JP5681677B2 - ガラス製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラスの製造方法に関する。また本発明は、フラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス基板、特に液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板の製造方法に関する。
従来より、ガラス溶解炉における溶融ガラスの加熱方法として、ガス火焔の輻射熱と直接通電方式が用いられている。直接通電方式では、対向する電極間で溶融ガラスが通電され、通電の際に発生するジュール熱により溶融ガラスが加熱される。
前記、FPD用のガラス基板のガラスの製造でも、溶融ガラスの加熱方法として、前記、ガス火焔と直接通電方式が用いられてきた。
しかしながら、FPD用のガラス基板のうち、アルカリ金属含有成分が少量に制限されているガラス、または実質的にアルカリ金属成分を含まない無アルカリガラスは、電気抵抗が高いことから、直接通電方式による加熱(直接通電加熱)を行うためには、電極を大型化する必要がある。このとき、直接通電加熱の電極として、従来から使用されてきた白金は、希少金属で高価であることから、電極を大型化する際にコスト的な問題があった。特許文献1(特開2003−292323)では、白金に比べ安価な電極材料である酸化錫やモリブデンを電極に用いている。
しかしながら、酸化錫やモリブデンを用いた電極は、溶融ガラスと接触した部分が浸食によって減耗してしまう問題がある。一般に、ガラス溶解炉は耐火物を積層した構造であり、前記酸化錫やモリブデン電極は周囲を耐火性物に囲まれた状態で、ガラス溶解炉の壁に組み込まれている。このとき、前記酸化錫やモリブデン電極が浸食により減耗すると、前記酸化錫やモリブデン電極の上に積層されている耐火物が崩落し、前記ガラス溶解炉が使用できなくなる場合がある。
そこで、本発明の課題は、電極を備えた炉の延命を可能にするガラスの製造方法を提供することである。
本発明に係るガラスの製造方法は、少なくとも一対の電極と複数の耐火物を積層してなした溶解炉に、ガラス原料を導入してガラスを溶解するガラスの製造方法において、前記一対の電極は高温下で導電性のある金属を含む材料からなり、電極の先端が所定の位置になるように、電極が押圧により移動可能なように周囲の耐火物によって保持されていることを特徴とする。
また、電極が電極の先端が所定の位置になるように、押圧により移動可能であるので、電極が浸食されても電極の上に積層された耐火物の崩落を防ぐことが出来る。したがって、本発明は、電極を備えたガラス溶解炉の延命を可能にするガラスの製造方法を提供することができる。また、前記、所定の位置とは、電極の先端がガラス溶解炉の内側の壁面近傍の位置であることが好ましい。電極の先端が前記ガラス溶解炉の内側の壁面近傍に位置していれば、電極が浸食されても電極の上に積層された耐火物が崩落すことがない。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、前記高温下で導電性のある金属が、酸化錫、モリブデン、酸化ジルコニウム、のうちから少なくとも1種を含むことが好ましい。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、溶解炉において前記耐火物の崩落防止手段が施されることが好ましい。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、崩落防止手段は、前記電極の後方に隣接して別の電極を配置することが好ましい。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、溶解炉における溶融ガラスの温度が1500℃以上であることが好ましい。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、電極が複数個の電極を一体化した複合体であることが好ましい。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、電極が複数個の電極を一体化した複合体であって、溶解炉の外から押圧することが好ましい。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、少なくとも一対の電極と複数の耐火物を積層してなした溶解炉にガラス原料を導入してガラスを溶解するガラスの製造方法において、前記一対の電極は導電性のある金属を含む材料からなり、前記電極の先端が所定の位置になるように、移動可能なように周囲の耐火物によって保持された前記電極を、所定の位置に移動させる際、前記電極と周囲の前記耐火物の間隙に存在するガラスを加熱する工程を含む。