JP5668859B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
本発明は、回転駆動される駆動ローラ及び回転自在に設けられるフリーローラを含み、駆動ローラの回転駆動によって搬送物を搬送する搬送装置に関する。
従来、適宜のアクチュエータによって回転駆動される駆動ローラ及び回転自在なフリーローラを配列し、駆動ローラの回転力を搬送物に伝達することによって搬送物を搬送するローラ式の搬送装置が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
このような搬送装置では、搬送物が落下することを防止するために、ローラ配置個数を多くしてローラ間の間隔を狭くし、かつ、搬送物がローラ上で空転することを防止するために、ローラ中の駆動ローラの配置割合を多くしている。
このような搬送装置では、搬送物が落下することを防止するために、ローラ配置個数を多くしてローラ間の間隔を狭くし、かつ、搬送物がローラ上で空転することを防止するために、ローラ中の駆動ローラの配置割合を多くしている。
従来のローラ式搬送装置において、ローラを配列する際には、搬送物を確実に搬送するという観点のみに着目されており、ローラ配列に関して特別な工夫が凝らされていない。特に、駆動ローラの個数を多くすることは、ローラ駆動用のアクチュエータ、又は駆動ローラを回転駆動させるための駆動機構等も多く配置することに繋がり、設備コストが嵩んでしまう。
そこで、本発明は、搬送物の落下及び駆動ローラの空転の防止を実現しつつ、駆動ローラの配置個数を少なくすることによって設備コストを低減する搬送装置を提供することを課題とする。
そこで、本発明は、搬送物の落下及び駆動ローラの空転の防止を実現しつつ、駆動ローラの配置個数を少なくすることによって設備コストを低減する搬送装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様である搬送装置は、複数の駆動ローラと複数のフリーローラとによって構成される搬送ローラを具備し、当該搬送ローラによって搬送物を搬送する搬送装置であって、前記搬送ローラは、搬送方向に沿って所定のローラ間ピッチを設けた状態で配列され、かつ、少なくとも前記搬送物の側端部を支持可能なように複数列状に配列されるとともに、搬送方向に沿って、前記駆動ローラとフリーローラとによる繰り返し単位によって構成され、前記搬送ローラのローラ間ピッチは、前記搬送物の大きさ及び搬送物の搬送方向端部から重心位置までの距離のうち小さい方の距離に基づいて設定され、前記搬送ローラのうちの駆動ローラの配置割合は、前記搬送物の搬送方向端部から重心位置までの距離のうち小さい方の距離と、前記ローラ間ピッチと、に基づいて設定され、前記駆動ローラの配置割合に応じて、前記駆動ローラとフリーローラとによる繰り返し単位が設定され、前記搬送ローラは、前記ローラ間ピッチ、駆動ローラの配置割合、及び、搬送ローラの繰り返し単位に基づいて配列される。
本発明によれば、搬送物の落下及び駆動ローラの空転を防止しつつ、駆動ローラの配置個数を少なくすることによって設備コストを低減する搬送装置を提供できる。
図1に示すように、搬送装置1は、搬送面2によって形成される搬送経路に沿って搬送物3を搬送する。搬送装置1は搬送ローラ10を具備し、搬送ローラ10のローラ面によって搬送面2が構成される。搬送ローラ10は、搬送物3を搬送するとともに、搬送物3を搬送面2上に支持する。
搬送ローラ10は、搬送方向に沿って所定のローラ間ピッチPを設けた状態で複数列状に配列されている。ピッチPは、各列における搬送ローラ10の搬送方向に沿って隣接する二つのローラ間の間隔であり、搬送ローラ10は、所定の間隔(ピッチP)を設けた状態で連続して配置される。
本実施形態では、搬送ローラ10によって搬送物3の側端部(搬送方向と直交する方向における端部)を支持可能なように、搬送ローラ10の配列を必要最低限の二列配列とした場合について示す。
搬送ローラ10は、搬送方向に沿って所定のローラ間ピッチPを設けた状態で複数列状に配列されている。ピッチPは、各列における搬送ローラ10の搬送方向に沿って隣接する二つのローラ間の間隔であり、搬送ローラ10は、所定の間隔(ピッチP)を設けた状態で連続して配置される。
