JP5675259B2 - 可変動弁機構 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブを駆動するとともに、内燃機関の運転状況に応じて少なくとも吸気バルブの駆動状態を変更する吸排気用の可変動弁機構に関する。
可変動弁機構としては、次の従来例1〜4等がある。
[従来例1]
図10(a)に示す従来例1(特許文献1)の可変動弁機構110は、吸気カムシャフト111にテーパカム112,112を備え、そのテーパカム112,112でバルブリフタ113,113を介して吸気バルブ4,5を駆動する。そして、図10(b)に示すように、吸気カムシャフト111をその長さ方向に駆動することによってテーパカム112,112とバルブリフタ113,113との当接位置を変更して吸気バルブ4,5のリフト量及び開弁時間を変化させる。
[従来例2]
図11(a)に示す従来例2(特許文献2,3)の可変動弁機構120は、吸気カムシャフト121に相対回動可能に外嵌された偏心部材122と、該偏心部材122に外嵌されて該偏心部材122を中心に吸気カムシャフト121の回転に従い回転するハーモニックリング123と、その隣で吸気カムシャフト121に相対回動可能に外嵌されて該吸気カムシャフト121を中心にハーモニックリング123の回転に従い回転する吸気カム124,124とを備え、その吸気カム124,124で吸気バルブ4,5を駆動する。そして、図11(b)に示すように、偏心部材122を回動装置125で回動させることによってハーモニックリング123の回転中心を変位させて吸気バルブ4,5の開弁時間を変化させる。その回動装置125は、吸気カムシャフト121と平行に設けられたコントロールシャフト126と、該コントロールシャフト126をその回動方向に駆動するアクチュエータと、該コントロールシャフト126の回動力を偏心部材122に伝えて該偏心部材122を回動させる動力伝達機構127とを含み構成されている。
[従来例3]
図12に示す従来例3(特許文献4)の可変動弁機構130は、排気バルブ6,7の直上に設けられて該排気バルブ6,7を駆動する排気カム132を備えたカムシャフト131と、該カムシャフト131の回転力を吸気バルブ4,5に伝えて該吸気バルブ4,5を駆動するリンク機構135とを含み構成されている。そして、リンク機構135を可変機構136で操作することにより、吸気バルブ4,5のリフト量及び開弁時間を変化させている。
[従来例4]
図13に示す従来例4(特許文献5)の可変動弁機構140は、吸気カムシャフト141に吸気カム142,142を備え、その吸気カム142,142で吸気バルブ4,5を駆動する。また、この可変動弁機構140は、吸気カムシャフト141の回転位相を変更する回転位相可変装置145を備え、その回転位相可変装置145で吸気カムシャフト141の回転位相を変更することにより、吸気バルブ4,5を駆動するタイミングを変化させる。
特開2000−257410号公報 特開平9−166006号公報 特開平10−280925号公報 特開2002−168105号公報 特開2010−203372号公報
従来例1では、テーパカム112,112がテーパ状であるため、該テーパカム112,112に当接するバルブリフタ113,113やロッカアームを専用品に代える必要がある。また、テーパによる斜め荷重により編摩耗の心配がある。
従来例2では、吸気カムシャフト121の他にもコントロールシャフト126が必要になるため、シリンダヘッドが大型化してしまう。
従来例3では、吸気バルブ4,5に駆動力を伝達するためのリンク機構135が長く複雑になってしまう。そのため、動弁系の剛性が低下し、それにより異常運動が発生して、エンジン性能が低下したり、燃費が悪化するおそれがある。
