JP5683969B2 - スカーフ面加工装置及びスカーフ面加工方法 - Google Patents
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Description
しかし、この方法では単板1の接着面積が小さく、しかも接着部分に圧締圧力を掛け難いので、強固に接着することはできなかった。
なお、図15に示すように、スカーフジョイントにおける接合強度を上げるため、縦方向に並ぶ二つの単板1の繊維方向はともに縦方向としている。
しかし、この方法に用いられる装置は大型で、精度も要求される事から、近年では図16に示すように、回転切削カッター12を備えるスカーフ面加工装置10が開示されている(例えば、特許文献2乃至4参照)。
回転切削カッター12は、回転する円盤部12aを有し、その円盤部12aの外周面に複数の切刃12bが等間隔で形成されている(ここでは4つ)。そして、回転切削カッター12は、単板1の上面に対して斜めに配置され、単板1を回転切削カッター12に対して水平移動させて、単板1の端部1aを斜めに切削加工する。また、切削中に単板1が動かないように、単板1の上面をしっかりと押圧板13aと押圧シリンダー13bからなる押圧機構13によって押さえている。
このような回転切削カッター12を備えるスカーフ面加工装置10による方法の場合、装置も比較的小型で能率よく加工を行えるので、輸入材であり広葉樹であるラワン等の、節が無く均質且つやや硬質な単板1を用いてLVL2を大量生産することには適している。
単板1全体の肉厚が更に薄い場合にはこの傾向は一層顕著となって、先端部1cが欠けるだけでなく、単板1が折損する場合さえある。
また、スカーフ面1bがささくれ立ち荒れてしまう他の原因として、図19(a)に示すように、回転切削カッター12の回転軸Lが、形成されるスカーフ面1bの外側に位置するので、図19(b)に示すように、切削方向と、単板1の繊維方向が一致しない点がある。このように切削方向と繊維方向とが一致しない逆目となると、切削加工時の抵抗が大きいので、切削面が荒れてしまう。
また、このような針葉樹は、節も多く節の部分は比較的硬いので、節とその他の部分の硬さの違いから切削にムラが生じてしまう場合もあった。
これらの押圧機構14は、切刃12bに引き寄せられ振動し易いスカーフ面1bのうち、切刃12bが通過する部位の近傍を直接押さえるので、単板1の振動を低減することができ、荒れの少ない単板1の製造が可能となる。
上述のように、従来例に係る回転切削カッター12を用いたスカーフ面加工装置10では、単板1を押さえている箇所がスカーフ面1bから離れているので、単板1の端部1aが回転切削カッター12の切刃12bに引き寄せられて振動してしまい、スカーフ面1bに荒れが発生してしまう。
また、図20に示すように、回転切削カッター12の進行方向前後を押さえた場合であっても、振動を十分に低減できるには至らず、スカーフ面1bの荒れを完全に防ぐことは困難である。
このことは、概ね3mm以下の薄単板1や、スギやラジアータパインといった針葉樹の中でも特に軟質な材の場合、スカーフ面1bの荒れが顕著で、単板1自体が折損してしまう事さえある。
荒れて凹凸のある単板1の場合、欠膠状態を防止するために、凹凸に接着剤Sが余分に吸収されることを見越して接着剤Sの塗布量を標準使用量より多く設定する必要があるので、不経済である。また、荒れた部分に合わせて接着剤Sの塗布量を多くすると、荒れが少ない部分では接着剤Sが余ってはみ出し、周囲に付着して汚染する恐れもある。
回転切削カッター12又は単板1の送り速度を下げることで切削面の荒れを低減することが可能であるが、送り速度の低下は加工速度の低下に直結する。また、送り速度を遅くし、同じ部分を何度も回転切削カッター12の切刃12bが通過すると、スカーフ面1bに摩擦による焦げが発生する恐れもある。
一方、サンダーを用いた研削加工では、研削面は極めて平滑で、ささくれも無い半面、加工時間が極めて長く、回転切削カッター12の場合に比較して数倍程度掛かってしまう場合もあった。加工時間を短縮するにはサンダーの目を粗くすればよいが、目を粗くするとそれに伴って研削面は荒れるので、サンダーを使用するメリットが半減してしまう。
