JP2017203370A - 防滑床および駐車場 - Google Patents
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【課題】摩耗の進行を早期に発見できる防滑床を提供する。【解決手段】車両が駐車される駐車領域、および前記車両が走行する走行路を有する下地上に、防水層と、その上に形成された1または複数の防滑層と、その上に形成されたトップコート層とを有する。前記防滑層は、基材樹脂に骨材を含んで構成される。前記トップコート層は、前記防滑層を隠蔽している。前記防滑層のうち少なくとも1つは、前記トップコート層とは異なる色である有彩色を呈し、その彩度は前記トップコート層の彩度と異なる。前記駐車領域に形成された防滑床に比べ、前記走行路に形成された防滑床は、多くの防滑層を有する。前記走行路における前記有彩色の防滑層は、前記駐車領域における前記有彩色の防滑層に比べて下層側に位置する。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば店舗などの施設の上層フロア(例えば屋上)に設けられる自走式駐車場などに適用可能な防滑床、およびこれが施工された駐車場に関する。
近年では、建物の軽量化や工期短縮などの社会的要請により、店舗などの施設の上層フロア(例えば屋上)に設けられる自走式駐車場などには、露出防水工法が採用されることが多い。
この種の自走式駐車場では、防水機能だけでなく、車両走行に対する床機能が必要とされるため、骨材を含む防滑層を有する防滑床が形成される(例えば、特許文献1参照)。防滑層が骨材を含むため、防滑床の表面は凹凸形状となることから、防滑性能が高められる。
この種の自走式駐車場では、防水機能だけでなく、車両走行に対する床機能が必要とされるため、骨材を含む防滑層を有する防滑床が形成される(例えば、特許文献1参照)。防滑層が骨材を含むため、防滑床の表面は凹凸形状となることから、防滑性能が高められる。
防滑床では、車両のタイヤとの接触による摩耗が防水層にまで進行すると、床機能の低下だけでなく防水機能が低下するおそれがある。このため、摩耗の進行を早期に発見できる技術が要望されていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、摩耗の進行を早期に発見できる防滑床、およびこれが施工された駐車場を提供することにある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、摩耗の進行を早期に発見できる防滑床、およびこれが施工された駐車場を提供することにある。
本発明の一態様は、車両が駐車される駐車領域、および前記車両が走行する走行路を有する下地上に、防水層と、その上に形成された1または複数の防滑層と、その上に形成されたトップコート層とを有し、前記防滑層は、基材樹脂に骨材を含んで構成され、前記トップコート層は、前記防滑層を隠蔽しており、前記防滑層のうち少なくとも1つは、前記トップコート層とは異なる色である有彩色を呈し、その彩度は前記トップコート層の彩度と異なり、前記駐車領域に形成された防滑床に比べ、前記走行路に形成された防滑床は、多くの防滑層を有し、前記走行路における前記有彩色の防滑層は、前記駐車領域における前記有彩色の防滑層に比べて下層側に位置する防滑床を提供する。
前記トップコート層とは異なる色を呈する前記防滑層の明度は、前記トップコート層の明度と異なることが好ましい。
前記トップコート層は、無彩色を呈することが好ましい。
前記複数の防滑層のうち、前記有彩色を呈する防滑層の彩度は前記トップコート層の彩度より高くされ、それ以外の防滑層は、前記トップコート層と同系色であることが好ましい。
トップコート層とは異なる色の防滑層と、トップコート層の色との色差ΔE(=ΔL*2+Δa*2+Δb*2)1/2)は10以上であることが好ましい。
前記トップコート層は、無彩色を呈することが好ましい。
前記複数の防滑層のうち、前記有彩色を呈する防滑層の彩度は前記トップコート層の彩度より高くされ、それ以外の防滑層は、前記トップコート層と同系色であることが好ましい。
トップコート層とは異なる色の防滑層と、トップコート層の色との色差ΔE(=ΔL*2+Δa*2+Δb*2)1/2)は10以上であることが好ましい。
本発明の一態様は、前記駐車領域と、前記走行路に、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の防滑床が形成されている駐車場を提供する。
前記走行路は、走行車路を有し、前記走行車路は、複数の直線部と、前記複数の直線部の接続点となる曲折部とを有することが好ましい。
前記走行路は、前記車両が前記走行車路から退出するための退出路をさらに有し、前記走行車路は、前記退出路との境界に臨む停止領域を有することが好ましい。
前記走行路は、前記車両を前記走行車路に導く進入路をさらに有することが好ましい。
前記走行路は、走行車路を有し、前記走行車路は、複数の直線部と、前記複数の直線部の接続点となる曲折部とを有することが好ましい。
前記走行路は、前記車両が前記走行車路から退出するための退出路をさらに有し、前記走行車路は、前記退出路との境界に臨む停止領域を有することが好ましい。
前記走行路は、前記車両を前記走行車路に導く進入路をさらに有することが好ましい。
本発明の一態様によれば、防滑層が、トップコート層とは異なる色を呈するため、トップコート層が車両の走行などによって摩耗し、防滑層が露出すると、そのことを視覚的に確認できる。例えば、トップコート層がグレー色であり、防滑層が緑色である場合には、摩耗が防滑層に達すると、その部分の色がグレー色から緑色に変化するため、摩耗部分を視覚により容易に確認できる。このため、トップコート層の摩耗を早期に発見し、防滑層の露出箇所にトップコート層を再度形成することなどにより補修を施すことができる。従って、摩耗が防水層に及ぶのを防ぎ、防水性能を長期にわたって維持することができる。防水性能を長く維持できるため、建物のライフサイクルコストの低減を実現できる。また、摩耗の進行により補修が必要になったときにのみ補修を施すことができるため、不要な補修によりメンテナンスコストが高騰するのを回避できる。
本発明の一態様によれば、摩耗が防滑層に及んだ場合に直ちに摩耗部分に再度防滑層を形成するなどの補修を施すことができるため、防滑性能を維持し、安全性を確保することができる。また、トップコート層の摩耗を直ちに補修できるため、トップコート層の保護性能を維持し、紫外線などにより防滑層が劣化するのを防止できる。
このように、本発明の一態様によれば、低コストで、防水性能および防滑性能を高く維持することができる。
本発明の一態様によれば、摩耗が防滑層に及んだ場合に直ちに摩耗部分に再度防滑層を形成するなどの補修を施すことができるため、防滑性能を維持し、安全性を確保することができる。また、トップコート層の摩耗を直ちに補修できるため、トップコート層の保護性能を維持し、紫外線などにより防滑層が劣化するのを防止できる。
このように、本発明の一態様によれば、低コストで、防水性能および防滑性能を高く維持することができる。
本発明の防滑床の第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、この発明に係る防滑床の第1実施形態である防滑床1を示す断面図である。
