JP5684527B2 - コンテンツ金額値算出装置、コンテンツ金額値算出方法およびコンテンツ金額値算出プログラム - Google Patents

コンテンツ金額値算出装置、コンテンツ金額値算出方法およびコンテンツ金額値算出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツ金額値算出装置、コンテンツ金額値算出方法およびコンテンツ金額値算出プログラムに関する。
例えばコンテンツなどのサーバ資源の一定期間(例えば月単位など)での使用実績結果に応じて料金徴収を行う課金体系を採用する企業では、例えばコンテンツ使用料を当該使用実績結果に応じて算出することとなるが、当該使用実績結果は月締めに出されることが多いのが実情であるので、企業の販売管理部門では、使用実績結果が出されてから即時に、当該算出作業が、一件ずつ手作業でしかも月次締めで行われていた。
なお、コンテンツの使用に対する課金方法等に関連する従来技術として、特許文献1から3が挙げられる。特許文献1の段落0036には、「所定期間毎(例えば月に一度)に、データベース11に蓄積されたスクランブルコードの配信回数が引き出され、この回数と応答タイムを乗じた時間がソフトウェア21の使用時間とされ、これに応じた料金がクライアント20のユーザに課金される。」と記載されている。また、特許文献2の段落0058には、「コンテンツごとの課金情報(課金ためのルール)は、・・・画像などのコンテンツのサイズ別、解像度別、有効期限別、等による設定を予め行い・・・。コンテンツごとの課金情報は、例えば以下のような分類・属性・利用方法等による課金ポイントである。コンテンツ別、コンテンツサイズ別、コンテンツ出力サイズ別(A0、A1、A2、A3、A4、・・・)、解像度別、有効期限別、プリント出力先別、会員別、ライセンス契約内容別、従量制別、その他の分類・属性・利用方法等による課金ポイントである。」と記載されている。さらに、特許文献3の段落0035には、「ライセンス料算出処理部22(使用料金算出手段)は、上記ソフトウェア使用価値情報と、算出基準記憶部24(使用料金算出基準データ記憶手段)に記憶されている算出基準データ(使用料金算出基準データ)と、に基づいて、ソフトウェア使用料金を算出し、ライセンス料情報記憶部25に記憶する。ここで、算出基準データは、ソフトウェア使用料金を算出する際の基準となるデータであって、例えば、ソフトウェア使用価値の値が高くなるにつれて使用料金(ライセンス料)が高くなるよう設定されたデータである。算出基準データのさらなる具体例としては、図8に示すように、ソフトウェア使用価値の値を変数に、当該値が高くなるにつれて段階関数的にライセンス料が増加するよう規定されたグラフを表す計算式が挙げられる。あるいは、図9に示すように、ソフトウェア使用価値の値を変数に、当該値が高くなるにつれて対数関数的にライセンス料が増加するよう規定されたグラフを表す計算式が挙げられる。」と記載されている。
特開2004−13909号公報 特開2004−252493号公報 特開2007−149017号公報
しかしながら、コンテンツ使用料の算出作業は、使用実績結果が月締めに出されることが多いという実情から、前倒しすることができない作業であるので、毎月次締前での高負荷作業となっていた、という問題点がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツ使用料等の算出を自動化できるだけでなく、詳細な課金体系でコンテンツ使用料等を厳密に算出することができるコンテンツ金額値算出装置、コンテンツ金額値算出方法およびコンテンツ金額値算出プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるコンテンツ金額値算出装置は、制御部と記憶部とを備えたコンテンツ金額値算出装置であって、前記記憶部には、区間を定義するための互いに異なる2つの値と金額に関する値である金額値とを含む課金体系テーブルが格納されており、前記制御部は、コンテンツの使用実績に関する値である使用実績値を含む使用実績ファイルを取得する取得手段と、前記取得手段で取得した前記使用実績ファイルに含まれる前記使用実績値が、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値で定義された前記区間に該当するものである場合には、前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値に基づいて、前記コンテンツの売上金額および/または使用金額に関する値であるコンテンツ金額値を算出する算出手段と、を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明にかかるコンテンツ金額値算出装置は、前記のコンテンツ金額値算出装置において、前記課金体系テーブルは、前記コンテンツ金額値を算出する際の単位に関する値である単位値をさらに含むものであり、前記算出手段は、前記使用実績値が前記区間に該当するものである場合には、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値のうちの小さい値、前記金額値および前記単位値、ならびに前記使用実績値に基づいて、前記コンテンツ金額値を算出すること、を特徴とする。
また、本発明にかかるコンテンツ金額値算出装置は、前記のコンテンツ金額値算出装置において、前記算出手段は、前記使用実績値が前記区間に該当するものである場合には、当該使用実績値から、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値のうちの小さい値を減算し、この減算で得られた値を前記課金体系テーブルに含まれる前記単位値で除算し、この除算で得られた値に前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値を乗算し、この乗算で得られた値を用いて前記コンテンツ金額値を算出すること、を特徴とする。
また、本発明はコンテンツ金額値算出方法に関するものであり、本発明にかかるコンテンツ金額値算出方法は、制御部と記憶部とを備えた情報処理装置で実行されるコンテンツ金額値算出方法であって、前記記憶部には、区間を定義するための互いに異なる2つの値と金額に関する値である金額値とを含む課金体系テーブルが格納されており、前記制御部で実行される、コンテンツの使用実績に関する値である使用実績値を含む使用実績ファイルを取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した前記使用実績ファイルに含まれる前記使用実績値が、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値で定義された前記区間に該当するものである場合には、前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値に基づいて、前記コンテンツの売上金額および/または使用金額に関する値であるコンテンツ金額値を算出する算出ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明はコンテンツ金額値算出プログラムに関するものであり、本発明にかかるコンテンツ金額値算出プログラムは、制御部と記憶部とを備えた情報処理装置に実行させるためのコンテンツ金額値算出プログラムであって、前記記憶部には、区間を定義するための互いに異なる2つの値と金額に関する値である金額値とを含む課金体系テーブルが格納されており、前記制御部に実行させるための、コンテンツの使用実績に関する値である使用実績値を含む使用実績ファイルを取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した前記使用実績ファイルに含まれる前記使用実績値が、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値で定義された前記区間に該当するものである場合には、前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値に基づいて、前記コンテンツの売上金額および/または使用金額に関する値であるコンテンツ金額値を算出する算出ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、記憶部には、区間を定義するための互いに異なる2つの値と金額に関する値である金額値とを含む課金体系テーブルが格納されており、制御部は、コンテンツ(例えば、Webサイトで提供されるWebページなど)の使用実績に関する値である使用実績値(例えば、Webページに対するPV(Page View)数など)を含む使用実績ファイルを取得し、取得した使用実績ファイルに含まれる使用実績値が、課金体系テーブルに含まれる2つの値で定義された区間に該当するものである場合には、課金体系テーブルに含まれる金額値に基づいて、コンテンツの売上金額および/または使用金額に関する値であるコンテンツ金額値を算出する。これにより、コンテンツ使用料等の算出を自動化できるだけでなく、コンテンツの特性(例えばコンテンツの使用のされ方など)に応じた詳細な課金体系でコンテンツ使用料等を厳密に算出することができる、という効果を奏する。
また、本発明によれば、課金体系テーブルは、コンテンツ金額値を算出する際の単位に関する値である単位値をさらに含むものであり、制御部は、使用実績値が区間に該当するものである場合には、課金体系テーブルに含まれる2つの値のうちの小さい値、金額値および単位値、ならびに使用実績値に基づいて、コンテンツ金額値を算出する。これにより、コンテンツの特性に応じたより詳細な課金体系でコンテンツ使用料等をより厳密に算出することができる、という効果を奏する。
また、本発明によれば、制御部は、使用実績値が区間に該当するものである場合には、当該使用実績値から、課金体系テーブルに含まれる2つの値のうちの小さい値を減算し、この減算で得られた値を課金体系テーブルに含まれる単位値で除算し、この除算で得られた値に課金体系テーブルに含まれる金額値を乗算し、この乗算で得られた値を用いてコンテンツ金額値を算出する。これにより、コンテンツの特性に応じたより詳細な課金体系でコンテンツ使用料等をより厳密に算出することができる、という効果を奏する。
図1は、売上データ取込装置の第1の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、取込元ファイルの一例を示す図である。 図3は、取込管理マスタの一例を示す図である。 図4は、商品マスタの一例を示す図である。 図5は、PV金額レンジマスタの一例を示す図である。 図6は、契約基本情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、契約請求詳細テーブルの一例を示す図である。 図8は、契約売上明細テーブルの一例を示す図である。 図9は、契約売上詳細テーブルの一例を示す図である。 図10は、PVレンジマスタメンテ画面の一例を示す図である。 図11は、PV実績売上データ取込画面の一例を示す図である。 図12は、売上データ取込装置の第2の構成の一例を示すブロック図である。 図13は、取込元ファイルの一例を示す図である。 図14は、サイトマスタの一例を示す図である。 図15は、契約基本情報テーブルの一例を示す図である。 図16は、契約請求詳細テーブルの一例を示す図である。 図17は、契約売上明細テーブルの一例を示す図である。 図18は、契約売上詳細テーブルの一例を示す図である。 図19は、売上計上テーブルの一例を示す図である。 図20は、債権計上テーブルの一例を示す図である。 図21は、取込履歴テーブルの一例を示す図である。 図22は、サイトマスタメンテ画面の一例を示す図である。 図23は、売上データ取込装置で実行される各種処理の概要を示す図である。 図24は、新規受入処理の一例を示すフローチャートである。 図25は、受入内容更新処理の一例を示すフローチャートである。 図26は、取込処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかるコンテンツ金額値算出装置、コンテンツ金額値算出方法およびコンテンツ金額値算出プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.構成]
