JP2007261537A - 自動二輪車 - Google Patents

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JP2007261537A JP2006092543A JP2006092543A JP2007261537A JP 2007261537 A JP2007261537 A JP 2007261537A JP 2006092543 A JP2006092543 A JP 2006092543A JP 2006092543 A JP2006092543 A JP 2006092543A JP 2007261537 A JP2007261537 A JP 2007261537A
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Munetaka Ozawa
宗高 小澤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/10Ventilation or air guiding devices forming part of fairings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J40/00Arrangements of air cleaners specially adapted for cycles
    • B62J40/10Arrangements of air cleaners specially adapted for cycles characterised by air duct arrangements

Abstract

【課題】吸気ダクトの空気取り入れ口が大きな自動二輪車を提供すること
【解決手段】エンジン40と、カウリング10と、ヘッドライトユニット20と、ダクト30とを備えた自動二輪車100であって、カウリング10には、ダクト開口部32が形成され、ダクト開口部32を画する外縁33のうちの側縁部分33aは、カウリング10の側壁面12によって形成され、ダクト開口部32を画する外縁33のうちの上縁端部分33bは、ヘッドライトユニット20の下面22の少なくとも一部によって形成されている、自動二輪車100である。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動二輪車、特に、カウリングの前面にダクトの空気取り入れ口が形成された自動二輪車に関する。
自動二輪車の中には、走行時にライダーが受ける風圧を外側へ逃がすために、ハンドルの前方にライダーを覆うようにカウリングが装着されたものがある。カウリングを装着することにより、ライダーの疲労を軽減するだけでなく、空気抵抗を減らして自動二輪車のスピードをアップしたり、デザインの特徴を出したりすることもできる。
このカウリングを装着した自動二輪車においては、エンジンへ導風する吸気ダクトの前方がカウリングによって塞がれてしまう事態を避けるため、当該カウリングの前面に吸気ダクトの空気取り入れ口を設けたものが提案されている(特許文献1)。
例えば、特許文献1に記載の吸気装置では、車両前部にカウリングを装着し、カウリングの前面にヘッドライトユニットを配置し、このヘッドライトユニットの下方に吸気ダクトの空気取り入れ口を設けている。この空気取り入れ口は、カウリングと一体に形成されて、カウリングの下部に位置している。また、カウリングの下方には、フロントタイヤの上方を覆うフロントフェンダが配置されている。
特開2001−82269
しかしながら、上記構成では、吸気ダクトの空気取り入れ口を大きくしたい場合であっても、当該空気取り入れ口の上方にはヘッドライトユニットが配置されており、このヘッドライトユニットが弊害となるので、上方には拡張できない。一方、当該空気取り入れ口の下方にはフロントフェンダが配置されており、このフロントフェンダに制約されるので、下方へ拡張することもできない。
このような問題を解決するために、当該空気取り入れ口をカウリングの側面部に形成して、当該空気取り入れ口を大きくするという方法もあるが、カウリングの側面部に形成すると、その分、カウリングの形状が車幅方向に大型化するので、空気抵抗が大きくなってしまう。その結果、走行時にライダーが受ける風圧を外側へうまく逃がすことができなかったり、自動二輪車のスピードがダウンしたりする。また、車幅方向に大型化したカウリングは、スマートさに欠けて、車両デザイン上もあまり良好とはいえない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、カウリングの形状をコンパクトに維持したままで、吸気ダクトの空気取り入れ口が大きな自動二輪車を提供することである。