ここに示す防滑床1は、下地2の上面2aに、プライマー層10と、その上に形成された防水層20と、その上に形成された防滑層30と、その上に形成されたトップコート層40とを有する。
ここに示す防滑床1は、下地2の上面2aに、プライマー層10と、その上に形成された防水層20と、その上に形成された防滑層30と、その上に形成されたトップコート層40とを有する。
下地2は、例えばコンクリートが打設されることによって形成される。
プライマー層10は、下地2に対する防水層20の接着力を確保するために形成されるもので、例えばウレタン樹脂、エポキシ樹脂などからなるプライマーが使用できる。
プライマーの塗布方法としては、ローラー、刷毛等による塗布;スプレーガンによる噴射などがある。
プライマーの塗布量は、例えば0.15〜0.2kg/m2である。
プライマー層10は、下地2に対する防水層20の接着力を確保するために形成されるもので、例えばウレタン樹脂、エポキシ樹脂などからなるプライマーが使用できる。
プライマーの塗布方法としては、ローラー、刷毛等による塗布;スプレーガンによる噴射などがある。
プライマーの塗布量は、例えば0.15〜0.2kg/m2である。
防水層20の材料としては、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、メチルメタクリレート樹脂、ポリウレア樹脂などが使用でき、特にポリウレタン樹脂が好適である。
ポリウレタン樹脂としては、例えば、ポリイソシアネートを含有する主剤と、イソシアネート基と反応性のある多官能活性水素化合物を含有する硬化剤とからなる、2液型ポリウレタン樹脂が好ましい。
ポリウレタン樹脂としては、例えば、ポリイソシアネートを含有する主剤と、イソシアネート基と反応性のある多官能活性水素化合物を含有する硬化剤とからなる、2液型ポリウレタン樹脂が好ましい。
主剤に含まれるイソシアネート化合物としては、ポリイソシアネート化合物とポリオールとの反応によって得られるイソシアネート基末端プレポリマーが好ましい。
ポリイソシアネート化合物としては、特に限定されないが、例えばジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート(液状MDI)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(粗製MDI)、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート等の低分子量イソシアネート化合物が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
ポリイソシアネート化合物としては、特に限定されないが、例えばジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート(液状MDI)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(粗製MDI)、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート等の低分子量イソシアネート化合物が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
ポリオールとしては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等が使用できる。
ポリエーテルポリオールの例としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等の1種以上を付加重合して得られるポリエーテルポリオール、テトラヒドロフランを開環重合して得られるポリテトラメチレンエーテルグリコール等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールの例としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等の1種以上を付加重合して得られるポリエーテルポリオール、テトラヒドロフランを開環重合して得られるポリテトラメチレンエーテルグリコール等が挙げられる。
ポリエステルポリオールの具体的な例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、その他の低分子ポリオールの1種以上と、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ダイマー酸、あるいはその他の低分子ジカルボン酸やオリゴマー酸の1種以上との縮合重合、およびカプロラクトン等を開環重合して得られるポリエステルポリオール等を挙げることができる。
硬化剤としては、活性水素含有化合物が挙げられ、例えばポリアミン、ポリオール、および水から選ばれる少なくとも1つを用いることができるが、ポリアミンのみ、または、ポリアミンとポリオールとの混合物を用いることが好ましい。
前記ポリアミンとしては、芳香族ポリアミン、脂肪族ポリアミン等が挙げられる。具体的には、ジエチルトルエンジアミン、ジアルキル−4,4’−メチレンジアニリン、テトラアルキル−4,4’−メチレンジアニリン、4,4’−メチレンビス(2−クロロアニリン)、ビスメチルチオトルエンジアミン、ポリオキシアルキレンジアミン、メタキシリレンジアミン、エチレンジアミン、イソホロンジアミン等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
前記ポリオールとしては、水酸基を2個以上持っていれば特に限定されないが、例えばポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリテトラメチレングリコール等の一般ポリオール;含燐ポリオール等の難燃性ポリオール等が挙げられる。これらポリオールは単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
防水層20には、必要に応じて、可塑剤、硬化触媒、充填材、酸化防止剤、難燃剤、安定剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、着色顔料等の添加剤を添加してもよい。
防水層20の厚みは、例えば1.5mm以上とすることができる。これによって、防水層20に十分な厚みを与え、防水性能を高めることができる。
防水層20の厚みは、施工の容易さ、施工コストを考慮すれば、3mm以下が好ましい。
防水層20の厚みは、施工の容易さ、施工コストを考慮すれば、3mm以下が好ましい。
防水層20は、例えば、高圧スプレーガンを備えた2液型衝突混合方式のスプレー塗装装置(2液衝突混合機)を用いて、材料樹脂を、プライマー層10に向けて吹き付けて塗布することにより形成することができる。
防水層20の材料樹脂の塗布量は、例えば1.5kg/m2以上(好ましくは1.5〜3kg/m2)とすることができる。
なお、防水層20は、1液型のポリウレタン材料によって形成してもよい。
防水層20の材料樹脂の塗布量は、例えば1.5kg/m2以上(好ましくは1.5〜3kg/m2)とすることができる。
なお、防水層20は、1液型のポリウレタン材料によって形成してもよい。
防滑層30は、例えば、基材樹脂31中に骨材32を含有する。防滑層30が骨材32を含むことによって、防滑層30の表面は凹凸形状となり、防滑床1の表面は防滑層30の表面形状に応じた凹凸形状となるため、防滑性能が高められる。
