JP2020105954A - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1を用いて本実施例1のスクロール圧縮機の全体構成を説明する。図1は本発明の実施例1を示すスクロール圧縮機の縦断面図である。
前記密閉容器2は、中央の円筒状のケース2a、このケース2aの上部を塞ぐ蓋チャンバ2b、前記ケース2aの底部を塞ぐ底チャンバ2cから構成され、前記蓋チャンバ2bと前記底チャンバ2cは、それぞれ前記ケース2aに溶接されている。また、前記蓋チャンバ2bには吸込パイプ10が設けられ、この吸込パイプ10は固定スクロールに同軸に設けられた吸込ポート5aに接続されている。
吐出カバー30は、図1に示すように、吐出口5bを覆うように前記吐出口5bに対向して固定スクロール5の固定台板5dにボルトなどにより取り付けられている。
なお、図4に示す23はスクロール圧縮機1の脚部である。
吐出口5bから吐出された冷媒ガスと潤滑油は、凸部30aに衝突し、潤滑油は油膜化して上述した原理により、矢印で示すように、吐出カバー30の凸部30a内面に沿って接地部30c方向(固定点Q方向)に流れ、更に接地部30cの背面30ccや側面30cb(図2参照)を伝わって固定台板5d上の外周側に流出する。この潤滑油は、固定スクロール5の外周面と密閉容器2内面との間に形成されている連通溝22(図4参照)を通って圧縮機底部の油溜り部13(図1参照)に溜まる。
0abとの接続部を形成している境界線30acも円形とし、前記接地部30cは前記凸部30aの中心Cに対して、前記衝突中心Oの反対側に設ける構成としている。しかし、この構成には限られず、例えば、前段落で述べた「前記境界線30acにおける前記直線OPの長さが単調に増加する区間」以外の境界線30acの形状を変更することにより、前段落の構成要件を満たしつつ、凸部30aの(幾何)中心を移動させることができることから、特に凸部30aの中心Cを衝突中心Oと一致させることも可能である。従って、凸部30aの中心Cを、前記吐出口5bの位置に対して偏心させるものに限定されるものではない。
本実施例では、前記接地部30cを、図2や図4に示すように、2個設けているが、吐出カバー30を確実に固定できれば1個でも良く、更に3個以上としても良い。
図7は、実施例2における吐出カバーの縦断面図である。本実施例は、凸部30aを一つの球面形状で構成したものである。従って、球面形状の上部が上記実施例1における衝突面30abに相当し、球面形状の下部(外周側)が実施例1の傾斜面30aaに相当する。
本実施例3は、図8に示すように、固定スクロール5の固定台板5dの吐出室側(上面側)で且つ外周側に、吐出カバー30内で分離された油を前記固定スクロール5の外周部まで導く油排出溝5gを形成したものである。即ち、前記固定台板5dの吐出室側の外周部には、固定スクロール5の上面(表面)よりも低く、外周側に貫通した油排出溝5gが形成されている。
他の構成は上記実施例1と同様である。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。更に、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
2c:底チャンバ、2d:吐出室(固定スクロール上部空間)、
3:圧縮機構部、4:電動機部、4a:固定子、4b:回転子、
5:固定スクロール、5a:吸込ポート、5b:吐出口、5c:ラップ、
5d:固定台板、5e:吐出口、5f:鏡板面、5g:油排出溝、
6:旋回スクロール、6a:ラップ、6b:旋回台板、6c:旋回ボス部、
6d:旋回軸受、6e:鏡板面、
7:クランク軸、7a:主軸、7b:偏心部、7c:給油通路、
8:ボルト、9:フレーム、9a:主軸受、10:吸込パイプ、
11:圧縮室、12:オルダムリング、13:油溜り部、14:バランスウェイト、
15:背圧室、16:下フレーム、17:下軸受、18:吐出パイプ、
19:給油パイプ、20:逆止弁、21:油膜、22:連通溝、23:脚部、
30:吐出カバー、30a:凸部、30aa:傾斜面、
30ab:衝突面(天井面)、30ac:境界線、
30b:鍔部、30c:接地部、30ca:接地面、30cb:側面、
30cc:背面、30d:開口部。
Claims (11)
- 密閉容器と、固定台板、該固定台板の鏡板面側に立設された渦巻き状の固定側ラップ及び前記固定台板の中央側に設けられた吐出口を有する固定スクロールと、旋回台板及び該旋回台板の一面に立設された渦巻き状の旋回側ラップを有する旋回スクロールと、前記固定スクロールと前記旋回スクロールが互いに噛み合って形成される圧縮室と、前記固定スクロールの固定台板と前記密閉容器との間に形成された吐出室とを備えるスクロール圧縮機において、
前記固定スクロールの前記吐出口を覆うように前記吐出口に対向して吐出カバーが設けられ、
前記吐出カバーは、
前記吐出口の周囲に設けられた傾斜面及びこの傾斜面の反固定台板側に接続され前記吐出口からの吐出冷媒が衝突する衝突面を有する凸部と、
前記傾斜面の固定台板側に接続された鍔部と、
前記鍔部の少なくとも一部から固定台板側に突出して前記固定台板に接地して固定される接地部と、
前記鍔部と前記固定台板との間に形成された開口部と、を備え、
前記凸部における前記傾斜面と前記衝突面との接続部を形成している線を境界線とし、この境界線上の点をP、前記吐出口からの吐出冷媒が衝突する前記衝突面の衝突中心をO、前記境界線上に定めた所定の位置を固定点Qとし、前記境界線上の点Pと前記衝突中心Oを結ぶ直線をOPとしたとき、前記境界線は、前記境界線上の点Pが境界線上に沿って固定点Qに近づくにつれて前記直線OPの長さが単調に増加する区間を有し、その区間は前記固定点Qを挟んで両側にそれぞれ少なくとも1ヶ所以上存在することを特徴とするスクロール圧縮機。 - 密閉容器と、固定台板、該固定台板の鏡板面側に立設された渦巻き状の固定側ラップ及び前記固定台板の中央側に設けられた吐出口を有する固定スクロールと、旋回台板及び該旋回台板の一面に立設された渦巻き状の旋回側ラップを有する旋回スクロールと、前記固定スクロールと前記旋回スクロールが互いに噛み合って形成される圧縮室と、前記固定スクロールの固定台板と前記密閉容器との間に形成された吐出室とを備えるスクロール圧縮機において、
