JP4876546B2 - 昇降駆動体を用いたローラコンベヤ - Google Patents

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本発明は、昇降駆動体を用いた物品搬送用のローラコンベに関するものである。
物品を搬送するローラコンベヤには、多数の搬送用ローラが回転自在に配置されるとともに、所定の搬送用ローラを回転駆動し得るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このローラコンベヤには、各搬送用ローラの駆動用として平ベルトが用いられており、この平ベルトは、コンベヤフレームの前後端部に設けられたエンドプーリ間に掛け渡され(巻回され)るとともに、その途中に配置された電動機により駆動用プーリを介して駆動されている。
また、この種のローラコンベヤは、物品を一時的に蓄積(アキューム機能ともいう)させておくアキュームコンベヤとして用いられており、この場合、ローラコンベヤ自体が複数のゾーンに分けられるとともに、各ゾーン毎で、物品の搬送および停止が行われている。このため、搬送用ローラを駆動(回転)させる駆動ユニットと、搬送用ローラを停止させるブレーキユニットとが配置されている。
図18および図19に示すように、駆動ユニット100は、平ベルト101の下方にて且つゾーン長さに等しい長さを有するとともに当該平ベルト101を搬送用ローラ102側に押し付けるための押付用ローラ103が複数設けられた昇降フレーム104と、この昇降フレーム104を上昇させるエアアクチュエータ105と、このエアアクチュエータ105とは異なる位置で上記昇降フレーム104に設けられその昇降動作をガイドする昇降ガイド機構106とから構成されている。
そして、この昇降ガイド機構106は、昇降フレーム104を上下方向で案内する下部小径部107aおよび上部大径部107bを有するとともに、この昇降フレーム104の上昇限および下降限を規制する上規制面107cおよび下規制面107dが具備されたガイド体107と、このガイド体107の上部大径部107b側に設けられて上記昇降フレーム104を下方に付勢する圧縮ばね108とから構成されている。
また、上記ブレーキユニット110は、上記駆動ユニット100と同様の構造を有しており、異なる箇所は、その昇降フレーム114に搬送用ローラ102に接触してその回転を停止させるためのブレーキ部材113が設けられていることである。
特開2002−321806
しかし、上述した従来の構成によると、所定長さのゾーンに応じた長さの昇降フレームが昇降されて搬送用ローラを駆動するように構成されているため、比較的、長い搬送経路に配置する場合には問題はないが、例えば物品搬送用の走行台車(スタッカクレーンともいう)を有する自動倉庫に対して物品を搬入出する際に当該物品を一時的に蓄積するバッファ用経路の場合には、自動倉庫に収納する物品の種類および収納個数などにより、そのバッファ用コンベヤの長さが一定でなく、つまり、物品を一時的に蓄積し得るバッファ用コンベヤ(アキュームコンベヤである)の標準化(ユニット化)を図るのが困難となる。また、同様に、入出庫用経路に設けられる入出庫用コンベヤについても、自動倉庫同士の設置間隔も一定でないため、すなわちバッファ用コンベヤの接続位置が一定でなくなるため、入出庫用経路に配置される入出庫用コンベヤ(アキュームコンベヤ部分)の長さの標準化を図ることも困難となる。
さらに、上述した従来の駆動ユニットにおいては、昇降フレームの昇降量を規制するための、すなわち上昇限および下降限を規制するためのガイド機構を必要とし、部品点数が増加するとともに構造が複雑になるという問題もあった。
そこで、本発明は、自動倉庫などに用いられるアキューム機能を有するローラコンベヤにおける搬送用ローラを駆動するベルトまたは搬送用ローラのブレーキ部材を昇降させるのに、その構造の簡略化を図った昇降駆動体を用いたローラコンベヤを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の請求項1に係るローラコンベヤは、コンベヤフレームに搬送用ローラが複数配置されるとともにその下方に上記各搬送用ローラに接触することにより当該搬送用ローラを回転させる駆動用ベルトが設けられ、且つ上記駆動用ベルトを搬送用ローラに対して昇降させる昇降駆動体を有するローラコンベヤであって、
