JP5680455B2 - ホームドア装置 - Google Patents

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本発明は、駅のプラットホームに設置されるホームドア装置に関する。
ホームドア装置として、プラットホームにおける車両の乗客用の乗降口に対応する位置に設けられたホームドアと、ホームドアを収納可能なホームドア用戸袋と、を備え、ホームドアがホームドア用戸袋に収納された位置とホームドア用戸袋から引き出された位置との間を往復動するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−16280号公報
ところで、ホームドア装置は、鉄道車両の乗降口に対応する位置にホームドアが配置されるように、鉄道車両の構造に合わせて設計されている。このように設計されたホームドア装置では、以下のような問題が生じる。すなわち、駅により異なる湾曲形状を有するプラットホームにあっては、鉄道車両の乗降口に対応するようにホームドアを設置すると、隣接するホームドア用戸袋の間に間隙が生じることがある。この間隙は、補間部品によって補間されることになるが、補間部材は、ホームドア装置が設置されるプラットホーム毎にその形状(幅)が異なるため、間隙を測定して個々に設計する必要がある。そのため、手間やコストがかかるといった問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、プラットホームの形状に応じて効率的に設置することができるホームドア装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは、近年ホームドア装置に設けられている非常用脱出ドアに着目した。非常用脱出ドアは、ホームドアが設置された位置と鉄道車両の乗降口とが一致する位置に鉄道車両が停車しなかった場合に、車両からプラットホーム側に脱出するためのドアであり、ホームドア用戸袋の間に配置されている。本発明者らは、非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋の構成について検討し、本発明に至った。
すなわち、本発明に係るホームドア装置は、プラットホームにおける車両の乗降口に対応する位置に設けられたホームドアと、ホームドアを収納可能なホームドア用戸袋とを備えるホームドア装置であって、乗降口とは異なる位置に設けられた非常用脱出ドアと、非常用脱出ドアを収納可能な非常用脱出ドア用戸袋と、非常用脱出ドアのロック及びロックの解除を行う開施錠装置とを備え、非常用脱出ドアは、非常用脱出ドア用戸袋に収納されて脱出口を形成する収納位置と、非常用脱出ドア用戸袋から引き出されて脱出口を塞ぐ閉鎖位置との間を往復動し、開施錠装置は、非常用脱出ドアのロックを解除するときに操作されるロック解除部と、非常用脱出ドア用戸袋に設けられる係止部材と、係止部材に係止されて非常用脱出ドアのロック状態を維持すると共に、ロック解除部の操作に連動して係止部材との係止が解除されるロック解除部材と、非常用脱出ドアに設けられ、ロック解除部材を支持する支持部材とを有し、非常用脱出ドアには、支持部材を固定するための固定手段が挿通される貫通孔が設けられており、貫通孔は、非常用脱出ドアの往復動方向に延在する長孔であることを特徴とする。
このホームドア装置では、非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋を備えており、非常用脱出ドアには、ロック解除部材を支持する支持部材を固定する固定手段が挿通される貫通孔が設けられている。そして、貫通孔は、非常用脱出ドアの往復動方向に延在する長孔となっている。そのため、支持部材の取付け位置を往復動方向において移動させることができ、これにより、支持部材に支持されるロック解除部材と係止部材との係止位置を非常用脱出ドアの往復動方向に移動させることができる。その結果、支持部材の取り付け位置によって、非常用脱出ドアの引き出し量(移動量)を変更することができる。これにより、ホームドア装置をプラットホームに設置した際に間隙が生じた場合であっても、非常用脱出ドアの引き出し量を変更することにより、間隙を解消することができる。そのため、補間部材が必要なく、コスト及び手間を省くことができ、ホームドア装置を効率的に設置することができる。
