JP4890364B2 - 低床型車両 - Google Patents

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本発明は、乗員が足を載置するステップフロアを備えた低床型車両に関する。
前輪と後輪間の底部に乗員が足を載置するステップフロアを備えた低床型車両が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平5−5712号公報(第3図)
特許文献1の第3図において、低床型車両には、フレーム6(符号は同公報のものを流用する。以下、同じ。)と、このフレーム6に取り付けられ乗員が足を載置する足載せ板5と、が備えられている。
足載せ板5は合成樹脂製の部材であり、その上面の前部には丸穴が形成され、上面の後部には長穴が形成されている。これらの穴には締結部材が挿通され、ブラケット7及び締結部材を介してフレーム6側に固定されている。
足載せ板5をフレーム6に取り付ける場合には、丸穴に締結部材を挿通して前部をフレーム6に固定し、長穴に締結部材を挿通させて後部をフレーム6に固定する。このとき、後部に形成されている長穴を用いることで、取付時に足載せ板5の成形誤差などを吸収している。
足載せ板5(以下、「ステップフロア5」とも云う。)は樹脂成形品であり、成形品には多少の誤差が生じる場合がある。特に、ステップフロア5が前後に長く形成されている場合には、前部の基準穴と後部の長穴との間のピッチ誤差が大きくなる傾向にあり、このピッチ誤差を吸収してフレーム6に取付可能にするために十分に長い長穴が必要となる。
丸穴であれば、ボルトの頭にて塞ぐことができるが、径の長い長穴ではボルトの頭で全てを塞ぐことができない。結果として、長穴の穴部が露出し、ステップフロアの外観性が低下するという課題があった。
本発明は、低床型車両において、ステップフロアの外観性を向上させることを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームと、この車体フレームによって支持されるステアリングハンドル及び乗員が着座するシートと、ステアリングハンドルとシートとの間に設け乗員が足を載置するステップフロアと、が備えられ、このステップフロアが締結部材を介して車体フレームに取り付けられている低床型車両において、ステップフロアの前部には、丸穴形状を呈し、車体フレームへの取付位置基準となる取付基準穴が備えられ、ステップフロアの後部には、丸穴形状を呈し、取付基準穴と直交する面に開けられている取付穴が備えられ、この取付穴への締付部材の締付量を調整することにより、ステップフロアと車体フレームとの間の誤差を吸収して、車体フレームにステップフロアを取付可能にすることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、取付基準穴及び取付穴は、ステップフロアの下方から突出した突片に設けられるとともに、ステップフロアの車両進行方向の側方及び後方から締結固定されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、ステップフロアの下方をカバー部材で覆い、このカバー部材は前記突片と共に前記締結部材にて前記車体フレームに固定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ステップフロアの後部には、同乗者が足を載置する同乗者用ステップが一体に形成され、このようなステップフロアは、車両の後方から締結部材によって車体フレームに締結固定されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、ステップフロアの前部は、車体フレームに設けられたステップフロア支持フレームにて支持されると共に、同乗者が足を載置する同乗者足置きは、シートを支持するシートフレームと、ステップフロア支持フレームとに掛け渡されて設けた同乗者足置き支持フレームにて支持されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、基準となるステップフロアの前部を取付基準穴を用いて車体フレームに取り付け、ステップフロアの後部を取付基準穴と直交する面に配置されている取付穴を用いて車体フレームに締め付けるようにした。
