JP5672926B2 - 化合物半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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を含み、前記化合物半導体層は、第1の層及び前記第1の層上に形成された第2の層を有しており、前記第1の層は、下領域及び前記下領域よりも格子定数の小さい上領域からなる構成層が複数積層されてなり、複数の前記構成層のうち、任意の隣接する2層において、上部の前記構成層の前記下領域の格子定数が下部の前記構成層の前記下領域の格子定数よりも大きく、且つ、上部の前記構成層の前記上領域の格子定数が下部の前記構成層の前記上領域の格子定数よりも大きく、前記各構成層の前記上領域は、下面から上面にかけてAl組成比率が漸増している。
なお、以下の図面において、図示の便宜上、相対的に正確な大きさ及び厚みに示していない構成部材がある。諸実施形態において、素子分離は、所定の素子分離法、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法、又は素子分離領域へのイオン注入等により行う。
本実施形態では、化合物半導体装置としてAlGaN/GaN・HEMTを開示する。
図1及び図2は、第1の実施形態による化合物半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
第2のバッファ層10は、第1のバッファ層2のAlNと電子走行層4のGaNとの格子定数差を緩和するために設けられており、膜厚400nm程度で、AlGaNのAl組成比率が0.5で均一となるように形成されている。
詳細には、先ず、キャップ層7上にレジストを塗付し、リソグラフィーによりレジストを加工して、ソース電極の形成部位及びドレイン電極の形成部位に開口を有するレジストマスクを形成する。電極材料として例えばTi/Alを用い、蒸着法等により、各開口を埋め込むようにレジストマスク上にTi/Alを堆積する。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積するTi/Alを除去する。その後、Si基板1を、例えば窒素雰囲気中において600℃程度で熱処理し、オーミックコンタクトを確立する。以上により、キャップ層7上には、ソース電極8及びドレイン電極9が形成される。
詳細には、ソース電極8及びドレイン電極9を覆うように、キャップ層7上に絶縁物、ここではPECVD法等によりSiNを膜厚500nm程度に堆積する。これにより、保護膜となるパッシベーション膜11が形成される。
詳細には、先ず、パッシベーション膜12をリソグラフィー及びドライエッチングにより加工する。これにより、キャップ層7の表面の一部を露出させるゲート電極形成用の開口12aが形成される。
詳細には、先ず、パッシベーション膜11上にレジストを塗付し、リソグラフィーによりレジストを加工して、パッシベーション膜11の開口11aを露出する開口を有するレジストマスクを形成する。電極材料として例えばNi/Auを用い、蒸着法等により、開口を埋め込むようにレジストマスク上にNi/Auを堆積する。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積するNi/Auを除去する。以上により、パッシベーション膜11上には、ソース電極8とドレイン電極9との間で、開口11aをNi/Auで埋め込みキャップ層7と接続されるゲート電極12が形成される。
以下、第1の実施形態の変形例について説明する。本例では、第1の実施形態と同様にAlGaN/GaN・HEMTを開示するが、第2のバッファ層の構成が若干異なる点で第1の実施形態と相違する。
図8は、第1の実施形態の変形例による化合物半導体装置の製造方法の主要工程を示す概略断面図である。
第2のバッファ層21は、低Al組成領域21aと高Al組成領域21bとの積層構造で例えば膜厚400nm程度とされている。低Al組成領域21aは、AlGaNのAl組成比率が比較的低値で均一、例えばAl組成比率が0.5となるように形成されている。高Al組成領域21bは、厚みが例えば10nm程度であり、AlGaNのAl組成比率が比較的高値で均一、例えば0.7となるように形成されている。
しかる後、ソース電極8、ドレイン電極9、及びゲート電極12と接続される配線の形成等の諸工程を経る。これにより、本例のAlGaN/GaN・HEMTが形成される。
以下、第2の実施形態の変形例について説明する。本実施形態では、第1の実施形態と同様にAlGaN/GaN・HEMTを開示するが、第2のバッファ層の構成が異なる点で第1の実施形態と相違する。
図9は、第2の実施形態による化合物半導体装置の製造方法の主要工程を示す概略断面図である。