本発明を含む、本実施形態にかかる売上データ取込装置の構成(第1の構成および第2の構成)について、図1から図22を参照して説明する。
[1−1.第1の構成]
まず、本実施形態にかかる売上データ取込装置の第1の構成について、図1から図11を参照して説明する。図1は、売上データ取込装置の第1の構成の一例を示すブロック図である。
外部サーバ200は、具体的には、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有し、後述する取込元ファイルを売上データ取込装置100へ出力するサーバである。ネットワーク300は、具体的にはインターネット、イントラネットおよびLAN(Local Area Network)等である。
売上データ取込装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。売上データ取込装置100が備えているこれら各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、売上データ取込装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。ここで、出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウスおよびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106はストレージ手段であり、記憶部106として、例えば、RAM・ROM等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスクおよび光ディスク等を用いることができる。記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納されている。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPUに命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。記憶部106は、入出力ファイル記憶部106aとマスタ記憶部106bと実績データ記憶部106cと、を含む。
入出力ファイル記憶部106aには、本発明の使用実績ファイルに相当する取込元ファイル、受入結果ファイル、更新結果ファイルおよび取込結果ファイル等が格納される。
取込元ファイルは、本発明の取得手段および算出手段を含む後述する新規受入実行部102cが、外部サーバ200から取得したファイルである。取込元ファイルは、図2に示すように、元受注番号、プロジェクトCD(Code)、商品CD、クライアント取引先CD、本発明の使用実績値に相当するPV(Page View)数およびデータ年月といった項目に関するデータを含むファイルである。取込元ファイルは、例えばCSV(Comma Separated Value)形式のファイルである。
図1に戻り、受入結果ファイルは、後述する新規受入実行部102cが出力したファイルであって、取込元ファイルからのデータの受入結果(受入リスト)に関するものである。更新結果ファイルは、後述する受入内容更新実行部102dが出力したファイルであって、取込元ファイルから受け入れた内容(データ)を一時的に保持する受入ワーク内のデータの更新結果に関するものである。取込結果ファイルは、後述する取込実行部102eが出力したファイルであって、受入ワーク内のデータの実績データ記憶部106cへの取込結果に関するものである。受入結果ファイル、更新結果ファイルおよび取込結果ファイルは、例えばCSV形式のファイルである。
マスタ記憶部106bには、取込管理マスタ、商品マスタ、本発明の課金体系テーブルに相当するPV金額レンジマスタ、オペレータマスタ、取引先マスタ、プロジェクトCDマスタ、オペレータ別マスタ、管理マスタおよびSEQマスタ等が格納される。
取込管理マスタは、図3にも示されている以下に示す項目に関するデータを含むテーブルである。
・受入ファイル名:取込元ファイルのファイル名
・計上年月:後述するPV実績売上データ取込画面に表示された計上年月
・処理区分:“新規受入”、“受入内容更新”または“取込”
・取込状況区分:“未取込”を示す0または“取込済”を示す1
・エラー状況区分:“正常”を示す0または“エラー”を示す1
・件数:取込元ファイルから受け入れたデータの件数
・売上金額:後述する新規受入実行部102cが算出した売上金額の合計
・消費税:後述する新規受入実行部102cが算出した売上金額の合計に対する消費税額 の合計
・処理担当者CD:処理を実行したオペレータのオペレータCD
・処理日付:システム(売上データ取込装置100)で管理する、処理を実行した日付
・処理時間:システム(売上データ取込装置100)で管理する、処理を実行した時刻
商品マスタは、図4に示すように、主キーである会社CD、主キーである商品CD、商品名、単価、定価、原価、請求書表示名、売上区分1CD、売上区分2CD、売上区分3CD、PV区分および使用率(ロイヤリティ率)といった項目に関するデータを含むテーブルである。項目“PV区分”に関するデータは、“一般”を示す0または“PV”を示す1である。
PV金額レンジマスタは、図5に示すように、主キーである会社CD、主キーである登録区分、主キーである商品CD、主キーである請求種別、主キーであるプロジェクトCD、主キーであるレコード区分、行番号、本発明の互いに異なる2つの値のうちの小さいほうの値に相当するPV数下限、本発明の互いに異なる2つの値のうちの大きいほうの値に相当するPV数上限および本発明の金額値に相当する金額(基本運用費または使用金額(ロイヤリティ金額))といった項目に関するデータを含むテーブルである。項目“登録区分”に関するデータは、“プロジェクト別”を示す0または“テンプレート+ロイヤリティ”を示す1である。項目“請求種別”に関するデータは、“なし”を示す0、または請求先を区別するための予め設定された数字(例えば1、2、3、4など)である。項目“レコード区分”に関するデータは、“売上金額”を示す0または“使用金額(ロイヤリティ金額)”を示す1である。
オペレータマスタは、オペレータCD、オペレータ名、所属年月、部門CDおよび部門名などといった項目に関するデータを含むテーブルである。取引先マスタは、取引先CD、取引先名および回収方法CDなどといった項目に関するデータを含むテーブルである。プロジェクトCDマスタは、プロジェクトCD、プロジェクト名、受注番号、受注番号SEQ、担当者オペレータ所属事業所CD、担当者オペレータ所属部門CD、担当者オペレータ所属課CD、担当者オペレータ所属ユニットCD、担当者CD、契約取引先CD、契約請求先CD、請求取引先CDおよび請求種別などといった項目に関するデータを含むテーブルである。オペレータ別パスマスタは、オペレータCD、プログラムID、パス、ファイル名および入出力区分などといった項目に関するデータを含むテーブルである。項目“入出力区分”に関するデータは、“入力”を示す0または“出力”を示す1である。管理マスタは、債権計上日などといった項目に関するデータを含むテーブルである。SEQマスタは、受託契約番号、SEQ、債権計上番号、売上計上番号および取込先行受注番号などといった項目に関するデータを含むテーブルである。
実績データ記憶部106cには、契約基本情報テーブル、契約請求詳細テーブル、契約売上明細テーブルおよび契約売上詳細テーブル等が格納される。
契約基本情報テーブルは、図6にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受注番号(主キー):取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プロジェクト
CDマスタの受注番号
・受注番号SEQ(主キー):取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プロ
ジェクトCDマスタの受注番号SEQ MAX+1
・元受注番号:取込元ファイルの元受注番号
・申込日:取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プロジェクトCDマスタの
受注番号MINSEQの申込日(固定)
・事業所CD:プロジェクトCDマスタから取得した担当者オペレータ所属事業所CD
・部門CD:プロジェクトCDマスタから取得した担当者オペレータ所属部門CD
・課CD:プロジェクトCDマスタから取得した担当者オペレータ所属課CD
・ユニットCD:プロジェクトCDマスタから取得した担当者オペレータ所属ユニットC

・オペレータCD:プロジェクトCDマスタの担当者CD(プロジェクトCDは、取込元
ファイルのプロジェクトCD)
・契約取引先CD:取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プロジェクトCD
マスタの契約取引先CD
・請求取引先CD:取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プロジェクトCD
マスタの契約請求先CD
・クライアント取引先CD:取込元ファイルのクライアント取引先CD
・プロジェクトCD:取込元ファイルのプロジェクトCD
・定価合計額:取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタの定価
・売上合計額:後述する新規受入実行部102cが取込ファイルの商品CD、クライアン
ト取引先CDおよびPV数に基づいて算出した売上金額(本発明のコンテ
ンツ金額値に相当)
・原価合計額:取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタの原価
・上長承認日:取込処理年月日
・上長承認担当者CD:取込処理担当者CD
・仮確定区分:“確定”を示す0(固定)
契約請求詳細テーブルは、図7にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受託契約番号(主キー):取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プロジェ
クトCDマスタの受注番号
・受託契約番号SEQ(主キー):取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プ
ロジェクトCDマスタの受注番号SEQ MAX+1
