JPH11208555A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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Publication number
JPH11208555A
JPH11208555A JP10019972A JP1997298A JPH11208555A JP H11208555 A JPH11208555 A JP H11208555A JP 10019972 A JP10019972 A JP 10019972A JP 1997298 A JP1997298 A JP 1997298A JP H11208555 A JPH11208555 A JP H11208555A
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JP
Japan
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traveling wind
headlight
width direction
vehicle width
cowling
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Pending
Application number
JP10019972A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Suzuki
鉄男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/02Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/10Ventilation or air guiding devices forming part of fairings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J6/00Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
    • B62J6/02Headlights
    • B62J6/022Headlights specially adapted for motorcycles or the like
    • B62J6/026Headlights specially adapted for motorcycles or the like characterised by the structure, e.g. casings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウリング前部が大型化することなく走行風
入口を車幅方向の中央に形成し、圧力損失がない状態で
走行風が走行風入口に流入するようにする。 【解決手段】 ヘッドライト3を、車幅方向に一対であ
って互いに離間する二つの灯体部6と、車幅方向に延び
て灯体部6どうしを連結する連結部とから構成する。前
記連結部の主連結部7Aに、走行風をエンジン側へ導く
走行風導入用ダクト8の上流部21a,22aを上下方
向に近接させて並設する。前記上流端21a,22aに
連通する走行風入口2aをカウリング1の車幅方向の中
央部に開口させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドライトの周
囲を覆うカウリングを備えた自動二輪車に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動二輪車としては、カ
ウリングの前面に走行風入口を形成し、この走行風入口
に走行風をエンジン側へ導くための走行風導入用ダクト
を接続したものがある。前記走行風入口は、ヘッドライ
トの両側方に形成し、前記ダクトをヘッドライトの横で
車体の前後方向に延びるように形成することが多い。
【0003】前記ヘッドライトは、単一の灯体部にレン
ズを取付けることによって形成して車幅方向の中央に配
設しており、このヘッドライトの周囲を覆うカウリング
は、上方および側方から見た状態で車体の前方に向けて
凸になり、ヘッドライトが最前端に位置するように形成
している。カウリングをこのように形成しているので、
ヘッドライトの両側方の前記走行風入口は最前端のヘッ
ドライトより車体後側に位置している。
【0004】また、前記走行風入口に接続した前記ダク
トの下流側は、エンジンの前方で開口させて走行風がエ
ンジンに吹付けられる構造を採ったり、吸気系のエアク
リーナに接続して走行風を吸気として使用する構造を採
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに走行風導入用の走行風入口をヘッドライトの横に形
成すると、ここに入る走行風の風圧が小さく、エンジン
や吸気系に走行風を効率よく導くことができないという
問題があった。風圧が小さいのは、走行風入口がカウリ
ングの最前端より後側に形成されていることが原因であ
った。
【0006】すなわち、走行風入口に流入する走行風