従来例4では、従来例1〜3に比べて比較的シンプルで安定した構造で吸気バルブ4,5の駆動状態を変更することができるが、本発明者は、更なる性能向上のためには、一対の吸気バルブ4,5の駆動タイミングを一緒に変更するのではなく、一方の吸気バルブ4の駆動タイミングのみを、他方の吸気バルブ5の駆動タイミングから独立して単独で変更できるようにした方がよいと考えた。
そこで、本発明は、一方の吸気バルブの駆動タイミングのみを、他方の吸気バルブの駆動タイミングから独立して単独で変更できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の吸排気用の可変動弁機構は、内燃機関の回転に従い回転する2本のカムシャフトを備え、該2本のカムシャフトの回転力で一対の吸気バルブと一対の排気バルブとの二対のバルブを駆動する吸排気用の可変動弁機構(ダブルカムシャフトの可変動弁機構)において、前記2本のカムシャフトのうちの一方のカムシャフトの回転位相のみを変更し、他方のカムシャフトの回転位相を変更しない回転位相可変装置と、前記一方のカムシャフトの回転力を前記一対の吸気バルブのうちの一方の第一吸気バルブに伝達して該第一吸気バルブを駆動する第一吸気力伝達機構と、前記他方のカムシャフトの回転力を前記一対の吸気バルブのうちの他方の第二吸気バルブに伝達して該第二吸気バルブを駆動する第二吸気力伝達機構とを備え、前記一方のカムシャフトは、前記他方のカムシャフトよりも吸気バルブ側に設けられ、該一方のカムシャフトに、前記第二吸気力伝達機構の一部を構成するアームが相対回動可能に軸支されたことを特徴とする。
ここで、前記一方のカムシャフトは、前記他方のカムシャフトよりも吸気バルブ側に設けられ、該一方のカムシャフトに、前記第二吸気力伝達機構の一部を構成するアームが相対回動可能に軸支されているのは、アームをカムシャフトに軸支することにより、該アームを軸支する専用の支持シャフトを設ける必要性を省いて、可変動弁機構をよりコンパクトに纏めることができるからである。
また、前記一対の排気バルブを駆動するための構造は、特に限定されないが、次の[1][2]の態様を例示する。
[1]前記他方のカムシャフトの回転力を前記一対の排気バルブのうちの一方の第一排気バルブに伝達して該第一排気バルブを駆動する第一排気力伝達機構と、前記他方のカムシャフトの回転力を前記一対の排気バルブのうちの他方の第二排気バルブに伝達して該第二排気バルブを駆動する第二排気力伝達機構と備えた態様。
この場合には、前記一方のカムシャフトの回転位相を変更した際には、前記第一吸気バルブの駆動タイミングのみが変更され、第二吸気バルブ、第一排気バルブおよび第二排気バルブの駆動タイミングは変更されない。
上記の[1]の場合のより具体的な態様としては、第一吸気力伝達機構は、一方のカムシャフトに形成された第一吸気カムを含み構成され、第二吸気力伝達機構は、他方のカムシャフトに形成された第二吸気カムと、前記アームと、前記第二吸気カムの回転力を揺動力に変えて前記アームに伝えるための吸気リンクとを含み構成され、第一排気力伝達機構は、他方のカムシャフトに形成された第一排気カムを含み構成され、第二排気力伝達機構は、他方のカムシャフトに形成された第二排気カムを含み構成された態様を例示する。
[2]前記一方のカムシャフトの回転力を前記一対の排気バルブのうちの一方の第一排気バルブに伝達して該第一排気バルブを駆動する第一排気力伝達機構と、前記他方のカムシャフトの回転力を前記一対の排気バルブのうちの他方の第二排気バルブに伝達して該第二排気バルブを駆動する第二排気力伝達機構と備えた態様。
この場合には、前記一方のカムシャフトの回転位相を変更した際には、前記第一吸気バルブと前記第一排気バルブとの駆動タイミングが同時に変更され、第二吸気バルブおよび第二排気バルブの駆動タイミングは変更されない。