上記昇降駆動体を、
円形状頭部および当該円形状頭部の下面に突設された軸部からなる固定側本体と、上記円形状頭部に上記軸部の軸心方向で摺動可能に外嵌されるとともに当該円形状頭部上面との間に空気供給室を形成するための蓋部材と、上記固定側本体を覆うように配置されるとともに一端側が上記蓋部材に当接し連動される昇降体と、この昇降体の他端側と上記固定側本体との間に配置されて上記蓋部材を円形状頭部側に付勢する付勢手段とから構成し、
且つ上記固定側本体に、上記空気供給室内に空気を供給するための空気供給路を形成するとともに、上記昇降体における上記円形状頭部の下面に対応する位置に、上記空気供給室への空気供給時に上記蓋部材の摺動に連動して昇降体が上昇した際に、当該昇降体の昇降量を規制する規制部を設け、
さらに上記昇降駆動体の昇降体に、駆動用ベルトを搬送用ローラに押し付け可能な1つまたは2つの押付用ローラを取付部材を介して取り付けたものである。
また、請求項2に係るローラコンベヤは、請求項1に係るローラコンベヤにおける押付用ローラの取付部材に設けられた左右の支持部に、当該押付用ローラの支持軸部を支持する3つの溝部を形成し、
且つ1つの押付用ローラを支持する際には中央の溝部を用いるとともに、2つの押付用ローラを支持する際には、両側に配置された溝部を用いるようにしたものである。
さらに、請求項3に係るローラコンベヤは、コンベヤフレームに搬送用ローラが複数配置されるとともにその下方に上記各搬送用ローラに接触することにより当該搬送用ローラを回転させる駆動用ベルトが設けられたローラコンベヤであって、
上記所定の搬送用ローラの下方位置で且つ上記駆動用ベルトとは異なる位置に昇降駆動体を配置し、
上記昇降駆動体を、
円形状頭部および当該円形状頭部の下面に突設された軸部からなる固定側本体と、上記円形状頭部に上記軸部の軸心方向で摺動可能に外嵌されるとともに当該円形状頭部上面との間に空気供給室を形成するための蓋部材と、上記固定側本体を覆うように配置されるとともに一端側が上記蓋部材に当接し連動される昇降体と、この昇降体の他端側と上記固定側本体との間に配置されて上記蓋部材を円形状頭部側に付勢する付勢手段とから構成し、
且つ上記固定側本体に、上記空気供給室内に空気を供給するための空気供給路を形成するとともに、上記昇降体における上記円形状頭部の下面に対応する位置に、上記空気供給室への空気供給時に上記蓋部材の摺動に連動して昇降体が上昇した際に、当該昇降体の昇降量を規制する規制部を設け、
さらに上記昇降駆動体の昇降体に、搬送用ローラに接触して当該搬送用ローラの回転を停止させ得るブレーキ部材を設けたものである。
上記ローラコンベヤ1に設けられた昇降駆動体の構成によると、空気供給室に圧縮空気を供給および排出することにより、固定側本体の円形状頭部に外嵌された蓋部材に連動された昇降体を、その軸部に沿って昇降させることができるので、当該昇降駆動体を用いて任意の構成部材を昇降させることができ、すなわち昇降駆動用としての当該昇降駆動体の標準化を図ることができる。さらに、固定側本体に昇降体の昇降量を規制する規制部を設けたので、当該昇降駆動体を用いて他の構成部材を昇降させる際に、その昇降量を規制するガイド機構などを必要としないので、他の装置における駆動源として利用した場合に、その装置の構造の簡素化を図ることができる。
また、上記ローラコンベヤの構成によると、搬送用ローラをベルトを介して駆動する駆動ユニットにおける押付用ローラおよび搬送用ローラを停止させるブレーキユニットにおけるブレーキ部材を、それぞれ押し付けおよび離間させるのに上述した昇降駆動体を用いたので、複数配置される搬送用ローラに対してそれぞれ個別に配置することができ、したがって従来のように、所定長さのゾーンに応じた長さの昇降フレームを用いる必要がないため、自動倉庫におけるように、収納物品の種類および収納個数などに応じて、そのバッファ用コンベヤおよび入出庫用コンベヤの長さが変化する場合でも、容易に対応することができる。勿論、上述したように、昇降フレームの昇降量を規制するガイド機構を設ける必要もなくなり、したがって構成部品の点数を減らすことができるとともに、全体的に、構造の簡素化を図ることができる。