また、開施錠装置において非常用脱出ドアのロックが解除されたときに、当該非常用脱出ドアを往復動方向において開く方向に移動させて隙間を形成する移動手段を更に備え、移動手段は、非常用脱出ドア用戸袋に設けられ、非常用脱出ドアがロック状態のときに、非常用脱出ドアを往復動方向において開く方向に付勢する付勢手段と、非常用脱出ドアに設けられ、非常用脱出ドアがロック状態のときに、開く方向において付勢手段に当接する当接部材とから構成されており、当接部材には、非常用脱出ドアに固定するための固定手段が挿通される貫通孔が設けられており、貫通孔は、非常用脱出ドアの往復動方向に延在する長孔である。
このような構成によれば、非常用脱出ドアのロックが解除されたときに、当該非常用脱出ドアを往復動方向において開く方向に移動させて隙間が形成されるため、ロックが確実に解除されていることを目視で確認できる。また、ロックを解除した後の操作として、非常用脱出ドアが開いた方向にスライドさせて移動させればよいことを乗客等が容易に認識できる。したがって、操作性の向上を図ることができる。
また、移動手段の当接部材に形成されている貫通孔が非常用脱出ドアの往復動方向に延在する長孔であるため、上記支持部材の取付け位置が変更されたときに、この変更に伴って当接部材の取付け位置も変更することができる。これにより、非常用脱出ドアの引き出し量が変更された場合であっても、非常用脱出ドアのロックが解除されたときの隙間を確実に形成することができる。
また、ロック解除部は、非常用脱出ドア用戸袋のプラットホーム側に設けられる第1ロック解除部と、非常用脱出ドア用戸袋の軌道側に設けられる第2ロック解除部とを有し、第1ロック解除部及び第2ロック解除部は、非常用脱出ドア用戸袋の高さ方向において同一直線上に配置されていると共に、その高さ位置が異なっており、ロック解除部材は、第1ロック解除部及び第2ロック解除部の配置方向に延在していることが好ましい。
このように、第1及び第2ロック解除部を非常用脱出ドア用戸袋の高さ方向において同一直線上に配置し、この配置方向に延在するロック解除部材とすることにより、支持部材の取り付け位置、すなわちロック解除部材を移動させた場合であっても、係止部材にロック解除部材を係止させることができる。これにより、非常用脱出ドアの引き出し量を変更することが可能となる。また、上記構成によれば、開施錠装置の幅を小さくすることができる。このように、開施錠装置をコンパクトにすることによって、非常用脱出ドアが開く量を増大させることができ、脱出口の幅をより確保することができる。
本発明によれば、プラットホームの形状に応じて効率的にホームドア装置を設置することができる。
本実施形態に係るホームドア装置の構成を概略的に示す平断面図である。 図1に示すホームドア装置の構成を概略的に示す正面図である。 ホームドア装置をプラットホーム側から示す斜視図である。 ホームドア装置を軌道側から示す斜視図である。 非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋の構成をプラットホーム側から示す斜視図である。 非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋の構成を軌道側から示す正面図である。 非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋の内部構成を示す正面図である。 非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋を往復動方向から見た図である。 開施錠装置及びダンパーを示す斜視図である。 開施錠装置を示す斜視図である。 開施錠装置を示す側面図である。 開施錠装置の構成部材を示す斜視図である。 ダンパーを示す斜視図である。 湾曲形状を有するプラットホームを示す図である。 従来のホームドア装置を示す斜視図である。 