JP2017178709A - ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置 - Google Patents

ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】長期間使用できる継ぎ足し電極であっても電極の破損を抑制できるガラス基板の製造方法等を提供する。
【解決手段】熔解槽101に貯留される熔融ガラスMGに電流を流して通電加熱する少なくとも一対の酸化錫からなる電極208を有し、電極208は、熔解槽101の側壁に形成された貫通孔210aに設置される第1の電極208aと、第1の電極208aの後端面208cに継ぎ足される第2の電極208bとから構成され、電流が流れる方向に対して垂直方向において、第2の電極208bの断面積は第1の電極208aの断面積より小さく、第2の電極208bの一端から第1の電極208aの一端までの差寸法は第1の電極208aの一端から耐火物までの隙間寸法より小さく、第2の電極208bの後端面208eを押圧して、電極208を熔融ガラスMG方向に押し出すガラス基板の製造方法。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置に関する。
ガラス基板は、工業的には、ガラス原料を熔融して生成させた熔融ガラスを成形して製造される。一般に、ガラス基板の製造装置は、ガラス原料から熔融ガラスを生成させる熔融部(熔融槽)と、熔融ガラスをガラス基板へと成形する成形部(成形装置)と、熔融部と成形部との間を熔融ガラスが移送可能であるように接続する移送部(移送管)とを備え、必要に応じ、熔融ガラスが内包する微小な気泡を除去する清澄槽等から構成される中間部をさらに備えている。中間部を備えた装置では、熔融部と中間部、中間部と成形部、場合によっては中間部を構成する各槽の間、を移送部がそれぞれ連結する。
ガラス原料を熔解して熔融ガラスをつくるとき、熔融ガラスの液面上に投入されたガラス原料は、バーナー等の火炎により熔解される。具体的には、ガラス原料は、バーナー等により加熱された炉壁の熱輻射や高温化した気相雰囲気により次第に熔解を始め、下方の熔融ガラスに溶けて行く。一方、熔融ガラスは、熔融部(熔融槽)に蓄えられ、熔融ガラスと接触する一対の電極を用いて通電される。この通電により、熔融ガラス自身はジュール熱を発し、このジュール熱が熔融ガラス自身を加熱する。熔解槽に用いる電極に使用する材料として、白金や白金ロジウム合金、モリブデン、酸化錫等の耐熱性材料を使用することが知られている(特許文献1)。
酸化錫を用いた電極は、熔融ガラスと接触した先端の部分が浸食によって減耗し、経時的に短小化してしまう。浸食により電極の先端の位置が所定の位置よりも後退すると、熔解槽の壁により多くの電流が流れて、熔解槽の壁が浸食されるおそれがある。そのため、電極が浸食されてその先端の位置が所定の位置よりも後退したら、電極の先端が所定の位置になるように、電極を熔解槽の内側へ向けて押し込む必要がある。
特開2003−292323号公報
経時的に短小化してしまう電極を長期間使用するためには、使用期間に応じた長さを有する電極が必要となる。このため、電極が所定の長さになるように電極を継ぎ足す方法がある。しかしながら、酸化錫は衝撃に弱く、電極を押し込む際に電極の継ぎ足し部分が破損する場合がある。そして、破損した電極が熔融ガラスに入り込むことにより、成形するガラス基板に品質不良が起こる場合があった。
そこで、本発明は、長期間使用できる継ぎ足し電極であっても電極の破損を抑制できるガラス基板の製造方法及びガラス基板の製造装置の提供を目的とする。
本発明の一態様は、ガラス原料が熔解され生成される熔融ガラスを貯留する熔解槽と、前記熔融ガラスからガラス基板を成形する成形装置とを備えるガラス基板の製造方法であって、
前記熔解槽は、複数の耐火物が積層されて構成され、前記熔解槽に貯留される熔融ガラスに電流を流して通電加熱する少なくとも一対の電極を有し、
前記電極は、前記熔解槽の側壁に形成された貫通孔に設置される第1の電極と、前記第1の電極の後端面に継ぎ足される第2の電極とから構成され、
前記電流が流れる方向に対して垂直方向において、前記第2の電極の断面積は前記第1の電極の断面積より小さく、前記第2の電極の一端から前記第1の電極の一端までの差寸法は前記第1の電極の一端から前記耐火物までの隙間寸法より小さく、
前記第2の電極の後端面を押圧して、前記電極を熔融ガラス方向に押し出す、
