JP2013112164A - 自動二輪車の前部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体の前部にライセンスプレート82を取付けた自動二輪車の前部構造において、車体に取付けられ車体前方に配置されるヘッドランプ71を支持するステー92と、このステー92から一体的に車両前方に延出されライセンスプレート82が取付けられるライセンスプレート取付部83と、ステー92に取付けられヘッドランプ71の周囲を囲うフロントカウル91とを備えている。ライセンスプレート取付部83の前端部84は、車両側面視で、フロントカウルの下端部126より前方に位置する。
【選択図】図6
Description
ライセンスプレートを後部に設けるか、前部に設けるかによって、ライセンスプレートの支持構造は異なる。
前部にライセンスプレートを取付ける自動二輪車の前部構造が提案されてきた(例えば、特許文献1(図2、図3)参照。)。
ヘッドランプ(26)の外側に樹脂製のハウジング(166)が設けられ、このハウジング(166)の下端に下部支持部(174)が一体に形成される。そして、この下部支持部(174)にライセンスプレートステー(28)がボルト(188)で固定される。 このライセンスプレートステー(28)は車両前方に延ばされ、このライセンスプレートステー(28)にライセンスプレート(31)が取付けられる。
フロントカウル(78)でライセンスプレートステー(28)の側方が覆われるため、車両前部の外観性が高められる。
しかし、近年、自動二輪車の小型、軽量化が求められる中、フロントカウルの小型化が望まれる。
ライセンスプレートは、車両正面視で、開口と重ならないように取付けられる
ことを特徴とする。
ステーはヘッドランプを支持する部材であるから、十分に大きく、外観形状を整えることができる。仮に、小さなパーツをボルトで結合したのでは外観性が低下する。
すなわち、本発明によれば、ライセンスプレートを前部に備える自動二輪車において、外観性を損なうことなく、フロントカウルを小型化することができる自動二輪車の前部構造が提供される。
また、ステーにライセンスプレート取付部を一体化することで、部品点数を減らすことができる。
ライセンスプレートはフロントカウルの下端部より前方にあるため、車両の前方からライセンスプレートが見易くなる。
車両を前から見るとライセンスプレート取付部がフロントカウルの下端部に重なって見える。車両を前から見るとライセンスプレートが、フロントカウルの下端部に付いているように見え、ライセンスプレートとフロントカウルが一体化し、車両前部の外観性が向上する。
車両を前から見るとフロントカウルの下端部がライセンスプレート取付部に繋がっているように見え、車両前部の外観性が向上する。
見かけ上、フロントカウルの下端部がライセンスプレート取付部に繋がっている。フロントカウルの下端部が振れるときにはライセンスプレート取付部が支えとなり、また、ライセンスプレート取付部が振れるときにはフロントカウルが支えとなる。結果、ライセンスプレート取付部のばたつき及びフロントカウルの下端部のばたつきが抑えられる。
ライセンスプレートで邪魔されることなく、走行風が開口から取り入れられる。
加えて、請求項6では、開口の後方にヘッドランプが配置される。開口から取り入れた走行風がヘッドランプに当たるため、ヘッドランプが効果的に冷却される。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11の前部に設けられ前輪13を操向可能に支持する前輪懸架部15と、車体フレーム11の後部に設けられ後輪14を上下揺動可能に支持する後輪懸架部16と、車体フレーム11に懸架され後輪14を駆動するエンジン18と、車体フレーム11に取付けられエンジン18の上方に位置する燃料タンク21と、車体フレーム11に取付けられ燃料タンク21の後方に位置し乗員が座るシート22とを備える。
図2に示すように、前カバー部73の上部に、スピードメータ等のメータ141を含む計器類81が設けられ、前カバー部73の前部にヘッドランプ71が設けられ、このヘッドランプ71の下方にライセンスプレート82が取付けられるライセンスプレート取付部83が設けられる。つまり、自動二輪車の車体70の前部に、ライセンスプレート82が取付可能とされる。ここで、車体70に、車体フレーム11又は車体フレーム11に装着されているカバー類を含む。
図3に示すように、前カバー部73に、ライセンスプレート取付部83が設けられ、このライセンスプレート取付部83の左右端部にライセンスプレート82が締結される左右の座部85L、85Rが設けられる。これらの左右の座部85L、85Rの上方に走行風を前カバー部73の内部に取り入れる左右の開口87L、87Rが設けられ、これらの左右の開口87L、87Rの間に、同じく走行風を前カバー部73の内部に取り入れる中央開口88が設けられる。前カバー部73から左右外方へ左右のウインカー72L、72Rが延びている。
図4に示すように、前カバー部73は、フロントカウル91と、このフロントカウル91を車両後方から裏打ちすると共にフロントカウル91を車体側に取付けるステー92とからなる。
図5に示すように、前カバー部73の前端に、ヘッドランプ71が設けられ、このヘッドランプ71を囲うようにフロントカウル91が設けられ、このフロントカウル91に、後方に延びてスピードメータ等の計器類81を覆う日よけ部99(バイザー部99)が設けられている。
ヘッドランプ71の上端に設けた上ブラケット部103は、フロントカウル91の内面上部に車両後方に延びている庇部105に支持される。
