JP7104528B2 - 集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラム - Google Patents

集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7104528B2
JP7104528B2 JP2018039230A JP2018039230A JP7104528B2 JP 7104528 B2 JP7104528 B2 JP 7104528B2 JP 2018039230 A JP2018039230 A JP 2018039230A JP 2018039230 A JP2018039230 A JP 2018039230A JP 7104528 B2 JP7104528 B2 JP 7104528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
billing
deposit
data
record
extracted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018039230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019153193A (ja
Inventor
悠真 合田
憲一 樫尾
今日子 石井
泰雄 伊東
剛光 上野
Original Assignee
株式会社オービック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社オービック filed Critical 株式会社オービック
Priority to JP2018039230A priority Critical patent/JP7104528B2/ja
Publication of JP2019153193A publication Critical patent/JP2019153193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7104528B2 publication Critical patent/JP7104528B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラムに関する。
特許文献1には、複数の賃貸不動産に関する情報を管理し前記各賃貸不動産に関与する複数の関係者をユーザとして前記情報を提供する賃貸不動産情報管理システムが開示されている(特許文献1の0001段落参照)。
特開2005-173957号公報
このように、例えば、不動産情報を管理する分野等においては、従来、賃貸物件のオーナー等は、各入居者の費目別の請求情報、入金情報および未収情報を別々の帳票を用いて確認する必要があり、非常に手間と時間がかかっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、請求情報、入金情報および未収情報が、入居者ごとかつ費目ごとに集約されたデータである集約データを作成できる集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る集約データ作成装置は、制御部および記憶部を備える集約データ作成装置であって、前記記憶部には、請求額と請求額の請求対象を識別するための請求対象識別データと請求額についての費目を識別するための費目識別データと請求額の請求時期と個々の請求額を識別するための請求額識別データとを有するレコードである請求レコードを含む請求データと、入金額と入金額の入金日と請求額識別データとを有するレコードである入金レコードを含む入金データと、が格納されており、前記制御部は、前記入金データから、指定された入金期間に属する入金額の入金日を有する入金レコードを抽出し、更に、前記請求データから、前記抽出した入金レコードが有する請求額識別データと同じものを有する請求レコードを抽出する第一抽出手段と、前記請求データから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しないもの、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前であるもの、を抽出する第二抽出手段と、前記第一抽出手段で抽出した前記入金レコードが有する入金額が入金情報として、前記第一抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求額が請求情報として、前記第二抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約されたデータである集約データを作成する集約データ作成手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る集約データ作成装置は、前記記憶部には、前受金額と前受金額の入金日と個々の前受金額を識別するための前受金額識別データとを有する前受金レコードを含む前受金データが更に格納されており、前記入金レコードは、前受金額識別データを更に有し、前記第一抽出手段は、前記前受金データから、前記抽出した入金レコードが有する前受金額識別データと同じものを有する前受金レコードを抽出し、前記制御部は、前記前受金データから、前記指定された入金期間に属する前受金額の入金日を有する前受金レコードを抽出する第三抽出手段を更に備え、前記集約データ作成手段は、前記第一抽出手段で抽出した前記前受金レコードが有する前受金額および前記第三抽出手段で抽出した前記前受金レコードが有する前受金額が振替情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約された前記集約データを作成すること、を特徴とする。
また、本発明に係る集約データ作成装置は、前記制御部が、前記第一抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求時期と前記指定された出力対象時期とが一致しない場合、当該請求レコードが有する請求額を0円に書き換える書換手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る集約データ作成装置は、前記制御部が、前記請求データから、前記指定された出力対象時期より前の請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しないもの、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日以降であるもの、を抽出する第四抽出手段を更に備え、前記集約データ作成手段は、前記第四抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約された前記集約データを作成すること、を特徴とする。
また、本発明に係る集約データ作成装置は、前記制御部が、前記請求データから、前記指定された出力対象時期と一致する請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードから、当該入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前であるもの、を抽出する第五抽出手段を更に備え、前記集約データ作成手段は、前記第五抽出手段で抽出した前記入金レコードが有する入金額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約された前記集約データを作成すること、を特徴とする。
また、本発明に係る集約データ作成方法は、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される集約データ作成方法であって、前記記憶部には、請求額と請求額の請求対象を識別するための請求対象識別データと請求額についての費目を識別するための費目識別データと請求額の請求時期と個々の請求額を識別するための請求額識別データとを有するレコードである請求レコードを含む請求データと、入金額と入金額の入金日と請求額識別データとを有するレコードである入金レコードを含む入金データと、が格納されており、前記制御部で実行される、前記入金データから、指定された入金期間に属する入金額の入金日を有する入金レコードを抽出し、更に、前記請求データから、前記抽出した入金レコードが有する請求額識別データと同じものを有する請求レコードを抽出する第一抽出ステップと、前記請求データから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しないもの、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前であるもの、を抽出する第二抽出ステップと、前記第一抽出ステップで抽出した前記入金レコードが有する入金額が入金情報として、前記第一抽出ステップで抽出した前記請求レコードが有する請求額が請求情報として、前記第二抽出ステップで抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約されたデータである集約データを作成する集約データ作成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る集約データ作成プログラムは、制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための集約データ作成プログラムであって、前記記憶部には、請求額と請求額の請求対象を識別するための請求対象識別データと請求額についての費目を識別するための費目識別データと請求額の請求時期と個々の請求額を識別するための請求額識別データとを有するレコードである請求レコードを含む請求データと、入金額と入金額の入金日と請求額識別データとを有するレコードである入金レコードを含む入金データと、が格納されており、前記制御部に実行させるための、前記入金データから、指定された入金期間に属する入金額の入金日を有する入金レコードを抽出し、更に、前記請求データから、前記抽出した入金レコードが有する請求額識別データと同じものを有する請求レコードを抽出する第一抽出ステップと、前記請求データから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しないもの、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前であるもの、を抽出する第二抽出ステップと、前記第一抽出ステップで抽出した前記入金レコードが有する入金額が入金情報として、前記第一抽出ステップで抽出した前記請求レコードが有する請求額が請求情報として、前記第二抽出ステップで抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約されたデータである集約データを作成する集約データ作成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、請求情報、入金情報および未収情報が、入居者ごとかつ費目ごとに集約されたデータである集約データを作成できるという効果を奏する。