・売上明細行番号(主キー):1(固定)
・売上詳細連番(主キー):1(固定)
・請求月:6年月
・本体金額:後述する新規受入実行部102cが取込ファイルの商品CD、クライアント
取引先CDおよびPV数に基づいて算出した売上金額
・注記契約期間:6年月の1日(固定)〜6年月の末日(固定)
・請求希望日:6年月の末日(固定)
・回収予定日:請求希望日に基づいて請求取引先の支払サイトから取得したもの
契約売上明細テーブルは、図8にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受注番号(主キー):取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プロジェクト
CDマスタの受注番号
・受注番号SEQ(主キー):取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プロ
ジェクトCDマスタの受注番号SEQ MAX+1
・明細行番号(主キー):1(固定)
・元受注番号:取込元ファイルの元受注番号
・売上区分1CD:取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタの売上区分1C

・売上区分2CD:取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタの売上区分2C

・売上区分3CD:取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタの売上区分3C D
・商品CD:取込元ファイルの商品CD
・請求書表示名:取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタの請求書表示名
・クライアント取引先CD:取込元ファイルのクライアント取引先CD
・数量:取込元ファイルのPV数
・単価:取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタのレンジ区分が0の場合に
は、商品マスタの単価
取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタのレンジ区分が1の場合に
は、0(固定)(※請求書非表示とするため)
・売上原価:取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタの原価
・定価:取込元ファイルの商品CDで特定される、商品マスタの定価
・掲載料金:後述する新規受入実行部102cが取込ファイルの商品CD、クライアント
取引先CDおよびPV数に基づいて算出した売上金額
・使用金額:後述する新規受入実行部102cが取込ファイルの商品CD、クライアント
取引先CDおよびPV数に基づいて算出した使用金額(ロイヤリティ金額) (本発明のコンテンツ金額値に相当)
・掲載開始予定日:6年月の1日(固定)
・掲載終了予定日:6年月の末日(固定)
・掲載期間:掲載開始予定日から掲載終了予定日までの期間
・請求希望日:6年月の末日(固定)
・回収予定日:請求希望日に基づいて請求取引先の支払サイトから取得したもの
契約売上詳細テーブルは、図9にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受託契約番号(主キー):取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プロジェ
クトCDマスタの受注番号
・受託契約番号SEQ(主キー):取込元ファイルのプロジェクトCDで特定される、プ
ロジェクトCDマスタの受注番号SEQ MAX+1
・売上明細行番号(主キー):1(固定)
・売上詳細連番(主キー):1(固定)
・オペレータCD:プロジェクトCDマスタの担当者CD(プロジェクトCDは、取込元
ファイルのプロジェクトCD)
・売上月:後述するPV実績売上データ取込画面に表示された計上月
・本体金額:後述する新規受入実行部102cが取込ファイルの商品CD、クライアント
取引先CDおよびPV数に基づいて算出した売上金額
・使用金額:後述する新規受入実行部102cが取込ファイルの商品CD、クライアント
取引先CDおよびPV数に基づいて算出した使用金額(ロイヤリティ金額)
図1に戻り、制御部102は、売上データ取込装置100を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)等である。制御部102は、OS(Operating System)等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、これらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、マスタ管理部102aと、売上データ取込部102bと、新規受入実行部102cと、受入内容更新実行部102dと、取込実行部102eと、を含む。
マスタ管理部102aは、マスタ記憶部106bに格納されている各種マスタに対するデータの登録・修正・追加・更新等といった各種マスタの管理を、各々のマスタを管理するために用いられる所定のメンテ画面を介してユーザに行わせる。
ここで、PV金額レンジマスタを管理するために用いられるPVレンジマスタメンテ画面の一例、ならびにマスタ管理部102aがPVレンジマスタメンテ画面に対して実行する画面処理およびユーザがPVレンジマスタメンテ画面に対して実行する画面操作について、図10を参照して説明する。図10は、PVレンジマスタメンテ画面の一例を示す図である。
PVレンジマスタメンテ画面MAは、大別して、領域MA1と領域MA2とで構成されている。領域MA1は、図示の如く、登録区分を入力可能に表示するためのエディットボックス、商品CDと商品名を表示するための2つのエディットボックス、請求種別を入力可能に表示するためのエディットボックス、およびプロジェクトCDとプロジェクト名を入力可能に表示するための2つのエディットボックスを含む。領域MA2は、図示の如く、売上金額の算出体系(課金体系)の設定を選択させるためのラジオボタン、および使用金額(ロイヤリティ金額)の算出体系(課金体系)の設定を選択させるためのラジオボタンを含む。領域MA2には、売上金額の算出体系を設定するための3つのエディットボックス(具体的には、PV下限を表示するためのエディットボックス、PV上限を入力可能に表示するためのエディットボックスおよび基本運用費を入力可能に表示するためのエディットボックス)が、図示の如く横並びに且つ複数行設けられている。また、領域MA2には、使用金額(ロイヤリティ金額)の算出体系を設定するための3つのエディットボックス(具体的には、PV下限を表示するためのエディットボックス、PV上限を入力可能に表示するためのエディットボックスおよび使用金額(ロイヤリティ金額)を入力可能に表示するためのエディットボックス)が、図示の如く横並びに且つ複数行設けられている。
マスタ管理部102aは、PVレンジマスタメンテ画面MAをモニタ114に表示させ、項目“登録区分”のエディットボックスにカーソルをセットする。
ユーザは、キーボード112を操作して、“プロジェクト別”という登録区分を示す0または“テンプレート+ロイヤリティ”という登録区分を示す1を、項目“登録区分”のエディットボックスに入力し、キーボード112のEnterキーを押す。
ユーザが登録区分0を入力してEnterキーを押した場合、マスタ管理部102aは、項目“プロジェクトCD”のエディットボックスにカーソルを移動させる。
ユーザは、キーボード112を操作して、所望のプロジェクトCDを項目“プロジェクトCD”のエディットボックスに入力してEnterキーを押す。
ユーザがEnterキーを押すと、マスタ管理部102aは、入力されたプロジェクトCDに対応する商品CD・商品名・請求種別・プロジェクト名をマスタ記憶部106bから抽出して各エディットボックスに表示させ、項目“売上金額”のラジオボタンにカーソルを移動させ、項目“PV下限”の第1行目のエディットボックスに0をセットする。なお、マスタ管理部102aは、登録区分として0が入力されている場合には、項目“使用金額”内に設けられている項目“PV下限”、項目“PV上限”および項目“使用金額”の各エディットボックスを、数値入力できないように表示してもよい。
一方、ユーザが登録区分1を入力してEnterキーを押した場合、マスタ管理部102aは、項目“請求種別”のエディットボックスにカーソルを移動させ、項目“プロジェクトCD”のエディットボックスを、数値入力ができないようにロックする。
ユーザは、キーボード112を操作して、請求種別として予め設定された0から4のいずれかを項目“請求種別”のエディットボックスに入力してEnterキーを押す。
ユーザがEnterキーを押すと、マスタ管理部102aは、項目“売上金額”のラジオボタンにカーソルを移動させ、項目“PV下限”の第1行目のエディットボックスに0をセットする。
ユーザは、マウス112を操作して項目“PV上限”の第1行目のエディットボックスにカーソルを移動させ、キーボード112を操作して項目“PV上限”の第1行目のエディットボックスに所望の数値を入力してEnterキーを押す(操作1)。
ユーザがEnterキーを押すと、マスタ管理部102aは、項目“基本運用費”の第1行目のエディットボックスにカーソルを移動させ、項目“PV上限”の第1行目のエディットボックスに入力された数値が所定の数値条件を満たすか否かをチェックし、当該数値条件を満たす場合には、項目“PV上限”の第1行目のエディットボックスに入力された数値に1を加えた数値を項目“PV下限”の第2行目のエディットボックスにセットする(処理1)。なお、所定の数値条件とは、例えば、「項目“PV上限”の第1行目のエディットボックスに入力された数値が、負の数値ではなく、項目“PV下限”の同行目のエディットボックスに入力された数値より大きく且つ所定の最大値(例えば999999999)未満である。」というものである。また、マスタ管理部102aは、項目“PV上限”の第1行目のエディットボックスに入力された数値が所定の最大値であったために数値条件を満たさなかった場合には、第2行目以降の各エディットボックスを、数値入力ができないようにロックする。
ユーザは、キーボード112を操作して、項目“基本運用費”の第1行目のエディットボックスに所望の数値を入力してEnterキーを押す(操作2)。
ユーザがEnterキーを押すと、マスタ管理部102aは、項目“PV上限”の第2行目のエディットボックスにカーソルを移動させる(処理2)。
そして、第2行目以降について、上記の操作1および処理1ならびに操作2および処理2が繰り返される。なお、ユーザは、数値をクリアしたい行がある場合には、キーボード112を操作して、クリアしたい行の任意のエディットボックスにカーソルを移動させ、ファンクションキーF7を押せばよい。また、ユーザは、数値をクリアしたい行が全ての行である場合には、キーボード112を操作して、任意の行の任意のエディットボックスにカーソルを移動させ、ファンクションキーF8を押せばよい。
図1に戻り、売上データ取込部102bは、新規受入実行部102cが実行する後述する新規受入処理、受入内容更新実行部102dが実行する受入内容更新処理および取込実行部102eが実行する取込処理の実行開始の指示を、図11に示すPV実績売上データ取込画面を介してユーザに行わせる。
