JP5092709B2 - ローラコンベヤ設備 - Google Patents

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本発明は、コンベヤフレームにローラ群を遊転自在に配設することで搬送経路を形成したローラコンベヤ設備に関するものである。
従来、この種のローラコンベヤ設備において、カーブ搬送経路前、バーコード読み取り前、分岐搬送前などで、被搬送物を幅寄せするものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、左右一対の側板間に遊転ローラ群が、コンベヤ幅方向軸心に対して所定の傾斜角度で傾斜するように支持されている。そして各遊転ローラの回転軸心と直交する方向で配置され、かつ各遊転ローラの表面に接触する駆動用の平ベルトが設けられている。これによると、平ベルトの移動により各遊転ローラが回転されることで、物品を搬送し得るとともに、一方の側板側に整列させて幅寄せを行える。その際に平ベルトは、各遊転ローラの回転軸心と直交する方向で配置されていることで、損傷し難い状態で遊転ローラ群を駆動回転し得る(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2007−131356号公報(第1頁、図1−3) 特開平9−86627号公報 特開平9−142623号公報 特開2000−255764号公報
しかし、上記した従来の幅寄せ用ローラコンベヤは、たとえば物品を幅寄せすることなく直線状に搬送するローラコンベヤの下流側に配設されるものであり、すなわちコンベヤライン中に独立した幅寄せ用ローラコンベヤが組み込まれて使用されるものであり、したがってコンベヤライン(システム)のコストが高くなる恐れがある。
これに対しては、左右一対の側板間に、コンベヤ幅方向軸心に平行された状態で支持された平行状遊転ローラ群と、コンベヤ幅方向軸心に対して所定の傾斜角度で傾斜して支持された傾斜状遊転ローラ群とを配設し、そして平行状遊転ローラ群の回転軸心と直交する方向で平ベルトを配置する構成が考えられる。しかし、この場合、傾斜状遊転ローラ群の表面に対して平ベルトが、直交することなく、或る角度で傾斜して接触することになり、以て平ベルトが蛇行して、所期の回転伝動を円滑に行えないことになり、さらに平ベルトの損傷を早めることになる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、無端平ベルトを使用した直線状搬送形式でありながら、無端平ベルトを蛇行させることなく被搬送物の幅寄せを行えるローラコンベヤ設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のローラコンベヤ設備は、コンベヤフレームにローラ群を遊転自在に配設することで搬送経路を形成したローラコンベヤ設備であって、ローラ群はローラ軸心を搬送経路に対して直交状として配列され、ローラ群の駆動手段は、ベルト厚さ方向を上下方向としてローラ群に下方から当接自在な無端平ベルトを搬送経路に沿って配設するとともに、この無端平ベルトの駆動部を設けることで構成され、搬送経路中の設定箇所には、ローラ軸心を搬送経路に対して傾斜させた傾斜ローラが配設されるとともに、この傾斜ローラと前記無端平ベルトとの間に回転伝動手段が設けられ、この回転伝動手段が、その回転軸心を搬送経路に対して直交状としてコンベヤフレームに遊転自在に設けられた受動輪体と、この受動輪体と傾斜ローラとに亘って巻回された無端丸ベルトとからなり、受動輪体に対して前記無端平ベルトが下方から当接自在に構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、駆動手段における駆動部の駆動により、ベルト厚さ方向を上下方向として回動している無端平ベルトは、受け輪体群により下方から受け止められて押し上げ作用されることで、ローラ群に下方から当接して、これらローラ群を駆動回転し得、以て搬送経路を駆動搬送状態とし得る。このような駆動搬送状態において設定箇所では、無端平ベルトが受動輪体に下方から当接して、受動輪体を駆動回転し得、そして受動輪体の駆動回転を、無端丸ベルトを介して傾斜ローラに伝達し得、以て傾斜ローラ群を、搬送経路に対して傾斜したローラ軸心の周りで駆動回転し得る。したがって、搬送経路上で直線状に搬送してきた被搬送物を、傾斜ローラ群による支持搬送時に幅寄せし得る。
