JP2005201807A - 放射線画像記録読取装置および画像表示装置並びにそれらの製造方法 - Google Patents

放射線画像記録読取装置および画像表示装置並びにそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ガラスなどの基板上に形成される放射線画像記録媒体とガラスなどの基板上に形成される平面状の発光体とが積層された放射線画像記録読取装置の製造方法において、高い鮮鋭度の放射線画像が得られるとともに、読取光の高い利用効率を得ることができる放射線画像記録読取装置を製造する。
【解決手段】 放射線画像記録媒体10を記録媒体用基板上に剥離層を介して形成した後、その放射線画像記録媒体10を記録媒体用基板から剥離層において剥離するとともに、発光体80を発光体用基板上に剥離層を介して形成した後、その発光体80を発光体用基板から剥離層において剥離し、記録媒体用基板から剥離された放射線画像記録媒体10と発光体用基板から剥離された発光体80とを貼り合わせて形成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ガラスなどの基板上に形成される放射線画像記録媒体とガラスなどの基板上に形成される平面状の発光体とが積層された放射線画像記録読取装置およびガラスなどの基板上に形成される画像表示媒体とガラスなどの基板上に形成される発光体とが積層された画像表示装置並びにそれらの製造方法に関するものである。
従来より、医療分野などにおいて、被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生し、その電荷を蓄積することにより被写体に関する放射線画像を記録する放射線画像記録媒体が各種提案、実用化されている。
上記のような放射線画像記録媒体としては、たとえば、特許文献1には、放射線を透過する第1の電極層、放射線の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層、記録用光導電層で発生した一方の極性の電荷に対しては絶縁体として作用し、かつ上記他方の極性の電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層、および読取光を透過する線状に延びる第1の線状電極と読取光を遮光する線状に延びる第2の線状電極とが平行に交互に配列された第2の電極層をこの順に積層してなる放射線画像記録媒体が提案されている。
上記のように構成された放射線画像記録媒体により放射線画像の記録を行う際には、まず、第1の電極層に負の電圧が印加された状態で、被写体を透過した放射線が照射される。そして、その放射線の照射により記録用光導電層において電荷対が発生し、この電荷対のうちの負の極性の電荷が記録用光導電層と電荷輸送層との界面である蓄電部に蓄積されることにより放射線画像の記録が行われる。次に、上記のようにして放射線画像が記録された放射線画像記録媒体から放射線画像に応じた画像信号を読み取る際には、まず、第1の電極層が接地された状態で第2の電極層側から読取光が照射される。そして、この読取光の照射により読取用光導電層において電荷対が発生し、上記電荷対のうちの正の電荷が蓄電部に蓄積された負の電荷と結合するとともに、負の電荷が第1の線状電極に帯電した正の電荷と結合することにより、その電流変化が第1の線状電極に接続された電流検出アンプなどによって画像信号として検出され、放射線画像に応じた画像信号を読取りが行われる。
また、上記のような放射線画像記録媒体としては、上記のように放射線の照射を受けてその放射線を直接電荷に変換することにより放射線画像の記録を行う、いわゆる直接変換方式のものと、たとえば、特許文献2などにおいて、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷に変換することにより放射線画像の記録を行う、いわゆる間接変換方式のものが提案されている。
ここで、上記のような2つの電極層に挟まれた構成を有する放射線画像記録媒体を製造する際には、第2の電極層の線状電極を精度よく形成するため、あるいは上記線状電極が設けられる読取用光導電層は線状電極を形成するエッチングプロセスに耐えうる材質ではないため、まず、ガラスなどの基板上に線状電極が形成された後、その上に読取用光導電層などのその他の層が形成される。
また、上記のような放射線画像記録媒体に読取光を照射する発光体として、平面状の有機EL光源が提案されており、この有機EL光源も上記放射線画像記録媒体と同様に2つの電極層で挟まれた構成であり、具体的には、読取光を発する有機EL層を読取光を透過する線状電極からなるアノード電極層と平面状のカソード電極層とで挟む構成である。したがって、有機EL光源を製造する際にも、上記放射線画像記録媒体と同様に、まず、ガラスなどの基板上に線状電極からなるアノード電極層が形成された後、その上に有機EL層が形成される。
また、上記のようにして製造された有機EL光源を利用して画像を表示することができる画像表示媒体が提案されている。具体的には、上記画像表示媒体は、可視光を透過する第1の電極層と、電界に応じて光学特性が変化する表示層と、光の照射により導電性を呈する光スイッチング層と、光を透過する線状電極が多数平行に配列された第2の電極層とがこの順に積層されたものである。上記画像表示媒体により画像を表示する際には、画像情報に応じた電圧が第2の電極層の線状電極に印加されるとともに、有機EL光源から発せられた光が第2の電極層側から2次元状に走査される。そして、その走査によって光スイッチング層において発生した電荷により第1の電極層と光スイッチング層との間に電界が形成され、その電界に応じて表示層の光学特性が変化して画像情報が表示される。上記表示層としては、たとえば、正に帯電した白色粉末と負に帯電した黒色粉末とが充填されたマイクロカプセルを分散した分散層を備えたものや、液晶とアクリルモノマーをセル内に封入した後UV光を照射して液晶内にポリマーネットワークを形成した液晶層を備えたものなどが提案されている。
そして、上記のような画像表示媒体も、上記放射線画像記録媒体や上記有機EL光源と同様に2つの電極層で挟まれた構成であり、具体的には、表示層および光スイッチング層を第1の電極層と第2の電極層とで挟む構成である。したがって、画像表示媒体を製造する際にも、上記放射線画像記録媒体や上記有機EL光源と同様に、まず、ガラスなどの基板上に線状電極からなる第2の電極層が形成された後、その上にその他の層が形成される。
特開2000−284056号公報 特開2000−346951号公報
しかしながら、上記のようにして製造された放射線画像記録媒体と有機EL光源を利用して放射線画像記録読取装置を構成するようにした場合には、放射線画像記録媒体や有機EL光源が形成されるガラスなどの基板を間に挟んで互いに貼り合わせることになるので、有機EL光源から発せられた光は厚い基板を透過して放射線画像記録媒体に照射されることになる。したがって、有機EL光源から発せられた光が基板において拡散してしまい放射線画像記録媒体から読み取られる放射線画像の鮮鋭度が低下してしまう問題が生じる。