ギロチン状の固定刃によって単板1の端部1aを切断する方法は、大型の刃を設置した大型の加工機が必要である。例えば単板1の幅が1mの場合は、刃幅も1m以上必要である。しかも、単板1毎にスカーフ面1bの角度がばらつかないように、刃の往復動に高い再現性が求められるので、装置の構造が複雑となり高い精度で構成されることが必要である。
つまり、切刃に引き寄せられ振動し易いスカーフ面を、回転切削カッターの切刃より径方向内側においても直接押圧体で押さえるので、切刃が通過する部位の近傍を押さえることができ、木質板材の振動を最小限とすることができる。しかも、押さえる面積が大きいので、木質板材の振動は小さい。よって、スカーフ面が荒れず、平滑になる。もちろん、木質板材が折損することもない。
その結果、スカーフジョイントの際にスカーフ面に塗布された接着剤が余分に吸収されないので、接着剤の塗布量は標準使用量で済み、経済的である。
また、切刃より径方向内側の押圧体で木質板材を押圧することで、スカーフ面の荒れを抑えるので、回転切削カッター又は木質板材の送り速度を下げてスカーフ面の荒れを抑える必要がない。すなわち、加工速度を下げずに、スカーフ面加工が可能である。
このように加工速度が速いので、スカーフ面に摩擦による焦げが生じ難い。
さらに、回転切削カッターを木質板材に対して、又は木質板材を回転切削カッターに対して水平移動させる送り機構を備えるので、回転切削カッターが小型かつ軽量であっても、木質板材の一端から他端まで回転切削カッターを相対的に移動させることで、スカーフ面加工が可能である。また、送り機構で回転切削カッター又は木質板材を水平移動させることができればよいので、例えば、送りベルトに回転切削カッターを付加的に設置するような簡易な取付けでも実用に耐え、特に高い精度でスカーフ面加工装置が構成されることは要求されない。
よって、接着剤の塗布量は標準使用量で済むとともに、加工速度を下げなくて済む。
また、回転切削カッターによってスカーフ面に切削加工するので、サンダーで研削加工する場合に比べ、加工速度が速い。
また、圧縮空気による木質板材の押圧は、請求項1に記載の発明のように押圧体で直接木質板材を押圧する場合に比べて、切削加工の際の抵抗が少ないので、加工速度が速い。
さらに、回転切削カッターを木質板材に対して、又は木質板材を回転切削カッターに対して水平移動させる送り機構を備えるので、回転切削カッターが小型かつ軽量であっても、スカーフ面加工が可能である。また、スカーフ面加工装置の構造が単純で済む。
また、木質板材に対して圧縮空気を噴出するので、切削される部位を冷却することができ、焦げが生じ難い。
また、圧縮した空気をスカーフ面に噴射するので、切削される部位を冷却することができ、スカーフ面に焦げが生じ難い。
図1乃至図5を参照して、本発明の第一実施形態に係るスカーフ面加工装置20及びスカーフ面加工方法を説明する。
このスカーフ面加工装置20は、厚さ3mm程度の二つの単板1を接続するスカーフジョイントと呼ばれる接続方法の前段階として、木質の単板1の端部1aを斜めに切削加工してなるスカーフ面1bを形成するための装置であり、ベース盤21と、送り機構23,24と、回転切削カッター22と、押圧体25と、を備えるものである。
ここで用いられる単板1は、国産材のスギや輸入材のラジアータパイン等の針葉樹であり、これらはラワンやダグラスファーよりも軟質である。
また、ベース盤21に載置された単板1の端部1aを斜めに切削する際に、回転切削カッター22がベース盤21と干渉しないように、ベース盤21の端部21b上端には大きな面取りCが形成されており、その面取りCの水平面からの角度θ2を、形成されるスカーフ面1bの先端部1cの角度θ1よりわずかに大きくしている。なお、ベース盤21の端部21bの位置は、切刃22b付近である。
