JP5672234B2 - 放射線画像検出カセッテ - Google Patents

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Description

本発明は、放射線画像検出カセッテに関する。
近年、被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像を得る方法として、デジタル方式の放射線画像検出装置が用いられている。このような放射線画像検出装置としては、いわゆるFPD(Flat Panel Detector)がある。
FPDの一例としては、基板上に複数の検出素子を二次元的に配列し、被写体を透過した放射線が蛍光体(シンチレータ)に照射され、照射された放射線量に応じて発光する可視光を電荷に変換して光電変換素子に蓄積し、光電変換素子に蓄積した電荷を読み出すことにより放射線画像を得るものがある。このようなFPDは撮影直後に放射線画像を得られるという即時性を有している。
一般的なカセッテ型のFPDとして、例えば特許文献1に記載されたX線検出器がある。特許文献1に記載されたX線検出器は、シンチレータ層、検出器素子を備えた撮像パネルや読み出し電子回路等を含む検出器サブシステムが、保護筐体の内部に設置された構造となっている。可搬型のX線検出器をイメージングシステムにセットし、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像を得ている。
特許文献1に記載されたX線検出器内の撮像パネルは、低密度心材を介して支持層に接着されており、ユーザーがX線検出器を運搬中に誤って落下させてしまっても、落下の衝撃により撮像パネルが破損しないようになっている。
また、支持層における撮像パネルが接着されている面と反対側の面には読み出し電子回路が設置され、撮像パネルと読み出し電子回路は電気的に接続されている。
特開2009−20099号公報
特許文献1に記載されたX線検出器の構造は前述した通りであるが、X線検出器を使用している際に読み出し電子回路が故障してしまったり、ユーザーがX線検出器を誤って落下させて撮像パネルと読み出し電子回路を繋ぐ電気配線が破損してしまったりする場合があり、その際に読み出し電子回路や電気配線を新しいものと交換することがあり得る。
新しい読み出し電子回路等と交換する際に撮像パネルが破損しないよう撮像パネルと支持層を分離する必要があるが、撮像パネルが支持層に強固に接着されていると、撮像パネルと支持層を分離する際に撮像パネルに局部的な曲げ応力が生じてしまい、撮像パネルが破損してしまう可能性がある。
また、撮像パネルは高価なものであり、撮像パネルを破損することなく支持層と分離して、新しいX線検出器を製造する際に再利用出来るようにすることが望まれている。
そこで、本発明の目的は、撮像パネルを破損することなく支持層と分離して、新しいX線検出器を製造する際に再利用出来るようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る放射線画像検出カセッテは、
被写体に向けて照射された放射線を検出して放射線画像データを取得する可搬型の放射線画像検出カセッテであって、
少なくとも、基板と、前記基板上に形成され、入射した放射線に対応した電気信号を出力する検出部を備える撮像パネルと、
当該撮像パネルを支持する基台と、を有し、
前記撮像パネルは前記基台より剛性が高く、前記撮像パネルが前記基台に対して剥離可能に接着されていることを特徴とするものである。
本発明に係る放射線画像検出カセッテによれば、撮像パネルを破損することなく支持層と分離して、新しいX線検出器を製造する際に再利用することが出来る。
カセッテ型検出器を示す斜視図である。 ハウジングの分解斜視図である。 図1に示すカセッテ型検出器をa方向から見た所定箇所の断面図である。 図3におけるガラス基板と緩衝材と基台を拡大した部分断面図である。 接着テープTの構造を示す拡大断面図である。 撮像パネルの一部であるガラス基板と基台を分離する動作を示す部分断面図である。 接着テープの変形例を示す部分断面図である。 図7のb方向から見た第1の接着剤の一部分を示す上面図である。 接着箇所の変形例を示す撮像パネルの上面図である。
