JP5683441B2 - 自動二輪車の前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の前部にライセンスプレートが取付けられる自動二輪車の前部構造の改良に関する。
自動二輪車の前部にライセンスプレートを取付けることが法制化されている国がある。
ライセンスプレートを後部に設けるか、前部に設けるかによって、ライセンスプレートの支持構造は異なる。
前部にライセンスプレートを取付ける自動二輪車の前部構造が提案されてきた(例えば、特許文献1(図2、図3)参照。)。
特許文献1の図3に示すように、ヘッドランプ(26)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、ヘッドパイプ(12)の前部に取付けた前部ステー(24)によって支持される。
ヘッドランプ(26)の外側に樹脂製のハウジング(166)が設けられ、このハウジング(166)の下端に下部支持部(174)が一体に形成される。そして、この下部支持部(174)にライセンスプレートステー(28)がボルト(188)で固定される。 このライセンスプレートステー(28)は車両前方に延ばされ、このライセンスプレートステー(28)にライセンスプレート(31)が取付けられる。
特許文献1の図2に示すように、ライセンスプレートステー(28)の車幅方向左右側方にフロントカウル(78)が配置され、このフロントカウル(78)でライセンスプレートステー(28)の下部支持部(174)が覆われる。
フロントカウル(78)でライセンスプレートステー(28)の側方が覆われるため、車両前部の外観性が高められる。
特許文献1の図2から明らかなように、フロントカウル(78)は大型のカバーである。
しかし、近年、自動二輪車の小型、軽量化が求められる中、フロントカウルの小型化が望まれる。
そこで、ライセンスプレートステー周りの外観性を良好にしつつ、フロントカウルを小型化することができる技術が必要となる。
特許第4307874号公報
本発明は、ライセンスプレートを前部に備える自動二輪車において、外観性を損なうことなく、フロントカウルを小型化することができる自動二輪車の前部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体の前部にライセンスプレートを取付けた自動二輪車の前部構造において、車体に取付けられ車体前方に配置されるヘッドランプを支持するステーと、このステーから一体的に車両前方に延出されライセンスプレートが取付けられるライセンスプレート取付部と、ステーに取付けられヘッドランプの周囲を囲うフロントカウルと、を備え、ステーは、ヘッドランプの少なくとも後方を覆い前方へ開放した板状の後壁を備え、フロントカウルをステーの開放部に接続し、ヘッドランプを収納する室を構成することを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ライセンスプレート取付部の前端部は、車両側面視で、フロントカウルの下端部より前方に位置することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ライセンスプレート取付部の前端部は、車両側面視で、フロントカウルの下端部より上方に位置することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ライセンスプレート取付部の前端部の後方にて、ステーに下方に凹ませた凹部が備えられ、この凹部にフロントカウルの下端部が収納されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、凹部に下方に延びる突部が延ばされ、この突部に車両後方からフロントカウルの下端部を当て嵌合させるようにしたことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、フロントカウルは、車両側面視で、ヘッドランプとの境界部とフロントカウルの下端部の間に車両後方へ凸になるように湾曲する湾曲部を備え、この湾曲部にフロントカウルの内部に走行風を取り入れる開口が設けられ、
ライセンスプレートは、車両正面視で、開口と重ならないように取付けられる
ことを特徴とする。