送りベルト23はベース盤21の凹溝21a内に配置されており、送りベルト23の上面は、わずかにベース盤21の上面よりも高い位置にあるので、単板1は正確には送りベルト23に載置された状態である。そして、単板1の上方には押さえベルト24が配置されており、送りベルト23と押さえベルト24とで単板1を上下から挟んでいる。このような送りベルト23と押さえベルト24とが同期して作動することで、図3における紙面奥側から手前側に向かって、単板1を平行移動させる。また、送りベルト23及び押さえベルト24は、これとは逆方向にも作動可能である。
円盤部22aの外周面には、複数の切刃22b(ここでは4つ)が等間隔で形成されている。この切刃22bまで含めた円盤部22aの外径D3は、形成されるスカーフ面1bの縦幅W1よりも大きい。
そして、回転切削カッター22の切刃22bより径方向内側の中央には、断面逆T字状で円盤部22aの下面に開口する中空部22cが形成されている。
このような回転切削カッター22が単板1の上面に対して斜めに、かつこの回転切削カッター22の回転軸Lが、形成されるスカーフ面1bの先端部1cに位置するように配置され、固定される。つまり、回転切削カッター22はその場で回転するのみで、切削中に移動するものではない。なお、このスカーフ面1bの先端部1cとは、スカーフ面1bにおいて断面形状が鋭角になっている先端部分(図3における単板1の左端、図4における単板1の下端)をいう。
また、回転切削カッター22と押圧体25との間の摩擦を低減させ、回転切削カッター22が円滑に回転するように、回転切削カッター22と押圧体25との間の中空部22cにはボールベアリング31が設けられている。
そして、回転切削カッター22の円盤部22aを回転させることによって複数の切刃22bで単板1を切削してスカーフ面1bを形成する際に、押圧体25は回転切削カッター22の下面より下側に突出して単板1のスカーフ面1bを押圧し固定する。
このように押圧する際には、その押圧する力が適切になるようにシリンダー25aで調節される。この力が大き過ぎると切削時のスカーフ面1bとの摩擦抵抗が大きくなり、小さ過ぎると形成されたスカーフ面1bが振動してしまいスカーフ面1bが荒れてしまうためである。
まず、単板1をベース盤21(送りベルト23)に載置し、単板1の上面を押さえベルト24で押さえる。この時点では、回転切削カッター22は、単板1の位置よりも、図3における紙面手前側に配置されている。
そして、送りベルト23を作動させ、単板1を回転切削カッター22に向かって水平移動させる。
このとき、回転切削カッター22の切刃22bよりも径方向内側に設けられた昇降自在の押圧体25を回転切削カッター22の下面より下側に突出させることにより、形成されたスカーフ面1bを押圧するとともに、回転切削カッター22によって単板1の端部1aをスカーフ面1bに切削加工する。
つまり、図4に示すように、切刃22bに引き寄せられ振動し易いスカーフ面1bを、回転切削カッター22の切刃22bより径方向内側においても直接押圧体25で押さえるので、切刃22bが通過する部位の近傍を押さえることができ、単板1の振動を最小限とすることができる。しかも、押さえる面積が大きいので、単板1の振動は小さい。よって、スカーフ面1bが荒れず、平滑になる。もちろん、単板1が折損することもない。
さらに、図5(a)に示すように、回転切削カッター22の回転軸Lが、形成されるスカーフ面1bの先端部1cに位置するように配置されるので、図5(b)に示すように、最も薄く欠け易いスカーフ面1bの先端部1cにおいて、単板1の繊維方向と切削方向がほぼ一致する。よって、切削時の抵抗が小さいので、最も薄くなるスカーフ面1bの先端1cであっても欠け難い。しかもこのとき、図4における下側の斜線部で示すように、スカーフ面1bを押圧する面積が大きいので、スカーフ面1bはより荒れ難い。
その結果、スカーフジョイントの際にスカーフ面1bに塗布された接着剤が余分に吸収されないので、接着剤の塗布量は標準使用量で済み、経済的である。
また、回転切削カッター22によってスカーフ面1bに切削加工するので、サンダーで研削加工する場合に比べ、加工速度が速い。
このように加工速度が速いので、スカーフ面1bに摩擦による焦げが生じ難い。