本発明の自動二輪車は、エンジンと、前記エンジンの前方に装着されたカウリングと、前記カウリングの前面に配置されたヘッドライトユニットと、前記ヘッドライトユニットの下方に形成され、前記エンジンへ導風するダクトとを備えた自動二輪車であって、前記カウリングには、ダクト開口部が形成され、前記ダクト開口部を画する外縁のうちの側縁部分は、前記カウリングの側壁面によって形成され、前記ダクト開口部を画する外縁のうちの上縁端部分は、前記ヘッドライトユニットの下面の少なくとも一部によって形成されている。
ある好適な実施形態において、前記ヘッドライトユニットは、前記カウリングの前面左側に配設された左側ヘッドライトユニットと、前記カウリングの前面右側に配設された右側ヘッドライトユニットとを備え、前記ダクト開口部は、前記左側ヘッドライトユニットの下方に配設された左側ダクト開口部と、前記右側ヘッドライトユニットの下方に配設された右側ダクト開口部とを備えている。
ある好適な実施形態では、前記ヘッドライトユニットの下面には下面切り欠き部が形成され、当該下面切り欠き部は、前記ダクト開口部を画する外縁のうち上縁端部分を形成している。
ある好適な実施形態では、前記ダクト開口部の車幅方向における開口断面積は、車両後方にかけて逓減している。
ある好適な実施形態では、前記左右のヘッドライトユニットは、車両前側へ突出したレンズ面を備え、前記レンズ面の稜線は、車両前方から見て、前記カウリングの中央部から斜め上方に延びており、前記ダクト開口部は、当該稜線の下方で、かつ、当該稜線に沿って形成されている。
ある好適な実施形態において、前記ダクト開口部を備えた前記ダクトは、前記ダクト開口部の車両後側に配置され、取り入れた空気をエンジンまで導くダクト本体部と、前記ダクト開口部と前記ダクト本体部との間に介在される接続部材とを備え、前記接続部材には、溝部が形成され、前記ダクト本体部には、当該溝部に嵌入する嵌入部が形成され、前記ダクト本体部と前記接続部材とを嵌着した状態で、前記溝部の少なくとも一部には、前記溝部に嵌入された前記嵌入部を露出する露出用切り欠き部が形成されている。
ある好適な実施形態では、前記接続部材は弾性材料からなる。
本発明の自動二輪車によれば、カウリングの前面には、ヘッドライトユニットとダクト開口部とが形成されており、このダクト開口部を画する外縁のうちの側縁部分は、カウリングの側壁面によって形成されているので、当該ダクト開口部を、車幅方向に沿って大きくすることができる。そして、ダクト開口部を画する外縁のうちの上縁端部分は、ヘッドライトユニットの下面の少なくとも一部によって形成されているので、当該ダクト開口部を、上下方向に沿って大きくすることができる。
すなわち、上記構成では、カウリングの側壁面とヘッドライトユニットの下面とを、ダクト開口部を画する外縁の一部として利用しているので、カウリングの形状をコンパクトに維持したままで、ダクト開口部を大きくすることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明による実施の形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1を参照しながら、本発明の実施形態における自動二輪車100について説明する。図1は、本実施形態の自動二輪車100を模式的に示した外観側面図である。
自動二輪車100は、ハンドル80に連動して旋回可能なフロントタイヤ70と、エンジン40の動力によって駆動可能なリヤタイヤ76と、ハンドル80の前方に配置されたカウリング10とから構成されている。また、このカウリング10には、ヘッドライトユニット20とダクト30の開口部とが形成されている。
車両の中央部には、ライダーが着座するシート60が配置され、このシート60の前方には、ライダーが操縦するハンドル80が設けられている。このハンドル80から前下方に延びた部材74は、路面からの衝撃を吸収する役割を担うフロントフォーク74であり、車両の最前部に配置されたフロントタイヤ70を支持している。このフロントタイヤ70は、フロントフォーク74の上端に取り付けられたハンドル80によって操行される。フロントタイヤ70とシート60との中間部にはエンジン40が配置されており、このエンジン40は、シート60の後方に配置されたリヤタイヤ76を駆動する。
本実施形態のカウリング10は、ライダーを風圧から保護するためハンドル80の前方に装着され、かつ、フロントタイヤ70の上方に設けられている。このカウリング10の前面には、前照灯であるヘッドライトユニット20が取り付けられており、ヘッドライトユニット20のさらに下方には、空気の通路であるダクト30が設けられている。このダクト30の空気取り入れ口であるダクト開口部32は、カウリング10の前面に形成されており、ダクト開口部32から取り入れられた空気は、ダクト30を通って、フューエルタンク90の下方に設けられたエアクリーナー95へと導かれ、さらにエンジン40へと導風される。
