JP2002321806A - ローラコンベヤ設備 - Google Patents

ローラコンベヤ設備

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JP2002321806A
JP2002321806A JP2001130473A JP2001130473A JP2002321806A JP 2002321806 A JP2002321806 A JP 2002321806A JP 2001130473 A JP2001130473 A JP 2001130473A JP 2001130473 A JP2001130473 A JP 2001130473A JP 2002321806 A JP2002321806 A JP 2002321806A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキユニットを安価に構成でき、損傷に
よる取り替えを迅速かつ安価に行えるローラコンベヤ設
備を提供する。 【解決手段】 フレーム本体2側に、多数のローラ6と
ブレーキユニット40を設けた。ブレーキユニット40
は、昇降動手段41に連動した昇降体42と、昇降体4
2に設けられてローラ6に対し下方から作用自在なブレ
ーキ部材47からなる。昇降体42は、立ち上がり部4
2bを搬送経路9の方向に沿って形成し、立ち上がり部
42bの複数箇所に係止部45を形成した。ブレーキ部
材47に、立ち上がり部42bに嵌合自在な溝部48を
形成し、溝部48には、係止部45に係合自在な被係止
部49を形成した。ブレーキ部材47は、各ローラ6に
対応して短く形成すればよく、材料費を安価にでき、ブ
レーキ部材47の嵌合離脱は簡単に行えて設計変更を容
易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば物品を間
欠搬送(アキューム搬送)するのに採用されるローラコ
ンベヤ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のローラコンベヤにおいて
ローラを制動させるものとしては、たとえば特開平8−
133437号公報に見られるところの制動装置が提供
されている。この従来構成は、コンベヤローラ群に対し
て駆動ベルトを下方から当接させることで、コンベヤロ
ーラ群に回転力が与えられ、そしてアクチュエータの作
動によりブレーキパッドをコンベヤローラ群に対して下
方から当接させることで、コンベヤローラ群を制動する
ように構成されている。
【0003】その際にブレーキパッドは、長尺かつ中空
の弾性体により構成され、そして1区間に相当する長さ
で昇降自在なブレーキパッド支持体上に、ほぼ全長に亘
って配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、ブレーキパッドは、1区間に相当する長
さのものを使用することで材料費が高くなり、また設計
変更は容易に行えない。そして、ブレーキパッドの作用
箇所は、コンベヤローラ群に対向された複数の特定箇所
であることから、これら特定箇所が損傷し易く、1〜2
箇所の損傷によって高価なブレーキパッド全体の取り替
えを行わなければならない。
【0005】そこで本発明の請求項1記載の発明は、ブ
レーキユニットを安価に構成し得るとともに、損傷によ
る取り替えは迅速かつ安価に行えるローラコンベヤ設備
を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載のローラコンベヤ設備
は、フレーム本体側には、多数のローラとブレーキユニ
ットとが設けられ、このブレーキユニットは、昇降動手
段に連動された昇降体と、この昇降体に設けられ前記ロ
ーラに対して下方から作用自在なブレーキ部材とからな
り、前記昇降体には、立ち上がり部が搬送経路の方向に
沿って形成されるとともに、この立ち上がり部の複数箇
所には係止部が形成され、前記ブレーキ部材には、立ち
上がり部に嵌合自在な溝部が形成されるとともに、この
溝部には前記係止部に係合自在な被係止部が形成されて
いることを特徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、ブレ
ーキ部材を立ち上がり部の複数箇所に嵌合させ、その被
係止部を係止部に係合させることにより、ブレーキ部材
を、位置ずれを阻止して設け得る。そしてブレーキ部材
は、各ローラに対応して短く形成すればよく、またブレ
ーキ部材の嵌合離脱は簡単に行える。さらにブレーキ部
材が損傷したとき、該当するブレーキ部材を離脱させた
のち、新たなブレーキ部材を嵌合させればよい。
【0008】また本発明の請求項2記載のローラコンベ
ヤ設備は、上記した請求項1記載の構成において、ロー
ラ群は搬送経路の方向において複数のゾーンに分けられ