さらに、昇降駆動体の昇降体に押付用ローラを取り付けるための取付部材を、当該押付用ローラが1本の場合と、2本の場合との両方に対処し得るように構成したので、部品の共通化を図ることができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態に係る昇降駆動体を用いたローラコンベヤについて説明する。
まず、ローラコンベヤが用いられた自動倉庫システムの概略構成を、図1に基づき説明する。
図1に示すように、このローラコンベヤ1は、自動倉庫2に対して物品を移送するための入出庫用経路a、およびこの入出庫用経路aから自動倉庫2に物品を搬入するとともに自動倉庫2から物品を搬出するための走行台車3の走行経路に沿って配置されたバッファ用経路bに設けられて、物品を一時的に蓄積し得る、所謂アキューム機能を有するコンベヤとして用いられるものである。
そして、このアキューム機能を有するローラコンベヤ1には、複数の搬送用ローラが回転自在に設けられるとともに、これら搬送用ローラの下方に配置された平ベルトにより当該各搬送用ローラを駆動するようにしたもので、しかもアキューム機能を発揮するために、平ベルトを各搬送用ローラの下面に押し付けることにより当該平ベルトを駆動するための駆動ユニットおよび所定の搬送用ローラにブレーキを掛けて停止させるためのブレーキユニットがコンベヤフレームにそれぞれ配置されている。
以下、このアキューム機能を有するローラコンベヤ1を、図2〜図17に基づき、詳しく説明する。
図2〜図4に示すように、このローラコンベヤ1は、左右一対の所定長さの側板11,11、これら両側板11,11同士を所定間隔おきに互いに連結する複数の連結板12、および上記側板11または連結板12の適所に取り付けられた脚柱13からなる平面視が矩形状のコンベヤフレーム14と、このコンベヤフレーム14の両側板11,11同士間に複数並行に且つ回転自在に設けられて物品を搬送するための搬送用ローラ15と、上記コンベヤフレーム14の一側部の前後端部に取付体を介して配置されたエンドプーリ(図示せず)に無端状に掛け渡された(巻回された)平ベルト(駆動用ベルト)16を駆動用プーリ(図示せず)を介して駆動することにより、各搬送用ローラ15を回転させる電動機(図示せず)と、上記各搬送用ローラ15の下方で且つ上記平ベルト16の下方位置でコンベヤフレーム14側に配置された駆動ユニット17と、所定の搬送用ローラ15の下方位置で且つ平ベルト16に対応しない位置に配置されたブレーキユニット18とから構成されている。例えば、コンベヤフレームの14の一側部に駆動ユニット17が配置され、他側部にブレーキユニット18が配置される。
そして、上記駆動ユニット17およびブレーキユニット18には、本発明に係る昇降駆動体19が用いられている。
この昇降駆動体19は、図4、図5、図8〜図10に示すように、円形状頭部(以下、単に頭部という)21および当該円形状頭部21の下面から下方に突設された鉛直軸部(以下、単に軸部という)22からなる固定側本体23と、上記頭部21に上記軸部22の軸心方向で摺動可能に外嵌されるとともに当該頭部21上面との間に空気供給室24を形成するための可撓性材料(例えば、熱可塑性樹脂が用いられる)で形成された蓋部材25と、上記固定側本体23を覆うように配置されるとともに上係止部(一端側)26aが上記蓋部材25に当接し連動するようにされた側面視がU字形状の昇降体26と、この昇降体26の底板部26b(他端側)と上記固定側本体23との間に配置されて上記蓋部材25を頭部21側に、すなわち下側に付勢する付勢手段である圧縮ばね(ばね体ともいえる)27とから構成されるとともに、上記固定側本体23には、空気供給室24内に空気を供給するための空気供給用穴部(空気供給路)28が少なくとも1つ、本実施の形態では2つ形成されている。