ことを特徴とする。
前記第1の電極の後端面側の角部は曲面形状からなる、ことが好ましい。
前記第2の電極の一端から前記耐火物までの隙間寸法は5mm以下である、ことが好ましい。
前記第1の電極の底面と前記第2の電極の底面との高さ位置は一致する、ことが好ましい。
本発明の他の一態様は、ガラス原料が熔解され生成される熔融ガラスを貯留する熔解槽と、前記熔融ガラスからガラス基板を成形する成形装置とを備えるガラス基板の製造装置であって、
前記熔解槽は、複数の耐火物が積層されて構成され、前記熔解槽に貯留される熔融ガラスに電流を流して通電加熱する少なくとも一対の電極を有し、
前記電極は、前記熔解槽の側壁に形成された貫通孔に設置される第1の電極と、前記第1の電極の後端面に継ぎ足される第2の電極とから構成され、
前記電流が流れる方向に対して垂直方向において、前記第2の電極の断面積は前記第1の電極の断面積より小さく、前記第2の電極の一端から前記第1の電極の一端までの差寸法は前記第1の電極の一端から前記耐火物までの隙間寸法より小さい、
ことを特徴とする。
上述の態様のガラス基板の製造方法及びガラス基板の製造装置によれば、長期間使用できる継ぎ足し電極であっても電極の破損を抑制できる。
本実施形態の製造方法のフローを示す図である。 ガラス基板の製造装置の概略図である。 図1に示す熔解工程を行う熔解槽を説明する図である。 図3に示すxyz直交座標系のxz平面における電極体近傍の断面図である。 同直交座標系のxy平面おける電極体近傍の断面図である。 同直交座標系のx方向から見た電極体近傍の正面拡大図である。 第2の電極体要素の後端面側から見た電極サイズの違いを示す図である。 第1の電極体要素と第2の電極体要素との上面側の接合面の拡大図である。
以下、本発明のガラス基板の製造方法について説明する。
(ガラス基板の製造方法の全体概要)
図1は、本実施形態のガラス基板の製造方法の工程の一例を示す図である。ガラス基板の製造方法は、熔解工程(ST1)、清澄工程(ST2)、均質化工程(ST3)、供給工程(ST4)、成形工程(ST5)、徐冷工程(ST6)、および、切断工程(ST7)を主に有する。この他に、研削工程、研磨工程、洗浄工程、検査工程、梱包工程等を有してもよい。製造されたガラス基板は、必要に応じて梱包工程で積層され、納入先の業者に搬送される。
熔解工程(ST1)では、ガラス原料を加熱することにより熔融ガラスを作る。
清澄工程(ST2)では、熔融ガラスが昇温されることにより、熔融ガラス中に含まれる酸素、CO2あるいはSO2を含んだ泡が発生する。この泡が熔融ガラス中に含まれる清澄剤(酸化スズ等)の還元反応により生じた酸素を吸収して成長し、熔融ガラスの液面に浮上して放出される。その後、清澄工程では、熔融ガラスの温度を低下させることにより、清澄剤の還元反応により得られた還元物質が酸化反応をする。これにより、熔融ガラスに残存する泡中の酸素等のガス成分が熔融ガラス中に再吸収されて、泡が消滅する。清澄剤による酸化反応及び還元反応は、熔融ガラスの温度を制御することにより行われる。
なお、清澄工程は、熔融ガラスに存在する泡を減圧雰囲気で成長させて脱泡させる減圧脱泡方式を用いることもできる。減圧脱泡方式は、清澄剤を用いない点で有効である。しかし、減圧脱泡方式は装置が複雑化及び大型化する。このため、清澄剤を用い、熔融ガラス温度を上昇させる清澄方法を採用することが好ましい。
均質化工程(ST3)では、スターラを用いて熔融ガラスを撹拌することにより、ガラス成分の均質化を行う。これにより、脈理等の原因であるガラスの組成ムラを低減することができる。均質化工程は、後述する撹拌槽において行われる。
供給工程(ST4)では、撹拌された熔融ガラスが成形装置に供給される。
成形工程(ST5)及び徐冷工程(ST6)は、成形装置で行われる。
成形工程(ST5)では、熔融ガラスをシートガラスに成形し、シートガラスの流れを作る。成形には、オーバーフローダウンドロー法が用いられる。
徐冷工程(ST6)では、成形されて流れるシートガラスが所望の厚さになり、内部歪が生じないように、さらに、反りが生じないように冷却される。
切断工程(ST7)では、徐冷後のシートガラスを所定の長さに切断することで、板状のガラス基板を得る。切断されたガラス基板はさらに、所定のサイズに切断され、目標サイズのガラス基板が作られる。