また、同目的を達成するため、本発明の別の吸排気用の可変動弁機構は、内燃機関の回転に従い回転する2本のカムシャフトを備え、該2本のカムシャフトの回転力で一対の吸気バルブと一対の排気バルブとの二対のバルブを駆動する吸排気用の可変動弁機構において、前記2本のカムシャフトのうちの一方のカムシャフトの回転位相のみを変更し、他方のカムシャフトの回転位相を変更しない回転位相可変装置と、前記一方のカムシャフトの回転力を前記一対の吸気バルブのうちの一方の第一吸気バルブに伝達して該第一吸気バルブを駆動する第一吸気力伝達機構と、前記他方のカムシャフトの回転力を前記一対の吸気バルブのうちの他方の第二吸気バルブに伝達して該第二吸気バルブを駆動する第二吸気力伝達機構と、前記一方のカムシャフトの回転力を前記一対の排気バルブのうちの一方の第一排気バルブに伝達して該第一排気バルブを駆動する第一排気力伝達機構と、前記他方のカムシャフトの回転力を前記一対の排気バルブのうちの他方の第二排気バルブに伝達して該第二排気バルブを駆動する第二排気力伝達機構とを備えたことを特徴とする。
上記の[2]の場合及び別の吸排気用の可変動弁機構において、前記2本のカムシャフトは、特に限定されないが、前記一方のカムシャフトは、前記他方のカムシャフトよりも吸気バルブ側に設けられ、該一方のカムシャフトに、前記第二吸気力伝達機構の一部を構成するアームが相対回動可能に軸支され、前記他方のカムシャフトは、前記一方のカムシャフトよりも排気バルブ側に設けられ、該他方のカムシャフトに、前記第一排気力伝達機構の一部を構成するアームが相対回動可能に軸支されていることが好ましい。アームをカムシャフトに軸支することにより、該アームを軸支する専用の支持シャフトを設ける必要性を省いて、可変動弁機構をよりコンパクトに纏めることができるからである。
本発明によれば、一方のカムシャフトの回転位相を変更することにより、第一吸気バルブの駆動タイミングを、第二吸気バルブの駆動タイミングから独立して単独で変更することができる。
実施例1の可変動弁機構を示す斜視図である。 実施例1の可変動弁機構を示す平面図である。 実施例1の可変動弁機構を示す側面断面図(III−III 断面)である。 実施例1の可変動弁機構を示す側面断面図(IV−IV 断面)である。 実施例1の可変動弁機構を示す側面断面図(V−V 断面)である。 (a)は、実施例1の可変動弁機構の低速回転時のバルブタイミングを示す図であり、(b)は、実施例1の可変動弁機構の高速回転時のバルブタイミングを示す図である。 (a)は、実施例2の可変動弁機構の低速回転時のバルブタイミングを示す図であり、(b)は、実施例2の可変動弁機構の高速回転時のバルブタイミングを示す図である。 実施例3の可変動弁機構を示す平面図である。 (a)は、実施例3の可変動弁機構の低速回転時のバルブタイミングを示す図であり、(b)は、実施例3の可変動弁機構の高速回転時のバルブタイミングを示す図である。 (a)は、従来例1の可変動弁機構を示す正面図であり、(b)は従来例1の可変動弁機構でリフト量およびバルブタイミングを変更した際の様子を示す正面図である。 (a)は、従来例2の可変動弁機構を示す平面図であり、(b)は従来例2の可変動弁機構でリフト量およびバルブタイミングを変更した際の様子を示す平面図である。 従来例3の可変動弁機構を示す側面断面図である。 従来例4の可変動弁機構を示す斜視図である。
図1〜図6に示す本実施例1の吸排気用の可変動弁機構9は、同一気筒に対して設けられた一対の吸気バルブ4,5と一対の排気バルブ6,7との二対のバルブ4,5,6,7を、バルブスプリング84,85,86,87の復元力に抗して押圧して駆動する機構である。この吸排気用の可変動弁機構9は、次に示す、一方のカムシャフト10と、他方のカムシャフト20と、回転位相可変装置30と、第一吸気力伝達機構40と、第二吸気力伝達機構50と、第一排気力伝達機構60と、第二排気力伝達機構70とを含み構成されている。
[一方のカムシャフト10]
一方のカムシャフト10は、吸気バルブ4,5の直上に設けられたシャフトであって、内燃機関の回転に従い回転する(詳しくは、内燃機関が2回転する毎に1回転する)回転シャフト15に回転位相可変装置30を介して連結されて該回転シャフト15と共に回転する。