請求項に係る発明では、ステーは、その下端にフロントフォークのブリッジ部に取付けられる固定部を備え、その固定部から前方に延びるライセンスプレート取付部は、補強リブを備えていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、ステーは、その上壁に開口を設け、メータを上壁の下方に配置すると共に、開口にメータの表示面を臨ませるように支持することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体にステーを取付け、このステーにヘッドランプ及びライセンスプレートを取付けるようにした。すなわち、ライセンスプレート取付部は、ステーから一体的に車両前方に延出される。
ステーはヘッドランプを支持する部材であるから、十分に大きく、外観形状を整えることができる。仮に、小さなパーツをボルトで結合したのでは外観性が低下する。
この点、外観形状を整えることができるステーに、ライセンスプレート取付部を一体形成したため、ライセンスプレート取付部はステーと共に外観性が良好となる。ライセンスプレート取付部の外観性が良好であるため、ライセンスプレート取付部をフロントカウルで覆う必要が無くなる。結果、フロントカウルを十分に小さくすることができる。
すなわち、本発明によれば、ライセンスプレートを前部に備える自動二輪車において、外観性を損なうことなく、フロントカウルを小型化することができる自動二輪車の前部構造が提供される。
加えて、ステーにフロントカウルが取付けられている。ステーに直接フロントカウルを取付けることで、ステーとフロントカウルとの間に一体感をもたせることができる。
また、ステーにライセンスプレート取付部を一体化することで、部品点数を減らすことができる。
さらに、ステーは、ヘッドランプの少なくとも後方を覆い前方へ開放した板状の後壁を備え、フロントカウルをステーの開放部に接続し、ヘッドランプを収納する室を構成する。従って、ヘッドランプの周囲を、フロントカウルとステーとにより覆うことができる。
請求項2に係る発明では、ライセンスプレート取付部の前端部は、フロントカウルの下端部より前方に配置される。
ライセンスプレートはフロントカウルの下端部より前方にあるため、車両の前方からライセンスプレートが見易くなる。
請求項3に係る発明では、ライセンスプレート取付部の前端部は、フロントカウルの下端部より上方に配置される。
車両を前から見るとライセンスプレート取付部がフロントカウルの下端部に重なって見える。車両を前から見るとライセンスプレートが、フロントカウルの下端部に付いているように見え、ライセンスプレートとフロントカウルが一体化し、車両前部の外観性が向上する。
請求項4に係る発明では、フロントカウルの下端部はライセンスプレート取付部の下方に凹ませた凹部に収納される。
車両を前から見るとフロントカウルの下端部がライセンスプレート取付部に繋がっているように見え、車両前部の外観性が向上する。
請求項5に係る発明では、フロントカウルの下端部をライセンスプレート取付部の突部に当て嵌合させるようにした。
見かけ上、フロントカウルの下端部がライセンスプレート取付部に繋がっている。フロントカウルの下端部が振れるときにはライセンスプレート取付部が支えとなり、また、ライセンスプレート取付部が振れるときにはフロントカウルが支えとなる。結果、ライセンスプレート取付部のばたつき及びフロントカウルの下端部のばたつきが抑えられる。
請求項6に係る発明では、ライセンスプレートは、走行風を取り入れる開口と重ならないように取付けられる。
ライセンスプレートで邪魔されることなく、走行風が開口から取り入れられる。
加えて、請求項6では、開口の後方にヘッドランプが配置される。開口から取り入れた走行風がヘッドランプに当たるため、ヘッドランプが効果的に冷却される。
請求項に係る発明では、ステーの下端に固定部を備え、その固定部から前方に延びるライセンスプレート取付部は、補強リブを備えている。ステーの固定部とライセンスプレート取付部間に補強リブが備えられているので、ライセンスプレートの支持部を小型軽量にすることができる。