本実施形態では、搬送ローラ10によって搬送物3の側端部(搬送方向と直交する方向における端部)を支持可能なように、搬送ローラ10の配列を必要最低限の二列配列とした場合について示す。
搬送ローラ10は、複数の駆動ローラ11・11・・・、及び、複数のフリーローラ12・12・・・を含む。各駆動ローラ11は、モータ等のアクチュエータによって回転駆動され、駆動ローラ11・11・・・・・・の回転力によって搬送面2上の搬送物3を搬送する。各フリーローラ12は、回転自在に支持され、搬送物3の移動に伴って回転する。
搬送ローラ10のうち、駆動ローラ11・11・・・は所定の配置割合Rに基づいて配列され、フリーローラ12・12・・・は、その配置割合Rに応じて(1−R)配列されている。この配置割合Rは、全ての搬送ローラ10のうちの駆動ローラ11の配置比率を示す値であり、整数の分子と整数の分母からなる分数値によって表される。
また、搬送ローラ10は、所定の繰り返し単位Uを搬送方向に沿って連続して設けることによって構成される。この繰り返し単位Uは、搬送ローラ10の最小の構成単位であり、駆動ローラ11の配置割合Rに基づいて設定される整数値である。
つまり、搬送ローラ10において、駆動ローラ11・11・・・及びフリーローラ12・12・・・は、ローラ間のピッチP、配置割合R、繰り返し単位Uに基づいて配列される。
また、搬送ローラ10は、所定の繰り返し単位Uを搬送方向に沿って連続して設けることによって構成される。この繰り返し単位Uは、搬送ローラ10の最小の構成単位であり、駆動ローラ11の配置割合Rに基づいて設定される整数値である。
つまり、搬送ローラ10において、駆動ローラ11・11・・・及びフリーローラ12・12・・・は、ローラ間のピッチP、配置割合R、繰り返し単位Uに基づいて配列される。
図1及び図2に示すように、搬送物3は、搬送装置1の搬送面2に対して面で接触する平面4を有し、かつ、その平面4を下方に向けた状態での重心Gの位置が既知のものである。なお、搬送物3の平面4は、厳密な面でなくても良く、搬送経路に設置される搬送ローラ10(駆動ローラ11・11・・・及びフリーローラ12・12・・・)の各ローラ面に対して面で接触可能であれば足りる。
図2に示すように、平面4の搬送方向下流角部に原点O(0,0)を設定し、搬送方向に沿ってX軸、搬送方向と直交する方向にY軸を設定した場合、搬送物3の重心Gの位置は、平面4上での平面座標(XG,YG)を用いて表される。
重心Gの平面座標は搬送物3の形状等によって一意的に決定されるものである。例えば、以下の説明では、この重心Gは、平面4の中心よりも原点側に位置し、X座標:XG<XL/2、かつ、Y座標:YG<YL/2を満たすものとする。言い換えれば、重心Gの平面座標(XG,YG)は、搬送物3の各角部からの距離のうち、最も近い距離となる角部を原点Oとして設定される。
なお、平面4は、長方形状であり、X軸方向及びY軸方向の辺の長さはそれぞれXL、YLであるとする。ここで、平面4が長方形状でない場合は、搬送物3と搬送面2との接触面内に含む長方形として規定することで、同様に平面4を長方形状として扱うことが可能である。
重心Gの平面座標は搬送物3の形状等によって一意的に決定されるものである。例えば、以下の説明では、この重心Gは、平面4の中心よりも原点側に位置し、X座標:XG<XL/2、かつ、Y座標:YG<YL/2を満たすものとする。言い換えれば、重心Gの平面座標(XG,YG)は、搬送物3の各角部からの距離のうち、最も近い距離となる角部を原点Oとして設定される。
なお、平面4は、長方形状であり、X軸方向及びY軸方向の辺の長さはそれぞれXL、YLであるとする。ここで、平面4が長方形状でない場合は、搬送物3と搬送面2との接触面内に含む長方形として規定することで、同様に平面4を長方形状として扱うことが可能である。
搬送装置1では、搬送物3の重心Gの位置を用いて、搬送物3が落下しないように、かつ、駆動ローラ11が空転しないように、搬送ローラ10(駆動ローラ11及びフリーローラ12)を配列している。
以下、搬送ローラ10を千鳥状に配列した場合と、並列に配列した場合の二種類の配列パターンについての駆動ローラ11及びフリーローラ12の配列方法を説明する。
