JP2008285139A - 車体のフロントカバー構造 - Google Patents

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JP2008285139A JP2007219952A JP2007219952A JP2008285139A JP 2008285139 A JP2008285139 A JP 2008285139A JP 2007219952 A JP2007219952 A JP 2007219952A JP 2007219952 A JP2007219952 A JP 2007219952A JP 2008285139 A JP2008285139 A JP 2008285139A
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ユ シェン シエ
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【課題】ヘッドライトで生じた熱を素早く逃がすことによって、効果的にヘッドライトを冷却させることができる車体のフロントカバー構造を提供することを課題とする。
【解決手段】バルブ701を支持するランプケース702と、該ランプケース702に被せた略球面状のレンズ703からなり、平面視が略V字状で、頂点部分に照射面を備えるヘッドライトユニット70がフロントカバー60に備えられる車体のフロントカバー構造であって、ヘッドライト7を支持するフロントカバー60は、ヘッドライトユニット70の端部間を繋ぐ円弧状の開口706を備え、ヘッドライトユニット70の上面にヘッドライトユニットの上面を覆うカバー部708を備える車体のフロントカバー構造。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動二輪車のような車両の、車体前部に取り付けられるフロントカバー構造に関するものである。
従来、自動二輪車や自動三輪車等の車両のフロントカバーにヘッドライト開口を設け、ヘッドライトをこのヘッドライト開口に適合させるように設けている。
従来、フロントカバーに設けた開口にヘッドライトを挿入して取り付けた技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−205594号公報
特許文献1は車両の前照灯取付構造に係り、ここでは図22において、自動二輪車のヘッドライト部のフロントカバー構造が開示されている。
特許文献1では、ヘッドライトLとフロントカバーCとが隙間無く密接されており、ヘッドライトLが照明光を前方に照射させるように、フロントカバーCの上のヘッドライト開口からヘッドライトを露出させているが、ヘッドライトの大部分はフロントカバーに覆われ、発光で生じた熱がフロントカバー内方の空間に蓄積されていて、素早く逃がしにくいので、ヘッドライトを効果的に冷却することができない。
そして、前輪を支持するフロントフォークは、フロントカバー内を通っており、フロントカバー下方にはフロントフォークを通す開口が設けられているので、走行中に前輪の回転に伴い、塵埃が前輪又は前輪による気流によって巻き上げられることがあった。
本発明は、ヘッドライトで生じた熱を素早く逃がすことによって、効果的にヘッドライトを冷却させることができる車体のフロントカバー構造を提供することを課題とし、且つ走行中の前輪の回転に起因する下方から巻き上げられる塵埃のフロントカバー内への浸入を抑制することを可能とした車体のフロントカバー構造を提供することをも課題とする。
上記課題を解決するために請求項1は、バルブを支持するランプケースと、該ランプケースに被せた略球面状のレンズからなり、平面視が略V字状で、頂点部分に照射面を備えるヘッドライトユニットがフロントカバーに備えられる車体のフロントカバー構造であって、ヘッドライトを支持する前記フロントカバーは、ヘッドライトユニットの端部間を繋ぐ円弧状の開口を備え、更にヘッドライトユニットの上面にヘッドライトユニットの上面を覆うカバー部を備えることを特徴とする。
請求項2は、請求項1において、前記ヘッドライトユニットの上面を覆う前記カバー部を平らに形成し、該カバー部の中心部分に車体前後方向に延出する突出部を形成し、該カバー部が側面視でフロントカバー内方に延出することを特徴とする。