次に、図2を参照しながら、カウリング10の前面の構成について説明する。図2は、カウリング10を車両前方から見た要部拡大図である。
本実施形態のカウリング10は、車幅方向中央部14が車両前方に最も突出した紡錘形の形状を有しており、走行中に車両前方から流れてきた空気を車両外側方向に受け流す役割を果たしている。このカウリング10の前面には、前照灯であるヘッドライトユニット20とダクト30の空気取り入れ口であるダクト開口部32とが形成されている。
本実施形態のヘッドライトユニット20は、カウリング10の下側部分に配置されており、図2に示した例では、プロジェクター式とマルチリフレクター式とが採用されている。
マルチリフレクター式ヘッドランプは、車幅方向外側よりに配置されており、レンズ25と、反射鏡であるリフレクタと、光源であるランプバルブとから構成され、車両前方からこの順番で配置されている。一方、プロジェクター式ヘッドランプは、車幅方向中央部14よりに配置されており、レンズ25と、PESレンズと、リフレクタと、ランプバルブとから構成され、車両前方からこの順番で配置されている。車両最前方に位置するレンズ25は、カウリング10の前面よりも前方に突出しており、このレンズ25の下方にダクト30の開口部32は形成されている。
図2に示した例では、このダクト開口部32を画する外縁33のうちの側縁部分33aは、カウリング10の側壁面12によって形成され、ダクト開口部32を画する外縁33のうちの上縁端部分33bは、ヘッドライトユニット20の下面22の少なくとも一部によって形成されている。換言すれば、ダクト開口部32は、カウリング10の側壁面12と、ヘッドライトユニット20の下面22の一部とによって囲まれた領域に形成されている。
本発明の自動二輪車100によれば、カウリング10の側壁面12を、ダクト開口部32を画する外縁33の側縁部分33aとして利用しているので、当該開口部32を車幅方向に沿って大きくすることができる。そして、ヘッドライトユニット20の下面22の少なくとも一部を、ダクト開口部32を画する外縁33のうちの上縁端部分33bとして利用しているので、当該開口部32を上下方向に沿って大きくすることができる。その結果、カウリング10の形状をコンパクトに維持したままでダクト開口部32を大きくすることができる。
以下に、図2に加えて図3を参照しながら、本実施形態のカウリング10の構造を詳細に説明する。図3は、図2に示したカウリング10を車両側方側から見た側面図である。図面を簡略化するため、ヘッドライトユニット20は省略して示してある。
本実施形態のカウリング10は、車幅方向の中央部14が車両前方に最も突出した形状を有しており、その突出したカウリング中央部14の車幅方向外側には、ヘッドライトユニット20が取り付けられている。
図2に示すように、本実施形態のヘッドライトユニット20は、左右一対の部材であり、カウリング10の前面左側に配設された左側ヘッドライトユニット20Lと、カウリング10の前面右側に配設された右側ヘッドライトユニット20Rとから構成されている。このヘッドライトユニット20が備えるレンズ25は、車両前方から見ると略平行四辺形状を構成しており、カウリング10の前面へ突出した峰型の傾斜面を有している。そして、このレンズ25の峰型傾斜面の稜線25a−25bは、カウリング中央部14から略平行四辺形の対角線上に沿って斜め上方に延びている。また、図3に示すように、車両側方から見ると、レンズ25は、その稜線25a−25bがカウリング中央部14から車両後上方に向かって延びるように構成されている。
本実施形態のダクト30は、ヘッドライトユニット20と同様に、左右一対に形成され、左右のヘッドライトユニット20R,20Lの下方にそれぞれ配置されている。左側ヘッドライトユニット20Lの下方には左側ダクト30Lが、右側ヘッドライトユニット20Rの下方には右側ダクト30Rがそれぞれ配設されている。
また、左右のダクト30R,30Lの各開口部は、カウリング10の前面に形成されており、左側ダクト30Lの開口部32Lは、左側ヘッドライトユニット20Lのレンズ25Lの下方に形成され、一方、右側ダクト30Rの開口部32Rは、右側ヘッドライトユニット20Rのレンズ25Rの下方に形成されている。この左右のダクト開口部32R,32Lは、車両前方から見ると、カウリングの側壁面12とヘッドライトユニット20の下面22とカウリングの下壁面16とに囲まれた略三角形状を構成している。また、図3では、このダクト開口部32は、レンズ25の稜線25a−25bの下方に位置するとともに、当該稜線25a−25bに沿って形成されており、その開口部は、当該稜線25a−25bに向かって車両斜め上方に開口している。