このように設定箇所では、被搬送物を幅寄せしながら支持搬送し得るのであるが、その際に、設定箇所を除く箇所では、ローラ軸心を搬送経路に対して直交状として配列したローラ群に対してのみ、ベルト厚さ方向を上下方向として配設した無端平ベルトを下方から当接させていることで、ローラ群に対して一定状の当接力(当接圧)で行える。また、設定箇所では、その回転軸心を搬送経路に対して直交状とした受動輪体に対して無端平ベルトを下方から当接させていることで、受動輪体群に対して一定状の当接力(当接圧)で行える。そして受動輪体の回転を、無端丸ベルトを介して傾斜ローラに伝達することで、傾斜ローラの傾斜(変位)は無端丸ベルトの捩れ作用によって吸収し得る。
また本発明の請求項2記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1記載の構成において、左右一対のコンベヤフレームには所定ピッチ置きに軸支持部が形成され、ローラ群は、コンベヤ幅方向で対向された軸支持部間にローラ軸が位置されることで、両コンベヤフレーム間で遊転自在に支持され、傾斜ローラは、搬送経路の方向で位置の異なる軸支持部間にローラ軸が位置されることで、両コンベヤフレーム間で遊転自在に支持されることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、所定ピッチ置きに形成された軸支持部を使用して、ローラ群や傾斜ローラを、両コンベヤフレーム間で遊転自在に配設し得る。
そして本発明の請求項3記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、左右一対のコンベヤフレームには所定ピッチ置きに軸支持部が形成され、ローラ群は、コンベヤ幅方向で対向された軸支持部間にローラ軸が位置されることで、両コンベヤフレーム間で遊転自在に支持され、搬送経路中の設定箇所においては、ローラが両コンベヤフレーム間から離脱された跡に、搬送経路の方向で位置の異なる軸支持部間に傾斜ローラのローラ軸が位置されることで、傾斜ローラが両コンベヤフレーム間で遊転自在に配設されることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、両コンベヤフレーム間からローラを離脱した跡に傾斜ローラを配設し得ることで、設定箇所の位置や長さは搬送経路中に任意に設定し得る。
さらに本発明の請求項4記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、コンベヤフレームの複数箇所には輪体支持孔が形成され、この輪体支持孔を介して遊転自在に設けられた受け輪体群は、ローラの隣接間の下方に位置されて無端平ベルトを下方から押し上げ作用することで、無端平ベルトをローラ群に下方から当接させるように構成され、搬送経路中の設定箇所においては、受け輪体がコンベヤフレームから離脱され、受け輪体が離脱された輪体支持孔を介して受動輪体が遊転自在に配設されることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、コンベヤフレームから受け輪体を離脱した跡に受動輪体を配設し得ることで、設定箇所の位置や長さは搬送経路中に任意に設定し得る。
上記した本発明の請求項1によると、駆動手段における駆動部の駆動により、ベルト厚さ方向を上下方向として回動している無端平ベルトは、受け輪体群により下方から受け止められて押し上げ作用されることで、ローラ群に下方から当接して、これらローラ群を駆動回転でき、以て搬送経路を駆動搬送状態にできる。このような駆動搬送状態において設定箇所では、無端平ベルトが受動輪体に下方から当接して、受動輪体を駆動回転でき、そして受動輪体の駆動回転を、無端丸ベルトを介して傾斜ローラに伝達でき、以て傾斜ローラ群を、搬送経路に対して傾斜したローラ軸心の周りで駆動回転できる。したがって、搬送経路上で直線状に搬送してきた被搬送物を、傾斜ローラ群による支持搬送時に幅寄せできる。