請求項3は、請求項1において、前記フロントカバー下方に開口が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、フロントカバーがヘッドライトユニットの端部間を繋ぐ円弧状の開口を備え、ヘッドライトユニットの上面にカバー部を設けたので、走行時には開口内に率先して走行風を導入することができ、ヘッドライト開口内に取り付けられているヘッドライトユニットで生じた熱を奪ってゆくことで、効果的に熱の篭もりを防止し、ヘッドライトの冷却効果を高めることができる。
更に、低速時と停車時においても、熱気を率先して開口から外に放出することができるので、熱がフロントカバー内に篭もりにくい。
また、開口がヘッドライトユニットの端部間を繋ぐように円弧状に設けられているため、開口とヘッドライト形状とを一体として、ライトユニットのイメージを強調することにより、視認性と外観性が向上する。
そして、フロントカバーに風を導入するための開口を設けるので、フロントカバー内に導入される風は、フロントカバーのフロントフォークを通す開口から抜けるようにすることができ、巻き上げられた塵埃をフロントカバー内に浸入しにくくすることができる。
請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明の効果に加えるに、カバー部の中心部分を盛り上げることで、カバー部の剛性を確保することができ、当該カバー部をフロントカバー内方へ延出するため、フロントカバー内面とヘッドライトユニット上面を覆うカバー部で通路を形成することができ、率先した空気を導入、排出することができる。
請求項3に係る発明では、請求項1に係る発明の効果に加えるに、走行風をヘッドライト上方の開口に導入することに加えて、フロンカバー下方に設けられる開口により、走行風をフロントカバー内に導入することができ、熱がフロントカバー内に篭もらないようにすることができる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、本発明のフロントカバー構造を適用する車両(例えば自動二輪車)の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11の先端を構成するヘッドパイプ12に操舵自在にフロントフォーク13が取り付けられ、このフロントフォーク13に設けられたステアリング軸14にバーハンドル16が取り付けられ、フロントフォーク13の下端に前輪17が取り付けられ、車体フレーム11を構成するメインフレーム18の中間部にリンク21を介してパワーユニット22が上下にスイング自在に支持され、パワーユニット22の後端に後輪23が取り付けられ、パワーユニット22の後端とメインフレーム18の後部とにリヤクッションユニット24が架設された自動二輪車である。
パワーユニット18の前部には、支持部材(図示せず)を介してステップフロア31を支持し、メインフレーム18とステップフロア31との間には後輪23を作動させるブレーキペダル33の支軸34が設けられている。
その中で、図1の60はフロントカバーであり、61はハンドルカバーであり、ヘッドライト7がフロントカバー60の前方中央部に取り付けられている。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から下方に延びるダウンフレーム26と、このダウンフレーム26の下部から左右後方に延び、左右の後端同士が連結されたメインフレーム18と、下部フレーム27とを備えている。この下部フレーム27にメインスタンド28が回動可能に支持されている。
パワーユニット22は、その前部を構成するエンジン38と、エンジン38の後部一体的に設けられた無段変速機39とを備えている。
エンジン38は、上部に吸気装置、株に排気装置が接続されている。また、パワーユニット22は、クランク軸56、ベルコン軸を図に示すようにエンジン38、無段変速機39内に備える。
無断変速機39は、クランク軸56に同軸に設けられた駆動プーリ43と、従動軸53に設けられた従動プーリ531の間にベルト221を設け、駆動軸の動力を従動軸53に伝達し、かつ無段変速を可能とするベルコンで構成される。
吸気装置は、エンジン38のシリンダヘッド44の上部に接続された吸気管46と、この吸気管46に接続されたスロットルボディ47と、スロットルボディ47にコネクティングチューブ48を介して接続されたエアクリーナ51とを備えている。
エアクリーナ51は、パワーユニット22の後方上部に取り付けられている。