図1は、集約データ作成装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、出力情報と取得データ(取得テーブル)との関係の一例を示す図である。 図3は、本実施形態に係る各データの関係の一例を示す図である。 図4は、管理人委託契約データ、契約データおよび回収予定データにおける具体的内容の一例を示す図である。 図5は、契約者Aについての回収予定データおよび入金消込データならびにこれらのデータを元に作成される集約データの一例を示す図である。 図6は、契約者Bについての回収予定データおよび入金消込データならびにこれらのデータを元に作成される集約データの一例を示す図である。 図7は、契約者Cについての回収予定データ、入金消込データおよび前受金データならびにこれらのデータを元に作成される集約データの一例を示す図である。 図8は、契約者Dについての回収予定データおよび入金消込データならびにこれらのデータを元に作成される集約データの一例を示す図である。 図9は、契約者A~Dについての集約データを合わせて作成される集約データの一例を示す図である。 図10は、本実施形態に係る処理のフローチャートの一例を示す図である。 図11は、回収予定データ、入金消込データおよび前受金データにおける具体的内容の一例を示す図である。 図12は、入金または振替されたデータの抽出の仕方の一例を示す図である。 図13は、未収データの抽出の仕方の一例を示す図である。 図14は、過入金データの抽出の仕方の一例を示す図である。 図15は、繰越残高の抽出の仕方の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.概要]
不動産業界等においては、従来、賃貸物件のオーナーは、各入居者の費目別の請求情報、入金情報および未収情報を、3帳票を用いて確認する必要があり、非常に手間と時間がかかっていた。
そこで、本実施形態においては、例えば、賃貸管理を営む管理会社が、賃貸物件のオーナーへ入出金報告を行うための「入出金明細書」において、1帳票で管理物件全体の請求情報、入金情報および未収情報を把握できるようにした。請求情報、入金情報および未収情報は、例えば、賃貸住宅管理システムにて管理している回収予定データおよび入金消込データ等から作成される。
また、本実施形態においては、例えば、請求情報、入金情報および未収情報に加えて、過入金情報、前受金情報および振替金情報も同時に確認できるようにした。過入金情報、前受金情報および振替金情報は、例えば、賃貸住宅管理システムにて管理している入金消込データおよび前受金データ等から作成される。
これにより、例えば、賃貸物件のオーナーは、各入居者の費目別未収状況を把握できるため、滞納している入居者に対してどのようなアクションを打つべきか(どう回収していくか等)を、経営目線で判断することが可能となる。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[2.構成]
本実施形態に係る集約データ作成装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、集約データ作成装置100の構成の一例を示すブロック図である。
集約データ作成装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、集約データ作成装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
集約データ作成装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。集約データ作成装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、集約データ作成装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、集約データ作成装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、請求データとしての回収予定データ106aと、入金データとしての入金消込データ106bと、前受金データ106cと、繰越残高データ106dと、管理人委託契約データ106eと、契約データ106fと、集約データ106gと、を備えている。
回収予定データ106aは、例えば、家主が入居者に対して請求する請求額等を管理するためのデータである。具体的には、回収予定データ106aは、図3および図11に示すように、例えば、請求額、請求額の請求対象を識別するための請求対象識別データ(契約番号)、請求額についての費目を識別するための費目識別データ(賃料項目)、請求額の請求時期(請求年月)および個々の請求額を識別するための請求額識別データ(回収予定NO)等を有する請求レコードを含む。費目識別データとしては、例えば、賃料、共益費、駐車場費用、繰越残高および過入金等があげられる。なお、請求レコードとは、回収予定データ106aにおける横一行の情報のことを指す。
入金消込データ106bは、例えば、入居者が家主に対して入金した入金額等を管理するためのデータである。具体的には、入金消込データ106bは、図3および図11に示すように、例えば、入金額、入金額の入金日、請求額識別データ(回収予定NO)および個々の前受金額を識別するための前受金額識別データ(前受NO)等を有する入金レコードを含む。なお、入金レコードとは、入金消込データ106bにおける横一行の情報のことを指す。
前受金データ106cは、例えば、入居者の家主に対する前受金額等を管理するためのデータである。具体的には、前受金データ106cは、図3および図11に示すように、例えば、前受金額、前受金額の入金日、前受金額識別データ(前受NO)および請求対象識別データ(契約番号)等を有する前受金レコードを含む。
繰越残高データ106dは、例えば、入居者の前月以前の繰越残高等を管理するためのデータである。ここでいう繰越残高としては、未収分の繰越残高と余剰分の繰越残高とが存在する。未収分の繰越残高とは、例えば、前月以前に入金するべきであるが未だ入金されていない金額(つまり、入金自体が行われていない金額)や、前月以前に入金するべきであるが当月に入金された金額(つまり、入金自体は行われたものの、本来の入金時期より遅れて入金された金額)等を指す。これに対して、余剰分の繰越残高とは、例えば、当月に入金するべきであるが前月以前に入金された金額(つまり、本来の入金時期より早めに入金された金額)等を指す。
管理人委託契約データ106eは、例えば、賃貸物件の家主が管理している物件情報等を管理するためのデータである。管理人委託契約データ106eは、図3および図4に示すように、例えば、家主を識別するための家主識別データ(管理人委託契約番号)、物件を識別するための物件識別データ(物件CD)および当該物件における区画を識別するための区画識別データ(部屋番号)等を含む。
契約データ106fは、例えば、各入居者についての契約情報等を管理するためのデータである。契約データ106fは、図3および図4に示すように、例えば、請求対象識別データ(契約番号および契約者)、物件識別データ(物件CD)、区画識別データ(部屋番号)、契約開始日および契約終了日等を含む。
集約データ106gは、例えば、図9に示すように、請求情報、入金情報、未収情報および振替情報等が、入居者ごとかつ費目ごとに集約されたデータである。
制御部102は、集約データ作成装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)前記入金データから、指定された入金期間に属する入金額の入金日を有する入金レコードを抽出し、更に、前記請求データから、前記抽出した入金レコードが有する請求額識別データと同じものを有する請求レコードを抽出する第一抽出手段としての第一抽出部102aと、(2)前記請求データから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しないもの、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前であるもの、を抽出する第二抽出手段としての第二抽出部102bと、(3)前記前受金データから、前記指定された入金期間に属する前受金額の入金日を有する前受金レコードを抽出する第三抽出手段としての第三抽出部102cと、(4)前記請求データから、前記指定された出力対象時期より前の請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しないもの、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日以降であるもの、を抽出する第四抽出手段としての第四抽出部102dと、(5)前記請求データから、前記指定された出力対象時期と一致する請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードから、当該入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前であるもの、を抽出する第五抽出手段としての第五抽出部102eと、(6)前記第一抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求時期と前記指定された出力対象時期とが一致しない場合、当該請求レコードが有する請求額を0円に書き換える書換手段としての書換部102fと、(7)前記第一抽出手段で抽出した前記入金レコードが有する入金額が入金情報として、前記第一抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求額が請求情報として、前記第二抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約されたデータである集約データを作成する集約データ作成手段としての集約データ作成部102gと、を備えている。なお、各部が実行する処理の詳細については、以下の[4.処理の具体例]で説明する。