請求項に係る発明では、ステーは、その上壁に開口を設け、メータを前記上壁の下方に配置すると共に、前記開口に前記メータの表示面を臨ませるように支持する。メータは、ステーによって支持される。すなわち、メータパネルを別個に設ける必要がないため、部品点数を更に削減できる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の3矢視図である。 ステーとフロントカウルとの取付関係を説明する分解図である。 図3の5矢視図である。 図5の6−6線断面図である。 図5の7−7線断面図である。 前カバー部の分解斜視図である。 ライセンスプレート取付部及びその周辺部の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11の前部に設けられ前輪13を操向可能に支持する前輪懸架部15と、車体フレーム11の後部に設けられ後輪14を上下揺動可能に支持する後輪懸架部16と、車体フレーム11に懸架され後輪14を駆動するエンジン18と、車体フレーム11に取付けられエンジン18の上方に位置する燃料タンク21と、車体フレーム11に取付けられ燃料タンク21の後方に位置し乗員が座るシート22とを備える。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31から後方下方へ延びているメインフレーム32と、メインフレーム32の下方にてヘッドパイプ31から後方下方へ延びているダウンフレーム33と、メインフレーム32の下部に設けられるピボット部34と、メインフレーム32の車両前後方向中間部から車両後方へ延びているシートレール35と、ピボット部34の近傍でメインフレーム32とシートレール35の車両前後方向中間部36の間に渡されるサブフレーム37とからなる。
前輪懸架部15は、ヘッドパイプ31を貫通して設けられる操向軸41と、この操向軸41の上下にヘッドパイプ31を挟むように設けられるトップブリッジ43及びボトムブリッジ44と、これらのトップブリッジ43及びボトムブリッジ44から下方に延びており下端で前輪13を支えるフロントフォーク45と、トップブリッジ43に取付けられ乗員が操作するハンドル46とから構成される。
後輪懸架部16は、ピボット部34から車両後方へ延びており後端部で後輪14を支えるスイングアーム51と、このスイングアーム51の後端部52と、サブフレーム37及びシートレール35の結合部53との間に渡されるリヤクッションユニット55とから構成される。スイングアーム51に、チェーンカバー56が取付けられる。
エンジン18は、クランクケース61と、このクランクケース61から斜め前上方に延びているシリンダ部62とを備える。シリンダ部62の後壁64に吸気系65が接続され、シリンダ部62の前壁63に排気系66が接続される。排気系66は、エンジン18から延びる排気管67と、排気管67の中間部に介在される触媒ユニット68と、排気管67の下流端に連結される消音器69とからなる。
前輪懸架部15にヘッドランプ71や前ウインカー72等が装着される前カバー部73が設けられる。エンジン18の後方位置にて車体70の側方に、サイドカバー部74が設けられ、このサイドカバー部74の後方にて車体70の側方に、後カバー部75が設けられる。
前輪13の上方にてフロントフォーク45に、前輪13を覆うフロントフェンダ77が取付けられ、後輪14の上方前方から後方にかけて後輪14を覆うリヤフェンダ78が取付けられている。車体の後端部に後ウインカ−79が取付けられる。
次に、前カバー部及びその周辺部について説明する。
図2に示すように、前カバー部73の上部に、スピードメータ等のメータ141を含む計器類81が設けられ、前カバー部73の前部にヘッドランプ71が設けられ、このヘッドランプ71の下方にライセンスプレート82が取付けられるライセンスプレート取付部83が設けられる。つまり、自動二輪車の車体70の前部に、ライセンスプレート82が取付可能とされる。ここで、車体70に、車体フレーム11又は車体フレーム11に装着されているカバー類を含む。
次に、前カバー部の構成について説明する。
図3に示すように、前カバー部73に、ライセンスプレート取付部83が設けられ、このライセンスプレート取付部83の左右端部にライセンスプレート82が締結される左右の座部85L、85Rが設けられる。これらの左右の座部85L、85Rの上方に走行風を前カバー部73の内部に取り入れる左右の開口87L、87Rが設けられ、これらの左右の開口87L、87Rの間に、同じく走行風を前カバー部73の内部に取り入れる中央開口88が設けられる。前カバー部73から左右外方へ左右のウインカー72L、72Rが延びている。
次に、前カバー部の構成要素について説明する。
図4に示すように、前カバー部73は、フロントカウル91と、このフロントカウル91を車両後方から裏打ちすると共にフロントカウル91を車体側に取付けるステー92とからなる。
ステー92に複数のステー側締結部94が設けられ、複数のステー側締結部94に対応する位置にてフロントカウル91には、複数のフロントカウル側締結部93が設けられ、ステー側締結部94にフロントカウル側締結部93を合わせ、車両後方から複数のカウルねじ95を各々ねじ込んでステー92へフロントカウル91を締結する。