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、少なくとも一対の電極と複数の耐火物を積層してなした溶解炉に、ガラス原料を導入してガラスを溶解するガラスの製造方法において、前記一対の電極は導電性のある金属を含む材料からなり、電極の先端が所定の位置になるように、電極は、溶解炉内のガラスの内圧に抗う力が付与されて保持されている。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、得られたガラスをシート状に成形し、フラットパネルディスプレイ用のガラス基板を製造することができる。
本発明に係るガラスの製造方法を用いれば、電極を備えたガラス溶解炉において、前記電極が溶融ガラスの浸食によって減耗しても、電極の上に積層されている耐火物が崩落せず、炉の延命を可能にするガラスの製造方法を提供することができる。
ガラスの製造装置のブロック図及びガラス製造工程のフロー図。 溶解槽(溶解炉)の詳細図。 電極の詳細図。 電極の移動にかかるイメージ図。 新たな電極の追加にかかるイメージ図。 変形例のイメージ図。
以下、添付の図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明は本発明の一例に関するものであり、本発明はこれらによって限定されるものではない。
(1)全体構成
以下、本発明に係るガラスの製造方法の一実施形態として、フラットパネルディスプレイのガラス基板用のガラス板の製造方法を説明する。
(1−1)ガラスの原料
本発明に従ってガラス板を製造するには、まず所望のガラス組成となるようにガラス原料を混合する。例えば、フラットパネルディスプレイ、特に液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板を製造する場合は、以下の組成を有するように原料を混合するのが好適である。
(a)SiO2:50〜70質量%、
(b)B23:5〜18質量%、
(c)Al23:10〜25質量%、
(d)MgO:0〜10質量%、
(e)CaO:0〜20質量%、
(f)SrO:0〜20質量%、
(o)BaO:0〜10質量%、
(p)RO:5〜20質量%(但し、Rは、Mg、Ca、SrおよびBaから選ばれる少なくとも1種である)、
(q)R’ 2O:0〜2.0質量%(但し、R’は、Li、Na、およびKから選ばれる少なくとも1種である)、
(r)酸化錫、酸化鉄、および、酸化セリウムなどから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物を合計で0.05〜1.5質量%。
(1−2)ガラス製造工程の概要
ガラスを製造するための各工程の概要を、図1を参照しながら以下に説明する。
まず溶解工程が行われ、当該工程では、前記の組成となるように混合されたガラスの原料が、溶解槽101に供給され、1500℃以上に加熱される。加熱された原料は、溶解し、溶融ガラスとなる。
次の清澄工程では、前記の溶融ガラスが清澄槽102にて清澄される。具体的には、清澄槽102において溶融ガラスが加熱され、溶融ガラス中に含まれるガス成分が、気泡を形成し、あるいは、気化して溶融ガラスの外へ抜け出る。
次の攪拌工程では、溶融ガラスが攪拌槽103において、攪拌槽103が備える攪拌翼(図示せず)により撹拌されることにより均質化される。
次の成形工程では、溶融ガラスが成形装置104へ供給される。成形装置104において、ガラスは、板状のガラスに成形される。本実施形態では、溶融ガラスは、オーバーフローダウンドロー法により連続的にシート状に成形される。成形されたシート状のガラスは、切断され、ガラス板となる。
(2)詳細構成
(2−1)溶解槽詳細
図2を参照しながら溶解槽101について以下に説明する。
溶解槽101は、耐火性レンガ等の耐火物により構成された液槽Bと上部空間Aとを備える。溶解槽101は、対になった電極200(片方は図示されていない)と複数の耐火性レンガ111cを積層した構成であり、前記電極と前記耐性レンガは前記溶解槽を構成する部材となっている。溶解槽101の上部空間Aの壁面には、燃料と酸素等のガスとを燃焼して火焔を発するバーナー300が設けられている。バーナー300は、燃焼したガスによって上部空間Aを構成する耐火物を加熱し、高温となった耐火物から発せられる輻射熱をもってガラス原料を加熱し溶解させる。液槽Bには、対向する2つの壁111a、111bに対になった電極200(片方は図示されていない)が複数対設けられている。対になった電極200(片方は図示されていない)は、溶解槽101の液槽Bの互いに対向する壁111a、111bに設置されている。具体的には、壁111aには、壁111bに設置された電極200それぞれに対向する位置に、図示されていない電極200が設置されている。ここで、電極200の対は、正電極と負電極に分かれており、正負電極間に電流を流す構造となっている。またこのとき、液槽Bの底面に正負共有電極を設けて、壁面の電極と底面の正負共有電極が対になるような構造としてもよい。図2には、3対の電極200(片方は図示されていない)が設けられている様子が示されている。対になった電極200により、溶融ガラスは通電され、ジュール熱を溶融ガラス自体から発生させる。溶解槽101では、溶融ガラスは、1500℃以上に加熱される。
