JP7470665B2 - 鞍乗り型車両の前照灯 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、前照灯の汚れの広がりを抑制し、前照灯の被視認性及び視認性を向上することを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
図1及び図2を参照し、鞍乗り型車両10は、車体フレーム11等の車体を覆う車体カバー30を備える。
車体カバー30は、ヘッドパイプ18等の車体の前部を前方から覆うフロントカバー31と、ヘッドパイプ18等の車体の前部を車幅方向外側から覆う左右一対のフロントサイドカバー32と、フロントカバー31の下方且つ左右のフロントサイドカバー32の間に配置される下面カバー33とを鞍乗り型車両10の前部に備える。
板状のウインドスクリーン34は、フロントカバー31に連続するようにフロントカバー31の上方に配置される。ウインドスクリーン34は、ハンドル21の前方に位置する。
前照灯40は、フロントカバー31、左右のフロントサイドカバー32、及び下面カバー33によって囲まれる空間に配置される。
前照灯40の前面は、正面視で、フロントカバー31と左右のフロントサイドカバー32との間に設けられる開口35からフロントカバー31の前方に露出する。
前面10aは、車両側面視では、後上がりに傾斜する傾斜面である。また、前面10aは、上面視では、前面10aの車幅方向の中央部が最も前方に突出するように先細り形状に形成されている。すなわち、前面10aは、上面視では、車幅方向の中央部から車幅方向外側に向かうに従って後方に位置するように傾斜する傾斜面である。
前照灯40は、前方に開口するケース状のハウジング41と、ハウジング41の前面の開口を塞ぐレンズユニット42を備える。
前照灯40の光源(不図示)、及び、この光源の光を前方に反射するリフレクター(不図示)は、ハウジング41内に収納される。
レンズユニット42は、透光性を有するレンズ部43(レンズ)と、ハウジング41に取り付けられるフレーム部44とを一体に備える。レンズユニット42は、レンズ部43及びフレーム部44が一体に形成された樹脂成形品である。
レンズ部43は、鞍乗り型車両10の車幅方向の中央を基準に左右一対設けられる。
フレーム部44は、正面視においてレンズ部43を周囲から囲むように設けられる。フレーム部44は、透光性を有しないか、或いは、レンズ部43よりも低い透光性を有する。
図2及び図3を参照し、レンズ部43は、開口35から前方に露出する。フレーム部44は、フロントカバー31及びフロントサイドカバー32によって前方から覆われる。このため、前照灯40の発光は、レンズ部43から前方に照射される。レンズ部43は、前面10aの一部である。
図2~図4を参照し、前照灯40は、主灯体部50と、主灯体部50の上方に設けられる第1副灯体部51(副灯体部)と、主灯体部50の下方に設けられる第2副灯体部52(副灯体部)とを備える。
主灯体部50は、路面を照らすためのヘッドライトである。第1副灯体部51及び第2副灯体部52は、ポジションランプであり、主灯体部50よりも光量が小さい。
主灯体部50、第1副灯体部51、及び第2副灯体部52は、左右の各レンズ部43に対応する部分にそれぞれ設けられる。前照灯40は、左右対称に設けられるため、ここでは右側のレンズ部43の構造について詳細に説明する。
主灯体部50、第1副灯体部51、及び第2副灯体部52は、開口35から前方に露出する。
詳細には、主灯体部50は、正面視において、上下に延びる内側縁50aと、内側縁50aに対し車幅方向外側で上下に延びる外側縁50bと、内側縁50aの上端と外側縁50bの上端とを車幅方向に繋ぐ上縁50cと、内側縁50aの下端と外側縁50bの下端とを車幅方向に繋ぐ下縁50dとを備え、矩形状に形成される。
内側縁50a、外側縁50b、上縁50c、及び下縁50dは、正面視で、車幅方向外側に向かうに従って上方に位置するように傾斜している。
詳細には、第1副灯体部51は、主灯体部50の内側縁50a及び上縁50cに沿って車幅方向外側且つ上方に延びる上側副灯体部51aと、主灯体部50に対し車幅方向外側且つ上方に延出する延出副灯体部51bとを一体に備える。
詳細には、第2副灯体部52は、主灯体部50の下縁50d及び外側縁50bに沿って車幅方向外側且つ上方に延びる。第2副灯体部52の車幅方向外側の端部52aは、上側副灯体部51aの外端部に下方から接続される。
主灯体部50は、第1副灯体部51と第2副灯体部52とによって上下に挟まれている。
図2~図5を参照し、主灯体部50は、主灯体部50の発光Lを前方に透過させる主灯体レンズ部55と、発光Lを発する主灯体光源(不図示)と、主灯体光源の光を前方に反射させるリフレクター(不図示)とを備える。上記主灯体光源は、例えばLEDである。