[他方のカムシャフト20]
他方のカムシャフト20は、排気バルブ6,7の直上に設けられたシャフトであって、内燃機関の回転に従い回転する(詳しくは、内燃機関が2回転する毎に1回転する)。
[回動位相可変装置30]
回動位相可変装置30は、回転シャフト15に対する一方のカムシャフト10の連結位置を、図3(a)に示すように、回転方向の反対側にシフトさせることによって該一方のカムシャフト10の回転位相を遅らし、また、該連結位置を、図3(b)に示すように、回転方向側にシフトさせることによって該一方のカムシャフト10の回転位相を早める機構である。この回動位相可変装置30は、回転シャフト15の端部に相対回動不能に固着されたボディ31と、一方のカムシャフト10の端部に相対回動不能に固着されるとともにボディ31に連結(ハウジング)されて該ボディ31と共に回転するベーン32と、ボディ31に対するベーン32の連結位置を回転方向の反対側にシフトさせる一方の油圧機構33,33,33,33と、該連結位置を回転方向側にシフトさせる他方の油圧機構34,34,34,34とを含み構成されている。なお、この回動位相可変装置30は、一方のカムシャフト10の回転位相のみを変更し、他方のカムシャフト20の回転位相は変更しない。
[第一吸気力伝達機構40]
第一吸気力伝達機構40は、一方のカムシャフト10の回転力を第一吸気バルブ4に伝達して該第一吸気バルブ4を駆動する機構であって、よって、その駆動タイミングは、一方のカムシャフト10の回転位相の変更に従い変更される。この第一吸気力伝達機構40は、次に示す、第一吸気カム41と、第一吸気ロッカアーム47とを含み構成されている。
第一吸気カム41は、一方のカムシャフト10に一体形成されており、断面形状が真円形のベース円42と該ベース円42から突出したカムノーズ43とを含み構成されている。
第一吸気ロッカアーム47は、第一吸気カム41に押圧されると揺動して第一吸気バルブ4を駆動するアームであって、後端部はラッシュアジャスタ49によって揺動可能に軸支されており、長さ方向中間部には第一吸気カム41に回転可能に当接するローラ48を備え、先端部は第一吸気バルブ4に当接している。
[第二吸気力伝達機構50]
第二吸気力伝達機構50は、他方のカムシャフト20の回転力を第二吸気バルブ5に伝達して該第二吸気バルブ5を駆動する機構であって、よって、その駆動タイミングは、一方のカムシャフト10の回転位相の変更に関係なく一定である。そして、この第二吸気力伝達機構50は、内燃機関のピストンが上がりきる上死点以前(排気工程の末期)に、一対の排気バルブ7,8とバルブオーバラップするタイミングで、第二吸気バルブ5を開き始め、内燃機関のピストンが下がりきる下死点(吸気工程の終了点)又はその周辺で第二吸気バルブ5を閉じる。この第二吸気力伝達機構50は、次に示す、第二吸気カム51と、吸気リンク52と、吸気アーム55と、第二吸気ロッカアーム57とを含み構成されている。
第二吸気カム51は、他方のカムシャフト20に一体形成された断面形状が真円形でその中心が他方のカムシャフト20の軸心から偏心した偏心カムである。
吸気リンク52は、第二吸気カム51の回転力を揺動力に変えて吸気アーム55に伝えるための棒状のリンクであって、後端部は第二吸気カム51に相対回動可能に外嵌されている。
吸気アーム55は、第二吸気カム51の回転力が吸気リンク52を介して伝えられると揺動して第二吸気ロッカアーム57を介して第二吸気バルブ5を駆動するアームである。この吸気アーム55は、長さ方向中間部が一方のカムシャフト10に相対回動可能に外嵌されることによって該一方のカムシャフト10に揺動可能に軸支されており、後端部は連結軸53を介して吸気リンク52の先端部に相対回動可能に軸着されている。