壁111は、図3に示されているように耐火性レンガ111cと電極201aが複数積層されて構成されている。電極200は、電極201aを複数積層して一体の電極200としたものであり、耐火性レンガ111cとの間に組み込まれ、耐火性レンガ111cにより保持されている。具体的には、電極200の後述する複数の電極201aが耐火性レンガ111cの上に積層される。複数の電極201aの上には、更に複数の電極201aが積層される。積層された電極201aの周囲には、耐火性レンガ111cが積層され、電極201aを保持する。さらに、当該電極201aの上にも耐火性レンガ111cが積層される。耐火性レンガ111cそれぞれは、略直方体の形状をしており、電極201aも略直方体をしている。耐火性レンガ111cと電極201aとは、それぞれの平面で接する。隣接する当該平面同士が構成する角は、90℃或いは、略90℃になっている。このため、電極201aと耐火性レンガ111cとの間には、ほとんど隙間ができない。溶解槽101は溶解槽101内の溶融ガラスGにより溶解槽101の外に向けて圧力を受ける。そのため、溶解槽101の外壁には、図示しないジャッキ等により、溶解槽101の内に向けて押す一定の圧力がかけられている。なお、積層された耐火性レンガ111cそれぞれ及び電極201aそれぞれの間には、接着材料となるような材料は用いないが、必要に応じて接着材料を使用しても良い。
(2−2)電極の詳細
図3を参照しながら、電極200および電極201aについて説明する。なお、以下では、溶解槽101において、壁111を起点にして、溶融ガラスGがある側を内又は内側、当該内側の反対側を外又は外側とする。
図3は、電極200が設置された部分の壁111を拡大したイメージ図である。電極200は、図3に示されているように、複数の電極201aを有する。電極201aは、酸化錫からなる焼成体、或いは酸化錫を主成分として含む焼成体であり、直方体に近い形状をしている。電極201aの長手方向の一端(以下、末端とする。)には、電極201aを電源に接続するための金属製のコネクター202が取り付けられている。電極201aは、末端が壁111の外を向き、電極201aの末端に対向する他端(以下、先端とする。)が、壁111よりも内側にある溶融ガラスGに向くように耐火性レンガ111cの間に組み込まれている。図3に示されている電極200は、水平に3本並べた電極201aを鉛直方向に4段積んだ合計12本の電極201aを有している。各電極201aの先端は、壁111の溶解槽101内の溶融ガラスGに接する鉛直面(図4に示す壁面X)と同じ位置か、或いは、壁面Xよりも溶融ガラスGに突出した位置にあるように設置されている。
なお、溶融ガラスGと接する電極201aの先端は、溶解槽101内の溶融ガラスGにより溶解槽101の外に向けて圧力を受ける。そのため、電極201aの末端には、図示しないジャッキ等により、溶解槽101の内に向けて押す一定の圧力がかけられている。即ち、溶解槽内101の溶融ガラスの内圧に抗う力が付与されて保持されている。
(2−3)耐火物の崩落防止手段
以下に、本発明に係る耐火物の崩落防止手段について説明する。なお、以下では、溶解槽101において、壁111を起点にして、溶融ガラスGがある側を内又は内側、当該内側の反対側を外又は外側とする。
上述のとおり、溶解槽101にて溶融ガラスが1500℃以上に加熱されるが、溶融ガラスを通電させる電極200を構成する電極201aも通電によるジュール熱や高温の溶融ガラスに接することにより加熱される。加熱された電極201aは、
電極201aが浸食され、減耗すると、電極201aの先端が壁面Xよりも外側に位置するようになる。上述のとおり、電極201aの上には、複数の耐火性レンガ111cが積層されている。したがって、電極201aが減耗すると、その上に積層されている耐火性レンガ111cが崩落する危険がある。また、電極201aの先端が壁面Xよりも外側に位置する状態では、溶融ガラスよりも壁111を構成する耐火性レンガ111cのほうが通電されやすくなり、壁111は、電極200が設置されている部分の周りから浸食される。
