JP5670618B2 - 塩ビ防水シートと防水構造 - Google Patents

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Description

本願発明は、建造物の屋上その他の屋根部における防水層を形成する塩ビ防水シートと防水構造に関し、詳しくは、経年劣化視認手段を有して防水層の改修時期を明確に認知できるようにした塩ビ防水シートに関するものである。
建物の屋上等の防水層には、施工性、耐候性に優れる等多くの長所を有する観点から塩化ビニル樹脂による防水シートが多用されており、その構造は下地上に緩衝シートを介して塩ビ防水シートを張設し、この塩ビ防水シートは適宜間隔で取り付け金具を介して下地にビス止めされるか、あるいは接着工法により敷設されている。 緩衝シートは下地における不陸部分を吸収するために用いられる。
耐候性に優れるといわれる上記の塩ビ防水シートによる防水層も、経年によるPVCの劣化でシート表面に亀裂や含有する可塑剤の揮散と紫外線劣化による塩ビ防水シート(PVCシート)特有の劣化が進行して漏水等の防水事故を生じるようになる。 このような塩ビ防水シートの劣化は施工時から徐々に進行した後、ある時点で急速に進行するから、この時期を看過すると、ある日突然塩ビ防水シートが破断して重大な漏水事故に見舞われることになる。
このため、従来は、防水メーカーなどの専門家が現場で塩ビ防水シートを切り取り、破壊検査をなして塩ビ防水シートの機械的物性を測定し、あるいは分析機材による非破壊検査等により塩ビ防水シートの劣化状況を見極めるようにしているが、作業が煩雑な上、劣化の度合いを容易かつ正確に把握することは困難であった。 このため、防水層の破断など重大な損傷が生じてから改修工事をなさざるを得ない場合がみられた。
なお、本願発明に関連して、以下の文献が存在する。
特開平8−4225号号公報 特開平11−81576号公報 特開2006−112031号公報
本願発明は、塩ビ防水シートによる防水層の劣化の度合いを容易かつ正確に把握して、防水層の改修に要する時期を確実に見定め、計画的に改修工事の施工を可能にして、重大漏水事故などの発生を未然に防止することを目的としている。
本願発明は、下地に貼付して防水層を形成するための塩ビ防水シートであって、前記塩ビ防水シートは、ガラス繊維、ポリエステル繊維などの補強材の表裏両面に塩ビ層を具えてなり、前記表面塩ビ層は防水層の改修時期を明確に示す機能を具え、防水層の改修時期を明確に視認できるようになし、前記機能を奏するために前記表面塩ビ層は内側塩ビ層とこの上面に積層される外側塩ビ層とから構成して、前記外側塩ビ層の厚さは0.2mmとして8ないし10年の経年劣化により前記内側塩ビ層が露出されるように設定するとともに、前記内側塩ビ層の厚さを0.3mmで構成することにより、前記外側塩ビ層の劣化による前記内側塩ビ層の露出後にも最大で1年間は防水機能を保持できるように構成する一方、前記内側塩ビ層の表面には彩色層、敷設した線材、刻設された条線、貼付された金箔あるいは張設された樹脂膜のいずれかからなるシグナルマークを形成し、外側塩ビ層の劣化に伴う前記シグナルマークの露出により防水層の改修時期を明確に認知できるようにした塩ビ防水シートを提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。
