JP2009173220A - 鞍乗り型車両の灯火器配置構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッドランプの光量を確保しながら、フロントカバーにヘッドランプを容易に且つコンパクトに組み込めるようにする。
【解決手段】車体フレーム165側に設けられたヘッドパイプ171にステアリングステム184を介してフロントフォーク11が操舵自在に取付けられ、このフロントフォーク11を構成する左右一対のフォークパイプ53,54の下端で前輪17が支持され、ヘッドパイプ171の前方がフロントカバー22で覆われ、このフロントカバー22にヘッドランプ24が組み付けられた鞍乗り型車両10の灯火器配置構造において、フロントフォーク11の上端でバーハンドル21が支持されるとともに、フロントカバー22がフロントフォーク11の上端まで延出されてフロントフォーク11と一体に回転するように取付けられ、ヘッドランプ24がフォークパイプ53,54に沿うようにフロントカバー22の前面22eに組み付けられている。
【選択図】図2
【解決手段】車体フレーム165側に設けられたヘッドパイプ171にステアリングステム184を介してフロントフォーク11が操舵自在に取付けられ、このフロントフォーク11を構成する左右一対のフォークパイプ53,54の下端で前輪17が支持され、ヘッドパイプ171の前方がフロントカバー22で覆われ、このフロントカバー22にヘッドランプ24が組み付けられた鞍乗り型車両10の灯火器配置構造において、フロントフォーク11の上端でバーハンドル21が支持されるとともに、フロントカバー22がフロントフォーク11の上端まで延出されてフロントフォーク11と一体に回転するように取付けられ、ヘッドランプ24がフォークパイプ53,54に沿うようにフロントカバー22の前面22eに組み付けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、鞍乗り型車両の灯火器配置構造に関するものである。
従来の鞍乗り型車両の灯火器配置構造として、車体前部にフロントカバーと共にヘッドランプが配置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−126126公報
特許文献1の図3、図4を以下に説明する。
ハンドル装置10は、車体フレームを構成するヘッドパイプ62に回動可能に支持されたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの下端に取付けられたアンダーブラケット74と、このアンダーブラケット74の両端に取付けられた左右一対のフォーク73,73と、これらのフォーク73,73の下端で支持された前輪72と、ステアリングシャフトの上端に取付けられたハンドル31とを備え、ステアリングシャフト及びヘッドパイプ62の前方がフロントカバー11で覆われ、アンダーブラケット74にステーを介してヘッドライト82が取付けられている。
ハンドル装置10は、車体フレームを構成するヘッドパイプ62に回動可能に支持されたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの下端に取付けられたアンダーブラケット74と、このアンダーブラケット74の両端に取付けられた左右一対のフォーク73,73と、これらのフォーク73,73の下端で支持された前輪72と、ステアリングシャフトの上端に取付けられたハンドル31とを備え、ステアリングシャフト及びヘッドパイプ62の前方がフロントカバー11で覆われ、アンダーブラケット74にステーを介してヘッドライト82が取付けられている。
上記のフロントカバー11は、ステアリング系と一体で回転する。ステアリング系に大きな部品を配置する場合、転舵に掛かる力が小さく済むよう、大きな部品はステアリング系の中央に配置したいが、従来では、ハンドルポストやヘッドライト82の取付部があってステアリング系の中央に大きな部品を配置することができなかった。
また、従来のフロントカバー11は幅広であるが、ハンドルポストに取付けられるために大きな剛性が得られにくく、剛性を上げるためにはハンドルポストにステーなどが必要になる。
本発明の目的は、車体スペースを有効利用するためにステアリング系に大きな部品を配置できるようにするとともに、ヘッドランプの発光面積を確保し、更にはフロントカバーの剛性を高めることにある。
請求項1に係る発明は、車体フレーム側に設けられたヘッドパイプにステアリングステムを介してフロントフォークが操舵自在に取付けられ、このフロントフォークを構成する左右一対のフォークパイプの下端で前輪が支持され、ヘッドパイプの前方がフロントカバーで覆われ、このフロントカバーにヘッドランプが組み付けられた鞍乗り型車両の灯火器配置構造において、フロントフォークの上端でバーハンドルが支持されるとともに、フロントカバーがフロントフォークの上端まで延出されてフロントフォークと一体に回転するように取付けられ、ヘッドランプが、フォークパイプに沿うようにフロントカバーの前面に組み付けられていることを特徴とする。
フロントフォーク上端でバーハンドルを支持するため、ステアリグ系の中央部のスペースを設けながらバーハンドルを転舵でき、フロントカバー内に設けられたフロントフォークのフォークパイプ間に大きな部品を配置することが可能になる。
また、ヘッドランプが左右のフォークパイプに沿って配置されるため、フロント系の大きな部品を配置しながらも、発光面積を大きくしやすく、被視認性が高められる。
また、ヘッドランプが左右のフォークパイプに沿って配置されるため、フロント系の大きな部品を配置しながらも、発光面積を大きくしやすく、被視認性が高められる。