また、上記問題を解決するために、放射線画像記録媒体の基板と有機EL光源の基板との間にセルフォックレンズアレイなどの収束光学素子を配置して読取光を収束し、鮮鋭度を向上させる方法が考えられるが、この場合、有機EL光源から発せられた光の利用効率が低下してしまうため、その利用効率の低下を補うために有機EL光源の駆動電流を増加させ、有機EL光源の発光輝度を増加させる必要があり、有機EL光源の寿命を縮めてしまう問題が生じる。
また、上記のように製造された画像表示媒体と有機EL光源を利用して画像表示装置を構成する場合も同様であり、画像表示媒体に表示される画像の鮮鋭度が低下したり、有機EL光源の寿命を縮めてしまう問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑み、上記放射線画像記録媒体と上記有機EL光源のような発光体とが積層された放射線画像記録読取装置およびその製造方法において、高い鮮鋭度の放射線画像が得られるとともに、読取光の高い利用効率を得ることができる放射線画像記録読取装置およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
また、上記画像表示媒体と上記有機EL光源のような発光体とが積層された画像表示装置およびその製造方法において、高い鮮鋭度の画像を表示することができるとともに、発光体から発せられた光の高い利用効率を得ることができる画像表示装置およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の放射線画像記録読取装置の製造方法は、放射線画像を担持する放射線の照射を受けて放射線画像を記録するとともに、読取光で走査されることより放射線画像に応じた電荷信号が読み取られる放射線画像記録媒体と読取光を発する発光層を有する平面状の発光体とが積層された放射線画像記録読取装置の製造方法であって、放射線画像記録媒体を記録媒体用基板上に剥離層を介して形成した後、その放射線画像記録媒体を記録媒体用基板から剥離層において剥離し、その記録媒体用基板から剥離された放射線画像記録媒体と発光体とを貼り合わせて形成することを特徴とする。
また、上記放射線画像記録読取装置の製造方法においては、発光体を発光体用基板上に剥離層を介して形成した後、その発光体を発光体用基板から剥離層において剥離し、その発光体用基板から剥離された発光体と記録媒体用基板から剥離された放射線画像記録媒体とを貼り合わせて形成するようにすることができる。
また、発光体の熱膨張係数と発光体用基板の熱膨張係数とを互いに異なるものとし、その熱膨張係数の相違を利用して発光体と発光体用基板とを剥離層において剥離させるようにすることができる。
また、放射線画像記録媒体の熱膨張係数と記録媒体用基板の熱膨張係数とを互いに異なるものとし、その熱膨張係数の相違を利用して放射線画像記録媒体と記録媒体用基板とを剥離層において剥離させるようにすることができる。
本発明の画像表示装置の製造方法は、光の照射により電荷を発生する電荷発生層と、その電荷発生層において発生した電荷により形成される電界に応じて光学特性が変化する表示層とを有する画像表示媒体と、上記光を発する発光層を有する平面状の発光体とが積層された画像表示装置の製造方法であって、画像表示媒体を表示媒体用基板上に剥離層を介して形成した後、その画像表示媒体を表示媒体用基板から剥離層において剥離し、その表示媒体用基板から剥離された画像表示媒体と発光体とを貼り合わせて形成することを特徴とする。
また、上記画像表示装置の製造方法においては、発光体を発光体用基板上に剥離層を介して形成した後、その発光体を発光体用基板から剥離層において剥離し、その発光体用基板から剥離された発光体と表示媒体用基板から剥離された画像表示媒体とを貼り合わせて形成するようにすることができる。
また、発光体の熱膨張係数と発光体用基板の熱膨張係数とを互いに異なるものとし、その熱膨張係数の相違を利用して発光体と発光体用基板とを剥離層において剥離させるようにすることができる。
また、画像表示媒体の熱膨張係数と表示媒体用基板の熱膨張係数とを互いに異なるものとし、その熱膨張係数の相違を利用して画像表示媒体と表示媒体用基板とを剥離層において剥離させるようにすることができる。
また、本発明の第1の放射線画像記録読取装置は、放射線画像を担持する放射線の照射を受けて放射線画像を記録するとともに、読取光で走査されることより放射線画像に応じた電荷信号が読み取られる放射線画像記録媒体であって、記録媒体用基板上に剥離層を介して形成された後、記録媒体用基板から剥離層において剥離された放射線画像記録媒体と、読取光を発する発光層を有する平面状の発光体とを積層してなることを特徴とする。
また、上記第1の放射線画像記録読取装置においては、発光体を、発光体用基板上に剥離層を介して形成された後、発光体用基板から剥離層において剥離されたものとすることができる。
本発明の第1の画像表示装置は、光の照射により電荷を発生し、その電荷の発生により形成される電界に応じて光学特性が変化する表示層を有する画像表示媒体であって、表示媒体用基板上に剥離層を介して形成された後、表示媒体用基板から剥離層において剥離された画像表示媒体と、上記光を発する発光層を有する平面状の発光体とを積層してなることを特徴とする。
また、上記第1の画像表示装置においては、発光体を、発光体基板上に剥離層を介して形成された後、発光体用基板から剥離層において剥離されたものとすることができる。
本発明の第2の放射線画像記録読取装置は、放射線画像を担持する放射線の照射を受けて放射線画像を記録するとともに、読取光で走査されることより放射線画像に応じた電荷信号が読み取られる放射線画像記録媒体と、読取光を発する発光層を有する平面状の発光体とが積層された放射線画像記録読取装置であって、放射線画像記録媒体と発光体との間に放射線画像記録媒体が形成される記録媒体用基板が設けられてないことを特徴とするものである。
また、上記第2の放射線画像記録読取装置においては、放射線画像記録媒体の発光体側の面に、その面を被覆する記録媒体用被覆層を設けるようにすることができる。
また、放射線画像記録媒体と発光体との間に発光体が形成される発光体用基板が設けられてないようにすることができる。
また、発光体の放射線画像記録媒体側の面に、その面を被覆する発光体用被覆層を設けるようにすることができる。
本発明の第2の画像表示装置は、光の照射により電荷を発生する電荷発生層と、その電荷発生層において発生した電荷により形成される電界に応じて光学特性が変化する表示層とを有する画像表示媒体と上記光を発する発光層を有する平面状の発光体とが積層された画像表示装置であって、画像表示媒体と発光体との間に画像表示媒体が形成される表示媒体用基板が設けられてないことを特徴とするものである。