非常用脱出ドアの引き出し量を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1及び図2に示すように、ホームドア装置1は、プラットホームPにおける車両Cの乗客用の乗降口E1に対応する位置に設けられたホームドア3と、ホームドア3を収納可能なホームドア用戸袋5とを備えている。ホームドア3は、駆動機構(不図示)により、ホームドア用戸袋5に収納された位置とホームドア用戸袋5から引き出された位置との間を往復動する。ホームドア3は、一つの乗客用の乗降口E1に対して一対設けられている。一対のホームドア3は、互いに対向する方向に移動して引き出されることにより乗客の乗降通路が閉じられることとなり、互いに反対方向に移動してホームドア用戸袋5に収納されることにより上記乗降通路が開かれることとなる。
ホームドア装置1は、乗務員ドア7と、乗務員ドア用戸袋9とを備えている。乗務員ドア7は、乗客用の乗降口E1(ホームドア3)とは異なる位置に設けられている。乗務員ドア7及び乗務員ドア用戸袋9は車両Cの乗務員室に乗り降りする乗務員が通る乗降通路を開閉するための乗務員ドア及び乗務員ドア用戸袋であり、乗務員室(乗務員用の乗降口E2)に対して設けられている。
また、ホームドア装置1は、非常用脱出ドア10と、非常用脱出ドア用戸袋12とを備えている。非常用脱出ドア10及び非常用脱出ドア用戸袋12について、図3〜図8を参照して説明する。
図3は、ホームドア装置をプラットホーム側から示す斜視図であり、図4は、ホームドア装置を軌道側から示す斜視図である。図5は、非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋の構成をプラットホーム側から示す斜視図であり、図6は、非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋の構成を軌道側から示す正面図である。図7は、非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋の内部構成を示す正面図である。また、図8は、非常用脱出ドア及び非常用脱出ドア用戸袋を往復動方向から見た図である。
非常用脱出ドア10は、ホームドア3(ホームドア用戸袋5)の間に設けられている。非常用脱出ドア10及び非常用脱出ドア用戸袋12は、ホームドア3の設置位置と車両Cの乗降口E1とが一致しない位置において車両Cが停止(災害、電源OFF、停電、事故等による緊急停止)したときに、乗客が車両Cから脱出するために設けられている。すなわち、非常用脱出ドア10は、車両Cの乗降口E1とは異なる位置に設けられている。図1〜図4では、非常用脱出ドア10は閉状態とされている。
非常用脱出ドア用戸袋12は、非常用脱出ドア10を収納可能であり、ホームドア用戸袋5に隣接して設けられている。図7に示すように、非常用脱出ドア10には、レールGが設けられている。レールGは、非常用脱出ドア用戸袋12の下端部に配置されており、非常用脱出ドア10のスライド方向に直線状に伸びている。また、図8に示すように、非常用脱出ドア用戸袋12には、ガイド部材13,14が設けられている。ガイド部材13は、非常用脱出ドア用戸袋12内において、後述する非常用脱出ドア10におけるドア本体15の軌道T側の上部と当接するローラーであり、ガイド部材14は、ドア本体15のプラットホームP側の上部近辺と当接するローラーである。
非常用脱出ドア10は、ドア本体15を有している。ドア本体15は、外形が矩形形状を呈しており、中空状の板金製である。ドア本体15の軌道T側の下部には、非常用脱出ドア用戸袋12に設けられたレールG上を摺動可能に設けられたスライダー16が設けられている。非常用脱出ドア10(ドア本体15)は、非常用脱出ドア用戸袋12のレールGに摺動可能に支持されており、スライダー16がレールGに案内されて往復動することにより、非常用脱出ドア用戸袋12と平行な状態で往復動することとなる。これにより、非常用脱出ドア10は、非常用脱出ドア用戸袋12に収納されて脱出口Dを形成する収納位置(図5に示す状態)と、非常用脱出ドア用戸袋12から引き出されて脱出口Dを塞ぐ閉鎖位置(図3に示す状態)との間を往復動する。ドア本体15の幅は、ホームドア3の幅(例えば1000mm程度)よりも狭く設定されており、例えば800mm程度である。