そこで、電極201aの先端が浸食及び減耗によって、壁面Xよりも外側に位置しないように、電極201aの先端が壁面Xと同じ位置になるように、或いは、壁面Xよりも内側、即ち溶融ガラスG側に突出するように調節する。具体的には、まず、電極201aを加熱する。電極201aは、末端から空気が吹き付けられて冷却されているから、当該冷却を停止すれば、電極201aは、加熱される。上述のとおり、電極201aと耐火性レンガ111cとの間は、殆ど隙間がないが、それでも、電極201aと耐火性レンガ111cとの間に溶融ガラスが少し侵入し、固まっている。当該ガラスは、電極201aを加熱することにより加熱され、粘性が下がる。粘性が低下したガラスは、電極201aと耐火性レンガ111cとの間の摩擦を和らげる潤滑材となる。次に、複数の電極201aを一括してジャッキ等により壁111の外から壁111の内、即ち溶解槽101内の溶融ガラスGに向けて押し、移動させる。このとき複数の電極201aを溶解炉の外から均一に押圧する。前記、押圧は、ウォームジャッキを用いて、電極201の移動に必要な押圧を得ることができる。また、前記必要な押圧は、炉内の溶融ガラス液圧、酸化電極重量から必要な荷重を算出することができる。これにより、電極201aの上に積層された耐火性レンガ111cの崩落、即ち溶解槽101の壁111の崩落をなるべく防止することができる。しかし、電極201aが浸食され続けると、やがては電極201aが減耗され、壁面Xまで、或いは、それよりも内側まで移動させる電極201aが無くなる。そこで、新たな電極を電極200の後方に配置する。具体的には、例えば、図5(a)に示すように電極201aが、浸食され、減耗し、電極201aの末端が、壁111の外側の面から突出しないようになった後、或いは、その前に、図5(b)に示されているように電極201aとは別の新たな電極201である電極201bを、その先端が、電極201aの末端に接するように設置する。つまり、既存の電極201aの末端に新たな別の電極201bを継ぎ足す。継ぎ足した電極201bが、浸食され減耗すれば、また新たな電極201bを継ぎ足すことを繰り返せばよい。これにより、電極201aの寿命が尽きても、耐火性レンガ111cの崩落、即ち壁111の崩落をなるべく防ぐことができる。即ち、電極200及び溶解槽101を延命させることができる。
電極201aの末端に新たな別の電極201bを継ぎ足す際には、電極201aそれぞれの末端に取り付けられたコネクター202が取り外される。電極201aの末端に新たな別の電極201bが継ぎ足されると、継ぎ足された電極201bの末端にコネクター202が取り付けられる。継ぎ足された電極201bの末端は、ジャッキ等により電極201aの末端に向けて一定の圧力で押され、電極201aの末端と、電極201bの先端とが、接するようにされる。
なお、コネクター202が取り外されている間、当該電極200からの通電を停止しなければならないが、電極200が複数対設置されている図2に示すように3対の電極200を備えた溶解槽101の場合には、1対の電極200ごとに、新たな電極201の継ぎ足しを行えば良い。これにより、溶融ガラスGの温度をなるべく下げずに、電極201の継ぎ足しを行なうことができる。
(3)特徴
(3−1)
前記実施形態では、電極200は、積層された耐火性レンガ111cの間に設置され、耐火性レンガ111cにより保持されている。つまり、電極200は、耐火性レンガ111cに直接、接している。これにより、溶解槽101の壁111に隙間をなるべく作らないようにすることが出来ている。
(3−2)
前記実施形態では、電極200を構成する電極201が浸食され、減耗すると、電極201aを溶解槽101内の溶融ガラスG側に移動させ電極201aの先端が所定の位置に位置するようにする。所定の位置とは、電極の先端がガラス溶解炉の内側の壁面近傍の位置を指す。ガラス溶解炉の内側の壁面近傍の位置とは、具体的には、壁111の内側の壁面Xと同じ位置或いは、それよりも内側が望ましいが、積層された耐火性レンガ111cが崩落しない程度の位置であれば、壁111の壁面Xよりも外側であってもよい。これにより、壁111の耐火性レンガ111cの崩落をできるだけ防止し、溶解槽101を延命することが出来ている。なお、電極の先端が壁111の内側の壁面Xよりも内側に突出し過ぎると、電極の浸食量が多くなり、電極の寿命が短くなり、溶解炉を延命させる観点から望ましくない。
(3−3)
前記実施形態では、電極201aの末端に新たな電極201bが継ぎ足される。即ち、電極200の後方に隣接して別の電極を配置する。つまり、電極201aが減耗しても、次々に新たな電極201である電極201bが継ぎ足され、電極200が延命される。これにより、壁111の耐火性レンガ111cの崩落をできるだけ防止し、溶解槽101を延命することが出来ている。