排気装置は、シリンダヘッド44の下部に接続された排気管54と、排気管54の後端に接続された消音器55とを備えている。消音器55には、消音器55内の排気ガスに空気を供給して未燃ガスを燃焼させる二次空気供給装置57が接続されている。
フロントフォーク13とヘッドパイプ12とステアリング軸14とには、レッグシールド一体型のフロントカバー60が被されている。フロントカバー60の内方には、フロントフォーク13を通す開口41が設けられている。
また、バーハンドル16には、ハンドルカバー61が被されており、ハンドルカバー61の左右にはウインカー25が設けられている。
また、ステップフロア31に連接されているボディカウル42の上部にタンデムシートが取り付けられている。更に、ボディカウル42の後端で、リアフェンダ72の上部にテールランプユニット71が取り付けられている。
前輪17は、車輪回転軸171を介してフロントフォーク13の下端に取り付けられていて、後輪23は、車輪回転軸231を介してパワーユニット22の後端に取り付けられている。
次に、本発明の車体のフロントカバー構造を説明する。図2〜図4は、本発明のフロントカバー構造の第一の実施形態を示し、図2は、フロントカバー構造の正面図、図3は、図2のA−A線断面図、図4は、フロントカバー構造の部分斜視図である。
本発明の車両のフロントカバー構造において、前記車体のフロントカバー60にヘッドライトを構成するヘッドライトユニット70が備えられており、ヘッドライト7が前方に光を照射するように、フロントカバー60のヘッドライト開口601に露出するように取り付けられている。
前記ヘッドライトユニット70は、バルブ701を支持するランプケース70と、ランプケース702に被せた略球面状のレンズ703からなる。前記ヘッドライトユニット70は、平面視略V字状で、V字状の頂点部分にバルブ701から発した光を反射して前方を照射するための照明面704を備える。
ヘッドライトユニット70の上面707にヘッドライトユニット70の上面を覆うカバー部708を備える。
本発明のフロントカバー構造において、ヘッドライトユニット70の端部705の間を繋ぐように、円弧状の開口706を設けたので、開口706とヘッドライトユニットの形状とを一体としライトユニットのイメージを強調し、視認性と外観性が向上する。
また、ヘッドライトユニット70の上面707にカバー部708を設けたので、走行中に走行風を率先して開口706内に導入させ、フロントカバーの開口内に取り付けられたヘッドライトユニット70で生じた熱を奪っていくことで、熱の篭もりを効果的に防止し、ヘッドライトの冷却効果を高めることができる。更に、低速時と停車時においても熱気を率先して開口706から外に排出できるので、フロントカバー内に熱が篭もりにくい。
そして、フロントカバーに風を導入するための開口706を設けたので、車輪上方のフロントカバーの開口706から入った空気が、フロントカバー内を通ってフロントフォークを通す開口41を通り、風が抜けるので、車輪の回転によって巻き上げられた塵埃をフロントカバー内へ浸入すること防止することができる。
本発明のフロントカバー構造について更に詳述する。
最良な実施例において、ヘッドライトユニット70の中心部分を車体前後方向に延出する突出部709を形成し、該カバー部708の中心部分が側面視でフロントカバー60内方に延出する。
本発明のフロントカバー構造において、前記カバー部708の中心部分を盛り上げることで、カバー部708の剛性を確保でき、当該カバー部708の剛性を確保することができ、当該カバー部をフロントカバー60内方に延出するので、フロントカバー60の内面とヘッドライトユニット70の上面707を覆うカバー部708で通路を形成することができ、率先して空気を導入、排出することができる。
また、本発明の車体のフロントカバー構造において、図2、図3に示すように、フロントカバー60下方に開口710を設けても良い。
例えば、前記開口710をフロントカバー下端部の左右両側に設け、フロントカバーの凹口によって開口を形成しても良い。
このため、走行風をヘッドライト上方の開口706に導入することに加えて、フロントカバー60の下方に設けられた前記開口710によって、フロントカバー60内に走行風を導入することができ、フロントカバー内に熱が篭もらないようにすることができる。