第1拡散レンズ57は、前照灯40において第1副灯体レンズ部56に対し内側に設けられ、第1副灯体レンズ部56によって前方から覆われる。
上記第1副灯体光源の発光L1は、第1拡散レンズ57を通って拡散され、拡散された発光L1が第1副灯体レンズ部56を透過して前方に照射される。上記第1副灯体光源は、例えばLEDである。
第2拡散レンズ59は、前照灯40において第2副灯体レンズ部58に対し内側に設けられ、第2副灯体レンズ部58によって前方から覆われる。
上記第2副灯体光源の発光L2は、第2拡散レンズ59を通って拡散され、拡散された発光L2が第2副灯体レンズ部58を透過して前方に照射される。上記第2副灯体光源は、例えばLEDである。
隔壁60は、正面視では、主灯体部50の内側縁50a、上縁50c、外側縁50b、及び下縁50dに沿って配置される矩形の筒状部材である。
レンズ部43の表面43aの角度は、第1リップ部71を境にして変化する。また、レンズ部43の表面43aの角度は、第2リップ部72を境にして変化する。
詳細には、第1リップ部71は、第1副灯体部51における上側副灯体部51aの下縁に沿って延びる第1リップ本体部71aと、延出副灯体部51bの下縁に沿って延びる第1リップ延出部71bとを備える。また、第1リップ本体部71aは、主灯体部50の上縁50cに沿っているとも言える。
また、第1リップ延出部71bは、正面視で、第2隔壁61に沿うように配置されるともに、第2隔壁61に前方から重なる。
第1リップ部71は、正面視で、車幅方向外側に向かうに従って上方に位置するように傾斜している。また、第1リップ部71は、上面視では、車幅方向外側に向かうに従って後方に位置するように傾斜している。
詳細には、正面視において、隔壁60の下部は、主灯体レンズ部55と第2副灯体レンズ部58との境界に位置する。すなわち、第2リップ部72は、正面視で、隔壁60の下部に沿うように配置されるともに、隔壁60の下部に前方から重なる。
第2リップ部72は、正面視で、車幅方向外側に向かうに従って上方に位置するように傾斜している。また、第2リップ部72は、上面視では、車幅方向外側に向かうに従って後方に位置するように傾斜している。
図5~図9を参照し、第1リップ部71の第1リップ本体部71aは、車幅方向に延びる線状の第1稜線部75(稜線部)と、表面43aにおいて第1稜線部75の下方に位置する第1下側表面部55a(下側表面部)から上方に延びて第1稜線部75に接続される第1傾斜表面部76(傾斜表面部)とを備える。
第1傾斜表面部76は、車両側面視で、第1下側表面部55aに対し前側に倒れるように傾斜しており、第1下側表面部55aよりも鉛直に近い。
例えば図6に示すように、第1傾斜表面部76は、第1下側表面部55aよりも角度A1だけ前側に傾斜している。
図5~図9に示すように、第1稜線部75及び第1傾斜表面部76は、第1リップ本体部71aの全長に亘って設けられる。
第1傾斜表面部76の上下の幅H1(図4)は、車幅方向の全体に亘って略同一である。
第2傾斜表面部78は、車両側面視で、第2下側表面部58aに対し前側に倒れるように傾斜しており、前上がりに傾斜している。
例えば図6に示すように、第2傾斜表面部78は、第2下側表面部58aよりも角度A2だけ前側に傾斜している。
図5~図9に示すように、第2稜線部77及び第2傾斜表面部78は、第2リップ部72の全長に亘って設けられる。
第2傾斜表面部78の上下の幅H2(図4)は、車幅方向外側に向かうに従って幅広になる。
また、隔壁60は、第1副灯体部51の発光L1が主灯体部50の発光Lに影響することを抑制するとともに、第2副灯体部52の発光L2が主灯体部50の発光Lに影響することを抑制する。
鞍乗り型車両10の前面10aに沿って流れる走行風の一部は、第1リップ部71に沿って第1リップ部71の下側を車幅走行外側に向けて流れる第1走行風W1(図4)となる。
主灯体レンズ部55の表面に付着した汚れは、上方の第1副灯体部51への移動を第1リップ部71によって抑制されるとともに、第1リップ部71に沿う第1走行風W1によって車幅方向外側へ流され、表面43aから離脱する。このため、レンズ部43の表面43aの汚れを抑制でき、前照灯40の照射による乗員からの視認性、及び前照灯40の被視認性を向上できる。
第1リップ部71に沿う第1走行風W1によって車幅方向外側へ流される汚れは、離間部73から車幅方向外側に流れる。このため、汚れを表面43aからスムーズに排出できる。
第2副灯体レンズ部58の表面に付着した汚れは、上方の主灯体レンズ部55への移動を第2リップ部72によって抑制されるとともに、第2リップ部72に沿う第2走行風W2によって車幅方向外側へ流され、表面43aから離脱する。このため、レンズ部43の表面43aの汚れを抑制でき、前照灯40の照射による乗員からの視認性、及び前照灯40の被視認性を向上できる。