更に、フロントカバーがフロントフォークに取付けられるため、フロントカバーがハンドルポストに取付けられる従来構造と比べて剛性が高くなり、フロントカバーの板厚を抑えるなど小型化して成形可能である。
請求項2に係る発明は、フロントカバーに、走行風を取り入れる走行風取入れ口が設けられ、左右のフォークパイプと、これらの左右のフォークパイプを連結する複数のブリッジ部材とで囲まれた空間に走行風取入れ口に接続された導風ダクトが配置されることを特徴とする。
作用として、フロントフォークの左右のフォークパイプと、複数のブリッジ部材とで囲まれた空間は比較的大きく、この空間に導風ダクトを配置することは容易である。
作用として、フロントフォークの左右のフォークパイプと、複数のブリッジ部材とで囲まれた空間は比較的大きく、この空間に導風ダクトを配置することは容易である。
請求項3に係る発明は、ヘッドランプが、複数のLEDで構成されていることを特徴とする。
白熱電球を用いたヘッドランプに比べて、ヘッドランプが小型になり、消費電力が少なくなり、寿命が延びる。
白熱電球を用いたヘッドランプに比べて、ヘッドランプが小型になり、消費電力が少なくなり、寿命が延びる。
請求項4に係る発明は、フロントカバーの下部左右に下方に延びる垂下部が設けられ、ウインカを構成する複数のLEDが、垂下部に且つ左右のフォークパイプに沿うように配置されていることを特徴とする。
作用として、フロントカバーの垂下部に、ウインカを構成するLEDがフォークパイプに沿うように配置されることで、LEDが小型であるためにその突出量が抑えられ、垂下部にウインカがコンパクトに配置される。
更に、フォークパイプに沿うように縦に複数のLEDが配置されることで、ウインカが視認しやすくなる。
更に、フォークパイプに沿うように縦に複数のLEDが配置されることで、ウインカが視認しやすくなる。
請求項5に係る発明は、ヘッドランプが、点灯されるLEDの個数を変化させることで、ハイビームとロービームとに切り換えられることを特徴とする。
作用として、点灯するLEDの個数を変化させることで、照射される光量を変化させる。点灯するLEDの個数を増やせば、より遠方まで照射することが可能であり、点灯するLEDの個数を減らせば、歩行者や対向車両の運転者に眩しくないように光量が抑えられる。
作用として、点灯するLEDの個数を変化させることで、照射される光量を変化させる。点灯するLEDの個数を増やせば、より遠方まで照射することが可能であり、点灯するLEDの個数を減らせば、歩行者や対向車両の運転者に眩しくないように光量が抑えられる。
請求項1に係る発明では、フロントフォークの上端でバーハンドルが支持されるとともに、フロントカバーがフロントフォークの上端まで延出されてフロントフォークと一体に回転するように取付けられ、ヘッドランプが、フォークパイプに沿うようにフロントカバーの前面に組み付けられているので、フロントフォーク上端でバーハンドルを支持するため、ステアリグ系の中央部のスペースを設けながらバーハンドルを転舵でき、フロントカバー内に設けられたフロントフォークの左右のフォークパイプ間に大きな部品を配置することができる。
また、ヘッドランプが左右のフォークパイプに沿って配置されるため、フロント系の大きな部品を配置しながらも、発光面積を大きくしやすく、被視認性を高めることができる。
更に、フロントカバーがフロントフォークに取付けられるため、フロントカバーがハンドルポストに取付けられる従来構造と比べて剛性が高くなり、フロントカバーの板厚を抑えるなど小型化して成形することができる。
請求項2に係る発明では、フロントカバーに、走行風を取り入れる走行風取入れ口が設けられ、左右のフォークパイプと、これらの左右のフォークパイプを連結する複数のブリッジ部材とで囲まれた空間に走行風取入れ口に接続された導風ダクトが配置されるので、左右のフォークパイプと、これらの左右のフォークパイプを連結する複数のブリッジ部材とで囲まれた空間を利用して導風ダクトを配置することができ、車体前部のスペースを有効利用することができる。
請求項3に係る発明では、ヘッドランプが、複数のLEDで構成されているので、白熱電球を用いたヘッドランプに比べて、ヘッドランプの小型化、消費電力の低減及び長寿命化を図ることができる。
請求項4に係る発明では、フロントカバーの下部左右に下方に延びる垂下部が設けられ、ウインカを構成する複数のLEDが、垂下部に且つ左右のフォークパイプに沿うように配置されているので、ウインカをフロントカバーにコンパクトに配置することができるとともに、複数のLEDを縦に並べることで視認性を増すことができる。
請求項5に係る発明では、ヘッドランプが、点灯されるLEDの個数を変化させることで、ハイビームとロービームとに切り換えられるので、ハイビームとロービームとを簡単な構造で容易に切り換えることができ、コストを抑えることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る鞍乗り型車両の側面図であり、鞍乗り型車両10は、前部にフロントフォーク11が操舵自在に配置され、中央部下部にエンジン12が配置され、後部下部に上下スイング自在にスイングアーム13が配置され、後部上部にラゲッジボックス14が配置され、このラゲッジボックス14の前方にシート16が配置され、フロントフォーク11の下端に前輪17、スイングアーム13の後端に後輪18がそれぞれ取付けられた前一輪後一輪の自動二輪車である。