基材樹脂31としては、ポリウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、メチルメタクリレート樹脂、ポリウレア樹脂、などが使用できる。
特に、ポリウレタン樹脂は、防水効果に優れるうえ、(ポリウレタン樹脂からなる)防水層20との接着性も高いという利点がある。
ポリウレタン樹脂の具体例としては、例えば、防水層20の材料として挙げたものがある。
特に、ポリウレタン樹脂は、防水効果に優れるうえ、(ポリウレタン樹脂からなる)防水層20との接着性も高いという利点がある。
ポリウレタン樹脂の具体例としては、例えば、防水層20の材料として挙げたものがある。
防滑層30の厚み(図1(B)に示す厚みT1)は、例えば0.4mm以上(好ましくは0.6〜1mm)とすることができる。これによって、防滑層30に十分な厚みを与え、摩耗が防水層20に及ぶのを回避できる。防滑層30の厚み(厚みT1)は、1mm以下とすることで、施工を容易にすることができる。
厚みT1は、表面からの突出部33を除いた防滑層30の厚みである。
突出部33を含む防滑層30の全体厚みT2は、例えば0.6〜1.5mmとすることができる。
厚みT1は、表面からの突出部33を除いた防滑層30の厚みである。
突出部33を含む防滑層30の全体厚みT2は、例えば0.6〜1.5mmとすることができる。
骨材32としては、例えば、硅砂、鉱物(玄武岩など)、川砂等の天然硅酸質材料、セラミックなどが好適である。骨材32の平均粒径は、例えば0.4mm〜2mmとすることができる。
防滑層30に対する骨材32の添加量は、基材樹脂100質量部に対して50〜200質量部とすることができる。
骨材32は、基材樹脂31中に分散状態で含有される。
なお、平均粒径はレーザ回折・散乱法などにより測定でき、例えば島津製作所社製の粒度分布測定装置SALD−2000Jを用いて測定することができる。
防滑層30に対する骨材32の添加量は、基材樹脂100質量部に対して50〜200質量部とすることができる。
骨材32は、基材樹脂31中に分散状態で含有される。
なお、平均粒径はレーザ回折・散乱法などにより測定でき、例えば島津製作所社製の粒度分布測定装置SALD−2000Jを用いて測定することができる。
防滑層30は、トップコート層40とは異なる色を呈する材料が使用されることによって、色の違いにより、トップコート層40に対して視覚的に識別できる。
防滑層30は有彩色を呈する。防滑層30の彩度はトップコート層40の彩度より高くされる。これによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
防滑層30の明度は、トップコート層40の明度より高いことが好ましい。これによって、露出した防滑層30を識別しやすくできる。
防滑層30の色相は、特に限定されないが、識別性の点で、緑、青、黄、赤などが好ましい。
防滑層30の明度は、トップコート層40の明度より高いことが好ましい。これによって、露出した防滑層30を識別しやすくできる。
防滑層30の色相は、特に限定されないが、識別性の点で、緑、青、黄、赤などが好ましい。
色の違いは、CIE 1976 L*a*b*表色系(JIS Z8729に準拠)により表すことができる。
L*a*b*表色系では、明度をL*で表し、色相と彩度をa*およびb*で表す。
明度L*は、0〜100の数値をとり、数値が大きいほど明るいことになる。すなわち、明度L*は、例えば0に近いほど黒に近く、100に近いほど白に近くなる。a*は赤〜緑の方向成分を表す。マイナスの数値が大きくなれば緑に近くなり、プラスの数値が大きくなれば赤に近くなる。b*は青〜黄の方向成分を表す。マイナスの数値が大きくなれば青に近くなり、プラスの数値が大きくなれば黄に近くなる。a*、b*は、数値(絶対値)が大きくなれば彩度が高くなる。a*=0かつb*=0は無彩色となる。
L*a*b*表色系では、明度をL*で表し、色相と彩度をa*およびb*で表す。
明度L*は、0〜100の数値をとり、数値が大きいほど明るいことになる。すなわち、明度L*は、例えば0に近いほど黒に近く、100に近いほど白に近くなる。a*は赤〜緑の方向成分を表す。マイナスの数値が大きくなれば緑に近くなり、プラスの数値が大きくなれば赤に近くなる。b*は青〜黄の方向成分を表す。マイナスの数値が大きくなれば青に近くなり、プラスの数値が大きくなれば黄に近くなる。a*、b*は、数値(絶対値)が大きくなれば彩度が高くなる。a*=0かつb*=0は無彩色となる。
a*、b*の少なくとも一方が0でない色は、原則的には有彩色である。しかし、a*、b*の少なくとも一方が0でない場合でも、視覚による判断で彩色が確認できなければ(例えば視覚により白、黒、グレーのいずれかと判断できる場合)、無彩色と判定することができる。
例えば、a*、b*の絶対値がいずれも10未満である場合は、視覚により彩色が確認できなければ、実質的に無彩色と判定することができる。
例えば、a*、b*の絶対値がいずれも10未満である場合は、視覚により彩色が確認できなければ、実質的に無彩色と判定することができる。
防滑層30の色がL* 1、a* 1、b* 1で表され、トップコート層40の色がL* 2、a* 2、b* 2で表されるとすると、防滑層30とトップコート層40との色差ΔEは以下の式によって求められる。
ΔE=(ΔL*2+Δa*2+Δb*2)1/2
ΔL*はL* 1−L* 2であり、Δa*はa* 1−a* 2であり、Δb*はb* 1−b* 2である。
ΔE=(ΔL*2+Δa*2+Δb*2)1/2
ΔL*はL* 1−L* 2であり、Δa*はa* 1−a* 2であり、Δb*はb* 1−b* 2である。
防滑層30は、トップコート層40に対する色差ΔEが10以上であることが好ましく、20以上であることがさらに好ましい。
色差ΔEをこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
色差ΔEをこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
防滑層30のa*、b*の少なくとも一方の絶対値は、30以上であることが好ましく、40以上であることがさらに好ましい。
a*、b*の少なくとも一方の絶対値をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
a*、b*の少なくとも一方の絶対値をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
本実施形態においては、彩度の指標として、C*[=(a*2+b*2)1/2]を採用できる。
防滑層30の彩度がトップコート層40の彩度より高いとは、防滑層30のC*がトップコート層40のC*より高いことと同義としてよい。
防滑層30の彩度がトップコート層40の彩度より高いとは、防滑層30のC*がトップコート層40のC*より高いことと同義としてよい。
防滑層30のC*[=(a*2+b*2)1/2]は、30以上であることが好ましく、40以上であることがさらに好ましい。
C*をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
C*をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
防滑層30の明度L*は、50以上であることが好ましく、60以上であることがさらに好ましい。