第一抽出部102aは、入金消込データ106bから、指定された入金期間に属する入金額の入金日を有する入金レコードを抽出し、更に、回収予定データ106aから、当該抽出した入金レコードが有する回収予定NOと同じものを有する請求レコードを抽出する。第一抽出部102aは、前記抽出した入金レコードが前受NOを有する場合(つまり、前受NOがNULLではない場合)には、前受金データ106cから、前記抽出した入金レコードが有する前受NOと同じものを有する前受金レコードを抽出してもよい。
第二抽出部102bは、回収予定データ106aから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する回収予定NOと同じものを有する入金レコードが入金消込データ106bに存在しないもの、または、当該抽出した請求レコードが有する回収予定NOと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前であるもの、を抽出する。
第三抽出部102cは、前受金データ106cから、前記指定された入金期間に属する前受金額の入金日を有する前受金レコードを抽出する。
第四抽出部102dは、回収予定データ106aから、前記指定された出力対象時期より前の請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する回収予定NOと同じものを有する入金レコードが入金消込データ106bに存在しないもの、または、当該抽出した請求レコードが有する回収予定NOと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日以降であるもの、を抽出する。
第五抽出部102eは、回収予定データ106aから、前記指定された出力対象時期と一致する請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードが有する回収予定NOと同じものを有する入金レコードから、当該入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前であるもの、を抽出する。
書換部102fは、第一抽出部102aで抽出した前記請求レコードが有する請求時期と前記指定された出力対象時期とが一致しない場合、当該請求レコードが有する請求額を0円に書き換える。
集約データ作成部102gは、第一抽出部102aで抽出した前記入金レコードが有する入金額が入金情報として、第一抽出部102aで抽出した前記請求レコードが有する請求額が請求情報として、第二抽出部102bで抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、入居者ごとかつ費目ごとに集約されたデータである集約データを作成する。
集約データ作成部102gは、第一抽出部102aおよび第三抽出部102cが前受金レコードを抽出する場合には、第一抽出部102aで抽出した前記前受金レコードが有する前受金額および第三抽出部102cで抽出した前記前受金レコードが有する前受金額が振替情報として、入居者ごとかつ費目ごとに集約された前記集約データを作成してもよい。
集約データ作成部102gは、第四抽出部102dが請求レコードを抽出する場合には、第四抽出部102dで抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、入居者ごとかつ費目ごとに集約された前記集約データを作成してもよい。
集約データ作成部102gは、第五抽出部102eが入金レコードを抽出する場合には、第五抽出部102eで抽出した前記入金レコードが有する入金額が未収情報として、入居者ごとかつ費目ごとに集約された前記集約データを作成してもよい。
[3.集約データ作成の元となるデータと集約データとの関係について]
本項目では、集約データ作成の元となるデータ(回収予定データ106a、入金消込データ106bおよび前受金データ106c)から、YYYY年MM月の集約データ106gがどのように作成されるのかについて、契約者A~Dを例にとって詳細に説明する。
なお、集約データ106gの作成の概略は、図2に示すとおりである。すなわち、集約データ106gにおける請求情報は、回収予定データ106aを元に出力され、集約データ106gにおける入金情報は、入金消込データ106bを元に出力され、集約データ106gにおける未収情報は、回収予定データ106aおよび入金消込データ106bを元に出力され、集約データ106gにおける振替情報は、入金消込データ106bにおいて前受NOがNULLではないレコードを元に出力される。
[3-1.契約者Aの集約データについて]
契約者Aの集約データについて、図5を用いて説明する。図5の例は、契約者Aが、MM-1月分の請求に対して未入金である場合に、MM月分の請求に対して駐車場費用以外の費用を満額入金した場合の例である。
(1)集約データにおける請求情報
図5の回収予定データ106aにおける回収予定NO4~6の請求レコードは、請求年月「YYYY年MM月」を有するため、当該レコードが有する請求額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における請求情報として反映される。すなわち、図5の回収予定データ106aにおける回収予定NO4~6の請求レコードが有する請求額「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」は、図5の集約データ106gにおける請求情報の「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」に対応している。以上より、YYYY年MM月における請求情報の小計は、図5の集約データ106gの最下行に示すように、賃料100,000円+共益費5,000円+駐車場10,000円=115,000円と算出される。
(2)集約データにおける入金情報
図5の入金消込データ106bにおける回収予定NO4~5の入金レコードは、入金日「YYYY/MM/D2」を有するため、当該レコードが有する入金額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における入金情報として反映される。すなわち、図5の入金消込データ106bにおける回収予定NO4~5のレコードが有する入金額「100,000円および5,000円」は、図5の集約データ106gにおける入金情報の「賃料100,000円および共益費5,000円」に対応している。なお、本項目[3-1]の冒頭で述べたとおり、駐車場費用10,000円の分は入金されてないため、図5の集約データ106gにおいて、駐車場についての入金情報は、0円となっている。以上より、YYYY年MM月における入金情報の小計は、図5の集約データ106gの最下行に示すように、賃料100,000円+共益費5,000円=105,000円と算出される。
(3)集約データにおける未収情報
図5の回収予定データ106aにおける回収予定NO1~3の請求レコードは、請求年月「YYYY年MM-1月」を有するため、当該レコードが有する請求額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における請求情報としては反映されず、繰越残高として反映される。すなわち、図5の回収予定データ106aにおける回収予定NO1~3のレコードが有する請求額「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」の合計額115,000円が、図5の集約データ106gにおける未収情報の「繰越残高115,000円」に対応している。当該繰越残高115,000円は、前月以前に入金するべきであるが未だ入金されていない金額(いわゆる未収分の繰越残高)である。
また、YYYY年MM月の駐車場費用についての未収情報は、(1)で説明したようにYYYY年MM月の駐車場費用として10,000円が請求され、(2)で説明したようにYYYY年MM月の駐車場費用は入金されていないため、10,000円-0円=10,000円となる。
以上より、YYYY年MM月における未収情報の小計は、図5の集約データ106gの最下行に示すように、(YYYY年MM-1月の未収分の繰越残高である115,000円)+(YYYY年MM月の駐車場費用の未収分10,000円)=125,000円と算出される。
(4)集約データにおける振替情報
契約者Aについての振替情報は存在しない。
[3-2.契約者Bの集約データについて]
契約者Bの集約データについて、図6を用いて説明する。図6の例は、契約者Bが、MM月分の請求に対してMM-1月に満額入金した場合の例である。
(1)集約データにおける請求情報
