JP5677488B2 - 電線クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、配電設備の引下げ線や架線などの架空電線に取り付けられて、電線を他の電線に仮留めするため等に用いられる電線クリップに関する。
例えば、高圧引下げ線は、分岐コネクタを介して高圧架空電線に接続されるが、この分岐コネクタの取付け・取外しの作業においては、作業を容易に行うために、高圧引下線を高圧架空電線や引下線自身に仮止めすることが行われる。
このような仮止めにおいては、下記する特許文献1(特開2011−062004号公報)に示されるように、中間部が軸支された一対の挟持部材を備え、それぞれの挟持部材に軸支位置を境にして一方の側を挟持部とし、他方の側を操作部としたクリップを用い、一対の操作部を絶縁ヤットコ等の間接活線工具で把持することで一対の挟持部を開き、その状態を維持させて挟持部間に電線を挿入し、操作部に対する把持力を解除して一対の挟持部で電線を挟み込むようにしている。
特開2011−062004号公報
しかしながら、上述のようなクリップにおいては、電線を仮支持するために間接活線工具で操作部を強く把持し、挟持部を開いた状態で電線にアプローチしなければならない。このため、操作部への把持力が少しでも弛むと、クリップの操作部に対する間接活線工具の把持位置がずれてクリップが落下する恐れがあり、また、電線へのクリップの取り付け状態が不十分であると、再度、クリップの操作部を挟み込んで取り付けをし直さなければならない等の不都合がある。
このため、クリップの電線への取り付けは、慎重に行わなければならず、手間と時間を要するものであった。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、電線に取り付ける際に強い把持力を必要とせず、電線に簡易に取り付けることができ、手間がかからず短時間で取り付けることが可能な電線クリップを提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明にかかる電線クリップは、電線を挿通可能に所定の間隔で並設されると共に基端部同士が連結部により一体に連結された一対の挟持片と、前記連結部の前記挟持片が延設される側と反対側に設けられ、回転自在に連結された把持部と、を備え、前記一対の挟持片は、挟持片間の中心線を中心として中間部が同方向に略90度捻られていることを特徴としている。
したがって、このような電線クリップを用いて電線を他の電線に仮止めするには、2本の電線を近接させた状態とし、間接活線工具を用いて電線クリップの把持部を把持して一対の挟持片の先端開口部を電線側に向け、そのまま電線クリップを電線の側方から電線に向かって動かして一対の挟持片間に2本の電線を順次挿入する。その後、間接活線工具で把持部を把持したまま、さらに電線クリップを押し込むと、一対の挟持片は、中間部で同方向に略90度捻られているので、電線が中間部に差し掛かると、一対の挟持片が連結部と共に回転し、電線が中間部を通過した状態においては、一対の挟持片の中間部よりも先端側は、電線に対して略直交する方向に側面が開放された状態となり、また、中間部よりも基端側は、電線の延設方向に側面が開放された状態となる。したがって、電線クリップが取り付けられた電線は、中間部を超えると、中間部と連結部との間の空間に留まることになり、クリップに格別な把持力を持たせなくても、2本の電線を仮止めすることが可能となる。また、従来のように間接活線工具で電線クリップの把持部を強く把持し続ける必要はなく、一旦、電線を電線クリップの挟持片間に挿入すれば、電線クリップを押し込む操作だけで電線を仮止めすることが可能となるので、簡易な操作で電線クリップの装着が可能となる。
尚、前記連結部と前記把持部との連結としては、球体継手を介して連結するようにしても、ユニバーサルジョイントを介して連結するようにしてもよい。
また、一対の挟持片間への電線の挿入をスムーズに行えるようにするために、前記一対の挟持片の先端部同士は、他の部分よりも間隔が広げられていることが望ましい。また、一対の挟持片間への電線の挿入を容易にするために、前記一対の挟持片の長さを異ならせるようにしてもよい。