ドア本体15の軌道T側の上端部には、カバー17が幅方向(スライド方向)に沿って設けられている。カバー17は、プラットホームP側から乗客等の手がドア本体15の軌道T側に侵入することを防止するために設けられている。カバー17は、例えば300mm程度の高さを有している。また、ドア本体15の幅方向の一端側(ホームドア用戸袋5側)には、複数(ここでは2つ)の取っ手18a,18bが設けられている。取っ手18a,18bは、軌道T側から非常用脱出ドア10を開閉する際に使用される。
非常用脱出ドア10及び非常用脱出ドア用戸袋12は、ホームドア3を収納可能である。ホームドア3は、非常用脱出ドア10が閉鎖位置、つまり脱出口Dを塞いでホームドア用戸袋5に当接している状態において開かれると、その一部が非常用脱出ドア10及び非常用脱出ドア用戸袋12の中空の空間に収納される。なお、非常用脱出ドア10が収納位置の状態、つまり脱出口Dが形成されている状態においては、ホームドア3は、ホームドア3と車両Cの乗降口E1が一致する位置に車両Cが停止していないので、動作可能であるが動作はしない。
図7に示すように、非常用脱出ドア10及び非常用脱出ドア用戸袋12には、開施錠装置22及びダンパー(移動手段)23が設けられている。開施錠装置22及びダンパー23について、図9〜図13を更に参照して説明する。図9は、開施錠装置及びダンパーを示す斜視図、図10は、開施錠装置を示す斜視図、図11は、開施錠装置を示す側面図、図12は、開施錠装置の構成部材を示す斜視図、図13は、ダンパーを示す斜視図である。
開施錠装置22は、第1ロック解除ボタン(第1ロック解除部)25と、第2ロック解除ボタン(第2ロック解除部)26と、ロックストッパー(係止部材)27と、ロック解除レバー(ロック解除部材)28と、ばね29とを有している。
第1ロック解除ボタン25は、非常用脱出ドア10のロックを解除する際に駅員や乗務員によって操作されるものである。第1ロック解除ボタン25は、非常用脱出ドア用戸袋12のプラットホームP側に設けられている。第1ロック解除ボタン25は、非常用脱出ドア用戸袋12において、プラットホームP側の表面から軌道T側に入り込んでいる取付部材30に取り付けられている。第1ロック解除ボタン25は、駅員や乗務員に押されるボタン部25aと、ボタン部25aから延びる棒状の当接部25bとを有している。当接部25bは、ボタン部25aが押されたときに、ロック解除レバー28に当接する。当接部25bには、コイルばね25cが挿入されており、ボタン部25aの押圧方向とは逆の方向(プラットホームP側)に付勢力を与えている。
また、取付部材30には、蓋部31が設けられている。蓋部31は、非常用脱出ドア用戸袋12と略面一に設けられており、鍵32が設けられている。これにより、第1ロック解除ボタン25は、蓋部31の鍵32が開錠された場合にのみ、操作可能となっている。すなわち、第1ロック解除ボタン25は、駅員や乗務員にのみ使用される。
第2ロック解除ボタン26は、非常用脱出ドア10のロックを解除する際に乗務員や乗客によって操作されるものである。第2ロック解除ボタン26は、非常用脱出ドア用戸袋12の軌道T側に設けられている。第2ロック解除ボタン26は、非常用脱出ドア用戸袋12において、軌道T側の表面からプラットホームP側に入り込んでいる取付部材35に取り付けられている。第2ロック解除ボタン26は、乗務員や乗客に押されるボタン部26aと、ボタン部26aから延びる棒状の当接部26bとを有している。当接部26bは、ボタン部26aが押されたときに、ロック解除レバー28に当接する。当接部26bには、コイルばね26cが挿入されており、ボタン部26aの押圧方向とは逆の方向(軌道T側)に付勢力を与えている。
第1ロック解除ボタン25及び第2ロック解除ボタン26は、非常用脱出ドア用戸袋12の高さ方向において同一直線上に配置されている。そして、第1ロック解除ボタン25は、第2ロック解除ボタン26よりも高い位置に配置されている。言い換えれば、第2ロック解除ボタン26は、軌道T側の低い位置に配置されている。このような構成により、プラットホームP側から手を伸ばしても届かない位置、例えば上端側から600mm程度の高さの奥まった位置に第2ロック解除ボタン26が位置するため、緊急時以外のときに、蓋部が設けられていない(露出している)第2ロック解除ボタン26がプラットホームP側から操作されることを防止できる。