図6の回収予定データ106aにおける回収予定NO10~12の請求レコードは、請求年月「YYYY年MM月」を有するため、当該レコードが有する請求額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における請求情報として反映される。すなわち、図6の回収予定データ106aにおける回収予定NO10~12のレコードが有する請求額「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」は、図6の集約データ106gにおける請求情報の「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」に対応している。以上より、YYYY年MM月における請求情報の小計は、図6の集約データ106gの最下行に示すように、賃料100,000円+共益費5,000円+駐車場10,000円=115,000円と算出される。
これに対して、図6の回収予定データ106aにおける回収予定NO7~9の請求レコードは、請求年月「YYYY年MM-1月」を有し、一方で、図6の入金消込データ106bにおける回収予定NO7~9の入金レコードは、入金日「YYYY年MM-1/D2」を有し、YYYY年MM-1月の請求に対してYYYY年MM-1月に入金が行われたこととなるため、回収予定NO7~9の請求レコードが有する請求額は、回収予定NO7~9の入金レコードが有する入金額で相殺される。このため、回収予定NO7~9の請求レコードが有する請求額と回収予定NO7~9の入金レコードが有する入金額とは、YYYY年MM月の集約データ106g中には反映されない。
(2)集約データにおける入金情報
図6の入金消込データ106bにおける回収予定NO7~12の入金レコードは、入金日「YYYY/MM-1/D2」を有するため、当該レコードが有する入金額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における入金情報としては反映されない。
(3)集約データにおける未収情報
図6の入金消込データ106bにおける回収予定NO10~12の入金レコードは、入金日「YYYY/MM-1/D2」を有するため、当該レコードが有する入金額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における入金情報としては反映されず、繰越残高として反映される。すなわち、図6の入金消込データにおける回収予定NO10~12のレコードが有する入金額「100,000円、5,000円および10,000円」の合計額115,000円が、図6の集約データ106gにおける未収情報の「繰越残高115,000円」に対応している。当該繰越残高115,000円は、当月に入金するべきであるが前月以前に入金された金額(いわゆる余剰分の繰越残高)である。当該余剰分の繰越残高115,000円を未収分の繰越残高として表現すると、-115,000円である。
また、YYYY年MM月の賃料についての未収情報は、(1)で説明したようにYYYY年MM月の賃料として100,000円が請求され、(2)で説明したようにYYYY年MM月の賃料は入金されていないため、100,000円-0円=100,000円と算出される。YYYY年MM月の共益費および駐車場費用についての未収情報も、それぞれ同様の方法により、5,000円および10,000円と算出される。
以上より、YYYY年MM月における未収情報の小計は、図6の集約データ106gの最下行に示すように、(YYYY年MM-1月の余剰分の繰越残高である-115,000円)+(YYYY年MM月の賃料、共益費および駐車場費用の未収分115,000円)=0円と算出される。
(4)集約データにおける振替情報
契約者Bについての振替情報は存在しない。
[3-3.契約者Cの集約データについて]
契約者Cの集約データについて、図7を用いて説明する。図7の例は、MM-1月以前に契約者Cについての前受金残額が100,000円存在し、当該100,000円をMM月請求の賃料に振り替えて、更に、当月に200,000円分の入金があった場合の例である。
(1)集約データにおける請求情報
図7の回収予定データ106aにおける回収予定NO16~18の請求レコードは、請求年月「YYYY年MM月」を有するため、当該レコードが有する請求額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における請求情報として反映される。すなわち、図7の回収予定データ106aにおける回収予定NO16~18のレコードが有する請求額「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」は、図7の集約データ106gにおける請求情報の「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」に対応している。以上より、YYYY年MM月における請求情報の小計は、図7の集約データ106gの最下行に示すように、賃料100,000円+共益費5,000円+駐車場10,000円=115,000円と算出される。
これに対して、図7の回収予定データ106aにおける回収予定NO13~15の請求レコードは、請求年月「YYYY年MM-1月」を有するが、[3-3]の冒頭で述べたとおり、MM-1月以前の前受金残額として100,000円が存在するということは、当該請求レコードが有する請求額に対してのMM-1月の入金は既に済んでいるということになる。このため、図7の回収予定データ106aにおける回収予定NO13~15の請求レコードが有する請求額は、YYYY年MM月の集約データ106g中には反映されない。
(2)集約データにおける入金情報
図7の入金消込データ106bにおける回収予定NO16の入金レコードは、前受NO1を有する。この場合、図7の回収予定データ106aにおける回収予定NO16の請求レコードが有する請求金額100,000円は、図7の前受金データ106cにおける前受NO1の前受金レコードが有する前受金額100,000円で振替される。このため、回収予定NO16の入金レコードが有する入金額100,000円は、入金情報としては反映されないため、図7の集約データ106gにおける入金情報の賃料は、0円となる。
図7の入金消込データ106bにおける回収予定NO17~18の入金レコードは、入金日「YYYY/MM/D3」を有するため、当該レコードが有する入金額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における入金情報として反映される。すなわち、図7の入金消込データ106bにおける回収予定NO17~18のレコードが有する入金額「5,000円および10,000円」は、図7の集約データ106gにおける入金情報の「共益費5,000円および駐車場10,000円」に対応している。YYYY年MM月における入金情報の小計は、[3-3]の冒頭で述べたとおり当月に200,000円が入金されているため、図7の集約データ106gの最下行に示すように、200,000円となる。
(3)集約データにおける未収情報
契約者Cについての未収情報は存在しない。
(4)集約データにおける振替情報
図7の前受金データ106cにおける前受NO1の前受金レコードは、入金日「YYYY/MM-1/D3」および前受金額100,000円を有する。つまり、YYYY年MM-1月の終了時点で前受金額が100,000円存在することになるため、当該前受金額100,000円はYYYY年MM月に繰り越されることとなる。したがって、当該前受金レコードが有する前受金額100,000円は、図7の集約データ106gにおける振替情報の前受金の「繰越残高100,000円」に対応している。そして、当該繰越残高100,000円は、(2)で述べたとおり、YYYY年MM月の賃料の振替の対象となるため、当該前受金レコードが有する前受金額100,000円は、図7の集約データ106gにおける振替の「賃料100,000円」にも対応している。
図7の前受金データ106cにおける前受NO2の前受金レコードは、入金日「YYYY/MM/D3」および前受金額185,000円を有する。当該185,000円は、YYYY年MM月の過入金として扱われる。したがって、当該前受金レコードが有する前受金額185,000円は、図7の集約データ106gにおける振替情報の前受金の「過入金185,000円」に対応している。当該過入金185,000円は、YYYY年MM+1月に繰り越されることとなる。
[3-4.契約者Dの集約データについて]
契約者Dの集約データについて、図8を用いて説明する。図8の例は、契約者Dが、MM-1月分の請求に対して未入金である場合に、MM-1月分とMM月分の請求に対して満額入金した場合の例である。
(1)集約データにおける請求情報
図8の回収予定データ106aにおける回収予定NO22~24の請求レコードは、請求年月「YYYY年MM月」を有するため、当該レコードが有する請求額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における請求情報として反映される。すなわち、図8の回収予定データ106aにおける回収予定NO22~24の請求レコードが有する請求額「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」は、図8の集約データ106gにおける請求情報の「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」に対応している。以上より、YYYY年MM月における請求情報の小計は、図8の集約データ106gの最下行に示すように、賃料100,000円+共益費5,000円+駐車場10,000円=115,000円と算出される。
(2)集約データにおける入金情報
図8の入金消込データ106bにおける回収予定NO19~24の入金レコードは、入金日「YYYY/MM/D2」を有するため、当該レコードが有する入金額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における入金情報として反映される。すなわち、図8の入金消込データ106bにおける回収予定NO19~24のレコードが有する入金額「100,000円、5,000円、10,000円、100,000円、5,000円および10,000円」は、図8の集約データ106gにおける入金情報の「賃料100,000円、共益費5,000円、駐車場10,000円、賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」に対応している。以上より、YYYY年MM月における入金情報の小計は、図8の集約データ106gの最下行に示すように、賃料100,000円+共益費5,000円+駐車場10,000円+賃料100,000円+共益費5,000円+駐車場10,000円=230,000円と算出される。