上記頭部21に蓋部材25が昇降可能に取り付けられる構成について詳しく説明すると、頭部21上面の周囲には、環状溝部21aが形成されるとともに、蓋部材25側にも、この環状溝部21a内に沿うような形状を有する環状凹部25aが形成され、そしてこの環状凹部25aの外周縁部が頭部21の環状溝部21aを形成する外周端縁を覆うように下方に折り返されるとともに、この折返し部25bが環状押さえ部材(所謂、「たが」である)29を介して、頭部21の周囲に摺動可能に保持されている。すなわち、頭部21上面と蓋部材25の下面との間に形成された空気供給室24内に空気供給用穴部28から圧縮空気が供給されると、まず蓋部材25が上方に押し上げられるとともに、その周囲の環状凹部25aの部分が上方に引き上げられることにより(または、押し上げられることにより)、蓋部材25が上昇する。このとき、蓋部材25の折返し部25bが摺動するが、環状押さえ部材29により圧縮空気が漏れないような力で保持されている。勿論、この蓋部材25の上昇は、圧縮ばね27の付勢力に抗して行われる。
そして、蓋部材25の昇降量(昇降ストロークともいう)については、昇降体26下端に且つ内側に突出するように設けられた底板部(当接部でもある)26bが、頭部21下面に設けられた環状の上限規制部21bおよび当該軸部22に外嵌された下限規制部(下部リングでもある)30に当接することにより決定される。すなわち、従来のように、エアアクチュエータと別個に設けられている上昇限と下降限を規定するための昇降ガイド機構が不要となる。なお、空気供給用穴部28が2つ形成される場合、一方は空気供給室24内への空気供給用であり、他方は隣接して配置される他の昇降駆動体19側の空気供給用穴部28に接続管31を介して接続されて、複数の昇降駆動体19を一緒に作動させるためのものである。
ところで、上記説明においては、昇降体26の上係止部26aが蓋部材25に当接し連動されていると説明したが、正確には、昇降体26の上係止部26aを、後述する押付用ローラの取付部材にその取付用ボルトで連結(一体化)させることにより、当該取付部材を蓋部材25にて支持するようにしたものであり、言い換えれば、この昇降体26は取付部材を介して蓋部材25の昇降動作(摺動動作でもある)に連動されていることになり、この意味で、昇降体26の上係止部26aが蓋部材25側に連結されていると言うこともできる。勿論、取付部材の取付用ボルトを用いずに、昇降体26の上係止部26aを、直接、蓋部材25側に例えばボルトにより連結するようにしてもよい。
上記昇降駆動体19をそれぞれユニットとして配置する場合、軸部22を支持する側面視がL字型の板状の取付部材32を介して、側板11に取り付けられる。例えば、取付部材32の鉛直部32aが取付用ボルト33を介して側板11側に取り付けられるとともに、その水平部32bの上面に、昇降駆動体19の軸部22の下端面が載置され、やはり取付用ボルト34により固定される。なお、上述した下限規制部30については、軸部22に外嵌させたものとして説明したが、例えば上記取付部材32の水平部32bに支持するようにしたものでもよい。
また、上記昇降駆動体19は、駆動ユニット17およびブレーキユニット18の両方に用いられるもので、駆動ユニット17に用いる場合には、平ベルト16の押付用ローラ(後述する)が設けられ、ブレーキユニット18に用いる場合には、搬送用ローラ15を停止させるブレーキ部材(後述する)が設けられる。
以下、駆動ユニット17について説明する。
この駆動ユニット17は、図5〜図7に示すように、上述した昇降駆動体19と、この昇降駆動体19の昇降体26の上面にすなわち上係止部26aに取付用ボルト41を介して取り付けられる正面視が溝型(U字形状)の取付部材42と、この取付部材42の左右に配置された保持部材(支持部の一例)43,43に両端部が回転自在に支持されて平ベルト16を上方に押し付け得る押付用ローラ44とから構成されている。言い換えれば、上記取付用ボルト41により、取付部材42を介して、蓋部材25の昇降動作が昇降体26側に連動されている。
ところで、押付用ローラ44にて平ベルト16を搬送用ローラ15に押し付けて駆動させる際に、当該押付用ローラ44を1本用いる場合と、2本用いる場合とがあり、取付部材42および保持部材43については、1本と2本の場合とのいずれにも、対処し得るように構成されている。