図2は、本実施形態における熔解工程(ST1)〜切断工程(ST8)を行うガラス基板の製造装置の概略図である。ガラス基板の製造装置は、図2に示すように、主に熔解装置100と、成形装置108と、切断装置109と、を有する。熔解装置100は、熔解槽101と、清澄管102と、攪拌槽103と、移送管104、105と、ガラス供給管106と、を有する。
図2に示す熔解槽101には、図示されないバーナー等の加熱手段が設けられている。熔解槽には清澄剤が添加されたガラス原料が投入され、熔解工程(ST1)が行われる。熔解槽101で熔融した熔融ガラスは、移送管104を介して清澄管102に供給される。
清澄管102では、熔融ガラスMGの温度を調整して、清澄剤の酸化還元反応を利用して熔融ガラスの清澄工程(ST2)が行われる。具体的には、清澄管102内の熔融ガラスが昇温されることにより、熔融ガラス中に含まれる酸素、CO2あるいはSO2を含んだ泡が、清澄剤の還元反応により生じた酸素を吸収して成長し、熔融ガラスの液面に浮上して気相空間に放出される。その後、熔融ガラスの温度を低下させることにより、清澄剤の還元反応により得られた還元物質が酸化反応をする。これにより、熔融ガラスに残存する泡中の酸素等のガス成分が熔融ガラス中に再吸収されて、泡が消滅する。清澄後の熔融ガラスは、移送管105を介して攪拌槽103に供給される。
攪拌槽103では、攪拌機107によって熔融ガラスが攪拌されて均質化工程(ST3)が行われる。攪拌槽103で均質化された熔融ガラスは、ガラス供給管106を介して成形装置108に供給される(供給工程ST4)。
成形装置108では、オーバーフローダウンドロー法により、熔融ガラスからシートガラスSGが成形され(成形工程ST5)、徐冷される(徐冷工程ST6)。
切断装置109では、シートガラスSGから切り出された板状のガラス基板が形成される(切断工程ST7)。
(熔解槽の構成)
図3は、熔解工程(ST1)を行う熔解槽101を説明する図である。
熔解槽101は、耐火レンガである耐火物部材により構成された壁210を有する。熔解槽101は、壁210で囲まれた内部空間を有する。熔解槽101の内部空間は、上記空間に投入されたガラス原料が熔解してできた熔融ガラスMGを加熱しながら収容する液槽Bと、熔融ガラスMGの上層に形成され、ガラス原料が投入される、気相である上部空間Aとを有する。
上部空間Aの壁210には、燃料と酸素等を混合した燃焼ガスが燃焼して火炎を発するバーナー206が設けられる。バーナー206は火炎によって上部空間Aの耐火物部材を加熱して壁210を高温にする。ガラス原料は、高温になった壁210の輻射熱により、また、高温となった気相の雰囲気により加熱されて熔解する。
熔解槽101の液槽Bの向かい合う壁210,210には、それぞれ3つの貫通孔210aが設けられている。貫通孔210aには、酸化錫あるいはモリブデン等の耐熱性を有する導電性材料で構成された3対の電極体208が配置されている。本実施形態においては、電極体208は酸化錫により構成されている。3対の電極体208はいずれも、貫通孔210aを通して熔解槽101の外側から液槽Bの内壁面に向かって延びている。
3対の電極体208のそれぞれの対のうち、図中奥側の電極体は図示されていない。3対の電極体208の各対は、熔融ガラスMGを通してお互いに対向するように、貫通孔210aに配置されている。各対の電極体208は、正電極、負電極となってこの電極間の熔融ガラスMGに電流を流す。この通電により熔融ガラスMGにジュール熱が発生し、熔融ガラスMGは自ら発するジュール熱により加熱される。熔解槽101では、熔融ガラスMGは例えば1500℃以上に加熱される。加熱された熔融ガラスMGは、ガラス供給管を通して清澄槽202へ送られる。
本実施形態では、熔解槽101には3対の電極体208が設けられるが、1対、2対あるいは4対以上の電極体が設けられてもよい。すなわち、本実施形態では、少なくとも一対の貫通孔210a,210aの各々に電極体208を設けた熔解槽101を用い、熔解槽101に収納したガラスを熔解する。
以下、鉛直方向をz軸とし、xy平面が水平面であるxyz直交座標系を用いて説明する。図3に示すように、熔解槽101の液槽Bの向かい合う壁210,210は、yz平面と平行に設けられている。
図4は、熔解槽101の電極体208及び貫通孔210a近傍のxz平面に平行な断面図である。図5は、電極体208及び貫通孔210a近傍のxy平面に平行な断面図である。図6は、電極体208及び貫通孔210a近傍をx方向から見た正面拡大図である。図4から図6では、電極体208に設けられるコネクタ等の図示は省略されている。