第二吸気ロッカアーム57は、吸気アーム55に押圧されると揺動して第二吸気バルブ5を駆動するアームであって、後端部はラッシュアジャスタ59によって揺動可能に軸支されており、長さ方向中間部には吸気アーム55の先端部に回転可能に当接するローラ58を備え、先端部は第二吸気バルブ5に当接している。
[第一排気力伝達機構60]
第一排気力伝達機構60は、他方のカムシャフト20の回転力を第一排気バルブ6に伝達して該第一排気バルブ6を駆動する機構であって、よって、その駆動タイミングは、一方のカムシャフト10の回転位相の変更に関係なく一定である。そして、この第一排気力伝達機構60は、内燃機関のピストンが下がりきる下死点(排気工程の開始点)又はその周辺で第一排気バルブ6を開き始め、内燃機関のピストンが上がりきる上死点以降(吸気工程の初期)に、第一排気バルブ6を閉じる。この第一排気力伝達機構60は、次に示す、第一排気カム61と、第一排気ロッカアーム67とを含み構成されている。
第一排気カム61は、他方のカムシャフト20に一体形成されており、断面形状が真円形のベース円62と該ベース円62から突出したカムノーズ63とを含み構成されている。
第一排気ロッカアーム67は、第一排気カム61に押圧されると揺動して第一排気バルブ6を駆動するアームであって、後端部はラッシュアジャスタ69によって揺動可能に軸支されており、長さ方向中間部には第一排気カム61に回転可能に当接するローラ68を備え、先端部は第一排気バルブ6に当接している。
[第二排気力伝達機構70]
第二排気力伝達機構70は、他方のカムシャフト20の回転力を第二排気バルブ7に伝達して該第二排気バルブ7を駆動する機構であって、よって、その駆動タイミングは、一方のカムシャフト10の回転位相の変更に関係なく一定である。そして、この第二排気力伝達機構70は、内燃機関のピストンが下がりきる下死点(排気工程の開始点)又はその周辺で第二排気バルブ7を開き始め、内燃機関のピストンが上がりきる上死点以降(吸気工程の初期)に、第二排気バルブ7を閉じる。この第二排気力伝達機構70は、次に示す、第二排気カム71と、第二排気ロッカアーム77とを含み構成されている。
第二排気カム71は、他方のカムシャフト20に一体形成されており、断面形状が真円形のベース円72と該ベース円72から突出したカムノーズ73とを含み構成されている。
第二排気ロッカアーム77は、第二排気カム71に押圧されると揺動して第二排気バルブ7を駆動するアームであって、後端部はラッシュアジャスタ79によって揺動可能に軸支されており、長さ方向中間部には第二排気カム71に回転可能に当接するローラ78を備え、先端部は第二排気バルブ7に当接している。
以上に示した吸排気用の可変動弁機構9によるバルブ駆動時の様子を[1]低速回転時と、[2]高速回転時とに分けて以下に説明する。
[1]低速回転時
低速回転時には、回転位相可変装置30によって一方のカムシャフト10の回転位相が遅らされることによって、図6(a)に示すように、該一方のカムシャフト10の回転力で第一吸気バルブ4を駆動するタイミングが、他方のカムシャフト20の回転力で第二吸気バルブ5を駆動するタイミングよりも遅くなる。それにより、第一吸気バルブ4の下死点(180°)以降の圧縮工程(180〜360°)での開弁時間が長くなり、吸気量が少なくなる。
[2]高速回転時
高速回転時には、回転位相可変装置30によって一方のカムシャフト10の回転位相が早められることによって、図6(b)に示すように、該一方のカムシャフト10の回転力で第一吸気バルブ4を駆動するタイミングが、他方のカムシャフト20の回転力で第二吸気バルブ5を駆動するタイミングに揃えられる。それにより、第一吸気バルブ4の下死点(180°)以降の圧縮工程(180〜360°)での開弁時間が短くなり、吸気量が多くなる。