また、上記第2の画像表示装置においては、画像表示媒体の発光体側の面に、その面を被覆する表示媒体用被覆層を設けるようにすることができる。
また、画像表示媒体と発光体との間に発光体が形成される発光体用基板を設けないようにすることができる。
また、発光体の画像表示媒体側の面に、その面を被覆する発光体用被覆層を設けるようにすることができる。
ここで、上記「剥離層」とは、上記基板からの剥離を容易にするものであれば如何なるものでもよいが、たとえば、1〜10μm程度の厚さのポリイミドの薄膜などを形成するようにすればよい。また、上記「剥離層」は、1つの層だけではなく複数の層で構成するようにしてもよい。
また、上記「被覆層」とは、上記基板とは異なるものであって、上記放射線画像記録媒体、上記発光体、または上記画像表示媒体の形成に耐えうる材料で形成されるものであり、たとえば、220℃で焼成されたアクリルなどを利用することができる。
本発明の放射線画像記録読取装置の製造方法および第1の放射線画像記録読取装置によれば、放射線画像記録媒体を記録媒体用基板上に剥離層を介して形成した後、その放射線画像記録媒体を記録媒体用基板から剥離層において剥離し、その記録媒体用基板から剥離された放射線画像記録媒体と発光体とを貼り合わせて形成することにより放射線画像記録媒体と発光体との間に記録媒体用基板が配置されないようにしたので、上記記録媒体用基板における読取光の散乱による放射線画像の鮮鋭度の低下を回避することができるとともに、読取光の利用効率の低下も回避することができる。
また、上記放射線画像記録読取装置の製造方法および第1の放射線画像記録読取装置において、発光体が発光体用基板上に形成されるものであり、発光体用基板側から読取光を発するものである場合には、発光体を発光体用基板上に剥離層を介して形成した後、その発光体を発光体用基板から剥離層において剥離し、その発光体用基板から剥離された発光体と記録媒体用基板から剥離された放射線画像記録媒体とを貼り合わせて形成するようにすれば、放射線画像記録媒体と発光体との間に発光体用基板が配置されないようにすることができるので、発光体用基板による鮮鋭度の低下なども回避することができる。
また、発光体の熱膨張係数と前記発光体用基板の熱膨張係数とを互いに異なるものとし、その熱膨張係数の相違を利用して発光体と発光体用基板とを剥離層において剥離させるようにした場合には、発光体用基板からの発光体の剥離をより容易に行うことができる。
また、放射線画像記録媒体の熱膨張係数と記録媒体用基板の熱膨張係数とを互いに異なるものとし、その熱膨張係数の相違を利用して放射線画像記録媒体と記録媒体用基板とを剥離層において剥離させるようにした場合には、記録媒体用基板からの放射線画像記録媒体の剥離をより容易に行うことができる。
本発明の画像表示装置の製造方法および第1の画像表示装置によれば、画像表示媒体を表示媒体用基板上に剥離層を介して形成した後、その画像表示媒体を表示媒体用基板から剥離層において剥離し、その表示媒体用基板から剥離された画像表示媒体と発光体とを貼り合わせて形成することにより画像表示媒体と発光体との間に表示媒体用基板が配置されないようにしたので、上記表示媒体用基板における上記光の散乱による表示画像の鮮鋭度の低下を回避することができるとともに、上記光の利用効率の低下も回避することができる。
また、上記画像表示装置の製造方法および第1の画像表示装置において、発光体が発光体用基板上に形成されるものであり、発光体用基板側から光を発するものである場合には、発光体を発光体用基板上に剥離層を介して形成した後、その発光体を発光体用基板から剥離層において剥離し、その発光体用基板から剥離された発光体と表示媒体用基板から剥離された画像表示媒体とを貼り合わせて形成するようにすれば、画像表示媒体と発光体との間に発光体用基板が配置されないようにすることができるので、発光体用基板による鮮鋭度の低下なども回避することができる。
また、発光体の熱膨張係数と発光体用基板の熱膨張係数とを互いに異なるものとし、その熱膨張係数の相違を利用して発光体と発光体用基板とを剥離層において剥離させるようにした場合には、発光体用基板からの発光体の剥離をより容易に行うことができる。
また、画像表示媒体の熱膨張係数と表示媒体用基板の熱膨張係数とを互いに異なるものとし、その熱膨張係数の相違を利用して画像表示媒体と表示媒体用基板とを剥離層において剥離させるようにした場合には、表示媒体用基板からの画像表示媒体の剥離をより容易に行うことができる。
本発明の第2の放射線画像記録読取装置によれば、放射線画像記録媒体と発光体との間に放射線画像記録媒体が形成される記録媒体用基板が設けないようにしたので、上記第1の放射線画像記録読取装置と同様に、上記記録媒体用基板における読取光の散乱による放射線画像の鮮鋭度の低下を回避することができるとともに、読取光の利用効率の低下も回避することができる。
また、上記第2の放射線画像記録読取装置において、放射線画像記録媒体の発光体側の面に、その面を被覆する記録媒体用被覆層を設けるようにした場合には、たとえば、上記放射線画像記録媒体を記録媒体用基板に形成した後、その記録媒体用基板から剥離するような場合において、その剥離の際、放射線画像記録媒体の発光体側の面から電極が剥がれてしまうのを回避することができる。
また、放射線画像記録媒体と発光体との間に発光体が形成される発光体用基板を設けないようにした場合には、上記第1の放射線画像記録読取装置と同様に、上記発光体用基板による鮮鋭度の低下なども回避することができる。
また、発光体の放射線画像記録媒体側の面に、その面を被覆する発光体用被覆層を設けるようにした場合には、たとえば、上記発光体を発光体用基板に形成した後、その発光体用基板から剥離するような場合において、その剥離の際、発光体の放射線画像記録媒体側の面から電極が剥がれてしまうのを回避することができる。
本発明の第2の画像表示装置によれば、画像表示媒体と発光体との間に画像表示媒体が形成される表示媒体用基板を設けないようにしたので、上記第1の画像表示装置と同様に、上記表示媒体用基板における上記光の散乱による表示画像の鮮鋭度の低下を回避することができるとともに、上記光の利用効率の低下も回避することができる。
また、上記第2の画像表示装置において、画像表示媒体の発光体側の面に、その面を被覆する表示媒体用被覆層を設けるようにした場合には、たとえば、上記画像表示媒体を表示媒体用基板に形成した後、その表示媒体用基板から剥離するような場合において、上記剥離の際、画像表示媒体の発光体側の面から電極が剥がれてしまうのを回避することができる。
また、画像表示媒体と発光体との間に発光体が形成される発光体用基板を設けないようにした場合には、上記第1の画像表示装置と同様に、上記発光体用基板による鮮鋭度の低下なども回避することができる。