また、本願発明は、下地に防水層基盤として表面層と裏面層とからなる塩ビ防水シートを敷設してなる防水構造であって、防水層基盤としての前記塩ビシート上面の一部には経年劣化視認機能を有するセンサーを具え、このセンサーは、内側塩ビ層とこの上面に積層される外面塩ビ層とから構成されていて、前記外側塩ビ層の劣化の度合いにより、下地上に形成された防水層における塩ビ防水シートの劣化を推測できるようにするため前記外側塩ビ層の厚さは、時間の経過に伴う当該外側塩ビ層における劣化深度と下地上に形成された防水層基盤としての前記塩ビ防水シートの劣化深度が常にほぼ同一となるようになすため、前記表面層および裏面層をそれぞれ0.5mm厚とした場合、センサーにおける内側塩ビ層を0.3mm厚に、また外側塩ビ層を0.2mm厚設定して、さらに、内側塩ビ層表面には彩色層、敷設した線材、刻設された条線、貼付された金箔あるいは張設された樹脂膜のいずれかからなるシグナルマークを形成し、センサーにおける外面塩ビ層の劣化磨耗に伴う内側塩ビ層のシグナルマークの露出を確認することにより 防水層の改修時期を明確に認知できるようにした防水構造を、提供して上記従来の課題を解決しようとするものである。
さらに、本願発明は、下地に防水層基盤として表面層と裏面層とからなる塩ビ防水シートを敷設してなる防水構造であって、防水層基盤としての前記塩ビシートと、屋外で防水層と同一の環境下に暴露され前記塩ビシートとは別体に設けられる経年劣化視認機能を有するセンサーを具え、このセンサーは、内側塩ビ層とこの上面に積層される外面塩ビ層とから構成されていて、前記外側塩ビ層の劣化の度合いにより、下地上に形成された防水層における塩ビ防水シートの劣化を推測できるようにするため前記外側塩ビ層の厚さは、時間の経過に伴う当該外側塩ビ層における劣化深度と下地上に形成された防水層基盤としての前記塩ビ防水シートの劣化深度が常にほぼ同一となるようになすため、前記表面層および裏面層をそれぞれ0.5mm厚とした場合、センサーにおける内側塩ビ層を0.3mm厚に、また外側塩ビ層を0.2mm厚設定して、さらに、内側塩ビ層表面には彩色層、敷設した線材、刻設された条線、貼付された金箔あるいは張設された樹脂膜のいずれかからなるシグナルマークを形成し、センサーにおける外面塩ビ層の劣化磨耗に伴う内側塩ビ層のシグナルマークの露出を確認することにより 防水層の改修時期を明確に認知できるようにした防水構造を、提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。
上記構成により、本願発明にあっては、塩ビ防水シートによる防水層の劣化の度合いを容易かつ正確に把握できるから、防水層の改修に要する時期を確実に見定め、事前の適切な改修により重大漏水事故の発生を防止できる。
塩防水ビシートは、ガラス繊維などの補強材の表裏両面に塩化ビ層を具えて構成し、前記表面塩ビ層には経年劣化視認手段を設けるが、前記表面塩ビ層を内側塩ビ層とこの上面に積層される外側塩ビ層とから形成して、前記経年劣化視認手段は前記内側塩ビ層と外側塩ビ層とで構成し、前期外側塩ビ層の劣化に伴って発生する内側塩ビ層の露出をウォッチングすることにより防水層の改修時期を明確に認知できるようにする。
そして、前記内側塩ビ層の表面には目で確認可能なシグナルマークを形成し、外側塩ビ層の劣化に伴うシグナルマークの露出により防水層の改修時期を明確に認知できるようにするが、この視認用のシグナルマークは、内側塩ビ層の表面に線材を敷設したり、あるいは条線を刻設したり、あるいは樹脂膜材を張設したり、金属箔を貼付して構成してもよいが、表面に彩色を施して構成することが視認の容易さやコストが低廉であること等から好ましい。
そして、上記のような塩ビ防水シートを建造物の陸屋根あるいは傾斜屋根下地に防水層として敷設貼付して防水層を形成する。