第2のバッファ層31上に、第1の実施形態と同様に、電子走行層4、中間層5、電子供給層6、及びキャップ層7を順次形成する。AlGaN/GaN・HEMTでは、電子走行層4の電子供給層6(直接的には中間層5)との界面近傍に2DEGが生成される。
第2のバッファ層31は、下領域及び下領域よりも格子定数の小さい上領域が積層された構成層が複数積層されてなる。図10(a)では、構成層が3層形成された場合を例示しており、Si基板1側から構成層32A,32B,32Cとする。構成層32Aは、下領域32Aa及び上領域32Abが積層されてなる。構成層32Bは、下領域32Ba及び上領域32Bbが積層されてなる。構成層32Cは、下領域32Ca及び上領域32Cbが積層されてなる。
各構成層について、下領域では、AlGaNのAl組成比率が均一となるように形成されている。上領域では、その上面に近づくにつれてAlGaNのAl組成比率が高くなるように形成されている。換言すれば、各構成層の下領域は、膜厚方向の任意の二部位において上部位の格子定数が下部位の格子定数よりも小さい。
具体的には、下領域32Aa,32Ba,32Caでは、この順にAl組成比率が低くなるように、例えば0.5,0.3,0.1でそれぞれ均一のAl組成比率とされている。
上領域32Ab,32Bb,32Cbでは、この順に、漸増するAl組成比率のピーク値(各上領域の上面におけるAl組成比率の値)が低くなるように、例えばピーク値が0.7,0.4,0.2とされている。この構成により、最上層の構成層32C上に、格子欠陥等を可及的に生ぜしめることなく電子走行層4を形成することができる。
構成層32A,32B,32Cのうち、任意の隣接する2層に着目する。ここでは、構成層32A,32B、構成層32B,32Cが考えられる。例えば、構成層32B,32Cを例示する。当該2層では、上部の構成層32Cの下領域32Caの格子定数が下部の構成層32Bの下領域32Baの格子定数よりも大きい。且つ、上部の構成層32Cの上領域32Cbの上面における格子定数が下部の構成層32Bの上領域32Bbの上面における格子定数よりも大きい。
具体的に、当該構成層が構成層32Aであれば下層はAlNからなる第1のバッファ層2であり、当該構成層が構成層32B又は構成層32Cであれば下層は構成層32A(の上領域32Ab)又は構成層32B(の上領域32Bb)である。
構成層32Aの第1のバッファ層2との界面近傍では、第1の実施形態と同様に、第1のバッファ層2との格子定数差に起因する比較的大きな圧縮応力が印加される。これにより、構成層32Aには比較的大きな圧縮歪み(矢印A1)が生じる。
構成層32Bの下領域32BaのAl組成比率(0.3)は、構成層32Aの上領域32AbのAl組成比率のピーク値(0.7)よりも低い。そのため、構成層32Bの構成層32Aとの界面近傍では、構成層32Bには比較的大きな圧縮歪みが印加される。これにより、構成層32Bには比較的大きな圧縮歪み(矢印B1)が生じる。
構成層32Cでも同様に、構成層32Bとの界面近傍で比較的大きな圧縮歪みが印加され、比較的大きな圧縮歪み(矢印C1)が生じる。
具体的に、当該構成層が構成層32A又は構成層32Bであれば上層は構成層32B(の下領域32Ba)又は構成層32C(の下領域32Ca)であり、当該構成層が構成層32Cであれば上層は電子走行層4である。
同様に、上領域32Cbの存在により、構成層32Cの電子走行層4との界面近傍においても、矢印C1で示す圧縮応力と例えば同等の大きな圧縮応力(矢印C2)が生じる。
以上により、第2のバッファ層31では、全体的にみれば、膜厚方向において大きさに偏りの少ない圧縮応力を内在している。
しかる後、ソース電極8、ドレイン電極9、及びゲート電極12と接続される配線の形成等の諸工程を経る。これにより、本実施形態のAlGaN/GaN・HEMTが形成される。
以下、第2の実施形態の変形例について説明する。本例では、第2の実施形態と同様にAlGaN/GaN・HEMTを開示するが、第2のバッファ層の構成が若干異なる点で第2の実施形態と相違する。
図12は、第2の実施形態の変形例による化合物半導体装置の製造方法の主要工程を示す概略断面図である。
第2のバッファ層41上に、第2の実施形態と同様に、電子走行層4、中間層5、電子供給層6、及びキャップ層7を順次形成する。AlGaN/GaN・HEMTでは、電子走行層4の電子供給層6(直接的には中間層5)との界面近傍に2DEGが生成される。
第2のバッファ層41は、下領域及び下領域よりも格子定数の小さい上領域が積層された構成層が複数積層されてなる。図13では、構成層が3層形成された場合を例示しており、Si基板1側から構成層42A,42B,42Cとする。構成層42Aは、下領域42Aa及び上領域42Abが積層されてなる。構成層42Bは、下領域42Ba及び上領域42Bbが積層されてなる。構成層42Cは、下領域42Ca及び上領域42Cbが積層されてなる。
各構成層について、下領域では、AlGaNのAl組成比率が均一となるように形成されている。上領域では、AlGaNのAl組成比率が下領域よりも高値で均一となるように形成されている。