また、発光体の画像表示媒体側の面に、その面を被覆する発光体用被覆層を設けるようにした場合には、たとえば、上記発光体を発光体用基板に形成した後、その発光体用基板から剥離し、これらを貼り合わせるような場合において、上記剥離の際、発光体の放射線記録媒体側の面から電極が剥がれてしまったりするのを回避することができる。
以下、図面を参照して本発明の放射線画像記録読取装置の製造方法の一実施形態およびその製造方法を用いて製造した放射線画像記録読取装置について説明する。本放射線画像記録読取装置は、放射線画像を担持する放射線の照射を受けて放射線画像を記録するとともに、読取光で走査されることより放射線画像に応じた電荷信号が読み取られる放射線画像記録媒体と読取光を発光する発光層を有する平面状の発光体とが積層されたものである。
まず、本放射線画像記録読取装置における放射線画像記録媒体10について説明する。図1に放射線画像記録媒体10の斜視図を示す。
放射線画像記録媒体10は、図1に示すように、放射線画像を担持した放射線の照射を受けて可視光を発する蛍光体を有する波長変換層1、波長変換層1から発せられた可視光を透過する第1の電極層2、第1の電極層2を透過した可視光の照射により導電性を呈する記録用光導電層3、記録用光導電層3において発生した一方の極性の電荷に対しては絶縁体として作用し、且つその電荷と逆極性の電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層4、読取光の照射を受けることにより導電性を呈する読取用光導電層5、および読取光を透過する線状に延びる線状電極6aが平行に配列された第2の電極層6をこの順に積層してなるものである。そして、記録用光導電層3と電荷輸送層4との界面には放射線の照射量に応じて発生した電荷が蓄積される蓄電部7が形成される。
波長変換層1は、上記蛍光体を含む蛍光体層1aと蛍光体層1aを支持する支持体層1bとから構成されている。蛍光体層1aに含まれる蛍光体としては、たとえば、CaWOなどを用いることができる。また、支持体層1bは、PETからなるものである。
第1の電極層2としては、可視光を透過するものであればよく、たとえば、SnO、ITO(Indium Tin Oxide)、アモルファス状光透過性酸化膜であるIDIXO(Idemitsu Indium X-metal Oxide ;出光興産(株))などを50〜200nm厚にして用いることができる。
第2の電極層6は、上記のように多数の線状電極6aからなるものであるが、その材料としては読取光を透過するものであれば如何なるものでもよく、たとえば、ITOやIZOを用いることができる。その厚さは0.2μm程度が適切である。また、AlやAuなどを読取光を透過する程度の厚さとして用いることもできる。
記録用光導電層2は、放射線の照射を受けることにより電荷を発生するものであればよく、放射線に対して比較的量子効率が高く、また暗抵抗が高いなどの点で優れているa−Seを主成分とするものを使用する。厚さは10μm程度が適切である。
電荷輸送層3としては、たとえば、第1の電極層1に帯電する電荷の移動度と、その逆極性となる電荷の移動度の差が大きい程良く(例えば10以上、望ましくは10以上)PVK(Poly(N-vinylcarbazole))、TPD(N,N’-diphenyl-n,n’-bis(3-methylphenyl)-1,1’-biphenyl-4,4’-diamine)やディスコティック液晶等の有機系化合物、或いはTPDのポリマー(ポリカーボネート、ポリスチレン、PVK)分散物,Clを10〜200ppmドープしたa−Se等の半導体物質が適当である。
読取用光導電層4としては、読取光の照射を受けることにより導電性を呈するものであればよく、例えば、a−Se、Se−Te、Se−As−Te、無金属フタロシアニン、金属フタロシアニン、MgPc(Magnesium phtalocyanine),VoPc(phaseII of Vanadyl phthalocyanine)、CuPc(Cupper phtalocyanine)などのうち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質が好適である。厚さは0.1〜1μm程度が適切である。
そして、上記放射線画像記録媒体10は、記録媒体用ガラス基板上に形成されて製造されるものである。図2に記録媒体用ガラス基板20上に形成された放射線画像記録媒体10の図1の2−2線断面図を示す。
図2に示すように、放射線画像記録媒体10は、記録媒体用ガラス基板20上に直接設けられるのではなく、放射線画像記録媒体10と記録媒体用ガラス基板20との間には、放射線画像記録媒体10の記録媒体用ガラス基板20からの剥離を容易にする剥離層11、後述する発光体80の線状電極83から発せられる電磁波をシールドするシールド層12、および放射線画像記録媒体10の第2の電極層6の表面を被覆する記録媒体用被覆層13が設けられている。
剥離層11は、放射線画像記録媒体10の記録媒体用ガラス基板20からの剥離を容易にする材料であれば如何なるものでもよいが、たとえば、ポリイミドを用いて形成するようにすればよい。そして、その厚さは1〜10μmであることが望ましい。
シールド層12は、発光体80から発せられた読取光を透過するとともに導電性を有するものであれば如何なるものでもよいが、たとえば、IZOやITOで形成するようにすればよい。
記録媒体用被覆層13は、第2の電極層6の線状電極6aが形成可能な材料であれば如何なるものでもよいが、たとえば、220℃で焼成されたアクリルで形成するようにすればよい。また、その厚さは1〜40μm程度であることが望ましい。
次に、放射線画像記録媒体10の製造方法について説明する。
まず、記録媒体用ガラス基板20上に剥離層11、シールド層12および記録媒体用被覆層13がこの順に積層され、記録媒体用被覆層13上に0.2μm程度の厚さのIZOなどの薄膜が形成され、エッチングなどを施すことにより線状電極6aが形成される。その後、読取用光導電層5、電荷輸送層4、および記録用光導電層3がこの順に形成され、記録用光導電層3上に第1の電極層2が形成される。そして、230μm程度の支持体層1b上に、CaWOを含む蛍光体層1aが形成された蛍光体シート(波長変換層1)を、蛍光体層1aが第1の電極層2側を向くようにして第1の電極層2上に貼り合わせる。そして、図2に示すように、記録媒体用ガラス基板20上に形成された第2の電極層6、読取用光導電層5、電荷輸送層4、記録用光導電層3、第1の電極層2、および波長変換層1の全体を覆うように保護層14が形成される。保護層14の材料としては、たとえば、アクリル樹脂などを用いることができる。