(3−4)
前記実施形態では、電極200は、複数の電極201から構成されている。これにより、電極201それぞれよりも大きな電極200を簡便な方法で構成することが出来ている。
(4)変形例
(4−1)
上記実施形態においては、電極201aの末端に新たな電極201bを継ぎ足す場合、当該末端に取り付けられているコネクター202を取り外さなければならなかった。しかし、他の実施形態においては、コネクター202をより取り外し易く構成してもよい。例えば、図6に示されているように、複数の電極201のコネクター204をまとめて一体のフレーム等に取り付けたコネクター・ユニット203を電極201の末端に接するように電極201の末端に対してジャッキ等で押し付けても良い。具体的には、例えば、金属製或いは木等の絶縁体製の細長い部材を格子状に組んだフレームに複数の金属製のコネクター204を取り付ける。複数のコネクター204の電極201との接点部分は、同一平面上に並ぶように当該格子状のフレームに取り付けられる。複数のコネクター204の電極201との接点部分は、電極200の有する複数の電極201の配列と同じ間隔で配置される。このように構成されたコネクター・ユニット203を、各コネクター204の前記接点部分と各電極201の末端とが接するように電極201の末端に対してジャッキ等で押し付ける。こうすることにより、複数の電極201のコネクター204を一括して素早く着脱することができ、電極201の継ぎ足しが素早く行える。したがって、溶解槽101内の溶融ガラスGの温度をなるべく下げずに電極201の継ぎ足しが行える。
(4−2)
上記実施形態においては、電極201は、酸化錫製であった。しかし、他の実施形態においては、電極201は、高温下で導電性のある金属であれば、他の金属製でもよく、電極201は、酸化錫、モリブデン、酸化ジルコニウム、のうちから少なくとも1種を含むと好適である。
(4−3)
上記実施形態において、熔融ガラスGへの電極201の溶出が速いと、電極201および熔解炉101の寿命が短くなるので、電極201の溶出量を減らすことが好ましい。電極201の溶出量は、電極201の温度が高いほど大きくなるので、電極201の温度を低くすることにより、電極201の溶出量を抑制することができる。
電極201の溶出量を減らすために、電極201の先端は、壁面Xと同じ位置、或いは、壁面Xより外側に配置させることが望ましい。壁面Xは、熔解炉101の内壁面であり、熔融ガラスGと接触する耐火性レンガ111cの表面である。「壁面Xと同じ位置」とは、壁面Xから電極201の先端までの最短距離が5mm未満であることを意味する。「壁面Xより外側である」とは、電極201の先端が、好ましくは、壁面Xから5mm以上外側に配置され、より好ましくは、壁面Xから7mm以上外側に配置され、さらに好ましくは、壁面Xから10mm以上外側に配置されることを意味する。また、熔融ガラスGが熔解炉101から漏れ出すことを防止するために、電極201の先端は、熔解炉101の外壁面から、好ましくは、10mm以上、より好ましくは、15mm以上、さらに好ましくは、20mm以上離れている。
電極201を、壁面Xと同じ位置、或いは、壁面Xより外側に配置させることにより、電極201と熔融ガラスGとの接触面積が小さくなり、かつ、熔融ガラスGより低温の熔解炉101の外壁面に電極201の先端が近付くので、熔融ガラスGと接触している電極201の表面の温度を低くすることができ、電極201の溶出量を減らすことができる。なお、熔解炉101の外壁面は、冷却されていてもよい。また、この場合、電極201の先端の角部に流れる電流密度が減少して、電極201の先端の角部の温度が低くなるので、電極201の溶出量を減らすことができる。
電極201の溶出量を減らす観点では、電極201の先端を、壁面Xより外側に配置させることが好ましい。これにより、電極201の先端を壁面Xと同じ位置に配置させる場合より、電極201の温度をさらに低下させることができるので、電極201の溶出をさらに抑えることができる。例えば、最初に電極201の先端を壁面Xより外側に配置し、浸食により電極201の先端がさらに外側に位置した後、電極201の先端が壁面Xより外側に位置するように電極201を押し込んでもよい。
また、電極201および耐火性レンガ111cの溶出量を減らす観点では、電極201の先端を、壁面Xと同じ位置に配置させることが好ましい。電極201の先端を壁面Xより外側に配置させると、耐火性レンガ111cの角部が集中的に浸食されて、耐火性レンガ111cからジルコニア等の異物が溶出される可能性が高くなるが、電極201の先端を壁面Xと同じ位置に配置させるより、これを抑制することができる。例えば、最初に電極201の先端を壁面Xと同じ位置に配置し、浸食により電極201の先端が壁面Xより外側に位置した後、電極201の先端が壁面Xと同じ位置になるように電極201を押し込んでもよい。