図3、図4に示されるように、本発明の第一実施形態において、前記開口706に風を案内して入らせるガイド斜面7061を形成しても良く、このガイド斜面7061(カバー部708の部分で構成する)のガイドによって、外気がスムーズに開口706に入ることができ、より多くの外気が開口706を経てフロントカバー60の内方に入り、冷却風による冷却効果と塵埃の巻き上げの抑制効果を更に高めることができる。
図5〜図8は、ヘッドライトユニットを示している。
図5は、ヘッドライトユニットの正面図、図6は、図5の側面図、図7は、図5のB−B線断面図であり、ヘッドライトユニットの断面構造を示した図、図8は、図5の平面図であり、その右側部分を断面視状態で示したもので、左半が半截外観平面図、右半が半截断面平面図である。
ヘッドライトユニット70は、ランプケース702と、ランプケース702に被せた略球面状のレンズ703からなる。ランプケース702にバルブ701を支持している。前記ヘッドライトユニット70が平面視略V字状(図8を参照)で、また、V字状の両端に端部705を夫々有する。
二つの端部705が、樹脂プレートからなる外観面で覆われている。この外観面にリブが複数形成されている。V字状の頂点部分にバルブ701から発した光を反射して前方を照明するための照射面704を備える。
本発明の開口706は一つ若くは複数設けても良い。この開口706の設置数は、実際の必要に応じて設定しても良い。
図2〜図4示されるように、本発明の第一実施形態において、ヘッドライトの上方に設けられた開口706が、中間から左右に一対の開口に分けるように設けられている(図4参照)。
図9は、本発明に係る自動二輪車のフロントケース構造の正面構造を模式的に示す図、図10は、図9の側面図、図11は、本発明に係る自動二輪車のフロントケース構造の部分断面図で、作動原理を示す図である。
図9〜図11に示されるように、本発明の自動二輪車のフロントケースの構造に、メーターバイザー62と、フロントカバー60を備え、前記メーターバイザー62が前記ハンドルカバー61に接続され(本発明の具体的な実施例において、メータバイザー62がフロントカバー60の具体的な部材であるハンドルカバー61に接続され、以下にハンドルカバー61で具体的に説明する)、前記メータバイザー62の下端部と前記ハンドルカバー61との間に隙間63を設けている。
上記した隙間63によって、塵埃や異物等(コイン等)がメータバイザー62との間に入った場合、溜まった塵埃や異物等をメータバイザ62の下端部と前記ハンドルカバー61との間の隙間63を通って取り除ける。そして、雨が降る時にも、この隙間63によって、随時雨水を排出することができ、これによって雨水がメータバイザー62と前記ハンドルカバー61との間で溜まるのを回避することができる。
本発明において、図10、図11に示されるように、前記隙間63が通風可能なエアダクト形状に形成しても良く、これにより、当該自動二輪車の走行中、外気がメータバイザー62の下端部と前記ハンドルカバー61との間におけるエアダクト形状の隙間63から入ることができ、走行風を運転者に送ることができる。
本発明におけるメータバイザー62の下端部と前記ハンドルカバー61との間の隙間63が、メータバイザー62と前記ハンドルカバー61との間の塵埃、異物、水等を排出できれば、各種の構造から形成しても良い。
図9〜図11に示されるように、代替的に前記メータバイザー62の下端にそのエッジと前記切り欠き部621を形成しても良く、これによって、このメータバイザー6をハンドルカバー61に取り付けた後、このメータバイザー62の下端部とハンドルカバー61との間に自然と隙間63が形成され、ハンドルカバー61を変更することなく、塵埃、異物、水等をこの隙間63から排出することができ、簡単な構造と低コストを図ることができる。
代替的に、前記ハンドルカバー61のメータバイザー62の下端部と対応する位置に凹部(図示せず)を形成しても良く、この凹部とメータバイザー62の下端部との間に前記隙間63が形成され、ハンドルカバー61を変更することなく、メータバイザー62をそのままハンドルカバー61に取り付ければ、メータバイザー62の下端部とハンドルカバー61との間に凹部によって前記隙間63を形成でき、塵埃、異物、水等をこの浮間63から排出させることができ、図示しないが簡単な構造を図ることができる。
勿論、その他の構造で隙間63を形成することもでき、例えば、メータバイザー62の下端部に切り欠き部を形成しつつも、ハンドルカバー61の対応位置に凹部を形成する等、ここでは詳細な説明を省略する。
ヘッドライトユニット70について、図12〜図17で更に詳述する。