次に、前カバー部を上から見たときの状態を説明する。
図5に示すように、前カバー部73の前端に、ヘッドランプ71が設けられ、このヘッドランプ71を囲うようにフロントカウル91が設けられ、このフロントカウル91に、後方に延びてスピードメータ等の計器類81を覆う日よけ部99(バイザー部99)が設けられている。
図6に示すように、前カバー部73のステー92は、複数の弾性部材101及び複数のステーねじ102を介してトップブリッジ43及びボトムブリッジ44に各々取付けられる。詳細には、ステー92は、その下端にフロントフォーク45のブリッジ部(ボトムブリッジ44)に取付けられる固定部47bを備え、この固定部47bはステーねじ102によってボトムブリッジ44へ締結される。
固定部47bから前方に延びるライセンスプレート取付部83は、補強リブ136を備えている。ステー92の固定部47bとライセンスプレート取付部83間に補強リブ136が備えられているので、ライセンスプレート82の支持部を小型軽量にすることができる。
同様に、ステー92は、その上端にフロントフォーク45のブリッジ部(トップブリッジ43)に取付けられる固定部47aを備え、この固定部47aはステーねじ102によってトップブリッジ43へ締結される。前述したように、ステー92にはフロントカウル91が取付けられている。
次に、ヘッドランプの取付構造について説明する。
ヘッドランプ71の上端に設けた上ブラケット部103は、フロントカウル91の内面上部に車両後方に延びている庇部105に支持される。
図7に示すように、ヘッドランプ71の下端に設けた下ブラケット部104は、フロントカウル91の下部に設けられるヘッドランプねじ106によって、上ブラケット部103を支点として車両前後に傾動調整可能にフロントカウル91へ締結される。
フロントカウル91の上部に、ステー92のメータパネル部108及び計器類81がメータねじ109で締結される。
次に、ステーとフロントカウル各部について説明する。
図8に示すように、ステー92は、トップブリッジ43への締結穴111、111が設けられるステー本体部113と、このステー本体部113の上部に形成され計器類(図6、符号81)が装着されるメータパネル108と、ステー本体部113の下部から前方に延びている前延設部115と、この前延設部115に含まれるライセンスプレート取付部83とを主要素とする。すなわち、ステー92にメータパネル108が含まれる。
図6にて、ステーの上面を構成する上壁138に、開口137が設けられ、計器類81を構成するメータ141を上壁138の下方に配置すると共に、開口137にメータ141の表示面を臨ませるように支持する。メータ141は、ステー92によって支持される。すなわち、メータパネル108を別個に設ける必要がないため、部品点数を更に削減できる。
図7、8にて、ステー92は、ヘッドランプ71の少なくとも後方を覆い前方へ開放した板状の後壁134を備え、フロントカウル91をステー92の開放部135に接続し、フロントカウル91とステー92とでヘッドランプ71を収納する室を構成する。従って、ヘッドランプ71の周囲を、フロントカウル91とステー92とにより覆うことができる。
前延設部115は、顎部116を有し、この顎部116の上方に開口する口部117が開けられている。顎部116の前部に下方へ凹ませた凹部118が形成される。
凹部118の車幅方向左右に、フロントカウル91の一部が嵌合する嵌合部119L、119Rが設けられる。
フロントカウル91は、ヘッドランプ71が位置するヘッドランプ開口部121と、左右の開口87L、87R及び中央開口88とを有する前面部123と、この前面部123から斜め後ろ上方へ連続して滑らかに延びている日よけ部99(バイザー部99)と、前面部123の車幅方向左右後方へ連続して滑らかに延びている左右側壁124L、124Rと、下端に設けられステー92の嵌合部119L、119Rに嵌合する左右の爪部125L、125Rとを主要素とする。
図6にて、ライセンスプレート取付部の前端部84は、車両側面視で、フロントカウルの下端部126より前方に位置する。
また、ライセンスプレート取付部の前端部84は、車両側面視で、フロントカウルの下端部126より上方に位置している。
顎部116に形成される凹部118に、下方に延びる突部128が延ばされ、この突部128に車両後方からフロントカウルの下端部126に設け前方に延びる爪部125を当て嵌合させるようにした。