取付基準穴と取付穴とを互いに直交させる方向に配置し、ステップフロアの成形誤差によって生じる前部の取付基準穴と、後部の取付穴の前後方向へのずれを、取付穴への締付量を調整することで吸収できるので、従来のように、ステップフロアに配置され長穴形状に形成した取付穴を用いることなく、ステップフロアの成形誤差などを吸収して、車体フレームにステップフロアを取り付けることができる。
取付穴を丸穴で済ますことによって、ステップフロアにおいて、取付穴に必要な面積が節約できる。取付穴の面積を小さく済ますことができるので、設計上の制約が減る。
従って、ステップフロアの設計自由度を高めることができる。
また、取付穴を丸穴にすることで、穴の溝が露出することがなくなるので、ステップフロアの外観性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、ステップフロアは、締結部材を介してステップフロアの側方及び後方から車体フレームに締結固定されている。ステップフロアの上面と前面には締結部材の頭部が露出することはないので、ステップフロアの外観性の低下を抑えることができる。
請求項3に係る発明では、ステップフロアは、カバー部材と共に締結部材にて車体フレームに固定されている。ステップフロアを固定する締結部材を利用して、車体フレームにカバー部材を締結され固定されるようにしたので、締結部材の数を減らすことができる。
請求項4に係る発明では、ステップフロアは、車両の後方から締結部材によって車体フレームに締結固定されているので、車両の側面に配置される締結部材の数を減らすことができる。加えて、締結部材を目立ち難くすることができ、ステップフロアの外観性を一層高めることができる。
請求項5に係る発明では、ステップフロアの前部は、車体フレームに設けられたステップフロア支持フレームにて支持され、同乗者足置きは、シートフレームと、ステップフロア支持フレームとに掛け渡された同乗者足置き支持フレームにて支持される。
ステップフロアの前部と同乗者足置きとは、異なる専用のフレーム部材にて支持することで、ステップフロアと同乗者足置きの支持強度を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者からみた方向を示す。なお、図面は符号の向きにみるものとする。
図1は本発明に係る低床型車両の左側面図であり、低床型車両としての自動二輪車10は、車体フレーム11の後部にピボット軸12を含むリンク機構14を介して、車体フレーム11にパワーユニット15を揺動自在に取り付けた車両である。
パワーユニット15は、駆動源としてのエンジン16と、このエンジン16の後方に設けられている変速機ケース17と、からなる。変速機ケース17には、エンジン16の駆動力を後輪19に伝達するベルト式無段変速機18が内蔵されている。そして、この変速機ケース17を車体フレーム11の後端部に揺動自在に設け、エンジン16の動力を後輪19に伝達するようにした。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21に取り付け斜め後方に延設した後、略水平後方に延設したダウンフレーム22と、このダウンフレーム22の後端部に取り付けたクロスメンバ23と、このクロスメンバ23から斜め後方に立ち上げた左右のシートフレーム24L、24Rとを主要な構成要素とする。
ここで、メインフレーム25は、ダウンフレーム22と、クロスメンバ23と、左右のシートフレーム24L、24Rとから構成されている。
また、自動二輪車10は、ヘッドパイプ21に操舵自在にフロントフォーク26を取り付け、このフロントフォーク26の下端に前輪28を取り付け、フロントフォーク26の上部にステアリングハンドル29を取り付けたものである。
リヤスイングアームを兼ねるパワーユニット15の後端には、後輪19が取り付けられ、パワーユニット15の後部及び左のシートフレーム24Lの間には、リヤクッションユニット31が掛け渡されている。
パワーユニット15とクロスメンバ23の間に介在させたリンク機構14は、クロスメンバ23の近傍に設けた支持軸32と、この支持軸32から後方に延設したリンク部材33と、このリンク部材33の後端部に設けたピボット軸12と、を備える。