は、車体の前方から直接流入する最も圧力が高い状態の
走行風と、ヘッドライトやカウリングのヘッドライト近
傍に当たってカウリングの前面を伝うようにして流れて
きた相対的に圧力が低い走行風とがあり、これらの圧力
の異なる走行風が合流することによって、車体の前方か
ら走行風入口に直接流入する走行風(圧力が最も高い走
行風)の圧力が弱められてしまうからである。
【0007】このような不具合は、走行風入口をカウリ
ングにおける車幅方向の中央部に開口させることによっ
て解消することができる。しかし、車幅方向の中央部に
はヘッドライトが位置しているために走行風入口をヘッ
ドライトの上方あるいは下方に形成しなければならず、
灯体が一つで上下方向に大きいヘッドライトと走行風導
入用ダクトの上流部とが上下方向に重なるようになって
カウリング前部が大型化してしまう。カウリング前部が
大型化すると空気力学上の特性が低下するので、この構
成を単に採ることはできない。
【0008】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、カウリング前部が大型化することな
く走行風入口を車幅方向の中央に形成し、圧力損失がな
い状態で走行風が走行風入口に流入するようにすること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る自動二輪車は、ヘッドライトを、車幅
方向に一対であって互いに離間する二つの灯体部と、車
幅方向に延びて前記灯体部どうしを連結する連結部とか
ら構成し、前記連結部に対して、走行風をエンジン側へ
導く走行風導入用ダクトの上流部を上下方向に近接させ
て並設し、この走行風導入用ダクトの上流端に連通する
走行風入口をカウリングの車幅方向の中央部に開口させ
たものである。
【0010】前記ヘッドライトは、灯体部を一つのみ有
する従来のヘッドライトより全高を短縮することができ
るから、本発明によれば、ヘッドライトと走行風導入用
ダクトの上流部とを合わせた高さは、従来のヘッドライ
トに走行風導入用ダクトを上下方向に重なる構成を採る
場合に較べて低くてよい。
【0011】他の発明に係る自動二輪車は、ヘッドライ
トを、車幅方向に一対であって互いに離間する二つの灯
体部と、車幅方向に延びて前記灯体部どうしを連結する
連結部とから構成し、走行風をエンジン側へ導く走行風
導入用ダクトの上流部を前記連結部の車体前側に近接さ
せて設け、この走行風導入用ダクトの上流端に連通する
走行風入口をカウリングの車幅方向の中央部に開口させ
たものである。
【0012】この発明によれば、ヘッドライトの連結部
と走行風導入用ダクトの上流部とを略同じ高さの位置に
ヘッドライトから上下方向に大きく突出することなく配
置することができる。
【0013】他の発明に係る自動二輪車は、上述した発
明に係る自動二輪車において、走行風導入用ダクトの上
流部を、ヘッドライトの二つの灯体部どうしの間に臨ま
せたものである。
【0014】この発明によれば、走行風導入用ダクトの
上流部をヘッドライトの二つの灯体の間であって車幅方
向の中央部に配設することができるから、前輪を除く車
体の最前端にカウリングの走行風入口を開口させること
ができる。また、ヘッドライトの灯体部どうしの間に形
成されるデッドスペースを利用して走行風導入用ダクト
の上流部を配設することができる。
【0015】他の発明に係る自動二輪車は、上述した発
明に係る自動二輪車において、エンジンに走行風の圧力
で加圧された加圧空気を供給する吸気装置を装着し、こ
の吸気装置に走行風導入用ダクトを接続したものであ
る。この発明によれば、前記吸気装置に流入する走行風
の圧力を高くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 以下、本発明に係る自動二輪車の一実施の形態を図1な
いし図7によって詳細に説明する。
【0017】図1は本発明に係る自動二輪車のカウリン
グを示す図で、同図(a)は正面図、同図(b)は側面
図である。図2はヘッドライトに走行風導入用ダクトを
装着した状態を示す正面図、図3は同じく平面図、図4
は同じく側面図である。図5は図3におけるV−V線断面
図、図6は図4におけるVI−VI線断面図、図7はヘッド
ライト周辺の分解斜視図である。
【0018】これらの図において、符号1はこの実施の
形態による自動二輪車のカウリングを示す。このカウリ
ング1は、上方および側方から見た状態で車体の前方に
向けて凸になるように形成し、車体前側の端部に形成し
た開口2にヘッドライト3を臨ませている。なお、図1
において符号4はバックミラーを示し、5はフラッシャ
ーランプを示す。
【0019】前記開口2は、図7に示すように、車幅方
向の中央に位置する走行風入口2aと、車幅方向の両側
に位置する灯体挿入穴2bとを一つの穴になるように接
続することによって形成している。
【0020】前記ヘッドライト3は、図2および図3に
示すように、車幅方向に対をなすとともに互いに離間す
る二つの灯体部6,6と、これらの灯体部6,6どうし
を連結する連結部7とから構成し、内部の車幅方向の中
央に後述する走行風導入用ダクト8を装着している。