また、上記の防水構造は、前記した塩ビ防水シートを下地に貼付して構成されるが、より簡易なものとして、下地上の防水層は従来の塩ビ防水シートで形成し、この防水層上に、使用した塩ビ防水シートの経年劣化視認手段を設ける。この経年劣化視認手段は内側塩ビ層とこの上面に積層される外面塩ビ層とから構成して、外面塩ビ層の劣化に伴う内側塩ビ層の露出により防水層の改修時期を明確に認知できるようする。そして、このような構成の経年劣化視認手段のサイズは、数センチメートル平方から数十センチメートル平方に形成し、これの設置箇所により具体的なサイズを選択する。 経年劣化視認手段は、必ずしも防水層上に設ける必要はないが、屋外で防水層と同一の環境下に暴露されることが肝要である。
そして、前記内側塩ビ層の表面にはシグナルマークを形成し、外面塩ビ層の劣化に伴うシグナルマークの露出により防水層の改修時期を明確に認知できるようにすることが必要であるが、この視認用のシグナルマークは、内側塩ビ層の表面に線材を敷設したり、あるいは条線を刻設したり、あるいは樹脂膜材を張設したり、金属箔を貼付して構成してもよいが、表面に彩色を施して構成することが視認の容易さやコストが低廉であること等から好ましい。この経年劣化視認手段にあっては、その塩ビで形成される外側塩ビ層の劣化の度合いにより、下地上に形成された防水層における塩ビ防水シートの劣化を推測するのであるから、前記外側塩ビ層の厚さ等は、時間の経過に伴う当該外側塩ビ層における劣化深度と下地上に形成された防水層における塩ビ防水シートの劣化深度が常にほぼ同一となるように設定する必要がある。
図面に基づいて、本願発明の実施例を説明する。
図1は、本願発明に係る塩ビ防水シートの1実施例を示す一部切欠断面図である。図において、1は塩ビ防水シートであり、この塩ビ防水シート1はガラス繊維などの補強基材2の表裏両面に塩化ビニルを含浸塗布させてなる表面塩ビ層3と裏面塩ビ層4とからなっている。
前記表面塩ビ層3には後述の経年劣化視認手段が設けられていて、塩ビ防水シート1がその劣化による磨耗のために改修すべき時期に来ていることを明確に認知できるようになっている。
図示のように、前記表面塩ビ層3は内側塩ビ層3aとこの上面に積層される外側塩ビ層3bとからなり、これら内側塩ビ層3aと外側塩ビ層3bとで前記経年劣化視認手段5が構成されている。
すなわち、図2に示すように、外側塩ビ層3bの劣化磨耗に伴う内側塩ビ層3aの露出により塩ビ防水シート1の改修時期を明確に視認できることになる。
しかしながら、内側塩ビ層3aの露出は、時として判別しがたいことがあり、これを看過する恐れもある。そこで、図3に示す実施例では、塩ビ防水シート1において、前記内側塩ビ層3aの表面にはシグナルマーク6を形成し、外側塩ビ層3bの劣化に伴うシグナルマーク6の露出により塩ビ防水シート1の改修時期を明確に認知できるようにしている。
この実施例では、図4に示すように、前記シグナルマーク6は、彩色層6aで構成し,視認性の向上を図るようにしている。 この実施例では、シグナルマーク6を目立ちやすい赤色の彩色層で構成しているが、これに限らず、内側塩ビ層3aの表面に線材を敷設したり、あるいは条線を刻設したり、あるいは樹脂膜材を張設したり、金属箔を貼付して構成してもよい。
図3に示す防水構造の実施例では、コンクリート下地S上に張設される塩ビ防水シート1の表面層3および裏面層4の厚さをそれぞれ0.5mmとし、表面層3において、内側塩ビ層3aを0.3mmに、外側塩ビ層3bを0.2mmに設定している。 図4に示すように、0.2mm厚の外側塩ビ層3bの劣化磨耗により、赤色彩色層6aの露出が視認できた時点で、塩ビ防水シート1の改修時期が到来したことを確認できるが、表面層3の前記厚さ設定では、露出が確認できたときからほぼ1年以内に改修をなせば漏水などの重大事故の発生はない。 また、通常の気候条件下で、0.2mm厚の外側塩ビ層3bの劣化磨耗は8ないし10年程度であると算定されるから、この時期が近くなるにしたがい防水層の監視を頻繁に行うようにする。
