝達加熱が生じ難く、圧縮室100の熱伝達加熱が抑制されて、圧縮機効率の向上の効果を得る。
(第3実施形態)
図8、図9を用いて第3実施形態を第1実施形態と相違する点を中心に説明する。
図8に示すように、第3実施形態では、仕切り部801において吐出口2dから流れ出る殆どの吐出冷媒ガスを通過させる貫通孔801aに、管801bが接続されている。この管801bは、吐出口2dの内壁面2d1に接触して固定されている。この構造によって、仕切り部801は、固定スクロール2の吐出口2dの内壁面2d1以外との接触部を持たず、かつ上下に分割された吐出カバー内空間120を形成する。
このような構成では、仕切り部801が固定スクロール2の中で最も高温になる吐出口2dの内壁面2d1だけで接触固定されている。このため、仕切り部801が吐出冷媒ガスから受けた熱によって固定スクロール2(圧縮室100)を再加熱することがない。よって吐出カバー内空間120を上下分割する効果とともに、吐出冷媒ガスから固定スクロール2の上面2tへの熱伝達加熱以外に、加熱経路をなくすことができる。これにより、さらなる圧縮室100の熱伝達加熱の抑制につながる。
仕切り部801は、管801bが吐出口2dの内壁面2d1に圧入されることによって、固定スクロール2に固定されている。ただし、管801bの外周面および吐出口2dの内壁面2d1にねじを施し、管801bが吐出口2dの内壁面2d1にねじ込まれることによって、仕切り部801が固定スクロール2に固定されてもよい。
また、図9に示すように、圧縮室100内の冷媒ガスの一部をバイパス孔2eへ通して排出する機構が存在する。バイパス孔2eから排出される冷媒ガスは、油を含んでおり、この油と共に吐出カバー内空間120の下側流路402へ排出される。油が固定スクロール2の上面2tに貯留すると、その油が固定スクロール2の上面2tを加熱する可能性がある。
その場合、第1実施形態において記載した通り、バイパス孔2eから下側流路402へ排出された油を吐出カバー外周空間130へ導くために、仕切り部801の一部に貫通孔901が設けられることが好ましい。この貫通孔901は、バイパス孔2eのほぼ真上に位置するように仕切り部801に形成される。
以上、本発明について実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、前記した実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、前記した実施形態では、容積型圧縮機として、スクロール圧縮機1を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、チャンバ8内の圧縮部10の例えば上部に向かって内部吐出する形式を備える容積型圧縮機全般に適用可能である。本発明の容積型圧縮機は、冷凍サイクル装置の冷媒圧縮機として好適に使用することができる。
1 スクロール圧縮機
2d 吐出口(機内吐出部)
2d1 内壁面
2e バイパス孔
8 チャンバ
8a1 内周面
10 圧縮部
12 圧縮上部空間(第1空間)
13 圧縮下部空間(第2空間)
22a リテーナ
50 吸込パイプ(吸込流路)
55 吐出パイプ(機外吐出部)
100 圧縮室
105 貯油部
120 吐出カバー内空間
200 吐出カバー
200b 内壁面
401,601,801 仕切り部
401a,801a 貫通孔
402 下側流路(第2流路)
403 上側流路(第1流路)
501,901 貫通孔(第2貫通孔)
601a 屈曲部
801b 管
2000 旋回流路
2001 旋回流路

Claims (5)

  1. 吸込流路によって外部から導入した作動流体を圧縮する圧縮室を備える圧縮部と、
    前記圧縮部を取り囲み、前記圧縮部の一方側に第1空間、前記圧縮部の他方側に第2空間を形成するチャンバと、
    前記圧縮部で昇圧した作動流体を該圧縮部から前記第1空間へ向けて吐出する機内吐出部の前記一方側を覆うように設けられた吐出カバーと、
    前記第1空間から外部へ、昇圧した作動流体を吐出する機外吐出部と、
    前記チャンバの底部に設けられた貯油部と、を備え、
    前記圧縮部と前記吐出カバーの内壁面との間に、前記チャンバの内周面に向けて開口する旋回流路を有する吐出カバー内空間が形成されており、
    前記吐出カバー内空間は、貫通孔を有する板状の仕切り部によって前記吐出カバー側に形成された第1流路と前記圧縮部側に形成された第2流路とに区画されており、
    前記旋回流路は、該旋回流路に沿って流れることで作動流体に旋回成分を与えるものであって、前記仕切り部によって前記第1流路と前記第2流路とに分割されており、
    前記第2流路は、作動流体が流れる際の圧力損失が前記第1流路よりも大きくなるように構成されており、
    前記仕切り部は、該仕切り部の外周側端部の一部が前記圧縮部側に向けて屈曲させられた屈曲部を有し、
    前記第2流路の断面積が、前記屈曲部によって局所的に縮小させられている
    ことを特徴とする容積型圧縮機。
  2. 請求項に記載の容積型圧縮機において、
    前記圧縮部の前記一方側の面と前記屈曲部の先端との距離をA、
    前記圧縮部の前記一方側の面に設置された板状のリテーナと前記第2流路に接する前記仕切り部の前記他方側の面との距離をB、
    前記第1流路に接する前記仕切り部の前記一方側の面と前記第1流路に接する前記吐出カバーの内壁面との距離をCとした場合、
    A<B、かつA<Cに設定されている
    ことを特徴とする容積型圧縮機。
  3. 請求項1に記載の容積型圧縮機において、
    前記貫通孔は、前記機内吐出部に対向する位置に形成されている
    ことを特徴とする容積型圧縮機。
  4. 吸込流路によって外部から導入した作動流体を圧縮する圧縮室を備える圧縮部と、
    前記圧縮部を取り囲み、前記圧縮部の一方側に第1空間、前記圧縮部の他方側に第2空間を形成するチャンバと、
    前記圧縮部で昇圧した作動流体を該圧縮部から前記第1空間へ向けて吐出する機内吐出部の前記一方側を覆うように設けられた吐出カバーと、
    前記第1空間から外部へ、昇圧した作動流体を吐出する機外吐出部と、
    前記チャンバの底部に設けられた貯油部と、を備え、
    前記圧縮部と前記吐出カバーの内壁面との間に、前記チャンバの内周面に向けて開口する旋回流路を有する吐出カバー内空間が形成されており、
    前記吐出カバー内空間は、貫通孔を有する板状の仕切り部によって前記吐出カバー側に形成された第1流路と前記圧縮部側に形成された第2流路とに区画されており、
    前記旋回流路は、該旋回流路に沿って流れることで作動流体に旋回成分を与えるものであって、前記仕切り部によって前記第1流路と前記第2流路とに分割されており、
    前記圧縮部は、圧縮途中の作動流体をバイパス排出するためのバイパス孔を有し、
    前記仕切り部は、前記バイパス孔に対向する位置に形成された第2貫通孔を有する
    ことを特徴とする容積型圧縮機。
  5. 請求項に記載の容積型圧縮機において、
    前記仕切り部の前記貫通孔に、管が接続されており、
    前記管は、前記機内吐出部の内壁面に接触して固定されている
    ことを特徴とする容積型圧縮機。
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