ロックストッパー27は、非常用脱出ドア用戸袋12に設けられている。ロックストッパー27は、第1ロック解除ボタン25の上方に配置されている。図12に示すように、ロックストッパー27は、コ字状を呈しており、第1係止部27aと、第2係止部27bとを有している。ロックストッパー27が非常用脱出ドア用戸袋12に取り付けられた状態において、第1係止部27aは、プラットホームP側から見て非常用脱出ドア10の閉鎖位置側に位置しており、第2係止部27bは、プラットホームP側から見て非常用脱出ドア10の収容位置側に位置している。第2係止部27bには、図12において、プラットホームP側から軌道T側に上り勾配となるテーパー27cが形成されている。
ロック解除レバー28は、その長手方向が第1ロック解除ボタン25及び第2ロック解除ボタン26の配置方向に沿うように配置されている。ロック解除レバー28は、支持部材34に軸支されており、第1及び第2ロック解除ボタン25,26の対向方向に回動可能に設けられている。ロック解除レバー28は、長尺状の本体部28aと、本体部28aの先端側に設けられた係合部28bとを有している。係合部28bの非常用脱出ドア10の閉鎖位置側には、図12において、軌道T側からプラットホームP側に上り勾配となるテーパー28cが形成されている。
ロック解除レバー28において、第1ロック解除ボタン25の当接部25bは、本体部28aの幅方向の中央部に当接し、第2ロック解除ボタン26の当接部26bは、本体部28aの幅方向の中央部に当接する。なお、図11では、第1ロック解除ボタン25又は第2ロック解除ボタン26が押された状態のときのロック解除レバー28を実線で示しており、第1ロック解除ボタン25又は第2ロック解除ボタン26が押されていない状態のときのロック解除レバー28を二点鎖線で示している。
ばね29は、ロック解除レバー28の本体部28aにかけられている。ばね29は、図11中、ロック解除レバー28に対しては、ロック解除レバー28を時計回りに回動させる方向に付勢力を与えている。なお、開施錠装置22は、図示しないセンサを備えており、センサは、図12(b)に示すように、ロック解除レバー28の係合部28bがロックストッパー27の第1及び第2係止部27a,27bの間に位置するときに遮光されることによって、ロック状態を検知する。
上述の構成により、開施錠装置22は、非常用脱出ドア10が閉鎖位置に移動されると、ロック解除レバー28の係合部28bのテーパー28cとロックストッパー27の第2係止部27bのテーパー27cとが当接し、係合部28bが第2係止部27bを乗り上げて第1係止部27aと第2係止部27bとの間に位置する(図12(b))。これにより、ロック解除レバー28がロックストッパー27に係止され、非常用脱出ドア10がロックされる。そして、ロック状態において、第1ロック解除ボタン25又は第2ロック解除ボタン26が押されると、当接部25b又は当接部26bがロック解除レバー28の本体部28aに当接し、ロック解除レバー28が回動してロックストッパー27からロック解除レバー28が離間してロックが解除される。
上記ロック解除レバー28を支持する支持部材34は、非常用脱出ドア10(ドア本体15)に取り付けられている。具体的には、図10に示すように、支持部材34は、非常用脱出ドア10に設けられた開口部K1に配置されており、複数(ここでは4つ)のねじ(固定手段)N1〜N4によって非常用脱出ドア10に固定されている。非常用脱出ドア10には、ねじN1〜N4が挿通される複数(ここでは4つ)の貫通孔H1〜H4が形成されている。貫通孔H1〜H4は、支持部材34のねじ孔(図示しない)に対応する位置(高さ位置)に形成されている。この貫通孔H1〜H4は、非常用脱出ドア10の往復動方向に延在する長孔となっており、その長さ寸法は例えば40mm程度である。したがって、支持部材34は、非常用脱出ドア10の貫通孔H1〜H4の長さ寸法分だけ、その取付け位置を往復動方向に移動させることができる。つまり、ロック解除レバー28は、非常用脱出ドア10の往復動方向において、取付け位置を変更することが可能となっている。