本実施例1によれば、低速回転時には、第一吸気バルブ4を閉じるタイミングが遅くなることによって、吸気量を少なくして燃費を向上させることができる。その一方、第二吸気バルブ5の駆動タイミングは常に一定で低速回転時にも遅くならないので、該第二吸気バルブ5と一対の排気バルブ7,8との間でのバルブオーバラップによる排気再循環(EGR)の効果は、低速回転時および高速回転時に関係なく常に確保することができる。
また、ロッカアーム47,57,67,77および回転位相可変装置30には、従来品を使用することができ、また、2本のカムシャフト10,20以外にはコントロールシャフト等のシャフトを設ける必要がないので、従来のエンジンとの互換性を数多く確保すること(コンパチ化すること)ができる。
図7に示す本実施例2の可変動弁機構は、実施例1の可変動弁機構9と構造的には同様であるが、バルブ駆動時の様子が従来例1と相違する。そのバルブ駆動時の様子を[1]低速回転時と、[2]高速回転時とに分けて以下に説明する。
[1]低速回転時
低速回転時には、回転位相可変装置30によって一方のカムシャフト10の回転位相が早められることによって、図7(a)に示すように、該一方のカムシャフト10の回転力で第一吸気バルブ4を駆動するタイミングが、他方のカムシャフト20の回転力で第二吸気バルブ5を駆動するタイミングよりも早くなる。それにより、第一吸気バルブ4の上死点(720°=0°)以前の排気工程(540〜720°)での開弁時間が長くなるとともに、上死点(720°=0°)以降の吸気工程(0〜180°)での開弁時間が短くなり、吸気量が少なくなる。
[2]高速回転時
高速回転時には、回転位相可変装置30によって一方のカムシャフト10の回転位相が遅らされることによって、図7(b)に示すように、該一方のカムシャフト10の回転力で第一吸気バルブ4を駆動するタイミングが、他方のカムシャフト20の回転力で第二吸気バルブ5を駆動するタイミングに揃えられる。それにより、第一吸気バルブ4の上死点(720°=0°)以前の排気工程(540〜720°)での開弁時間が短くなるとともに、上死点(720°=0°)以降の吸気工程(0〜180°)での開弁時間が長くなり、吸気量が多くなる。
本実施例2によれば、低速回転時には、第一吸気バルブ4を閉じるタイミングが早くなることにより、吸気量を少なくして燃費を向上させることができる。また、更に、低速回転時には、第一吸気バルブ4と一対の排気バルブ7,8との間でのバルブオーバラップを増加させることによって、排気再循環(EGR)の効果をより多く確保することができる。そして、その際にも、第二吸気バルブ5の駆動タイミングは変わらないので、両方の吸気バルブの駆動タイミングが一緒に変わる通常の可変動弁機構(従来例4)に比べて、吸気を安定化させて性能を向上させることができる。
図8,図9に示す本実施例3の吸排気用の可変動弁機構89は、実施例1の吸排気用の可変動弁機構9と略同様であるが、第一排気力伝達機構90のみが実施例1の第一排気力伝達機構60と相違し、その他の点においては、実施例1と同様である。
[第一排気力伝達機構90]
第一排気力伝達機構90は、一方のカムシャフト10の回転力を第一排気バルブ6に伝達して該第一排気バルブ6を駆動する機構であって、よって、その駆動タイミングは、一方のカムシャフト10の回転位相の変更に従い変更される。この第一吸気力伝達機構90は、次に示す、第一排気カム91と、排気リンク92と、排気アーム95と、第一排気ロッカアーム97とを含み構成されている。
第一排気カム91は、一方のカムシャフト10に一体形成された断面形状が真円形でその中心が一方のカムシャフト10の軸心から偏心した偏心カムである。
排気リンク92は、第一排気カム91の回転力を揺動力に変えて排気アーム95に伝えるための棒状のリンクであって、後端部は第一排気カム91に相対回動可能に外嵌されている。
排気アーム95は、第一排気カム91の回転力が排気リンク92を介して伝えられると揺動して第一排気ロッカアーム97を介して第一排気バルブ6を駆動するアームである。この排気アーム95は、長さ方向中間部が他方のカムシャフト20に相対回動可能に外嵌されることによって該他方のカムシャフト20に揺動可能に軸支されており、後端部は連結軸93を介して排気リンク92の先端部に相対回動可能に軸着されている。