図1は本発明に係る鞍乗り型車両の側面図であり、鞍乗り型車両10は、前部にフロントフォーク11が操舵自在に配置され、中央部下部にエンジン12が配置され、後部下部に上下スイング自在にスイングアーム13が配置され、後部上部にラゲッジボックス14が配置され、このラゲッジボックス14の前方にシート16が配置され、フロントフォーク11の下端に前輪17、スイングアーム13の後端に後輪18がそれぞれ取付けられた前一輪後一輪の自動二輪車である。
ここで、12aはエンジン12のシリンダ軸、21はフロントフォーク11の上端に取付けられたバーハンドル、22はフロントフォーク11の周囲を覆うフロントカバー、23は車体フレーム(不図示)の前部及び側部を覆うサイドカバー、24,26はそれぞれフロントカバー22に取付けられたヘッドランプ及びウインカ、27は前輪17の上方を覆うフロントフェンダ、28はバーハンドル21に取付けられたメータ、29は車体フレームの上方を覆うためにフロントカバー22からシート16の下方まで延びるセンタカバー、31はエアクリーナの側方を覆うエアクリーナサイドカバー、32はエンジン12のシリンダヘッド33から後方に延びる排気管、34はシート16の下方に配置された燃料タンク(不図示)の側方を覆うタンクサイドカバー、35はスイングアーム13と車体フレーム(不図示)との間に渡されたリヤクッションユニット、36はスイングアーム13を支持するために車体フレームに設けられたピボット軸、37はサイドスタンド、38は後輪18の上方を覆うリヤフェンダ、41はステップ、42はチェンジペダルである。
また、図中の符号H1は前輪17の上端の高さ、H2は後輪18の上端の高さ、H3は前輪17の車軸43の高さ、H4は後輪18の車軸47の高さ、H5はエンジン12のクランク軸12A(詳しくは、軸線12b)の高さ、H6はラゲッジボックス14の車幅方向中央部の底面14bの高さである。なお、上記の各高さは地面からの高さである。
上記のH1は前輪17の外径よりやや小さく、H2は後輪18の外径よりやや小さい。
上記のH1は前輪17の外径よりやや小さく、H2は後輪18の外径よりやや小さい。
エンジン12は、前後に水平に配置され、後部に変速機45が一体的に設けられた駆動源である。
ラゲッジボックス14は、後輪18の上方に配置された大型のものであり、このラゲッジボックス14の前部下部に設けられた傾斜面14aに沿うようにリヤクッションユニット35が配置されている。
ラゲッジボックス14は、後輪18の上方に配置された大型のものであり、このラゲッジボックス14の前部下部に設けられた傾斜面14aに沿うようにリヤクッションユニット35が配置されている。
このように、リヤクッションユニット35をラゲッジボックス17の傾斜面14aに沿うように配置することで、ラゲッジボックス14が大型であっても、リヤクッションユニット35の全体をより車両後方に配置することができ、リヤクッションユニット35の下端をスイングアーム13の後輪18の車軸47寄りに近づけて取付けることができる。
リヤクッションユニット35の下端が後輪18の車軸47寄りに近づけば、リヤクッションユニット35に作用する荷重をより小さくすることができ、リヤクッションユニット35の負担を軽減することができる。
後輪18は、前輪17よりも小径にされている。例えば、前輪17の外径は510mm、後輪18の外径は380mmであり、例えば、(前輪17の外径):(後輪18の外径)=13:10である。従って、前輪17の上端の高さH1よりも後輪18の上端の高さH2を低くすることができる。
これにより、ラゲッジボックス17の底面14bを前輪17の上端の高さH1よりも低くすることができ、ラゲッジボックス14の収納容量を大きくすることができ、また、ラゲッジボックス14が大型であっても、ラゲッジボックス14の高さを低くすることができる。従って、ラゲッジボックス14からの荷物の出し入れを容易に行うことができる。
フロントカバー22は、フロントフォーク11に取付けられているため、バーハンドル21を切ったときには、フロントフォーク11及び前輪17と一体的に操舵される。
図2は本発明に係る鞍乗り型車両の上部正面図であり、フロントカバー22のサイドカバー23よりも上方の部分に左右一対のヘッドランプ24,24を縦長に設け、フロントカバー22のサイドカバーよりも下方の部分に左右一対の垂下部22a,22bを設け、これらの垂下部22a,22bにそれぞれウインカ26を設けたことを示している。なお、22cは走行風を内部に取入れるためにフロントカバー22に前面に開けたフロント走行風取入れ口、51は走行風取入れ口22cから大きな異物が内部に入らないようにフロント走行風取入れ口22cに設けた網状部材である。
図3は本発明に係る鞍乗り型車両の背面図であり、ラゲッジボックス14の上部左右にテールランプ、ストップランプ及びウインカの機能を有する縦長のリヤコンビネーションランプ56,56が配置され、後輪18の右側方に、排気管32(図1参照)の後端に接続されたマフラ57が配置されている。
リヤコンビネーションランプ56,56はラゲッジボックスの上部左右に設けられ、高い位置に配置されているから、後方及び側方からの視認性を高めることができる。
リヤコンビネーションランプ56,56はラゲッジボックスの上部左右に設けられ、高い位置に配置されているから、後方及び側方からの視認性を高めることができる。
図4は本発明に係る鞍乗り型車両の底面図であり、エンジン12のクランクケース61に左右に配置されたピボット軸支持部61a,61bが形成され、これらのピボット軸支持部61a,61bにピボット軸36が貫通されて取付けられ、このピボット軸36にスイングアーム13がスイング自在に取付けられている。