ここで、PV実績売上データ取込画面の一例、ならびに売上データ取込部102bがPV実績売上データ取込画面に対して実行する画面処理およびユーザがPV実績売上データ取込画面に対して実行する画面操作について、図11を参照して説明する。図11は、PV実績売上データ取込画面の一例を示す図である。
PV実績売上データ取込画面MBは、大別して、領域MB1と領域MB2と領域MB3と領域MB4とで構成されている。領域MB1は、“新規受入”・“受入内容更新”・“取込”の3つの処理区分のいずれかを選択させるためのラジオボタン、計上年月を入力可能に表示するためのエディットボックス、取込元パスを入力可能に表示するためのエディットボックス、取込元パスを参照するための参照ボタン、出力先パスを入力可能に表示するためのエディットボックス、および出力先パスを参照するための参照ボタンを含む。領域MB2は、未取込データの有無を表示するためのエディットボックス、およびエラー受入データの有無を表示するためのエディットボックスを含む。領域MB3は、受入状況にある明細データの件数(明細件数)を表示するためのエディットボックス、受入状況にある明細データの合計売上金額を表示するためのエディットボックス、および受入状況にある明細データの合計消費税を表示するためのエディットボックスを含む。領域MB4は、受入状況にある明細データを表示するための領域である。
売上データ取込部102bは、初期状態のPV実績売上データ取込画面MBをモニタ114に表示させる。ここで、初期状態の領域MB1は、(1)項目“新規受入”のラジオボタンが選択され、(2)項目“計上年月”のエディットボックスに、管理マスタの項目“債権計上日”に格納されている年月の翌月が表示され、(3)項目“取込元パス”のエディットボックスに、オペレータ別パスマスタの、“入力”を示す0が格納されている項目“入出力区分”と対応する項目“パス”に格納されているパス(ファイル名を含むプルパス)が表示され、(4)項目“出力先パス”のエディットボックスに、オペレータ別パスマスタの、“出力”を示す1が格納されている項目“入出力区分”と対応する項目“パス”に格納されているパス(フォルダ名まで)が表示された状態である。初期状態の領域MB2は、(1)項目“未取込データ”のエディットボックスに、取込管理マスタの項目“取込状況区分”に0が格納されていれば“有”が、また1が格納されていれば“無”が表示され、(2)項目“エラー受入データ”のエディットボックスに、取込管理マスタの項目“エラー状況区分”に0が格納されていれば“無”が、また1が格納されていれば“有”が表示された状態である。初期状態の領域MB3および領域MB4は、何も表示されていない状態である。
ユーザは、キーボード112およびマウス112を操作して、項目“新規受入”のラジオボタン、項目“受入内容更新”のラジオボタンまたは項目“取込”のラジオボタンを選択する。
ユーザが項目“新規受入”のラジオボタンを選択した場合、売上データ取込部102bは、領域MB3の受入内容(明細件数、合計売上金額および合計消費税)および領域MB4の明細をクリアする。
一方、ユーザが項目“受入内容更新”のラジオボタンまたは項目“取込”のラジオボタンを選択した場合、売上データ取込部102bは、取込管理マスタの項目“取込状況区分”に格納されている数値が0の場合のみ、取込管理マスタの件数・売上金額・消費税を領域MB3に表示させ、さらに受入ワークから未取込データを明細単位で取得して領域MB4に表示させる。売上データ取込部102bは、項目“計上年月”のエディットボックスおよび項目“取込元パス”のエディットボックスを、数値入力ができないようにロックし、取込管理マスタの項目“計上年月”に格納されている年月を項目“計上年月”のエディットボックスに表示させる。
ユーザは、キーボード112またはマウス112を操作して、(1)項目“計上年月”のエディットボックスが入力可能な状態であれば、そこに年月の数値を入力し、(2)項目“取込元パス”のエディットボックスが入力可能な状態であれば、そこに取込元ファイルの存在場所を示すパスを、ファイル名を含むフルパスで入力し、(3)項目“出力先パス”のエディットボックスが入力可能な状態であれば、そこに出力先フォルダの存在場所を示すパスを入力する。なお、項目“計上年月”のエディットボックスが空入力であった場合、売上データ取込部102bは、“計上年月が入力されていません。”といったメッセージをモニタ114に表示させる。項目“計上年月”のエディットボックスに入力された数値が、管理マスタの債権計上日の翌月または翌々月ではない年月であった場合、売上データ取込部102bは、“計上年月が不正です。”といったメッセージをモニタ114に表示させる。項目“取込元パス”のエディットボックスが空入力であった場合、売上データ取込部102bは、“取込元パスが指定されていません。”といったメッセージをモニタ114に表示させる。項目“出力先パス”のエディットボックスが空入力であった場合、売上データ取込部102bは、“出力先パスが指定されていません。”といったメッセージをモニタ114に表示させる。
ユーザは、処理の実行開始を指示するために機能する、キーボード112のファンクションキーF11を押す。
ユーザがファンクションキーF11を押した場合、売上データ取込部102bは、選択された処理区分に応じて、新規受入実行部102c、受入内容更新実行部102dまたは取込実行部102eに、処理の実行開始を指示する。
図1に戻り、新規受入実行部102cは、本発明の取得手段および算出手段を含むものであり、売上データ取込部102bから処理の実行開始の指示を受けると、以下の[2.処理]で説明する新規受入処理を実行する。
受入内容更新実行部102dは、売上データ取込部102bから処理の実行開始の指示を受けると、以下の[2.処理]で説明する受入内容更新処理を実行する。
取込実行部102eは、売上データ取込部102bから処理の実行開始の指示を受けると、以下の[2.処理]で説明する取込処理を実行する。
[1−2.第2の構成]
つぎに、本実施形態にかかる売上データ取込装置の第2の構成について、図12から図22を参照して説明する。図12は、売上データ取込装置の第2の構成の一例を示すブロック図である。なお、ここでは、上述した第1の構成と同様の説明を省略する場合がある。
取込元ファイルは、本発明の使用実績ファイルに相当するものであり、図13に示すように、サイトCDおよび本発明の使用実績値に相当するPV数といった項目に関するデータを含むファイルである。
図12に戻り、マスタ記憶部106bには、PV金額レンジマスタに代わって、本発明の課金体系テーブルに相当するサイトマスタが格納される。なお、ユーザは、サイトマスタについて、汎用データ出力処理にてCSVファイルでの内容確認を行ってもよい。
サイトマスタは、図14に示すように、主キーであるサイトCD、サイト名称、契約取引先CD、契約取引先名、請求取引先CD、請求取引先名、クライアント取引先CD、クライアント取引先名、商品CD、担当者CD、案件番号、請求希望日、取込実施区分、停止日、本発明の互いに異なる2つの値のうちの小さいほうの値に相当する課金開始、固定・算出区分1、本発明の単位値に相当する区切り1、本発明の金額値に相当する金額1、本発明の互いに異なる2つの値のうちの大きいほうの値または小さいほうの値に相当するレンジ上限1、固定・算出区分2、本発明の単位値に相当する区切り2、本発明の金額値に相当する金額2、本発明の互いに異なる2つの値のうちの大きいほうの値または小さいほうの値に相当するレンジ上限2、固定・算出区分3、本発明の単位値に相当する区切り3、本発明の金額値に相当する金額3、本発明の互いに異なる2つの値のうちの大きいほうの値または小さいほうの値に相当するレンジ上限3、固定・算出区分4、本発明の単位値に相当する区切り4、本発明の金額値に相当する金額4、本発明の互いに異なる2つの値のうちの大きいほうの値または小さいほうの値に相当するレンジ上限4、固定・算出区分5、本発明の単位値に相当する区切り5、本発明の金額値に相当する金額5、本発明の互いに異なる2つの値のうちの大きいほうの値に相当するレンジ上限5、備考、担当者オペレータ所属事業所CD、担当者オペレータ所属部門CD、担当者オペレータ所属課CD、担当者オペレータ所属ユニットCDおよび担当者オペレータCDといった項目に関するデータを含むテーブルである。
図12に戻り、実績データ記憶部106cには、売上計上テーブル、債権計上テーブルおよび取込履歴テーブルがさらに格納される。
契約基本情報テーブルは、図15にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受注番号(主キー):SEQマスタの取込先行受注番号のMAX+1
(※取込用受注番号(年月+“9”+連番)として取り込む)
・受注番号SEQ(主キー):0(固定)
・申込日:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月の1日(固定)
・事業所CD:サイトマスタの担当者オペレータ所属事業所CD(所属年月は、PV実績
売上データ取込画面に表示された計上年月)
・部門CD:サイトマスタの担当者オペレータ所属部門CD(所属年月は、PV実績売上
データ取込画面に表示された計上年月)
・課CD:サイトマスタの担当者オペレータ所属課CD(所属年月は、PV実績売上デー
タ取込画面に表示された計上年月)
・ユニットCD:サイトマスタの担当者オペレータ所属ユニットCD(所属年月は、PV
実績売上データ取込画面に表示された計上年月)
・オペレータCD:サイトマスタの担当者オペレータCD
・契約取引先CD:サイトマスタの契約取引先CD
・請求取引先CD:サイトマスタの請求取引先CD
・クライアント取引先CD:サイトマスタのクライアント取引先CD
・案件番号:サイトマスタの案件番号
・定価合計額:サイトマスタの商品CDで特定される、商品マスタの定価の合計
・売上合計額:新規受入実行部102cが算出した金額(本発明のコンテンツ金額値に相
当)
・原価合計額:サイトマスタの商品CDで特定される、商品マスタの原価の合計
・上長承認日:取込処理年月日
・上長承認担当者CD:取込処理担当者CD
・経理承認日:取込処理年月日
・経理承認担当者CD:取込処理担当者CD
・仮確定区分:“確定”を示す0(固定)
契約請求詳細テーブルは、図16にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受注番号(主キー):SEQマスタの取込先行受注番号のMAX+1
・受注番号SEQ(主キー):0(固定)
・売上明細行番号(主キー):1(固定)
・売上詳細連番(主キー):1(固定)
・請求月:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月+1月
・本体金額:新規受入実行部102cが算出した金額
・消費税:本体金額の5%
・注記契約期間:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月+1日(固定)〜P
V実績売上データ取込画面に表示された計上年月+末日(固定)
・請求希望日:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月+サイトマスタの請求
希望日
・回収予定日:請求希望日に基づいて請求取引先の支払サイトから取得したもの
・債権作成済区分:1(固定)
