JP2018035800A - 密閉型電動圧縮機、及び、冷凍機器 - Google Patents

密閉型電動圧縮機、及び、冷凍機器 Download PDF

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Shuhei Niimura
修平 新村
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有吾 向井
哲也 田所
Tetsuya Tadokoro
哲也 田所
智仁 秋山
Tomohito Akiyama
智仁 秋山
大我 渕野
Taiga Fuchino
大我 渕野
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Naoki Masuda
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Abstract

【課題】密閉容器1の外部に流出する油の流出量を低減する。【解決手段】密閉型電動圧縮機(スクロール圧縮機S)は、固定部材(固定スクロール4)と移動部材(旋回スクロール3)とにより形成される圧縮室9に吸い込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部2と、圧縮機構部を収納すると共に、圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器1と、圧縮機構部の駆動源となる電動機部7と、固定部材の上面に配置された遮蔽板18と、を備えている。固定部材と遮蔽板とは、密閉容器の軸心に対して円周方向に吐出ガスを導く1乃至複数の流路20を形成している。遮蔽板は、流路の出口25付近で下方に傾斜する傾斜部18aを有している。【選択図】図2

Description

本発明は、密閉型電動圧縮機、及び、これを備える冷凍機器に関する。
密閉型電動圧縮機としては、例えば、冷凍機や空気調和機等の冷凍機器に用いられているスクロール圧縮機がある。スクロール圧縮機は、密閉容器の内部に固定設置された固定スクロールと、密閉容器の内部に偏心回動(旋回)可能に設置された旋回スクロールとを用いて冷媒等の作動流体を圧縮する装置である。
スクロール圧縮機は、固定スクロールや旋回スクロール等からなる圧縮機構部と、圧縮機構部を駆動する電動機部と、電動機部の回転力を圧縮機構部に伝達するためのクランクシャフトとを備えている。
また、スクロール圧縮機は、密閉容器の底部の油を、クランクシャフトの内部に設けられた貫通孔(油孔)を通じてクランクシャフトを回転自在に支持している軸受部や圧縮機構部の摺動部(旋回スクロール等)、圧縮室に供給する給油機構を備えている。油は、軸受部や圧縮機構部の摺動部に供給されることによって、軸受部や摺動部の円滑な動作を確保すると共にこれらを冷却する。また、油は、圧縮室に供給されることによって、圧縮室に油膜を形成して圧縮時の冷媒の洩れを低減させる。
しかしながら、軸受部や摺動部、圧縮室に供給された油は、ミスト化して、冷媒の中に混入してしまう。仮に冷媒の中に混入した油が密閉容器の外部の冷凍サイクルに流出してしまうと、冷凍サイクルにおける配管圧力損失や、冷凍サイクルにおける凝縮器の熱交換器や蒸発器の熱交換器での熱交換効率の低下等が発生する。
そのため、スクロール圧縮機は、冷媒の中に混入した油を冷媒から分離すること(特に圧縮室から密閉容器の内部の上部空間に吐出される冷媒の吐出ガスの中に混入した油を吐出ガスから分離すること)が望まれている。そこで、例えば、特許文献1に記載されたスクロール圧縮機が提案されている。
特許文献1に記載された従来のスクロール圧縮機は、固定スクロールの吐出口(吐出孔)と密閉容器の内部の上部空間との間にカバー部材(吐出カバー)を配置し、カバー部材の内部で吐出ガスを旋回させてカバー部材の内部から密閉容器の内部の上部空間(第1室)に放出する構成になっている。
その従来のスクロール圧縮機は、カバー部材の内部で密閉容器の軸心に対して円周方向の回転力を吐出ガスに与えて、カバー部材に設けられた流路出口を介してカバー部材の内部から密閉容器の内部の上部空間に吐出ガスを放出する。このとき、密閉容器の内部の上部空間では、吐出ガスに与えられた回転力により、密閉容器の円周方向に向かう吐出ガスの旋回流が発生する。その旋回流の遠心力により、吐出ガス中の油(油滴)が吐出ガスから分離される。分離された油は、密閉容器の内部の上部空間で落下して、密閉容器と電動機部との間に設けられた流路を通って密閉容器の底部に戻る。一方、油が分離された吐出ガス(油分離後の吐出ガス)は、密閉容器に設けられた吐出パイプを通って密閉容器の外部の冷凍サイクルに放出される。
特開平7−189940号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のスクロール圧縮機は、以下に説明するように、依然として油が密閉容器の外部の冷凍サイクルに流出する可能性があり、油の流出量を低減することが望まれている、という課題があった。
例えば、特許文献1に記載された従来のスクロール圧縮機では、カバー部材の流路出口が上部方向(具体的には、吐出パイプの開口部の方向)に向けられていた。したがって、従来のスクロール圧縮機は、カバー部材の流路出口から密閉容器の内部の上部空間に放出される吐出ガスに対して、上方向(具体的には、吐出パイプの開口部の方向)に向かう方向性を与えてしまっていた。