次に図6を参照して、本発明の第二実施形態に係るスカーフ面加工装置20を説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
本実施形態の第一実施形態との違いは、回転切削カッター22と押圧体25であり、その他の構成要素に関しては第一実施形態と同一である。
本実施形態における押圧体25は、第一実施形態における押圧体25とは異なり、回転切削カッター22とは独立して回転自在である。
しかし、回転自在といっても、動力によって直接押圧体25が回転させられるわけではなく、回転切削カッター22の回転に伴って、回転切削カッター22の回転よりも低速度で回転するだけである。そして、押圧体25が単板1を押圧した場合には、回転切削カッター22は回転したままで、押圧体25の回転は止まる。
次に図7を参照して、本発明の第三実施形態に係るスカーフ面加工装置20を説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
本実施形態の第一実施形態との違いは、単板1を押圧する機構であり、その他の構成要素に関しては第一実施形態と同一である。
また、空気導通孔26の上部には圧縮空気を空気導通孔26の下端まで導くコンプレッサー27を備える。
そして、複数の切刃22bで単板1を切削する際には、回転切削カッター22の下面より圧縮空気を噴出して単板1を押圧する。
また、圧縮空気による単板1の押圧は、第一及び第二実施形態のように、押圧体25で直接単板1を押圧する場合に比べて切削加工の際の抵抗が少ないので、加工速度が速い。
さらに、単板1に対して圧縮空気を噴出するので、切削される部位を冷却することができ、スカーフ面1bに焦げが生じ難い。
また、面取りCの水平面からの角度θ2は、スカーフ面1bの先端部1cの角度θ1よりわずかに大きく、かつベース盤21の端部21bの位置は切刃22b付近であるので、圧縮空気はスカーフ面1bの先端部1cをしっかり押圧した後、円盤部22aの下面から排出される。仮に、面取りCの水平面からの角度θ2がスカーフ面1bの先端部1cの角度θ1に比べてはるかに大きい場合や、ベース盤21の端部21bの位置が切刃22bよりも径方向内側(例えば円盤部22a中央部付近)である場合には、圧縮空気はスカーフ面1bの先端部1cを十分に押圧しないまま外部に逃げてしまうので、押圧の効果が低くなってしまう。
この吸引は、押圧体25でスカーフ面1b(特に先端部1c)を押圧するときの補助となるので、一層単板1端部1aの振動を抑制でき、平滑なスカーフ面1bを得ることができる。
さらに、回転切削カッター22と押圧体25の構成は、押圧体25が、回転切削カッター22の切刃22bより径方向内側に位置すれば、第一乃至第三実施形態に係るものに限られない。
また、吸引孔28は複数であるとしたが、これに限られるものではなく、一つであってもよい。
1a 端部
1b スカーフ面
1c 先端部
2 LVL
10 スカーフ面加工装置
11 ベース盤
12 回転切削カッター
12a 円盤部
12b 切刃
13 押圧機構
13a 押圧板
13b 押圧シリンダー
14 押圧機構
20 スカーフ面加工装置
21 ベース盤
21a 凹溝
21b 端部
22 回転切削カッター
22a 円盤部
22b 切刃
22c 中空部
22d 円柱部
23 送りベルト(送り機構)
24 押さえベルト(送り機構)
25 押圧体(押圧機構)
25a シリンダー
26 空気導通孔(押圧機構)
27 コンプレッサー(押圧機構)
28 吸引孔
29 吸引機
31 ボールベアリング
32 バネ
33 押圧機構
C 面取り
D1 円盤部の外径
D2 円柱部の外径
D3 切刃まで含めた円盤部の外径
L 回転軸
W1 スカーフ面の縦幅
θ1 スカーフ面の先端部の角度
θ2 面取りの水平面からの角度
Claims (7)
- 木質板材が載置されるベース盤と、
回転する円盤部を有しその円盤部の外周面に複数の切刃が等間隔で形成されるとともに前記木質板材の上面に対して斜めに配置された回転切削カッターと、
前記回転切削カッターを前記木質板材に対して、又は前記木質板材を前記回転切削カッターに対して水平移動させる送り機構と、