スイングアーム13は、前端がピボット軸36に支持された第1アーム部13aと、この第1アーム部13aの左側部に一体的に取付けられた第2アーム部13bとからなり、第1アーム部13aの前部の左側部と第1アーム部13bの前部とに中間軸63が渡されて取付けられている。
後輪18は、車軸47に回転自在に取付けられたホイール18aと、このホイール18aのリムに装着されたタイヤ18bとからなる。なお、H7はタイヤ18bの高さ、Rは後輪18の半径である。
第1アーム部13aがピボット軸36で支持されている部分の幅W1よりも、後輪18の幅(詳しくは、後輪18を構成するタイヤの幅である。)W2は大きく設定されている。
また、例えば、後輪18の幅W2は220mmであり、後輪18の半径Rと幅W2の比であるR:W2は10:12、タイヤ18bの偏平比であるH7/W2は60%であるから、タイヤ18bは、従来の二輪車に対して、より偏平になっている。
また、例えば、後輪18の幅W2は220mmであり、後輪18の半径Rと幅W2の比であるR:W2は10:12、タイヤ18bの偏平比であるH7/W2は60%であるから、タイヤ18bは、従来の二輪車に対して、より偏平になっている。
このように後輪18の幅W2を幅広とすることで、後輪18が支えられる荷重をより大きくすることができ、ラゲッジボックス14により重量のある荷物を積むことができる。
また、後輪18が幅広であるから、例えば、鞍乗り型車両10が低速走行しているとき、あるいは、鞍乗り型車両を運転者が押して移動させるときでも、車体の安定性を向上させることができる。
また、後輪18が幅広であるから、例えば、鞍乗り型車両10が低速走行しているとき、あるいは、鞍乗り型車両を運転者が押して移動させるときでも、車体の安定性を向上させることができる。
中間軸63には、軸方向に並ぶように配置された2つのスプロケット65,66が回転自在に取付けられ、第1スプロケット65は、変速機45の出力軸67に取付けられたドライブスプロケット68と共に第1チェーン71が掛けられ、第2スプロケット66は、後輪18に一体的に設けられたドリブンスプロケット75と共に第2チェーン72が掛けられている。
このように中間軸63に2つのスプロケット65,66を設け、これらに第1チェーン71及び第2チェーン72を掛ける構造とすることで、後輪18が幅広であっても無理なく後輪18をチェーン駆動することができる。また、クランクケース61の出力軸67が突出する部分をクランクケース61の車幅方向中央側に配置することができる。
図5は本発明に係る鞍乗り型車両の導風構造を示す断面図であり、シート16の座面16bから風を吹き出してシート16に着座した運転者の臀部、腰部、背中などの蒸れを防止する導風装置120は、走行風を取り入れるためにシート16の前端部に開けられたシート走行風取入れ口121と、風を吹き出すためにシート16の座面16bに開けられた走行風吹出し口122と、これらのシート走行風取入れ口121と走行風吹出し口122とを接続するためにシート16内に設けられたシート内ダクト123と、走行風を取り入れるためにフロントカバー22の前面22eに開けられたフロント走行風取入れ口22cと、このフロント走行風取入れ口22cと走行風吹出し口122とを接続するためにフロントカバー22内及びサイドカバー23内に配置されたカバー内ダクト124とからなる。
シート内ダクト123は、前後に延びる横ダクト126と、この横ダクト126の後端から上下に延びる縦ダクト127とからなる。
横ダクト126は、通路を形成する横ダクト本体131と、この横ダクト本体131の前端部の開口全体に配置された網状部材132と、横ダクト本体131内で網状部材132の後方に配置されて通路を開閉するシャッター装置133と、内部に走行風と共に導入された雨滴などが走行風吹出し口122の方へ行かないよう邪魔をするために横ダクト本体131内の後部に設けられたじゃま板134,136と、内部に走行風と共に導入された土埃等を分離するために前側のじゃま板134の前方に設けられたフィルター137とからなる。なお、131aは横ダクト本体131の屈曲部(横ダクト本体131で最も低い部分)、131bは内部に入り込んだ雨水を排出するために屈曲部131aの底部に形成されたドレン口、131cはドレン口131bに開けられたドレン孔である。
横ダクト126は、通路を形成する横ダクト本体131と、この横ダクト本体131の前端部の開口全体に配置された網状部材132と、横ダクト本体131内で網状部材132の後方に配置されて通路を開閉するシャッター装置133と、内部に走行風と共に導入された雨滴などが走行風吹出し口122の方へ行かないよう邪魔をするために横ダクト本体131内の後部に設けられたじゃま板134,136と、内部に走行風と共に導入された土埃等を分離するために前側のじゃま板134の前方に設けられたフィルター137とからなる。なお、131aは横ダクト本体131の屈曲部(横ダクト本体131で最も低い部分)、131bは内部に入り込んだ雨水を排出するために屈曲部131aの底部に形成されたドレン口、131cはドレン口131bに開けられたドレン孔である。
シャッター装置133は、横ダクト本体131の上壁に取付けられた支軸141と、この支軸141に揺動自在に取付けられたシャッター本体142と、このシャッター本体142を閉じた状態に固定するためにシート16の底板144(詳しくは、底板144に埋め込まれたナット部材(不図示))にねじ込まれたシャッター固定ねじ146とからなる。
通常は、シャッター固定ねじ146を回してシャッター固定ねじ146の先端がシャッター本体142に当たらないようにする。これにより、シャッター本体142は、走行風によって図中の想像線で示すように開き、横ダクト126内に走行風が取り込まれる。