図5は、本願発明に係る防水構造の他の実施例を示す一部切欠断面図である。図において、11はコンクリート下地S上に張設された従来の塩ビ防水シートであり、この塩ビ防水シート11はガラス繊維などの補強基材21の表裏両面に塩化ビニルをラミネートさせてなる表面塩ビ層31と裏面塩ビ層41とからなっている。塩ビ防水シート11の表面の一部には経年劣化視認手段としてのセンサー51が貼付されていて、塩ビ防水シート11の経年による劣化磨耗状況をリアルタイムで表示し、これにより防水層の保守管理に携わる観察者は塩ビ防水シート11の劣化磨耗状況を明確に認知し、改修時期の特定を容易に為し得るようになっている。
すなわち、経年劣化視認手段としての前記センサー51は、内側塩ビ層51aとこの上面に積層される外面塩ビ層51bとから構成されていて、外面塩ビ層51bの劣化磨耗に伴う内側塩ビ層51aの露出を確認することにより、塩ビ防水シート11の改修を相当期間内に行う必要のあることを知ることができる。
上記のように、経年劣化視認手段としてのセンサー51にあっては、その塩ビで形成される外側塩ビ層51bの劣化の度合いにより、下地S上に形成された防水層における塩ビ防水シート11の劣化を推測するのであるから、前記外側塩ビ層51bの厚さ等は、時間の経過に伴う当該外側塩ビ層51bにおける劣化深度と下地S上に形成された防水層における塩ビ防水シート11の劣化深度が常にほぼ同一となるように設定する必要がある。 このような見地から、該実施例では、下地S上の塩ビ防水シート11において、表面層31および裏面層41の厚さがそれぞれ0.5mmの場合、前記センサー51は内側塩ビ層51aを0.3mm厚に、外側塩ビ層51bを0.2mm厚に設定してあり、外側塩ビ層51bが劣化磨耗した場合、塩ビ防水シート11の表面層31においても同様の劣化磨耗が発生している関係になっている。
図6は、前記センサー51の他の実施例を示す一部切欠断面図である。この実施例では、前記内側塩ビ層51aの表面にはシグナルマーク52を形成し、外側塩ビ層51bの劣化磨耗に伴うシグナルマーク52の露出により、防水層の改修時期をより明確に認知できるようにしてある。そして、この実施例では前記シグナルマーク52は、彩色層で構成してあるが、内側塩ビ層3aの表面に線材を敷設したり、あるいは条線を刻設したり、あるいは樹脂膜材を張設したり、金属箔を貼付して構成してもよい。
上述で説明した実施例では、センサー51は下地S上の防水層上に設置してあるが、屋外で防水層と同一の環境下に暴露される条件を満たせば必ずしも防水層上に設ける必要はなく、観察に便利な箇所に設置可能であり、この場合、防水層の経年変化を遠隔的に観察できることになる。
本願発明に係る塩ビ防水シートの1実施例を示す一部切決断面図である。 図1において、塩ビ防水シートの表面層を構成する外側塩ビ層が劣化磨耗した状態を示す一部切決断面図である。 他の実施例に係る塩ビ防水シートにより防水層を構成した防水構造の実施例を示す一部切決断面図である。 図3に示す実施例で、表面層3bの外側塩ビ層が劣化磨耗した状態を示す一部切決断面図である。 本願発明に係る防水構造の他の実施例を示す一部切欠断面図である。 図5におけるセンサーの他の実施例を示す一部切欠断面図である。
1.........塩ビ防水シート
2.....補強基材
3.....表面層
3a.......内側塩ビ層
3b.......外側塩ビ層
4.....裏面層
5.....経年劣化視認手段
6.........シグナルマーク
6a....シグナルマークとしての彩色層
11....塩ビ防水シート(防水層)
21....補強基材
31.....表面層
41.....裏面層