図12は、本発明に係る自動二輪車のライト構造の側面斜視図であり、光を透過する樹脂カバーが、ライト体の一方の側に取り付けられる状態を示す図、図13は、図12のライト構造の光を透過する樹脂カバーがライトのライト体から取り外された状態を模式的に示す図、図14は、本発明に係る自動二輪車のライト構造の正面斜視図であり、光を透過する樹脂カバーがライト体の両側に取り付けられている状態を示す図、図15は、本発明に係る自動二輪車のライト構造の側面斜視図であり、光を透過する樹脂カバーがライト体の両側に取り付けられている状態を示す図、図16は、本発明に係る自動二輪車のライト構造の別の一つの実施構造の部分拡大斜視図であり、光を透過する樹脂カバーの端面部が、ライト灯火器の照明光を吸収する状態を示す説明図、図17は、本発明に係る自動二輪車のライト構造の別の実施構造の部分拡大斜視図であり、光を透過する樹脂カバーの端面図がライト灯火器の照明光を吸収する状態を示す図である。
図12〜図17に示されるように、少なくともランプケース体702の外側面(端部)は、別体に形成されている光を透過する樹脂カバー9で覆われている。このように、この光を透過する樹脂カバー9がランプケース体702と別個に形成されるので、異なるデザイン形状の光を透過する樹脂カバー9を容易に交換でき、従って、最小限のコストでヘッドライト7の外観意匠を新規な外観イメージに簡単に変更することができ、多種多様なライトのデザイン及び変更が行える。
本発明において、最良の実施例として前記光を透過する樹脂カバー9が透明若くは半透明とし、ヘッドライト7により新規なデザイン効果をもたらす。
望ましくは、本発明の前記光を透過する樹脂カバー9が樹脂材で形成され、容易且つ低コストで各種の形状の光を透過する樹脂カバーが作れる。
本発明では、最良な実施例として、前記光を透過する樹脂カバー9が有色であり、これによって、光を透過する樹脂カバーに様々な色変化をもたせ、見た目の印象を容易に変え、ヘッドライト7の視認性をより強めることができる。
本発明において、図16に示されるように、代替的に、更にヘッドライト構造について光を透過する樹脂カバーの端面部91をヘッドライト7の照射面の端部811を越えるように延出させる前記光を透過する樹脂カバー9を透明、若くは半透明とする(図16において、上記のような構造をより明確的に示すように、ヘッドライトユニット70と光を透過する樹脂カバー9に関する部分の断面構造を、点鎖線で示す)。
このようにヘッドライト7が照射光を発すると、光を透過する樹脂カバー9は、照射面の端部811を超える光を透過する樹脂カバーの端面部91からヘッドライト7の照射光を導入し、光を透過する樹脂カバー9の本体全体に光を導き、専用の光源が無くても光を透過する樹脂カバー9の全体を光らすことができ、外観性、視認性が更に向上し、特に、夜になると、効果的に高めることができる。
本発明において、図17に示されるように、代替的に更にライト構造について、光を透過する樹脂カバーの端面部91をヘッドライト7の照射面の端部811を超え、且つバルブ701(ヘッドライト照射面)に向けて折り片92を形成するように延出させる(光を透過する樹脂カバー9を透明若くは半透明にデザインする)。図17においては、上記のような構造をより明確的に示すように、ヘッドライト70と光を透過する樹脂カバー9に関する部分の断面構造を点鎖線で示す。
このように、ヘッドライト7が照射光を発すると、光を透過する樹脂カバー9の折り片92からヘッドライト7の照射光を吸収し、光を透過する樹脂カバー9の本体全体に光を導き、専用の光源が無くても光を透過する樹脂カバー9の全体を光らすことができ、外観性、視認性が更に向上し、特に夜となると、効果的に高めることができる。
本発明のライト構造において、前記光を透過する樹脂カバー9がネジによってランプケース体702の外側面に取り付けられても良く、この光を透過する樹脂カバー9を、便利に取り外して置いたり、交換することができる。更に本発明のライト構造において、前記光を透過する樹脂カバー9が二つ若くは二つ以上設けても良く、これによって、ヘッドライト7において、各種の光を透過する樹脂カバー9を自由に組み合わせることができ、ヘッドライトの外観性、視認性が更に向上する。
図14〜図17において、夫々ランプケース体702の両側に設けられている二つの光を透過する樹脂カバー9の例を挙げたが、ライトの外観意匠の必要に応じて、この光を透過する樹脂カバー9がそれ以上設けても良いことは言うまでもなく、ここでは詳細な説明を省略する。