このような構成に合わせて、非常用脱出ドア10の開口部K1は、ロック解除レバー28が位置する部分において、往復動方向の寸法がロック解除レバー28の幅寸法よりも大きく形成されている。すなわち、貫通孔H1〜H4の長さ寸法分だけロック解除レバー28が移動可能となるように、開口部K1が形成されている。
支持部材34の取り付け位置を変更することにより、ロック解除レバー28は、ロックストッパー27と係合する位置が変更される。具体的には、図10において、支持部材34を閉鎖位置(図示左側)寄りに取り付けた場合には、非常用脱出ドア10の移動量(引き出される量)が大きくなる。一方、支持部材34を収容位置(図示右側)寄りに取り付けた場合には、非常用脱出ドア10の移動量が小さくなる。すなわち、支持部材34の取付け位置によって、非常用脱出ドア10の移動量を調整することが可能となっている。
図13に示すように、ダンパー23は、レールG及びスライダー16の付近に配置されている。ダンパー23は、軸部材40と、コイルばね41とを有している。軸部材40及びコイルばね41は、付勢手段を構成している。軸部材40は、支持部材43によって非常用脱出ドア用戸袋12内に取り付けられており、支持部材43に摺動可能に設けられている。コイルばね41は、軸部材40に挿入されており、支持部材43とストッパー44との間に配置されている。コイルばね41は、非常用脱出ドア10が閉鎖位置に位置している状態、つまりロック状態のときに、軸部材40を図13中右側に付勢力を与えている。
ドア本体15には、軸部材40の軸線上に、L字状の当接部材45が設けられている。非常用脱出ドア10がロック状態、つまり、図12(b)に示すように、開施錠装置22においてロックストッパー27にロック解除レバー28が係止されている状態では、軸部材40は、当接部材45に当接して摺動が制限されている。そして、軸部材40は、ロックストッパー27からロック解除レバー28が外れたときに、コイルばね41の付勢力によって摺動し、当接部材45を押してドア本体15を移動させる。これにより、軸部材40が移動した移動量に対応して、非常用脱出ドア10のドア本体15とホームドア用戸袋5との間に約100mm程度の隙間が形成される。なお、隙間の間隔は、非常用脱出ドア10が開いていることを乗客等が目視で確認できる程度であればよく、設計に応じて適宜設定される。
当接部材45は、取付部45aと、この取付部45aに対して略90°屈曲した当接片45bとから構成されている。当接部材45は、取付部45aが非常用脱出ドア10(ドア本体15)の軌道T側に取り付けられ、非常用脱出ドア10に設けられた開口部K2を介して当接片45bがプラットホームP側に突出している。当接部材45の取付部45aは、複数(ここでは2つ)のねじN5,N6によって非常用脱出ドア10に固定されている。取付部45aには、ねじN5,N6が挿通される複数(ここでは2つ)の貫通孔H5,H6が形成されている。貫通孔H5,H6は、非常用脱出ドア10のねじ孔(図示しない)に対応する位置(高さ位置)に形成されている。この貫通孔H5,H6は、非常用脱出ドア10の往復動方向に延在する長孔となっており、その長さ寸法は例えば40mm程度となっている。したがって、当接部材45は、非常用脱出ドア10の貫通孔H5,H6の長さ寸法分だけ、その取付け位置を往復動方向に移動させることができる。
このような構成に合わせて、非常用脱出ドア10の開口部K2は、往復動方向の寸法が当接片45bの厚みよりも大きく形成されている。すなわち、貫通孔H5,H6の長さ寸法分だけ当接部材45が移動可能となるように、開口部K2が形成されている。当接部材45の取付け位置は、ロック解除レバー28の支持部材34の取付け位置に応じて設定される。すなわち、当接部材45は、支持部材34が閉鎖位置寄りに取り付けられた場合には、これに応じて閉鎖位置寄りに取り付けられ、支持部材34が収納位置寄りに取り付けられた場合には、これに応じて収納位置寄りに取り付けられる。
