JPH0710486U - ロータリコンプレッサのdcモータ - Google Patents

ロータリコンプレッサのdcモータ

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JPH0710486U
JPH0710486U JP3875593U JP3875593U JPH0710486U JP H0710486 U JPH0710486 U JP H0710486U JP 3875593 U JP3875593 U JP 3875593U JP 3875593 U JP3875593 U JP 3875593U JP H0710486 U JPH0710486 U JP H0710486U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor core
motor
rotary compressor
oil
oil separating
Prior art date
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Application number
JP3875593U
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English (en)
Inventor
藤 久 尊 加
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0710486U publication Critical patent/JPH0710486U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータコアの端板に油分離機能を持たせて部
品点数の減少や組付けの容易化を図ったDCモータを提
供する。 【構成】 ロータコア8は、積層された電磁鋼板21の
外周に永久磁石22を埋込んであり、上下端部に端板2
3,24を取付けた後にリベット25で加締めることに
より組立てられている。上部の端板23には油分離部3
1が形成されており、独立した油分離板は取付けられて
いない。そして、矢印で示したように、冷媒通路18を
上方に通過したガス冷媒は、油分離部31の天井面に衝
突した後、更にコイルエンド34にも放射状に衝突し、
この際に潤滑油ミストが分離されてケーシング1の下部
に環流する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はロータリコンプレッサに用いられるDCモータに係り、特にロータコ アの端板に油分離機能を持たせたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
空調機械や冷凍機等の冷凍サイクルに組込まれる装置にコンプレッサがある。 従来より、コンプレッサには用途に応じて種々の機構のものが提案されているが 、ルームクーラーや冷蔵庫用としては、騒音や振動の少ないロータリ式が主流と なっている。
【0003】 図5には縦型2シリンダ型ロータリコンプレッサの縦断面を示してあり、円筒 形状のケーシング1内の下部には上下一対のシリンダ2,3が固定されている。 各シリンダ2,3内では、クランクシャフト4に嵌合したローラ5がインバータ 制御されるブラシレスDCモータ(以下、単にDCモータと称する)6に駆動さ れて偏心回転する。このDCモータ6は、ステータ7がケーシング1の内壁に固 定される一方、ロータコア8の中心孔9にはクランクシャフト4が焼嵌めにより 一体化されている。ローラ5の外周面には圧縮コイル形のブレードスプリング1 0に付勢されたブレード11が摺接しており、ローラ5の偏心回転に伴ってロー ラ5とシリンダ2,3とブレード11とにより囲まれた空間の体積が変化し、ガ ス冷媒の吸込みおよび圧縮が行われる。クランクシャフト4は、シリンダ2,3 の上下面に固着されたメインベアリング12とサブベアリング13とにより回転 自在に支持されている。図中、14はケーシング1に付設された気液分離器であ り、15はシリンダ2,3やローラ5の潤滑を行う潤滑油である。
【0004】 配管16から気液分離器14に流入した冷媒は、その内部でガス冷媒と液冷媒 とに分離され、ガス冷媒のみが一対の吸入ポート17から各シリンダ2,3内に 流入する。ガス冷媒はシリンダ2,3内で圧縮されて高圧となり、ケーシング1 内に吐出される。吐出されたガス冷媒はロータコア8に形成された冷媒通路18 を通過してケーシング1の上部に流入し、更に吐出管19a,高圧配管19bを 介して図示しないコンデンサに供給される。尚、ガス冷媒にはシリンダ2,3内 で圧縮される際に潤滑油15がミストとなって混入するため、ロータコア6の上 端に取付けられた油分離板20にガス冷媒を衝突させて潤滑油15の分離を図っ ている。
【0005】 図6に示したように、DCモータ6のロータコア8は積層された電磁鋼板21 の外周部に永久磁石22を埋込んだもので、上下端部に端板23,24を取付け た後にリベット25で加締めることにより組立てられている。また、油分離板2 0は、フランジ部26とボス部27とからなる茸形状の鋼板プレス成形品である 。油分離板20の取付けに当たっては、先ずロータコア8の中心孔9に段付円筒 形状のスリーブ28を圧入し、油分離板20のボス部27をスリーブ28の上端 に嵌合させた後、ウェーブワッシャ29とC型止め輪30とで固定を行う。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述したロータリコンプレッサでは、油分離板のロータコアへの取付けにおい て、次の問題点があった。 前述したように、油分離板20の取付けにはスリーブ28の他ウェーブワッシ ャ29やC型止め輪30が用いられ、更にスリーブ28のロータコア8への圧入 やC型止め輪30の拡張等も必要となる。そのため、部品点数と組付工数とが共 に多く、コストを上昇させる要因となっていた。一方、前述したように中心孔9 にはクランクシャフト4が焼嵌めされるが、この際には外周部の永久磁石22が 割れないように中心孔9側から加熱が行われる。ところが、中心孔9に予めスリ ーブ28を圧入しておいた場合には、スリーブ28の存在によりロータコア8の 温度上昇にむらが発生し、焼嵌め条件の設定が困難になる不具合があった。また 、クランクシャフト4を焼嵌めした後にスリーブ28を圧入するようにした場合 、組立て治具の製作や圧入作業が難しくなる問題点もあった。