図18は、本発明に係る自動二輪車の後部カバー構造の正面を、模式的に示す図、図19は、本発明に係る自動二輪車の後部カバー構造の部分平面図、図20は、本発明に係る自動二輪車の後部カバー構造の左側後方から見た斜視図、図21は、本発明に係る自動二輪車の後部カバー構造の側面図である。
図18〜図21に示されるように、本発明は自動二輪車の後部カバー構造を更に提供している。
この後部カバーの中間部に位置するセンターカバー部101と、前記センターカバー部101の外側に位置する外側カバー部102とを有する後部カバー本体100を備える。
センターカバー部101の左右両側に車両の後方に延びる流線型突出部103が設けられている。
本発明の後部カバー構造によれば、センターかバーブ101の左右両側に、車両の後方に延びる流線型突出部103が設けられており、カバー表面に傾斜面をもたせることができ、且つ流線型の面形状変化があるので、走行風を受け流すことができ、車両の走行中において、後部カバー本体100に雨水等が付着した場合、水を容易に流せて後部カバーの表面の水を容易に排出することができる。
また、突出部103の構造によって、優れた排水性を得る他、前記センターカバー部101を外側カバー部102に対して上方に突出させているので、水が溜まりにくく、排水性をより高めることができる。
ここで、前記した流線型突出部103が後方に延びるのに従い、緩やかに小さくなることで、水の排出が容易になる。
また、前記二つの流線型突出部103が車両の前後方向に対して左右に対称して、後部カバー本体の左右両外側に雨水を流れ落ちるのを抑制し、突出部103間から後方に雨水を流し、優れた排水性をも堪える他、デザイン効果をも高めることができる。
本発明の自動二輪車の後部カバー構造において、更なるデザインを行うことができる。
ここで、前記流線型突出部103は、車両の後方に延びるのに従い、緩やかに小さくなり、車両横方向に面する外側面部1031を備える。
前記流線型突出部103の外側面部1031が、車両後方に延びるのに従い、緩やかに小さくなるので、流線型突出部103まで流れた水又は流線型突出部103に付着した水が、車両の走行に伴って後ろに移動し、流線型突出部103の外側面部1031が、緩やかに小さくなるのに伴って集水作用をなすことで、水を外側面部から放して排出させることが容易になる。
そして、本発明の自動二輪車の後部カバー構造において、前記流線型突出部103の上側部1032が、車両後方に延びるのに従い、緩やかに低くなるので、車両の走行に伴って、前記流線型突出部103の上側部1032に負圧が形成され、この負圧が水に対して表面外側に向かう作用力をかけることで、上側部の水を離すことが容易となる。
また、本発明の自動二輪車の後部カバー構造において、左右二つの流線型突出部103が、車両後方に延びるのに従い、緩やかにお互いに近接する方向へ曲がる。
前記二つの流線型突出部103が、車両後方に延びるのに伴って、二つの流線型突出部103の左右方向の外側面に負圧が形成され、水に対して表面外側に向かう作用力をかけることで、流線型突出部上の水を離すことが容易となる。
また、本発明の自動二輪車の後部カバー構造において、前記後部カバー本体100におけるセンターカバー部101の後側に位置する箇所に、センターカバー部101から連続して前記外側カバー部102に対して上方に盛り上げ部104を設け、該盛り上げ部104の上面を、左右方向及び後方へ緩やかに下がる曲面で構成する。
盛り上げ部104の上面が左右方向及び後方へ緩やかに下がる曲面を備えるので、盛り上げ部104が後方に向かうに従い、緩やかに小さくなり、従って、この盛り上げ部に水が溜まることは無い。そして、盛り上げ部104が、センターカバー部101から連続して前記外側カバー部102に対して上方に盛り上がるので、走行中に風で水を引き抜いて、排水性を高める。
更にまた、上記後部カバー構造において、前記二つの流線型突出部103が盛り上げ部104の両側のエッジ部まで後方に延びるに従い、緩やかに小さくなる。
前記二つの流線型突出部103が後方に延びるのに従い、緩やかに小さくなるので、流線型突出部103まで流れた水又は流線型突出部103に溜まった水が、車両の走行に伴って後方に移動し、流線型突出部103が小さくなるのに伴って、集水作用を生じることで、水を流線型吐出部から離させて排出させることが容易になる。
また、二つの流線型突出部103が盛り上がり部104の両側のエッジ部に至るので、境界部に水を集合させ、水を排出させ易い。