本実施形態では、ダクト開口部32を画する外縁33は、カウリング中央部14から車幅方向外側方向へ形成されており、その側縁端部分33aは、カウリング10の側壁面12によって規定されている。したがって、カウリングの中央部14から側壁面12までの全てのスペースをダクト開口部として使用することができるので、当該開口部32を車幅方向に沿って大きく形成することができる。加えて、カウリング10の側壁面12を車幅方向外側に突出させずに当該開口部32を大きくすることができるので、カウリング10の形状をコンパクトに維持することもできる。
そして、このダクト開口部32の外縁33のうちの上縁端部分32bの一部は、ヘッドライトユニット20の下面22によって形成されている。したがって、当該下面22と上縁端32bとの間に本来介在されていたカウリング10を構成する部材を排除することができる。その結果、排除された部材の分だけ、ダクト開口部32を上下方向に沿って大きく形成したり、上方に寄せてカウリング10を小型化することができ、さらに、部品点数を削減することもできる。加えて、カウリング10の下壁面16を下側に突出させずに当該開口部32を大きくできるので、カウリング10の形状をコンパクトに維持することも可能である。
すなわち、上記構成では、カウリング10の側壁面12とヘッドライトユニット20の下面22とをダクト開口部32を画する外縁34の一部として利用しているので、カウリング10の形状をコンパクトに維持したままで、ダクト開口部32を大きくすることができる。その結果、空気抵抗が少なくデザインも良好なカウリング10と吸気効率の良いダクト30とを備えた自動二輪車100を提供することができる。
さらに、本実施形態のダクト開口部32は左右一対に形成されているので、右側ダクト開口部32Rと左側ダクト開口部32Lをカウリング中央部14に寄せることにより、上下方向だけでなく車幅方向に沿ってカウリング10の形状を小型化することができる。
また、本実施形態のダクト開口部32は、レンズ25の稜線25a−25bに沿って形成されているので、走行時にレンズ25に当たった空気のうち、当該稜線25a−25bの下側傾斜面が受け流した空気をダクト30内に無駄なく取り入れることができ、吸入効率をさらに高めることができる。
なお、本実施形態の自動二輪車100では、ヘッドライトユニット20及びダクト30は左右一対で形成されているが、これに限定されるものではなく、その部品点数においては様々な組み合せが可能である。例えば、ヘッドライトユニット20とダクト30とが各一つずつの組み合わせでもよく、ヘッドライトユニット20が1つに対してダクト30が2つの組合せでもよい。
続いて、図4及び図5を参照しながら、ダクト開口部32の開口部分の形状について説明する。図4は、図2に示したダクト開口部32の60a−60a断面を示し、図5は、60b−60b断面を示している。
図4に示すように、カウリング10の内部には、ヘッドライトユニット20が配設され、このヘッドライトユニット20の車両最前部には、レンズ25がカウリング10の前面に突出するように設けられている。また、ヘッドライトユニット20の下方には、ダクト30が形成され、このダクト30の開口部32は、カウリング10の前面に形成されている。
本実施形態では、ダクト開口部32を車両前方から見たときの開口断面積Sは、車両後方にかけて徐々に小さくなるように構成されている(例えば、S1>S2)。このようにダクト開口部32をラッパ状に形成することにより、カウリング10の前面から導入された空気を絞り込み、効率的にエンジンへ導風することが可能となる。
さらに、上述したように、本実施形態のダクト開口部32は、レンズ25の稜線25a−25bに沿って形成されているが、図4に示した例では、レンズ25において車両前方へ最も突出した部位26が当該稜線25a−25b上に位置する箇所に相当する。このように、ダクト開口部32をレンズ25の稜線25a−25bに沿って形成し、かつ、ラッパ状に開口させることにより、レンズ25の突出部位26よりも下方で、ダクト開口部32の最下部よりも上方のエリア28に含まれる空気をダクト開口部へ効率的に導くことができるので、吸入効率を飛躍的に高めることができる。