具体的には、下領域42Aa,42Ba,42Caでは、この順にAl組成比率が低くなるように、例えば0.5,0.3,0.1でそれぞれ均一のAl組成比率とされている。
上領域42Ab,42Bb,42Cbでは、この順にこの順にAl組成比率が低くなるように、且つ下領域42Aa,42Ba,42CaよりもAl組成比率が高くなるように、例えば0.7,0.4,0.2でそれぞれ均一のAl組成比率とされている。この構成により、最上層の構成層42C上に、格子欠陥等を可及的に生ぜしめることなく電子走行層4を形成することができる。
具体的に、当該構成層が構成層42Aであれば下層はAlNからなる第1のバッファ層2であり、当該構成層が構成層42B又は構成層42Cであれば下層は構成層42A(の上領域42Ab)又は構成層42B(の上領域42Bb)である。
構成層42Bの下領域42BaのAl組成比率(0.3)は、構成層42Aの上領域42AbのAl組成比率(0.7)よりも低い。そのため、構成層42Bの構成層42Aとの界面近傍では、構成層42Bには比較的大きな圧縮歪みが印加される。これにより、構成層42Bには比較的大きな圧縮歪みが生じる。
構成層42Cでも同様に、構成層42Bとの界面近傍で比較的大きな圧縮歪みが印加され、比較的大きな圧縮歪みが生じる。
具体的に、当該構成層が構成層42A又は構成層42Bであれば上層は構成層42B(の下領域42Ba)又は構成層42C(の下領域42Ca)であり、当該構成層が構成層42Cであれば上層は電子走行層4である。
同様に、上領域42Cbの存在により、構成層42Cの電子走行層4との界面近傍においても、構成層42Bとの界面近傍のものと例えば同等の大きな圧縮応力が生じる。
以上により、第2のバッファ層41では、全体的にみれば、膜厚方向において大きさに偏りのない圧縮応力を内在している。
しかる後、ソース電極8、ドレイン電極9、及びゲート電極12と接続される配線の形成等の諸工程を経る。これにより、本実施形態のAlGaN/GaN・HEMTが形成される。
本実施形態では、第1の実施形態及びその変形例、並びに第2の実施形態及びその変形例から選ばれた1種のAlGaN/GaN・HEMTを備えた電源装置を開示する。
図15は、第3の実施形態による電源装置の概略構成を示す結線図である。
一次側回路51は、交流電源54と、いわゆるブリッジ整流回路55と、複数(ここでは4つ)のスイッチング素子56a,56b,56c,56dとを備えて構成される。また、ブリッジ整流回路55は、スイッチング素子56eを有している。
二次側回路52は、複数(ここでは3つ)のスイッチング素子57a,57b,57cを備えて構成される。
本実施形態では、第1の実施形態及びその変形例、並びに第2の実施形態及びその変形例から選ばれた1種のAlGaN/GaN・HEMTを備えた高周波増幅器を開示する。
図16は、第4の実施形態による高周波増幅器の概略構成を示す結線図である。
ディジタル・プレディストーション回路61は、入力信号の非線形歪みを補償するものである。ミキサー62aは、非線形歪みが補償された入力信号と交流信号をミキシングするものである。パワーアンプ63は、交流信号とミキシングされた入力信号を増幅するものであり、第1の実施形態及びその変形例、並びに第2の実施形態及びその変形例から選ばれた1種のAlGaN/GaN・HEMTを有している。なお図16では、例えばスイッチの切り替えにより、出力側の信号をミキサー62bで交流信号とミキシングしてディジタル・プレディストーション回路61に送出できる構成とされている。
第1の実施形態及びその変形例、第2の実施形態及びその変形例、並びに第3及び第4の実施形態では、化合物半導体装置としてAlGaN/GaN・HEMTを例示した。化合物半導体装置としては、AlGaN/GaN・HEMT以外にも、以下のようなHEMTに適用できる。
本例では、化合物半導体装置として、InAlN/GaN・HEMTを開示する。
InAlNとGaNは、組成によって格子定数が近くすることが可能な化合物半導体である。この場合、上記の諸実施形態及び変形例では、第2のバッファ層上に形成される電子走行層がi−GaN、中間層がi−InAlN、電子供給層がn−InAlN、キャップ層がn+−GaNで形成される。また、この場合のピエゾ分極がほとんど発生しないため、2次元電子ガスは主にInAlNの自発分極により発生する。
本例では、化合物半導体装置として、InAlGaN/GaN・HEMTを開示する。
GaNとInAlGaNは、後者の方が前者よりも格子定数が小さい化合物半導体である。この場合、上記の諸実施形態及び変形例では、第2のバッファ層上に形成される電子走行層がi−GaN、中間層がi−InAlGaN、電子供給層がn−GaN、キャップ層がn+−InAlGaNで形成される。
前記基板の上方に形成された化合物半導体層と