契約売上明細テーブルは、図17にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受注番号(主キー):SEQマスタの取込先行受注番号のMAX+1
・受注番号SEQ(主キー):0(固定)
・明細行番号(主キー):1(固定)
・売上区分1CD:商品マスタの売上区分1CD
・売上区分2CD:商品マスタの売上区分2CD
・売上区分3CD:商品マスタの売上区分3CD
・商品CD:サイトマスタの商品CD
・請求書表示名:商品マスタの請求書表示名
・クライアント取引先CD:サイトマスタのクライアント取引先CD
・数量:取込元ファイルのPV数
・単価:0(固定)
・売上原価:商品マスタの原価
・定価:商品マスタの定価
・掲載料金:新規受入実行部102cが算出した金額
・マージン金額:0(固定)
・掲載開始予定日:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月+1日(固定)
・掲載終了予定日:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月+末日(固定)
・掲載期間:掲載開始予定日から掲載終了予定日までの期間
・請求希望日:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月+サイトマスタの請求
希望日
・回収予定日:請求希望日に基づいて請求取引先の支払サイトから取得したもの
契約売上詳細テーブルは、図18にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受注番号(主キー):SEQマスタの取込先行受注番号のMAX+1
・受注番号SEQ(主キー):0(固定)
・売上明細行番号(主キー):1(固定)
・売上詳細連番(主キー):1(固定)
・オペレータCD:サイトマスタの担当者CD
・売上月:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月
・本体金額:新規受入実行部102cが算出した金額
・消費税:本体金額の5%
・債権作成済区分:0(固定)
売上計上テーブルは、図19にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受注番号(主キー):SEQマスタの取込先行受注番号のMAX+1
・受注番号SEQ(主キー):0(固定)
・売上明細行番号(主キー):1(固定)
・売上詳細連番(主キー):1(固定)
・オペレータCD:サイトマスタの担当者CD
・売上月:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月
・本体金額:新規受入実行部102cが算出した金額
債権計上テーブルは、図20にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。
・会社CD(主キー):取込処理者所属会社CD
・受注番号(主キー):SEQマスタの取込先行受注番号のMAX+1
・受注番号SEQ(主キー):0(固定)
・売上明細行番号(主キー):1(固定)
・売上詳細連番(主キー):1(固定)
・請求月:PV実績売上データ取込画面に表示された計上年月+1月
・本体金額:新規受入実行部102cが算出した金額
・請求希望日:請求月+サイトマスタの請求希望日
・回収予定日:請求希望日に基づいて請求取引先の支払サイトから取得したもの
・請求書発行済区分:0(固定)(※未発行)
・回収方法:取引先マスタの回収方法CD
取込履歴テーブルは、図21にも示されている以下に列挙する項目に関するデータを含むテーブルである。なお、ユーザは、取込履歴テーブルについて、汎用データ出力処理にてCSVファイルでの内容確認を行ってもよい。
・処理月:取込処理実行月
・サイトCD:取込元ファイルのサイトCD
・PV数:取込元ファイルのPV数
・受注番号:契約基本情報テーブルの受注番号
・受注番号SEQ:契約基本情報テーブルの受注番号SEQ
・本体金額:契約基本情報テーブルの本体金額
・消費税額:契約基本情報テーブルの消費税額
・税込金額:契約基本情報テーブルの税込金額
・サイト名称:サイトマスタのサイト名称
・契約取引先CD:サイトマスタの契約取引先CD
・契約取引先名:サイトマスタの契約取引先名
・請求取引先CD:サイトマスタの請求取引先CD
・請求取引先名:サイトマスタの請求取引先名
・クライアント取引先CD:サイトマスタのクライアント取引先CD
・クライアント取引先名:サイトマスタのクライアント取引先名
・商品CD:サイトマスタの商品CD
・商品名:商品CDで特定される、商品マスタの商品名
・担当者CD:サイトマスタの担当者CD
・担当者名:担当者CDとオペレータマスタのオペレータCDで特定される、オペレータ
マスタのオペレータ名
・部門CD:処理月とオペレータマスタの所属年月で特定される、オペレータマスタの部
門CD
・部門名:処理月とオペレータマスタの所属年月で特定される、オペレータマスタの部門

・案件番号:サイトマスタの案件番号
・請求希望日:サイトマスタの請求希望日
・取込実施区分:サイトマスタの取込実施区分
・停止日:サイトマスタの停止日
・課金開始:サイトマスタの課金開始
・固定・算出区分1:サイトマスタの固定・算出区分1
・区切り1:サイトマスタの区切り1
・金額1:サイトマスタの金額1
・レンジ上限1:サイトマスタのレンジ上限1
・固定・算出区分2:サイトマスタの固定・算出区分2
・区切り2:サイトマスタの区切り2
・金額2:サイトマスタの金額2
・レンジ上限2:サイトマスタのレンジ上限2
・固定・算出区分3:サイトマスタの固定・算出区分3
・区切り3:サイトマスタの区切り3
・金額3:サイトマスタに含まれる金額3
・レンジ上限3:サイトマスタのレンジ上限3
・固定・算出区分4:サイトマスタの固定・算出区分4
・区切り4:サイトマスタの区切り4
・金額4:サイトマスタの金額4
・レンジ上限4:サイトマスタのレンジ上限4
・固定・算出区分5:サイトマスタの固定・算出区分5
・区切り5:サイトマスタの区切り5
・金額5:サイトマスタの金額5
・レンジ上限5:サイトマスタのレンジ上限5
・備考:サイトマスタの備考
マスタ管理部102aは、マスタ記憶部106bに格納されている各種マスタに対するデータの登録・修正・追加・更新等といった各種マスタの管理を、各々のマスタを管理するために用いられる所定のメンテ画面を介してユーザに行わせる。
ここで、サイトマスタを管理するために用いられるサイトマスタメンテ画面の一例、ならびにマスタ管理部102aがサイトマスタメンテ画面に対して実行する画面処理およびユーザがサイトマスタメンテ画面に対して実行する画面操作について、図22を参照して説明する。図22は、サイトマスタメンテ画面の一例を示す図である。
サイトマスタメンテ画面MCは、大別して、領域MC1と領域MC2と領域MC3と領域MC4とで構成されている。領域MC1は、図示の如く、サイトCDを入力可能に表示するためのエディットボックスを含む。領域MC2は、図示の如く、サイト名称を入力可能に表示するためのエディットボックス、契約取引先CDと契約取引先名を入力可能に表示するための2つのエディットボックス、クライアント取引先CDとクライアント取引先名を入力可能に表示するための2つのエディットボックス、商品CDと商品名を入力可能に表示するための2つのエディットボックス、担当者CDと担当者名を入力可能に表示するための2つのエディットボックス、請求取引先CDと請求取引先名を入力可能に表示するための2つのエディットボックス、案件番号を入力可能に表示するためのエディットボックス、請求希望日を入力可能に表示するためのエディットボックス、取込実施区分を入力可能に表示するためのエディットボックス、および停止日を入力可能に表示するためのエディットボックスを含む。領域MC3は、図示の如く、課金開始のPV数を入力可能に表示するためのエディットボックス、固定・算出区分1と区切り1と金額1とレンジ上限1を入力可能に表示するため4つのエディットボックス、固定・算出区分2と区切り2と金額2とレンジ上限2を入力可能に表示するための4つのエディットボックス、固定・算出区分3と区切り3と金額3とレンジ上限3を入力可能に表示するための4つのエディットボックス、固定・算出区分4と区切り4と金額4とレンジ上限4を入力可能に表示するための4つのエディットボックス、固定・算出区分5と区切り5と金額5とレンジ上限5を入力可能に表示するための4つのエディットボックス、および備考を入力可能に表示するためのエディットボックスを含む。領域MC4は、図示の如く、登録担当者CDを入力可能に表示するためのエディットボックス、登録日付を入力可能に表示するためのエディットボックス、登録時間を入力可能に表示するためのエディットボックス、更新担当者CDを入力可能に表示するためのエディットボックス、更新日付を入力可能に表示するためのエディットボックス、および更新時間を入力可能に表示するためのエディットボックスを含む。
マスタ管理部102aは、サイトマスタメンテ画面MCをモニタ114に表示させる。
ユーザは、キーボード112またはマウス112を操作して、サイトマスタメンテ画面MCに設けられている各エディットボックスに、数値や文字などを入力する。
具体的には、ユーザは、項目“取込実施区分”のエディットボックスに、“取込する”を示す0または“取り込しない”を示す1を入力する。なお、“取込する”とは、「領域MC3に入力された課金体系に従って金額算出を行いデータ取込を実行する。」といったことを意味する。また、“取り込みしない”とは、「項目“停止日”に入力された停止年月以降に取込処理が実行された時に、ファイル内に該当サイトのレコードが存在してもデータ取込を実行しない。」といったことを意味する。また、項目“取込実施区分”のエディットボックスに0が入力された場合には、項目“停止日”のエディットボックスは、数値入力ができないようにロックされる。
また、ユーザは、項目“課金開始”のエディットボックスに、0円のレコードとして取り込むPV数の上限値を入力する。なお、取込元ファイルのPV数が、項目“課金開始”の数値以下の場合は受注・売上・請求データが0円で作成され、請求書にも0円の明細が表示される。
また、ユーザは、項目“固定・算出区分*”(*には1から5までの整数が入る。)の各エディットボックスに、“固定”を示す0または“PV毎に”を示す1を入力する。なお、“固定”とは、「取込元ファイルのPV数(取込PV数)が、項目“レンジ上限*−1”(*が1の場合の項目“レンジ上限0”は、項目“課金開始”を意味する。)の数値から項目“レンジ上限*”の数値までの数値範囲を示すレンジ*(本発明の区間に相当)に該当する場合に、取込PV数のうちの当該レンジ*の部分に対する売上(請求)本体金額を、項目“金額*”の数値とする。」こと、つまり「取込PV数がレンジ内であれば固定金額とする。」ことを意味する。また、“PV毎に”とは、「取込PV数がレンジ*に該当する場合に、取込PV数のうちの当該レンジ*の部分に対する売上(請求)本体金額を、数式「(取込PV数−項目“レンジ上限*−1”の数値)÷項目“区切り*”の数値×項目“金額*”の数値」で算出された数値とする。」こと、つまり「取込PV数がレンジ内であれば区切り毎に金額を掛ける。」ことを意味する。なお、当該数式中の「(取込PV数−項目“レンジ上限*−1”の数値)÷項目“区切り*”の数値」で算出された数値は、切り上げとしてもよい。