そして、上記のようにして記録媒体用ガラス基板20上に形成された放射線画像記録媒体10は、剥離層11を溶解するような溶剤の中に浸されるとともに−20℃まで冷却される。上記のようにして冷却すると、記録媒体用ガラス基板20と放射線画像記録媒体10との熱膨張係数との違い(放射線画像記録媒体10の熱膨張係数よりも記録媒体用ガラス基板20の熱膨張係数の方が小さい)から、図3に示すように、剥離層11の縁辺が記録媒体用ガラス基板20から剥がれるとともに、溶剤が剥離層11と記録媒体用ガラス基板20との間に入り込む。そして、剥離層11が溶解することにより放射線画像記録媒体10がシールド層12および記録媒体用被覆層13とともに記録媒体用ガラス基板20から剥離される。なお、剥離層11をポリイミドで形成するようにした場合には、溶剤としては、エチレンジアミン・ヒドラジンの1:1混合溶剤を利用することができる。また、上記のように熱膨張係数の違いを利用して放射線画像記録媒体10を剥離する場合には、放射線画像記録媒体10における全ての層の熱膨張係数が記録媒体用ガラス基板20の熱膨張係数よりも大きい必要はなく、放射線画像記録媒体10が温度変化により変形して記録媒体用ガラス基板20から剥離するのであれば、少なくとも1層の熱膨張係数が記録媒体用ガラス基板20の熱膨張係数よりも大きくなるようにすればよい。
また、上記実施形態では、放射線画像記録媒体10を記録媒体用ガラス基板20から剥離する際、熱膨張係数の相違を利用するようにしたが、必ずしも上記のように熱膨張係数の相違を利用する必要はなく、剥離層11において剥離するのであれば如何なる方法を採用してもよい。
また、剥離層11と記録媒体用ガラス基板20との間に1μm程度のAu膜を形成するようにしてもよく、上記のようにAu膜を形成した場合には、放射線画像記録媒体10の記録媒体用ガラス基板20からの剥離をより容易にすることができる。
次に、上記のようにして形成された放射線画像記録媒体10に照射される読取光を発光する発光層を有する平面状の発光体について説明する。図4に発光体80の斜視図を示す。
発光体80は、図4に示すように、平面状のカソード電極層81、電圧印加に応じて読取光を発する有機EL層82、および有機EL層82から発せられた読取光を透過する線状に延びる線状電極83aが平行に配列されたアノード電極層83をこの順に積層してなるものである。
アノード電極層83は、上記のように多数の線状電極83aからなるものであるが、その材料としては読取光を透過するものであれば如何なるものでもよく、たとえば、ITOやIZOを用いることができる。その厚さは0.2μm程度が望ましい。
有機EL層82としては、正孔輸送層としてのTPD(N,N’-diphenyl-n,n’-bis(3-methylphenyl)-1,1’-biphenyl-4,4’-diamine)と青色発光材料としての[Zn(OXZ)3Cl](tris[2-(2-hydroxyphenyl)benzoxazolato]dizinc(II)chroride)との積層膜を用いることができる。
そして、上記発光体80は、上記放射線画像記録媒体10と同様に、発光体用ガラス基板上に形成されて製造されるものである。図5に発光体用ガラス基板90上に形成された発光体80の図4の5−5線断面図を示す。
図5に示すように、発光体80は、上記放射線画像記録媒体10と同様に、発光体用ガラス基板90上に直接設けられるのではなく、発光体80と発光体用ガラス基板90との間には、発光体80の発光体用ガラス基板90からの剥離を容易にする剥離層91、線状電極83から発せられる電磁波をシールドするシールド層92、および発光体80のアノード電極層83の表面を被覆する発光体用被覆層93が設けられている。
剥離層91、シールド層92、および発光体用被覆層93の材料およびその厚さについては、上記放射線画像記録媒体10の場合と同様である。
次に、発光体80の製造方法について説明する。
まず、発光体用ガラス基板90上に剥離層91、シールド層92および発光体用被覆層93がこの順に積層され、発光体用被覆層93上に0.2μm程度の厚さのIZOなどの薄膜が形成され、エッチングなどを施すことにより線状電極83aが形成される。その後、有機EL層82が形成され、有機EL層83上にカソード電極層81が形成される。そして、そのカソードで電極層81上に封止フィルム84が形成される。そして、図5に示すように、発光体用ガラス基板90上に形成されたアノード電極層83、有機EL層82、およびカソード電極層81の全体を覆うように保護層94が形成される。保護層94の材料としては、たとえば、アクリル樹脂などを用いることができる。また、封止フィルム84の材料としては、たとえば、SiOが蒸着されたPETフィルムを用いることができる。なお、図1においては封止フィルム84は図示省略してある。
そして、上記のようにして発光体用ガラス基板90上に形成された発光体80は、剥離層91を溶解するような溶剤の中に浸されるとともに−20℃まで冷却される。上記のようにして冷却すると、発光体用ガラス基板90と発光体80との熱膨張係数との違い(発光体80の熱膨張係数よりも発光体用ガラス基板90の熱膨張係数の方が小さい)から、上記放射線画像記録媒体10の製造方法と同様に、剥離層91の縁辺が発光体用ガラス基板90から剥がれるとともに、溶剤が剥離層91と発光体用ガラス基板90との間に入り込む。そして、剥離層91が溶解することにより発光体80がシールド層92および発光体用被覆層93とともに発光体用ガラス基板90から剥離される。なお、上記のように熱膨張係数の違いを利用して発光体80を剥離する場合には、有機EL層82の熱膨張係数が発光体用ガラス基板90の熱膨張係数よりも大きくなるようにすればよい。
また、上記実施形態では、発光体80を発光体用ガラス基板90から剥離する際、熱膨張係数の相違を利用するようにしたが、必ずしも上記のように熱膨張係数の相違を利用する必要はなく、剥離層91において剥離するのであれば如何なる方法を採用してもよい。
また、上記放射線画像記録媒体の製造方法と同様に、剥離層91と発光体用ガラス基板90との間に1μm程度のAu膜を形成するようにしてもよく、上記のようにAu膜を形成した場合には、発光体80の発光体用ガラス基板90からの剥離をより容易にすることができる。
そして、本放射線画像記録読取装置100は、図6に示すように、上記のようにして製造された放射線画像記録媒体10と発光体80とを、放射線画像記録媒体10の第2の電極層6側と発光体80のアノード電極層83側とを互いに向かい合わせて貼り合わせることによって製造される。なお、このとき放射線画像記録媒体10の第2の電極層6の線状電極6aと発光体80のアノード電極層83の線状電極83aとが互いに直交するように貼り合わせられる。また、放射線画像記録媒体10と発光体80とを貼り合わせる方法としては、たとえば、真空中において放射線画像記録媒体10と発光体80とにそれぞれ図6に示す矢印方向に圧力をかけることにより互いのシールド層12、92を接合させて貼り合わせるようにしてもよいし、貼り合わせ面に接着剤を塗布して貼り合わせるようにしてもよい。