例えば、雨天の場合には、シャッター固定ねじ146を回し、シャッター固定ねじ146の先端をシャッター本体142に当ててシャッター本体142を閉じた状態で固定し、横ダクト126内に雨滴が入らないようにする。
例えば、雨天の場合には、シャッター固定ねじ146を回し、シャッター固定ねじ146の先端をシャッター本体142に当ててシャッター本体142を閉じた状態で固定し、横ダクト126内に雨滴が入らないようにする。
縦ダクト127は、走行風吹出し口122の開口を開閉するためにスライド自在に設けられた吹出し口シャッター151と、縦ダクト127内に異物等が入り込まないように吹出し口シャッター151の内側に設けられた網状部材152と、この網状部材152を通り抜けた細かい土埃等を分離するために網状部材152の内側に設けられたフィルター153とを備える。
雨天の場合には、吹出し口シャッター151をスライドさせて閉じ、縦ダクト127内に雨水が入り込まないようにする。
雨天の場合には、吹出し口シャッター151をスライドさせて閉じ、縦ダクト127内に雨水が入り込まないようにする。
カバー内ダクト124は、フロントカバー22内及びサイドカバー23内に配置された主ダクト155と、この主ダクト155の後端に接続された縦ダクト127とからなる。
主ダクト155は、主ダクト本体156と、この主ダクト本体156の前端部に開口を開閉するためにスライド自在に設けられたフロント走行風取入れ口シャッター157と、内部に異物が入り込まないように主ダクト本体156の開口に配置された網状部材51と、内部に細かい土埃等が入り込まないように主ダクト本体156内の網状部材51の後方に配置されたフィルター159とを備える。
主ダクト155は、主ダクト本体156と、この主ダクト本体156の前端部に開口を開閉するためにスライド自在に設けられたフロント走行風取入れ口シャッター157と、内部に異物が入り込まないように主ダクト本体156の開口に配置された網状部材51と、内部に細かい土埃等が入り込まないように主ダクト本体156内の網状部材51の後方に配置されたフィルター159とを備える。
主ダクト本体156は、フロントフォーク11のフォークパイプ53,54に直交するように前後に延びる前後延出部161と、この前部前後延出部161の後端から屈曲してフォークパイプ53,54に沿うように延びる上下延出部162と、この上下延出部162の下端から屈曲して車体フレーム165を構成するメインフレーム166の前部に沿うように形成された後端接続部163と、この後端接続部163に先端が被せられて連通されるとともにメインフレーム166に沿って後方へ延びる後部前後延出部167と、この後部前後延出部167の後端から後方斜め上方に延びる後部延出部168とからなり、前部前後延出部161の前端にフロントカバー22に形成されたダクト接続部22fに接続されるカバー接続部161aが形成され、後部延出部168の後端に縦ダクト127に接続される後端接続部168aが形成されている。
このように、主ダクト本体156は、フロントフォーク11側とメインフレーム166側とに揺動自在に二分割されている。なお、符号167aは後部前後延出部167の後端部の底(主ダクト本体156で最も低い部分である。)に形成されたドレン口、167bはドレン口167aに開けられたドレン孔であり、ドレン孔167bから内部に入り込んだ雨水を排出する。
雨天の場合には、フロント走行風取入れ口シャッター157をスライドさせて閉じ、カバー内ダクト124内に雨水が入り込まないようにする。
雨天の場合には、フロント走行風取入れ口シャッター157をスライドさせて閉じ、カバー内ダクト124内に雨水が入り込まないようにする。
車体フレーム165は、フロントフォーク11を操舵自在に支持するヘッドパイプ171と、このヘッドパイプ171から後方斜め下方に延びるメインフレーム166とを備える。
図6は本発明に係るシートを示す平面図であり、シート16は、運転者が座るシートクッション16cと、運転者が背中をもたせ掛ける背もたれ部16aとからなり、シートクッション16cの前端部に設けられた矩形状のシート走行風取入れ口121と、シートクッション16cの座面16bの後部、詳しくは、座面16bと背もたれ部16aとの境よりも前側に設けられた台形状の走行風吹出し口122とを備える。
このように、シート16の座面16bに風を吹き出す走行風吹出し口122を設けることで、直接に走行風が当たりにくい運転者の臀部、腰及び背中に風を十分に当てることができ、特に夏季には運転者の臀部、腰部及び背中の蒸れを防止することができ、運転者に清涼感を与えることができる。
図7は本発明に係るフロントフォークの正面図であり、フロントフォーク11は、下端で車軸を介して前輪17を支持する左右一対のフォークパイプ53,54と、これらの左右のフォークパイプ53,54を連結するトップブリッジ181、ボトムブリッジ182及びアッパブリッジ183と、トップブリッジ181及びボトムブリッジ182のそれぞれの中央部に渡されてヘッドパイプ171に回動自在に挿入されたステアリングステム184とからなり、フロントフォーク11の上端部(即ち、アッパブリッジ183)は図2、図5に示したように、フロントカバー22の上端部まで延びている。
図7において、アッパブリッジ183は、上面にハンドルブラケット186,186が取付けられ、これらのハンドルブラケット186,186にバーハンドル21が取付けられている。
左右のフォークパイプ53,54の間で且つトップブリッジ181とアッパブリッジ183との間の空間188に、カバー内ダクト124の前端部、即ち、主ダクト本体156の前後延出部161が配置されている。