また、ユーザは、(1)項目“レンジ上限*”の各エディットボックスに、レンジ*の上限を示すPV数を入力し、(2)項目“金額*”の各エディットボックスに、売上(請求)本体金額を算出する際に適用する金額を示す数値を入力し、(3)項目“区切り*”の各エディットボックスに、上述した数式中の係数“区切り*”に適用されるPV数を入力する。なお、項目“固定・算出区分*”のエディットボックスに0が入力された場合には、項目“区切り*”のエディットボックスは、数値入力ができないようにロックされる。
ユーザは、サイトマスタメンテ画面MCに設けられている各エディットボックスに、数値や文字などを入力し終えたら、サイトマスタメンテ画面MCの入力内容をサイトマスタに登録するために機能する、キーボード112のファンクションキーF11を押す。
ユーザがファンクションキーF11を押した場合、マスタ管理部102aは、サイトマスタメンテ画面MCの入力内容をサイトマスタに登録する。
[2.処理]
上述した構成の売上データ取込装置が実行する各種処理について、図23から図26を参照して説明する。図23は、売上データ取込装置が実行する各種処理の概要を示す図である。なお、ここでは、上述した第1の構成の売上データ取込装置100が各種処理を実行する場合を一例として説明する。
売上データ取込装置100が実行する処理は、大別して、新規受入処理、受入内容更新処理および取込処理の3つである。新規受入処理では、新規受入実行部102cが、外部サーバ200から取得した取込元ファイルのデータを受入ワークに受け入れ、受入結果ファイルを出力する。受入内容更新処理では、受入内容更新実行部102dが、マスタ記憶部106bに格納されている各マスタを参照して受入ワークのデータを更新し、更新結果ファイルを出力する。取込処理では、取込実行部102eが、受入ワークのデータを実績データ記憶部106cに格納されている各テーブルに取り込み、取込結果ファイルを出力する。
以下、新規受入処理、受入内容更新処理および取込処理の詳細について、順に、図24から図26を参照して説明する。
[2−1.新規受入処理]
まず、売上データ取込装置100が実行する新規受入処理について、図24を参照して説明する。図24は、新規受入処理の一例を示すフローチャートである。
売上データ取込部102bがモニタ114に表示させた図11に示すPV実績売上データ取込画面MBにおいて、ユーザが、キーボード112およびマウス112を操作して、“新規受入”の処理区分を選択し、入力必須の情報を入力し、そして、処理の実行開始を指示するために機能するファンクションキーF11を押すと、売上データ取込部102bは、新規受入実行部102cに、新規受入処理の実行開始を指示する。
[ステップSA1:取込元パスおよび出力先パスの存在チェック]
指示を受けた新規受入実行部102cは、PV実績売上データ取込画面MBに表示されている取込元パスおよび出力先パスが存在するかを確認する。そして、取込元パスが存在しなかった場合には、新規受入実行部102cは、“取込元パスが存在しません。”といった内容のエラーメッセージをモニタ114に表示させる。また、出力先パスが存在しなかった場合には、新規受入実行部102cは、“出力先パスが存在しません。”といった内容のエラーメッセージをモニタ114に表示させる。
[ステップSA2:取込状況区分のチェック]
新規受入実行部102cは、取込管理マスタの項目“取込状況区分”に格納されている数値を確認する。取込状況区分が0であった場合には、新規受入実行部102cは、“未取込のデータを上書きします。宜しいですか?”といった内容の警告メッセージ(“OK”を選択させるためのボタンおよび“キャンセル”を選択させるためのボタンを含む)をモニタ114に表示させる。ユーザがマウス112を操作して“OK”ボタンを押した場合には、新規受入実行部102cは新規受入処理を続行し、ユーザがマウス112を操作して“キャンセル”ボタンを押した場合には、新規受入実行部102cは新規受入処理を終了する。
[ステップSA3:取込元ファイルからの受入ワークへのデータの受入]
新規受入実行部102cは、取込元パスに存在する取込元ファイルを外部サーバ200から取得する(本発明の取得ステップに相当)。取込状況区分が0であった場合には、新規受入実行部102cは、受入ワークから取込状況区分が0のデータを削除し、取込元ファイルについて以下のエラーチェックを実行し、取込元ファイルからデータを受入ワークへ新しく受け入れる。当該エラーチェックでは、エラーのデータが存在しても新規受入処理が続行されるが、後述する取込管理マスタの更新の際に項目“エラー状況区分”に1がセットされる。当該エラーチェックでは、(1)元受注番号の有効桁数チェック、ブランクチェックおよびKEY項目重複チェック、(2)プロジェクトCDの有効桁数チェック、ブランクチェックおよびプロジェクトCDマスタのマスタ存在チェック、(3)商品CDのブランクチェックおよび日付チェック(PV区分が1の商品CDのみ)、(4)クライアント取引先CDのブランクチェックおよび取引先マスタのマスタ存在チェック、(5)PV数の有効桁数チェックおよびブランクチェック、ならびに(6)データ年月のブランクチェックおよび日付チェック、が実行される。また、取込元ファイルのプロジェクトCD、商品CDおよびPV数でPV金額レンジマスタから該当レコードが特定できるかのチェック、が実行される。なお、エラーチェック内容としては、ここで示したもの以外にも、例えば、ファイル存在チェック、ファイルレイアウトチェック、固定データチェック、および更新可能チェックなどがある。
新規受入実行部102cは、取込元ファイルから受入ワークへのデータ受入の際、PV金額レンジマスタを参照して、売上金額および/または使用金額(ロイヤリティ金額)の算出を実行する(本発明の算出ステップに相当)。具体的には、新規受入実行部102cは、取込元ファイルの商品CD・PV数に基づいて、PV金額レンジマスタからレンジの数値を取得し、売上金額および使用金額を算出する。ここで、第1の構成の売上データ取込装置100で新規受入処理が実行される場合の売上金額および/または使用金額の算出方法について、図5に示すPV金額レンジマスタを参照しながら詳細に説明する。なお、売上金額の算出方法と使用金額の算出方法は同じであるので、ここでは売上金額を算出対象として説明する。
まず、新規受入実行部102cは、PV金額レンジマスタから、項目“レコード区分”に“売上金額”を示す0が格納されているレコードを抽出する(工程11)。
つぎに、新規受入実行部102cは、工程11で抽出したレコードの中から、さらに、「取込元ファイルのPV数(取込PV数)が、PV金額レンジマスタの項目“PV数下限”の数値以上且つ項目“PV数上限”の数値以下である。」という条件を満たすレコードを特定し、当該レコードの項目“行番号”の数値を確認する(工程12)。
そして、新規受入実行部102cは、工程12で特定したレコードと、工程11で抽出したレコードのうちの、工程12で確認した数値未満の数値が項目“行番号”に格納されているレコードとを対象として、これらの対象レコードの項目“金額”の数値(ここでは基本運用費)を全て足し合わせ、この足し合わせた数値を売上金額として算出する(工程13)。
なお、第2の構成の売上データ取込装置100で新規受入処理が実行される場合、新規受入実行部102cは、取込元ファイルから受入ワークへのデータ受入の際、サイトマスタを参照して、売上金額および/または使用金額の算出を実行する。ここで、第2の構成の売上データ取込装置100で新規受入処理が実行される場合の売上金額および/または使用金額の算出方法について、図14に示すサイトマスタを参照しながら詳細に説明する。なお、売上金額の算出方法と使用金額の算出方法は同じであるので、ここでは売上金額を算出対象として説明する。
まず、新規受入実行部102cは、サイトマスタから、項目“商品CD”に取込元ファイルの商品CDと同じ数値が格納されているレコードを抽出する(工程21)。
つぎに、新規受入実行部102cは、工程21で抽出したレコードを参照して、「取込元ファイルのPV数(取込PV数)が、サイトマスタの項目“レンジ上限*−1”の数値より大きく且つ項目“レンジ上限*”の数値以下である。」という条件を満たす、1から5までのいずれかの整数*を特定する(工程22)。なお、整数*が1の場合の項目“レンジ上限0”は、項目“課金開始”を意味する。
つぎに、新規受入実行部102cは、工程21で抽出したレコードを参照して、工程22で特定した整数*以下の整数pで特定される全ての項目“固定・算出区分p”を対象として、これらの対象項目に格納されている数値が“固定”を示す0または“PV毎に”を示す1であるかを確認する(工程23)。なお、整数pは、1以上且つ整数*以下の整数である。
つぎに、新規受入実行部102cは、(1)工程23で1が格納されていることが確認された項目“固定・算出区分p”については、工程21で抽出したレコードを参照して、項目“金額p”、項目“区切りp”および項目“レンジ上限p−1”の数値をそれぞれ抽出し、抽出したこれらの数値を数式「(取込PV数−項目“レンジ上限p−1”の数値)÷項目“区切りp”の数値×項目“金額p”の数値」に代入して当該数式の数値を算出し、(2)工程23で0が格納されていることが確認された項目“固定・算出区分p”については、工程21で抽出したレコードを参照して項目“金額p”の数値を抽出する(工程24)。なお、当該数式中の「(取込PV数−項目“レンジ上限p−1”の数値)÷項目“区切りp”の数値」で算出された数値は、切り上げとしてもよい。
そして、新規受入実行部102cは、工程24で算出した数値および抽出した数値を全て足し合わせ、この足し合わせた数値を売上金額として算出する(工程25)。
[ステップSA4:取込管理マスタの更新および取込管理マスタの内容のログテーブルへの書込]
図24に戻り、新規受入実行部102cは、ステップSA3での受入内容に基づいて、取込管理マスタの各項目のデータを更新する。具体的には、項目“受入ファイル名称”のデータは、取込元ファイルのファイル名に更新される。項目“計上年月”のデータは、PV実績売上データ取込画面MBに表示されている計上年月に更新される。項目“処理区分”のデータは、“新規受入”に更新される。項目“取込状況区分”のデータは、0に更新される。項目“エラー状況区分”のデータは、ステップSA3で受入データにエラーが存在した場合には1に、存在しなかった場合には0に更新される。項目“件数”のデータは、ステップSA3での受入データの件数に更新される。項目“売上金額”のデータは、ステップSA3で算出した受入データの売上金額の合計に更新される。項目“消費税”のデータは、当該売上金額の合計に対応する消費税額に更新される。項目“処理担当者CD”のデータは、新規受入処理を実行させたオペレータのオペレータCDに更新される。項目“処理日付”のデータは、売上データ取込装置100で管理する、新規受入処理が実行された日付に更新される。項目“処理時間”のデータは、売上データ取込装置100で管理する、新規受入処理が実行された時刻に更新される。
新規受入実行部102cは、更新後の取込管理マスタの内容をログテーブルに書き込む。
[ステップSA5:新規受入結果ファイルの出力]
新規受入実行部102cは、PV実績売上データ取込画面MBに表示されている出力先パスに、受入リストに関するCSV形式の受入結果ファイルを出力する。なお、新規受入実行部102cは、受入結果ファイルのファイル名を、取込管理マスタを参照して、“受入ファイル名称+処理区分+処理日付”に設定する。