このように設定箇所では、被搬送物を幅寄せしながら支持搬送できるのであるが、その際に、設定箇所を除く箇所では、ローラ軸心を搬送経路に対して直交状として配列したローラ群に対してのみ、ベルト厚さ方向を上下方向として配設した無端平ベルトを下方から当接させていることで、ローラ群に対して一定状の当接力(当接圧)で行うことができ、以て無端平ベルトを蛇行させることなく、ローラ群の回転を常に好適に安定して行うことができる。また、設定箇所では、その回転軸心を搬送経路に対して直交状とした受動輪体に対して無端平ベルトを下方から当接させていることで、受動輪体群に対して一定状の当接力(当接圧)で行うことができ、以て受動輪体群の回転を常に好適に安定して行うことができる。そして受動輪体の回転を、無端丸ベルトを介して傾斜ローラに伝達することで、傾斜ローラの傾斜(変位)は無端丸ベルトの捩れ作用によって吸収でき、以て回転伝動手段による回転力の伝達は、無理なく、常に好適に安定して行うことができる。
このように、無端平ベルトを使用した直線状搬送形式でありながら、簡単な回転伝動手段の組み込みにより、無端平ベルトの蛇行による損傷を招くことなく、また独立したコンベヤを組み込むことなく、被搬送物の幅寄せを行うことができるとともに、コンベヤライン(システム)のコストを抑えることができる。
また上記した本発明の請求項2によると、所定ピッチ置きに形成された軸支持部を使用して、ローラ群や傾斜ローラを、両コンベヤフレーム間で遊転自在に配設できる。
そして上記した本発明の請求項3によると、両コンベヤフレーム間からローラを離脱した跡に傾斜ローラを配設できることで、設定箇所の位置や長さは搬送経路中に任意に設定でき、以てローラコンベヤ設備を据え付けたのちに、現場での変更を容易かつ迅速に行うことができる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、コンベヤフレームから受け輪体を離脱した跡に受動輪体を配設できることで、設定箇所の位置や長さは搬送経路中に任意に設定でき、以てローラコンベヤ設備を据え付けたのちに、現場での変更を容易かつ迅速に行うことができる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、図1〜図6に基づいて説明する。
図1〜図4において、ケース状のコンテナ(被搬送物の一例)Aを搬送するローラコンベヤ設備1は駆動ローラ形式であって、そのフレーム本体11は、左右一対の直線状のコンベヤフレーム12と、両コンベヤフレーム12の下部間に設けられた連結フレーム13ならびに連結ロッド(ボルト・ナット形式など)14と、コンベヤフレーム12の下部に連結された脚体15などにより構成されている。
両コンベヤフレーム12間には、搬送経路2の方向(長さ方向)における複数箇所(多数箇所)に位置されてローラ21が遊転自在に配設されている。すなわち左右一対のコンベヤフレーム12には、六角孔(または切り欠き部など)からなる軸支持部16が所定ピッチP置きに形成され、ローラ21群は、コンベヤ幅方向Wで対向された軸支持部16間にローラ軸22の両端の六角軸部が位置される(差し込まれる)ことで、両コンベヤフレーム12間で遊転自在に支持されている。その際にローラ21群は、所定ピッチP置きに形成された軸支持部16群のうち、2ピッチ(2P)置きでコンベヤ幅方向Wにおいて相対向された軸支持部16間にローラ軸22が位置されている。これにより、ローラ21群はローラ軸心23を搬送経路2に対して直交状として配列され、以てローラ21群の上方に直線状の搬送経路2が形成される。
図1〜図6において、前記ローラ21群の駆動手段31は、ベルト厚さ方向tを上下方向としてローラ21群に下方から当接自在な無端平ベルト32を搬送経路2に沿って配設するとともに、この無端平ベルト32の駆動部40を設けることで構成されている。その際に無端平ベルト32は、コンベヤ幅方向Wにおいて一方側(下手に向かって左側)のコンベヤフレーム12に沿って配設され、そして駆動部40は次のように構成されている。