【0021】前記灯体部6は、合成樹脂製のヘッドライ
トボディ9と、このヘッドライトボディ9の車体前側に
取付けたレンズ10などからなり、図示していない電球
や反射板をそれぞれ内蔵している。
【0022】前記連結部7は、図3〜図5に示すよう
に、前記一対の灯体部6,6の上部どうしの間で車幅方
向および車体の前後方向に延びるように形成した上板1
1と下板12とを有する主連結部7Aと、灯体部6の前
側の下部どうしの間に介装した正面視T字状のリブ13
と水平板14とを有する副連結部7Bとから構成してい
る。この連結部7の前記上板11、下板12、リブ13
および水平板14は、何れも前記ヘッドライトボディ9
に一体に形成している。
【0023】このように灯体部6どうしの間に連結部7
が介在するようにヘッドライト3を構成することによっ
て、図5および図6に示すように、灯体部6の車体内側
の縦壁6aと、連結部7の前記下板12および水平板1
4とによって囲まれた空気通路Sがヘッドライト3の車
幅方向の中央に形成される。この空気通路Sは、車体の
前方へ向けて開口し、カウリング1の前記走行風入口2
aからヘッドライト3を車体の前後方向に貫通するよう
に延びている。この空気通路Sの下流側に走行風導入用
ダクト8を接続している。
【0024】また、このヘッドライト3の車体フレーム
(図示せず)への取付けは、ヘッドライトボディ9の上
部に突設した上側取付片9a(図2〜図4および図7参
照)と、ヘッドライトボディ9の下部に突設した下側突
起9b(図6参照)とを図7中に符号15で示す車体フ
レーム側のヘッドライト支持用ブラケットに固定するこ
とによって実施する。なお、カウリング1は、ヘッドラ
イト3および前記ブラケット15を介して車体フレーム
に固定している。ヘッドライト3にカウリング1を取付
けるための取付片を図2〜図4および図7中に符号16
〜20で示す。
【0025】前記走行風導入用ダクト8は、図2および
図3に示すように、車幅方向に対をなすように形成した
左側ダクト21と右側ダクト22とから構成している。
これら左右のダクト21,22は、前記空気通路Sに接
続するために車体の前後方向に延びるように形成した上
流部21a,22aと、この上流部21a,22aから
下方および車体の外方へ向けて延びる連通部21b,2
2bと、この連通部の車体後側の端部に連通させたチャ
ンバー21c,22cとから構成し、このチャンバー2
1c,22cの上部に形成した空気出口パイプ21d,
22dに吸気ダクト23を介してこの自動二輪車の吸気
装置を接続している。この吸気装置は、エンジン(図示
せず)に走行風の圧力で加圧された加圧空気を供給する
構造を採っている。すなわち、前記走行風導入用ダクト
8のチャンバー21c,22cで走行風がもつ動圧を静
圧に変え、相対的に高い圧力の空気を吸気装置に圧送す
るようにしている。なお、前記吸気ダクト23は、この
自動二輪車のタンクレール(図示せず)を貫通してタン
クレール内側のエアクリーナ(図示せず)に接続してい
る。
【0026】また、左側ダクト21および右側ダクト2
2の上流部21a,22aは、図5および図6に示すよ
うに、それぞれ断面L字状に形成し、後端部どうしを連
結部材24によって互いに連結するとともに、前端部ど
うしをゴム製連結用リング25によって互いに連結した
状態でヘッドライト3の灯体部6どうしの間であって前
記主連結部7Aの下方にこれと上下方向に近接するよう
に配置している。
【0027】前記連結部材24は、前記上流部21a,
22aに2本(左右のダクトで計4本)の取付用ねじ2
6によって取付けてあり、両側部を前記ヘッドライト支
持用ブラケット15の下側板部15aに固定用ねじ27
によって固定している。前記連結用リング25は、前記
上流部21a,22aを車体後側から嵌入させてこれら
を連結する構造を採っている。図5および図6において
この連結用リング25とヘッドライトボディ9との間に
介装した符号28で示すものは、走行風に乗って異物が
吸気系に混入することを阻止するための金網である。
【0028】左側ダクト21および右側ダクト22とヘ
ッドライト3との接続は、前記両ダクト21,22の上
流部21a,22aどうしを前記連結部材24と連結用
リング25とによって互いに連結した状態で連結部材2
4をヘッドライト支持用ブラケット15に固定し、次
に、前記金網28を装着したヘッドライト3の空気通路
Sに上流部21a,22aを車体後側から挿入してこの
ヘッドライト3を前記ヘッドライト支持用ブラケット1
5に固定し、前記上流部21a,22aの前端が連結用
リング25および金網28を介してヘッドライトボディ
9に押付けられるようにして行う。このように走行風導
入用ダクト8をヘッドライト3に接続することによっ
て、前記上流部21a,22aの上流端がヘッドライト
3の空気通路Sを介してカウリング1の走行風入口2a
に連通する。
【0029】上述したように構成したヘッドライト3
は、灯体部を一つのみ有する従来のヘッドライトより全
高を短縮することができるから、ヘッドライト3の主連
結部7Aと走行風導入用ダクトの上流部21a,22a
とを上下方向に重ねる構造でも、ヘッドライト3と走行
風導入用ダクト8の上流部21a,22aとを合わせた