このように、フロントフォーク11の空間188に主ダクト本体156の前後延出部161を配置することで、車体前部のスペースを有効利用することができる。
主ダクト本体156は、ヘッドパイプ171及びメインフレーム166を跨ぐように左右に張り出して配置されている。
主ダクト本体156は、ヘッドパイプ171及びメインフレーム166を跨ぐように左右に張り出して配置されている。
以上の図1、図2、図5、図7に示したように、本発明は、フロントカバー22に、走行風を取り入れるフロント走行風取入れ口22cが設けられ、左右のフォークパイプ53,54と、これらの左右のフォークパイプ53,54を連結する複数のブリッジ部材としてのトップブリッジ181、アッパブリッジ183とで囲まれた空間188にフロント走行風取入れ口22cに接続された導風ダクトとしてのカバー内ダクト124が配置されるので、左右のフォークパイプ53,54と、これらの左右のフォークパイプ53,54を連結するトップブリッジ181、アッパブリッジ183とで囲まれた空間188を利用してカバー内ダクト124を配置することができ、車体前部のスペースを有効利用することができる。
図8は本発明に係るヘッドランプを示す要部正面図であり、ヘッドランプ24は、フロントカバー22の前面に取付けられた縦長のハウジング52と、このハウジング52に縦に並ぶように上から順に取付けられたアッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24Lと、アッパランプ24U、ミドルランプ24M間、及びミドルランプ24M、ロアランプ24L間のハウジング52にそれぞれ取付けられた白色のLED24P,24Pと、これらのアッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24L、複数のLED24Pの前方を覆うようにハウジング52に取付けられた透明なレンズ58とからなる。
アッパランプ24Uは、表面が凸状の球面に形成されてハウジング52に取付けられた球面部24aと、この球面部24aに取付けられて各方向(球面の法線方向)に指向された複数の白色のLED55とからなる。
ミドルランプ24U及びロアランプ24Lは、球面部24aと複数のLED55とからなり、アッパランプ24Uとは複数のLED55の向きが異なる。
即ち、アッパランプ24Uに対してミドルランプ24Mは、複数のLED55の向きがやや下向きで、同様に、ミドルランプ24Mに対してロアランプ24Lは、複数のLED55の向きがやや下向きで、これらのアッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24Lは車両前方を照らす。
複数のLED24Pはポジションランプであり、黄昏時や夜間に点灯させて、車両前方の対向車や歩行者に自動二輪車10(図1参照)の幅や存在を知らせる。
即ち、アッパランプ24Uに対してミドルランプ24Mは、複数のLED55の向きがやや下向きで、同様に、ミドルランプ24Mに対してロアランプ24Lは、複数のLED55の向きがやや下向きで、これらのアッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24Lは車両前方を照らす。
複数のLED24Pはポジションランプであり、黄昏時や夜間に点灯させて、車両前方の対向車や歩行者に自動二輪車10(図1参照)の幅や存在を知らせる。
以上に示したように、ヘッドランプ24が複数のLED55で構成されることで、白熱電球を用いたヘッドランプに比べて、ヘッドランプ24の小型化、消費電力の低減及び長寿命化を図ることができる。
図2に戻って、アッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24L、複数のLED24P(図8参照)は、フロントフォーク11を構成する左右一対のフォークパイプ53,54の前方に且つフォークパイプ53,54の長手方向に沿うように設けられている。
以上の図1、図2、図5、図7、図8に示したように、本発明は、車体フレーム165側に設けられたヘッドパイプ171にステアリングステム184を介してフロントフォーク11が操舵自在に取付けられ、このフロントフォーク11を構成する左右一対のフォークパイプ53,54の下端で前輪17が支持され、ヘッドパイプ171の前方がフロントカバー22で覆われ、このフロントカバー22にヘッドランプ24が組み付けられた鞍乗り型車両10の灯火器配置構造において、フロントフォーク11の上端でバーハンドル21が支持されるとともに、フロントカバー22がフロントフォーク11の上端まで延出されてフロントフォーク11と一体に回転するように取付けられ、ヘッドランプ24が、フォークパイプ53,54に沿うようにフロントカバー22の前面22eに組み付けられているので、フロントフォーク11上端でバーハンドル21を支持するため、ステアリグ系の中央部のスペースを設けながらバーハンドル21を転舵でき、フロントカバー22内のフォークパイプ53,54間に大きな部品を配置することができる。
また、ヘッドランプ24が左右のフォークパイプ53,54に沿って配置されるため、フロント系の大きな部品を配置しながらも、発光面積を大きくしやすく、被視認性を高めることができる。
更に、フロントカバー22がフロントフォーク11に取付けられるため、フロントカバーがハンドルポストに取付けられる従来構造と比べて剛性が高くなり、フロントカバー22の板厚を抑えるなど小型化して成形することができる。