図4及び図5に示すように、熔解槽101の壁210は、耐火レンガである耐火物部材が積層されて構成されている。壁210には、貫通孔210aが設けられている。貫通孔210aの中心軸C1及び貫通孔210aの壁面は、x軸と平行に設けられている。すなわち、貫通孔210aの中心軸C1及び貫通孔210aの壁面は、yz平面と平行な壁210と垂直に設けられている。
この貫通孔210aに電極体208が挿入されて設置されている。すなわち、電極体208は、液槽Bの内壁面に向かって延びて、壁210を構成する電極体208周りの耐火物部材、具体的には、電極体208の図中の下方、上方、及び側方にある耐火物部材によって保持されている。図4及び図5において、電極体208の中心軸C2は、貫通孔210aの中心軸C1と一致している。
電極体208は、設置時に、先端面208fの位置が液槽Bの内壁面(壁210の内表面)の位置P0に合せられている。すなわち、電極体208の先端面208fと熔解槽101の内壁面とは段差なく隣接している。すなわち、先端面208fは、液槽Bの内壁面と同一の平面上に配置することができる。なお、電極208の先端面208fは、ある程度、貫通孔210aから液槽Bの内側に突出するように配置しても良いが、先端面208fの位置を液槽Bの内壁面の位置P0に合せることで、電極体208の浸食および熔解槽101の壁210を構成する耐火物部材の浸食を低減することができる。熔融ガラスMG自ら発するジュール熱により加熱される。熔解槽101では、熔融ガラスMGは例えば1500℃以上に加熱される。加熱された熔融ガラスMGは、ガラス供給管104を通して清澄槽202へ送られる。
電極体208は、熔融ガラスMGを通電加熱することで、熔融ガラスMGに接する先端部が熔融ガラスMGによって浸食されて磨耗し、図4及び図5に示すように、先端面208fの位置が液槽Bの内壁面の位置P0よりも熔解槽101の外側へ後退していく。このように、電極体208の先端面208fが液槽Bの内壁面から貫通孔210aの内側に窪んだ状態になると、対向する電極体208,208間の電圧が上昇するだけでなく、電極体208の近傍の壁210が浸食されやすくなる。そのため、熔解槽101の外側には、電極体208を熔融ガラスMG方向へ押し込むための押圧構造220が設けられている。
電極体208は、例えば、白金、白金ロジウム合金、モリブデン、酸化錫等からなり、複数の長尺状の電極体要素208aを一方向に延びるように束ねた複合体であり、電極体要素208aの各々が熔融ガラスMGに通電する。電極体208は、熔解槽101の側壁に形成された貫通孔210aに設置される第1の電極体要素208a、第1の電極体要素208aの後端面208cに継ぎ足される第2の電極体要素208bとから構成される。
電極支持部235と接する第1の電極体要素208a、第2の電極体要素208bの底面は、底面の高さ位置が一致するように設置される。第1の電極体要素208aの先端面208f及び後端面208c、第2の電極体要素208bの先端面208d及び後端面208eは、電極体208の中心軸C1と垂直になるように構成されている。第1の電極体要素208aの後端面208c、第2の電極体要素208bの先端面208dは、電流が途切れなく流れるように密接(密着)ている。第2の電極体要素208bから第1の電極体要素208aに電流が流れればよく、第1の電極体要素208aと第2の電極体要素208bとを接続する方法は任意である。図4から図6では、縦方向に4段、横方向に4列、合計16本の電極体要素208aで構成されている。電極体要素208aからなる複合体としての電極体208は、本実施形態のように、縦方向に4段、横方向に4列、合計16本の電極体要素208aで構成されることに限定されず、合計本数、縦方向の段数、横方向の列数は特に制限されない。例えば、電極体208は、1つの電極体要素で構成されてもよい。