明度L*をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
明度L*をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
L*、a*、b*およびC*の測定は、例えば、コニカミノルタ社製の分光測色計CM−5を使用できる。色の測定はJIS Z8729(2004)に準じて行うこともできる。また、肉眼による官能試験による判定を採用してもよい。例えば、視覚による判断で彩色が確認できなければ、無彩色と判定することができる。
防滑層30の色を調整するには、必要に応じて、着色剤を添加すればよい。着色剤としては、顔料または染料を使用できる。
顔料としては、有機顔料、無機顔料がある。有機顔料としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリノン・イソインドリン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、ジケトピロロビロール顔料、キノフタロン顔料などが挙げられる。具体的な例としては、キナクリドンレッド、ジスアゾイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、イソインドリノンイエロー、ジオキサジンバイオレット、2,9−ジメチルキナクリドンなどが挙げられる。
顔料としては、有機顔料、無機顔料がある。有機顔料としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリノン・イソインドリン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、ジケトピロロビロール顔料、キノフタロン顔料などが挙げられる。具体的な例としては、キナクリドンレッド、ジスアゾイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、イソインドリノンイエロー、ジオキサジンバイオレット、2,9−ジメチルキナクリドンなどが挙げられる。
無機顔料としては、酸化チタン、赤酸化鉄、酸化亜鉛、酸化クロム、鉄黒、複合酸化物などの酸化物;カーボンブラック等の炭素;黄鉛、モリブデートオレンジ等のクロム酸塩;紺青等のフェロシアン化物;カドミウムエロー、カドミウムレッド、硫化亜鉛などの硫化物;硫酸バリウムなどの硫酸塩;塩酸塩;群青等のケイ酸塩;炭酸カルシウム等の炭酸塩;マンガンバイオレット等のリン酸塩;黄色酸化鉄等の水酸化物などが挙げられる。
複合酸化物は、例えば、チタンエロー系、亜鉛−鉄系ブラウン、チタン・コバルト系グリーン、コバルトグリーン、コバルトブルー、銅−クロム系ブラック、銅−鉄系ブラック)などである。
複合酸化物は、例えば、チタンエロー系、亜鉛−鉄系ブラウン、チタン・コバルト系グリーン、コバルトグリーン、コバルトブルー、銅−クロム系ブラック、銅−鉄系ブラック)などである。
染料は、ソルベント染料、酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応性染料、媒染染料、酸性媒染染料、分散染料、建染染料(スレン染料)、硫化染料、硫化建染染料、アゾイック染料、蛍光染料などがある。
防滑層30の形成には、例えば、第1樹脂塗布工程と、骨材散布工程と、第2樹脂塗布工程とを含む方法を採用できる。
第1樹脂塗布工程は、防水層20の上に、未硬化の材料樹脂を塗布する工程である。
骨材散布工程は、第1樹脂塗布工程で塗布された未硬化の樹脂に、骨材32を散布する工程である。
第2樹脂塗布工程は、第1樹脂塗布工程で塗布した樹脂および骨材32の上に、未硬化の材料樹脂を塗布する工程である。第2樹脂塗布工程には、第1樹脂塗布工程で塗布した材料樹脂と同じ材料樹脂を使用できる。塗布した材料樹脂は、第1樹脂塗布工程の樹脂と一体化し、基材樹脂31となる。
材料樹脂の塗布には、例えば、高圧スプレーガンを備えた2液型衝突混合方式のスプレー塗装装置(2液衝突混合機)を用いることができる。
第1樹脂塗布工程は、防水層20の上に、未硬化の材料樹脂を塗布する工程である。
骨材散布工程は、第1樹脂塗布工程で塗布された未硬化の樹脂に、骨材32を散布する工程である。
第2樹脂塗布工程は、第1樹脂塗布工程で塗布した樹脂および骨材32の上に、未硬化の材料樹脂を塗布する工程である。第2樹脂塗布工程には、第1樹脂塗布工程で塗布した材料樹脂と同じ材料樹脂を使用できる。塗布した材料樹脂は、第1樹脂塗布工程の樹脂と一体化し、基材樹脂31となる。
材料樹脂の塗布には、例えば、高圧スプレーガンを備えた2液型衝突混合方式のスプレー塗装装置(2液衝突混合機)を用いることができる。
防滑層30は、例えば、高圧スプレーガンを備えた2液型衝突混合方式のスプレー塗装装置(2液衝突混合機)を用いて、ポリウレタン材料を吹き付けて塗布することにより形成することができる。
防滑層30を構成する基材樹脂31の塗布量は、例えば 0.4kg/m2以上(好ましくは0.6〜1kg/m2)である。
防滑層30を構成する基材樹脂31の塗布量は、例えば 0.4kg/m2以上(好ましくは0.6〜1kg/m2)である。
トップコート層40は、防滑床1の表面に位置する層(最外層)であって、防滑層30を保護すること、この防滑床1の外観を良好にすることなどを目的として形成される。トップコート層40は、紫外線等を遮り、防滑層30の劣化を防ぐ機能を有することが好ましい。
トップコート層40には、アクリル系の樹脂(例えばアクリルウレタン樹脂)が使用できる。トップコート層40には、フッ素樹脂、シリコン樹脂なども使用できるが、保護性能の点からアクリル系の樹脂、特にアクリルウレタン樹脂が好ましい。
トップコート層40には、アクリル系の樹脂(例えばアクリルウレタン樹脂)が使用できる。トップコート層40には、フッ素樹脂、シリコン樹脂なども使用できるが、保護性能の点からアクリル系の樹脂、特にアクリルウレタン樹脂が好ましい。
トップコート層40の厚みは、例えば50μm以上(好ましくは70μm以上)とすることができる。これによって、防滑層30を保護する効果を高めることができる。トップコート層40の厚みは、施工の容易さを考慮すれば、200μm以下(好ましくは100μm以下)が好ましい。
トップコート層40は、例えば、スプレーガンやローラによる塗布により形成することができる。トップコート層40の材料樹脂の塗布量は、例えば0.1kg/m2以上(好ましくは0.15〜0.25kg/m2)である。
トップコート層40は、例えば、スプレーガンやローラによる塗布により形成することができる。トップコート層40の材料樹脂の塗布量は、例えば0.1kg/m2以上(好ましくは0.15〜0.25kg/m2)である。
トップコート層40は、上述のように、防滑層30とは異なる色を呈する。トップコート層40の彩度は、防滑層30の彩度より低くされる。トップコート層40の明度は、防滑層30の明度より低いことが好ましい。
トップコート層40は、防滑層30を隠蔽することができる厚みとされることが好ましい。すなわち、トップコート層40によって防滑層30が隠蔽され、防滑層30の色が識別できなくなっていることが好ましい。
例えば、トップコート層40がグレー色であり、防滑層30が緑色である場合には、摩耗が生じていない状態の防滑床1は、外観上、グレー色を呈することが好ましい。
