JP2007137614A - 昇降駆動体およびそれを用いたローラコンベヤ - Google Patents
昇降駆動体およびそれを用いたローラコンベヤ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】円形状頭部21およびその下面に突設された軸部22からなる固定側本体23と、上記頭部に軸部の軸心方向で摺動可能に外嵌されて頭部上面との間に空気供給室24を形成する蓋部材25と、上記固定側本体を覆うように配置されて上端部が蓋部材に当接し連動される昇降体26と、この昇降体の底板部26aと固定側本体との間に配置されて蓋部材を頭部側に付勢する圧縮ばね27とから構成すると共に、空気供給室内に空気を供給するための空気供給用穴部28を形成し、且つ上記頭部下面に対応する位置に、空気供給室への空気供給時に昇降体が昇降した際に、昇降体の昇降量を規制する上限規制部21b及び下限規制部30を設けたもの。
【選択図】図5
Description
且つ上記固定側本体に、上記空気供給室内に空気を供給するための空気供給路を形成し、
さらに上記昇降体における上記円形状頭部の下面に対応する位置に、上記空気供給室への空気供給時に上記蓋部材の摺動に連動して昇降体が上昇した際に、当該昇降体の昇降量を規制する規制部を設けたものである。
上記昇降駆動体の昇降体に、駆動用ベルトを搬送用ローラに押し付け可能な1つまたは2つの押付用ローラを取付部材を介して取り付けたものである。
且つ1つの押付用ローラを支持する際には中央の溝部を用いるとともに、2つの押付用ローラを支持する際には、両側に配置された溝部を用いるようにしたものである。
上記所定の搬送用ローラの下方位置で且つ上記駆動用ベルトとは異なる位置に請求項1に記載の昇降駆動体を配置するとともに、
この昇降駆動体の昇降体に、搬送用ローラに接触して当該搬送用ローラの回転を停止させ得るブレーキ部材を設けたものである。
以下、本発明の実施の形態に係る昇降駆動体およびこの昇降駆動体を用いたローラコンベヤについて説明する。
図1に示すように、このローラコンベヤ1は、自動倉庫2に対して物品を移送するための入出庫用経路a、およびこの入出庫用経路aから自動倉庫2に物品を搬入するとともに自動倉庫2から物品を搬出するための走行台車3の走行経路に沿って配置されたバッファ用経路bに設けられて、物品を一時的に蓄積し得る、所謂アキューム機能を有するコンベヤとして用いられるものである。
図2〜図4に示すように、このローラコンベヤ1は、左右一対の所定長さの側板11,11、これら両側板11,11同士を所定間隔おきに互いに連結する複数の連結板12、および上記側板11または連結板12の適所に取り付けられた脚柱13からなる平面視が矩形状のコンベヤフレーム14と、このコンベヤフレーム14の両側板11,11同士間に複数並行に且つ回転自在に設けられて物品を搬送するための搬送用ローラ15と、上記コンベヤフレーム14の一側部の前後端部に取付体を介して配置されたエンドプーリ(図示せず)に無端状に掛け渡された(巻回された)平ベルト(駆動用ベルト)16を駆動用プーリ(図示せず)を介して駆動することにより、各搬送用ローラ15を回転させる電動機(図示せず)と、上記各搬送用ローラ15の下方で且つ上記平ベルト16の下方位置でコンベヤフレーム14側に配置された駆動ユニット17と、所定の搬送用ローラ15の下方位置で且つ平ベルト16に対応しない位置に配置されたブレーキユニット18とから構成されている。例えば、コンベヤフレームの14の一側部に駆動ユニット17が配置され、他側部にブレーキユニット18が配置される。
この昇降駆動体19は、図4、図5、図8〜図10に示すように、円形状頭部(以下、単に頭部という)21および当該円形状頭部21の下面から下方に突設された鉛直軸部(以下、単に軸部という)22からなる固定側本体23と、上記頭部21に上記軸部22の軸心方向で摺動可能に外嵌されるとともに当該頭部21上面との間に空気供給室24を形成するための可撓性材料(例えば、熱可塑性樹脂が用いられる)で形成された蓋部材25と、上記固定側本体23を覆うように配置されるとともに上係止部(一端側)26aが上記蓋部材25に当接し連動するようにされた側面視がU字形状の昇降体26と、この昇降体26の底板部26b(他端側)と上記固定側本体23との間に配置されて上記蓋部材25を頭部21側に、すなわち下側に付勢する付勢手段である圧縮ばね(ばね体ともいえる)27とから構成されるとともに、上記固定側本体23には、空気供給室24内に空気を供給するための空気供給用穴部(空気供給路)28が少なくとも1つ、本実施の形態では2つ形成されている。