高さは、従来のヘッドライトに走行風導入用ダクトを上
下方向に重なる構成を採る場合に較べて低くてよい。
【0030】したがって、カウリング1の前部が上下方
向に大型化することなく走行風入口2aと走行風導入用
ダクト8の上流部21a,22aを車幅方向の中央部に
配設することができ、カウリング1の空気力学上の特性
を高く維持しながら、圧力が高い状態で走行風を走行風
入口2aに流入させて吸気装置に供給することができ
る。
【0031】また、走行風導入用ダクト8の上流部21
a,22aを、ヘッドライト3の二つの灯体部6,6ど
うしの間に臨ませているため、前記上流部21a,22
aをヘッドライト3の二つの灯体部6の間であって車幅
方向の中央部に配設することができ、前輪(図示せず)
を除く車体の最前端、すなわち走行風圧力の最も高い位
置にカウリング1の走行風入口2aを開口させることが
できる。しかも、前記灯体部6どうしの間に形成される
デッドスペースを利用して走行風導入用ダクト8の上流
部21a,22aを配設することができるから、カウリ
ング前部内のヘッドライト周辺がより一層コンパクトに
なる。
【0032】さらに、この実施の形態で示したように、
ヘッドライト3に、車体の前方へ向けて開口する空気通
路Sを車体の前後方向に貫通するように形成し、この空
気通路Sに、エンジン側に走行風を導く走行風導入用ダ
クト8を接続したため、走行時に走行風が空気通路Sを
流れ、ヘッドライト3の熱が放散されるから、ヘッドラ
イト3をレンズ面のみならず内部からも冷却することが
できる。
【0033】さらにまた、ヘッドライト3の灯体部6の
車体内側の縦壁6aと連結部7とによって空気通路Sを
形成しているため、ヘッドライト3を構成する部品によ
って空気通路Sの通路壁が形成されるので、空気通路S
内を走行風が通るときの熱伝達の効率が高いとともに、
専ら空気通路Sを形成するための部材が不要で、空気通
路Sをヘッドライト3に形成する構造でもヘッドライト
3をコンパクトに形成することができる。
【0034】加えて、空気通路Sの下流側に走行風導入
用ダクト8を接続したため、走行風導入用ダクト8の上
流側端部はヘッドライト3に形成された空気通路Sを介
してカウリング1に接続されるとともに、ヘッドライト
3によって覆われて車体外観に露出することがない。す
なわち、走行風導入用ダクト8は、カウリング1および
ヘッドライト3によって覆われて外表面が見えないばか
りか、カウリング1の走行風入口2aから内部を覗き込
んだとしても内表面を見ることすらもできない。このた
め、走行風導入用ダクト8の内外の両表面の品質をカウ
リング1などの外観部材より低くすることができる。こ
の結果、走行風導入用ダクト8を安価な材料を使用して
簡単な製造方法によって製造し、コストを下げることが
できる。
【0035】第2の実施形態 他の発明に係る自動二輪車を図8によって詳細に説明す
る。図8は他の発明に係る自動二輪車のヘッドライト部
分を示す側面図で、同図において前記図1ないし図7で
説明したものと同等もしくは同一の部材については、同
一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0036】図8に示すヘッドライト3は、左右の灯体
部6の後側下部どうしを連結部7によって連結する構造
を採っている。このヘッドライト3に接続する走行風導
入用ダクト8は、上流部21a,22aが前記連結部7
より車体の前方に位置し、連結部7に車体前側から近接
するように形成している。
【0037】この構成を採ることにより、ヘッドライト
3の連結部7と走行風導入用ダクト8の上流部21a,
22aとを略同じ高さの位置にヘッドライト3から上下
方向に大きく突出することなく配置することができる。
【0038】このため、カウリング前部が上下方向に大
型化することなく走行風入口2aと走行風導入用ダクト
8の上流部21a,22aを車幅方向の中央部に配設す
ることができるから、カウリング1の空気力学上の特性
を高く維持しながら、圧力が高い状態で走行風を走行風
入口2aに流入させ、吸気装置に効率よく供給すること
ができる。
【0039】なお、上述した各実施の形態では、走行風
の圧力で加圧された加圧空気をエンジンに供給する吸気
装置に走行風導入用ダクト8を接続する例を示したが、
この走行風導入用ダクト8は、非加圧式の従来最も多く
採用されている吸気装置に接続したり、エンジンを走行
風によって冷却する冷却装置のダクトに接続することが
できる。
【0040】また、空気通路Sの下流側に走行風導入用
ダクト8を接続するためには、図8に示すヘッドライト
3内のダクト上流部21aをヘッドライト3によって形
成して空気通路を構成し、この空気通路の下流側の下端
に走行風導入用ダクトを接続することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動二
輪車のヘッドライトは、灯体部を一つのみ有する従来の
ヘッドライトより全高を短縮することができるから、本
発明によれば、ヘッドライトと走行風導入用ダクトの上
流部とを合わせた高さは従来のヘッドライトに走行風導
入用ダクトを上下方向に重ねる構成を採る場合に較べて