そのため、密閉容器の内部の上部空間で遠心力により分離された油が、落下せずに、油分離後の吐出ガスの流れに乗って舞い上がってしまい、油分離後の吐出ガスと共に吐出パイプを通って密閉容器の外部の冷凍サイクルに流出することがあった。そのため、従来のスクロール圧縮機は、油の流出量を低減することが望まれていた。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、密閉容器の外部に流出する油の流出量を低減する密閉型電動圧縮機、及び、これを備える冷凍機器を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、固定部材と移動部材とにより形成される圧縮室に吸い込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を収納すると共に、前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器と、前記圧縮機構部の駆動源となる電動機部と、前記固定部材の上面に配置された遮蔽板と、を備え、前記固定部材と前記遮蔽板とは、前記密閉容器の軸心に対して円周方向に吐出ガスを導く1乃至複数の流路を形成しており、前記遮蔽板は、前記流路の出口付近で下方に傾斜する傾斜部を有していることを特徴とする密閉型電動圧縮機、及び、これを備える冷凍機器とする。
また、第2発明は、固定部材と移動部材とにより形成される圧縮室に吸い込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を収納すると共に、前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器と、前記圧縮機構部の駆動源となる電動機部と、前記圧縮室の内部に過圧縮ガスが発生した際に当該過圧縮ガスを前記圧縮室の外部に放出するためのリリース弁装置と、前記固定部材の上面に配置され、かつ、前記リリース弁装置を保持するためのリテーナと、を備え、前記固定部材と前記リテーナとは、前記密閉容器の軸心に対して円周方向に吐出ガスを導く1乃至複数の流路を形成しており、前記リテーナは、前記流路の出口付近で下方に傾斜する傾斜部を有していることを特徴とする密閉型電動圧縮機、及び、これを備える冷凍機器とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、密閉容器の外部に流出する油の流出量を低減することができる。
実施形態1に係る冷凍機器の概略構成を示す図である。 実施形態1に係る密閉型電動圧縮機の一例としてのスクロール圧縮機の縦断面図である。 実施形態1に係る圧縮機全体の冷媒及び油の流れを示す図である。 図3に示すX1−X1断面における冷媒及び油の流れを示す図である。 図3に示すX2−X2断面における冷媒及び油の流れを示す図である。 実施形態2に係る密閉型電動圧縮機の一例としてのスクロール圧縮機の縦断面図である。 実施形態3に係る密閉型電動圧縮機の一例としてのスクロール圧縮機の縦断面図である。 実施形態4に係る密閉型電動圧縮機の一例としてのスクロール圧縮機における蓋チャンバの構成を示す図である。 実施形態5に係る密閉型電動圧縮機の一例としてのスクロール圧縮機の縦断面図である。 実施形態6に係る密閉型電動圧縮機の一例としてのスクロール圧縮機の縦断面図である。 変形例に係るスクロール圧縮機の縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
本実施形態1は、カバー部材(本実施形態1では、後記する遮蔽板18(図2参照))の形状を工夫することで、密閉容器の外部に流出する油の流出量を低減する密閉型電動圧縮機Sを提供する。
<冷凍機器の構成>
本実施形態1に係る密閉型電動圧縮機は、冷凍機器に用いられるものである。ここで、「冷凍機器」とは、冷凍サイクルにより冷熱を供給する装置(例えば、冷凍機や、冷凍・冷蔵ショーケース、冷房運転する空気調和機等)だけでなく、ヒートポンプサイクルにより熱を供給する装置(例えば、ヒートポンプ式給湯機や、暖房運転する空気調和機等)を含むものである。冷凍機器は、密閉型電動圧縮機と、減圧手段と、凝縮器と、蒸発器と、を有している。
以下、図1を参照して、本実施形態1に係る冷凍機器の構成につき説明する。図1は、冷凍機器の一例としての空気調和機101の概略構成を示す図である。ここでは、冷凍機器が空気調和機として構成されている場合を想定して説明する。また、密閉型電動圧縮機がスクロール圧縮機として構成されている場合を想定して説明する。
図1に示すように、本実施形態1に係る冷凍機器である空気調和機101は、スクロール圧縮機Sと、四方弁102と、膨張弁103と、室内熱交換器104と、室外熱交換器105とを備えている。スクロール圧縮機Sは、四方弁102と接続されている。四方弁102と室内熱交換器104と膨張弁103と室外熱交換器105とは、所定の配管106により、この順番で環状に接続されている。
スクロール圧縮機Sは、本実施形態1に係る密閉型電動圧縮機である。
四方弁102は、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流れを逆にする装置である。
膨張弁103は、冷媒を減圧させて膨張させる減圧手段である。
室内熱交換器104と室外熱交換器105は、それぞれ、凝縮器及び蒸発器のいずれか一方として選択的に切り替えて使用される装置である。
空気調和機101は、四方弁102を切り替えることで冷房運転と暖房運転との双方を行うことができる。図1中、実線矢印Xは冷房運転時におけるガス状の冷媒(作動流体)の循環方向を示している。また、破線矢印Yは暖房運転時における冷媒の循環方向を示している。
例えば、冷房運転時に、空気調和機101は、室内熱交換器104を蒸発器として使用すると共に、室外熱交換器105を凝縮器として使用する。このとき、空気調和機101は、スクロール圧縮機Sで冷媒を圧縮して、冷媒を高温高圧の状態にする。そして、空気調和機101は、スクロール圧縮機Sから四方弁102に冷媒を吐出して、吐出された冷媒を実線矢印Xの方向に流す。すなわち、空気調和機101は、吐出された冷媒を、四方弁102から、室外熱交換器105、膨張弁103、室内熱交換器104、四方弁102の順に流す。その際に、空気調和機101は、膨張弁103で冷媒を膨張させることにより冷媒の温度を低下させ、室内熱交換器104で冷媒と室内空気との間で熱交換する。このとき、冷媒の温度は、室内空気の温度よりも低くなっているので、室内を冷房する。この後、空気調和機101は、冷媒を四方弁102からスクロール圧縮機Sに戻す。空気調和機101は、このような動作を繰り返す。