パワーユニット15の前部を構成するエンジン16のシリンダブロック37には、吸気装置38及び排気装置39が接続されている。
吸気装置38は、エアクリーナ41と、このエアクリーナ41に連結部材40を介して接続した燃料供給装置42と、からなる。
排気装置39は、エンジン16に接続し後方に延ばした排気管43と、この排気管43に接続し後方に延ばした消音器44とからなる。
シートフレーム24L、24Rには、上方へ開口する収納ボックス45が設けられ、この収納ボックス45の上方に乗員が跨って座るシート46が設けられ、この収納ボックス45の後方に燃料タンク47が配置され、これらの収納ボックス45と燃料タンク47の上方からシート46が開閉可能に取り付けられている。
48は後述するステップフロア49を支持するステップフロア支持フレーム、51は同乗者足置き支持フレーム、53はグラブレール、54はフロントブレーキユニット、55はフロントフェンダ、56はカウル部材、57はリヤフェンダ、58はサイドスタンドである。
すなわち、低床型車両としての自動二輪車10には、車体フレーム11と、この車体フレーム11によって支持されるステアリングハンドル29及び乗員が着座するシート46と、ステアリングハンドル29とシート46との間に設け乗員が足を載置するステップフロア49とが備えられている。
図2は本発明に係る車体フレームへのステップフロア及びカバー部材の取付構造を説明する平面図であり、図1を併せて参照して説明を行う。
車体フレーム11には、ダウンフレーム22と、このダウンフレーム22の後端部に左右方向水平に取り付けたクロスメンバ23と、このクロスメンバ23両端部の側面23s、23sから斜め後上方に立ち上げた左右のシートフレーム24L、24Rと、ダウンフレーム22の中間部から左右斜め下方且つ外方に延ばし、次に斜め後方に延ばしてステップフロア49を支持する左右のステップフロア支持フレーム48L、48Rと、これらのステップフロア支持フレーム48L、48Rの後部とシートフレーム24L、24Rとの間に掛け渡した同乗者足置き支持フレーム51L、51Rと、が備えられている。
なお、クロスメンバ23から左右外方に向け支持部材59L、59Rが延設され、これらの支持部材59L、59Rは各々左右のステップフロア支持フレーム48L、48Rの中間部に連結されている。つまり、これらの支持部材59L、59Rによって左右のステップフロア支持フレーム48L、48Rが支持されている。
図中、61は左右のシートフレーム24L、24Rの間に掛け渡し収納ボックス(図1の符号45)を支持するクロスフレーム、62はシート46を支持するシートクロスフレームである。
以下、車体フレーム11に、ステップフロア49及びカバー部材63を取り付ける構造について詳細に説明する。なお、カバー部材63は、ステップフロア49を下方から覆う部材である。
左右のステップフロア支持フレーム48L、48Rの前部には、ステップフロア49及びカバー部材63を車体フレーム11側に取り付ける前取付ブラケット64L、64Rが設けられ、同様に、左右のステップフロア支持フレーム48L、48Rの中間部には、中間取付ブラケット65L、65Rが設けられている。前取付ブラケット64L、64R、中間取付ブラケット65L、65Rは、平面視でコ字状に形成され、コ字状の開放側が車両の内方に向けて取り付けられている。
また、ステップフロア49の後部には、車両の後方に略コ字状に形成しステップフロア49及びカバー部材63を車体フレーム11側に取り付ける後取付ブラケット66L、66Rが設けられている。後取付ブラケット66L、66Rは、平面視でコ字状に形成され、コ字状の開放側が車両の前方に向けて取り付けられている。
なお、ステップフロア49の後部には、同乗者が足を載置する同乗者用ステップ67L、67Rが一体に形成されている。
ステップフロア49及びカバー部材63は、締結部材68・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を介して車体フレーム11に設けた前記取付ブラケット64L〜66L、64R〜66Rに取り付けられている。
69L、69Rはステップフロア49の上面に設け乗員が足を載置する乗員足載せ面、70L、70Rは同乗者が足を載置する同乗者足置きである。