また、図5を参照すると、上述したように、ダクト開口部32を画する外縁33の上縁端部分33bは、ヘッドライトユニット20の下面22によって形成されているが、本実施形態におけるヘッドライトユニット20の下面22には、下面切り欠き部22aが形成されている。すなわち、ヘッドライトユニット20の下面22は、レンズ25と接する部位から斜め下方にカットされ、下面切り欠き部22aを形成し、この下面切り欠き部22aがダクト開口部32の上縁端部分33bを形成するように構成されている。図において点線で囲まれた部位24は、カットによって切り落とされた部分を示している。このようにヘッドライトユニット20の下面22に下面切り欠き部22aを形成することによって、ダクト開口部32の開口面積Sを上方に拡張することができ、カウリング10の受け流した空気の吸入をスムーズに行うことができる。加えて、斜め下方にカットすることによって、上述したダクト開口部32のラッパ状構造を担保している。
次に、図3に戻って、本実施形態のダクト30の構造について詳細に説明する。本実施形態のダクト30は、空気の取り入れ口であるダクト開口部32と、ダクト開口部32に貫入されるグリルエアインテーク35と、ダクト開口部32の車両後側に配置され、取り入れた空気をエンジンまで導くダクト本体部34と、ダクト開口部32とダクト本体部34との間に介在される接続部材36とから構成されている。本実施形態のグリルエアインテーク35及びダクト本体部34は樹脂材料からなり、グリルエアインテーク35の内部には、ゴミ取り用の縦棒体が形成されている。また、グリルエアインテーク35とダクト本体部34とは、接続部材36を介して接続されている。
上記ダクト30を構成するダクト本体部34及び接続部材36の外観を図6に示してある。図6(a)から(c)は、接続部材36を示しており、(a)は外観上面図、(b)は外観斜視図、(c)は(b)に示したVIC−VIC断面図である。図6(d)は、ダクト本体部34の外観下面図である。また、図7(a)及び(b)には、ダクト本体部34と接続部材36との嵌着状態を説明するための図を示してある。図7(a)は、ダクト本体部34と接続部材36との接続部の上方斜視図であり、(b)は、(a)に示したVIIB−VIIB断面図である。
まず、ダクト本体部34は、導風するために内部が貫通されており、全体として緩やかに湾曲した長筒状の部材である。このダクト本体部34の端辺のうち接続部材36と接続する側の端辺には、円周に沿って外側に折り返された線状突条体が設けられており、接続部材36と接続するための嵌入部34aを構成している。
次に、接続部材36は、短筒状の形状であり、この接続部材36の端辺のうちダクト本体部34と接続する側の端辺には、円周に沿って外側に突出した段差部分が設けられ、この段差の内部には、円周に沿って内側方向に開口した溝部36aが形成されている。
そして、ダクト本体部34と接続部材36とを接続する際には、ダクト本体部34に形成された嵌入部34aを、接続部材36に形成された溝部36aへ嵌入することにより、両部材は嵌着される。
本実施形態の接続部材36においては、円周に沿って形成された段差部分の一部に、露出用切り欠き部38が設けられており、この露出用切り欠き部38は、段差の内部に形成された溝部36aをカットして接続部材36の内外を貫通するように構成されている。
したがって、図7に示すように、ダクト本体部34の嵌入部34aと接続部材36の溝部36aとを嵌着した状態では、この露出用切り欠き部38から上記貫通箇所を介して嵌入部34aを露出させることができる。この構成の利点は、組立て工程において、露出用切り欠き部38から嵌入部34aを目視することが可能となるため、嵌入部34aが溝部36aに嵌入したか否かを目視によって確認することができる点である。その結果、接続不良を容易に発見することが可能となり、組付け性を向上することができる。
なお、接続部材36は弾性材料からなることが好ましい。これにより、組立て工程において、接続部材36が伸縮自在に変形することによって、ダクト本体部34の嵌入部34aと接続部材36の溝部36aとを確実に嵌着することができるとともに、両部材の位置が多少ずれていても嵌着可能であるので、ダクト本体部34と接続部材36との高い位置合わせ精度が不要になるというメリットもある。
なお、本実施形態では、オンロードバイクの例を専ら示したが、本明細書における「自動二輪車」は、これに限定されない。本明細書における「自動二輪車」とは、モーターサイクルの意味であり、原動機付自転車(モーターバイク)を含み、具体的には、ハンドルを回動させて旋回可能な車両のことをいう。したがって、前輪および後輪の少なくとも一方を2輪以上にして、タイヤの数のカウントで三輪車・四輪車(またはそれ以上)としても、それは「自動二輪車」に含まれ得る。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