すなわち、ローラ21群の下方で搬送経路2の方向における両端にはそれぞれ反転用輪体41が、一方側のコンベヤフレーム12側に支持された横軸体42を介して遊転自在に配設されている。そして、両コンベヤフレーム12の下部間(または一方側のコンベヤフレーム12の下部)にボックス状の駆動部フレーム43が設けられ、この駆動部フレーム43に減速機付きのモータ44が搭載されるとともに、モータ44の横向き(コンベヤ幅方向W)の出力軸45には駆動輪体46が設けられている。さらにモータ44の近くには一対の反転案内輪体47が設けられるとともに、位置調整自在なテンション案内輪体48が設けられている。以上の41〜48などにより、駆動部40の一例が構成される。
一方側のコンベヤフレーム12の複数箇所には輪体支持孔18が形成されている。すなわち、前記軸支持部16群の下方位置でかつ2ピッチ(2P)置きの軸支持部16群の下方にそれぞれ輪体支持孔18が形成されている。その際に輪体支持孔18は、ローラ21群が配設されていない非使用の軸支持部16の下方に位置されて形成されている。そして、この輪体支持孔18群を介して受け輪体35群が遊転自在に設けられている。ここで受け輪体35は輪体軸36に遊転自在に外嵌され、この輪体軸36はボルト・ナット形式で、輪体支持孔18を介してコンベヤフレーム12に着脱自在に設けられている。このようにして、輪体支持孔18群を介してコンベヤフレーム12側に遊転自在に設けられた受け輪体35群は、ローラ21の隣接間の下方に位置されている。そして受け輪体35群は、無端平ベルト32を下方から受け止めて押し上げ作用(押し上げ案内)することで、ベルト厚さ方向tを上下方向とした無端平ベルト32を、ローラ21群に下方から当接させるように構成されている。
無端平ベルト32は、往行部においては両反転用輪体41と受け輪体35群とに亘って上方から掛けられて、前記ローラ21群に下方から当接自在に構成されるとともに、その当接により回転動力が伝達されるように構成されている。さらに復行部においては、下位案内輪体38に受け止められ、そして両反転案内輪体47、テンション案内輪体48に掛けられたのち、駆動輪体46に掛けられることで、回動力が付与される構成になっている。以上の32〜48などにより駆動手段31の一例が構成される。
前記搬送経路2中の設定箇所3には、ローラ軸心28を搬送経路2に対して傾斜させた傾斜ローラ25が配設されるとともに、この傾斜ローラ25と前記無端平ベルト32との間に回転伝動手段50が設けられている。ここで傾斜ローラ25は、ローラ軸27に遊転自在に外嵌され、そして一方側の端部には環状凹部26が形成されている。すなわち設定箇所3においては、3本(所定数)のローラ21が両コンベヤフレーム12間から離脱され、このローラ21が離脱された跡に、搬送経路2の方向で位置の異なる軸支持部16間に傾斜ローラ25のローラ軸27が位置されることで、2本(所定数)の傾斜ローラ25が両コンベヤフレーム12間で遊転自在に配設されることになる。
その際に傾斜ローラ25は、一方側においてローラ軸22が離脱された3箇所の軸支持部16のうち、下手側の2箇所の軸支持部16にローラ軸27の一方側の六角軸部が位置され(差し込まれ)、また他方側においてローラ軸22が離脱された3箇所の軸支持部16のうち、下手側の2箇所の軸支持部16に対して1ピッチ(1P)上手の非使用だった軸支持部16にローラ軸27の他方側の六角軸部が位置され(差し込まれ)ている。これにより傾斜ローラ25群は、ローラ軸心28を搬送経路2の方向(またはローラ21のローラ軸心23)に対して傾斜させて、両コンベヤフレーム12間で遊転自在に支持されることになる。
前記回転伝動手段50は、その回転軸心56を搬送経路2に対して直交状としてコンベヤフレーム12に遊転自在に設けられた受動輪体51と、この受動輪体51と傾斜ローラ25とに亘って巻回された無端丸ベルト57とからなる。前記受動輪体51は筒状であって、その外周の大部分は幅広の受動部52に形成され、そして一方側の端部には環状凹部53が形成されている。ここで受動輪体51は、軸受を介して輪体軸55に遊転自在に外嵌されている。この輪体軸55はボルト・ナット形式で、前記輪体支持孔18を介してコンベヤフレーム12に着脱自在に設けられている。