新規受入実行部102cは、“新規受入処理が終了しました。”という内容のメッセージをモニタ114に表示する。
これにて、新規受入処理の説明を終える。なお、新規受入処理の終了後、売上データ取込部102bは、オペレータ別パスマスタにパスおよびファイル名が存在するかを、ログインオペレータ・プログラムID・入出力区分で参照し、存在する場合にはオペレータ別パスマスタのパスおよびファイル名を、PV実績売上データ取込画面MBの取込元パスおよび出力先パスに更新し、存在しない場合にはPV実績売上データ取込画面MBの取込元パスおよび出力先パスをオペレータ別パスマスタに追加する。
また、新規受入処理の終了後、売上データ取込部102bは、PV実績売上データ取込画面MBの項目“受入内容”に、今回の受入内容を表示させる。具体的には、売上データ取込部102bは、取込管理マスタの項目“取込状況区分”のデータが0(“未取込”)の場合、PV実績売上データ取込画面MBの項目“明細件数”に、取込管理マスタの項目“件数”のデータを表示させ、PV実績売上データ取込画面MBの項目“合計売上金額”に、取込管理マスタの項目“売上金額”のデータを表示させ、PV実績売上データ取込画面MBの項目“合計消費税”に、取込管理マスタの項目“消費税”のデータを表示させる。
また、有効桁数等のファイル不備の場合は、エラーがなくなるまで、修正後ファイルにて、新規受入処理が実行されてもよい。
[2−2.受入内容更新処理]
つぎに、売上データ取込装置100が実行する受入内容更新処理について、図25を参照して説明する。図25は、受入内容更新処理の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、上述した新規受入処理と同様の説明を省略する場合がある。
売上データ取込部102bがモニタ114に表示させた図11に示すPV実績売上データ取込画面MBにおいて、ユーザが、キーボード112およびマウス112を操作して、“受入内容更新”の処理区分を選択し、入力必須の情報を入力し、そして、処理の実行開始を指示するために機能するファンクションキーF11を押すと、売上データ取込部102bは、受入内容更新実行部102dに、受入内容更新処理の実行開始を指示する。なお、受入内容更新処理は、エラー発生時に実行可能なものである。また、マスタ未登録項目等のシステム内データに不備がある場合は、ユーザは事前に該当マスタを追加修正する。
[ステップSB1:取込状況区分のチェック]
指示を受けた受入内容更新実行部102dは、取込管理マスタの取込状況区分を確認する。取込状況区分が1であった場合には、受入内容更新実行部102dは、“更新対象のデータが存在しません。”といった内容のメッセージをモニタ114に表示させる。
[ステップSB2:受入ワークの更新]
受入内容更新実行部102dは、受入ワークの、取込状況区分が0のデータを対象としてマスタ記憶部106bに格納されている各種マスタを参照し、そのマスタの内容で受入ワークの対象データを更新する。具体的には、受入内容更新実行部102dは、オペレータCDでオペレータマスタを参照して受入ワークのオペレータ名を更新し、プロジェクトCDマスタの契約取引先CDで取引先マスタを参照して受入ワークの契約取引先名を更新し、プロジェクトCDマスタの請求取引先CDで取引先マスタを参照して受入ワークの請求取引先名を更新し、H_クライアント取引先CDで取引先マスタを参照して受入ワークのH_クライアント取引先名を更新し、商品CDで商品マスタを参照して受入ワークの商品名を更新し、M_クライアント取引先CDで取引先マスタを参照して受入ワークのM_クライアント取引先名を更新する。
受入内容更新実行部102dは、受入ワークの更新後、受入ワークのデータについて上述したエラーチェックを再度実行する。
[ステップSB3:取込管理マスタの更新および取込管理マスタの内容のログテーブルへの書込]
受入内容更新実行部102dは、ステップSB2での更新内容に基づいて、取込管理マスタの各項目のデータを更新する。具体的には、項目“処理区分”のデータは、“受入内容更新”に更新される。項目“取込状況区分”のデータは、0に更新される。項目“エラー状況区分”のデータは、ステップSA3で受入データにエラーが存在した場合には1に、存在しなかった場合には0に更新される。項目“処理担当者CD”のデータは、受入内容更新処理を実行させたオペレータのオペレータCDに更新される。項目“処理日付”のデータは、売上データ取込装置100で管理する、受入内容更新処理が実行された日付に更新される。項目“処理時間”のデータは、売上データ取込装置100で管理する、受入内容更新処理が実行された時刻に更新される。
受入内容更新実行部102dは、更新後の取込管理マスタの内容をログテーブルに書き込む。
[ステップSB4:更新結果ファイルの出力]
受入内容更新実行部102dは、PV実績売上データ取込画面MBに表示されている出力先パスに、受入リストに関するCSV形式の更新結果ファイルを出力する。なお、受入内容更新実行部102dは、更新結果ファイルのファイル名を、取込管理マスタを参照して、“受入ファイル名称+処理区分+処理日付”に設定する。
受入内容更新実行部102dは、“受入内容更新処理が終了しました。”という内容のメッセージをモニタ114に表示する。
これにて、受入内容更新処理の説明を終える。なお、受入内容更新処理の終了後、売上データ取込部102bは、オペレータ別パスマスタにパスおよびファイル名が存在するかを、ログインオペレータ・プログラムID・入出力区分で参照し、存在する場合にはオペレータ別パスマスタのパスおよびファイル名を、PV実績売上データ取込画面MBの取込元パスおよび出力先パスに更新し、存在しない場合にはPV実績売上データ取込画面MBの取込元パスおよび出力先パスをオペレータ別パスマスタに追加する。また、受入内容更新処理の終了後、売上データ取込部102bは、PV実績売上データ取込画面MBの項目“受入内容”に、今回の更新内容を表示させる。
[2−3.取込処理]
つぎに、売上データ取込装置100が実行する取込処理について、図26を参照して説明する。図26は、取込処理の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、上述した新規受入処理または受入内容更新処理と同様の説明を省略する場合がある。
売上データ取込部102bがモニタ114に表示させた図11に示すPV実績売上データ取込画面MBにおいて、ユーザが、キーボード112およびマウス112を操作して、“取込”の処理区分を選択し、入力必須の情報を入力し、そして、処理の実行開始を指示するために機能するファンクションキーF11を押すと、売上データ取込部102bは、取込実行部102eに、取込処理の実行開始を指示する。なお、取込処理は、エラー0件の場合に実行可能なものである。
[ステップSC1:取込状況区分およびエラー状況区分のチェック]
指示を受けた取込実行部102eは、取込管理マスタの取込状況区分およびエラー状況区分を確認する。取込状況区分が1であった場合には、取込実行部102eは、“取込対象のデータが存在しません。”といった内容のメッセージをモニタ114に表示させる。エラー状況区分が1であった場合には、取込実行部102eは、“エラーデータが存在している為、取り込めません。”といった内容のメッセージをモニタ114に表示させる。
[ステップSC2:受入ワークのデータの実績データへの取込]
取込実行部102eは、実績データへの取込前に、受入ワークのデータについて上述したエラーチェックを再度実行する。
取込実行部102eは、受入ワークの、取込状況区分が0のデータを対象に、実績データ記憶部106cに格納されている各種テーブルへ取り込む。なお、取り込みの際に採番された受託契約番号と明細行番号は受入ワークに返す。
[ステップSC3:取込管理マスタの更新および取込管理マスタの内容のログテーブルへの書込]
取込実行部102eは、ステップSC2での取込内容に基づいて、取込管理マスタの各項目のデータを更新する。具体的には、項目“処理区分”のデータは、“取込”に更新される。項目“取込状況区分”のデータは、1に更新される。項目“処理担当者CD”のデータは、取込処理を実行させたオペレータのオペレータCDに更新される。項目“処理日付”のデータは、売上データ取込装置100で管理する、取込処理が実行された日付に更新される。項目“処理時間”のデータは、売上データ取込装置100で管理する、取込処理が実行された時刻に更新される。
[ステップSC4:SEQマスタの更新]
取込実行部102eは、ステップSC2にて新規採番した受託契約番号、SEQ、債権計上番号および売上番号で、SEQマスタを更新する。
[ステップSC5:取込結果ファイルの出力]
取込実行部102eは、PV実績売上データ取込画面MBに表示されている出力先パスに、受入リストに関するCSV形式の取込結果ファイルを出力する。なお、取込実行部102eは、取込結果ファイルのファイル名を、取込管理マスタを参照して、“受入ファイル名称+処理区分+処理日付”に設定する。
取込実行部102eは、“取込処理が終了しました。”という内容のメッセージをモニタ114に表示する。
これにて、取込処理の説明を終える。なお、取込処理の終了後、売上データ取込部102bは、オペレータ別パスマスタにパスおよびファイル名が存在するかを、ログインオペレータ・プログラムID・入出力区分で参照し、存在する場合にはオペレータ別パスマスタのパスおよびファイル名を、PV実績売上データ取込画面MBの取込元パスおよび出力先パスに更新し、存在しない場合にはPV実績売上データ取込画面MBの取込元パスおよび出力先パスをオペレータ別パスマスタに追加する。また、取込処理の終了後、売上データ取込部102bは、PV実績売上データ取込画面MBの項目“受入内容”の表示内容をクリアする。
[3.本実施形態のまとめ、および他の実施形態]
以上、本実施形態によれば、記憶部106には、PV金額レンジマスタまたはサイトマスタが格納されており、制御部102は、(1)PV数を含む取込元ファイルを取得し、(2)取得した取込元ファイルに含まれるPV数が、PV金額レンジマスタに含まれる項目“PV数下限”および項目“PV数上限”の数値で定義されたレンジ、またはサイトマスタに含まれる項目“課金開始”および/または項目“レンジ上限”の数値で定義されたレンジに該当するものである場合には、PV金額レンジマスタに含まれる項目“金額”の数値、またはサイトマスタに含まれる項目“金額”の数値に基づいて、コンテンツの売上金額および/または使用金額を算出する。これにより、コンテンツの売上金額および/または使用金額(ロイヤリティ金額)の算出を自動化できるだけでなく、コンテンツの特性(例えばコンテンツの使用のされ方など)に応じた詳細な課金体系でコンテンツの売上金額および/または使用金額を厳密に算出することができる。
また、本実施形態によれば、サイトマスタには、項目“区切り”の数値がさらに格納されており、制御部102は、PV数がレンジに該当するものである場合には、当該レンジの下限に相当する、サイトマスタに含まれる項目“課金開始”および/または項目“レンジ上限”の数値、サイトマスタに含まれる項目“金額”および項目“区切り”の数値、ならびにPV数に基づいて、コンテンツの売上金額および/または使用金額を算出する。これにより、コンテンツの特性に応じたより詳細な課金体系でコンテンツの売上金額および/または使用金額をより厳密に算出することができる。