以上述べたように、本発明によれば、電線を挿通可能とする一対の挟持片の連結部に把持部を回転自在に連結し、一対の挟持片の中間部を挟持片間の中心線を中心として同方向に略90度捻るようにしたので、電線クリップを電線の側方から押し込むことで、挟持片が90度回転し、電線を挟持片間の中間部と連結部との間に保持させることが可能となる。このため、電線クリップを電線に取り付ける際に強い把持力を必要とせず、電線に簡易に且つ短時間で取り付けることが可能となる。
また、一対の挟持片の先端部同士を他の部分よりも間隔を広げたり、一対の挟持片の長さを異ならせたりすることで、一対の挟持片間への電線の挿入をスムーズに行え、また、一対の挟持片間への電線の挿入が容易となる。
図1は、本発明に係る電線クリップを示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその側面図((a)をA方向から見た図)、(c)はその平面図((a)をB方向から見た図)である。 図2は、電線クリップの連結部と把持部との連結状態を示す図であり、(a)は、球体継手を介して連結された状態を示す図、(b)は、ユニバーサルジョイントを介して連結された状態を示す図である。 図3は、本発明に係る電線クリップを用いて電線に装着する過程を示す図であり、(a)は、一対の挟持片間に電線を挿入する前の状態を示す図、(b)は、一対の挟持片間(第1の空間6)に電線を挿入した初期の状態を示す図、(b)は、一対の挟持片間の奥まで(第2の空間7まで)電線を挿入した状態を示す図である。 図4は、本発明に係る電線クリップの変形例を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその側面図((a)をA方向から見た図)、(c)はその平面図((a)をB方向から見た図)である。 図5は、本発明に係る電線クリップの他の変形例を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその側面図((a)をA方向から見た図)、(c)はその平面図((a)をB方向から見た図)である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、電線クリップ1は、一対の挟持片2,3と把持部10とを有して構成されている。
一対の挟持片2,3は、硬質の合成樹脂材等の絶縁素材によって構成された所定幅(例えば、2−5cm程度)の帯状部材を電線20を摺接させながら挿通可能とする間隔(電線の径にほぼ等しい間隔)で並設され、それぞれの基端部同士をそれぞれの挟持片2,3と一体をなす連結部4により連結させている。
それぞれの挟持片2,3は、10〜30cm程度の長さに形成され、この例においては、各挟持片2,3の連結部4から先端までの長さが同じ長さに形成されている。また、それぞれの挟持片2,3は、長手方向の略中央となる中間部に挟持片間の中心線αを中心として同方向に略90度捻られたねじれ部2a,3aが形成されている。したがって、一対の挟持片2,3間の中間部(ねじれ部2a,3a)よりも先端側には、先端が開放された直線状の第1の空間6が形成され、また、一対の挟持片間の中間部(ねじれ部2a,3a)と連結部4との間には、基端が連結部4により閉塞された直線状の第2の空間7が形成され、第1の空間6と第2の空間7とは、電線20を挿通させる方向が直交するように形成され、それぞれの挟持片2,3のねじれ部2a,3a間に設けられたねじれ空間8を介して連通されている。
把持部10は、連結部4の挟持片2,3が延設されている側と反対側に設けられ、絶縁ヤットコ等の間接活線把持工具や手で把持可能な大きさに板状に形成されている。また、表裏面が波型等に形成されて滑り止め加工が施され、連結部4に埋設された球体継手11にロッド12を介して回転可能に連結されている。この把持部10は、連結部4に対して挟持片2,3の延設方向と反対方向に延設されるよう連結部4に対する角度が予め固定されるものであってもよいが、この例においては、図2(a)に示されるように、把持部10の連結部4に対する角度が調整できるように、連結部4のロッド12を挿通させる挿通孔13が外側に向けて広がるようにテーパ状に形成されている。
以上の構成を有する電線クリップ1において、電線20を他の電線20に仮支持するために、電線クリップ1を2本の電線に渡すように取り付けるには、図3(a)に示されるように、2本の電線20を並べて、2本の電線20が側方から見て直線上となる位置に電線クリップ1をその先端開口部が電線側に向くように配置し、そのまま、電線クリップ1を電線20に向かって動かし、2本の電線20を順次挟持片2,3間に挿入する。