フロントカウル91は、車両側面視で、ヘッドランプ71との境界部120とフロントカウルの下端部126の間に車両後方へ凸になるように湾曲する湾曲部131を備え、この湾曲部131にフロントカウル91の内部に走行風を取り入れる開口(中央開口88)が設けられている。
図3を併せて参照して、ステー92には、左右の前ウインカー72L、72Rが取付けられる左右のウインカー座部132L、132Rが設けられる。
また、ライセンスプレート82は、車両正面視で、左右の開口87L、87Rと及び中央開口88とほぼ重ならないように取付けられる。
図7にて、ライセンスプレート取付部の前端部84の後方にて、ステー92に凹部118が備えられ、この凹部118にフロントカウルの下端部126が収納される。
前カバー部73は、車体70に取付けられ車体前方に配置されるヘッドランプ71を支持するステー92と、このステー92に含まれると共にステー92から一体的に車両前方に延出されライセンスプレート82が取付けられるライセンスプレート取付部83と、ステー92に取付けられヘッドランプ71の周囲を囲うフロントカウル91とからなる。
ステー92は樹脂製であり、このステー92の色とフロントカウル91の色とは異なっている。なお、ステー92の色とフロントカウル91の色を同一色にすることは差し支えない。
以上に述べた自動二輪車の前部構造の作用を次に述べる。
図9に示すように、ライセンスプレート取付部83は、ステー92から一体的に車両前方に延出される。
ステー92の一部を前方に延ばしたライセンスプレート取付部83であれば、別部材でライセンスプレート取付部83を設けた場合に較べて、車両の外観性が損なわれ難い。加えて、ステー92にフロントカウル91が取付けられている。ステー92に直接フロントカウル91を取付けることで、ステー92とフロントカウル91との間に一体感をもたせることができる。
ライセンスプレート取付部83は、ステー92と一体的に設けられているので、ライセンスプレート取付部83を取付ける部分が不要になる。従って、ライセンスプレート取付部83の小型化が図れる。ライセンスプレート取付部83の小型化によって、このライセンスプレート取付部83を覆うフロントカウル91の大型化も回避される。
また、ステー92にライセンスプレート取付部83を一体化することで、部品点数を減らすことができる。
図6にて、ライセンスプレート取付部の前端部84は、フロントカウルの下端部126より前方に位置する。すると、ライセンスプレート82は、フロントカウルの高さ方向下端部126にて、フロントカウル91の前方に配置される。従って、ライセンスプレート82を見易くすることができる。
また、ライセンスプレート取付部の前端部84は、フロントカウルの下端部126より上方に位置する。すると、ライセンスプレート82は、フロントカウル91の高さ方向下端部にて、フロントカウル91の上方に配置される。従って、ライセンスプレート82を一層見易くすることができる。
さらにまた、フロントカウルの下端部126をライセンスプレート取付部83の突部128に当て嵌合させるようにした。このため、フロントカウル91で、ライセンスプレート取付部83を補強することができる。結果、ライセンスプレート取付部83のばたつきを抑えることができる。
図7にて、フロントカウルの下端部126をライセンスプレート取付部83の凹部118に収納したので、ライセンスプレート取付部83とフロントカウル91との隙間を減らすことができる。結果、ライセンスプレート取付部83とフロントカウル91との一体感が醸成され、フロントカウル91回りの外観性が高められる。
図9にて、フロントカウル91の湾曲部131に、開口87L、87R、88が設けられている。これらの開口87L、87R、88からフロントカウル91内部に走行風を取り入れることで、ヘッドランプ71を効果的に冷却することができる。
図3にて、ライセンスプレート82は、開口87L、87R、88と重ならないように取付けられるので、ライセンスプレート82の見易さ(視認性)とフロントカウル91内部への走行風を取り入れ性とを両立させることができる。