また、本実施形態によれば、制御部102は、PV数がレンジに該当するものである場合には、(1)当該PV数から、当該レンジの下限に相当する、サイトマスタに含まれる項目“課金開始”または項目“レンジ上限”の数値を減算し、(2)この減算で得られた数値を、サイトマスタに含まれる項目“区切り”の数値で除算し、(3)この除算で得られた数値に、サイトマスタに含まれる項目“金額”の数値を乗算し、(4)この乗算で得られた数値を用いてコンテンツの売上金額および/または使用金額を算出する。これにより、コンテンツの特性に応じたより詳細な課金体系でコンテンツの売上金額および/または使用金額をより厳密に算出することができる。
また、本実施形態によれば、PV数の変数値を取得した際にレンジ毎での金額算出を行い、また、そのレンジ内において固定額か除算した額を取得する、ことが特徴である。また、本実施形態によれば、レンジに関する金額体系がマスタ化されており、課金案件(顧客と商品の組み合わせ)毎に当該金額体系の設定が可能である、ことが特徴である。さらに、本実施形態によれば、金額算出時に、課金情報(請求データ)だけでなく、受注(契約)情報まで作成する、ことが特徴である。
さらに、本実施形態によれば、サーバ資源使用量に応じて料金徴収を行う従量課金形態が、コンテンツとしてのWebページに対するPV数に応じて利用料金を請求・計上するというものであるので、コンテンツの使用料としてのロイヤリティの算出も、そのPV数に応じて行うことができる。一定期間のPV実績結果(PV数)を取り込むことで、当該PV実績結果から発生する売上・請求・計上金額と同時にロイヤリティも自動で算出でき、それを受注データ(実績データ)として取り込むことができる。ここで、このPV実績結果は月締めが多く、その集計は前倒しできないので、当該集計は、終了即月次締めが必要とされていた。そのため、当該集計作業は、月次での高負荷作業となっていた。ところが、本実施形態によれば、金額算出から受注取込までを一括して実行することが可能であるので、集計作業にかかる作業負荷・工数の低減を実現することができる。
本実施形態では、本発明のコンテンツとして、Webサイトで提供されるWebページを、そして本発明の使用実績値として、Webページに対するPV数(またはアクセス数)を、一例として説明したが、本発明はこれに限定されること無く、例えば、コンテンツとしては、あるサービスの提供に掛かるランニングや、書籍、プログラム、ネットゲーム、地図などでもよく、使用実績値としては、書籍における任意のページの閲覧回数や、プログラムの利用回数、ネットゲームの利用回数、地図の閲覧回数などでもよい。
さて、これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
また、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、売上データ取込装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、売上データ取込装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて売上データ取込装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDなどの記憶部106などには、OS(Operating System)として協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、売上データ取込装置100に対して任意のネットワーク300を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明にかかるコンテンツ金額値算出プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USBメモリ、SDカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD、およびBlu−ray Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等(入出力ファイル記憶部106aに格納される各ファイル、マスタ記憶部106bに格納される各テーブル、および実績データ記憶部106cに格納される各テーブル等)は、RAM・ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベースおよびウェブページ用ファイル等を格納する。
また、売上データ取込装置100は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、売上データ取込装置100は、該情報処理装置に、新規受入処理(本発明にかかるコンテンツ金額値算出方法を含む)、受入内容更新処理および取込処理を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
以上のように、本発明にかかるコンテンツ金額値算出装置、コンテンツ金額値算出方法およびコンテンツ金額値算出プログラムは、特に、サーバ資源の使用実績に応じて料金徴収を行う課金体系を採用する企業における販売管理などで有用である。
100 売上データ取込装置(本発明のコンテンツ金額値算出装置を含む)
102 制御部
102a マスタ管理部
102b 売上データ取込部
102c 新規受入実行部(本発明の取得手段および算出手段を含む)
102d 受入内容更新実行部
102e 取込実行部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 入出力ファイル記憶部(本発明の使用実績ファイルを含む)
106b マスタ記憶部(本発明の課金体系テーブルを含む)
106c 実績データ記憶部
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 外部サーバ
300 ネットワーク

Claims (3)

  1. 制御部と記憶部とを備えたコンテンツ金額値算出装置であって、
    前記記憶部には、区間を定義するための互いに異なる2つの値と金額に関する値である金額値とを含む課金体系テーブルが格納されており、
    前記制御部は、
    コンテンツの使用実績に関する値である使用実績値を含む使用実績ファイルを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記使用実績ファイルに含まれる前記使用実績値が、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値で定義された前記区間に該当するものである場合には、前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値に基づいて、前記コンテンツの売上金額および/または使用金額に関する値であるコンテンツ金額値を算出する算出手段と、
    を備え
    前記課金体系テーブルは、前記コンテンツ金額値を算出する際の単位に関する値である単位値をさらに含むものであり、
    前記算出手段は、前記使用実績値が前記区間に該当するものである場合には、当該使用実績値から、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値のうちの小さい値を減算し、この減算で得られた値を前記課金体系テーブルに含まれる前記単位値で除算し、この除算で得られた値に前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値を乗算し、この乗算で得られた値を用いて前記コンテンツ金額値を算出すること、
    を特徴とするコンテンツ金額値算出装置。
  2. 制御部と記憶部とを備えた情報処理装置で実行されるコンテンツ金額値算出方法であって、
    前記記憶部には、区間を定義するための互いに異なる2つの値と金額に関する値である金額値とを含む課金体系テーブルが格納されており、
    前記制御部で実行される、
    コンテンツの使用実績に関する値である使用実績値を含む使用実績ファイルを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記使用実績ファイルに含まれる前記使用実績値が、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値で定義された前記区間に該当するものである場合には、前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値に基づいて、前記コンテンツの売上金額および/または使用金額に関する値であるコンテンツ金額値を算出する算出ステップと、
    を含み、
    前記課金体系テーブルは、前記コンテンツ金額値を算出する際の単位に関する値である単位値をさらに含むものであり、
    前記算出ステップは、前記使用実績値が前記区間に該当するものである場合には、当該使用実績値から、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値のうちの小さい値を減算し、この減算で得られた値を前記課金体系テーブルに含まれる前記単位値で除算し、この除算で得られた値に前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値を乗算し、この乗算で得られた値を用いて前記コンテンツ金額値を算出すること、
    を特徴とするコンテンツ金額値算出方法。
  3. 制御部と記憶部とを備えた情報処理装置に実行させるためのコンテンツ金額値算出プログラムであって、
    前記記憶部には、区間を定義するための互いに異なる2つの値と金額に関する値である金額値とを含む課金体系テーブルが格納されており、
    前記制御部に実行させるための、
    コンテンツの使用実績に関する値である使用実績値を含む使用実績ファイルを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記使用実績ファイルに含まれる前記使用実績値が、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値で定義された前記区間に該当するものである場合には、前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値に基づいて、前記コンテンツの売上金額および/または使用金額に関する値であるコンテンツ金額値を算出する算出ステップと、
    を含み、
    前記課金体系テーブルは、前記コンテンツ金額値を算出する際の単位に関する値である単位値をさらに含むものであり、
    前記算出ステップは、前記使用実績値が前記区間に該当するものである場合には、当該使用実績値から、前記課金体系テーブルに含まれる前記2つの値のうちの小さい値を減算し、この減算で得られた値を前記課金体系テーブルに含まれる前記単位値で除算し、この除算で得られた値に前記課金体系テーブルに含まれる前記金額値を乗算し、この乗算で得られた値を用いて前記コンテンツ金額値を算出すること、
    を特徴とするコンテンツ金額値算出プログラム。
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