すなわち、この取付部材42は、水平載置部42aと、この水平載置部42aの両縁部から立設された鉛直支持部42bとから構成されるとともに、図11〜図14に示すように、この鉛直支持部42bの内面に配置される保持部材43の内側には、それぞれ押付用ローラ44の支持軸部(図5にも示す)44aの端部を挿入支持し得る溝部43a,43b,43cが3つ形成されている。例えば、押付用ローラ44を1本用いる場合には、中央の溝部43bが使用され、また押付用ローラ44を2本用いる場合には、両側の溝部43a,43cが使用される。勿論、この取付部材42および保持部材43により押付用ローラ44を支持した際には、その軸心が搬送用ローラ15の軸心と平行になるようにされる。
なお、押付用ローラ44を1本用いる場合には、図5〜図7に示すように、2本の搬送用ローラ15,15の中央に配置されて、当該1本の押付用ローラ44を平ベルト16に押し付けることにより、両側の搬送用ローラ15,15を回転させるもので、また押付用ローラ44を2本用いる場合には、図15〜図17に示すように、当該一対の押付用ローラ44,44により、平ベルト16を1本の搬送用ローラ15の下面に両側(前後から)から押し付けて、当該1本の搬送用ローラ15を回転させるようにしたものである。なお、図6および図16に示すように、押付用ローラ44により平ベルト16に所定の駆動力を与える場合、その巻付角度θは、4〜8度の範囲とされる。ここでは、押付用ローラ44が1本および2本の両方を用いた場合について説明する。
上記ブレーキユニット18は、図4に示すように、上述した昇降駆動体19と、この昇降駆動体19の昇降体26の上面に取付用ボルト51を介して取り付けられるとともに水平載置部52aおよびその両側が立設された鉛直支持部52bとからなる正面視が溝型(U字形状)の取付部材52と、この取付部材52の両鉛直支持部52bの上端縁に固定されたブレーキ部材53とから構成されている。勿論、このブレーキユニット18においても、取付用ボルト51により、取付部材52を介して、蓋部材25の昇降動作が昇降体26側に連動されている。
上記駆動ユニット17において、所定の搬送用ローラ15を回転させたい場合、その搬送用ローラ15の下方に配置されている駆動ユニット17における昇降駆動体19の空気供給室24に対して空気圧を供給すればよい。
すなわち、空気供給用穴部28から圧縮空気を供給すれば、圧縮ばね27の付勢力に抗して蓋部材25すなわち昇降体26が上昇する。勿論、その上昇限については、上限規制部21bにより規定されており、また上昇限においては、押付用ローラ44の上昇により、駆動用プーリにて駆動される平ベルト16が搬送用ローラ15の下面に押し付けられるため、当該搬送用ローラ15が回転されることになる。勿論、このとき、ブレーキユニット18側においては、圧縮空気が排出された状態(開放状態)にされ、搬送用ローラ15からブレーキ部材53が離間されている。
逆に、搬送用ローラ15の回転を停止させたい場合には、駆動ユニット17における昇降駆動体19の空気供給室24から圧縮空気を排出させれば、圧縮ばね27の付勢力により昇降体26が下降し、すなわち押付用ローラ44が下降し、平ベルト16の駆動力が伝達されなくなる。このとき、上記とは逆に、ブレーキユニット18における昇降駆動体19の空気供給室24に圧縮空気が供給され、昇降体26が上昇されてブレーキが掛けられる。これらの動作により、所定ゾーン内に、物品を一時的に蓄積し得ることになる。
上記構成において、駆動ユニット17およびブレーキユニット18の配置例について簡単に説明しておく。
図2に示すように、例えば入出庫用経路aに配置されるローラコンベヤ(以下、入出庫用コンベヤという)1(1A)の場合について説明する。
この入出庫用コンベヤ1Aにおいては、所定位置に自動倉庫に対するバッファ用経路bに配置されるバッファ用コンベヤ1Bが接続されるもので、その接続部分には、物品を当該バッファ用コンベヤ1B側に移送するためのチェーントランサ61が、搬送面から出退自在に設けられており[勿論、チェーントランサ61は、その出退時に、平ベルト16に邪魔にならないような構造(具体的には、揺動構造)にされている]、そしてこの入出庫用コンベヤ1Aにおいては、押付用ローラ44が1本の場合の駆動ユニット17(17A)および押付用ローラ44が2本の駆動用ユニット17(17B)並びにブレーキユニット18が、それぞれ必要に応じて配置されている。