[カセッテ型検出器の概要]
図1は、カセッテ型検出器の斜視図である。
放射線画像検出カセッテであるカセッテ型検出器1は、カセッテ型のフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector)である。カセッテ型検出器1は、照射された放射線を検出してデジタル画像データとして取得する放射線検出部2(図3等参照)と、放射線検出部2を内部に収納するハウジング3とを備えている。
本実施形態において、ハウジング3は、放射線入射方向の厚さが15mmとなるように形成されている。なお、ハウジング3の放射線入射方向の厚さは16mm以下であることが好ましく、従来のスクリーン/フィルム用のカセッテにおける規格(JIS Z 4905)に準拠するサイズ(15mm+1mmであり、かつ15mm−2mm)の範囲内であることが好ましい(JIS Z 4905に対応する国際規格は、IEC 60406である)。
図2は、ハウジング3の分解斜視図である。
図2に示すように、ハウジング3は、両端部に開口部311、312を有する中空の本体部31と、本体部31の各開口部311、312を塞ぐ第1の蓋部材32及び第2の蓋部材33とを備えている。
本体部31は、カーボン繊維体(例えば炭素繊維強化プラスチック:CFRP)で構成され、軽量で強度が優れたものである。本体部31の厚さは筒状にしてカセッテ型検出器1の強度を保つようにしている。
第1の蓋部材32及び第2の蓋部材33は、蓋本体部321、331と、挿入部322、332とを備えており、アルミニウムで形成されている。
挿入部322、332の各側面には、第1の蓋部材32及び第2の蓋部材33と、本体部31と、を係合する係合片324、334が、開口部311、312に対する挿入方向に向かって延出している。係合片324、334の外側面には、それぞれ係合凸部325、335が設けられている。第1の蓋部材32と第2の蓋部材33が本体部31に挿入されると、係合凸部325、335が本体部31に設置された係合凹部315、316に係合する。
第1の蓋部材32における蓋本体部321の一側面には、カセッテ型検出器1と外部の機器との間で無線により情報の送受信を行うための無線通信部4が埋め込まれており、無線通信部4には、金属からなる平板状の一対の放射板41、42と、一対の放射板41、42に対して給電する給電部43とが設けられている。
また、蓋本体部321の一面であって、無線通信部4が形成されている面と同一面上には、ハウジング3の内部に設けられた充電池24(図3等参照)を充電する際に外部の電源等と接続される充電用端子51と、カセッテ型検出器1の電源のON/OFFを切り替える電源スイッチ52が設けられている。更に、無線通信部4が形成されている面と放射線入射側の面とによって形成される角部には、例えばLED等で構成され充電池24の充電状況や各種の操作状況等を表示するインジケータ53が設けられている。
[カセッテ型検出器の内部構造]
次にカセッテ型検出器1の内部構造について説明する。図3は、図1に示すカセッテ型検出器1をa方向から見た所定箇所の断面図である。
図3に示すように、放射線検出部2は、撮像パネル21、基台22、電気部品(中継基板23A、制御基板23B、充電池24(例えばリチウムインキャパシタ等))により構成されている。本実施形態において、基台22の上方の面には撮像パネル21が支持されており、基台22の下方の面には制御基板23Bや充電池24等、複数の電気部品が取り付けられている。
基台22は可撓性であり、樹脂により構成されている。基台22の材質は例えばポリカーボネイトとABSを混合した樹脂である。撮像パネル21と基台22の剛性を比較すると、撮像パネル21の方が基台22より剛性が高い。
基台22には緩衝材22Aが接着されており、緩衝材22Aには撮像パネル21のガラス基板213が接着されている。つまり、緩衝材22Aを介して撮像パネル21が基台22に接着されている。従って、ユーザーがカセッテ型検出器1を運搬中に誤って落下させてしまっても、撮像パネル21が移動してハウジング3の内側P等に衝突することはなく、撮像パネル21は破損しない。