を含み、
前記化合物半導体層は、第1の層及び前記第1の層上に形成された第2の層を有しており、
前記第1の層は、膜厚方向の任意の二部位において上部位の格子定数が下部位の格子定数以下であるとともに、膜厚方向において上部位の格子定数が下部位の格子定数よりも小さい二部位を有することを特徴とする化合物半導体装置。
前記第3の層は、前記第1の層の当該第3の層との界面における格子定数よりも格子定数が小さいことを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
前記基板の上方に形成された化合物半導体層と
を含み、
前記化合物半導体層は、第1の層及び前記第1の層上に形成された第2の層を有しており、
前記第1の層は、下領域及び前記下領域よりも格子定数の小さい上領域からなる構成層が複数積層されてなり、
複数の前記構成層のうち、任意の隣接する2層において、上部の前記構成層の前記下領域の格子定数が下部の前記構成層の前記下領域の格子定数よりも大きく、且つ、上部の前記構成層の前記上領域の格子定数が下部の前記構成層の前記上領域の格子定数よりも大きいことを特徴とする化合物半導体装置。
前記第3の層は、前記第1の層の当該第3の層との界面における格子定数よりも格子定数が小さいことを特徴とする付記6〜8のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
複数の前記構成層のうち、任意の隣接する2層において、上部の前記構成層の前記下領域のAl含有比率が下部の前記構成層の前記下領域のAl含有比率よりも低く、且つ、上部の前記構成層の前記上領域のAl含有比率が下部の前記構成層の前記上領域のAl含有比率よりも低いことを特徴とする付記6〜9のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
前記第1の層は、膜厚方向の任意の二部位において上部位の格子定数が下部位の格子定数以下であるとともに、膜厚方向において上部位の格子定数が下部位の格子定数よりも小さい二部位を有しており、
前記基板、前記第1の層及び前記第2の層は、前記第2の層を形成した際に、前記基板から前記第1の層及び前記第2の層に向かって上に凸に反った形状とされることを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
前記第3の層は、前記第1の層の当該第3の層との界面における格子定数よりも格子定数が小さいことを特徴とする付記11〜13のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
前記第1の層は、下領域及び前記下領域よりも格子定数の小さい上領域からなる構成層が複数積層されてなり、
複数の前記構成層のうち、任意の隣接する2層において、上部の前記構成層の前記下領域の格子定数が下部の前記構成層の前記下領域の格子定数よりも大きく、且つ、上部の前記構成層の前記上領域の格子定数が下部の前記構成層の前記上領域の格子定数よりも大きく、
前記基板、前記第1の層及び前記第2の層は、前記第2の層を形成した際に、前記基板から前記第1の層及び前記第2の層に向かって上に凸に反った形状とされることを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
前記第3の層は、前記第1の層の当該第3の層との界面における格子定数よりも格子定数が小さいことを特徴とする付記15〜17のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
前記高圧回路はトランジスタを有しており、
前記トランジスタは、
基板と、
前記基板の上方に形成された化合物半導体層と
を含み、
前記化合物半導体層は、第1の層及び前記第1の層上に形成された第2の層を有しており、
前記第1の層は、膜厚方向の任意の二部位において上部位の格子定数が下部位の格子定数以下であるとともに、膜厚方向において上部位の格子定数が下部位の格子定数よりも小さい二部位を有することを特徴とする電源回路。
トランジスタを有しており、
前記トランジスタは、
基板と、
前記基板の上方に形成された化合物半導体層と
を含み、
前記化合物半導体層は、第1の層及び前記第1の層上に形成された第2の層を有しており、
前記第1の層は、膜厚方向の任意の二部位において上部位の格子定数が下部位の格子定数以下であるとともに、膜厚方向において上部位の格子定数が下部位の格子定数よりも小さい二部位を有することを特徴とする高周波増幅器。
2 第1のバッファ層
3,10,21,31,41 第2のバッファ層
3a 均一組成領域
3b 傾斜組成領域
4 電子走行層
5 中間層
6 電子供給層
7 キャップ層
8 ソース電極
9 ドレイン電極
11 パッシベーション膜
11a 開口
12 ゲート電極
21a 低Al組成領域
21b 高Al組成領域
32A,32B,32C,42A,42B,42C 構成層