また、第2下側表面部58aと第2稜線部77とを接続する第2傾斜表面部78は、第2下側表面部58aに対し前側に倒れるように傾斜する。これにより、第2傾斜表面部78は、第2副灯体レンズ部58を伝って上方に移動する汚れに対し抵抗となるため、第2副灯体レンズ部58の汚れが主灯体レンズ部55に移動することを抑制できる。
この構成によれば、主灯体部50に付着した泥水等の汚れは、鞍乗り型車両10の第1走行風W1によって、稜線状の第1リップ部71に沿って車幅方向に移動させられる。このため、主灯体部50に付着した泥水等の汚れが、第1副灯体部51に移動することが抑制され、前照灯40の被視認性及び視認性を向上できる。
また、第2副灯体部52に付着した泥水等の汚れは、鞍乗り型車両10の第2走行風W2によって、稜線状の第2リップ部72に沿って車幅方向に移動させられる。このため、第2副灯体部52に付着した泥水等の汚れが、主灯体部50に移動することが抑制され、前照灯40の被視認性及び視認性を向上できる。
この構成によれば、第1リップ部71に沿うように流れる第1走行風W1、及び、第2リップ部72に沿うように流れる第2走行風W2によって、レンズ部43の汚れを車幅方向外側に効果的に移動させることができる。
この構成によれば、第1リップ部71の第1傾斜表面部76が第1下側表面部55aに対し前側に倒れるように傾斜しているため、レンズ部43の表面43aの汚れが第1傾斜表面部76及び第1稜線部75を越えて上方に移動することが抑制される。このため、主灯体部50と第1副灯体部51との間の汚れの移動を抑制できる。また、レンズ部43の表面43aの汚れが第2傾斜表面部78及び第2稜線部77を越えて上方に移動することが抑制される。このため、第2副灯体部52と主灯体部50との間の汚れの移動を抑制できる。
また、第2傾斜表面部78の上下の幅H2は、車幅方向外側に向かうに従って幅広になる。この構成によれば、第2傾斜表面部78の上下の幅H2が車幅方向に亘って広く保たれるため、汚れの移動を第2傾斜表面部78によって効果的に抑制できる。
この構成によれば、第1副灯体部51及び第2副灯体部52によって主灯体部50を上下に挟むことで、前照灯40をユニークな外観にでき外観性が良い。また、第2副灯体部52から主灯体部50への汚れの移動を第2リップ部72によって抑制でき、主灯体部50から第1副灯体部51への汚れの移動を第1リップ部71によって抑制できる。
この構成によれば、主灯体部50に付着した汚れを、離間部73から車幅方向外側に効率良く流すことができ、第1リップ部71と第2リップ部72との間に汚れが溜まることを抑制できる。このため、主灯体部50の汚れを抑制できる。
この構成によれば、隔壁60によって主灯体部50の発光Lと第1副灯体部51の発光L1とに分けられた光は、隔壁60に前方から重なる第1リップ部71を境にしてより明瞭に分かれる。このため、主灯体部50の発光Lと第1副灯体部51の発光L1とを区別し易くなり、前照灯40の被視認性及び外観性が向上する。
また、主灯体部50の発光Lと第2副灯体部52の発光L2とを分ける隔壁60が前照灯40においてレンズ部43よりも内側に配置され、第2リップ部72は、隔壁60に沿うように配置されるとともに、隔壁60に前方から重なる。
この構成によれば、隔壁60によって主灯体部50の発光Lと第2副灯体部52の発光L2とに分けられた光は、隔壁60に前方から重なる第2リップ部72を境にしてより明瞭に分かれる。このため、主灯体部50の発光Lと第2副灯体部52の発光L2とを区別し易くなり、前照灯40の被視認性及び外観性が向上する。
上記実施の形態では、副灯体部として、主灯体部50の上方に配置される第1副灯体部51及び主灯体部50の下方に配置される第2副灯体部52を説明したが、本発明はこれに限定されない。副灯体部は、第1副灯体部51及び第2副灯体部52の少なくともいずれかが設けられていれば良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両10として自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
この構成によれば、主灯体部及び副灯体部の一方に付着した泥水等の汚れは、鞍乗り型車両の走行風によって、稜線状のリップ部に沿って車幅方向に移動させられる。このため、主灯体部及び副灯体部の一方に付着した泥水等の汚れが、主灯体部及び副灯体部の他方に移動することが抑制され、前照灯の被視認性及び視認性を向上できる。
この構成によれば、リップ部に沿うように流れる走行風によって、レンズの汚れを車幅方向外側に効果的に移動させることができる。
この構成によれば、リップ部の傾斜表面部が下側表面部に対し前側に倒れるように傾斜しているため、レンズの表面の汚れが傾斜表面部及び稜線部を越えて上方に移動することが抑制される。このため、主灯体部と副灯体部との間の汚れの移動を抑制できる。