一方、暖房運転時に、空気調和機101は、室内熱交換器104を凝縮器として使用すると共に、室外熱交換器105を蒸発器として使用する。このとき、空気調和機101は、スクロール圧縮機Sで冷媒を圧縮して、冷媒を高温高圧の状態にする。そして、空気調和機101は、スクロール圧縮機Sから四方弁102に冷媒を吐出して、吐出された冷媒を破線矢印Yの方向に流す。すなわち、空気調和機101は、吐出された冷媒を、四方弁102から、室内熱交換器104、膨張弁103、室外熱交換器105、四方弁102の順に流す。その際に、空気調和機101は、室内熱交換器104で冷媒と室内空気との間で熱交換する。このとき、冷媒の温度は、室内空気の温度よりも高くなっているので、室内を暖房する。この後、空気調和機101は、冷媒を四方弁102からスクロール圧縮機Sに戻す。空気調和機101は、このような動作を繰り返す。
<密閉型電動圧縮機の構成>
以下、図2を参照して、本実施形態1に係る密閉型電動圧縮機であるスクロール圧縮機Sの構成につき説明する。図2は、スクロール圧縮機Sの縦断面図である。本実施形態1では、スクロール圧縮機Sが縦型の装置であるものとして説明する。スクロール圧縮機Sは、例えばR32冷媒等を作動流体として使用する。
図2に示すように、スクロール圧縮機Sは、「チャンバ」と称される密閉容器1の内部に、電動機部7と、圧縮機構部2と、クランクシャフト5とを備えている。
電動機部7は、クランクシャフト5を介して後記する旋回スクロール3を偏心回動(旋回)させる機構である。
圧縮機構部2は、後記する旋回スクロール3と後記する固定スクロール4とを噛み合わせることによって後記する圧縮室9を形成する機構である。
クランクシャフト5は、電動機部7の回転動力を圧縮機構部2に伝達するシャフトである。
密閉容器1は、円筒状の筒チャンバ1aと、筒チャンバ1aの上部に溶接される蓋チャンバ1bと、筒チャンバ1aの下部に溶接される底チャンバ1cとで構成されている。密閉容器1の内部の上部(蓋チャンバ1bの内部)には、密閉されたチャンバ内空間54が形成されている。チャンバ内空間54は、圧縮室9で圧縮された冷媒の吐出ガスが吐出される吐出圧力空間である。チャンバ内空間54は、上面視で円形状を呈している。
また、蓋チャンバ1bの上面には、吸込パイプ14と吐出パイプ17が溶接又はロウ付けされて固定配置されている。吸込パイプ14は、圧縮機構部2に設けられた吸込室10に連通するように取り付けられている。一方、吐出パイプ17は、チャンバ内空間54に連通するように取り付けられている。スクロール圧縮機Sは、吐出パイプ17を介してチャンバ内空間54と密閉容器1の外部の冷凍サイクルとを連通している。このスクロール圧縮機Sは、チャンバ内空間54が高圧雰囲気となる、いわゆる高圧チャンバタイプの圧縮機である。
密閉容器1の内部には、スクロール圧縮機Sを組み立てる際の適当な段階で油(冷凍機油等の潤滑油)が封入されている。そして密閉容器1の底部には、油溜まり12が形成されている。
電動機部7は、固定子15と、回転子16とを備えている。
固定子15は、回転磁界を発する部材である。
回転子16は、固定子15の発する回転磁界により回転する部材である。
固定子15は、焼き嵌めや溶接等により密閉容器1の内部に固定されている。回転子16は、固定子15の内側に回転可能に配置されている。その回転子16には、クランクシャフト5が固定されている。クランクシャフト5の上端部は、軸心から一方向に膨らむ偏心部として構成されている。そのクランクシャフト5の偏心部には、旋回スクロール3が取り付けられている。電動機部7は、クランクシャフト5を回転させることにより、旋回スクロール3を偏心回動(旋回)させることができる。
圧縮機構部2は、旋回スクロール3と、固定スクロール4と、フレーム6と、オルダムリング8と、リリース弁装置21とを備えている。
旋回スクロール3は、密閉容器1の内部に偏心回動(旋回)可能に設置され、偏心回動(旋回)することにより、固定スクロール4との間に冷媒を圧縮するための圧縮室9を形成する移動部材である。旋回スクロール3は、渦巻き状に形成された旋回スクロールラップ3aと、旋回スクロールラップ3aが立設された鏡板3bとを有している。
固定スクロール4は、密閉容器1の内部に固定設置された固定部材である。固定スクロール4は、渦巻き状に形成された固定スクロールラップ4aと、固定スクロールラップ4aが立設された天板4dとを有している。
固定スクロール4の外周部分には、吸い込んだ冷媒を圧縮室9に送り込む吸込室10が設けられている。吸込室10は、吸込口4bを介して圧縮室9と連通している。また、固定スクロール4の天板4dの中央部には、圧縮室9で圧縮された冷媒の吐出ガスが吐出(放出)される吐出口4cが設けられている。その固定スクロール4の天板4dには、天板4dの上面を覆う遮蔽板18が取り付けられている。また、固定スクロール4の天板4dには、リリース弁装置21を保持するリテーナ22が取り付けられている。
旋回スクロール3は、固定スクロール4と相対向して旋回自在に配置されている。圧縮機構部2は、固定スクロールラップ4aと旋回スクロールラップ3aとを噛み合わせた状態で旋回スクロール3を偏心回動(旋回)させることにより、固定スクロールラップ4aと旋回スクロールラップ3aとの間に、圧縮室9を形成する。
フレーム6は、クランクシャフト5の主軸を回転自在に支持する部材である。フレーム6は、その外周側が溶接によって密閉容器1の筒チャンバ1aの内壁面に固定されている。固定スクロール4は、ボルトによりフレーム6と締結され固定されている。