(3)集約データにおける未収情報
図8の回収予定データ106aにおける回収予定NO19~21の請求レコードは、請求年月「YYYY年MM-1月」を有するため、当該レコードが有する請求額は、YYYY年MM月の集約データ106g中における請求情報としては反映されず、繰越残高として反映される。すなわち、図8の回収予定データ106aにおける回収予定NO19~21のレコードが有する請求額「賃料100,000円、共益費5,000円および駐車場10,000円」の合計額115,000円が、図8の集約データ106gにおける未収情報の「繰越残高115,000円」に対応している。当該繰越残高115,000円は、前月以前に入金するべきであるが当月に入金された金額(いわゆる未収分の繰越残高)である。このように、図8の回収予定データ106aにおける回収予定NO19~21の請求レコードが有する請求額は繰越残高として集約データ106gに反映されるため、図8の集約データ106gにおける請求情報においては、当該請求レコードが有する賃料、共益費および駐車場費用は、すべて0円に書き換えられる。
また、YYYY年MM月(売上月がMM月分)の賃料についての未収情報は、前段落で説明したようにYYYY年MMの賃料として0円が請求され、(2)で説明したようにYYYY年MM月の賃料として100,000円が入金されているため、0円-100,0000円=-100,000円と算出される。YYYY年MM月(売上月がMM月分)の共益費および駐車場費用についての未収情報も、それぞれ同様の方法により、-5,000円および-10,000円と算出される。
以上より、YYYY年MM月における未収情報の小計は、図8の集約データ106gの最下行に示すように、(YYYY年MM-1月分の未収分の繰越残高である115,000円)+(YYYY年MM月(売上月がMM月分)の賃料、共益費および駐車場費用の未収分-115,000円)=0円と算出される。
[3-5.契約者A~Dの集約データ]
以上[3-1]~[3-4]でそれぞれ説明した契約者A~Dについての集約データ106gを合わせると、図9に示す集約データとなる。
[4.処理の具体例]
以下、本実施形態に係る処理の具体例について、図10のフローチャートに沿って、図4および図11~図15を参照しつつ詳細に説明する。本項目では、[3.集約データ作成の元となるデータと集約データとの関係について]で説明した、集約データ作成の元となる請求レコード、入金レコードおよび前受金レコードが、どのように抽出されるのかについて詳細に説明する。
まず、管理委託契約番号として「000000000001」がオペレータによって指定されると、図4の管理人委託契約データ106eから、「000000000001」と紐付く情報として、「物件CD:1001および部屋番号101」、「物件CD:1001および部屋番号102」、「物件CD:1001および部屋番号103」ならびに「物件CD:1001および部屋番号104」が抽出される(図10のステップS1)。
続いて、図4の契約データ106fから、前記抽出した物件CDおよび部屋番号と紐付く契約番号が抽出される。すなわち、「物件CD:1001および部屋番号101」と紐付く情報として「契約番号:000000000101(契約者Aについての契約番号)」が抽出され、「物件CD:1001および部屋番号102」と紐付く情報として「契約番号:000000000102(契約者Bについての契約番号)」が抽出され、「物件CD:1001および部屋番号103」と紐付く情報として「契約番号:000000000103(契約者Cについての契約番号)」が抽出され、「物件CD:1001および部屋番号104」と紐付く情報として「契約番号:000000000104(契約者Dについての契約番号)」が抽出される(図10のステップS2)。
続いて、回収予定データ106aから、前記抽出した契約番号000000000101、000000000102、000000000103または000000000104を有する請求レコードが抽出される(図10のステップS3、S6およびS7)。抽出した請求レコードの一覧を、図11の回収予定データ106aに示す。また、前受金データ106cから、前記抽出した契約番号000000000101、000000000102、000000000103または000000000104を有する前受金レコードが抽出される(図10のステップS5)。抽出した前受金レコードの一覧を、図11の前受金データ106cに示す。
続いて、入金消込データ106bから、前記抽出した請求レコードが有する回収予定NOと同じものを有する入金レコードが抽出される(図10のステップS4およびS7)。抽出した入金レコードの一覧を、図11の入金消込データ106bに示す。
以上のようにして、図10のステップS2で抽出した契約番号に基づいて、図11に一覧で示すように、契約者A~Dに関する請求レコード、入金レコードおよび前受金レコードが抽出される。そして、図11に示すレコードから、以下の[4-1]~[4-4]で説明する方法により、次段落で示す抽出条件に合致するレコードの抽出を行うことによって、図9に示す集約データ106gの作成の元となるレコードを抽出することができる。
(抽出条件)
入金明細書の出力対象年月:YYYY/MM
入金日の入金期間:YYYY/MM/D1~YYYY/MM/D4
(D1<D2<D3<D4とする)
[4-1.入金または振替されたデータの抽出]
本項目では、入金または振替されたデータの抽出について、図11および図12を用いて詳細に説明する。
まず、第一抽出部102aは、入金消込データ106bから、指定された入金期間に属する入金額の入金日を有する入金レコードを抽出する。具体的には、指定された入金期間は、前記(抽出条件)で述べた「YYYY/MM/D1~YYYY/MM/D4」である。この場合、第一抽出部102aは、図11の入金消込データ106bから、当該入金期間に属する入金額の入金日「YYYY/MM/D2」を有する入金レコードである回収予定NO4、5、16~24の入金レコードを抽出する。抽出した入金レコードを、図12の入金消込データ106bに示す。
なお、当該抽出した入金レコードが前受金額識別データ(前受NO)を有する場合には、第一抽出部102aは、前受金データ106cから、前記抽出した入金レコードが有する前受金額識別データ(前受NO)と同じものを有する前受金レコードを抽出する。具体的には、図12の入金消込データ106bにおいて、回収予定NO16を有する入金レコードは、前受NO1を有する。この場合、第一抽出部102aは、図11の前受金データ106cから、前受NO1を有する前受金レコードを抽出する。抽出した前受金レコードを、図12の前受金データ106cに示す。
続いて、第一抽出部102aは、回収予定データ106aから、前記抽出した入金レコードが有する請求額識別データ(回収予定NO)と同じものを有する請求レコードを抽出する。具体的には、前記抽出した入金レコードは、図12に示す回収予定NO4、5、16~24の入金レコードである。この場合、第一抽出部102aは、図11の回収予定データ106aから、回収予定NO4、5、16~24を有する請求レコードを抽出する。抽出した請求レコードを、図12の回収予定データ106aに示す。
なお、書換部102fは、第一抽出部102aで抽出した請求レコードが有する請求時期と前記指定された出力対象時期とが一致しない場合、当該請求レコードが有する請求額を0円に書き換える。具体的には、図12の回収予定データ106aにおける回収予定NO19~21の請求レコードが有する請求年月「YYYY年MM-1月」と、前記(抽出条件)で述べた出力対象年月「YYYY/MM」と、は一致しない。この場合、書換部102fは、図12の回収予定データ106aにおける回収予定NO19~21の請求レコードに示すように、請求額を0円に書き換える。
[4-2.未収データの抽出]
本項目では、未収データの抽出について、図11および図13を用いて詳細に説明する。
第二抽出部102bは、回収予定データ106aから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データ(回収予定NO)と同じものを有する入金レコードが入金消込データ106bに存在しないものを抽出する。
具体的には、指定された出力対象時期は、前記(抽出条件)で述べた「YYYY/MM」である。この場合、第二抽出部102bは、図11の回収予定データ106aから、請求年月「YYYY年MM月」を有する回収予定NO4~6、10~12、16~18および22~24の請求レコードを抽出する。ここで、回収予定NO4~6、10~12、16~18および22~24のうち、図11の入金消込データ106bには、回収予定NO6を有する入金レコードが存在しない。以上より、第二抽出部102bは、図11の回収予定データ106aから、回収予定NO6の請求レコードを抽出する。抽出した回収予定NO6の請求レコードを、図13の回収予定データ106aに示す。
また、第二抽出部102bは、回収予定データ106aから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データ(回収予定NO)と同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前であるものを抽出する。