例えば、トップコート層40がグレー色であり、防滑層30が緑色である場合には、摩耗が生じていない状態の防滑床1は、外観上、グレー色を呈することが好ましい。
a*の絶対値は、30未満であることが好ましく、20以下であることがさらに好ましい。b*の絶対値は、30未満であることが好ましく、20以下であることがさらに好ましい。
a*およびb*の絶対値をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
a*およびb*の絶対値をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
彩度の指標となるC*(=(a*)2+(b*)2)1/2)は、30未満であることが好ましく、20以下であることがさらに好ましい。
C*をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
C*をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
トップコート層40は、例えば、無彩色(例えばグレー色)とすることができる。トップコート層40が無彩色であると、防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
トップコート層40の明度L*は、50未満であることが好ましく、40以下であることがさらに好ましい。
明度L*をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
明度L*をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
トップコート層40は、隠蔽率が80%以上であることが好ましく、90%以上であることがさらに好ましい。
隠蔽率をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
隠蔽率とは、例えば、JIS K5600 4−1のB法に準拠した隠蔽率試験紙に樹脂を1mm厚で塗工し、塗布済みフィルムの三刺激値Yを白色部(YW)と黒色部(YB)各々において測定し、隠蔽率YB/YWを百分率で算出したものである。
隠蔽率をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
隠蔽率とは、例えば、JIS K5600 4−1のB法に準拠した隠蔽率試験紙に樹脂を1mm厚で塗工し、塗布済みフィルムの三刺激値Yを白色部(YW)と黒色部(YB)各々において測定し、隠蔽率YB/YWを百分率で算出したものである。
トップコート層40は、可視光透過率が10%以下であることが好ましく、5%以下であることがさらに好ましい。
可視光透過率をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
可視光透過率をこの範囲にすることによって、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
トップコート層40の色を調整するには、必要に応じて、着色剤を添加すればよい。着色剤としては、例えば、防滑層30に使用できる着色剤として挙げたものがある。
トップコート層40は、例えば、無彩色(例えばグレー色)とすることができる。トップコート層40が無彩色であると、防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
グレー色の顔料としては、例えばカーボンブラックおよび酸化チタンを含む顔料がある。
この顔料の使用により、隠蔽率を高め、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
トップコート層40は、例えば、無彩色(例えばグレー色)とすることができる。トップコート層40が無彩色であると、防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
グレー色の顔料としては、例えばカーボンブラックおよび酸化チタンを含む顔料がある。
この顔料の使用により、隠蔽率を高め、トップコート層40が摩耗して防滑層30が露出した際に防滑層30を識別しやすくできる。
防滑床1では、防滑層30が、トップコート層40とは異なる色を呈するため、トップコート層40が車両の走行などによって摩耗し、防滑層30が露出すると、そのことを視覚的に確認できる。図2に、トップコート層40が摩耗し、この摩耗部分に防滑層30の表面の一部領域(露出領域34)が露出した状態を示す。
例えば、トップコート層40がグレー色であり、防滑層30が緑色である場合には、摩耗が防滑層30に達すると、その部分の色がグレー色から緑色に変化するため、摩耗部分を視覚により容易に確認できる。
このため、トップコート層40の摩耗を早期に発見し、防滑層30の露出領域34にトップコート層40を再度形成することなどにより補修を施すことができる。
従って、摩耗が防水層20に及ぶのを防ぎ、防水性能を長期にわたって維持することができる。防水性能を長く維持できるため、建物のライフサイクルコストの低減を実現できる。
また、摩耗の進行により補修が必要になったときにのみ補修を施すことができるため、不要な補修によりメンテナンスコストが高騰するのを回避できる。
例えば、トップコート層40がグレー色であり、防滑層30が緑色である場合には、摩耗が防滑層30に達すると、その部分の色がグレー色から緑色に変化するため、摩耗部分を視覚により容易に確認できる。
このため、トップコート層40の摩耗を早期に発見し、防滑層30の露出領域34にトップコート層40を再度形成することなどにより補修を施すことができる。
従って、摩耗が防水層20に及ぶのを防ぎ、防水性能を長期にわたって維持することができる。防水性能を長く維持できるため、建物のライフサイクルコストの低減を実現できる。
また、摩耗の進行により補修が必要になったときにのみ補修を施すことができるため、不要な補修によりメンテナンスコストが高騰するのを回避できる。
防滑床1では、摩耗が防滑層30に及んだ場合に直ちに摩耗部分に再度防滑層30を形成するなどの補修を施すことができるため、防滑性能を維持し、安全性を確保することができる。
また、トップコート層40の摩耗を直ちに補修できるため、トップコート層40の保護性能を維持し、紫外線などにより防滑層30が劣化するのを防止できる。
このように、防滑床1では、低コストで、防水性能および防滑性能を高く維持することができる。
また、トップコート層40の摩耗を直ちに補修できるため、トップコート層40の保護性能を維持し、紫外線などにより防滑層30が劣化するのを防止できる。
このように、防滑床1では、低コストで、防水性能および防滑性能を高く維持することができる。
従来は、防滑層には、トップコート層と同系の色が用いられることが多かった。防滑層に、トップコート層と同系の色が用いられることが多かったのは、同系色を用いれば、施工の際の制約が少なくなり、施工作業の効率を高めることができるなどの理由からである。
図1に示す防滑床1では、防滑層30とトップコート層40とが互いに異なる色であるため、防滑層30が防滑床1の表面に露出しないように注意して施工する必要がある。このため、従来に比べて施工が容易になるとはいえないが、低コストで防水性能および防滑性能を高く維持できることは、施工性の点を補って余りある、大きな利点である。