図7は、第2の電極体要素208bの後端面208e側から見た電極サイズの違いを示す図である。図8は、第1の電極体要素208aと第2の電極体要素208bとの上面側の接合面の拡大図である。第1の電極体要素208aは、壁210に設けられた貫通孔210aに設置され、第2の電極体要素208bは、第1の電極体要素208aの後端面208cに密接するように設置される。酸化錫等からなる電極体208は圧縮応力には強いが衝撃に弱いため、電極体208を押し込む際に電極体208が熔解槽101の壁210に接触すると、電極体208が破損するおそれがある。破損した電極体208が熔融ガラスMG内に入り込むと、成形するガラス基板に品質不良が起こる場合がある。特に、電極体が継ぎ足されている場合、電極体の接合面、電極体の角部において破損が起こりやすい。本実施形態では、第1の電極体要素208aの後端面208c、継ぎ足される第2の電極体要素208bの先端面208dに破損が起こりやすい。このため、電極体208に電流が流れる方向に対して垂直方向であるy−z平面において、第2の電極体要素208bの断面積が、第1の電極体要素208aの断面積より小さくなるように形成される。また、第1の電極体要素208aの後端面208cの外周に位置する上端、側端の角部208gが面取りされた曲面形状になるよう形成される。第2の電極体要素208bの先端面208dを第1の電極体要素208aの後端面208cに密着させて、第2の電極体要素208bの先端面208dが壁210に接触するのを抑制できるため、電極体208の押し込みによる第2の電極体要素208bの破損を抑制できる。また、第1の電極体要素208aの後端面208cの角部208gが曲面形状に面取りされているため、後端面208cと壁210とが接触しても第1の電極体要素208aの破損を抑制できる。
電極体208(第1の電極体要素208a及び第2の電極体要素208b)を熔融ガラスMG方向(−x軸方向)へ押し込むため、電極体208が可動できるように、第1の電極体要素208aと壁210との間には隙間G1が存在し、第2の電極体要素208bと壁210との間には隙間G2が存在する。第2の電極体要素208bの断面積は、第1の電極体要素208aの断面積より小さいため、隙間G2は隙間G1より大きい。また、第1の電極体要素208aの外形寸法と第2の電極体要素208bの外形寸法との差寸法、つまり、第2の電極体要素208bの上端の一端から第1の電極体要素208aの上端の一端までの差寸法G3が、第1の電極体要素208aと壁210との間には隙間G1より小さくなるように、第2の電極体要素208bは形成される。つまり、隙間G2>隙間G1>差寸法G3を満たすように、第1の電極体要素208a及び第2の電極体要素208bが形成され、設置される。熔解槽101から熔融ガラスMGが流れ込むため、隙間G1、隙間G2には熔融ガラスMGが存在する。隙間G1、隙間G2の寸法が一定以上になると、隙間G1、隙間G2から熔融ガラスMGが漏出するおそれがある。ここでは、隙間G1より隙間G2が広いため、隙間G2の寸法を一定以下にすることにより、熔融ガラスMGの漏出を抑制できる。隙間G2の寸法は、例えば、5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。第1の電極体要素208aの外形寸法と第2の電極体要素208bの外形寸法との差寸法G3が小さいほど、隙間G2が小さくなり、熔融ガラスMGが漏出するのを抑制できる。このため、隙間G1>差寸法G3の関係を満たすように、第1の電極体要素208a、第2の電極体要素208bのサイズを形成することにより、電極体208と壁210との間から熔融ガラスMGが漏出するのを抑制できる。
本実施形態では、熔解槽101には3対の電極体208が設けられるが、1対、2対あるいは4対以上の電極体が設けられてもよい。すなわち、本実施形態では、少なくとも一対の貫通孔210a,210aの各々に電極体208を設けた熔解槽101を用い、熔解槽101に収納したガラスを熔解する。
押圧構造(押圧部材)220は、電極体208の後端面208bに配置された水平治具221および垂直治具222と、垂直治具222に押圧力を作用させるウォームジャッキ223と、基準面設定装置224と、測定ゲージ225と、を備えている。
図6に示すように、水平治具221は、水平方向に隣接するすべての電極体要素208aに掛け渡され、電極体要素208aの最も上の段から最も下の段までの各段にそれぞれ設けられている。垂直治具222は、上下方向に隣接する水平治具221の各々に掛け渡されている。