すなわち、搬送経路2中の設定箇所3においては、2個(所定数)の受け輪体35がコンベヤフレーム12から離脱され、この受け輪体35が離脱された跡の輪体支持孔18に、受動輪体51の輪体軸55が位置されて固定(連結)されることで、2個(所定数)の受動輪体51が、その回転軸心56を搬送経路2に対して直交状としてコンベヤフレーム12に遊転自在に配設されることになる。その際に、受動輪体51に対して前記無端平ベルト32が下方から当接自在に構成され、そして受動輪体51の環状凹部53と傾斜ローラ25の環状凹部26とに亘って無端丸ベルト57が巻回されることになる。
このように、両コンベヤフレーム12間からローラ21を離脱した跡に傾斜ローラ25を配設できるとともに、コンベヤフレーム12から受け輪体35を離脱した跡に受動輪体51を配設できることで、設定箇所3の位置や長さは搬送経路2中に任意に設定でき、以てローラコンベヤ設備1を据え付けたのちに、現場での変更を容易かつ迅速に行うことができる。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
たとえば、別の搬入手段(図示せず。)により搬送経路2の始端部に供給したコンテナAを搬送したのち、搬送経路2の終端部から別の搬出手段(図示せず。)に排出などし得る。その際にローラコンベヤ設備1においては、駆動手段31におけるモータ44の駆動により駆動輪体46を回転させることで、無端平ベルト32を回動して搬送力を得ている。すなわち無端平ベルト32は、搬送経路2の方向での両端部分では反転用輪体41に反転案内され、反転用輪体41間の往行部においては受け輪体35群により支持案内され、また復行部においては下位案内輪体38により支持案内され、そして駆動輪体46の近くでは反転案内輪体47やテンション案内輪体48により支持案内される。
このとき無端平ベルト32は、往行部においては下手から上手へと移動される。すなわち、ベルト厚さ方向tを上下方向とした無端平ベルト32は、往行部において、受け輪体35群により下方から受け止められて押し上げ作用(押し上げ案内)されることで、ローラ21群に下方から当接して上手へと移動し、これらローラ21群を駆動回転し得、以て搬送経路2を駆動搬送状態とし得る。
このような駆動搬送状態において設定箇所3では、無端平ベルト32の往行部が受動輪体51の受動部52に下方から当接して上手へと移動することで、これら受動輪体51を駆動回転し得る。そして受動輪体51の駆動回転を、無端丸ベルト57を介して傾斜ローラ25に伝達し得、以て傾斜ローラ25群を、搬送経路2に対して傾斜させたローラ軸心28の周りで駆動回転し得る。したがって図2に示すように、搬送経路2の上手側で直線状に搬送してきたコンテナAを、傾斜ローラ25群による支持搬送時に図2のコンテナAaに示すように右側に幅寄せし得る。
このように設定箇所3では、コンテナAを幅寄せしながら支持搬送し得るのであるが、その際に、設定箇所3を除く箇所では、ローラ軸心23を搬送経路2に対して直交状として配列されたローラ21群に対してのみ、ベルト厚さ方向tを上下方向として搬送経路2に沿って配設した無端平ベルト32を下方から当接させていることで、ローラ21群に対して一定状の当接力(当接圧)で行うことができ、以て無端平ベルト32を蛇行させることなく、ローラ21群の回転を常に好適に安定して行うことができる。
また、設定箇所3では、その回転軸心56を搬送経路2に対して直交状とした受動輪体51の受動部52に対して、ベルト厚さ方向tを上下方向として搬送経路2に沿って配設した無端平ベルト32を下方から当接させていることで、受動輪体51群に対して一定状の当接力(当接圧)で行うことができ、以て受動輪体51群の回転を常に好適に安定して行うことができる。そして受動輪体51の回転を、無端丸ベルト57を介して傾斜ローラ25に伝達し得、以て傾斜ローラ25群を、搬送経路2に対して傾斜させたローラ軸心28の周りで駆動回転し得る。その際に傾斜ローラ25の傾斜(変位)は無端丸ベルト57の捩れ作用によって吸収でき、以て回転伝動手段50による回転力の伝達は、無理なく、常に好適に安定して行うことができる。