以下、搬送ローラ10を千鳥状に配列した場合と、並列に配列した場合の二種類の配列パターンについての駆動ローラ11及びフリーローラ12の配列方法を説明する。
[千鳥配列]
図3に示すように、搬送ローラ10を千鳥状に配列した場合、搬送物3が落下しない条件、及び、駆動ローラ11が空転しない条件を満たすように、駆動ローラ11、フリーローラ12が配列される。
「千鳥状に配列する」とは、搬送ローラ10の各列の回転軸の位置を搬送方向に沿って所定距離だけずらしてオフセットさせて配置することを意味する。本実施形態において、「搬送ローラ10を千鳥状に配列する」とは、二列に配列される搬送ローラ10の各列における回転軸を搬送方向に半ピッチP/2ずらした位置に配置することを意味する。
図3に示すように、搬送ローラ10を千鳥状に配列した場合、搬送物3が落下しない条件、及び、駆動ローラ11が空転しない条件を満たすように、駆動ローラ11、フリーローラ12が配列される。
「千鳥状に配列する」とは、搬送ローラ10の各列の回転軸の位置を搬送方向に沿って所定距離だけずらしてオフセットさせて配置することを意味する。本実施形態において、「搬送ローラ10を千鳥状に配列する」とは、二列に配列される搬送ローラ10の各列における回転軸を搬送方向に半ピッチP/2ずらした位置に配置することを意味する。
搬送物3が搬送面2から落下しないためには、搬送物3の重心Gを搬送ローラ10で少なくとも三点支持する必要があり、三つの搬送ローラ10で作られる三角形が重心Gを囲っている必要がある。
つまり、図4に示すように、搬送物3の重心Gが最前列の搬送ローラ10A・10B間を通過する前に搬送物3の前端面が次の搬送ローラ10Cに到達していないと搬送物3は落下してしまう。
つまり、図4に示すように、搬送物3の重心Gが最前列の搬送ローラ10A・10B間を通過する前に搬送物3の前端面が次の搬送ローラ10Cに到達していないと搬送物3は落下してしまう。
以上の条件を満たすようにピッチPが決定され、搬送ローラ10によって構成される搬送面2から搬送物3が落下することが防止される。
次に、ピッチPを設定した上で、駆動ローラ11が空転し、搬送物3が搬送されない状態を防止する条件を満たすように搬送ローラ10における駆動ローラ11の配置割合Rを決定する。
次に、ピッチPを設定した上で、駆動ローラ11が空転し、搬送物3が搬送されない状態を防止する条件を満たすように搬送ローラ10における駆動ローラ11の配置割合Rを決定する。
駆動ローラ11が空転せずに搬送物3に駆動力を伝達するためには、搬送物3を三つの搬送ローラ10A・10B・10Cで支持した場合、これら搬送ローラ10A・10B・10Cのうちフリーローラ12が二つ以下であることが必要である。
つまり、図6に示すように、搬送物3の下方に位置するローラの数が多くても(例えば8個)、製造誤差等により全てのローラ上に均等に搬送物3が乗っているとは限らず、三つのフリーローラ12に支持されてしまうと駆動ローラ11が空転してしまう。このため、搬送時の全ての状態においてフリーローラ12が二つ以下でなければ駆動ローラ11が空転する可能性がある。
つまり、図6に示すように、搬送物3の下方に位置するローラの数が多くても(例えば8個)、製造誤差等により全てのローラ上に均等に搬送物3が乗っているとは限らず、三つのフリーローラ12に支持されてしまうと駆動ローラ11が空転してしまう。このため、搬送時の全ての状態においてフリーローラ12が二つ以下でなければ駆動ローラ11が空転する可能性がある。
このように、搬送物3の下方に位置し得るフリーローラ12の個数を制限するように、駆動ローラ11の配置割合Rを決定することによって空転を防止する。
このときの、搬送ローラ10中の駆動ローラ11の配置割合Rは、下記数2を満たすことが条件となる。
このときの、搬送ローラ10中の駆動ローラ11の配置割合Rは、下記数2を満たすことが条件となる。
上記数2の条件を満たすように配置割合Rが決定され、その配置割合Rに従って、駆動ローラ11を配置することによって、駆動ローラ11の空転が防止され、搬送物3が搬送経路で停止することがない。