図4及び図5に示すように、ウォームジャッキ223は、フランジ部223aと、押圧軸223bと、駆動部223cとを備えている。フランジ部223aは、熔解槽101の外側に設けられた不図示のフレーム状の構造体の任意の位置に固定できるように設けられ、ボルトなどにより電極体208に対向する面の傾きが調整できるようになっている。押圧軸223bは、フランジ部223aに対して垂直に設けられ、外周面に台形ネジが形成されている。駆動部223cは、歯車を有するウォームギアを備えている。歯車は、内周部に台形ネジが形成されて押圧軸223bの台形ネジに螺合されている。駆動部223cに不図示のハンドルを取り付けて回転させるとウォームギアの歯車が回転し、押圧軸223bが台形ネジの作用によりフランジ部223aと垂直な方向に前進及び後退する。ウォームジャッキ223は、押圧軸223bの先端を垂直治具222に当接させた状態で、押圧軸223bをx軸負方向に前進させることで、垂直治具222及び水平治具221を介して電極体208の後端面208bに押圧力を作用させる。本実施形態では、ウォームジャッキ223が1つ設置されているが、ウォームジャッキ223の設置数は2つ以上であっても良い。
図4に示すように、基準面設定装置224は、例えば市販のレーザー墨出し器あるいはレーザー水準器を用いることができる。基準面設定装置224は、本体224aから鉛直面および水平面に沿ってレーザー光を照射することで、周囲の空間に基準面あるいは基準線を設定できるように構成されている。本実施形態では、図3に示すように、熔解槽101の壁210と平行で、壁210から所定の距離D0だけ離れた鉛直面を基準面Rとして設定する。すなわち、基準面Rはyz平面と平行に設定されている。また、熔解槽101の壁210に設けられた貫通孔210aの中心軸C1及び貫通孔210aの壁面は、壁210と垂直に設けられている。そのため、基準面Rは、貫通孔210aの中心軸C1及び貫通孔210aの壁面に対して垂直である。
測定ゲージ(測定器)225は、2点間の距離を測定可能なゲージであり、電極体208の後端面208b上の任意の点と基準面Rとの距離を測定する。
図4及び図5に示すように、電極体208は、先端部が熔解槽101の液槽Bの壁210に設けられた貫通孔210aに挿入され、後端部が貫通孔210aから熔解槽101の外側に突出した状態で配置される。電極体208の後端部の下方には、熔解槽101の外側に突出した電極体208の少なくとも一部を、貫通孔210aの中心軸C1に交差するz方向から支持する電極支持台230が設けられている。
図4及び図6に示すように、電極支持台230は、台座部231と、昇降部232と、調節ネジ233と、絶縁部234と、電極支持部235と、により構成されている。台座部231は、調節ネジ233を介して昇降部232を支持している。昇降部232は、調節ネジ233により、鉛直方向(z方向)に昇降するように構成されている。昇降部232上には、絶縁体からなる絶縁部234が配置されている。絶縁部234上には、耐火レンガからなる電極支持部235が配置されている。電極支持台230は、調節ネジ233により昇降部232を昇降させて、電極支持部235を適切な高さにすることで、電極体208の中心軸C2が水平になるように電極体208を支持している。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1に示すガラス基板の製造方法の熔解工程(ST1)においては、熔解槽101の液槽Bの壁210の貫通孔210aに電極体208を配置した後、熔解槽101内にガラス原料が供給される。ガラス原料は、バーナー206が発する火焔によって加熱されて熔解して、熔融ガラスMGが液槽Bに蓄えられる。その後、電極体208を用いて熔融ガラスMGが通電加熱される。熔融ガラスMGの通電加熱を長期間継続すると、電極体208の先端部が熔融ガラスMGによって浸食される。これにより、図4及び図5に示すように、電極体208の先端面208fの位置が、初期の位置P0から貫通孔210aの内側へ後退する。
このように、少なくとも一対の貫通孔210aに酸化錫からなる電極体208を設けた熔解槽101に収納したガラスを熔解する方法においては、短小化した電極体208を熔解槽201内の熔融ガラスMG方向に押し出す工程が必要になる。電極体208を熔解槽101内の熔融ガラスMG方向に押し出す工程を続けることにより、図8に示すように、第1の電極体要素208aの後端面208cに継ぎ足された第2の電極体要素208bが、熔解槽101の壁210が設けられた位置まで押し出される。電極体208(第1の電極体要素208a、第2の電極体要素208b)の中心軸が、貫通孔210aの中心軸C1と一致するように電極体208が押し出されるが、電極体208は、鉛直面内において、その中心軸が、貫通孔210aの中心軸C1に対して傾く場合がある。