図3は本発明に係るステップフロアの側面図、図4は図3の4矢視図である。以下、図3及び図4を参照して説明を行う。
ステップフロア49には、その下方前部から下方に突出される前突片71L、71R(図手前側の符号71Lのみ示す。)と、下方中間部から下方に突出される中間突片72L、72R(図手前側の符号72Lのみ示す。)と、下方後部から下方に突出される後突片73L、73R(図手前側の符号73Lのみ示す。)と、が備えられている。
前突片71L、71Rの面及び中間突片72L、72Rの面は、車両外方に配置され、後突片73L、73Rの面は、車両後方に配置されている。
ステップフロア49の前部に設けた前突片71L、71Rには、丸穴形状を呈し、車体フレーム11への取付位置基準となる取付基準穴75L、75R(図手前側の符号75Lのみ示す。)が備えられ、ステップフロア49の後部に設けた後突片73L、73Rには、丸穴形状を呈し、取付基準穴75L、75Rと直交する面88に開けられている取付穴76L、76R(図手前側の符号76Lのみ示す。)が備えられ、同じく中間部に設けた中間突片72L、72Rには、丸穴形状を呈し、取付基準穴75L、75Rと同方向に形成した別の取付穴77L、77R(図手前側の符号77Lのみ示す。)が備えられている。
つまり、取付基準穴75L、75R、取付穴76L、76R及び別の取付穴77L、77Rは、ステップフロア49の下方から突出した突片71L〜73L、71R〜73Rに開けられている。
ステップフロア49の後部には、同乗者が足を載置する同乗者用ステップ67L、67Rが一体に形成されている。
後突片73L、73Rに取付穴76L、76Rを設けることで、車両の後方から締結部材(図2の符号68参照)によって車体フレーム11に締結して固定するようにした。
図5は本発明に係る低床型車両に備えられているカバー部材の側面図であり、カバー部材63の前部には、締結時に締結部材(図2の符号68)の頭部が当接する座部79・・・(手前側の符号79・・・のみ示す。)が設けられ、これらの座部79・・・には前取付穴81L、81R(手前側の符号81Lのみ示す。)が設けられている。同様に、カバー部材63の中間部には座部79・・・及び中間取付穴82L、82R(手前側の符号82Lのみ示す。)が設けられている。84はサイドスタンド(図1の符号58)が通るステップ開口である。
図6は図2の6−6線断面図、図7は図6の7−7線断面図である。以下、図6と図7とを参照して説明する。
ステップフロア前部の取付構造は、前取付ブラケット64Lの内面に前突片71Lを当て、前取付ブラケット64Lの外面にカバー部材63の当て面86を当て、前取付ブラケット64L、前突片71L及びカバー部材63を締結部材68にて固定するというものである。
詳細には、車体フレーム11に備え前取付ブラケット64Lに開けた固定穴87に前突片71Lの取付基準穴75Lを合わせると共に、カバー部材63の前取付穴81Lを合わせ、前突片71Lに嵌めたクリップ85に向け、車両の外方から締結部材68を締め付けることにより、締結部材68の頭とクリップ85に設けたクリップ穴85hとの間で、前突片71L、前取付ブラケット64L及びカバー部材63を一体化する。
ステップフロア49の下方は、カバー部材63で覆われており、このカバー部材63は、締結部材68にて車体フレーム11に設けた前取付ブラケット64Lに固定されている。
ステップフロア49を固定する締結部材68を利用して、車体フレーム11にカバー部材63を固定することで、部品点数を削減することができる。
ステップフロア49とカバー部材63をステップフロア支持フレーム48Lから延設した前取付ブラケット64Lに共締めすることで、ステップフロア支持フレーム48Lとステップフロア49の取付部の間の位置決め精度を向上し、同時にカバー部材63の合わせ性も向上させた。
さらに、ステップフロア49の前突片71Lにおいて、前取付ブラケット64Lの上方は、下方よりも、側方から見て幅広にせり出しており、このせり出した部分の下面91、91が、前取付ブラケット64Lの上端に載置されることにより、ステップフロア49が受ける荷重を支持するとともに、下方への移動を規制することができる。