具体的には、指定された出力対象時期は、前記(抽出条件)で述べた「YYYY/MM」である。この場合、第二抽出部102bは、図11の回収予定データ106aから、請求年月「YYYY年MM月」を有する回収予定NO4~6、10~12、16~18および22~24の請求レコードを抽出する。ここで、回収予定NO4~5、10~12、16~18および22~24を有する図11に示す入金消込データ106bにおける入金レコードのうち(回収予定NO6の入金レコードは存在しない)、回収予定NO10~12を有する入金レコードが有する入金日「YYYY/MM-1/D2」は、前記(抽出条件)で述べた指定された入金期間「YYYY/MM/D1~YYYY/MM/D4」より前である。以上より、第二抽出部102bは、回収予定データ106aから、回収予定NO10~12の請求レコードを抽出する。抽出した回収予定NO10~12の請求レコードを、図13の回収予定データ106aに示す。
[4-3.過入金データの抽出]
本項目では、過入金データの抽出について、図11および図14を用いて詳細に説明する。
第三抽出部102cは、前受金データ106cから、指定された入金期間に属する前受金額の入金日を有する前受金レコードを抽出する。具体的には、指定された入金期間は、前記(抽出条件)で述べた「YYYY/MM/D1~YYYY/MM/D4」である。この場合、第三抽出部102cは、図11の前受金データ106cから、当該入金期間に属する前受金額の入金日「YYYY/MM/D2」を有する前受金レコードである前受NO2の前受金レコードを抽出する。抽出した前受金レコードを、図14の前受金データ106cに示す。
[4-4.繰越残高の抽出]
本項目では、繰越残高の抽出について、図11および図15を用いて詳細に説明する。
(1)未収分の繰越残高の抽出
第四抽出部102dは、回収予定データ106aから、指定された出力対象時期より前の請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データ(回収予定NO)と同じものを有する入金レコードが入金消込データ106bに存在しないものを抽出する。
具体的には、指定された出力対象時期は、前記(抽出条件)で述べた「YYYY/MM」である。この場合、第四抽出部102dは、図11の回収予定データ106aから、当該出力対象時期より前の請求年月「YYYY年MM-1月」を有する回収予定NO1~3、7~9、13~15および19~21の請求レコードを抽出する。ここで、回収予定NO1~3、7~9、13~15および19~21のうち、図11の入金消込データ106bには、回収予定NO1~3および13~15を有する入金レコードが存在しない。以上より、第四抽出部102dは、図11の回収予定データ106aから、回収予定NO1~3および13~15の請求レコードを抽出する。
第四抽出部102dは、当該抽出した回収予定NO1~3および13~15の請求レコードが有する請求額を、契約番号ごとに集計することにより、未収分の繰越残高を算出する。すなわち、第四抽出部102dは、契約番号「000000000101」について、回収予定NO1~3の請求レコードが有する請求額を集計して、100,000円+5,000円+10,000円=115,000円を未収分の繰越残高として算出する。算出した未収分の繰越残高115,000円を、図15の繰越残高データ106dにおける契約番号「000000000101」を有するレコードとして示す。同様に、第四抽出部102dは、契約番号「000000000103」について、回収予定NO13~15の請求レコードが有する請求額を集計して、100,000円+5,000円+10,000円=115,000円を未収分の繰越残高として算出する。ただし、単純計算するとこのようになるものの、契約番号「000000000103」に該当する入居者Cについては、[3-3]の(1)で説明したように、MM-1月以前の前受金残額として100,000円が存在し、回収予定NO13~15の請求レコードが有する請求額に対しての入金は既に済んでいるということになるため、未収分の繰越残高は0円となる。未収分の繰越残高0円を、図15の繰越残高データ106dにおける契約番号「000000000103」を有するレコードとして示す。
また、第四抽出部102dは、回収予定データ106aから、指定された出力対象時期より前の請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データ(回収予定NO)と同じものを有する入金レコードが有する入金日が指定された入金期間の開始日以降であるものを抽出する。
具体的には、指定された出力対象時期は、前記(抽出条件)で述べた「YYYY/MM」である。この場合、第四抽出部102dは、図11の回収予定データ106aから、当該出力対象時期より前の請求年月「YYYY年MM-1月」を有する回収予定NO1~3、7~9、13~15および19~21の請求レコードを抽出する。ここで、回収予定NO7~9および19~21を有する図11に示す入金消込データ106bにおける入金レコードのうち(回収予定NO1~3および13~15の入金レコードは存在しない)、回収予定NO19~21を有する入金レコードが有する入金日「YYYY/MM/D2」は、前記(抽出条件)で述べた指定された入金期間の開始日「YYYY/MM/D1」以降である。以上より、第四抽出部102dは、回収予定データ106aから、回収予定NO19~21の請求レコードを抽出する。
第四抽出部102dは、当該抽出した回収予定NO19~21の請求レコードが有する請求額を、契約番号ごとに集計することにより、未収分の繰越残高を算出する。すなわち、第四抽出部102dは、契約番号「000000000104」について、回収予定NO19~21の請求レコードが有する請求額を集計して、100,000円+5,000円+10,000円=115,000円を未収分の繰越残高として算出する。算出した未収分の繰越残高115,000円を、図15の繰越残高データ106dにおける契約番号「000000000104」を有するレコードとして示す。
(2)余剰分の繰越残高の抽出
第五抽出部102eは、回収予定データ106aから、指定された出力対象時期と一致する請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データ(回収予定NO)と同じものを有する入金レコードから、当該入金レコードが有する入金日が指定された入金期間の開始日より前であるものを抽出する。
具体的には、指定された出力対象時期は、前記(抽出条件)で述べた「YYYY/MM」である。この場合、第五抽出部102eは、当該出力対象時期と一致する請求年月「YYYY年MM月」を有する回収予定NO4~6、10~12、16~18および22~24の請求レコードを抽出する。ここで、回収予定NO4~5、10~12、16~18および22~24を有する図11に示す入金消込データ106bにおける入金レコードのうち(回収予定NO6の入金レコードは存在しない)、回収予定NO10~12を有する入金レコードが有する入金日「YYYY/MM-1/D2」は、前記(抽出条件)で述べた指定された入金期間の開始日「YYYY/MM/D1」より前である。以上より、第五抽出部102eは、入金消込データ106bから、回収予定NO10~12の入金レコードを抽出する。
第五抽出部102eは、当該抽出した回収予定NO10~12の入金レコードが有する入金額を、契約番号ごとに集計することにより、余剰分の繰越残高を算出する。すなわち、第五抽出部102eは、契約番号「000000000102」について、回収予定NO10~12の入金レコードが有する入金額を集計して、100,000円+5,000円+10,000円=115,000円を余剰分の繰越残高として算出する(未収残高としては、マイナス金額として集計して、-115,000円と算出する)。算出した余剰分の繰越残高115,000円を、図15の繰越残高データ106dにおける契約番号「000000000102」を有するレコードとして示す。
[4-5.集約データの作成]
以上、[4-1]~[4-4]で抽出した請求レコード、入金レコードおよび前受金レコード(図12~図15に示すデータ)は、例えば、契約データの部屋番号、繰越残高データ、入金日、入金データ、前受金データ、未収データおよび請求年月の順に並び替えられる。そして、集約データ作成部102gは、当該並び替えた請求レコード、入金レコードおよび前受金レコードを元にして、以下のようにして、集約データ106gを作成する。
すなわち、集約データ作成部102gは、
第一抽出部102aで抽出した入金レコード(図12の回収予定NO4、5および16~24の入金レコード)が有する入金額が「入金情報」として、
第一抽出部102aで抽出した請求レコード(図12の回収予定NO4、5および16~24の請求レコード)が有する請求額が「請求情報」として、
第二抽出部102bで抽出した請求レコード(図13の回収予定NO6および10~12の請求レコード)が有する請求額、第四抽出部102dで抽出した請求レコード(回収予定NO1~3、13~15および19~21の請求レコード)が有する請求額および第五抽出部102eで抽出した入金レコード(回収予定NO10~12の入金レコード)が有する入金額が「未収情報」として、
第一抽出部102aで抽出した前受金レコード(図12の前受NO1の前受金レコード)が有する前受金額および第三抽出部102cで抽出した前受金レコード(図14の前受NO2の前受金レコード)が有する前受金額が「振替情報」として、
請求対象識別データ(契約番号)ごとかつ費目識別データ(費目)ごとに集約されたデータである集約データ106gを作成する(抽出した各レコードと集約データ106gとの対応関係については、[3.集約データ作成の元となるデータと集約データとの関係について]で説明したとおりである)。集約データ作成部102gが作成した集約データ106gを、図9に示す。
集約データ作成部102gは、契約者A~Dの請求情報、入金情報、未収情報および振替情報の合計額をそれぞれ算出してもよい。具体的には、集約データ作成部102gは、図9の集約データ106gに示すように、請求情報の合計額を460,000円と算出し、入金情報の合計額を535,000円と算出し、未収情報の合計額を125,000円と算出し、振替情報の前受金の合計額を285,000円と算出し、振替情報の振替額を100,000円と算出し、振替情報の前受金残高を185,000円と算出する。これにより、賃貸物件のオーナー等は、例えば、物件単位で(図9の例の場合、契約者A~Dが入居する物件単位で)収支状況を確認することができる。