本発明によれば、カウリングの形状をコンパクトに維持したままで、吸気ダクトの空気取り入れ口が大きな自動二輪車を提供することができる。
本実施形態の自動二輪車100を模式的に示した外観側面図。 カウリング10を車両前方から見た要部拡大図。 図2に示したカウリング10を車両側方側から見た側面図。 図2に示したダクト開口部32の60a−60a断面図。 図2に示したダクト開口部32の60b−60b断面図。 接続部材36の(a)は外観上面図、(b)は外観斜視図、(c)は(b)に示したVIC−VIC断面図。(d)は、ダクト本体部34の外観下面図。 (a)は、ダクト本体部34と接続部材36との接続部の上方斜視図。(b)は(a)に示したVIIB−VIIB断面図。
符号の説明
10 カウリング
12 カウリング側壁面
14 カウリング中央部
16 カウリング下壁面
20 ヘッドライトユニット
22 ヘッドライトユニットの下面
22a 下面切り欠き部
25 レンズ
26 レンズ25の最前部
30 ダクト
32 ダクト開口部
33 ダクト開口部を画する外縁
33a 外縁の側縁部分
33b 外縁の上縁端部分
34 ダクト本体部
34a 嵌入部
35 グリルエアインテーク
36 接続部材
36a 溝部
38 露出用切り欠き部
40 エンジン
60 シート
70 フロントタイヤ
72 フロントフェンダ
74 フロントフォーク
76 リヤタイヤ
80 ハンドル
90 フューエルタンク
95 エアクリーナー
100 自動二輪車

Claims (7)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの前方に配置されたカウリングと、
    前記カウリングの前面に配置されたヘッドライトユニットと、
    前記ヘッドライトユニットの下方に形成され、前記エンジンへ導風するダクトと
    を備えた自動二輪車であって、
    前記カウリングの前面には、前記ダクトの空気取り入れ口であるダクト開口部が形成され、
    前記ダクト開口部を画する外縁のうちの側縁部分は、前記カウリングの側壁面によって形成され、
    前記ダクト開口部を画する外縁のうちの上縁端部分は、前記ヘッドライトユニットの下面の少なくとも一部によって形成されていることを特徴とする、自動二輪車。
  2. 前記ヘッドライトユニットは、
    前記カウリングの前面左側に配設された左側ヘッドライトユニットと、
    前記カウリングの前面右側に配設された右側ヘッドライトユニットと
    を備え、
    前記ダクト開口部は、
    前記左側ヘッドライトユニットの下方に配設された左側ダクト開口部と、
    前記右側ヘッドライトユニットの下方に配設された右側ダクト開口部と
    を備える、請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記ヘッドライトユニットの下面には下面切り欠き部が形成され、当該下面切り欠き部は、前記ダクト開口部を画する外縁のうち上縁端部分を形成している、請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記ダクト開口部の開口断面積は、車両後方にかけて逓減することを特徴とする、請求項1に記載の自動二輪車。
  5. 前記左右のヘッドライトユニットは、車両前側へ突出したレンズ面を備え、
    前記レンズ面の稜線は、車両前方から見て、前記カウリングの中央部から斜め上方に延びており、
    前記ダクト開口部は、当該稜線の下方で、かつ、当該稜線に沿って形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の自動二輪車。
  6. 前記ダクト開口部を備えた前記ダクトは、
    前記ダクト開口部の車両後側に配置され、取り入れた空気をエンジンまで導くダクト本体部と、
    前記ダクト開口部と前記ダクト本体部との間に介在される接続部材と
    を備え、
    前記接続部材には、溝部が形成され
    前記ダクト本体部には、当該溝部に嵌入する嵌入部が形成され、
    前記ダクト本体部と前記接続部材とを嵌着した状態で、前記溝部の少なくとも一部には、前記溝部に嵌入された前記嵌入部を露出する露出用切り欠き部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の自動二輪車。
  7. 前記接続部材は弾性材料からなる、請求項6に記載の自動二輪車。
JP2006092543A 2006-03-29 2006-03-29 自動二輪車 Pending JP2007261537A (ja)

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