図1に示す防滑床1では、防滑層30とトップコート層40とが互いに異なる色であるため、防滑層30が防滑床1の表面に露出しないように注意して施工する必要がある。このため、従来に比べて施工が容易になるとはいえないが、低コストで防水性能および防滑性能を高く維持できることは、施工性の点を補って余りある、大きな利点である。
図3は、この発明に係る防滑床の第2実施形態である防滑床61を示す断面図である。
ここに示す防滑床61は、2つの防滑層60(第1防滑層60Aおよび第2防滑層60B)を有する点で、図1に示す第1実施形態の防滑床1と異なる。第1防滑層60Aは第2防滑層60B上に積層して形成されている。
ここに示す防滑床61は、2つの防滑層60(第1防滑層60Aおよび第2防滑層60B)を有する点で、図1に示す第1実施形態の防滑床1と異なる。第1防滑層60Aは第2防滑層60B上に積層して形成されている。
2つの防滑層60(60A,60B)は、互いに積層され、2つの防滑層60(60A,60B)のうち少なくとも1つは、第1の実施形態の防滑層30と同様に、トップコート層40とは異なる色(例えば緑、青、黄、赤などの有彩色)を呈する。このため、色の違いにより、トップコート層40(例えばグレー色などの無彩色)に対して視覚的に識別できる。
防滑層60Aは、突出部を除いた厚み(図1(B)の厚みT1)、突出部を含む厚み((図1(B)の厚みT2)、骨材の平均粒径および添加量等については、図1に示す防滑層30の説明中に挙げた条件を採用できる。
例えば、防滑層60Aの厚みT1(突出部を除いた厚み)は0.4mm〜1mmとすることができ、防滑層60Aの厚みT2(突出部を含む全体厚み)は0.6〜1.5mmとすることができる。
防滑層60Bに関しても同様に、防滑層30の説明中に挙げた条件を採用できる。
例えば、防滑層60Aの厚みT1(突出部を除いた厚み)は0.4mm〜1mmとすることができ、防滑層60Aの厚みT2(突出部を含む全体厚み)は0.6〜1.5mmとすることができる。
防滑層60Bに関しても同様に、防滑層30の説明中に挙げた条件を採用できる。
防滑床61は、2つの防滑層60(60A,60B)を有するため、図1の防滑床1に比べ、防滑層60の合計厚みが厚くなる。従って、摩耗が防水層20に及ぶのを回避し、防水性能の低下を確実に防ぐことができる。
防滑床61では、2つの防滑層60のうち下層側(すなわち防水層20に最も近いもの)の防滑層60Bのみが、トップコート層40とは異なる色(例えば緑、青、黄、赤などの有彩色)を呈し、上層側の防滑層60Aは、トップコート層40と同系の色(例えばグレー色などの無彩色)を呈するように構成してもよい。
これによって、摩耗が防水層20に近づくことにより補修が必要となった時点でそのことを確認できるため、不要な補修によりメンテナンスコストが高騰するのを回避できる。
なお、同系の色とは、例えば2つの色を対比したときに、上述のL*a*b*表色系におけるa*の差が5以下であり、かつb*の差が5以下である色である。
これによって、摩耗が防水層20に近づくことにより補修が必要となった時点でそのことを確認できるため、不要な補修によりメンテナンスコストが高騰するのを回避できる。
なお、同系の色とは、例えば2つの色を対比したときに、上述のL*a*b*表色系におけるa*の差が5以下であり、かつb*の差が5以下である色である。
図4は、この発明に係る防滑床の第3実施形態である防滑床71を示す断面図である。
ここに示す防滑床71は、3つの防滑層70(第1防滑層70A、第2防滑層70B、および第3防滑層70C)を有する点で、図1に示す第1実施形態の防滑床1と異なる。
第2防滑層70Bは第3防滑層70C上に積層して形成されており、第1防滑層70Aは第2防滑層70B上に積層して形成されている。
ここに示す防滑床71は、3つの防滑層70(第1防滑層70A、第2防滑層70B、および第3防滑層70C)を有する点で、図1に示す第1実施形態の防滑床1と異なる。
第2防滑層70Bは第3防滑層70C上に積層して形成されており、第1防滑層70Aは第2防滑層70B上に積層して形成されている。
3つの防滑層70(70A,70B,70C)は、互いに積層され、3つの防滑層70(70A,70B,70C)のうち少なくとも1つは、第1の実施形態の防滑層30と同様に、トップコート層40とは異なる色(例えば緑、青、黄、赤などの有彩色)を呈する。このため、色の違いにより、トップコート層40(例えばグレー色などの無彩色)に対して視覚的に識別できる。
防滑層70Aは、突出部を除いた厚み(図1(B)の厚みT1)、突出部を含む厚み((図1(B)の厚みT2)、骨材の平均粒径および添加量等については、図1に示す防滑層30の説明中に挙げた条件を採用できる。防滑層70B、70Cに関しても同様に、防滑層30の説明中に挙げた条件を採用できる。
防滑床71は、3つの防滑層30(30A,30B,30C)を有するため、防滑層70の合計厚みが厚くなる。従って、摩耗が防水層20に及ぶのを回避し、防水性能の低下をさらに確実に防ぐことができる。
防滑床71では、3つの防滑層70のうち下層側(すなわち防水層20に最も近いもの)の防滑層70Cのみが、トップコート層40とは異なる色(例えば緑、青、黄、赤などなどの有彩色)を呈し、上層側の2つの防滑層70A,70Bは、トップコート層40と同系の色(例えばグレー色などの無彩色)を呈するように構成してもよい。
これによって、摩耗が防水層20に近づくことにより補修が必要となった時点でそのことを確認できるため、不要な補修によりメンテナンスコストが高騰するのを回避できる。
これによって、摩耗が防水層20に近づくことにより補修が必要となった時点でそのことを確認できるため、不要な補修によりメンテナンスコストが高騰するのを回避できる。
図3および図4に示す防滑床61,71では、複数の防滑層のうち、トップコート層とは異なる色を呈する防滑層(以下、異色防滑層という)は、最下層のみに限らない。例えば、防滑床61,71の防滑層をすべて異色防滑層としてもよい。また、防滑床71の3つの防滑層70のうち下層側の2つの防滑層70のみを異色防滑層としてもよい。
なお、防滑層の数は図示例に限らず、防滑層は4層以上に構成してもよい。
なお、防滑層の数は図示例に限らず、防滑層は4層以上に構成してもよい。
防滑床1の施工対象となる構造物としては、特に限定されないが、一例として自走式駐車場を挙げる。図5は、この駐車場の一例である駐車場100を示す平面図である。
駐車場100は、駐車フロアを1つのみ有する構成であってもよいし、複数の駐車フロアを有する立体駐車場であってもよい。
駐車場100は、駐車フロアを1つのみ有する構成であってもよいし、複数の駐車フロアを有する立体駐車場であってもよい。
駐車場100は、施設や店舗の上層フロア(例えば屋上)に設けられた駐車場であってよい。上層フロアに設けられた駐車場には高い防水性能が求められるため、本発明は、この種の駐車場に適用された場合に、その特性を十分に発揮することができる。
駐車場100は、車両110を導く進入路101(走行路)と、駐車フロア102と、車両110が退出する退出路103(走行路)とを有する。
駐車フロア102は、例えば平面視略矩形状(長方形)とされ、中央部に平面視略矩形状(長方形)の第1駐車領域111が設けられ、その周囲に、車両が走行可能な環状の走行車路106(走行路)が確保されている。
走行車路106の外側には、第1駐車領域111の外周縁の各辺に対向する位置に、第2〜第5駐車領域112〜115が確保されている。駐車領域111〜115は、それぞれ、車両1台分の駐車区画116が複数配列されている。