撮像パネル21はシンチレータ211、検出部212、ガラス基板213、対向基板214から構成されている。撮像パネル21の基本構造を説明すると、検出部212がガラス基板213の上に形成されており、その上方にシンチレータ211が設置されている。シンチレータ211の上方には対向基板214が設置されており、シンチレータ211は対向基板214とガラス基板213に挟まれている。ガラス基板213と対向基板214は、例えば、ともに厚みが0.6mm程度の基板である。
シンチレータ211は入射した放射線を光に変換する機能を有する。シンチレータ211は、例えば、蛍光体を主たる成分とし、入射した放射線に基づいて、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を出力するようになっている。
検出部212はシンチレータ211から出力された電磁波(光)を電気エネルギーに変換して蓄積し、蓄積された電気エネルギーに基づいた電気信号を出力する。検出部212で発生した電気信号は不図示のフレキシブルハーネスにより第1中継基板23Aに送られる。
基台22の端部とハウジング3の内側Pとの間や、対向基板214の上方には、緩衝材215が設置されており、ユーザーがカセッテ型検出器1を運搬中に誤って落下させてしまっても、落下の衝撃が基台22や撮像パネル21に伝達されにくい。
以上説明したように、図1〜図3に示すカセッテ型検出器1を使用することにより、被写体の放射線画像を検出することが可能となっている。
[撮像パネルと基台との分離]
次に撮像パネル21と基台22との分離について説明する。
前述したように、撮像パネル21は緩衝材22Aを介して基台22に接着されており、ユーザーがカセッテ型検出器1を運搬中に誤って落下させてしまっても、撮像パネル21が移動してハウジング3の内側P等に衝突することはなく、撮像パネル21は破損しない。
ところで、カセッテ型検出器1を使用している際に制御基板23Bが故障してしまったり、ユーザーがカセッテ型検出器1を誤って落下させて検出部212と第1中継基板23Aとを繋ぐフレキシブルハーネスが破損してしまったりする場合があり、その際に制御基板23Bやフレキシブルハーネスを新しいものと交換することがあり得る。
この場合、図3に示す放射線検出部2をハウジング3から取り出して制御基板23B等を交換するが、新しい制御基板23B等と交換する際に撮像パネル21が破損しないよう、撮像パネル21と基台22を分離する必要がある。しかし、撮像パネル21が基台22に強固に接着されていると、撮像パネル21と基台22を分離する際に撮像パネル21に局部的な曲げ応力が生じてしまい、撮像パネル21が破損してしまう可能性がある。
そこで、カセッテ型検出器1では、撮像パネル21が破損せず、撮像パネル21と基台22が容易に分離しやすいようになっている。この点について以下に詳しく説明する。
図4は、図3におけるガラス基板213と緩衝材22Aと基台22を拡大した部分断面図である。
図3では省略して示していないが、図4で示すようにガラス基板213と緩衝材22Aとの間には接着テープTが介在しており、接着テープTによりガラス基板213が緩衝材22Aに接着されている。なお、緩衝材22Aは接着剤Sにより基台22に強固に接着されている。
図5は、接着テープTの構造を示す拡大断面図である。
図5に示すように、接着テープTは、芯材T1と、芯材T1の一方の面に設置された第1の接着剤T2(第1の接着剤T2は、ガラス基板213側、つまり撮像パネル21側に配置されている。)と、芯材T1の他方の面に設置された第2の接着剤T3(第2の接着剤T3は、緩衝材22A側、つまり基台22側に配置されている。)から構成される三層構造の表面保護用接着テープである。
芯材T1は、特殊オレフィンフィルムから形成されており、厚さは50μmである。