前記回転切削カッターの円盤部を回転させることによって複数の切刃で前記木質板材を切削する際に前記木質板材を押圧し固定する押圧機構を備え、前記木質板材の端部をスカーフ面に切削加工するスカーフ面加工装置であって、
前記回転切削カッターの切刃より径方向内側の中央には中空部が形成されるとともに、
前記押圧機構は、前記回転切削カッターの中空部に昇降自在で、かつ前記回転切削カッターとは独立して回転自在又は回転不能に設けられ、前記回転切削カッターの下面より下側に突出して前記木質板材を押圧する押圧体であることを特徴とするスカーフ面加工装置。 - 木質板材が載置されるベース盤と、
回転する円盤部を有しその円盤部の外周面に複数の切刃が等間隔で形成されるとともに前記木質板材の上面に対して斜めに配置された回転切削カッターと、
前記回転切削カッターを前記木質板材に対して、又は前記木質板材を前記回転切削カッターに対して水平移動させる送り機構と、
前記回転切削カッターの円盤部を回転させることによって複数の切刃で前記木質板材を切削する際に前記木質板材を押圧し固定する押圧機構を備え、前記木質板材の端部をスカーフ面に切削加工するスカーフ面加工装置であって、
前記押圧機構は、前記回転切削カッターの切刃より径方向内側の中央には上部から下端まで形成された空気導通孔と、前記空気導通孔の上部に圧縮空気を導くコンプレッサーからなり、前記回転切削カッターの下面より圧縮空気を噴出して前記木質板材を押圧する機構であることを特徴とするスカーフ面加工装置。 - 前記送り機構は、前記回転切削カッターを前記木質板材に対して水平移動させるものであって、
前記木質板材のスカーフ面が形成される端部が載置される前記ベース盤の部位における上面から下部にかけて一つ又は複数の吸引孔が形成されるとともに、前記吸引孔の下部に吸引機を設け、前記吸引孔を介して前記木質板材を吸引して前記ベース盤に固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のスカーフ面加工装置。 - ベース盤に載置された木質板材を押圧機構で押圧して固定し、回転する円盤部の外周面に複数の切刃が等間隔で形成されるとともに前記木質板材の上面に対して斜めに配置された回転切削カッターによって、前記木質板材の端部をスカーフ面に切削加工するスカーフ面加工方法であって、
前記回転切削カッターの切刃よりも径方向内側に設けられた昇降自在の押圧体を前記回転切削カッターの下面より下側に突出させることにより、形成された前記スカーフ面を押圧するとともに、前記回転切削カッターによって前記木質板材の端部をスカーフ面に切削加工することを特徴とするスカーフ面加工方法。 - ベース盤に載置された木質板材を押圧機構で押圧して固定し、回転する円盤部の外周面に複数の切刃が等間隔で形成されるとともに前記木質板材の上面に対して斜めに配置された回転切削カッターによって、前記木質板材の端部をスカーフ面に切削加工するスカーフ面加工方法であって、
前記回転切削カッターの切刃よりも径方向内側の中央で上部から下端まで形成された空気導通孔を介して圧縮した空気を、形成された前記スカーフ面に噴射して前記スカーフ面を押圧するとともに、前記回転切削カッターによって前記木質板材の端部をスカーフ面に切削加工することを特徴とするスカーフ面加工方法。 - 前記回転切削カッターによって前記木質板材の端部をスカーフ面に切削加工するときに、前記木質板材のスカーフ面が形成される端部が載置される前記ベース盤の部位における上面から下部にかけて形成された一つ又は複数の吸引孔を介して前記木質板材を吸引して前記ベース盤に固定することを特徴とする請求項5に記載のスカーフ面加工方法。
- 前記回転切削カッターの回転軸が前記スカーフ面の先端部に位置するように、前記回転切削カッターを配置して、前記スカーフ面の先端部において前記木質板材の繊維方向と切削方向を略一致させた状態で、前記木質板材の一端から他端まで前記回転切削カッターを相対的に移動させることを特徴とする請求項4乃至6のうちいずれか一つに記載のスカーフ面加工方法。
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