そして、本発明の自動二輪車の後部カバー構造において、前記後部カバー本体100に荷物を載せるリアキャリア110が設けられる。
前記後部カバー本体100に荷物を載せるリアキャリア110が設けられるので、後部カバーに溜まった水を排出できると同時に、荷物の積載空間を確保することができる。
前記カバー構造において、リアキャリア110の後部は、前記盛り上げ部104の上面に支持されており、図面に示されているように、ネジによって盛り上げ部104の上面に設けた取付孔1041に取り付けられている。
前記リアキャリア110の後部は、前記盛り上げ部104の上面に支持され、即ち、リアキャリア110の後部カバーでの支持部が、盛り上げ部104に位置するので、この支持部の位置において、水が溜まりにくく、又は容易に水を排出することができる。
本発明に係る車体のフロントカバー構造は、自動二輪車のような車両の車体前部に取り付けるのに好適である。
本発明のフロントカバー構造を有する車両の側面図である。 本発明の第1実施形態のフロントカバー構造の正面図である。 図2のA−A線断面図である、 本発明の第1実施形態のフロントカバー構造の部分斜視図である。 ヘッドライトユニットの正面図である。 図5の側面図である。 図5のB−B線断面図であり、ヘッドライトユニットの断面構造を示した図である。 図5の平面図であり、その右側部分が断面視状態で示した半截外観平面、半截断面平面図である。 本発明に係る自動二輪車のフロントケース構造の正面構造を模式的に示す図である。 図9の側面図である。 本発明に係る自動二輪車のフロントケース構造の部分断面図で、作動原理を示す図である。 本発明に係る自動二輪車のライト構造の側面斜視図であり、光を透過する樹脂カバーが、ライト体の一方の側に取り付けられる状態を示す図である。 図12のライト構造の光を透過する樹脂カバーがライトのライト体から取り外された状態を模式的に示す図である。 本発明に係る自動二輪車のライト構造の正面斜視図であり、光を透過する樹脂カバーがライト体の両側に取り付けられている状態を示す図である。 本発明に係る自動二輪車のライト構造の側面斜視図であり、光を透過する樹脂カバーがライト体の両側に取り付けられている状態を示す図である。 本発明に係る自動二輪車のライト構造の別の一つの実施構造の部分拡大斜視図であり、光を透過する樹脂カバーの端面部が、ライト灯火器の照明光を吸収する状態を示す説明図である。 本発明に係る自動二輪車のライト構造の別の実施構造の部分拡大斜視図であり、光を透過する樹脂カバーの端面図がライト灯火器の照明光を吸収する状態を示す図である。 本発明に係る自動二輪車の後部カバー構造の正面を、模式的に示す図である。 本発明に係る自動二輪車の後部カバー構造の部分平面図である。 本発明に係る自動二輪車の後部カバー構造の左側後方から見た斜視図である。 本発明に係る自動二輪車の後部カバー構造の側面図である。 従来に自動二輪車のヘッドライトユニットの側面断面図である。
符号の説明
7…ヘッドライト、 10…自動二輪車、 60…フロントカバー、 70…ヘッドライトユニット、 701…バルブ、 702…ランプケーケース本体、 703…レンズ、 705…ヘッドライトユニットの端部、 706…開口、 708…カバー部、 709…突出部、 710…フロントカバー下方の開口。

Claims (3)

  1. バルブを支持するランプケースと、該ランプケースに被せた略球面状のレンズからなり、平面視が略V字状で、頂点部分に照射面を備えるヘッドライトユニットがフロントカバーに備えられる車体のフロントカバー構造であって、
    前記ヘッドライトを支持する前記フロントカバーは、ヘッドライトユニットの端部間を繋ぐ円弧状の開口を備え、
    更にヘッドライトユニットの上面にヘッドライトユニットの上面を覆うカバー部を備える、
    ことを特徴とする車体のフロントカバー構造。
  2. 前記ヘッドライトユニットの上面を覆う前記カバー部を平らに形成し、該カバー部の中心部分に車体前後方向に延出する突出部を形成し、該カバー部が側面視でフロントカバー内方に延出することを特徴とする請求項1に記載の車体のフロントカバー構造。
  3. 前記フロントカバー下方に開口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車体のフロントカバー構造。
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