オルダムリング8は、固定スクロール4に対して旋回スクロール3を自転させずに偏心回動(旋回)を行わせるための自転規制部材である。オルダムリング8は、旋回スクロール3とフレーム6との間に配置されている。オルダムリング8は、図示せぬキー部を備えている。キー部は、旋回スクロール3に形成された旋回オルダム溝(図示せず)と、フレーム6に形成されたフレームオルダム溝(図示せず)とに挿入されている。これにより、オルダムリング8は、旋回スクロール3の自転を規制している。
リリース弁装置21は、圧縮室9の圧力が高くなり過ぎないように、圧縮室9から密閉容器1の内部の上部空間(チャンバ内空間54)に圧力を逃がすための装置である。リリース弁装置21は、固定スクロール4の天板4dに取り付けられたリテーナ22によって保持されている。
クランクシャフト5の下端は密閉容器1の底部の油溜まり12へ延びている。クランクシャフト5の内部には、軸方向に沿って貫通孔である油孔5aが設けられている。油溜まり12に溜まった油は、油孔5aを通ってクランクシャフト5を回転自在に支持している軸受部31a,31bや圧縮機構部2の摺動部(旋回スクロール3等)、圧縮室9に供給される。軸受部31aは、旋回スクロール3の内周部に配置され、クランクシャフト5の偏心部を回転自在に保持している軸受である。軸受部31bは、フレーム6の内周部に配置され、クランクシャフト5の円筒部を回転自在に保持している軸受である。油は、軸受部31a,31bや圧縮機構部2の摺動部(旋回スクロール3等)に供給されることによって、軸受部31a,31bや摺動部の円滑な動作を確保すると共にこれらを冷却する。また、油は、圧縮室9に供給されることによって、圧縮室9に油膜を形成して圧縮時の冷媒の洩れを低減させる。
なお、軸受部31a,31bや摺動部(旋回スクロール3等)、圧縮室9に供給された油は、ミスト化して、冷媒の中に混入している。そして、吐出口4cから吐出される冷媒の吐出ガスの中には、ミスト化した油が多く含まれている。
そこで、スクロール圧縮機Sは、吐出ガスから油を分離するために、吐出口4cとチャンバ内空間54との間にカバー部材としての遮蔽板18を配置し、遮蔽板18の内部(下面側)で吐出ガスを流動させて遮蔽板18の内部からチャンバ内空間54に放出する構成になっている。遮蔽板18は、吐出口4cの上方をカバーするカバー部材である。遮蔽板18は、ボルトにより固定スクロール4の上面に締結され固定されている。遮蔽板18の内部には、吐出口4cから吐出された吐出ガスを流動させる吐出ガス流路20が設けられている。なお,遮蔽板18の固定は、ボルトの他に、リベットなどを用いてもよい。
スクロール圧縮機Sは、吐出ガス流路20で密閉容器1の円周方向に向かう推進力を吐出ガスに与えて、遮蔽板18に設けられた流路出口25を介して遮蔽板18の内部からチャンバ内空間54に吐出ガスを放出する。
このとき、チャンバ内空間54では、吐出ガスに与えられた推進力により、密閉容器1の円周方向に向かう吐出ガスの旋回流が発生する。その旋回流の遠心力により、吐出ガス中の油(油滴)が吐出ガスから分離される。
スクロール圧縮機Sは、吐出ガスから分離された油を密閉容器1の底部の油溜まり12に戻すために、側面流路13や微小隙間26を備えている。側面流路13は、固定スクロール4やフレーム6の外周面に形成された溝状の流路である。微小隙間26は、固定スクロール4の外周面と密閉容器1の筒チャンバ1aの内壁面との間及びフレーム6の外周面と密閉容器1の筒チャンバ1aの内壁面との間のほぼ全周に亘って形成された隙間である。また、固定スクロール4やフレーム6の外周面には、リード線通し溝19(図4参照)が設けられている。リード線通し溝19(図4参照)は、電動機部7の固定子15に電源を供給するリード線(図示せず)を通すための溝である。
ミスト化した油を含む冷媒は、側面流路13や微小隙間26、リード線通し溝19(図4参照)を通って密閉容器1の内部に充満する。また、チャンバ内空間54で吐出ガスから分離された油は、側面流路13や微小隙間26、リード線通し溝19(図4参照)を通って密閉容器1の底部の油溜まり12に戻る。
なお、遮蔽板18は、流路出口25付近で下方に傾斜する傾斜部18aを有している。そのため、スクロール圧縮機Sは、遮蔽板18の内部からチャンバ内空間54に吐出ガスを放出する際に、傾斜部18aで下方向に向けて吐出ガスを放出する(噴出させる)ことができる。その結果、流路出口25から放出された吐出ガスは、軸方向下向きの方向性を有する旋回流となって密閉容器1の内壁面に沿って流動する。
ここで、図3を参照し、スクロール圧縮機Sの内部での冷媒及び油の流れにつき説明する。図3は、スクロール圧縮機Sの冷媒及び油の流れを示す図である。図3中、実線矢印は、油の流れを示している。また、白抜き矢印は、ミスト化した油を含む吐出ガスの流れを示している。また、破線矢印は、油分離後の吐出ガスの流れを示している。
図3において実線矢印で示すように、油溜まり12に溜まった油は、クランクシャフト5の油孔5aを通って、クランクシャフト5の上端部の偏心部に供給される。油は軸受部31aや圧縮機構部2に供給され、その一部がミスト化して冷媒に混入する。
図3において白抜き矢印で示すように、ミスト化した油を含む冷媒は、圧縮室9で圧縮され、吐出ガスとして吐出口4cから遮蔽板18内の吐出ガス流路20に吐出される。ミスト化した油を含む冷媒は、吐出ガス流路20内を流動し、流路出口25を介して遮蔽板18の内部からチャンバ内空間54に放出される。その際に、傾斜部18aが遮蔽板18の流路出口25付近に設けられているため、スクロール圧縮機Sは、吐出ガスに対して、下方向に向かう方向性を与えることができる。その結果、スクロール圧縮機Sは、下方向に向けて吐出ガスを放出することができる。このようなスクロール圧縮機Sは、チャンバ内空間54で遠心力により分離された油が落下せずに油分離後の吐出ガスの流れに乗って舞い上がってしまうことを抑制することができる。これにより、スクロール圧縮機Sは、油を密閉容器1の底部の油溜まり12に落下させ易くすることができ、その結果、スクロール圧縮機Sは、油の流出量を低減することができる。