したがって、図2において、物品がZ1ゾーンからZ2ゾーンに搬送されると、Z2ゾーンの駆動ユニット17により押付用ローラ44が下降されるとともに、ブレーキユニット18によりブレーキ部材53が上昇されて、物品がZ2ゾーン内で停止される。物品がZ2ゾーン内で停止すると、チェーントランサ61が駆動されて、物品がバッファ用コンベヤ1Bに搬送される。
後続の物品がZ1ゾーンに搬送されると、駆動ユニット17およびブレーキユニット18の動作により、当該Z1ゾーンに一時的に蓄積される。
そして、これと同じユニット17,18が、バッファ用コンベヤ1Bにも配置されており、自動倉庫2に対して搬入出を行う走行台車3に対する受け渡し時に、必要に応じて、物品が一時的に蓄積(保持)される。なお、バッファ用コンベヤ1Bには、図1に示すように、物品を受け渡すためのリフタ−62が設けられている。また、図1においては、1つの自動倉庫2に対して、1つのバッファ用コンベヤ1Bを配置したが、バッファ量を多く必要とする場合には、走行台車3の両側に2つ配置してもよい。
上記手順の説明は、物品を自動倉庫に搬入する場合についてのものであるが、勿論、自動倉庫から物品を搬出する場合にも、各コンベヤ1B,1Aに配置された駆動ユニット17およびブレーキユニット18の動作により、アキューム機能が発揮される。
上記ローラコンベヤに設けられた昇降駆動体19の構成によると、空気供給室24に圧縮空気を供給および排出することにより、固定側本体23の円形状頭部21に外嵌された蓋部材25に取付部材42を介して連動される昇降体26を、その軸部22に沿って昇降させることができるので、当該昇降駆動体19を用いて任意の構成部材を昇降させることができ、すなわち昇降駆動用としての当該昇降駆動体19の標準化、特に固定側本体23の標準化を図ることができ、さらに固定側本体23に昇降体26の昇降量を規制する上限規制部21bを設けたので、当該昇降駆動体19を用いて他の構成部材を昇降させる際に、別途、その昇降量を規制するガイド機構などを必要としないので、他の装置における駆動源に利用した場合に、その装置の構造の簡素化を図ることができる。
また、上記ローラコンベヤ1の構成によると、搬送用ローラ15を平ベルト16を介して駆動する駆動ユニット17における押付用ローラ44および搬送用ローラ15を停止させるブレーキユニット18におけるブレーキ部材53を、それぞれ押し付けおよび離間させるのに上述した昇降駆動体19を用いるようにしたので、複数配置される搬送用ローラ15に対してそれぞれ個別に配置することができ、したがって従来のように、所定長さのゾーンに応じた長さの昇降フレームを用いる必要がないため、自動倉庫におけるように、収納物品の種類および収納個数などに応じて、そのバッファ用コンベヤおよび入出庫用コンベヤの長さが変化する場合でも、容易に対応することができる。勿論、上述したように、昇降フレームの昇降量を規制するガイド機構を別個に設ける必要もなくなり、したがって構成部品の点数を減らすことができるとともに、全体的に、構造の簡素化を図ることができる。
さらに、昇降駆動体19の昇降体26に押付用ローラ44を取り付けるための取付部材42すなわち保持部材43を、当該押付用ローラ44が1本の場合と、2本の場合との両方に対処し得る構成にしたので、部品の共通化を図ることができる。なお、保持部材43を設けずに、押付用ローラ44の支持軸部44aを支持する3つの溝部を取付部材42の両鉛直支持部42bに直接形成することもできる。
本発明の実施の形態に係るローラコンベヤを用いた自動倉庫の搬入出システムの概略構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るローラコンベヤの概略構成を示す平面図である。 図2のA−A断面図である。 同ローラコンベヤにおける詳細断面図である。 同ローラコンベヤにおける駆動ユニットの断面図である。 同駆動ユニットの側面図である。 同駆動ユニットの水平断面図である。 同駆動ユニットにおける昇降駆動体の正面図である。 同昇降駆動体の昇降体を取り付けた場合の底面図である。 図8のB−B断面図である。 同駆動ユニットにおける保持部材の正面図である。 図11のC−C矢視図である。 図11のD−D断面図である。 図11のE−E断面図である。 同ローラコンベヤにおける他の駆動ユニットの断面図である。 同他の駆動ユニットの側面図である。 同他の駆動ユニットの水平断面図である。 従来例に係るローラコンベヤの要部断面図である。 従来例に係るローラコンベヤの要部断面図である。