集約データ作成部102gが作成した集約データ106gは、入金明細書として出力される(図10のステップS8)。
[4-6.まとめ]
以上、[4-1]~[4-5]で説明したように、本実施形態に係る集約データ作成装置100によれば、請求情報、入金情報および未収情報が、入居者ごとかつ費目ごとに集約されたデータである集約データを作成できる。これにより、例えば、賃貸物件のオーナー等は、各入居者の費目別未収状況等を容易かつ正確に把握できるため、滞納している入居者に対してどのようなアクションを打つべきか(どう回収していくか等)を、経営目線で判断することが可能となる。
また、本実施形態に係る集約データ作成装置100によれば、例えば、請求情報、入金情報および未収情報に加えて、振替情報が入居者ごとかつ費目ごとに集約された前記集約データを作成できる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、集約データ作成装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、集約データ作成装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて集約データ作成装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、集約データ作成装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、集約データ作成装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、集約データ作成装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば、請求情報、入金情報および未収情報を扱う分野において有用であるが、特に、不動産業界において極めて有用である。
100 集約データ作成装置
102 制御部
102a 第一抽出部
102b 第二抽出部
102c 第三抽出部
102d 第四抽出部
102e 第五抽出部
102f 書換部
102g 集約データ作成部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 回収予定データ
106b 入金消込データ
106c 前受金データ
106d 繰越残高データ
106e 管理人委託契約データ
106f 契約データ
106g 集約データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (7)

  1. 制御部および記憶部を備える集約データ作成装置であって、
    前記記憶部には、
    請求額と請求額の請求対象を識別するための請求対象識別データと請求額についての費目を識別するための費目識別データと請求額の請求時期と個々の請求額を識別するための請求額識別データとを有するレコードである請求レコードを含む請求データと、
    入金額と入金額の入金日と請求額識別データとを有するレコードである入金レコードを含む入金データと、
    が格納されており、
    前記制御部は、
    前記入金データから、指定された入金期間に属する入金額の入金日を有する入金レコードを抽出し、更に、前記請求データから、前記抽出した入金レコードが有する請求額識別データと同じものを有する請求レコードを抽出する第一抽出手段と、
    前記請求データから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しない請求レコード、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前である請求レコード、を抽出する第二抽出手段と、
    前記第一抽出手段で抽出した前記入金レコードが有する入金額が入金情報として、前記第一抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求額が請求情報として、前記第二抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約されたデータである集約データを作成する集約データ作成手段と、
    を備えること、
    を特徴とする集約データ作成装置。
  2. 前記記憶部には、
    前受金額と前受金額の入金日と個々の前受金額を識別するための前受金額識別データとを有する前受金レコードを含む前受金データ
    が更に格納されており、
    前記入金レコードは、前受金額識別データを更に有し、
    前記第一抽出手段は、
    前記前受金データから、前記抽出した入金レコードが有する前受金額識別データと同じものを有する前受金レコードを抽出し、
    前記制御部は、
    前記前受金データから、前記指定された入金期間に属する前受金額の入金日を有する前受金レコードを抽出する第三抽出手段
    を更に備え、
    前記集約データ作成手段は、
    前記第一抽出手段で抽出した前記前受金レコードが有する前受金額および前記第三抽出手段で抽出した前記前受金レコードが有する前受金額が振替情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約された前記集約データを作成すること、
    を特徴とする請求項1に記載の集約データ作成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第一抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求時期と前記指定された出力対象時期とが一致しない場合、当該請求レコードが有する請求額を0円に書き換える書換手段
    を更に備えること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の集約データ作成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記請求データから、前記指定された出力対象時期より前の請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しない請求レコード、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日以降である請求レコード、を抽出する第四抽出手段
    を更に備え、
    前記集約データ作成手段は、
    前記第四抽出手段で抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約された前記集約データを作成すること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の集約データ作成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記請求データから、前記指定された出力対象時期と一致する請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードから、当該入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前である入金レコード、を抽出する第五抽出手段
    を更に備え、
    前記集約データ作成手段は、
    前記第五抽出手段で抽出した前記入金レコードが有する入金額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約された前記集約データを作成すること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の集約データ作成装置。
  6. 制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される集約データ作成方法であって、
    前記記憶部には、
    請求額と請求額の請求対象を識別するための請求対象識別データと請求額についての費目を識別するための費目識別データと請求額の請求時期と個々の請求額を識別するための請求額識別データとを有するレコードである請求レコードを含む請求データと、
    入金額と入金額の入金日と請求額識別データとを有するレコードである入金レコードを含む入金データと、
    が格納されており、
    前記制御部で実行される、
    前記入金データから、指定された入金期間に属する入金額の入金日を有する入金レコードを抽出し、更に、前記請求データから、前記抽出した入金レコードが有する請求額識別データと同じものを有する請求レコードを抽出する第一抽出ステップと、
    前記請求データから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しない請求レコード、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前である請求レコード、を抽出する第二抽出ステップと、
    前記第一抽出ステップで抽出した前記入金レコードが有する入金額が入金情報として、前記第一抽出ステップで抽出した前記請求レコードが有する請求額が請求情報として、前記第二抽出ステップで抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約されたデータである集約データを作成する集約データ作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする集約データ作成方法。
  7. 制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための集約データ作成プログラムであって、
    前記記憶部には、