図9(a),(b)は本発明に係るヘッドランプの作用を示す作用図である。
(a)はヘッドランプ24,24をハイビーム(走行ビーム)に切り換えたときの状態を示している。ヘッドランプ24,24のそれぞれの縦に並んだアッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24Lの全部が点灯(点灯したランプにはクロスハッチングを施している。)されている。
このように、アッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24Lを全て点灯させることで、車両前方のより遠くをより明るく照らすことができる。
(a)はヘッドランプ24,24をハイビーム(走行ビーム)に切り換えたときの状態を示している。ヘッドランプ24,24のそれぞれの縦に並んだアッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24Lの全部が点灯(点灯したランプにはクロスハッチングを施している。)されている。
このように、アッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24Lを全て点灯させることで、車両前方のより遠くをより明るく照らすことができる。
(b)はヘッドランプ24,24をロービーム(すれ違いビーム)に切り換えたときの状態を示している。ヘッドランプ24,24のそれぞれの縦に並んだアッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24Lのうち下側のミドルランプ24M、ロアランプ24Lが点灯(点灯したランプにはクロスハッチングを施し、消灯しているランプは白抜きで示している。)されている。
このように、3つのランプの一部を点灯させて、車両前方の近傍の路面に必要な明るさを確保する。
このように、3つのランプの一部を点灯させて、車両前方の近傍の路面に必要な明るさを確保する。
本発明は、以上の図2、図9に示したように、ヘッドランプ24が、点灯されるランプ(アッパランプ24U、ミドルランプ24M、ロアランプ24L)の個数を変化させることで、ハイビームとロービームとに切り換えられるので、ハイビームとロービームとを簡単な構造で容易に切り換えることができ、コストを抑えることができる。
図10は本発明に係るウインカの側面図であり、ウインカ26は、フロントカバー22に取付けられたハウジング211と、このハウジング211に取付けられたLED支持部212と、このLED支持部212に取付けられたLED群213,214と、これらのLED支持部212及びLED群213,214の前方及び側方を覆うようにハウジング211の外側に取付けられた透明なレンズ216とからなる。
LED群213は、複数の光源としての橙色のLED217からなり、主に車両前方に光を放つ。LED群213の複数のLED217は、図2に示したように、フロントフォーク11のフォークパイプ53,54に沿うように配置されている。
図10において、LED群214は、複数のLED217からなり、主に車両側方に光を放つ。
図10において、LED群214は、複数のLED217からなり、主に車両側方に光を放つ。
図2に戻って、ウインカ26は、フォークパイプ53,54の前方に且つフォークパイプ53,54の長手方向に沿うように配置され、ウインカ26のLED217をフォークパイプ53,54に沿わせて縦に配置することで、ウインカ26の前面22eの下部の左右であって前輪17の側方のスペースにコンパクトに配置することができる。
また、ウインカ26に光源としてLED217を用いることにより、白熱電球に比べて、ウインカ26としての光量を確保しつつ消費電力を抑えることができ、また、寿命を延ばすことができる。
本発明は、以上の図2、図10に示したように、フロントカバー22の下部左右に下方に延びる垂下部22a,22bが設けられ、ウインカ26を構成する複数のLED217が、垂下部22a,22bに且つ左右のフォークパイプ53,54に沿うように配置されているので、ウインカ26の幅を小さくすることができ、垂下部22a,22bが前輪17の側方に配置された狭い部分であっても、ウインカ26を垂下部22a,22bにコンパクトに配置することができ、更に、複数のLED217を縦に並べることで視認性を増すことができる。
図11は本発明に係るリヤコンビネーションランプを説明する要部背面図であり、リヤコンビネーションランプ56は、ラゲッジボックス14に取付けられた縦長のハウジング221と、このハウジング221に縦に並ぶように取付けられた2つのアッパランプ222,222と、ハウジング221に下側のアッパランプ222より下方に位置するように取付けられたロアランプ223と、アッパランプ222,222間及びアッパランプ222、ロアランプ223間のハウジング221にそれぞれ取付けられた橙色のLED224,224と、これらのアッパランプ222,222、ロアランプ223及び4つのLED224の車両後方及び車両側方を覆うようにハウジング221に取付けられた透明なレンズ226とからなる。
アッパランプ222は、円形のLED支持部231と、このLED支持部231の中央部に設けられた凸面としての球面部232に取付けられた複数の赤色のLED233とからなり、複数のLED233は、球面部232に取付けられて各方向(球面の法線方向)を向き、テールランプ及びストップランプの機能を果たす。
即ち、複数のLED233の全てが点灯しつつ各LED233の光量を少なくしたときにはテールランプとして機能し、複数のLED233の全てが点灯しつつ各LED233の光量を多くしたときにはストップランプとして機能する。