一方、図3において破線矢印で示すように、油が分離された吐出ガス(油分離後の吐出ガス)は、吐出パイプ17を通って密閉容器1の外部の冷凍サイクルに放出される。
以下、図4及び図5を参照して、吐出口4cから吐出された吐出ガス及びそれに含まれている油の流れにつき説明する。図4は、図3に示すX1−X1断面における冷媒及び油の流れを示す図である。図4は、吐出口4cから吐出された吐出ガスの流れを上方向から見た例を示している。図5は、図3に示すX2−X2断面における冷媒及び油の流れを示す図である。図5は、流路出口25から放出された油分離後の吐出ガスの流れを下方向から見た例を示している。ただし、図4及び図5は、遮蔽板18を透過して見た構成を示している。
図4に示すように、固定スクロール4の天板4dの上面には、密閉容器1の軸心に対して円周方向の回転力を吐出ガスに与えるように、吐出ガスの流れをガイドする天板側溝23が設けられている。一方、遮蔽板18は、一部分が上方向に突出する形状を呈している(図3参照)。その遮蔽板18の突出している部分の内部には、天板側溝23に沿う形状の遮蔽板側溝24が設けられている。天板側溝23と遮蔽板側溝24とは、互いが重なることにより、吐出ガスが流動する吐出ガス流路20を形成している。また、遮蔽板18の流路出口25付近には、下方向に傾斜する傾斜部18a(図5の斜線を付した箇所参照)が設けられている。
吐出ガス流路20は、吐出口4cの周囲の比較的広い空間部分である中央部20aと、流路出口25付近の比較的狭い空間部分である外周部20bとによって構成されている。中央部20aと外周部20bとは、なだらかな曲線状のガイド壁面4asによって繋がっている。ガイド壁面4asは、遮蔽板側溝24の側壁面である。また、外周部20bの延在方向は、密閉容器1の内壁面に対して傾いて交差するように形成されている。なお、本実施形態1では、吐出ガス流路20は、2つの外周部20bを備える形状になっている。しかしながら、外周部20bの数は、1つだけにすることも、又は、3つ以上にすることもできる。
図4中、白抜き矢印は、ミスト化した油を含む吐出ガスの流れを示している。図4において白抜き矢印で示すように、吐出口4cから吐出された吐出ガスは、吐出ガス流路20の中央部20aで四方に分散した後、ガイド壁面4asに沿って密閉容器1の径方向に流れて、吐出ガス流路20の外周部20bに流れ込む。このとき、スクロール圧縮機Sは、密閉容器1の円周方向に向かう推進力を吐出ガスに与える。外周部20bに流れ込んだ吐出ガスは、流路出口25を介してチャンバ内空間54に放出される。チャンバ内空間54に放出された吐出ガスは、密閉容器1の内壁面に沿ってチャンバ内空間54を流動する。その際に、吐出ガス中の油(油滴)が吐出ガスから分離される。このとき、吐出ガス流路20からチャンバ内空間54に放出される吐出ガスは、傾斜部18aによって下方向に向かう方向性が与えられているため、吐出ガスから分離された油を舞い上げさせることがない。その結果、スクロール圧縮機Sは、分離された油を効率よく落下させることができる。
図5に示すように、密閉容器1の蓋チャンバ1bの中央付近には、吐出パイプ17が取り付けられている。図5中、破線矢印は、油分離後の吐出ガスの流れを示している。図5において破線矢印で示すように、油分離後の吐出ガスは、密閉容器1の内部を旋回しながら、密閉容器1の内壁面から吐出パイプ17の方向に流れ、吐出パイプ17を通って密閉容器1の外部の冷凍サイクルに放出される。そのため、スクロール圧縮機Sは、油分の少ない状態で吐出ガスを冷凍サイクルに供給することができる。そのため、スクロール圧縮機Sは、冷凍サイクルにおける配管圧力損失や、冷凍サイクルにおける凝縮器の熱交換器や蒸発器の熱交換器での熱交換効率の低下等の発生を抑制することができる。
<密閉型電動圧縮機の主な特徴>
(1)スクロール圧縮機Sのカバー部材である遮蔽板18は、流路出口25付近で下方に傾斜する傾斜部18aを有している。そのため、スクロール圧縮機Sは、遮蔽板18の内部からチャンバ内空間54に吐出ガスを放出する際に、傾斜部18aで下方向に向けて吐出ガスを放出することができる。これにより、スクロール圧縮機Sは、油を密閉容器1の底部の油溜まり12に落下させ易くすることができ、その結果、スクロール圧縮機Sは、油の流出量を低減することができる。
なお、遮蔽板18は、防音カバーとして用いてもよい。
(2)吐出ガス流路20の外周部20bの延在方向は、密閉容器1の内壁面に対して傾いて交差するように形成されている。これにより、スクロール圧縮機Sは、吐出ガス流路20で密閉容器1の円周方向に向かう推進力を吐出ガスに与えることができる。
(3)吐出ガス流路20の外周部20bの数は、2つに限定されない。外周部20bの数は、1つだけにすることも、又は、3つ以上にすることもできる。外周部20bの数が複数(2つ以上)である場合は、少なくとも1つの外周部20bが前記した構造(つまり、遮蔽板18が外周部20bの上に配置されており、その遮蔽板18が傾斜部18aを有する構造)になっている。
(4)吐出ガス流路20は、本実施形態1のように遮蔽板18と固定スクロール4とで形成するようにしてもよい。又は、図11に示すように、吐出ガス流路20は、遮蔽板18とリテーナ22とで形成するようにしてもよい。又は、図示はしていないが、吐出ガス流路20は、リテーナ22と固定スクロール4とで形成するようにしてもよい。
(5)吐出パイプ17の開口部(端面部分)は、遮蔽板18の上方に配置されている。例えば、図2に示すように、吐出パイプ17は、高さ方向に最もスペースがある位置(室内容積が最も広い位置)に設置するとよい。吐出パイプ17をその位置に設けることにより、吐出ガスの流速が遅くなるので、油の落下を促進することができる。つまり、「高さ方向に最もスペースがある位置(室内容積が最も広い位置)」とは、油の飛行距離を長く設定することができる位置であり、油の落下性能を十分に得ることができる位置である。