るとともに、各ゾーン毎にブレーキユニットが配設され
ていることを特徴としたものである。
【0009】したがって請求項2の発明によると、各ゾ
ーン毎に配設したブレーキユニットの動作を制御するこ
とで、搬送経路上における物品の停止を、各ゾーン毎に
行える。
【0010】そして本発明の請求項3記載のローラコン
ベヤ設備は、上記した請求項1または2記載の構成にお
いて、立ち上がり部には係止部が凹状に形成され、ブレ
ーキ部材の溝部には被係止部が凸状に形成されているこ
とを特徴としたものである。
【0011】したがって請求項3の発明によると、凹状
の係止部と凸状の被係止部とにより、その嵌合を容易に
行えるとともに、位置ずれの阻止を行える。さらに本発
明の請求項4記載のローラコンベヤ設備は、上記した請
求項1〜3のいずれかに記載の構成において、昇降体に
は、左右で複数の立ち上がり部が形成されるとともに、
各立ち上がり部の複数箇所に係止部が形成されているこ
とを特徴としたものである。
【0012】したがって請求項4の発明によると、係止
部の部分にそれぞれブレーキ部材を設けることで、各ロ
ーラに対しては、ローラ軸心方向の複数箇所にブレーキ
部材を作用させ得る。
【0013】しかも本発明の請求項5記載のローラコン
ベヤ設備は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の
構成において、ローラ群の多くは、コンベヤ駆動手段の
無端回動体が下方から当接されることで、駆動回転可能
に構成されていることを特徴としたものである。
【0014】したがって請求項5の発明によると、ロー
ラ群の多くを、コンベヤ駆動手段の無端回動体を下方か
ら当接させることで駆動回転し得る。また本発明の請求
項6記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1〜
5のいずれかに記載の構成において、ブレーキユニット
の側方にはアキュームユニットが対として配設され、こ
れらブレーキユニットとアキュームユニットとは、ロー
ラ群に対して可逆的に作用されることを特徴としたもの
である。
【0015】したがって請求項6の発明によると、ブレ
ーキユニットとアキュームユニットとを、ローラ群に対
して可逆的に作用させることで、搬送経路上における物
品の間欠搬送を行える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態を、図1〜図7に基づいて説明する。図1〜図3にお
いて、ローラコンベヤ設備1のフレーム本体2は、左右
一対のコンベヤフレーム3と、両コンベヤフレーム3の
下部間に設けられた連結フレーム4などにより構成さ
れ、そして、コンベヤフレーム3の下部間でかつ長さ方
向における複数箇所には脚部材5が連結されている。
【0017】両コンベヤフレーム3間には、長さ方向に
おける多数箇所に位置されてローラ6が遊転自在に設け
られている。すなわちローラ6群は、前記コンベヤフレ
ーム3に形成された六角孔(または切り欠き部)にロー
ラ軸7の六角軸部が位置されることで、両コンベヤフレ
ーム3間で遊転自在に支持されている。これにより、ロ
ーラ6群の上方に搬送経路9が形成される。
【0018】前記フレーム本体2内でかつ一方のコンベ
ヤフレーム3側の位置にはコンベヤ駆動手段10が配設
されている。すなわち、ローラ6群の下方で搬送経路9
の両端にはそれぞれ反転用案内輪体11が配設されると
ともに、これら反転用案内輪体11間にはユニットベー
ス20が配設されている。そしてユニットベース20上
には、搬送経路9を4つのゾーン(複数のゾーン)Sに
分けた状態でアキュームユニット30が設けられるとと
もに、各アキュームユニット30の内側方にはブレーキ
ユニット40が対として配設されている。
【0019】両コンベヤフレーム3の下部間にボックス
状の駆動部フレーム12が設けられ、この駆動部フレー
ム12に減速機付きのモータ13が搭載されるととも
に、モータ13の出力軸には駆動用輪体14が設けられ
ている。さらにモータ13の近くにおいて、一方のコン
ベヤフレーム12には一対の反転用案内輪体15が設け
られるとともに、駆動部フレーム12には位置調整自在
なテンション用案内輪体16が設けられている。
【0020】駆動用の無端ベルトなどからなる無端回動
体18は、両反転用案内輪体11とアキュームユニット
30群とに亘って上方から掛けられて、前記ローラ6群
に下方から当接自在に構成されるとともに、その当接に
より回転動力が伝達されるように構成されている。さら
に、下位案内輪体17群に上方から掛けられるととも
に、両反転用案内輪体15、テンション用案内輪体16
に掛けられたのち、駆動用輪体14に掛けられること
で、回動力が付与される構成になっている。