また、電極体208は、水平面内において、その中心軸が、貫通孔210aの中心軸C1に対して傾く場合がある。電極体208の長さが長くなるほど、電極体208を均一に押し出すことが困難になり、電極体208が傾きやすくなる。電極体208が傾くことにより、電極体208と壁210とが接触して、電極体208が破損するおそれがある。特に、第1の電極体要素208aと第2の電極体要素208bとの接触領域(接合領域)には、電極のサイズ差、又は、電極体208の押し込み時に第1の電極体要素208aと第2の電極体要素208bとがずれることにより、段差が生じやすく、電極体208の破損が発生しやすい領域である。このため、本実施形態では、第1の電極体要素208aに継ぎ足される第2の電極体要素208bのサイズを第1の電極体要素208aより小さくする、つまり、電極体208に電流が流れる方向に対して垂直方向であるy−z平面において、第2の電極体要素208bの断面積が、第1の電極体要素208aの断面積より小さくなるように第2の電極体要素208bが形成される。また、第2の電極体要素208bとの接触面である第1の電極体要素208aの後端面208cの角部208gが面取りされた曲面形状になるよう形成される。第2の電極体要素208bのサイズを第1の電極体要素208aのサイズより小さく形成することにより、電極体208の押し込み時に第2の電極体要素208bの位置がずれた場合であっても、第2の電極体要素208bと熔解槽101の壁210とが接触しにくくなるため、電極体208が破損するのを抑制することができる。また、第1の電極体要素208aの後端面208cの角部208gを曲面形状にすることにより、角部208gと熔解槽101の壁210とが接触しにくくなり、また、角部208gの強度が増すため、電極体208が破損するのを抑制することができる。壁210と電極体208とが面で接触する場合と比べ、壁210と角部208gとが接触すると、角部208gに加わる圧力は大きくなるため、角部208gは特に破損しやすい。このため、第1の電極体要素208aの後端面208cの角部208gを曲面形状にすることにより、角部208gの破損を抑制できる。
電極体208(第1の電極体要素208a及び第2の電極体要素208b)を熔融ガラスMG方向(−x軸方向)へ押し込むため、電極体208が可動できるように、電極体208と壁210との間には隙間が存在する。第2の電極体要素208bのサイズを第1の電極体要素208aのサイズより小さく形成すると、第2の電極体要素208bと壁210との隙間G2は他の隙間より広いため、隙間G2から熔融ガラスMGが漏出するおそれがある。このため、本実施形態では、第2の電極体要素208bと壁210との隙間G2>第1の電極体要素208aと壁210との隙間G1>第1の電極体要素208aと第2の電極体要素208bとの差寸法G3、を満たすように、第1の電極体要素208a及び第2の電極体要素208bが形成され、設置される。電極体208と壁210との隙間の寸法が一定以上になると熔融ガラスMGが漏出しはじめるため、差寸法G3を小さくして、最も広い領域である隙間G2の寸法が一定以下になるように、第2の電極体要素208bが形成される。これにより、電極体208と壁210との間から熔融ガラスMGが漏出するのを抑制できる。
本実施形態が適用されるガラス基板は、例えば以下の組成を含む無アルカリガラスからなる。
SiO:55−80質量%
Al:8−20質量%
:0−18質量%
RO 0〜17モル%(ROはMgO、CaO、SrO及びBaOの合量)、
R’2O 0〜2モル%(R’2OはLi2O、Na2O及びK2Oの合量)。
SiO2は60〜75質量%、さらには、63〜72質量%であることが、熱収縮率を小さくするという観点から好ましい。
ROのうち、MgOが0〜10質量%、CaOが0〜10質量%、SrOが0〜10質量%、BaOが0〜10質量%であることが好ましい。
また、SiO2、Al23、B23、及びROを少なくとも含み、モル比((2×SiO2)+Al23)/((2×B23)+RO)は4.5以上であるガラスであってもよい。また、MgO、CaO、SrO、及びBaOの少なくともいずれか含み、モル比(BaO+SrO)/ROは0.1以上であることが好ましい。
また、質量%表示のB23の含有率の2倍と質量%表示のROの含有率の合計は、30質量%以下、好ましくは10〜30質量%であることが好ましい。
さらに、熔融ガラス中で価数変動する金属の酸化物(酸化スズ、酸化鉄)を合計で0.05〜1.5質量%含んでいることが好ましい。