駐車フロア102は、例えば平面視略矩形状(長方形)とされ、中央部に平面視略矩形状(長方形)の第1駐車領域111が設けられ、その周囲に、車両が走行可能な環状の走行車路106(走行路)が確保されている。
走行車路106の外側には、第1駐車領域111の外周縁の各辺に対向する位置に、第2〜第5駐車領域112〜115が確保されている。駐車領域111〜115は、それぞれ、車両1台分の駐車区画116が複数配列されている。
走行車路106は、第1駐車領域111を囲んで形成され、第1駐車領域111の外周縁形状に即した平面視略矩形(長方形)とされている。
走行車路106は、2つの長辺のうち一方である第1直線部106aと、2つの短辺のうち一方であって第1直線部106aに隣接する第2直線部106bと、他方の長辺であって第2直線部106bに隣接する第3直線部106cと、他方の短辺であって第3直線部106cに隣接する第4直線路106dと、を有する。
第1直線部106aは、2つの長辺のうち、進入路101および退出路103に近い側の長辺に相当する。
走行車路106では、車両110は右回り(第1〜第4直線部106a〜106dの並び順)に走行可能である。
走行車路106は、2つの長辺のうち一方である第1直線部106aと、2つの短辺のうち一方であって第1直線部106aに隣接する第2直線部106bと、他方の長辺であって第2直線部106bに隣接する第3直線部106cと、他方の短辺であって第3直線部106cに隣接する第4直線路106dと、を有する。
第1直線部106aは、2つの長辺のうち、進入路101および退出路103に近い側の長辺に相当する。
走行車路106では、車両110は右回り(第1〜第4直線部106a〜106dの並び順)に走行可能である。
第1直線部106aと第2直線部106bとの接続部となる曲折部を第1曲折部107aという。第2直線部106bと第3直線部106cとの接続部となる曲折部を第2曲折部107bという。第3直線部106cと第4直線部106dとの接続部となる曲折部を第3曲折部107cという。第4直線部106dと第1直線部106aとの接続部となる曲折部を第4曲折部107dという。
進入路101は、第1曲折部107aに接続されている。
退出路103は、第4曲折部107dに接続されている。
進入路101は、第1曲折部107aに接続されている。
退出路103は、第4曲折部107dに接続されている。
車両110が駐車フロア102に入る際には、車両110は進入路101を通り、第1曲折部107aを経て第2直線部106bに進入し、走行車路106を右回りに走行して、駐車領域111〜115のいずれかの駐車区画116に駐車する。
車両110は、進入路101から走行車路106に進入する際に、停止領域101aで、安全確認のため一旦停止することができる。
停止領域101aは、進入路101の終端部分であり、境界108a(進入路101と走行車路106との境界)の手前の車両1台分の領域である。
車両110は、進入路101から走行車路106に進入する際に、停止領域101aで、安全確認のため一旦停止することができる。
停止領域101aは、進入路101の終端部分であり、境界108a(進入路101と走行車路106との境界)の手前の車両1台分の領域である。
車両110が駐車フロア102から退出する際には、車両110は駐車区画116から出て、走行車路106を右回りに走行し、第4曲折部107dを経て退出路103に入り、退出路103を通って駐車場100から退出する。
車両110は、第4曲折部107dから退出路103に進入する際に、停止領域106eで、安全確認のため一旦停止することができる。
停止領域106eは、走行車路106の一部であって、境界108b(走行車路106と退出路103との境界)の手前の車両1台分の領域である。
車両110は、第4曲折部107dから退出路103に進入する際に、停止領域106eで、安全確認のため一旦停止することができる。
停止領域106eは、走行車路106の一部であって、境界108b(走行車路106と退出路103との境界)の手前の車両1台分の領域である。
駐車場100では、進入路101、駐車フロア102および退出路103の全表面に、防滑床1,61,71のいずれかを施工することができる。
駐車場100では、全領域にわたり同じ構造の防滑床を施工してもよいが、以下に示すように、領域ごとに複数の防滑床を使い分けてもよい。
駐車場100では、全領域にわたり同じ構造の防滑床を施工してもよいが、以下に示すように、領域ごとに複数の防滑床を使い分けてもよい。
駐車場100では、車両110の走行により摩耗が起こりやすい箇所と、摩耗が起こりにくい箇所がある。
例えば、駐車区画116では、車両110が低速で走行するため、タイヤとの接触による摩耗は比較的生じにくい。
走行車路106、進入路101および退出路103では、車両110は比較的高速で走行するため、タイヤとの接触により摩耗が生じやすい。
特に、停止領域101a,106e、および曲折部107a〜107dは、車両110の停車、発車の際、またはカーブ走行の際に摩耗が生じやすい。
例えば、駐車区画116では、車両110が低速で走行するため、タイヤとの接触による摩耗は比較的生じにくい。
走行車路106、進入路101および退出路103では、車両110は比較的高速で走行するため、タイヤとの接触により摩耗が生じやすい。
特に、停止領域101a,106e、および曲折部107a〜107dは、車両110の停車、発車の際、またはカーブ走行の際に摩耗が生じやすい。
駐車場100は、前述の摩耗が生じやすい領域である走行路(例えば、走行車路106、進入路101および退出路103)に、防滑床61(図3参照)または防滑床71(図4参照)を施工することができる。
詳しくは、走行路のうち、特に摩耗が生じやすい領域(停止領域101a,106e、および曲折部107a〜107d)には防滑床71(図4参照)を適用し、その領域を除く走行路では防滑床61(図3参照)を適用することができる。
走行路以外の領域(例えば、駐車領域111〜115)では、防滑床1(図1参照)を施工することができる。
詳しくは、走行路のうち、特に摩耗が生じやすい領域(停止領域101a,106e、および曲折部107a〜107d)には防滑床71(図4参照)を適用し、その領域を除く走行路では防滑床61(図3参照)を適用することができる。
走行路以外の領域(例えば、駐車領域111〜115)では、防滑床1(図1参照)を施工することができる。
このような構成によれば、摩耗が生じやすい領域に、複数の防滑層を有する防滑床61、71を施工することによって、この領域における防水性能および防滑性能の低下を防ぐことができる。
一方、摩耗が生じにくい領域では、1つの防滑層を有する防滑床1を施工することによって、施工を容易にし、施工コストを抑制するとともに、補修の頻度を少なくしてメンテナンスコストを抑制できる。
このように、摩耗の生じやすさに応じて、防滑層の数が異なる防滑床を使い分けることによって、防水・防滑性能の維持と、低コスト化とを両立できる。
一方、摩耗が生じにくい領域では、1つの防滑層を有する防滑床1を施工することによって、施工を容易にし、施工コストを抑制するとともに、補修の頻度を少なくしてメンテナンスコストを抑制できる。
このように、摩耗の生じやすさに応じて、防滑層の数が異なる防滑床を使い分けることによって、防水・防滑性能の維持と、低コスト化とを両立できる。