このように、無端平ベルト32を使用した直線状搬送形式でありながら、簡単な回転伝動手段50の組み込みにより、無端平ベルト32の蛇行による損傷を招くことなく、また独立したコンベヤを組み込むことなく、コンテナAの幅寄せを行うことができるとともに、コンベヤライン(システム)のコストを抑えることができる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図7に基づいて説明する。
この実施の形態2は、搬送経路2の上手側で直線状に搬送してきたコンテナAを、傾斜ローラ25群による支持搬送時に左側に幅寄せし得る。すなわち設定箇所3においては、3本(所定数)のローラ21が両コンベヤフレーム12間から離脱され、このローラ21が離脱された跡に、搬送経路2の方向で位置の異なる軸支持部16間に傾斜ローラ25のローラ軸27が位置されることで、2本(所定数)の傾斜ローラ25が両コンベヤフレーム12間で遊転自在に配設されることになる。
その際に傾斜ローラ25は、一方側においてローラ軸22が離脱された3箇所の軸支持部16のうち、上手側の2箇所の軸支持部16にローラ軸27の一方側の六角軸部が位置され(差し込まれ)、また他方側においてローラ軸22が離脱された3箇所の軸支持部16のうち、下手側の2箇所の軸支持部16に対して1ピッチ(1P)上手の非使用だった軸支持部16にローラ軸27の他方側の六角軸部が位置され(差し込まれ)ている。これにより傾斜ローラ25群は、ローラ軸心28を搬送経路2の方向(またはローラ21のローラ軸心23)に対して傾斜させて、両コンベヤフレーム12間で遊転自在に支持されることになる。
そして、搬送経路2中の設定箇所3においては、2個(所定数)の受け輪体35がコンベヤフレーム12から離脱され、この受け輪体35が離脱された跡の輪体支持孔18に、受動輪体51の輪体軸55が位置されて固定(連結)されることで、2個(所定数)の受動輪体51が、その回転軸心56を搬送経路2に対して直交状としてコンベヤフレーム12に遊転自在に配設されることになる。その際に、受動輪体51に対して前記無端平ベルト32が下方から当接自在に構成され、そして受動輪体51の環状凹部53と傾斜ローラ25の環状凹部26とに亘って無端丸ベルト57が巻回されることになる。
以下に、上記した実施の形態2における作用を説明する。
駆動搬送状態において設定箇所3では、無端平ベルト32の往行部が受動輪体51の受動部52に下方から当接して上手へと移動することで、これら受動輪体51を駆動回転し得る。そして受動輪体51の駆動回転を、無端丸ベルト57を介して傾斜ローラ25に伝達し得、以て傾斜ローラ25群を、搬送経路2に対して傾斜させたローラ軸心28の周りで駆動回転し得る。したがって、搬送経路2の上手側で直線状に搬送してきたコンテナAを、傾斜ローラ25群による支持搬送時に左側に幅寄せし得る。
上記した実施の形態1では、ローラ21が離脱された跡に傾斜ローラ25が配設され、そして受け輪体35が離脱された跡に受動輪体51が配設される形式が示されているが、これはライン決定などのとき、傾斜ローラ25や受動輪体51が最初からセット(定置、固定)されている形式などであってもよい。
上記した実施の形態1,2では、2本の傾斜ローラ25が配設された形式が示されているが、これは単数本、2本以上の複数本が配設された形式などであってもよい。それに応じて、設定箇所3の範囲(長さ)が任意に設定されることになる。