フロントカウル91の上部に、ステー92のメータパネル部108及び計器類81がメータねじ109で締結される。
図8に示すように、ステー92は、トップブリッジ43への締結穴111、111が設けられるステー本体部113と、このステー本体部113の上部に形成され計器類(図6、符号81)が装着されるメータパネル108と、ステー本体部113の下部から前方に延びている前延設部115と、この前延設部115に含まれるライセンスプレート取付部83とを主要素とする。すなわち、ステー92にメータパネル108が含まれる。
凹部118の車幅方向左右に、フロントカウル91の一部が嵌合する嵌合部119L、119Rが設けられる。
また、ライセンスプレート取付部の前端部84は、車両側面視で、フロントカウルの下端部126より上方に位置している。
フロントカウル91は、車両側面視で、ヘッドランプ71との境界部120とフロントカウルの下端部126の間に車両後方へ凸になるように湾曲する湾曲部131を備え、この湾曲部131にフロントカウル91の内部に走行風を取り入れる開口(中央開口88)が設けられている。
また、ライセンスプレート82は、車両正面視で、左右の開口87L、87Rと及び中央開口88とほぼ重ならないように取付けられる。
前カバー部73は、車体70に取付けられ車体前方に配置されるヘッドランプ71を支持するステー92と、このステー92に含まれると共にステー92から一体的に車両前方に延出されライセンスプレート82が取付けられるライセンスプレート取付部83と、ステー92に取付けられヘッドランプ71の周囲を囲うフロントカウル91とからなる。
図9に示すように、ライセンスプレート取付部83は、ステー92から一体的に車両前方に延出される。
また、ステー92にライセンスプレート取付部83を一体化することで、部品点数を減らすことができる。
Claims (9)
- 車体(70)の前部にライセンスプレート(82)を取付けた自動二輪車の前部構造において、
前記車体(70)に取付けられ車体(70)前方に配置されるヘッドランプ(71)を支持するステー(92)と、このステー(92)から一体的に車両前方に延出され前記ライセンスプレート(82)が取付けられるライセンスプレート取付部(83)と、前記ステー(92)に取付けられ前記ヘッドランプ(71)の周囲を囲うフロントカウル(91)と、を備えていることを特徴とする自動二輪車の前部構造。 - 前記ライセンスプレート取付部(83)の前端部(84)は、車両側面視で、前記フロントカウル(91)の下端部(126)より前方に位置することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前部構造。
- 前記ライセンスプレート取付部(83)の前端部(84)は、車両側面視で、前記フロントカウル(91)の下端部(126)より上方に位置することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前部構造。
- 前記ライセンスプレート取付部(83)の前端部(84)の後方にて、前記ステー(92)に下方に凹ませた凹部(118)が備えられ、この凹部(118)に前記フロントカウル(91)の下端部(126)が収納されることを特徴とする請求項1又は請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
- 前記凹部(118)に下方に延びる突部(128)が延ばされ、この突部(128)に車両後方から前記フロントカウル(91)の下端部(126)を当て嵌合させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の自動二輪車の前部構造。
- 前記フロントカウル(91)は、車両側面視で、前記ヘッドランプ(71)との境界部(120)と前記フロントカウル(91)の下端部(126)の間に車両後方へ凸になるように湾曲する湾曲部(131)を備え、この湾曲部(131)に前記フロントカウル(91)の内部に走行風を取り入れる開口(87L、87R、88)が設けられ、
前記ライセンスプレート(82)は、車両正面視で、前記開口(87L、87R、88)と重ならないように取付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。 - 前記ステー(92)は、前記ヘッドランプ(71)の少なくとも後方を覆い前方へ開放した板状の後壁(134)を備え、前記フロントカウル(91)を前記ステー(92)の開放部(135)に接続し、前記ヘッドランプ(71)を収納する室を構成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
- 前記ステー(92)は、その下端にフロントフォーク(45)のブリッジ部(44)に取付けられる固定部(47b)を備え、その固定部(47b)から前方に延びる前記ライセンスプレート取付部(83)は、補強リブ(136)を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
- 前記ステー(92)は、その上壁(138)に開口(137)を設け、メータ(141)を前記上壁(138)の下方に配置すると共に、前記開口(137)に前記メータ(141)の表示面を臨ませるように支持することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
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