そして、このように決定される配置割合Rに応じて、搬送ローラ10における繰り返し単位Uを決定する。この繰り返し単位Uは、搬送方向に沿って連続するローラ配列の最小単位であり、例えば搬送ローラ10の搬送安定性等を考慮して配置割合Rの分母に応じて決定されることが好ましい。
そして、このように決定される配置割合Rに応じて、搬送ローラ10における繰り返し単位Uを決定する。この繰り返し単位Uは、搬送方向に沿って連続するローラ配列の最小単位であり、例えば搬送ローラ10の搬送安定性等を考慮して配置割合Rの分母に応じて決定されることが好ましい。
例えば、図7に示すように、搬送物3の平面4の大きさをXL=550、YL=470とし、その重心Gの平面座標をXG=200、YG=200とした場合の搬送ローラ10の配列は以下のようになる。
上記の値を数1に代入することより、ピッチPはP<254.05を満たすことが条件となる。ここでは、P=254と決定する。
上記の値を数1に代入することより、ピッチPはP<254.05を満たすことが条件となる。ここでは、P=254と決定する。
次に、上記のように決定されるピッチP、搬送物3の長さXLを数2に代入することにより、駆動ローラ11の配置割合Rは1/2以上であることが条件となる。つまり、搬送ローラ10を構成する複数の駆動ローラ11・11・・・及びフリーローラ12・12・・・の構成比率を1:1とする。
そして、搬送方向に沿った繰り返し単位Uを配置割合R(=1/2)に応じて設定する。この場合、繰り返し単位Uは、2又は4とすることが好ましい。図8(a)に示すように、繰り返し単位U=2とした場合は、搬送ローラ10の片側を駆動ローラ11とし、他側をフリーローラ12とする。図8(b)に示すように、繰り返し単位U=4とした場合は、例えば搬送方向下流側の二つを駆動ローラ11とし、上流側の二つをフリーローラ12とする。このように、二列配列の両側に駆動ローラ11・11を配置することによって直進性を確保できる。
そして、搬送方向に沿った繰り返し単位Uを配置割合R(=1/2)に応じて設定する。この場合、繰り返し単位Uは、2又は4とすることが好ましい。図8(a)に示すように、繰り返し単位U=2とした場合は、搬送ローラ10の片側を駆動ローラ11とし、他側をフリーローラ12とする。図8(b)に示すように、繰り返し単位U=4とした場合は、例えば搬送方向下流側の二つを駆動ローラ11とし、上流側の二つをフリーローラ12とする。このように、二列配列の両側に駆動ローラ11・11を配置することによって直進性を確保できる。
以上のように、搬送物3の重心Gの位置に応じて搬送ローラ10を配列することによって、搬送物3の落下を防止し、かつ、駆動ローラ11の空転を防止し、さらに、駆動ローラ11の配置個数を最小限のものとすることができる。従って、駆動ローラ11の駆動に必要なモータ等のアクチュエータの配置個数を低減することができ、設備コストを低減できる。
[並列配列]
図9に示すように、搬送ローラ10を並列状に配列した場合、搬送物3が落下しない条件、及び、駆動ローラ11が空転しない条件を満たすように、駆動ローラ11、フリーローラ12が配列される。
「並列状に配列する」とは、搬送ローラ10の各列の回転軸の位置を搬送方向に沿って同一位置に配置することを意味する。本実施形態において、「搬送ローラ10を並列状に配列する」とは、二列に配列される搬送ローラ10の各列における回転軸を搬送方向に沿って同一位置に配置することを意味する。
図9に示すように、搬送ローラ10を並列状に配列した場合、搬送物3が落下しない条件、及び、駆動ローラ11が空転しない条件を満たすように、駆動ローラ11、フリーローラ12が配列される。
「並列状に配列する」とは、搬送ローラ10の各列の回転軸の位置を搬送方向に沿って同一位置に配置することを意味する。本実施形態において、「搬送ローラ10を並列状に配列する」とは、二列に配列される搬送ローラ10の各列における回転軸を搬送方向に沿って同一位置に配置することを意味する。
搬送物3が搬送面2から落下しないためには、図10に示すように、搬送物3の端面から重心Gまでの距離XGよりもピッチPを小さくする必要がある(数3)。
このように、ローラ間のピッチPを設定することによって、搬送方向に沿って隣接するローラ間に搬送物3が落下することを防止する。