    請求額と請求額の請求対象を識別するための請求対象識別データと請求額についての費目を識別するための費目識別データと請求額の請求時期と個々の請求額を識別するための請求額識別データとを有するレコードである請求レコードを含む請求データと、
    入金額と入金額の入金日と請求額識別データとを有するレコードである入金レコードを含む入金データと、
    が格納されており、
    前記制御部に実行させるための、
    前記入金データから、指定された入金期間に属する入金額の入金日を有する入金レコードを抽出し、更に、前記請求データから、前記抽出した入金レコードが有する請求額識別データと同じものを有する請求レコードを抽出する第一抽出ステップと、
    前記請求データから、指定された出力対象時期と同じ請求時期を有する請求レコードを抽出し、更に、当該抽出した請求レコードから、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが前記入金データに存在しない請求レコード、または、当該抽出した請求レコードが有する請求額識別データと同じものを有する入金レコードが有する入金日が前記指定された入金期間の開始日より前である請求レコード、を抽出する第二抽出ステップと、
    前記第一抽出ステップで抽出した前記入金レコードが有する入金額が入金情報として、前記第一抽出ステップで抽出した前記請求レコードが有する請求額が請求情報として、前記第二抽出ステップで抽出した前記請求レコードが有する請求額が未収情報として、前記請求対象識別データごとかつ前記費目識別データごとに集約されたデータである集約データを作成する集約データ作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする集約データ作成プログラム。
JP2018039230A 2018-03-06 2018-03-06 集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラム Active JP7104528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018039230A JP7104528B2 (ja) 2018-03-06 2018-03-06 集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018039230A JP7104528B2 (ja) 2018-03-06 2018-03-06 集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019153193A JP2019153193A (ja) 2019-09-12
JP7104528B2 true JP7104528B2 (ja) 2022-07-21

Family

ID=67946598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018039230A Active JP7104528B2 (ja) 2018-03-06 2018-03-06 集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7104528B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021095544A1 (ja) * 2019-11-11 2021-05-20
JP7565905B2 (ja) 2021-12-08 2024-10-11 株式会社オービック 口座振替管理装置、口座振替管理方法、及び口座振替管理プログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110320349A1 (en) 2010-06-28 2011-12-29 Leslie Olsen Rental property payment system
JP2015008019A (ja) 2014-10-14 2015-01-15 株式会社オービック データ照合装置、データ照合方法及びプログラム
JP2015207142A (ja) 2014-04-21 2015-11-19 日本パレットレンタル株式会社 入金処理装置、入金処理方法及び入金処理プログラム
JP2016146166A (ja) 2015-02-02 2016-08-12 株式会社オービック 入金管理システム、入金管理装置、入金管理方法および入金管理プログラム
JP2017182793A (ja) 2016-03-29 2017-10-05 株式会社オービック 入金消込処理装置、入金消込処理方法、及び入金消込処理プログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09330361A (ja) * 1996-06-13 1997-12-22 Hitachi Building Syst Co Ltd ビル管理組合の決算関係書類の作成システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110320349A1 (en) 2010-06-28 2011-12-29 Leslie Olsen Rental property payment system
JP2015207142A (ja) 2014-04-21 2015-11-19 日本パレットレンタル株式会社 入金処理装置、入金処理方法及び入金処理プログラム
JP2015008019A (ja) 2014-10-14 2015-01-15 株式会社オービック データ照合装置、データ照合方法及びプログラム
JP2016146166A (ja) 2015-02-02 2016-08-12 株式会社オービック 入金管理システム、入金管理装置、入金管理方法および入金管理プログラム
JP2017182793A (ja) 2016-03-29 2017-10-05 株式会社オービック 入金消込処理装置、入金消込処理方法、及び入金消込処理プログラム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
オービック,会計システムとの連携で不動産事業を広く網羅「不動産関連業向けサポートシステム」 :非技術雑誌 2001-00346-002 2008年10月01日,月刊プロパティマネジメント,第9巻第10号,綜合ユニコム,2008年10月01日,82~83

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019153193A (ja) 2019-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7093434B2 (ja) 会計処理装置、会計処理方法、及び会計処理プログラム
JP7064342B2 (ja) 消込処理装置、消込処理方法、及び消込処理プログラム
JP7426460B2 (ja) 仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法および仕訳データ作成プログラム
JP7032164B2 (ja) 仕掛自動振替装置、仕掛自動振替方法、及び仕掛自動振替プログラム
JP2021177427A (ja) プロジェクト管理装置、プロジェクト管理方法、及びプロジェクト管理プログラム
JP7104528B2 (ja) 集約データ作成装置、集約データ作成方法および集約データ作成プログラム
JP2022002145A (ja) 仕訳データ作成装置、仕訳データ作成方法および仕訳データ作成プログラム
JP7079674B2 (ja) 金銭授受管理支援装置、金銭授受管理支援方法および金銭授受管理支援プログラム
JP6850160B2 (ja) 給与補正処理装置、給与補正処理方法、および給与補正処理プログラム
JP7084800B2 (ja) 差額管理装置、差額管理方法、及び差額管理プログラム
JP2021144690A (ja) 業務支援装置、業務支援方法および業務支援プログラム
JP2022041148A (ja) 個別請求管理装置、個別請求管理方法、及び個別請求管理プログラム
JP7084796B2 (ja) 仕訳情報作成装置、仕訳情報作成方法および仕訳情報作成プログラム
JP7193961B2 (ja) 売上単価取得装置、売上単価取得方法および売上単価取得プログラム
JP7291088B2 (ja) 伝票締業務支援装置、伝票締業務支援方法および伝票締業務支援プログラム
JP7064381B2 (ja) 違算確認業務支援装置、違算確認業務支援方法および違算確認業務支援プログラム
JP7237677B2 (ja) 業務支援装置、業務支援プログラムおよび業務支援方法
JP7261332B2 (ja) 仕掛自動振替装置、仕掛自動振替方法、及び仕掛自動振替プログラム
JP7393391B2 (ja) 融資管理装置、融資管理方法、およびプログラム
JP7075289B2 (ja) 仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラム
JP7271257B2 (ja) 管理委託業務支援装置、管理委託業務支援プログラムおよび管理委託業務支援方法
JP7117197B2 (ja) データ作成装置、データ作成方法およびデータ作成プログラム
JP7157563B2 (ja) 金額算出装置、金額算出方法および金額算出プログラム
JP6986424B2 (ja) 部屋別原価按分計算処理装置、部屋別原価按分計算処理方法および部屋別原価按分計算処理プログラム
JP6947596B2 (ja) 入金処理装置、入金処理方法、及び入金処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220111

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7104528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150