前記固定スクロールの前記吐出口の上方を覆うように吐出カバーが設けられ、
前記吐出カバーは、
前記吐出口の周囲に設けられた傾斜面及びこの傾斜面の上部に接続され前記吐出口からの吐出冷媒が衝突する衝突面を有する凸部と、
前記傾斜面の下部に接続された鍔部と、
前記鍔部の少なくとも一部から下方に突出して前記固定台板に接地して固定される接地部と、
前記鍔部の下面と前記固定台板との間に形成された開口部と、を備え、
前記凸部における前記傾斜面と前記衝突面との接続部を形成している線を境界線とし、この境界線上の点をP、前記吐出口からの吐出冷媒が衝突する前記衝突面の衝突中心をO、前記境界線上に定めた所定の位置を固定点Qとし、前記境界線上の点Pと前記衝突中心Oを結ぶ直線をOPとしたとき、前記境界線は、前記境界線上の点Pが境界線上に沿って固定点Qに近づくにつれて前記直線OPの長さが単調に増加する区間を有し、その区間は前記固定点Qを挟んで両側にそれぞれ少なくとも1ヶ所以上存在することを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1または2に記載のスクロール圧縮機において、
前記吐出室に吐出された冷媒を前記密閉容器外へ供給する吐出パイプを前記吐出室に直接連通するように設けていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1または2に記載のスクロール圧縮機において、
前記吐出カバーは、前記固定スクロールに固定される接地部を前記固定点Qの近傍に備えることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1または2に記載のスクロール圧縮機において、
前記吐出カバーの凸部は円形に形成され、この凸部の中心を、前記吐出口の位置に対して偏心させて、前記吐出カバーを前記固定台板上に設置し、前記凸部における前記傾斜面と前記衝突面との接続部を形成している境界線は円形であり、前記接地部は前記凸部の中心Cに対して、前記衝突中心Oの反対側設けられていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1または2に記載のスクロール圧縮機において、
前記吐出カバーの前記凸部における前記傾斜面と前記衝突面との境界線は円あり、この境界線を形成する円の中心Cは前記衝突中心Oから前記点Qの側に偏心していることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1または2に記載のスクロール圧縮機において、
前記凸部を形成している衝突面は球面形状に形成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項7に記載のスクロール圧縮機において、
前記凸部を形成している傾斜面も球面形状に形成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1または2に記載のスクロール圧縮機において、
前記凸部を形成している衝突面及び傾斜面を一つの球面形状で形成していることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1または2に記載のスクロール圧縮機において、
前記固定スクロールにおける固定台板の吐出室側の外周側に、前記吐出カバー内で分離された油を前記固定スクロールの外周部まで導く油排出溝が形成され、該油排出溝の底部に、前記吐出カバーの接地部が固定されていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項10に記載のスクロール圧縮機において、
前記吐出カバーの接地部における側面と前記油排出溝との間には油が通過できる間隙が形成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。
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JP2018244231A JP7211810B2 (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | スクロール圧縮機 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61179389U (ja) * | 1985-04-27 | 1986-11-08 | ||
US6139294A (en) * | 1998-06-22 | 2000-10-31 | Tecumseh Products Company | Stepped annular intermediate pressure chamber for axial compliance in a scroll compressor |
JP2016217233A (ja) * | 2015-05-20 | 2016-12-22 | ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド | スクロール圧縮機 |
JP2018035800A (ja) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 密閉型電動圧縮機、及び、冷凍機器 |
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2018
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