上記実施形態の製造方法により製造された放射線画像記録読取装置によれば、放射線画像記録媒体10と発光体80との間に記録媒体用基板20および発光体用基板90が配置されないようにしたので、上記基板における読取光の散乱による放射線画像の鮮鋭度の低下を回避することができるとともに、読取光の利用効率の低下も回避することができる。
また、ガラス基板を全く含まないように製造することができるので、軽くて割れない放射線画像記録読取装置100を容易に構成することができる。
また、上記実施形態の製造方法により製造された放射線画像記録読取装置100における放射線画像記録媒体10を、図7に示すような放射線画像記録媒体30として構成するようにしてもよい。放射線画像記録媒体30は、第1の電極層31、記録用光導電層32、電荷輸送層33、読取用光導電層34、および読取光を透過する線状電極35aと読取光を遮光する遮光線状電極35bとが互いに平行に配列された第2の電極層35をこの順に積層してなるものであり、記録用光導電層32と電荷輸送層33との間に蓄電部36が形成されるものである。つまり、上記放射線画像記録媒体30は、放射線を直接電荷に変換する、いわゆる直接変換方式の放射線画像記録媒体である。放射線画像記録媒体30においては、上記のように放射線を直接電荷に変換する必要があるため、上記放射線画像記録媒体10と比較すると記録用光導電層32の厚さが厚く、500μm〜1000μm程度で形成される。なお、その他の層の材料や厚さについては、第2の電極層35の構成が異なる以外は、上記放射線画像記録媒体10と同様である。
また、本放射線画像記録読取装置100における放射線画像記録媒体10および発光体80の層構成は上記のような層構成に限らず、その他の層を加えたりしてもよい。
また、本放射線画像記録読取装置100の製造方法についても、上記のような製造方法に限らず、たとえば、ガラス基板上に剥離層を形成した後、カソード電極層81、有機EL層82、およびアノード電極層83をこの順に形成し、アノード電極層83の上にシールド層を形成した後、第2の電極層6、読取用光導電層4、電荷輸送層3、記録用光導電層2、および第1の電極層1をこの順に形成し、その後、上記と同様にしてガラス基板から剥離するようにしてもよい。
また、本放射線画像記録読取装置100の製造方法は、発光体80として、発光体用基板90が設けられた側から読取光を発するものを利用した場合における製造方法であるが、たとえば、発光体80として、発光体用基板90が設けられてない側から読取光を発するものを利用する場合には、上記製造方法のように発光体80を発光体用基板90から剥離する必要はなく、読取光が発せられる側を放射線画像記録媒体10の方に向けて貼り合わせるようにすればよい。
次に、本発明の画像表示装置の製造方法の一実施形態およびその製造方法を用いて製造した画像表示装置について説明する。本画像表示装置は、光の照射により電荷を発生し、その電荷の発生により形成される電界に応じて光学特性が変化する表示層を有する画像表示媒体と、上記光を発する発光層を有する平面状の発光体とが積層されたものである。
まず、本画像表示装置における画像表示媒体10について説明する。図8に画像表示媒体40の斜視図を示す。なお、発光体については、上記放射線画像記録媒体10に貼り合わされた発光体80とその製造方法および構成ともに同様である。
画像表示媒体40は、図8に示すように、可視光を透過する第1の電極層41、印加される電圧に応じて光学特性が変化する表示層42、読取光の照射により導電性を呈する光スイッチング層43、線状のアドレス光を透過する線状電極44aが多数平行に配列された第2の電極層4をこの順に積層してなるものである。
第1の電極層41としては、可視光を透過するものであればよく、たとえば、SnO、ITO(Indium Tin Oxide)、アモルファス状光透過性酸化膜であるIDIXO(Idemitsu Indium X-metal Oxide ;出光興産(株))などを50〜200nm厚にして用いることができる。
第2の電極層44は、上記のように多数の線状電極44aからなるものであるが、その材料としてはアドレス光を透過するものであれば如何なるものでもよく、たとえば、第1の電極層1と同様に、ITOやIZOを用いることができる。
表示層42は、正に帯電した白色粉末と負に帯電した黒色粉末を含有したマイクロカプセルを分散した分散層42aと黒色のシートからなる光吸収層42bとから構成されている。
光スイッチング層43は、アドレス光の照射により電荷を発生する第1および第2の電荷発生層43a,43cと、その第1の電荷発生層43aと第2の電荷発生層43cとの間に挟まれて設けられた正孔輸送層43bとから構成されている。第1および第2の電荷発生層43a,43cとしては、アドレス光の照射により電荷を発生するものであれば如何なるものでもよいが、たとえば、a−Se、Se−Te、Se−As−Te、無金属フタロシアニン、金属フタロシアニン、MgPc(Magnesium phtalocyanine),VoPc(phaseII of Vanadyl phthalocyanine)、CuPc(Cupper phtalocyanine)などのうち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質が好適である。また、正孔輸送層43bとしては、正の電荷の移動度と、その逆極性となる負の電荷の移動度の差が大きいもの(例えば10以上、望ましくは10以上)であればよく、たとえば、TPD(N,N’-diphenyl-n,n’-bis(3-methylphenyl)-1,1’-biphenyl-4,4’-diamine)やディスコティック液晶等の有機系化合物、或いはTPDのポリマー(ポリカーボネート、ポリスチレン、PVK)分散物,Clを10〜200ppmドープしたa−Se等の半導体物質が適当である。
そして、上記画像表示媒体40は、表示媒体用ガラス基板上に形成されて製造されるものである。図9に表示媒体用ガラス基板50上に形成された画像表示媒体40の図8の9−9線断面図を示す。
図9に示すように、画像表示媒体40は、表示媒体用ガラス基板50上に直接設けられるのではなく、上記放射線画像記録媒体10と発光体80と同様に、画像表示媒体40と表示媒体用ガラス基板50との間には、画像表示媒体40の表示媒体用ガラス基板50からの剥離を容易にする剥離層51、発光体80の線状電極83から発せられる電磁波をシールドするシールド層52、および画像表示媒体40の第2の電極層44の表面を被覆する表示媒体用被覆層53が設けられている。剥離層51、シールド層52、および表示媒体用被覆層53の材料および厚さについては、上記放射線画像記録媒体10と上記発光体80の場合と同様である。
次に、画像表示媒体40の製造方法について説明する。