第一排気ロッカアーム97は、排気アーム95に押圧されると揺動して第一排気バルブ6を駆動するアームであって、後端部はラッシュアジャスタによって揺動可能に軸支されており、長さ方向中間部には排気アーム95の先端部に回転可能に当接するローラを備え、先端部は第一排気バルブ6に当接している。
以上に示した吸排気用の可変動弁機構89によるバルブ駆動時の様子を[1]低速回転時と、[2]高速回転時とに分けて以下に説明する。
[1]低速回転時
低速回転時には、回転位相可変装置30によって一方のカムシャフト10の回転位相が遅らされることによって、図9(a)に示すように、一方のカムシャフト10の回転力で第一吸気バルブ4を駆動するタイミングが、他方のカムシャフト20の回転力で第二吸気バルブ5を駆動するタイミングよりも遅くなり、また、一方のカムシャフト10の回転力で第一排気バルブ6を駆動するタイミングが、他方のカムシャフト20の回転力で第二排気バルブ7を駆動するタイミングよりも遅くなる。それにより、第一排気バルブ6の上死点(720°=0°)以前の排気工程(540〜720°)での開弁時間が短くなるとともに、上死点(720°=0°)以降の吸気工程(0〜180°)での開弁時間が長くなり、排気量が少なくなる。また、それとともに、第一吸気バルブ4の下死点(180°)以降の圧縮工程(180〜360°)での開弁時間が長くなり、吸気量が少なくなる。
[2]高速回転時
高速回転時には、回転位相可変装置30によって一方のカムシャフト10の回転位相が早められることによって、図9(b)に示すように、一方のカムシャフト10の回転力で第一吸気バルブ4を駆動するタイミングが、他方のカムシャフト20の回転力で第二吸気バルブ5を駆動するタイミングに揃えられ、また、一方のカムシャフト10の回転力で第一排気バルブ6を駆動するタイミングが、他方のカムシャフト20の回転力で第二排気バルブ7を駆動するタイミングに揃えられる。それにより、第一排気バルブ6の上死点(720°=0°)以前の排気工程(540〜720°)での開弁時間が長くなるとともに、上死点(720°=0°)以降の吸気工程(0〜180°)での開弁時間が短くなり、排気量が多くなる。また、それとともに、第一吸気バルブ4の下死点(180°)以降の圧縮工程(180〜360°)での開弁時間が短くなり、吸気量が多くなる。
本実施例3によれば、第一吸気バルブ4および第一排気バルブ6の両方の駆動タイミングを同時に変更することができ、それにより、吸気量と排気量との両方を同時に増減させることができる。
なお、本発明は上記の実施例1〜3の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。
4 第一吸気バルブ
5 第二吸気バルブ
6 第一排気バルブ
7 第二排気バルブ
9 吸排気用の可変動弁機構(実施例1,2)
10 一方のカムシャフト
20 他方のカムシャフト
30 回転位相可変装置
40 第一吸気力伝達機構
50 第二吸気力伝達機構
55 吸気アーム
60 第一排気力伝達機構
70 第二排気力伝達機構
89 吸排気用の可変動弁機構(実施例3)
90 第一排気力伝達機構
95 排気アーム

Claims (5)

  1. 内燃機関の回転に従い回転する2本のカムシャフト(10,20)を備え、該2本のカムシャフト(10,20)の回転力で一対の吸気バルブ(4,5)と一対の排気バルブ(6,7)との二対のバルブを駆動する吸排気用の可変動弁機構において、
    前記2本のカムシャフト(10,20)のうちの一方のカムシャフト(10)の回転位相のみを変更し、他方のカムシャフト(20)の回転位相を変更しない回転位相可変装置(30)と、