ステー92の色とフロントカウル91の色とは異なっている。異なる色とすることで、フロントカウル91回りの外観性を一層高めると共に商品の魅力向上を図ることができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、車両前部にライセンスプレート取付部を有する自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、44…ブリッジ部(ボトムブリッジ)、45…フロントフォーク、47b…固定部、70…車体、71…ヘッドランプ、82…ライセンスプレート、83…ライセンスプレート取付部、84…ライセンスプレート取付部の前端部、87L、87R…開口、88…開口、91…フロントカウル、92…ステー、118…凹部、120…境界部、126…フロントカウルの下端部、128…突部、131…湾曲部、134…後壁、135…ステーの開放部、136…補強リブ、137…開口、138…上壁、141…メータ。

Claims (8)

  1. 車体(70)の前部にライセンスプレート(82)を取付けた自動二輪車の前部構造において、
    前記車体(70)に取付けられ車体(70)前方に配置されるヘッドランプ(71)を支持するステー(92)と、このステー(92)から一体的に車両前方に延出され前記ライセンスプレート(82)が取付けられるライセンスプレート取付部(83)と、前記ステー(92)に取付けられ前記ヘッドランプ(71)の周囲を囲うフロントカウル(91)と、を備え
    前記ステー(92)は、前記ヘッドランプ(71)の少なくとも後方を覆い前方へ開放した板状の後壁(134)を備え、前記フロントカウル(91)を前記ステー(92)の開放部(135)に接続し、前記ヘッドランプ(71)を収納する室を構成することを特徴とする自動二輪車の前部構造。
  2. 前記ライセンスプレート取付部(83)の前端部(84)は、車両側面視で、前記フロントカウル(91)の下端部(126)より前方に位置することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前部構造。
  3. 前記ライセンスプレート取付部(83)の前端部(84)は、車両側面視で、前記フロントカウル(91)の下端部(126)より上方に位置することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前部構造。
  4. 前記ライセンスプレート取付部(83)の前端部(84)の後方にて、前記ステー(92)に下方に凹ませた凹部(118)が備えられ、この凹部(118)に前記フロントカウル(91)の下端部(126)が収納されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
  5. 前記凹部(118)に下方に延びる突部(128)が延ばされ、この突部(128)に車両後方から前記フロントカウル(91)の下端部(126)を当て嵌合させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の自動二輪車の前部構造。
  6. 前記フロントカウル(91)は、車両側面視で、前記ヘッドランプ(71)との境界部(120)と前記フロントカウル(91)の下端部(126)の間に車両後方へ凸になるように湾曲する湾曲部(131)を備え、この湾曲部(131)に前記フロントカウル(91)の内部に走行風を取り入れる開口(87L、87R、88)が設けられ、
    前記ライセンスプレート(82)は、車両正面視で、前記開口(87L、87R、88)と重ならないように取付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造
  7. 前記ステー(92)は、その下端にフロントフォーク(45)のブリッジ部(44)に取付けられる固定部(47b)を備え、その固定部(47b)から前方に延びる前記ライセンスプレート取付部(83)は、補強リブ(136)を備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
  8. 前記ステー(92)は、その上壁(138)に開口(137)を設け、メータ(141)を前記上壁(138)の下方に配置すると共に、前記開口(137)に前記メータ(141)の表示面を臨ませるように支持することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
JP2011260169A 2011-11-29 2011-11-29 自動二輪車の前部構造 Active JP5683441B2 (ja)

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