AS23、Sb23、PbOを実質的に含まないことが好ましいが、これらを任意に含んでいてもよい。
また、ガラス中で価数変動する金属の酸化物(酸化スズ、酸化鉄)を合計で0.05〜1.5質量%含み、As、Sb及びPbOを実質的に含まないということは必須ではなく任意である。
本実施形態で製造されるガラス基板は、フラットパネルディスプレイ用ガラス基板を含むディスプレイ用ガラス基板に好適である。IGZO(インジウム、ガリウム、亜鉛、酸素)等の酸化物半導体を使用した酸化物半導体ディスプレイ用ガラス基板及びLTPS(低温度ポリシリコン)半導体を使用したLTPSディスプレイ用ガラス基板に好適である。また、本実施形態で製造されるガラス基板は、アルカリ金属酸化物の含有量が極めて少ないことが求められる液晶ディスプレイ用ガラス基板に好適である。また、有機ELディスプレイ用ガラス基板にも好適である。言い換えると、本実施形態のガラス基板の製造方法は、ディスプレイ用ガラス基板の製造に好適であり、特に、液晶ディスプレイ用ガラス基板の製造に好適である。その他、携帯端末機器などのディスプレイや筐体用のカバーガラス、タッチパネル板、太陽電池のガラス基板やカバーガラスとしても用いることができる。特に、ポリシリコンTFTを用いた液晶ディスプレイ用ガラス基板に好適である。
また、本実施形態で製造されるガラス基板は、カバーガラス、磁気ディスク用ガラス、太陽電池用ガラス基板などにも適用することが可能である。
以上、本発明のガラス基板の製造方法及びガラス基板の製造装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
100 熔解装置
101 熔解槽
102 清澄管
103 撹拌槽
104、105 移送管
106 ガラス供給管
200 成形装置
300 切断装置
MG 熔融ガラス
SG シートガラス

Claims (5)

  1. ガラス原料が熔解され生成される熔融ガラスを貯留する熔解槽と、前記熔融ガラスからガラス基板を成形する成形装置とを備えるガラス基板の製造方法であって、
    前記熔解槽は、複数の耐火物が積層されて構成され、前記熔解槽に貯留される熔融ガラスに電流を流して通電加熱する少なくとも一対の電極を有し、
    前記電極は、前記熔解槽の側壁に形成された貫通孔に設置される第1の電極と、前記第1の電極の後端面に継ぎ足される第2の電極とから構成され、
    前記電流が流れる方向に対して垂直方向において、前記第2の電極の断面積は前記第1の電極の断面積より小さく、前記第2の電極の一端から前記第1の電極の一端までの差寸法は前記第1の電極の一端から前記耐火物までの隙間寸法より小さく、
    前記第2の電極の後端面を押圧して、前記電極を熔融ガラス方向に押し出す、
    ことを特徴とするガラス基板の製造方法。
  2. 前記第1の電極の後端面側の角部は曲面形状からなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のガラス基板の製造方法。
  3. 前記第2の電極の一端から前記耐火物までの隙間寸法は5mm以下である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス基板の製造方法。
  4. 前記第1の電極の底面と前記第2の電極の底面との高さ位置は一致する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のガラス基板の製造方法。
  5. ガラス原料が熔解され生成される熔融ガラスを貯留する熔解槽と、前記熔融ガラスからガラス基板を成形する成形装置とを備えるガラス基板の製造装置であって、
    前記熔解槽は、複数の耐火物が積層されて構成され、前記熔解槽に貯留される熔融ガラスに電流を流して通電加熱する少なくとも一対の電極を有し、
    前記電極は、前記熔解槽の側壁に形成された貫通孔に設置される第1の電極と、前記第1の電極の後端面に継ぎ足される第2の電極とから構成され、
    前記電流が流れる方向に対して垂直方向において、前記第2の電極の断面積は前記第1の電極の断面積より小さく、前記第2の電極の一端から前記第1の電極の一端までの差寸法は前記第1の電極の一端から前記耐火物までの隙間寸法より小さい、
    ことを特徴とするガラス基板の製造装置。
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