【0021】すなわちローラ6群の多くは、コンベヤ駆
動手段10の無端回動体18が下方から当接されること
で駆動回転可能に構成されている。以上の11〜18な
どによりコンベヤ駆動手段10の一例が構成される。
【0022】前記ユニットベース20は前記連結フレー
ム4の上方に位置されている。そしてユニットベース2
0と連結フレーム4との間にスペーサ21が配設された
のち、結合具(ボルト・ナット)22により結合され
る。その際に、スペーサ21の高さ寸法により決定され
るユニットベース20と連結フレーム4との間隔(隙
間)によって、前記無端回動体18のリターン経路19
が形成される。
【0023】図1〜図4において、前記ローラ6群は搬
送経路9の方向において4つのゾーンSに分けられると
ともに、各ゾーンS毎に前記アキュームユニット30が
配設されている。これらアキュームユニット30は、ユ
ニットベース20との間に設けられた昇降ガイド手段3
5に案内される昇降フレーム31と、これらユニットベ
ース20と昇降フレーム31との間に設けられた昇降用
のエアアクチュエータ33と、前記昇降フレーム32に
おける搬送経路9の方向の4箇所(複数箇所)に設けら
れた上位案内輪体34などにより構成されている。そし
て上位案内輪体34群は、前記無端回動体18に対して
下方から当接自在に構成されている。
【0024】前記昇降ガイド手段35は、前記昇降フレ
ーム31に形成されたガイド用貫通孔32に上方から通
されたガイド体36が、連結具(ボルト・ナット)37
によりユニットベース20側に連結されている。このガ
イド体36には、昇降フレーム31の上面が当接自在な
上昇限規制面36aが下向きに形成され、またガイド体
36の下部には、昇降フレーム31の下面が当接自在な
下降限規制部材38が外嵌されている。そしてガイド体
36の上端部分と昇降フレーム31との間には、昇降フ
レーム31を下降付勢する付勢具(ばねなど)39が設
けられている。
【0025】これにより昇降フレーム31は、上昇限規
制面36aと下降限規制部材38とにより規制された範
囲内で昇降自在に構成され、そして通常は、付勢具39
による付勢力によって下降付勢されている。前記エアア
クチュエータ33は、ユニットベース20と昇降フレー
ム31との間に設けられ、その伸展動によって、前記付
勢具39による付勢力に抗して昇降フレーム31を上昇
動させるように構成されている。以上の35〜39など
により昇降ガイド手段35の一例が構成され、そして3
1〜39などによりアキュームユニット30の一例が構
成される。
【0026】図1、図3〜図6において、各アキューム
ユニット30の内側方で前記フレーム本体2側には、そ
れぞれブレーキユニット40が対として配設され、これ
らブレーキユニット40とアキュームユニット30と
は、ローラ6群に対して可逆的に作用されるように構成
されている。
【0027】すなわち、搬送経路9の方向において、各
ゾーンS毎に配設されている前記ブレーキユニット40
は、エアアクチュエータ(昇降動手段の一例)41に連
動された昇降体42と、この昇降体42に設けられ前記
ローラ6群に対して下方から作用自在(当接自在)なブ
レーキ部材47などから構成されている。前記昇降体4
2は、横板部42aと、この横板部42aの左右縁部か
ら上方へと折り曲げ状に連設された一対(複数)の立ち
上がり部42bとにより、上部開放のC字レール状(C
字フレーム状)に形成されている。
【0028】そして横板部42aには、その長さ方向に
おける2箇所(複数箇所)にガイド用貫通孔43が形成
されるとともに、これらガイド用貫通孔43の内側には
昇降動手段用貫通部44が形成されている。また、搬送
経路9の方向に沿って形成された両立ち上がり部42b
には、その長さ方向における複数箇所に凹状係止部45
が形成されている。ここで凹状係止部45は、ローラピ
ッチに相当して形成されている。
【0029】前記ブレーキ部材47は、たとえばゴムに
より矩形ブロック状に形成されている。その際に下部側
には、前記立ち上がり部42bに上方から嵌合自在な溝
部48が、下方ならびに前後に開放されて形成されてい
る。そして、この溝部48内の中央部分には、前記凹状
係止部45に対して上方から係合自在な凸状被係止部4
9が一体に形成されている。
【0030】前記ユニットベース20側には、ブレーキ
ユニット40の昇降ガイド手段50が設けられている。
すなわち、横板部42aに形成されたガイド用貫通孔4
3に上方から通されたガイド体51が、連結具(ボルト
・ナット)52によりユニットベース20側に連結され
ている。このガイド体51には、横板部42aの上面が
当接自在な上昇限規制面51aが下向きに形成され、ま
たガイド体51の下部には、横板部42aの下面が当接
自在な下降限規制部材53が外嵌されている。そしてガ