32Aa,32Ba,32Ca,42Aa,42Ba,42Ca 下領域
32Ab,32Bb,32Cb,42Ab,42Bb,42Cb 上領域
51 一次側回路
52 二次側回路
53 トランス
54 交流電源
55 ブリッジ整流回路
56a,56b,56c,56d,56e,57a,57b,57c スイッチング素子
61 ディジタル・プレディストーション回路
62a,62b ミキサー
63 パワーアンプ
Claims (8)
- 基板と、
前記基板の上方に形成された化合物半導体層と
を含み、
前記化合物半導体層は、第1の層及び前記第1の層上に形成された第2の層を有しており、
前記第1の層は、膜厚方向の任意の二部位において上部位の格子定数が下部位の格子定数以下であるとともに、膜厚方向において上部位の格子定数が下部位の格子定数よりも小さい二部位を有しており、
前記第1の層は、Al組成比率が均一な第1の領域と、膜厚方向のAl組成比率が前記第1の領域との界面から前記第2の層との界面にかけて漸増する第2の領域とが積層されてなることを特徴とする化合物半導体装置。 - 前記化合物半導体層は、前記基板との間に第3の層を有しており、
前記第3の層は、前記第1の層の当該第3の層との界面における格子定数よりも格子定数が小さいことを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体装置。 - 前記第1の層は、Al含有の化合物半導体からなり、膜厚方向の任意の二部位において上部位のAl含有比率が下部位のAl含有比率以上であるとともに、膜厚方向において上部位のAl含有比率が下部位のAl含有比率よりも高い二部位を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物半導体装置。
- 基板と、
前記基板の上方に形成された化合物半導体層と
を含み、
前記化合物半導体層は、第1の層及び前記第1の層上に形成された第2の層を有しており、
前記第1の層は、下領域及び前記下領域よりも格子定数の小さい上領域からなる構成層が複数積層されてなり、
複数の前記構成層のうち、任意の隣接する2層において、上部の前記構成層の前記下領域の格子定数が下部の前記構成層の前記下領域の格子定数よりも大きく、且つ、上部の前記構成層の前記上領域の格子定数が下部の前記構成層の前記上領域の格子定数よりも大きく、
前記各構成層の前記上領域は、下面から上面にかけてAl組成比率が漸増していることを特徴とする化合物半導体装置。 - 前記化合物半導体層は、前記基板との間に第3の層を有しており、
前記第3の層は、前記第1の層の当該第3の層との界面における格子定数よりも格子定数が小さいことを特徴とする請求項4に記載の化合物半導体装置。 - 前記第1の層は、Al含有の化合物半導体からなり、
複数の前記構成層のうち、任意の隣接する2層において、上部の前記構成層の前記下領域のAl含有比率が下部の前記構成層の前記下領域のAl含有比率よりも低く、且つ、上部の前記構成層の前記上領域のAl含有比率が下部の前記構成層の前記上領域のAl含有比率よりも低いことを特徴とする請求項4又は5に記載の化合物半導体装置。 - 基板の上方に、常温以上の所定の処理温度で化合物半導体からなる第1の層及び第2の層を順次形成する工程を含み、
前記第1の層は、膜厚方向の任意の二部位において上部位の格子定数が下部位の格子定数以下であるとともに、膜厚方向において上部位の格子定数が下部位の格子定数よりも小さい二部位を有しており、
前記基板は、前記第1の層及び前記第2の層よりも熱膨張係数が小さく、
前記基板、前記第1の層及び前記第2の層は、前記第2の層を形成した際に、前記基板から前記第1の層及び前記第2の層に向かって上に凸に反った形状とされることを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。 - 基板の上方に、常温以上の所定の処理温度で化合物半導体からなる第1の層及び第2の層を順次形成する工程を含み、
前記第1の層は、下領域及び前記下領域よりも格子定数の小さい上領域からなる構成層が複数積層されてなり、
前記基板は、前記第1の層及び前記第2の層よりも熱膨張係数が小さく、
複数の前記構成層のうち、任意の隣接する2層において、上部の前記構成層の前記下領域の格子定数が下部の前記構成層の前記下領域の格子定数よりも大きく、且つ、上部の前記構成層の前記上領域の格子定数が下部の前記構成層の前記上領域の格子定数よりも大きく、
前記基板、前記第1の層及び前記第2の層は、前記第2の層を形成した際に、前記基板から前記第1の層及び前記第2の層に向かって上に凸に反った形状とされることを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
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