符号の説明
1 ローラコンベヤ
2 自動倉庫
3 走行台車
15 搬送用ローラ
16 平ベルト
17 駆動ユニット
18 ブレーキユニット
19 昇降駆動体
21 円形状頭部
21a 環状溝部
21b 上限規制部
22 鉛直軸部
23 固定側本体
24 空気供給管
25 蓋部材
25a 環状凹部
25b 折返し部
26 昇降体
26a 上係止部
26b 底板部
27 圧縮ばね
28 空気供給用穴部
29 環状押さえ部材
30 下限規制部
42 取付部材
42a 水平載置部
42b 鉛直支持部
43 保持部材
43a 溝部
43b 溝部
43c 溝部
44 押付用ローラ
52 取付部材
52a 水平載置部
52b 鉛直支持部
53 ブレーキ部材

Claims (3)

  1. コンベヤフレームに搬送用ローラが複数配置されるとともにその下方に上記各搬送用ローラに接触することにより当該搬送用ローラを回転させる駆動用ベルトが設けられ、且つ上記駆動用ベルトを搬送用ローラに対して昇降させる昇降駆動体を有するローラコンベヤであって、
    上記昇降駆動体を、
    円形状頭部および当該円形状頭部の下面に突設された軸部からなる固定側本体と、上記円形状頭部に上記軸部の軸心方向で摺動可能に外嵌されるとともに当該円形状頭部上面との間に空気供給室を形成するための蓋部材と、上記固定側本体を覆うように配置されるとともに一端側が上記蓋部材に当接し連動される昇降体と、この昇降体の他端側と上記固定側本体との間に配置されて上記蓋部材を円形状頭部側に付勢する付勢手段とから構成し、
    且つ上記固定側本体に、上記空気供給室内に空気を供給するための空気供給路を形成するとともに、上記昇降体における上記円形状頭部の下面に対応する位置に、上記空気供給室への空気供給時に上記蓋部材の摺動に連動して昇降体が上昇した際に、当該昇降体の昇降量を規制する規制部を設け、
    さらに上記昇降駆動体の昇降体に、駆動用ベルトを搬送用ローラに押し付け可能な1つまたは2つの押付用ローラを取付部材を介して取り付けたことを特徴とするローラコンベヤ。
  2. 押付用ローラの取付部材に設けられた左右の支持部に、当該押付用ローラの支持軸部を支持する3つの溝部を形成し、
    且つ1つの押付用ローラを支持する際には中央の溝部を用いるとともに、2つの押付用ローラを支持する際には、両側に配置された溝部を用いるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のローラコンベヤ。
  3. コンベヤフレームに搬送用ローラが複数配置されるとともにその下方に上記各搬送用ローラに接触することにより当該搬送用ローラを回転させる駆動用ベルトが設けられたローラコンベヤであって、
    上記所定の搬送用ローラの下方位置で且つ上記駆動用ベルトとは異なる位置に昇降駆動体を配置し、
    上記昇降駆動体を、
    円形状頭部および当該円形状頭部の下面に突設された軸部からなる固定側本体と、上記円形状頭部に上記軸部の軸心方向で摺動可能に外嵌されるとともに当該円形状頭部上面との間に空気供給室を形成するための蓋部材と、上記固定側本体を覆うように配置されるとともに一端側が上記蓋部材に当接し連動される昇降体と、この昇降体の他端側と上記固定側本体との間に配置されて上記蓋部材を円形状頭部側に付勢する付勢手段とから構成し、
    且つ上記固定側本体に、上記空気供給室内に空気を供給するための空気供給路を形成するとともに、上記昇降体における上記円形状頭部の下面に対応する位置に、上記空気供給室への空気供給時に上記蓋部材の摺動に連動して昇降体が上昇した際に、当該昇降体の昇降量を規制する規制部を設け、
    さらに上記昇降駆動体の昇降体に、搬送用ローラに接触して当該搬送用ローラの回転を停止させ得るブレーキ部材を設けたことを特徴とするローラコンベヤ。
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