また、他の例として、最初に電極201の先端を壁面Xと同じ位置に配置し、浸食により電極201の先端が壁面Xより外側に位置した後、電極201の先端が壁面Xより外側に位置するように電極201を押し込んでもよく、また、最初に電極201の先端を壁面Xより外側に配置し、浸食により電極201の先端がさらに外側に位置した後、電極201の先端が壁面Xと同じ位置になるように電極201を押し込んでもよい。
100 ガラス製造装置
101 溶解槽(溶解炉)
111、111a、111b 壁
111c 耐火性レンガ(耐火物)
200 電極
201、201a、201b 電極
202、204 コネクター
特開2003−292323

Claims (12)

  1. 少なくとも一対の電極と複数の耐火物を積層してなした溶解炉に、ガラス原料を導入してガラスを溶解するガラスの製造方法において、
    前記一対の電極は高温下で導電性のある金属を含み、
    前記電極の先端が所定の位置になるように、前記電極が押圧により移動可能なように周囲の耐火物によって保持され
    前記電極の前記先端と対向する末端は、取り外し可能なコネクターが取り付けられていることを特徴とする、
    ガラスの製造方法。
  2. 前記高温下で導電性のある金属が、酸化錫、モリブデン、酸化ジルコニウム、のうちから少なくとも1種を含むことを特徴とする
    請求項1に記載のガラスの製造方法。
  3. 前記溶解炉において前記耐火物の崩落防止手段が施されることを特徴とする、
    請求項1、2の何れかに記載のガラスの製造方法。
  4. 前記崩落防止手段は、前記電極の前記末端に取り付けられている前記コネクターを取り外し、前記電極の後方に隣接して別の電極を配置し、前記別の電極の前記末端に前記コネクターを取り付けることを特徴とする、
    請求項3に記載のガラスの製造方法。
  5. 前記溶解炉における溶融ガラスの温度が1500℃以上であることを特徴とする、
    請求項1〜請求項4の何れかに記載のガラスの製造方法。
  6. 前記電極が複数個の電極を一体化した複合体であり、
    前記複数個の電極のそれぞれの前記末端には前記コネクターが取り付けられ、
    前記複合体である前記電極の前記末端は、前記複数個の電極の前記コネクターがまとめて取り付けられているコネクターユニットが押し付けられていることを特徴とする、
    請求項1〜請求項5の何れかに記載のガラスの製造方法。
  7. 前記電極が複数個の電極を一体化した複合体であって、溶解炉の外から押圧することを特徴とする、
    請求項1〜請求項6の何れかに記載のガラスの製造方法。
  8. 前記電極の先端の前記所定の位置は、溶融ガラスと接触する前記耐火物の面と同じ位置、または、前記耐火物の面より内側であることを特徴とする、
    請求項1〜請求項7の何れかに記載のガラスの製造方法。
  9. 前記電極の先端の前記所定の位置は、溶融ガラスと接触する前記耐火物の面と同じ位置、または、前記耐火物の面より外側であることを特徴とする、
    請求項1〜請求項7の何れかに記載のガラスの製造方法。
  10. 一対の電極と複数の耐火物を積層してなした溶解炉にガラス原料を導入してガラスを溶解するガラスの製造方法において、
    前記一対の電極は高温下で導電性のある金属を含み、
    前記電極の先端が所定の位置になるように、移動可能なように周囲の耐火物によって保持された前記電極を、所定の位置に移動させる際、前記電極と周囲のレンガの間隙に存在するガラスを加熱する工程を含み、
    前記電極の前記先端と対向する末端は、取り外し可能なコネクターが取り付けられていることを特徴とする、
    ガラスの製造方法。
  11. 少なくとも一対の電極と複数の耐火物を積層してなした溶解炉に、ガラス原料を導入してガラスを溶解するガラスの製造方法において、
    前記一対の電極は高温下で導電性のある金属を含み、
    前記電極の先端が所定の位置になるように、前記電極は、溶解炉内のガラスの内圧に抗う力が付与されて保持され
    前記電極の前記先端と対向する末端は、取り外し可能なコネクターが取り付けられていることを特徴とする、
    ガラスの製造方法。
  12. 請求項1〜請求項11の何れかに記載のガラスの製造方法を用いて製造されたガラスをシート状に成形し、
    フラットパネルディスプレイ用のガラス基板を製造する方法。
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