続いて、本実施形態のホームドア装置1の作用・効果について説明する。図14は、湾曲形状を有するプラットホームを示す図である。図14に示すプラットホームP1は、軌道Tが湾曲しており、これに合わせてプラットホームP1の一端側も湾曲形状を有している。このようなプラットホームP1に従来のホームドア装置を設置する場合には、以下のような問題がある。
すなわち、ホームドア装置は、車両Cの乗降口E1に対応する位置にホームドアが配置されるように、車両Cの構造に合わせて設計されている。そのため、駅により異なる湾曲形状を有するプラットホームP1にあっては、車両Cの乗降口E1に対応するようにホームドアを設置すると、図15に示すように、隣接するホームドア用戸袋5Aの間に間隙Sが生じることがある。この場合、図15に示すように、補間部材Bを間隙Sに配置して間隙Sを埋める必要があった。この補間部材Bは、プラットホームP1の形状によって寸法がそれぞれ異なるため、間隙Sを計測して個々に設計する必要があった。そのため、従来のホームドア装置を湾曲形状を有するプラットホームP1に設置するためには、手間とコストがかかるといった問題があった。
これに対して、本実施形態のホームドア装置1では、非常用脱出ドア10及び非常用脱出ドア用戸袋12が設けられており、非常用脱出ドア10には、ロック解除レバー28を支持する支持部材34を固定するねじN1〜N4が挿通される貫通孔H1〜H4が設けられている。そして、貫通孔H1〜H4は、非常用脱出ドア10の往復動方向に延在する長孔となっている。そのため、図16に示すように、支持部材34の取付け位置を往復動方向において移動させることができ、これにより、支持部材34に支持されるロック解除レバー28とロックストッパー27との係止位置を非常用脱出ドア10の往復動方向に移動させることができる。その結果、支持部材34の取り付け位置によって、非常用脱出ドア10の移動量(引き出し量)を変更することができる。これにより、ホームドア装置1を湾曲形状を有するプラットホームP1に設置した際に間隙Sが生じた場合であっても、非常用脱出ドア10の引き出し量を変更することにより、間隙Sを解消することができる。そのため、補間部材Bが必要なく、コスト及び手間を省くことができ、ホームドア装置1を効率的に設置できる。
また、ホームドア装置1では、非常用脱出ドア10の開施錠装置22においてロックが解除されたときに、この非常用脱出ドア10を往復動方向において開く方向にダンパー23が移動させて隙間を形成する。このように、乗務員や乗客によって非常用脱出ドア10のロックが解除されたときに、非常用脱出ドア10が自動で開いて隙間を形成するため、ロックが確実に解除されていることを目視で確認できる。また、ロックを解除した後の操作として、非常用脱出ドア10が開いた方向にスライドさせて移動させればよいことを乗客等が容易に認識できる。したがって、操作性の向上を図ることができる。その結果、車両Cが緊急停止する状況で動揺している場合であっても、非常用脱出ドア10を的確に操作することができる。
また、ダンパー23における当接部材45の取付部45aに形成されている貫通孔H5,H6が非常用脱出ドア10の往復動方向に延在する長孔であるため、開施錠装置22の支持部材34の取付け位置が変更されたときに、この変更に伴って取付部45aの取付け位置も変更することができる。これにより、非常用脱出ドア10の引き出し量が変更された場合であっても、非常用脱出ドア10のロックが解除されたときの隙間を確実に形成することができる。
また、開施錠装置22において、ロック解除レバー28は、第1及び第2ロック解除ボタン25,26の配置方向、すなわち非常用脱出ドア10の高さ方向に延在する長尺状の部材であり、このロック解除レバー28がロックストッパー27に係止されて、非常用脱出ドア10がロックされている。これより、支持部材34の取り付け位置、すなわちロック解除レバー28を往復動方向において移動させた場合であっても、ロックストッパー27にロック解除レバー28を係止させることができる。これにより、非常用脱出ドア10の引き出し量を変更することが可能となる。