この構成によれば、傾斜表面部の上下の幅が車幅方向に亘って広く保たれるため、汚れの移動を傾斜表面部によって効果的に抑制できる。
この構成によれば、第1副灯体部及び第2副灯体部によって主灯体部を上下に挟むことで、前照灯をユニークな外観にできる。また、第2副灯体部から主灯体部への汚れの移動を第2リップ部によって抑制でき、主灯体部から第1副灯体部への汚れの移動を第1リップ部によって抑制できる。
この構成によれば、主灯体部に付着した汚れを、離間部から車幅方向外側に効率良く流すことができ、第1リップ部と第2リップ部との間に汚れが溜まることを抑制できる。このため、主灯体部の汚れを抑制できる。
この構成によれば、隔壁によって主灯体部の発光と前記副灯体部の発光とに分けられた光は、隔壁に前方から重なるリップ部を境にしてより明瞭に分かれる。このため、主灯体部の発光と副灯体部の発光とを区別し易くなり、前照灯の被視認性及び外観性が向上する。
40 前照灯
43 レンズ部(レンズ)
43a 表面
50 主灯体部
51 第1副灯体部(副灯体部)
52 第2副灯体部(副灯体部)
55a 第1下側表面部(下側表面部)
58a 第2下側表面部(下側表面部)
60 隔壁
71 第1リップ部(リップ部)
72 第2リップ部(リップ部)
72a 端部
73 離間部
75 第1稜線部(稜線部)
76 第1傾斜表面部(傾斜表面部)
77 第2稜線部(稜線部)
78 第2傾斜表面部(傾斜表面部)
H1,H2 幅
Claims (6)
- 主灯体部(50)及び副灯体部(51,52)の発光を透過させるレンズ(43)を備え、前記レンズ(43)の表面(43a)に設けられる稜線状のリップ部(71,72)で前記表面(43a)の角度が変化する鞍乗り型車両の前照灯において、
前記副灯体部(51,52)は、前記主灯体部(50)の上方に設けられる第1副灯体部(51)と、前記主灯体部(50)の下方に設けられる第2副灯体部(52)とからなり、前記主灯体部(50)に沿って車幅方向に延び、
前記リップ部(71,72)は、前記第1副灯体部(51)と前記主灯体部(50)との境界で車幅方向に延びる第1リップ部(71)と、前記第2副灯体部(52)と前記主灯体部(50)との境界で車幅方向に延びる第2リップ部(72)とからなり、
前記第2リップ部(72)は、車幅方向外側に向かうに従って前記第1リップ部(71)に下方から近くなるように傾斜して配置され、
前記レンズ(43)の前記表面(43a)には、前記第2リップ部(72)の車幅方向外側の端部(72a)が前記第1リップ部(71)に対し下方に離間した離間部(73)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両の前照灯。 - 前記リップ部(71,72)は、前記レンズ(43)の表面(43a)の一部が稜線状に前方へ突出する部分であることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の前照灯。
- 前記リップ部(71,72)は、車両正面視で、車幅方向外側に向かうに従って上方に位置するように傾斜することを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両の前照灯。
- 前記レンズ(43)の前記表面(43a)は全体的に後上がりに傾斜し、
前記リップ部(71,72)は、車幅方向に延びる稜線部(75,77)と、前記表面(43a)において前記稜線部(75,77)の下方に位置する下側表面部(55a,58a)から上方に延びて前記稜線部(75,77)に接続される傾斜表面部(76,78)とを備え、
車両側面視で、前記傾斜表面部(76,78)は、前記下側表面部(55a,58a)に対し前側に倒れるように傾斜していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両の前照灯。 - 前記傾斜表面部(76,78)の上下の幅(H1,H2)は、車幅方向外側に向かうに従って幅広になる、または、車幅方向に幅が同じであることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両の前照灯。
- 前記主灯体部(50)の発光と前記副灯体部(51,52)の発光とを分ける隔壁(60)が前記前照灯において前記レンズ(43)よりも内側に配置され、
前記リップ部(71,72)は、前記隔壁(60)に沿うように配置されるとともに、前記隔壁(60)に前方から重なることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両の前照灯。
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