まず、表示媒体用ガラス基板50上に剥離層51、シールド層52および表示媒体用被覆層53がこの順に積層され、表示媒体用被覆層13上に0.2μm程度の厚さのIZOなどの薄膜が形成され、エッチングなどを施すことにより線状電極44aが形成される。その後、第2の電荷発生層43c、正孔輸送層43b、第1の電荷発生層43a、光吸収層42b、分散層42a、および第1の電極層41がこの順に形成される。そして、第1の電極層41上にプラスチックからなる支持体層45が形成される。そして、図9に示すように、表示媒体用ガラス基板50上に形成された第2の電極層44、第2の電荷発生層43c、正孔輸送層43b、第1の電荷発生層43a、光吸収層42b、分散層42a、および第1の電極層41の全体を覆うように保護層54が形成される。なお、図8においては、支持体層45は図示省略してある。
そして、上記のようにして表示媒体用ガラス基板50上に形成された画像表示媒体40は、剥離層51を溶解するような溶剤の中に浸されるとともに−20℃まで冷却される。上記のようにして冷却すると、表示媒体用ガラス基板50と画像表示媒体40との熱膨張係数との違い(画像表示媒体40の熱膨張係数よりも表示媒体用ガラス基板50の熱膨張係数の方が小さい)から、上記放射線画像記録媒体10および発光体80の場合と同様に、剥離層51の縁辺が表示媒体用ガラス基板50から剥がれるとともに、溶剤が剥離層51と表示媒体用ガラス基板50との間に入り込む。そして、剥離層51が溶解することにより画像表示媒体40がシールド層52および表示媒体用被覆層53とともに表示媒体用ガラス基板50から剥離される。なお、上記のように熱膨張係数の違いを利用して画像表示媒体40を剥離する場合には、画像表示媒体40における全ての層の熱膨張係数が表示媒体用ガラス基板50の熱膨張係数よりも大きい必要はなく、画像表示媒体40が温度変化により変形して表示媒体用ガラス基板50から剥離するのであれば、少なくとも1層の熱膨張係数が表示媒体用ガラス基板50の熱膨張係数よりも大きくなるようにすればよい。
また、上記実施形態では、表示媒体40を表示媒体用ガラス基板50から剥離する際、熱膨張係数の相違を利用するようにしたが、必ずしも上記のように熱膨張係数の相違を利用する必要はなく、剥離層51において剥離するのであれば如何なる方法を採用してもよい。
また、剥離層51とガラス基板50との間に1μm程度のAu膜を形成するようにしてもよく、上記のようにAu膜を形成した場合には、画像表示媒体40のガラス基板50からの剥離をより容易にすることができる。
そして、本画像表示装置200は、図10に示すように、上記のようにして製造された画像表示媒体40と発光体80とを、画像表示媒体40の第2の電極層44側と発光体80のノード電極層83側とを互いに向かい合わせて貼り合わせることによって製造される。なお、このとき画像表示媒体40の第2の電極層44の線状電極44aと発光体80のアノード電極層83の線状電極83aとが互いに直交するように貼り合わせられる。また、画像表示媒体40と発光体80とを貼り合わせる方法としては、たとえば、真空中において画像表示媒体40と発光体80とにそれぞれ図10に示す矢印方向に圧力をかけることにより互いのシールド層52、92を接合させて貼り合わせるようにしてもよいし、貼り合わせ面に接着剤を塗布して貼り合わせるようにしてもよい。
上記実施形態の製造方法により製造された画像表示装置200によれば、画像表示媒体40と発光体80との間に表示媒体用基板50および発光体用基板90が配置されないようにしたので、上記基板における光の散乱による表示画像の鮮鋭度の低下を回避することができるとともに、上記光の利用効率の低下も回避することができる。
また、ガラス基板を全く含まないように製造することができるので、軽くて割れない画像表示装置200を容易に構成することができる。
なお、上記画像表示装置200の画像表示媒体40における表示層42を分散層42aと光吸収層42bとから構成するのではなく、液晶からなる液晶層と光吸収層とから構成するようにしてもよい。そして、液晶層に使用する液晶としては、ポリマーネットワーク液晶(PNLCD)を用いることが望ましい。また、コレステリック液晶を用いるようにしてもよい。
また、本画像表示装置200における画像表示媒体40および発光体80の層構成は上記のような層構成に限らず、その他の層を加えたりしてもよい。
また、本画像表示装置200の製造方法についても、上記のような製造方法に限らず、たとえば、ガラス基板上に剥離層を形成した後、カソード電極層81、有機EL層82、およびアノード電極層83をこの順に形成し、アノード電極層83の上にシールド層を形成した後、第2の電極層44、第2の電荷発生層43c、正孔輸送層43b、第1の電荷発生層43aを形成し、第1の電荷発生層43a上に光吸収層42b、分散層42a、および第1の電極層41をこの順に形成し、その後、上記と同様にしてガラス基板から剥離するようにしてもよい。
また、本画像表示装置200の製造方法は、発光体80として、発光体用基板90が設けられた側から光を発するものを利用した場合における製造方法であるが、たとえば、発光体80として、発光体用基板90が設けられてない側から光を発するものを利用する場合には、上記製造方法のように発光体80を発光体用基板90から剥離する必要はなく、光が発せられる側を画像表示媒体40の方に向けて貼り合わせるようにすればよい。
本発明の放射線画像記録読取装置の製造方法の一実施形態により製造される放射線画像記録読取装置おける放射線画像記録媒体の斜視図 記録媒体用ガラス基板上に形成された図1に示す放射線画像記録媒体の2−2線断面図 図1に示す放射線画像記録媒体の製造方法を説明するための図 本発明の放射線画像記録読取装置の製造方法の一実施形態により製造される放射線画像記録読取装置おける発光体の斜視図 発光体用ガラス基板上に形成された図4に示す発光体の5−5線断面図 本発明の放射線画像記録読取装置の製造方法の一実施形態により製造される放射線画像記録読取装置の断面図 図6に示す放射線画像記録読取装置における放射線画像記録媒体のその他の実施形態を示す図 本発明の画像表示装置の製造方法の一実施形態により製造される画像表示装置おける画像表示媒体の斜視図 表示媒体用ガラス基板上に形成された図8に示す画像表示媒体の9−9線断面図 本発明の画像表示装置の製造方法の一実施形態により製造される画像表示装置の断面図
符号の説明
1 波長変換層
2,31 第1の電極層
3,32 記録用光導電層
4,33 電荷輸送層
5,34 読取用光導電層
6a 線状電極
7,36 蓄電部
10,30 放射線画像記録媒体
11,51,91 剥離層
12,52,92 シールド層
13 記録媒体用被覆層
14,54,94 保護層
20 記録媒体用ガラス基板
35a 線状電極
35b 遮光線状電極
40 画像表示媒体
41 第1の電極層
42 表示層
43 光スイッチング層
44a 線状電極
45 支持体層
50 表示媒体用ガラス基板