あるいは、複数のLED233のうちの一部が点灯し且つ残りが消灯しているときにはテールランプとして機能し、複数のLED233の全てが点灯したときにはストップランプとして機能する。
ロアランプ223は、LED支持部236と、このLED支持部236の中央部に取付けられた橙色のLED237とからなり、ウインカとして機能し、主に車両後方に光を放つ。
LED224は、橙色で、ウインカとして機能し、車両後方及び車両側方に光を放つ。
LED224は、橙色で、ウインカとして機能し、車両後方及び車両側方に光を放つ。
レンズ226は、透明で、背面226aと、この背面226aから一体に側方に回り込むように形成された側面226bとからなり、ウインカとしてのロアランプ223及びLED224の光が車両後方及び車両側方から視認可能となっている。
尚、本実施形態では、図2に示したように、ウインカ26をフロントカバー22の垂下部22a,22bに配置したが、これに限らず、垂下部22a,22bの上方のサイドカバー23の前面に、フォークパイプ53,54に沿うように配置してもよい。
また、図2において、ヘッドランプをフロントカバー22の前面22eに、フロントフォーク11のトップブリッジ181、ボトムブリッジ182又はアッパブリッジ183の前方であってトップブリッジ181、ボトムブリッジ182又はアッパブリッジ183に沿うように横に配置してもよい。
本発明の灯火器配置構造は、鞍乗り型車両に好適である。
10…鞍乗り型車両、11…フロントフォーク、17…前輪、22…フロントカバー、22a,22b…垂下部、22c…フロント走行風取入れ口、24…ヘッドランプ、26…ウインカ、53,54…フォークパイプ、55…LED、124…導風ダクト(カバー内ダクト)、165…車体フレーム、171…ヘッドパイプ、181,183…ブリッジ部材(トップブリッジ、アッパブリッジ)、184…ステアリングステム、188…空間、217…LED。
Claims (5)
- 車体フレーム側に設けられたヘッドパイプにステアリングステムを介してフロントフォークが操舵自在に取付けられ、このフロントフォークを構成する左右一対のフォークパイプの下端で前輪が支持され、前記ヘッドパイプの前方がフロントカバーで覆われ、このフロントカバーにヘッドランプが組み付けられた鞍乗り型車両の灯火器配置構造において、
前記フロントフォークの上端でバーハンドルが支持されるとともに、前記フロントカバーがフロントフォークの上端まで延出されてフロントフォークと一体に回転するように取付けられ、
前記ヘッドランプは、前記フォークパイプに沿うように前記フロントカバーの前面に組み付けられていることを特徴とする鞍乗り型車両の灯火器配置構造。 - 前記フロントカバーに、走行風を取り入れる走行風取入れ口が設けられ、前記左右のフォークパイプと、これらの左右のフォークパイプを連結する複数のブリッジ部材とで囲まれた空間に前記走行風取入れ口に接続された導風ダクトが配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の灯火器配置構造。
- 前記ヘッドランプは、複数のLEDで構成されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の灯火器配置構造。
- 前記フロントカバーの下部左右に下方に延びる垂下部が設けられ、ウインカを構成する複数のLEDが、前記垂下部に且つ前記左右のフォークパイプに沿うように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両の灯火器配置構造。
- 前記ヘッドランプは、点灯されるLEDの個数を変化させることで、ハイビームとロービームとが切り換えられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の灯火器配置構造。
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JP2008015672A JP2009173220A (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | 鞍乗り型車両の灯火器配置構造 |
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---|---|---|---|---|
JP2011201495A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗り型車両の前部構造 |
JP2013063707A (ja) * | 2011-09-19 | 2013-04-11 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両のウインカ構造 |
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2008
- 2008-01-25 JP JP2008015672A patent/JP2009173220A/ja active Pending
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US9868484B2 (en) | 2014-06-11 | 2018-01-16 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Straddled vehicle |
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