第1の接着剤T2と第2の接着剤T3はアクリル系接着剤であるが、ポリオレフィン系、ゴム系であっても良い。第1の接着剤T2がガラス基板213に接触し、第2の接着剤T3が緩衝材22Aに接触しており、第1の接着剤T2より第2の接着剤T3の方が接着力が大きい。
図6は、撮像パネル21の一部であるガラス基板213と基台22を分離する動作を示す部分断面図である。
図6に示すように、緩衝材22Aが接着された基台22を図6の矢印方向に移動させて撮像パネル21の一部であるガラス基板213と基台22を分離しようとすると、第1の接着剤T2より第2の接着剤T3の方が接着力が大きいため、第1の接着剤T2がガラス基板213から剥がれ、接着テープTが緩衝材22Aに付着した状態でガラス基板213と基台22が分離する。つまり、通常の状態ではガラス基板213を含む撮像パネル21が緩衝材22Aを介して基台22に接着されているが、分離する際は、ガラス基板213を含む撮像パネル21が基台22に対して剥離可能となっている(「剥離可能」とは、撮像パネル21の一部であるガラス基板213から接着テープTが剥がれ、撮像パネル21と基台22が容易に分離可能ということである。)。
また、前述したように撮像パネル21が基台22より剛性が高いため、撮像パネル21の一部であるガラス基板213が変形せず、基台22の方が変形してガラス基板213から基台22と緩衝材22Aが分離する。
以上、図4〜図6を用いて説明したように、撮像パネル21は基台22より剛性が高く、撮像パネル21が基台22に対して剥離可能に接着されていることにより、ユーザーがカセッテ型検出器1を運搬中に誤って落下させてしまっても、落下の衝撃により撮像パネル21が破損することはなく、また制御基板23B等の交換や撮像パネル21の再利用の際に、撮像パネル21を変形させることなく、撮像パネル21と基台22を容易に分離することが出来る。
また、第1の接着剤T2を撮像パネル21側に配置して、第1の接着剤T2より接着力が高い第2の接着剤T3を基台22側に配置することにより、通常の状態では撮像パネル21が基台22に接着されているが、分離する際は、撮像パネル21側に接着テープTが付着することなく、綺麗に撮像パネル21と基台22が分離出来る。
[接着テープの変形例]
図7は、接着テープTの変形例を示す部分断面図である。
図5で説明した接着テープTにおいて第1の接着剤T2の表面は平らであるが、図7に示す接着テープTでは、第1の接着剤T2の表面が凹凸形状となっている(T21が凸部であり、T22が凹部である)。図7では示していないが、第1の接着剤T2を上方から見るとメッシュ状となっており、1インチ当たりのメッシュ数は20である(1インチ当たりのメッシュ数は、例えば48や65であっても良い)。
第1の接着剤T2の表面が凹凸形状であると、第1の接着剤T2とガラス基板213との接触面積が減少し、第2の接着剤T3と比較して接着力を抑えることができ、図5で説明した接着テープTと同様に、ガラス基板213と基台22を分離しようとすると、第1の接着剤T2がガラス基板213から剥がれ、接着テープTが緩衝材22Aに付着した状態でガラス基板213と基台22が分離出来る。
また、第1の接着剤T2の表面が凹凸形状であると、ガラス基板213と緩衝材22Aとの間で空気が介在することになり、シワを発生させることなくガラス基板213に緩衝材22Aを接着させることが出来る。更に、撮像パネル21と基台22は熱膨張係数が異なるため、撮像パネル21と基台22を全面的に接着させてしまうと、基台22の熱膨張の影響が撮像パネル21に伝わり、撮像パネル21に反りが発生してしまう可能性があるが、第1の接着剤T2の表面が凹凸形状であるため基台22の熱膨張の影響が撮像パネル21に伝わりにくく、撮像パネル21の反りを抑制することが出来る。
図8は、図7のb方向から見た第1の接着剤T2の一部分(角部)を示す上面図である。ハッチングで示すT21は第1の接着剤T2の凸部であり、T22が第1の接着剤T2の凹部である。図7でも示しているが、凸部T21がガラス基板213と接触しており、凹部T22はガラス基板213と接触していない。