なお、図5に示すように、吐出パイプ17は、遮蔽板18や密閉容器1の中心から外れた位置に配置されている。
前記した構成において、スクロール圧縮機Sは、チャンバ内空間54で旋回流の遠心力により吐出ガス中の油(油滴)を吐出ガスから効率よく分離すると共に、分離された油が落下せずに油分離後の吐出ガスの流れに乗って舞い上がってしまうことを抑制することができる。これにより、スクロール圧縮機Sは、分離された油を密閉容器1の底部の油溜まり12に落下させ易くすることができ、その結果、油の流出量を低減することができる。
また、スクロール圧縮機Sは、油分の少ない状態で吐出ガスを冷凍サイクルに供給することができるため、冷凍サイクルにおける配管圧力損失や、冷凍サイクルにおける凝縮器の熱交換器や蒸発器の熱交換器での熱交換効率の低下等の発生を抑制することができる。
以上の通り、本実施形態1に係る密閉型電動圧縮機であるスクロール圧縮機S及びこれを備える冷凍機器によれば、密閉容器1の外部に流出する油の流出量を低減することができる。
[実施形態2]
本実施形態2は、吐出ガスに対して、実施形態1に係るスクロール圧縮機S(図2参照)よりも、下方向に向かう方向性を強く与えることができるスクロール圧縮機SAを提供する。
以下、図6を参照して、本実施形態2に係るスクロール圧縮機SAの構成につき説明する。図6は、スクロール圧縮機SAの縦断面図である。
図6に示すように、本実施形態2に係るスクロール圧縮機SAは、実施形態1に係るスクロール圧縮機S(図2参照)と比較すると、遮蔽板18の傾斜部18aだけでなく、固定スクロール4の天板4dの外周部にも傾斜部4eが設けられている点で相違している。
傾斜部4eは、例えば、固定スクロール4の天板4dの外周部に対して、遮蔽板18の傾斜部18aに沿ってテーパを加工することによって設けることができる。傾斜部4eは、遮蔽板18の傾斜部18aと略平行になるように、傾斜部18aに沿って設けるとよい。
係る構成において、スクロール圧縮機SAは、遮蔽板18の傾斜部18aと固定スクロール4の傾斜部4eとで吐出ガスをガイドしながら、チャンバ内空間54に吐出ガスを放出する(噴出させる)ことができる。そのため、スクロール圧縮機SAは、吐出ガスの勢いを阻害することなく、吐出ガスを円滑に流動させることができる。このようなスクロール圧縮機SAは、流路出口25から放出(噴出)される吐出ガスに対して、実施形態1に係るスクロール圧縮機Sよりも、下方向に向かう方向性を強く与えることができる。そのため、スクロール圧縮機SAは、実施形態1に係るスクロール圧縮機Sよりも、分離された油を密閉容器1の底部の油溜まり12に効率よく落下させ易くすることができ、その結果、油の流出量をさらに低減することができる。
以上の通り、本実施形態2に係る密閉型電動圧縮機であるスクロール圧縮機SAによれば、実施形態1に係るスクロール圧縮機Sよりも、密閉容器1の外部に流出する油の流出量をさらに低減することができる。
[実施形態3]
本実施形態3は、実施形態2に係るスクロール圧縮機SA(図6参照)と同様の構成で、かつ、密閉容器1を側面方向に貫通するように吐出パイプ17を配置したスクロール圧縮機SBを提供する。
以下、図7を参照して、本実施形態3に係るスクロール圧縮機SBの構成につき説明する。図7は、スクロール圧縮機SBの縦断面図である。
図7に示すように、本実施形態3に係るスクロール圧縮機SBは、実施形態2に係るスクロール圧縮機SA(図6参照)と比較すると、吐出パイプ17が密閉容器1を側面方向に貫通するように配置されている点で相違している。
このようなスクロール圧縮機SBは、実施形態2に係るスクロール圧縮機SAと同様に、密閉容器1の外部に流出する油の流出量を低減することができる。
しかも、スクロール圧縮機SBは、実施形態2に係るスクロール圧縮機SAよりも、チャンバ内空間54における横方向の吐出パイプ17の開口部(端面部分)の位置を調整し易くすることができる。
[実施形態4]
本実施形態4は、実施形態2に係るスクロール圧縮機SA(図6参照)と同様の構成で、かつ、吸込パイプ14が流路出口25と吐出パイプ17の開口部(端面部分)との間を避けた位置に設置されているスクロール圧縮機SCを提供する。
以下、図8を参照して、本実施形態4に係るスクロール圧縮機SCの構成につき説明する。図8は、スクロール圧縮機SCにおける蓋チャンバ1bの構成を示す図である。図8は、遮蔽板18を透過して、図3に示すX2−X2断面における下方向から見た構成を示している。
図8に示すように、本実施形態4に係るスクロール圧縮機SCは、実施形態1に係るスクロール圧縮機S(図5参照)と比較すると、吸込パイプ14の非設置領域Rnotが規定されている点で相違している。
仮に、流路出口25から放出(噴出)された吐出ガスが接触する位置に吸込パイプ14が設置されていた場合に、吸込パイプ14は、吐出ガスの旋回流を乱してしまう。そこで、本実施形態4に係るスクロール圧縮機SCは、吐出ガスの旋回流を乱すことがないように、吸込パイプ14を設置している。吸込パイプ14の設置位置は、流路出口25と吐出パイプ17の開口部(端面部分)との間を避けた位置が好ましい。特に、本実施形態4では、吸込パイプ14の非設置領域Rnotが規定されており、吸込パイプ14は非設置領域Rnotを避けて設置されている。非設置領域Rnotは、吸込パイプ14を設置しない領域である。
本実施形態4では、流路出口25と、遮蔽板側溝24の側壁面であるガイド壁面4asを延長させた2つの延長線と、密閉容器1の内壁面とで囲まれた領域が、非設置領域Rnotに設定されている。
このような本実施形態4に係るスクロール圧縮機SCは、実施形態1に係るスクロール圧縮機Sと同様に、密閉容器1の外部に流出する油の流出量を低減することができる。