【0007】 そこで、本考案の目的は、上記従来技術の有する問題点を解消し、ロータコア の端板に油分離機能を持たせて部品点数の減少や組付けの容易化を図ったDCモ ータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のロータリコンプレッサのDCモータは、 ロータリコンプレッサのケーシング内に保持されたステータと、このステータの 内部に回転自在に保持され軸方向に冷媒通路が形成されたロータコアとからなり 、ロータリコンプレッサのクランクシャフトの駆動を行うDCモータであって、 前記ロータコアの上端部に取付けられる端板に、前記冷媒通路の上部開口から流 出したガス冷媒流が衝突する油分離部を形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案によれば、端板に油分離部を形成したため、独立した油分離板を取付け る必要がなくなり、部品点数と組立工数とが大幅に削減される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案によるDCモータの一実施例について添付の図面を参照して説明 する。尚、実施例の説明にあたっては、前述した従来装置と同一の部材に同一の 符号を付して重複する説明を省略する。 図1,図2(図1中のA−A断面図)に示したように、本実施例のロータコア 8も、前述した従来装置と同様に、積層された電磁鋼板21の外周に永久磁石2 2を埋込んであり、上下端部に端板23,24を取付けた後にリベット25で加 締めることにより組立てられている。ところが、本実施例では、上部の端板23 に油分離部31が形成されており、独立した油分離板は取付けられていない。そ して、図2に矢印で示したように、冷媒通路18を上方に通過したガス冷媒は油 分離部31の天井面に衝突した後に側方に流れ、この際に潤滑油ミストが分離さ れて図示しないケーシングの下部に環流する。図中、34はロータコア8のコイ ルエンドである。
【0011】 図3に示したように、端板23はプレス成形品であり、その上部には中央部で 連通しかつ4条に隆起した油分離部31が放射状に形成されている。これら油分 離部31はそれぞれ4本の冷媒通路18に対応しており、その間に形成された4 か所の押え部32にはリベット25用の貫通穴33が形成されている。
【0012】 本実施例では、このような構成を採ったため、ロータコア8の組立後に油分離 板を取付ける必要がなくなり、従来装置に比べて部品点数と組立工数とを大幅に 削減することができた。また、油分離部31が冷媒通路18の直上部に形成され ているため、ガス冷媒の衝突力も強くなる。更に、図4に示したように、冷媒通 路18を通過したガス冷媒は、油分離部31の天井面に衝突した後にコイルエン ド34にも放射状に衝突するため、油分離性能が大幅に向上した。
【0013】 本発明は上述した実施例に限られるものではなく、例えば溶接等によって別体 の油分離部31を円盤形状の端板23に一体化するようにしてもよい。また、油 分離部31の本数は4本に限られるものではなく、冷媒通路18やリベット25 の本数等に応じて適宜設定可能である。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、端板に油分離部を形成した ため、独立した油分離板を取付ける必要がなくなり、部品点数と組立工数とが大 幅に削減されてDCモータの製作コストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るDCモータのロータコアの一実施
例を示した平面図。
【図2】図1中のA−A断面図。
【図3】実施例のロータコアの端板を示した斜視図。
【図4】実施例のDCモータを組込んだロータリコンプ
レッサを示した縦断面図。
【図5】従来の縦型2シリンダ型のロータリコンプレッ
サを示した縦断面図。
【図6】従来のDCモータのロータコアを示した縦断面
図。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 クランクシャフト 6 DCモータ 7 ステータ 8 ロータコア 9 中心孔 18 冷媒通路 23 端板 31 油分離部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータリコンプレッサのケーシング内に保
    持されたステータと、このステータの内部に回転自在に
    保持され軸方向に冷媒通路が形成されたロータコアとか
    らなり、ロータリコンプレッサのクランクシャフトの駆
    動を行うDCモータであって、前記ロータコアの上端部
    に取付けられる端板に、前記冷媒通路の上部開口から流
    出したガス冷媒流が衝突する油分離部を形成したことを
    特徴とするロータリコンプレッサのDCモータ。
JP3875593U 1993-07-15 1993-07-15 ロータリコンプレッサのdcモータ Pending JPH0710486U (ja)

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JP3875593U JPH0710486U (ja) 1993-07-15 1993-07-15 ロータリコンプレッサのdcモータ

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JPH0710486U true JPH0710486U (ja) 1995-02-14

Family

ID=12534114

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JP3875593U Pending JPH0710486U (ja) 1993-07-15 1993-07-15 ロータリコンプレッサのdcモータ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004015999A (ja) * 2003-08-01 2004-01-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動圧縮機
EP2128447A2 (en) 2008-05-27 2009-12-02 Fujitsu General Limited Rotary compressor
JP2011144739A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Mitsubishi Electric Corp 密閉型圧縮機、及びこの密閉型圧縮機を備えた冷凍サイクル装置

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