    前記一方のカムシャフト(10)の回転力を前記一対の吸気バルブ(4,5)のうちの一方の第一吸気バルブ(4)に伝達して該第一吸気バルブ(4)を駆動する第一吸気力伝達機構(40)と、
    前記他方のカムシャフト(20)の回転力を前記一対の吸気バルブ(4,5)のうちの他方の第二吸気バルブ(5)に伝達して該第二吸気バルブ(5)を駆動する第二吸気力伝達機構(50)とを備え
    前記一方のカムシャフト(10)は、前記他方のカムシャフト(20)よりも吸気バルブ(4,5)側に設けられ、該一方のカムシャフト(10)に、前記第二吸気力伝達機構(50)の一部を構成するアーム(55)が相対回動可能に軸支されたことを特徴とする吸排気用の可変動弁機構。
  2. 前記他方のカムシャフト(20)の回転力を前記一対の排気バルブ(6,7)のうちの一方の第一排気バルブ(6)に伝達して該第一排気バルブ(6)を駆動する第一排気力伝達機構(60)と、
    前記他方のカムシャフト(20)の回転力を前記一対の排気バルブ(6,7)のうちの他方の第二排気バルブ(7)に伝達して該第二排気バルブ(7)を駆動する第二排気力伝達機構(70)とを備えた請求項1記載の吸排気用の可変動弁機構。
  3. 第一吸気力伝達機構(40)は、一方のカムシャフト(10)に形成された第一吸気カム(41)を含み構成され、
    第二吸気力伝達機構(50)は、他方のカムシャフト(20)に形成された第二吸気カム(51)と、前記アーム(55)と、前記第二吸気カム(51)の回転力を揺動力に変えて前記アーム(55)に伝えるための吸気リンク(52)とを含み構成され、
    第一排気力伝達機構(60)は、他方のカムシャフト(20)に形成された第一排気カム(61)を含み構成され、
    第二排気力伝達機構(70)は、他方のカムシャフト(20)に形成された第二排気カム(71)を含み構成された請求項記載の吸排気用の可変動弁機構。
  4. 内燃機関の回転に従い回転する2本のカムシャフト(10,20)を備え、該2本のカムシャフト(10,20)の回転力で一対の吸気バルブ(4,5)と一対の排気バルブ(6,7)との二対のバルブを駆動する吸排気用の可変動弁機構において、
    前記2本のカムシャフト(10,20)のうちの一方のカムシャフト(10)の回転位相のみを変更し、他方のカムシャフト(20)の回転位相を変更しない回転位相可変装置(30)と、
    前記一方のカムシャフト(10)の回転力を前記一対の吸気バルブ(4,5)のうちの一方の第一吸気バルブ(4)に伝達して該第一吸気バルブ(4)を駆動する第一吸気力伝達機構(40)と、
    前記他方のカムシャフト(20)の回転力を前記一対の吸気バルブ(4,5)のうちの他方の第二吸気バルブ(5)に伝達して該第二吸気バルブ(5)を駆動する第二吸気力伝達機構(50)と、
    前記一方のカムシャフト(10)の回転力を前記一対の排気バルブ(6,7)のうちの一方の第一排気バルブ(6)に伝達して該第一排気バルブ(6)を駆動する第一排気力伝達機構(90)と、
    前記他方のカムシャフト(20)の回転力を前記一対の排気バルブ(6,7)のうちの他方の第二排気バルブ(7)に伝達して該第二排気バルブ(7)を駆動する第二排気力伝達機構(70)と備えたことを特徴とする吸排気用の可変動弁機構。
  5. 前記一方のカムシャフト(10)は、前記他方のカムシャフト(20)よりも吸気バルブ(4,5)側に設けられ、該一方のカムシャフト(10)に、前記第二吸気力伝達機構(50)の一部を構成するアーム(55)が相対回動可能に軸支され、
    前記他方のカムシャフト(20)は、前記一方のカムシャフト(10)よりも排気バルブ(6,7)側に設けられ、該他方のカムシャフト(20)に、前記第一排気力伝達機構(90)の一部を構成するアーム(95)が相対回動可能に軸支された請求項4に記載の吸排気用の可変動弁機構。
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