しかも、スクロール圧縮機SCは、流路出口25から放出(噴出)された吐出ガスが吸込パイプ14に接触して、その旋回流が乱れることを抑制することができる。そのため、スクロール圧縮機SCは、密閉容器1の内壁に沿って吐出ガスを円滑に流動させることができ、その結果、その遠心力で吐出ガスからの油の分離性能を向上させることができる。
[実施形態5]
本実施形態5は、実施形態2に係るスクロール圧縮機SA(図6参照)と同様の構成で、かつ、密閉容器1を側面方向に貫通するように吸込パイプ14を配置したスクロール圧縮機SDを提供する。
以下、図9を参照して、本実施形態5に係るスクロール圧縮機SDの構成につき説明する。図9は、スクロール圧縮機SDの縦断面図である。
図9に示すように、本実施形態5に係るスクロール圧縮機SDは、実施形態2に係るスクロール圧縮機SA(図6参照)と比較すると、吸込パイプ14が密閉容器1を側面方向に貫通するように配置されている点で相違している。
このようなスクロール圧縮機SDは、実施形態2に係るスクロール圧縮機SAと同様に、密閉容器1の外部に流出する油の流出量を低減することができる。
しかも、スクロール圧縮機SDは、吸込パイプ14がチャンバ内空間54を通らない構造になっている。そのため、スクロール圧縮機SDは、実施形態4に係るスクロール圧縮機SCと同様に、流路出口25から放出(噴出)された吐出ガスが吸込パイプ14に接触して、その旋回流が乱れることを抑制することができる。そのため、スクロール圧縮機SDは、密閉容器1の内壁に沿って吐出ガスを円滑に流動させることができ、その結果、その遠心力で吐出ガスからの油の分離性能を向上させることができる。
[実施形態6]
本実施形態6は、吐出ガスに対して、実施形態2に係るスクロール圧縮機SA(図6参照)よりも、下方向に向かう方向性を強く与えることができるスクロール圧縮機SEを提供する。
以下、図10を参照して、本実施形態6に係るスクロール圧縮機SEの構成につき説明する。図10は、スクロール圧縮機SEの縦断面図である。
図10に示すように、本実施形態6に係るスクロール圧縮機SEは、実施形態2に係るスクロール圧縮機SA(図6参照)と比較すると、遮蔽板18の外径が固定スクロール4の天板4aの外径よりも大きい構造になっている点で相違している。
このようなスクロール圧縮機SEは、実施形態2に係るスクロール圧縮機SAよりも、遮蔽板18の傾斜部18aの長さを長く延ばすことができる。そのため、スクロール圧縮機SEは、流路出口25から放出(噴出)される吐出ガスに対して、実施形態2に係るスクロール圧縮機SAよりも、下方向に向かう方向性をさらに強く与えることができる。そのため、スクロール圧縮機SEは、実施形態2に係るスクロール圧縮機SAよりも、分離された油を密閉容器1の底部の油溜まり12にさらに効率よく落下させ易くすることができ、その結果、油の流出量をさらに低減することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
[変形例]
例えば、前記した実施形態では、密閉型電動圧縮機がスクロール圧縮機であるものとして説明した。しかしながら、本発明は、スクロール圧縮機以外に、例えばロータリ圧縮機等の様々なタイプの密閉型電動圧縮機にも適用することができる。なお、前記した実施形態では、移動部材が旋回スクロールとなっている。しかしながら、密閉型電動圧縮機がロータリ圧縮機である場合に、移動部材はローラとなる。
また、例えば、前記した実施形態では、カバー部材が遮蔽板18によって構成されている。しかしながら、例えば、図11に示すように、カバー部材はリテーナ22で構成するようにしてもよい。図11は、変形例に係るスクロール圧縮機SFの縦断面図である。
図11に示すように、変形例に係るスクロール圧縮機SFは、実施形態1に係るスクロール圧縮機S(図2参照)と比較すると、固定スクロール4の天板4dの上面が掘り込まれ、天板4dの上面に径方向に延在する吐出ガス流路20aが形成されている点、及び、吐出ガス流路20aの上がリテーナ22で覆われており、リテーナ22がカバー部材として用いられている点で相違している。
このような変形例に係るスクロール圧縮機SFは、実施形態1に係るスクロール圧縮機Sと同様に、密閉容器1の外部に流出する油の流出量を低減することができる。しかも、スクロール圧縮機SFは、遮蔽板18(図2参照)を削除することができるため、実施形態1に係るスクロール圧縮機Sよりも製造コストを低減することもできる。
なお、スクロール圧縮機SFは、実施形態2に係るスクロール圧縮機SA(図6参照)と同様に、固定スクロール4の天板4dの外周部にも傾斜部4eが設けられている構成になっていてもよい。これにより、スクロール圧縮機SFは、スクロール圧縮機SA(図6参照)と同様に、吐出ガスの勢いを阻害することなく、吐出ガスを円滑に流動させることができる。
1 密閉容器
1a 筒チャンバ
1b 蓋チャンバ
1c 底チャンバ
2 圧縮機構部
3 旋回スクロール(移動部材)
3a 旋回スクロールラップ
3b 鏡板
4 固定スクロール(固定部材)
4a 固定スクロールラップ
4b 吸込口
4c 吐出口
4d 天板
4e 傾斜部(テーパ)
5 クランクシャフト
5a 油孔(貫通孔)
6 フレーム
7 電動機部
8 オルダムリング
9 圧縮室
10 吸込室
12 油溜まり
13 側面流路
14 吸込パイプ
15 固定子
16 回転子
17 吐出パイプ
18 遮蔽板(カバー部材)
18a 傾斜部
19 リード線通し溝
20,20a 吐出ガス流路
21 リリース弁装置
22 リテーナ
23 天板側溝
24 遮蔽板側溝
25 流路出口
26 微小隙間
54 チャンバ内空間(吐出圧力空間)
S,SA,SB,SC,SD,SE,SF スクロール圧縮機(密閉型電動圧縮機)

Claims (11)