また、このような構成により、例えばロック解除レバー28の長手方向が非常用脱出ドア10のスライド方向に沿うように設ける場合と比べて、非常用脱出ドア10が開く量を増大させることができ、脱出口Dの幅を十分に確保することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、当接部材45の取付部45aに長孔の貫通孔H5,H6を形成しているが、取付部45aの取付け位置において、非常用脱出ドア10に長孔の貫通孔を形成してもよい。
また、本実施形態では、ダンパー23における付勢部材としてコイルばね41を用いているが、付勢部材はこれに限定されない。
また、上記実施形態では、第1及び第2ロック解除部を操作性の観点からボタンとしているが、第1及び第2ロック解除部はボタンに限定されず、ロック解除レバー28を回動させてロックストッパー27との係合を解除する構成であればよい。
1…ホームドア装置、3…ホームドア、5…ホームドア用戸袋、10…非常用脱出ドア、12…非常用脱出ドア用戸袋、22…開施錠装置、23…ダンパー(移動手段)、25…第1ロック解除ボタン(第1ロック解除部)、26…第2ロック解除ボタン(第2ロック解除部)、27…ロックストッパー(係止部材)、28…ロック解除レバー(ロック解除部材)、34…支持部材、45…当接部材、41…コイルばね(付勢手段)、C…車両、E1…乗降口、P…プラットホーム。

Claims (3)

  1. プラットホームにおける車両の乗降口に対応する位置に設けられたホームドアと、前記ホームドアを収納可能なホームドア用戸袋とを備えるホームドア装置であって、
    前記乗降口とは異なる位置に設けられた非常用脱出ドアと、
    前記非常用脱出ドアを収納可能な非常用脱出ドア用戸袋と、
    前記非常用脱出ドアのロック及びロックの解除を行う開施錠装置とを備え、
    前記非常用脱出ドアは、前記非常用脱出ドア用戸袋に収納されて脱出口を形成する収納位置と、前記非常用脱出ドア用戸袋から引き出されて前記脱出口を塞ぐ閉鎖位置との間を往復動し、
    前記開施錠装置は、
    前記非常用脱出ドアのロックを解除するときに操作されるロック解除部と、
    前記非常用脱出ドア用戸袋に設けられる係止部材と、
    前記係止部材に係止されて前記非常用脱出ドアのロック状態を維持すると共に、前記ロック解除部の操作に連動して前記係止部材との係止が解除されるロック解除部材と、
    前記非常用脱出ドアに設けられ、前記ロック解除部材を支持する支持部材とを有し、
    前記非常用脱出ドアには、前記支持部材を固定するための固定手段が挿通される貫通孔が設けられており、
    前記貫通孔は、前記非常用脱出ドアの前記往復動方向に延在する長孔であることを特徴とするホームドア装置。
  2. 前記開施錠装置において前記非常用脱出ドアのロックが解除されたときに、当該非常用脱出ドアを前記往復動方向において開く方向に移動させて隙間を形成する移動手段を更に備え、
    前記移動手段は、
    前記非常用脱出ドア用戸袋に設けられ、前記非常用脱出ドアがロック状態のときに、前記非常用脱出ドアを前記往復動方向において開く方向に付勢する付勢手段と、
    前記非常用脱出ドアに設けられ、前記非常用脱出ドアがロック状態のときに、前記開く方向において前記付勢手段に当接する当接部材とから構成されており、
    前記当接部材には、前記非常用脱出ドアに固定するための固定手段が挿通される貫通孔が設けられており、
    前記貫通孔は、前記非常用脱出ドアの前記往復動方向に延在する長孔であることを特徴とする請求項1記載のホームドア装置。
  3. 前記ロック解除部は、前記非常用脱出ドア用戸袋の前記プラットホーム側に設けられる第1ロック解除部と、前記非常用脱出ドア用戸袋の軌道側に設けられる第2ロック解除部とを有し、
    前記第1ロック解除部及び前記第2ロック解除部は、前記非常用脱出ドア用戸袋の高さ方向において同一直線上に配置されていると共に、その高さ位置が異なっており、
    前記ロック解除部材は、前記第1ロック解除部及び前記第2ロック解除部の配置方向に延在していることを特徴とする請求項1又は2記載のホームドア装置。

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