上記した実施の形態1では、コンテナAを右側に幅寄せするように傾斜ローラ25を配設した形式が示され、また上記した実施の形態2では、コンテナAを左側に幅寄せするように傾斜ローラ25を配設した形式が示されているが、これは右側に幅寄せする傾斜ローラ25と左側に幅寄せする傾斜ローラ25とが、ライン中の前後に振り分けて配設された形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、駆動手段31をコンベヤ幅方向Wにおける左側に配設した形式が示されているが、これは右側に配設した形式などであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、ローラコンベヤ設備における設定箇所部分の一部切り欠き平面図である。 同ローラコンベヤ設備の一部切り欠き平面図である。 同ローラコンベヤ設備の一部切り欠き側面図である。 同ローラコンベヤ設備における要部の縦断側面図である。 同ローラコンベヤ設備における傾斜ローラ配設部分の縦断正面図である。 同ローラコンベヤ設備におけるローラ配設部分の縦断正面図である。 本発明の実施の形態2を示し、ローラコンベヤ設備における設定箇所部分の一部切り欠き平面図である。
符号の説明
1 ローラコンベヤ設備
2 搬送経路
3 設定箇所
11 フレーム本体
12 コンベヤフレーム
16 軸支持部
18 輪体支持孔
21 ローラ
22 ローラ軸
23 ローラ軸心
25 傾斜ローラ
26 環状凹部
27 ローラ軸
28 ローラ軸心
31 駆動手段
32 無端平ベルト
35 受け輪体
36 輪体軸
40 駆動部
41 反転用輪体
44 モータ
46 駆動輪体
50 回転伝動手段
51 受動輪体
52 受動部
53 環状凹部
56 回転軸心
57 無端丸ベルト
P 所定ピッチ
W コンベヤ幅方向
t ベルト厚さ方向

Claims (4)

  1. コンベヤフレームにローラ群を遊転自在に配設することで搬送経路を形成したローラコンベヤ設備であって、ローラ群はローラ軸心を搬送経路に対して直交状として配列され、ローラ群の駆動手段は、ベルト厚さ方向を上下方向としてローラ群に下方から当接自在な無端平ベルトを搬送経路に沿って配設するとともに、この無端平ベルトの駆動部を設けることで構成され、搬送経路中の設定箇所には、ローラ軸心を搬送経路に対して傾斜させた傾斜ローラが配設されるとともに、この傾斜ローラと前記無端平ベルトとの間に回転伝動手段が設けられ、この回転伝動手段が、その回転軸心を搬送経路に対して直交状としてコンベヤフレームに遊転自在に設けられた受動輪体と、この受動輪体と傾斜ローラとに亘って巻回された無端丸ベルトとからなり、受動輪体に対して前記無端平ベルトが下方から当接自在に構成されていることを特徴とするローラコンベヤ設備。
  2. 左右一対のコンベヤフレームには所定ピッチ置きに軸支持部が形成され、ローラ群は、コンベヤ幅方向で対向された軸支持部間にローラ軸が位置されることで、両コンベヤフレーム間で遊転自在に支持され、傾斜ローラは、搬送経路の方向で位置の異なる軸支持部間にローラ軸が位置されることで、両コンベヤフレーム間で遊転自在に支持されることを特徴とする請求項1記載のローラコンベヤ設備。
  3. 左右一対のコンベヤフレームには所定ピッチ置きに軸支持部が形成され、ローラ群は、コンベヤ幅方向で対向された軸支持部間にローラ軸が位置されることで、両コンベヤフレーム間で遊転自在に支持され、搬送経路中の設定箇所においては、ローラが両コンベヤフレーム間から離脱された跡に、搬送経路の方向で位置の異なる軸支持部間に傾斜ローラのローラ軸が位置されることで、傾斜ローラが両コンベヤフレーム間で遊転自在に配設されることを特徴とする請求項1または2記載のローラコンベヤ設備。
  4. コンベヤフレームの複数箇所には輪体支持孔が形成され、この輪体支持孔を介して遊転自在に設けられた受け輪体群は、ローラの隣接間の下方に位置されて無端平ベルトを下方から押し上げ作用することで、無端平ベルトをローラ群に下方から当接させるように構成され、搬送経路中の設定箇所においては、受け輪体がコンベヤフレームから離脱され、受け輪体が離脱された輪体支持孔を介して受動輪体が遊転自在に配設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のローラコンベヤ設備。
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