  1. 固定部材と移動部材とにより形成される圧縮室に吸い込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部を収納すると共に、前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器と、
    前記圧縮機構部の駆動源となる電動機部と、
    前記固定部材の上面に配置された遮蔽板と、を備え、
    前記固定部材と前記遮蔽板とは、前記密閉容器の軸心に対して円周方向に吐出ガスを導く1乃至複数の流路を形成しており、
    前記遮蔽板は、前記流路の出口付近で下方に傾斜する傾斜部を有している
    ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  2. 請求項1に記載の密閉型電動圧縮機において、
    前記固定部材には、前記遮蔽板の傾斜部に沿ってテーパが形成されている
    ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の密閉型電動圧縮機において、
    さらに、冷媒を外部に吐出する吐出パイプを備え、
    前記吐出パイプの開口部は、前記遮蔽板の上方に配置されている
    ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  4. 請求項3に記載の密閉型電動圧縮機において、
    さらに、冷媒を外部から吸込む吸込パイプを備え、
    前記吸込パイプは、前記流路の出口と前記吐出パイプの開口部との間を避けた位置に設置されている
    ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  5. 請求項4に記載の密閉型電動圧縮機において、
    前記固定部材は、1つの前記流路につき2つのガイド壁面を有しており、
    それぞれの前記流路の出口には2つの前記ガイド壁面の延長方向と前記密閉容器の内壁とで囲まれた領域が形成されており、その領域が前記吸込パイプを設置することができない吸込パイプ非設置領域になっている
    ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の密閉型電動圧縮機において、
    前記吸込パイプは、前記密閉容器の側面に設けられている
    ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の密閉型電動圧縮機において、
    前記遮蔽板の外径は、前記固定部材の天板の外径よりも大きい
    ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  8. 固定部材と移動部材とにより形成される圧縮室に吸い込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部を収納すると共に、前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器と、
    前記圧縮機構部の駆動源となる電動機部と、
    前記圧縮室の内部に過圧縮ガスが発生した際に当該過圧縮ガスを前記圧縮室の外部に放出するためのリリース弁装置と、
    前記固定部材の上面に配置され、かつ、前記リリース弁装置を保持するためのリテーナと、を備え、
    前記固定部材と前記リテーナとは、前記密閉容器の軸心に対して円周方向に吐出ガスを導く1乃至複数の流路を形成しており、
    前記リテーナは、前記流路の出口付近で下方に傾斜する傾斜部を有している
    ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  9. 請求項8に記載の密閉型電動圧縮機において、
    前記固定部材には、前記リテーナの傾斜部に沿ってテーパが形成されている
    ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  10. 密閉型電動圧縮機と、減圧手段と、凝縮器と、蒸発器と、を有し、
    前記密閉型電動圧縮機は、
    固定部材と移動部材とにより形成される圧縮室に吸い込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部を収納すると共に、前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器と、
    前記圧縮機構部の駆動源となる電動機部と、
    前記固定部材の上面に配置された遮蔽板と、を備え、
    前記固定部材と前記遮蔽板とは、前記密閉容器の軸心に対して円周方向に吐出ガスを導く1乃至複数の流路を形成しており、
    前記遮蔽板は、前記流路の出口付近で下方に傾斜する傾斜部を有している
    ことを特徴とする冷凍機器。
  11. 密閉型電動圧縮機と、減圧手段と、凝縮器と、蒸発器と、を有し、
    前記密閉型電動圧縮機は、
    固定部材と移動部材とにより形成される圧縮室に吸い込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部を収納すると共に、前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器と、
    前記圧縮機構部の駆動源となる電動機部と、
    前記圧縮室の内部に過圧縮ガスが発生した際に当該過圧縮ガスを前記圧縮室の外部に放出するためのリリース弁装置と、
    前記固定部材の上面に配置され、かつ、前記リリース弁装置を保持するためのリテーナと、を備え、
    前記固定部材と前記リテーナとは、前記密閉容器の軸心に対して円周方向に吐出ガスを導く1乃至複数の流路を形成しており、
    前記リテーナは、前記流路の出口付近で下方に傾斜する傾斜部を有している
    ことを特徴とする冷凍機器。
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