さらにまた、前取付ブラケット64Lの車両幅方向の内側には、ステップフロア49に備えられ前突片71Lを補強する突片リブ兼フロア支持部90が配設されており、この突片リブ兼フロア支持部90が、ステップフロア支持フレーム48Lの上面に載置されることにより、ステップフロア49の荷重を支持するとともにその位置を規制する。
なお、ステップフロア4が上方に浮き上がろうとする動きに対しては、締結部材68にて移動が規制される。このように、ステップフロア49をステップフロア支持フレーム48Lに固定することで、走行時の上下動を抑えて、ステップフロア49の振動を抑制するとともに、ステップフロア49からの振動音を低減することができる。
図8は図2の8−8線断面図であり、ステップフロアの中間部取付構造は、前述のステップフロア49の前部取付構造と基本的に変わるところはない。すなわち、中間取付ブラケット65Lに設けた固定穴87に中間突片72Lに設けた別の取付穴77Lを合わせると共に、カバー部材63の中間取付穴82Lを合わせ、締付部材68にて締め付ける。
図9は図2の9−9線断面図及びその作用説明図である。
(a)において、ステップフロア後部の取付構造は、車体フレーム11に備えた後取付ブラケット66Lに、ステップフロア49の下面49kから下方に後突片73Lを延設し、この後突片73Lに下方から断面コ字状のクリップ85を嵌め、このクリップ85を嵌めた後突片73Lを車両の前方から合わせ、カバー部材63を車両の後方から合わせ、締結部材68を後方から挿入し、クリップ85に設けたクリップ穴85hとの間で締め付けるものである。
つまり、ステップフロア49の下方をカバー部材63で覆い、このカバー部材63は後ろ突片73Lと共に締結部材68にて車体フレーム11側に固定する。
ステップフロア49を固定する締結部材68を利用して、車体フレーム11側にカバー部材63を固定することで、部品点数を削減することができる。
図6〜図9では、ステップフロア左側の取付構造を説明したが、ステップフロア右側の
取付構造についても、同様な構造及び作用を有するものであり、説明を省略する。
以上に述べた低床型車両の作用を次に述べる。
(b)において、ステップフロア49は、樹脂成形部品であり、前部に設けた取付基準穴(図6の符号75L)と後部に設けた取付穴76Lとの間のピッチ成形時に生ずる誤差などにより、後突片73Lの位置が所定位置に対して車両の前方にずれた場合について説明する。
この場合には、取付穴76Lへの締付部材68の締付量を小さくすることにより、ステップフロア49と車体フレーム11側との間の誤差を吸収して、車体フレーム11側の所定位置にステップフロア49を取付可能にした。
なお、後突片73Lの位置が所定位置に対して車両の後方にずれる場合を考慮すると、所定位置において、後突片73Lの面88と後取付ブラケット66Lの内面89間に程度な量の間隔を設けておくことが望ましい。
図6を併せて参照し、基準となるステップフロア49の前部を取付基準穴75Lを用いて車体フレーム11に固定した後に、ステップフロア49の後部を取付基準穴75Lと直交する面88に配置されている取付穴76Lに締付部材68締め付けるようにした。
取付基準穴75Lと取付穴76Lとを互いに直交させて配置し、取付穴76Lへの締付量を調整することで、従来のように、ステップフロア49に配置し長穴形状に形成した取付穴を用いることなく、ステップフロア49の成形誤差を含むステップフロア49と車体フレーム11との間の誤差などを吸収して、車体フレーム11にステップフロア49を取り付けることができる。
取付穴76Lを丸穴で済ますことによって、ステップフロア49において、取付穴76Lに必要な面積が節約できる。取付穴76Lの面積が小さく済ますことができるので、設計上の制約が減る。従って、ステップフロア49の設計自由度を高めることができる。
また、取付穴76Lを丸穴にすることで、穴の溝が露出することがなくなるので、ステップフロア49の外観性を高めることができる。
なお、右側の取付構造は、左側の取付構造と同様な構造であり説明を省略する。
図2を併せて参照して、取付基準穴75L、75R及び取付穴76L、76Rは、ステップフロア49の下方から突出した突片71L〜73L、71R〜73Rに設けられるとともに、ステップフロア49の側方及び後方から締結固定されている。