Zは、ガラス基板213と緩衝材22Aの接着部の周面(撮像パネル21と基台22との接着部の周面)に該当する。図8で示すように、凹部T22は周面Zに通じているため、被写体が乗る等によりカセッテ型検出器1に一定の荷重が加わった場合でも、破線の矢印で示すように第1の接着剤T2の内部の空気が凹部T22を通じて外に逃げる。この結果、撮像パネル21と第1の接着剤T2との接着箇所において空気が局所的に留まることはなくなり、空気が留まることによる撮像パネル21の局所的な変形を防止でき、放射線画像を適切に検出出来る。
なお、撮像パネル21と第1の接着剤T2との接着箇所において空気が局所的に留まることがない形態であれば、図8で示した凹凸形状に限らず、他の形態であっても良い。
[撮像パネルと基台との接着箇所の変形例]
図3に示すカセッテ型検出器1では、緩衝材22Aを介して撮像パネル21の全面が基台22に接着されている。撮像パネル21と基台22との接着箇所は全面以外でも良く、図9において接着箇所の変形例を示す。図9は、撮像パネル21の上面図であり、ハッチングで示すTが撮像パネル21と基台22との接着箇所である。
図9の変形例に示すように、撮像パネル21は周縁部において基台22に対して接着されており、撮像パネル21の中央部では接着されていない。このような形態であると、撮像パネル21の中央部が不適切な接着により変形することはなく、撮像パネル21の中央部に存在する検出部212(図3参照)が適切に作動して、適正な放射線画像を検出出来る。
以上、図1〜図9に示す実施形態により本発明を説明したが、本発明は当該実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
上記実施形態では、基台22上に緩衝材22Aを直接配置していたが、基台22と緩衝材22Aとの間に放射線遮蔽部材としての鉛シートを介在させてもよい。この場合、基台22と鉛シートが接着されるとともに、鉛シートと緩衝材22Aが接着される。
また、基台22上に緩衝材22Aに設けず、基台22と撮像パネル21とを直接剥離可能に接着させてもよい。
1 カセッテ型検出器
2 放射線検出部
3 ハウジング
21 撮像パネル
22 基台
22A 緩衝材
211 シンチレータ
212 検出部
213 ガラス基板
214 対向基板
T 接着テープ
T1 芯材
T2 第1の接着剤
T3 第2の接着剤

Claims (7)

  1. 被写体に向けて照射された放射線を検出して放射線画像データを取得する可搬型の放射線画像検出カセッテであって、
    少なくとも、基板と、前記基板上に形成され、入射した放射線に対応した電気信号を出力する検出部を備える撮像パネルと、
    当該撮像パネルを支持する基台と、を有し、
    前記撮像パネルは前記基台より剛性が高く、前記撮像パネルが前記基台に対して剥離可能に接着されていることを特徴とする放射線画像検出カセッテ。
  2. 前記撮像パネルの周縁部が前記基台に対して剥離可能に接着されている請求項1に記載の放射線画像検出カセッテ。
  3. 芯材と、当該芯材の一方の面に設置された第1の接着剤と、前記芯材の他方の面に設置され前記第1の接着剤より接着力が高い第2の接着剤と、を備えた接着テープが、前記撮像パネルと前記基台との間に介在しており、
    前記第1の接着剤が前記撮像パネル側に配置され、前記第2の接着剤が前記基台側に配置されている請求項1又は2に記載の放射線画像検出カセッテ。
  4. 前記第1の接着剤の表面が凹凸形状である請求項3に記載の放射線画像検出カセッテ。
  5. 前記第1の接着剤の表面における凹部は、前記撮像パネルと前記基台との接着部の周面に通じている請求項4に記載の放射線画像検出カセッテ。
  6. 前記基台上には緩衝材が接着されており、前記撮像パネルが前記緩衝材に対して剥離可能に接着されている請求項1〜5の何れか一項に記載の放射線画像検出カセッテ。
  7. 前記基台と前記緩衝材との間に鉛シートが両者と接着するように介在している請求項6に記載の放射線画像検出カセッテ。
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