摩耗が生じやすい領域に施工された防滑床61、71は、複数の防滑層のうち最も防水層20に近い1つ(防滑層60B、70C)のみを異色防滑層とし、それ以外の防滑層をトップコート層40と同系の色(例えばグレー色などの無彩色)とすることができる。
これによって、摩耗が生じやすい領域(防滑床61,71)では、トップコート層40と異色防滑層との間に、トップコート層40と同系の色の防滑層が設けられる。
このため、摩耗が生じやすい領域(防滑床61,71)で異色防滑層が露出する時期と、摩耗が生じにくい領域(防滑床1)で異色防滑層が露出する時期とを近くすることができる。両領域の補修時期を同じにできれば、さらなるメンテナンスコストの抑制が可能になる。
これによって、摩耗が生じやすい領域(防滑床61,71)では、トップコート層40と異色防滑層との間に、トップコート層40と同系の色の防滑層が設けられる。
このため、摩耗が生じやすい領域(防滑床61,71)で異色防滑層が露出する時期と、摩耗が生じにくい領域(防滑床1)で異色防滑層が露出する時期とを近くすることができる。両領域の補修時期を同じにできれば、さらなるメンテナンスコストの抑制が可能になる。
上述の例では、走行路(走行車路106、進入路101および退出路103)に、2つまたは3つの防滑層を有する防滑床61、71を適用し、それ以外の領域(駐車領域111〜115)に、1つの防滑層を有する防滑床1を適用したが、走行路の防滑床の防滑層の数が、駐車領域の防滑床の防滑層の数に比べて多ければ、各領域の防滑層の数は図示例に限定されない。
例えば、走行路(走行車路106、進入路101および退出路103)の防滑層の数が3以上であって、走行路以外の領域(駐車領域111〜115)の防滑層の数が2であってもよい。
例えば、走行路(走行車路106、進入路101および退出路103)の防滑層の数が3以上であって、走行路以外の領域(駐車領域111〜115)の防滑層の数が2であってもよい。
なお、2以上の防滑層を有する構造(例えば図3および図4に示す防滑床61,71)では、防滑層のうち2以上を、互いに異なる有彩色としてもよい。
例えば、図3に示す防滑床61において、トップコート層40をグレー色などの無彩色とし、上層側の防滑層60Aを有彩色、例えば緑色とし、下層側の防滑層60Bを防滑層60Aとは異なる有彩色、例えば赤色とすることができる。
この構成によれば、トップコート層40が摩耗により失われると、その部分の色はグレー色から緑色に変わり、さらに摩耗が進行して上層側の防滑層60Aが失われると、その部分の色は赤色に変わる。よって、露出した防滑層の色によって、摩耗の進行度を確認できる。
例えば、図3に示す防滑床61において、トップコート層40をグレー色などの無彩色とし、上層側の防滑層60Aを有彩色、例えば緑色とし、下層側の防滑層60Bを防滑層60Aとは異なる有彩色、例えば赤色とすることができる。
この構成によれば、トップコート層40が摩耗により失われると、その部分の色はグレー色から緑色に変わり、さらに摩耗が進行して上層側の防滑層60Aが失われると、その部分の色は赤色に変わる。よって、露出した防滑層の色によって、摩耗の進行度を確認できる。
1 防滑床
2 下地
20 防水層
30,60,60A,60B,70,70A,70B,70C 防滑層
31 基材樹脂
32 骨材
40 トップコート層
100 駐車場
101 進入路(走行路)
103 退出路(走行路)
106 走行車路(走行路)
111〜115 駐車領域
2 下地
20 防水層
30,60,60A,60B,70,70A,70B,70C 防滑層
31 基材樹脂
32 骨材
40 トップコート層
100 駐車場
101 進入路(走行路)
103 退出路(走行路)
106 走行車路(走行路)
111〜115 駐車領域
Claims (9)
- 車両が駐車される駐車領域、および前記車両が走行する走行路を有する下地上に、防水層と、その上に形成された1または複数の防滑層と、その上に形成されたトップコート層とを有し、
前記防滑層は、基材樹脂に骨材を含んで構成され、
前記トップコート層は、前記防滑層を隠蔽しており、
前記防滑層のうち少なくとも1つは、前記トップコート層とは異なる色である有彩色を呈し、その彩度は前記トップコート層の彩度と異なり、
前記駐車領域に形成された防滑床に比べ、前記走行路に形成された防滑床は、多くの防滑層を有し、
前記走行路における前記有彩色の防滑層は、前記駐車領域における前記有彩色の防滑層に比べて下層側に位置することを特徴とする防滑床。 - 前記トップコート層とは異なる色を呈する前記防滑層の明度は、前記トップコート層の明度と異なることを特徴とする請求項1に記載の防滑床。
- 前記トップコート層は、無彩色を呈することを特徴とする請求項1または2に記載の防滑床。
- 前記複数の防滑層のうち、前記有彩色を呈する防滑層の彩度は前記トップコート層の彩度より高くされ、
それ以外の防滑層は、前記トップコート層と同系色であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の防滑床。 - トップコート層とは異なる色の防滑層と、トップコート層の色との色差ΔE(=ΔL*2+Δa*2+Δb*2)1/2)は10以上であることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の防滑床。
- 前記駐車領域と、前記走行路に、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の防滑床が形成されていることを特徴とする駐車場。
- 前記走行路は、走行車路を有し、
前記走行車路は、複数の直線部と、前記複数の直線部の接続点となる曲折部とを有することを特徴とする請求項6に記載の駐車場。 - 前記走行路は、前記車両が前記走行車路から退出するための退出路をさらに有し、
前記走行車路は、前記退出路との境界に臨む停止領域を有することを特徴とする請求項7に記載の駐車場。 - 前記走行路は、前記車両を前記走行車路に導く進入路をさらに有することを特徴とする請求項7または8に記載の駐車場。
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---|---|---|---|
JP2017136596A JP2017203370A (ja) | 2017-07-12 | 2017-07-12 | 防滑床および駐車場 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102602474B1 (ko) * | 2023-03-24 | 2023-11-14 | 이의정 | 건물 바닥용 매트 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05293936A (ja) * | 1992-04-17 | 1993-11-09 | Santou Shoji Kk | 耐摩耗ライニング方法 |
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-
2017
- 2017-07-12 JP JP2017136596A patent/JP2017203370A/ja active Pending
Patent Citations (6)
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