次に、上記のようにピッチPを設定した上で、駆動ローラ11が空転し、搬送物3が搬送されない状態を防止する条件をみたすように搬送ローラ10における駆動ローラ11の配置割合Rを決定する。
駆動ローラ11が空転せずに搬送物3に駆動力を伝達するためには、千鳥配列と同様に搬送物3を三つの搬送ローラ10A・10B・10Cで支持した場合、これら搬送ローラ10A・10B・10Cのうちフリーローラ12が二つ以下であることが必要である。
上記数4の条件を満たすように配置割合Rが決定され、その配置割合Rに従って、駆動ローラ11を配置することによって、駆動ローラ11の空転が防止され、搬送物3が搬送経路で停止することがない。
そして、このように決定される配置割合Rに応じて、搬送ローラ10における繰り返し単位Uを決定し、駆動ローラ11・11・・・及びフリーローラ12・12・・・を配列する。
そして、このように決定される配置割合Rに応じて、搬送ローラ10における繰り返し単位Uを決定し、駆動ローラ11・11・・・及びフリーローラ12・12・・・を配列する。
以上のように、千鳥配列、並列配列の何れの場合においても、本発明の技術思想を用いて最適のローラ配列を実現できる。
すなわち、搬送物3の重心Gの位置に基づいて、搬送ローラ10によって構成される搬送面2から搬送物3が落下しない条件を元にローラ間のピッチPを決定し、そのピッチPに基づいて駆動ローラ11が空転しない条件を元に駆動ローラ11の配置割合Rを決定する。そして、配置割合Rに基づいて、繰り返し単位Uを決定して、駆動ローラ11及びフリーローラ12を配列する。このようにして、搬送物3の落下を防止しつつ、駆動ローラ11の空転を防止可能な搬送装置1を提供している。
すなわち、搬送物3の重心Gの位置に基づいて、搬送ローラ10によって構成される搬送面2から搬送物3が落下しない条件を元にローラ間のピッチPを決定し、そのピッチPに基づいて駆動ローラ11が空転しない条件を元に駆動ローラ11の配置割合Rを決定する。そして、配置割合Rに基づいて、繰り返し単位Uを決定して、駆動ローラ11及びフリーローラ12を配列する。このようにして、搬送物3の落下を防止しつつ、駆動ローラ11の空転を防止可能な搬送装置1を提供している。
なお、搬送物3の重心Gの位置を既知のものとして扱っているが、搬送装置1によって搬送される途中に部品が組み付けられたり、機械加工が行われたりすることによって重心Gの位置が変わる場合がある。このような場合、重心位置が変わる箇所で、再度重心Gの平面座標を決定して、ローラ間ピッチP及び駆動ローラ11の配置割合Rを変更し、搬送ローラ10の配列を変更することが可能である。
本発明は、駆動ローラ及びフリーローラを含み、駆動ローラの駆動力によって搬送物を搬送するローラ式の搬送装置に適用可能である。
1:搬送装置、2:搬送面、3:搬送物、G:搬送物の重心、10:ローラ、11:駆動ローラ、12:フリーローラ、P:ローラ間のピッチ、R:駆動ローラの配置割合、U:ローラの繰り返し単位
Claims (1)
- 複数の駆動ローラと複数のフリーローラとによって構成される搬送ローラを具備し、当該搬送ローラによって搬送物を搬送する搬送装置であって、
前記搬送ローラは、搬送方向に沿って所定のローラ間ピッチを設けた状態で配列され、かつ、少なくとも前記搬送物の側端部を支持可能なように二列に配列されるとともに、搬送方向に沿って、前記駆動ローラとフリーローラとによる繰り返し単位によって構成され、
前記搬送ローラのローラ間ピッチは、前記搬送物の大きさ及び搬送物の搬送方向端部から重心位置までの距離のうち小さい方の距離に基づいて設定され、
前記搬送ローラのうちの駆動ローラの配置割合は、前記搬送物の搬送方向端部から重心位置までの距離のうち小さい方の距離と、前記ローラ間ピッチと、に基づいて設定され、
前記駆動ローラの配置割合に応じて、前記駆動ローラとフリーローラとによる繰り返し単位が設定され、
前記搬送ローラは、前記ローラ間ピッチ、駆動ローラの配置割合、及び、搬送ローラの繰り返し単位に基づいて、搬送方向に沿って千鳥状に配列され、
前記ローラ間ピッチは、下記数1に示す条件を満たし、
前記駆動ローラの配置割合は、下記数2に示す条件を満たす搬送装置。
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