51.....経年劣化視認手段(センサー)
51a....内側塩ビ層
52b.....外側塩ビ層
S.....コンクリート下地

Claims (3)

  1. 下地に貼付して防水層を形成するための塩ビ防水シートであって、前記塩ビ防水シートは、ガラス繊維、ポリエステル繊維などの補強材の表裏両面に塩ビ層を具えてなり、前記表面塩ビ層は防水層の改修時期を明確に示す機能を具え、防水層の改修時期を明確に視認できるようになし、前記機能を奏するために前記表面塩ビ層は内側塩ビ層とこの上面に積層される外側塩ビ層とから構成して、前記外側塩ビ層の厚さは0.2mmとして8ないし10年の経年劣化により前記内側塩ビ層が露出されるように設定するとともに、前記内側塩ビ層の厚さを0.3mmで構成することにより、前記外側塩ビ層の劣化による前記内側塩ビ層の露出後にも最大で1年間は防水機能を保持できるように構成する一方、前記内側塩ビ層の表面には彩色層、敷設した線材、刻設された条線、貼付された金箔あるいは張設された樹脂膜のいずれかからなるシグナルマークを形成し、外側塩ビ層の劣化に伴う前記シグナルマークの露出により防水層の改修時期を明確に認知できるようにしたことを特徴とする塩ビ防水シート。
  2. 下地に防水層基盤として表面層と裏面層とからなる塩ビ防水シートを敷設してなる防水構造であって、防水層基盤としての前記塩ビシート上面の一部には経年劣化視認機能を有するセンサーを具え、このセンサーは、内側塩ビ層とこの上面に積層される外面塩ビ層とから構成されていて、前記外側塩ビ層の劣化の度合いにより、下地上に形成された防水層における塩ビ防水シートの劣化を推測できるようにするため前記外側塩ビ層の厚さは、時間の経過に伴う当該外側塩ビ層における劣化深度と下地上に形成された防水層基盤としての前記塩ビ防水シートの劣化深度が常にほぼ同一となるようになすため、前記表面層および裏面層をそれぞれ0.5mm厚とした場合、センサーにおける内側塩ビ層を0.3mm厚に、また外側塩ビ層を0.2mm厚設定して、さらに、内側塩ビ層表面には彩色層、敷設した線材、刻設された条線、貼付された金箔あるいは張設された樹脂膜のいずれかからなるシグナルマークを形成し、センサーにおける外面塩ビ層の劣化磨耗に伴う内側塩ビ層のシグナルマークの露出を確認することにより 防水層の改修時期を明確に認知できるようにしたことを特徴とする防水構造。
  3. 下地に防水層基盤として表面層と裏面層とからなる塩ビ防水シートを敷設してなる防水構造であって、防水層基盤としての前記塩ビシートと、屋外で防水層と同一の環境下に暴露され前記塩ビシートとは別体に設けられる経年劣化視認機能を有するセンサーを具え、このセンサーは、内側塩ビ層とこの上面に積層される外面塩ビ層とから構成されていて、前記外側塩ビ層の劣化の度合いにより、下地上に形成された防水層における塩ビ防水シートの劣化を推測できるようにするため前記外側塩ビ層の厚さは、時間の経過に伴う当該外側塩ビ層における劣化深度と下地上に形成された防水層基盤としての前記塩ビ防水シートの劣化深度が常にほぼ同一となるようになすため、前記表面層および裏面層をそれぞれ0.5mm厚とした場合、センサーにおける内側塩ビ層を0.3mm厚に、また外側塩ビ層を0.2mm厚設定して、さらに、内側塩ビ層表面には彩色層、敷設した線材、刻設された条線、貼付された金箔あるいは張設された樹脂膜のいずれかからなるシグナルマークを形成し、センサーにおける外面塩ビ層の劣化磨耗に伴う内側塩ビ層のシグナルマークの露出を確認することにより 防水層の改修時期を明確に認知できるようにしたことを特徴とする防水構造。
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