低くてよい。
【0042】したがって、カウリング前部が上下方向に
大型化することなく走行風入口と走行風導入用ダクトの
上流部を車幅方向の中央部に配設することができるか
ら、カウリングの空気力学上の特性を高く維持しなが
ら、圧力が高い状態で走行風を走行風入口に流入させ、
走行風によるエンジンの冷却や、吸気系への吸気の供給
を効率よく実施することができる。
【0043】走行風導入用ダクトの上流部をヘッドライ
トの連結部の車体前側に近接させて設ける他の発明によ
れば、ヘッドライトの連結部と走行風導入用ダクトの上
流部とを略同じ高さの位置にヘッドライトから上下方向
に大きく突出することなく配置することができる。
【0044】したがって、カウリング前部が上下方向に
大型化することなく走行風入口と走行風導入用ダクトの
上流部を車幅方向の中央部に配設することができるか
ら、カウリングの空気力学上の特性を高く維持しなが
ら、圧力が高い状態で走行風を走行風入口に流入させ、
走行風によるエンジンの冷却や、吸気系への吸気の供給
を効率よく実施することができる。。
【0045】ヘッドライトの二つの灯体部どうしの間に
走行風導入用ダクトの上流部を臨ませる他の発明によれ
ば、走行風導入用ダクトの上流部をヘッドライトの二つ
の灯体の間であって車幅方向の中央部に配設することが
できるから、前輪を除く車体の最前端にカウリングの走
行風入口を開口させることができる。
【0046】したがって、走行風入口に走行風を最も圧
力が高い状態で流入させることができる。また、ヘッド
ライトの灯体部どうしの間に形成されるデッドスペース
を利用して走行風導入用ダクトの上流部を配設すること
ができるから、カウリング前部内のヘッドライト周辺が
より一層コンパクトになる。
【0047】走行風の圧力で加圧された加圧空気を供給
する吸気装置に走行風導入用ダクトを接続した他の発明
によれば、前記吸気装置に流入する走行風の圧力を高く
することができるから、エンジンの出力向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動二輪車のカウリングを示す
図である。
【図2】 ヘッドライトに走行風導入用ダクトを装着し
た状態を示す正面図である。
【図3】 ヘッドライトに走行風導入用ダクトを装着し
た状態を示す平面図である。
【図4】 ヘッドライトに走行風導入用ダクトを装着し
た状態を示す側面図である。
【図5】 図3におけるV−V線断面図である。
【図6】 図4におけるVI−VI線断面図である。
【図7】 ヘッドライト周辺の分解斜視図である。
【図8】 他の発明に係る自動二輪車のヘッドライト部
分を示す側面図である。
【符号の説明】
1…カウリング、2a…走行風入口、3…ヘッドライ
ト、6…灯体部、6a…縦壁、7…連結部、7A…主連
結部、7B…副連結部、8…走行風導入用ダクト、21
a,22a…上流部、S…空気通路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドライトの周囲を覆うカウリングを
    備えた自動二輪車において、前記ヘッドライトを、車幅
    方向に対をなすとともに互いに離間する二つの灯体部
    と、車幅方向に延在して前記二つの灯体部どうしを連結
    する連結部とから構成し、前記連結部に対して、走行風
    をエンジン側へ導く走行風導入用ダクトの上流部を上下
    方向に近接させて並設するとともに、この走行風導入用
    ダクトの上流端に連通する走行風入口を前記カウリング
    の車幅方向の中央部に開口させたことを特徴とする自動
    二輪車。
  2. 【請求項2】 ヘッドライトの周囲を覆うカウリングを
    備えた自動二輪車において、前記ヘッドライトを、車幅
    方向に対をなすとともに互いに離間する二つの灯体部
    と、車幅方向に延在して前記二つの灯体部どうしを連結
    する連結部とから構成し、走行風をエンジン側へ導く走
    行風導入用ダクトの上流部を前記連結部の車体前側に近
    接させて設けるとともに、この走行風導入用ダクトの上
    流端に連通する走行風入口を前記カウリングの車幅方向
    の中央部に開口させたことを特徴とする自動二輪車。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の自動二輪
    車において、走行風導入用ダクトの上流部を、ヘッドラ
    イトの二つの灯体部どうしの間に臨ませたことを特徴と
    する自動二輪車。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のうち何れか一
    つの自動二輪車において、エンジンに走行風の圧力で加
    圧された加圧空気を供給する吸気装置を装着し、この吸
    気装置に走行風導入用ダクトを接続したことを特徴とす
    る自動二輪車。
JP10019972A 1998-01-30 1998-01-30 自動二輪車 Pending JPH11208555A (ja)

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