ステップフロア49の上面には締結部材68・・・の頭部が露出することがないので、ステップフロア49の外観性の低下を抑えることができる。
ステップフロア49の後部には、同乗者が足を載置する同乗者用ステップ67L、67Rが一体に形成され、このようなステップフロア49は、車両の後方から締結部材68、68によって車体フレーム11に締結固定されている。
ステップフロア49の後部には、同乗者が足を載置する同乗者用ステップ67L、67Rが一体に形成されているので、同乗者用ステップ67L、67R及びこの同乗者用ステップ67L、67Rを車体フレーム11に固定する専用の締結部材を省略できる。
同乗者用ステップ67L、67R及びその締結部材68、68をステップフロア49に一体化することにより、部品点数の増加を抑えることができる。
尚、請求項1では、ステップフロアの下方に配置されるカバー部材は、異なる締結部材にて前記車体フレームに固定することは差し支えない。あるいは、他の締結部材を介してステップフロアなどの他の部材に固定しても良い。
ステップフロアの後部に設ける場合がある同乗者ステップは、ステップフロアとは独立した部品とすることは差し支えない。
本発明は、低床型車両に備えられているステップフロアに好適である。
本発明に係る低床型車両の左側面図である。 本発明に係る車体フレームへのステップフロア及びカバー部材の取付構造を説明する平面図である。 本発明に係るステップフロアの側面図である。 図3の4矢視図である。 本発明に係る低床型車両に備えられているカバー部材の側面図である。 図2の6−6線断面図である。 図6の7−7線断面図である。 図2の8−8線断面図である。 図2の9−9線断面図及びその作用説明図である。
符号の説明
11…車体フレーム、29…ステアリングハンドル、46…シート、48L、48R…ステップフロア支持フレーム、49…ステップフロア、51L、51R…同乗者足置き支持フレーム、63…カバー部材、67L、67R…同乗者用ステップ、68…締結部材、70L、70R…同乗者足置き、75L、75R…取付基準穴、76L、76R…取付穴、71L、71R、72L、72R、73L、73R…突片。

Claims (5)

  1. 車体フレームと、この車体フレームによって支持されるステアリングハンドル及び乗員が着座するシートと、前記ステアリングハンドルと前記シートとの間に設け乗員が足を載置するステップフロアと、が備えられ、このステップフロアが締結部材を介して前記車体フレームに取り付けられている低床型車両において、
    前記ステップフロアの前部には、丸穴形状を呈し、前記車体フレームへの取付位置基準となる取付基準穴が備えられ、
    前記ステップフロアの後部には、丸穴形状を呈し、前記取付基準穴と直交する面に開けられている取付穴が備えられ、
    この取付穴への前記締付部材の締付量を調整することにより、前記ステップフロアと前記車体フレームとの間の誤差を吸収して、前記車体フレームに前記ステップフロアを取付可能にすることを特徴とする低床型車両。
  2. 前記取付基準穴及び前記取付穴は、前記ステップフロアの下方から突出した突片に設けられるとともに、前記ステップフロアの車両進行方向の側方及び後方から締結固定されていることを特徴とする請求項1記載の低床型車両。
  3. 前記ステップフロアの下方をカバー部材で覆い、このカバー部材は前記突片と共に前記締結部材にて前記車体フレームに固定することを特徴とする請求項2記載の低床型車両。
  4. 前記ステップフロアの後部には、同乗者が足を載置する同乗者用ステップが一体に形成され、このようなステップフロアは、車両の後方から前記締結部材によって前記車体フレームに締結固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の低床型車両。
  5. 前記ステップフロアの前部は、前記車体フレームに設けられたステップフロア支持フレームにて支持されると共に、同乗者が足を載置する同乗者足置きは、前記シートを支持するシートフレームと、前記ステップフロア支持フレームとに掛け渡されて設けた同乗者足置き支持フレームにて支持されることを特徴とする請求項4記載の低床型車両。
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