すると、2本の電線20は、図3(b)に示されるように、第1の空間6を通過するように挟持片2,3間に位置し、この状態からさらに電線クリップ1を押し込むと、電線20がひねり部2a,3a(ねじれ空間8)を通過する際に挟持片2,3が連結部4とともに徐々に回転し、電線20がひねり部2a,3a(ねじれ空間8)を通過すると、図3(c)に示されるように、一対の挟持片2,3が略90度回転した状態となり、2本の電線20は第2の空間7を通過するように挟持片2,3間に配置され、この状態で電線クリップ1により支持される。
したがって、作業者は、電線クリップ1の把持部10を持ったまま電線20に向かって電線クリップ1を押し込む操作のみを行えば、電線20が電線クリップ1の第2の空間7に配置された状態で支持されるので、電線クリップ1に格別な把持力を持たせなくても、2本の電線20を仮止めすることが可能となる。また、従来のクリップのように、間接活線工具で電線クリップ1の把持部10を強く把持し続ける必要がなく、一旦、電線20を電線クリップ1の挟持片2,3間に挿入すれば、電線クリップ1を押し込む操作さえ行えば、電線20を仮止めすることが可能となるので、格別な労力を必要とせず、簡易な操作で電線クリップ1の装着が可能となる。したがって、作業者の経験によらず、電線クリップ1の電線20への取り付けを短時間で行うことが可能となる。
なお、上述した電線において、連結部4に対して把持部10を球体継手11を介して連結した構成を示したが、これに限らず、把持部10を連結部4に対して回転可能に取り付けることができる構成であれば、他の構成であってもよい。たとえば、図2(b)に示されるように、連結部4と把持部10とをユニバーサルジョイント15を介して連結するようにしてもよい。
また、上述の構成においては、一対の挟持片2,3の間隔が連結部4から開放端にかけて同じ間隔にした例を示したが、図4に示されるように、先端部にテーパ状又は湾曲状に広げられた拡大解放部2b,3bを設け、一対の挟持片の先端部同士を他の部分よりも間隔が広がるようにしてもよい。
このような構成によれば、電線20の挟持片間への挿入がスムーズに行え、特に間接活線作業時に電線20の位置に挟持片2,3の解放端の位置が合わせにくいような場合においても、電線20を挟持片2,3間にスムーズかつ容易に案内することが可能となる。
また、以上の構成においては、一対の挟持片の連結部4から先端までの長さを等しくした例について述べたが、図5に示されるように、一対の挟持片の長さ(連結部4から先端までの長さ)を異ならせるようにしてもよい。
このような構成においては、電線20をより長い挟持片3の内側面にあてがい、この内側面にガイドしつつ一対の挟持片2,3間に電線20を導くことが可能となり、電線20と電線クリップ1の先端との位置合わせをラフに行うことができ、一対の挟持片2,3間への電線20の挿入が容易となる。
なお、上述した電線クリップ1は、引下げ線のみならず、他の架空電線などの複数の電線同士を仮止めする場合に採用することが可能である。
1 電線クリップ
2,3 挟持片
2a,3a ひねり部
2b,3b 拡大解放部
4 連結部
10 把持部
11 球体継手
15 ユニバーサルジョイント
20 電線

Claims (5)

  1. 電線を挿通可能に所定の間隔で並設されると共に基端部同士が連結部により一体に連結された一対の挟持片と、
    前記連結部の前記挟持片が延設される側と反対側に設けられ、前記連結部に対して回転自在に連結された把持部と、
    を備え、前記一対の挟持片は、挟持片間の中心線を中心として中間部が同方向に略90度捻られていることを特徴とする電線クリップ。
  2. 前記連結部と前記把持部との連結は、球体継手を介して連結されていることを特徴とする請求項1記載の電線クリップ。
  3. 前記連結部と前記把持部との連結は、ユニバーサルジョイントを介して連結されていることを特徴とする請求項1記載の電線クリップ。
  4. 前記一対の挟持片の先端部同士は、他の部分よりも間隔が広げられていることを特徴とする請求項1記載の電線クリップ。
  5. 前記一対の挟持片は、長さが異なっていることを特徴とする請求項1記載の電線クリップ。
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