53 表示媒体用被覆層
80 発光体
81 カソード電極層
83 アノード電極層
84 封止フィルム
90 発光体用ガラス基板
93 発光体用被覆層
100 放射線画像記録読取装置
200 画像表示装置

Claims (20)

  1. 放射線画像を担持する放射線の照射を受けて前記放射線画像を記録するとともに、読取光で走査されることより前記放射線画像に応じた電荷信号が読み取られる放射線画像記録媒体と前記読取光を発する発光層を有する平面状の発光体とが積層された放射線画像記録読取装置の製造方法であって、
    前記放射線画像記録媒体を記録媒体用基板上に剥離層を介して形成した後、該放射線画像記録媒体を前記記録媒体用基板から剥離層において剥離し、
    該記録媒体用基板から剥離された放射線画像記録媒体と前記発光体とを貼り合わせて形成することを特徴とする放射線画像記録読取装置の製造方法。
  2. 前記発光体を発光体用基板上に剥離層を介して形成した後、該発光体を前記発光体用基板から剥離層において剥離し、
    該発光体用基板から剥離された発光体と前記記録媒体用基板から剥離された放射線画像記録媒体とを貼り合わせて形成することを特徴とする請求項1記載の放射線画像記録読取装置の製造方法。
  3. 前記発光体の熱膨張係数と前記発光体用基板の熱膨張係数とが互いに異なるものであり、
    該熱膨張係数の相違を利用して前記発光体と前記発光体用基板とを前記剥離層において剥離させることを特徴とする請求項2記載の放射線画像記録読取装置の製造方法。
  4. 前記放射線画像記録媒体の熱膨張係数と前記記録媒体用基板の熱膨張係数とが互いに異なるものであり、
    該熱膨張係数の相違を利用して前記放射線画像記録媒体と前記記録媒体用基板とを前記剥離層において剥離させることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の放射線画像記録読取装置の製造方法。
  5. 光の照射により電荷を発生する電荷発生層と、該電荷発生層において発生した電荷により形成される電界に応じて光学特性が変化する表示層とを有する画像表示媒体と、前記光を発する発光層を有する平面状の発光体とが積層された画像表示装置の製造方法であって、
    前記画像表示媒体を表示媒体用基板上に剥離層を介して形成した後、該画像表示媒体を前記表示媒体用基板から剥離層において剥離し、
    該表示媒体用基板から剥離された画像表示媒体と前記発光体とを貼り合わせて形成することを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  6. 前記発光体を発光体用基板上に剥離層を介して形成した後、該発光体を前記発光体用基板から剥離層において剥離し、
    該発光体用基板から剥離された発光体と前記表示媒体用基板から剥離された画像表示媒体とを貼り合わせて形成することを特徴とする請求項5記載の画像表示装置の製造方法。
  7. 前記発光体の熱膨張係数と前記発光体用基板の熱膨張係数とが互いに異なるものであり、
    該熱膨張係数の相違を利用して前記発光体と前記発光体用基板とを前記剥離層において剥離させることを特徴とする請求項6記載の画像表示装置の製造方法。
  8. 前記画像表示媒体の熱膨張係数と前記表示媒体用基板の熱膨張係数とが互いに異なるものであり、
    該熱膨張係数の相違を利用して前記画像表示媒体と前記表示媒体用基板とを前記剥離層において剥離させることを特徴とする請求項5から7いずれか1項記載の画像表示装置の製造方法。
  9. 放射線画像を担持する放射線の照射を受けて前記放射線画像を記録するとともに、読取光で走査されることより前記放射線画像に応じた電荷信号が読み取られる放射線画像記録媒体であって、記録媒体用基板上に剥離層を介して形成された後、前記記録媒体用基板から剥離層において剥離された放射線画像記録媒体と、
    前記読取光を発する発光層を有する平面状の発光体とを積層してなることを特徴とする放射線画像記録読取装置。
  10. 前記発光体が、発光体用基板上に剥離層を介して形成された後、前記発光体用基板から剥離層において剥離されたものであることを特徴とする請求項9記載の放射線画像記録読取装置。
  11. 光の照射により電荷を発生し、該電荷の発生により形成される電界に応じて光学特性が変化する表示層を有する画像表示媒体であって、表示媒体用基板上に剥離層を介して形成された後、前記表示媒体用基板から剥離層において剥離された画像表示媒体と、
    前記光を発する発光層を有する平面状の発光体とを積層してなることを特徴とする画像表示装置。
  12. 前記発光体が、発光体基板上に剥離層を介して形成された後、前記発光体用基板から剥離層において剥離されたものであることを特徴とする請求項11記載の画像表示装置。
  13. 放射線画像を担持する放射線の照射を受けて前記放射線画像を記録するとともに、読取光で走査されることより前記放射線画像に応じた電荷信号が読み取られる放射線画像記録媒体と、前記読取光を発する発光層を有する平面状の発光体とが積層された放射線画像記録読取装置であって、
    前記放射線画像記録媒体と前記発光体との間に前記放射線画像記録媒体が形成される記録媒体用基板が設けられてないことを特徴とする放射線画像記録読取装置。
  14. 前記放射線画像記録媒体の前記発光体側の面に、該面を被覆する記録媒体用被覆層が設けられていることを特徴とする請求項13記載の放射線画像記録読取装置。
  15. 前記放射線画像記録媒体と前記発光体との間に前記発光体が形成される発光体用基板が設けられてないことを特徴とする請求項13または14記載の放射線画像記録読取装置。
  16. 前記発光体の前記放射線画像記録媒体側の面に、該面を被覆する発光体用被覆層が設けられていることを特徴とする請求項15記載の放射線画像記録読取装置。
  17. 光の照射により電荷を発生する電荷発生層と、該電荷発生層において発生した電荷により形成される電界に応じて光学特性が変化する表示層とを有する画像表示媒体と前記光を発する発光層を有する平面状の発光体とが積層された画像表示装置であって、
    前記画像表示媒体と前記発光体との間に前記画像表示媒体が形成される表示媒体用基板が設けられてないことを特徴とする画像表示装置。
  18. 前記画像表示媒体の前記発光体側の面に、該面を被覆する表示媒体用被覆層が設けられていることを特徴とする請求項17記載の画像表示装置。
  19. 前記画像表示媒体と前記発光体との間に前記発光体が形成される発光体用基板が設けられてないことを特徴とする請求項17または18記載の画像表示装置。
  20. 前記発光体の前記画像表示媒体側の面に、該面を被覆する発光体用被覆層が設けられていることを特徴とする請求項19記載の画像表示装置。
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