この駆動ユニット17は、図5〜図7に示すように、上述した昇降駆動体19と、この昇降駆動体19の昇降体26の上面にすなわち上係止部26aに取付用ボルト41を介して取り付けられる正面視が溝型(U字形状)の取付部材42と、この取付部材42の左右に配置された保持部材(支持部の一例)43,43に両端部が回転自在に支持されて平ベルト16を上方に押し付け得る押付用ローラ44とから構成されている。言い換えれば、上記取付用ボルト41により、取付部材42を介して、蓋部材25の昇降動作が昇降体26側に連動されている。
図2に示すように、例えば入出庫用経路aに配置されるローラコンベヤ(以下、入出庫用コンベヤという)1(1A)の場合について説明する。
そして、これと同じユニット17,18が、バッファ用コンベヤ1Bにも配置されており、自動倉庫2に対して搬入出を行う走行台車3に対する受け渡し時に、必要に応じて、物品が一時的に蓄積(保持)される。なお、バッファ用コンベヤ1Bには、図1に示すように、物品を受け渡すためのリフタ−62が設けられている。また、図1においては、1つの自動倉庫2に対して、1つのバッファ用コンベヤ1Bを配置したが、バッファ量を多く必要とする場合には、走行台車3の両側に2つ配置してもよい。
2 自動倉庫
3 走行台車
15 搬送用ローラ
16 平ベルト
17 駆動ユニット
18 ブレーキユニット
19 昇降駆動体
21 円形状頭部
21a 環状溝部
21b 上限規制部
22 鉛直軸部
23 固定側本体
24 空気供給管
25 蓋部材
25a 環状凹部
25b 折返し部
26 昇降体
26a 上係止部
26b 底板部
27 圧縮ばね
28 空気供給用穴部
29 環状押さえ部材
30 下限規制部
42 取付部材
42a 水平載置部
42b 鉛直支持部
43 保持部材
43a 溝部
43b 溝部
43c 溝部
44 押付用ローラ
52 取付部材
52a 水平載置部
52b 鉛直支持部
53 ブレーキ部材
Claims (4)
- 円形状頭部および当該円形状頭部の下面に突設された軸部からなる固定側本体と、上記円形状頭部に上記軸部の軸心方向で摺動可能に外嵌されるとともに当該円形状頭部上面との間に空気供給室を形成するための蓋部材と、上記固定側本体を覆うように配置されるとともに一端側が上記蓋部材に当接し連動される昇降体と、この昇降体の他端側と上記固定側本体との間に配置されて上記蓋部材を円形状頭部側に付勢する付勢手段とから構成し、
且つ上記固定側本体に、上記空気供給室内に空気を供給するための空気供給路を形成し、
さらに上記昇降体における上記円形状頭部の下面に対応する位置に、上記空気供給室への空気供給時に上記蓋部材の摺動に連動して昇降体が上昇した際に、当該昇降体の昇降量を規制する規制部を設けたことを特徴とする昇降駆動体。 - コンベヤフレームに搬送用ローラが複数配置されるとともにその下方に上記各搬送用ローラに接触することにより当該搬送用ローラを回転させる駆動用ベルトが設けられ、且つ上記駆動用ベルトを搬送用ローラに対して昇降させるのに請求項1に記載の昇降駆動体を用いたローラコンベヤであって、
上記昇降駆動体の昇降体に、駆動用ベルトを搬送用ローラに押し付け可能な1つまたは2つの押付用ローラを取付部材を介して取り付けたことを特徴とするローラコンベヤ。 - 押付用ローラの取付部材に設けられた左右の支持部に、当該押付用ローラの支持軸部を支持する3つの溝部を形成し、
且つ1つの押付用ローラを支持する際には中央の溝部を用いるとともに、2つの押付用ローラを支持する際には、両側に配置された溝部を用いるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のローラコンベヤ。 - コンベヤフレームに搬送用ローラが複数配置されるとともにその下方に上記各搬送用ローラに接触することにより当該搬送用ローラを回転させる駆動用ベルトが設けられたローラコンベヤであって、
上記所定の搬送用ローラの下方位置で且つ上記駆動用ベルトとは異なる位置に請求項1に記載の昇降駆動体を配置するとともに、
この昇降駆動体の昇降体に、搬送用ローラに接触して当該搬送用ローラの回転を停止させ得るブレーキ部材を設けたことを特徴とするローラコンベヤ。
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