イド体51の上端部分と横板部42aとの間には、昇降
体42を下降付勢する付勢具(ばねなど)54が設けら
れている。
【0031】これにより昇降体42は、上昇限規制面5
1aと下降限規制部材53とにより規制された範囲内で
昇降自在に構成され、そして通常は、付勢具54による
付勢力によって下降付勢されている。前記エアアクチュ
エータ41は、ユニットベース20と昇降体42との間
に設けられ、その伸展動によって、前記付勢具54によ
る付勢力に抗して昇降体42を上昇動させるように構成
されている。
【0032】なお昇降動手段用貫通部44は配管などに
利用されている。ここでアキュームユニット30のエア
アクチュエータ33とブレーキユニット40のエアアク
チュエータ41とは、可逆的に昇降動作するように構成
されている。以上の51〜54などにより昇降ガイド手
段50の一例が構成され、そして41〜54などにより
ブレーキユニット40の一例が構成される。
【0033】以下に、上記した第1の実施の形態におけ
る作用を説明する。ローラコンベヤ設備1を組み立てる
際に、ブレーキユニット40では、両立ち上がり部42
bの各凹状係止部45の部分にそれぞれブレーキ部材4
7をセットする。すなわちブレーキ部材47を、その溝
部48を介して立ち上がり部42bに上方から嵌合さ
せ、そして溝部48内に形成している凸状被係止部49
を、立ち上がり部42bに形成している凹状係止部45
に対して上方から係合させる。この凸状被係止部49と
凹状係止部45との係合により、搬送経路9に沿った方
向への位置ずれを阻止した状態で、ブレーキ部材47を
所定の位置にセットし得る。
【0034】所定の状態に組み立てたローラコンベヤ設
備1においては、コンベヤ駆動手段10におけるモータ
13の駆動により、無端回動体18を回動し得る。その
際に無端回動体18は、反転用案内輪体15間の作用経
路部においては各アキュームユニット30の上位案内輪
体34群により支持案内され、またリターン経路19に
おいては下位案内輪体17群により支持案内されなが
ら、連結フレーム4とユニットベース20との間を通過
する。
【0035】このようにして無端回動体18を回動させ
る際に、アキュームユニット30のエアアクチュエータ
33を伸展動させて昇降フレーム31を上昇させること
で、上位案内輪体34群により無端回動体18を上昇さ
せて、前記ローラ6群に下方から当接し得る。これによ
り、無端回動体18によってローラ6群を駆動回転させ
得、以てローラ6群により支持している物品(折畳みコ
ンテナ、コンテナ、ダンボールなど)を搬送経路9上で
搬送し得る。
【0036】また、アキュームユニット30のエアアク
チュエータ33を収縮動させて昇降フレーム31を下降
させることで、上位案内輪体34群の下降により無端回
動体18を前記ローラ6群に対して下方へ離間し得る。
このとき、アキュームユニット30のエアアクチュエー
タ33と可逆的に昇降動作するブレーキユニット40の
エアアクチュエータ41を伸展動させて昇降体42を上
昇させることになり、以てブレーキ部材47を前記ロー
ラ6群に下方から当接し得る。
【0037】これにより、無端回動体18の離間により
遊転していたローラ6群に制動力を作用させ、以てロー
ラ6群の回転を停止させて物品の搬送を停止し得る。そ
の際にブレーキ部材47は、凸状被係止部49と凹状係
止部45との係合により搬送経路9に沿った方向への位
置ずれを阻止していることで、その当接による制動は常
に好適に行える。
【0038】そして、アキュームユニット30を作用さ
せての物品搬送と、ブレーキユニット40を作用させて
の物品停止とを繰り返すことにより、搬送経路9上にお
いて物品を間欠搬送し得る。
【0039】このように、ブレーキ部材47を立ち上が
り部42bの複数箇所に嵌合させ、そして凸状被係止部
49と凹状係止部45との係合させることにより、ブレ
ーキ部材47を、位置ずれを阻止して設け得る。そして
ブレーキ部材47は、各ローラ6に対応して短く形成す
ればよくて、材料費は安価となり、またブレーキ部材4
7の嵌合離脱は簡単に行えて設計変更を容易に行える。
さらにブレーキ部材47が損傷したとき、該当するブレ
ーキ部材47を離脱させたのち、新たなブレーキ部材4
7を嵌合させればよく、その損傷による取り替えは迅速
かつ安価に行えることになる。
【0040】また、ローラ6群を搬送経路9の方向にお
いて複数のゾーンSに分け、各ゾーンS毎に配設したブ
レーキユニット40の動作を制御することで、搬送経路
9上における物品の停止(一時蓄積、停留)を、各ゾー
ンS毎に円滑かつ確実に行えることになる。
【0041】さらに凹状係止部45と凸状被係止部49
とにより、その嵌合を容易に行えるとともに、位置ずれ
の阻止を確実に行えることになる。しかも、左右で複数
の立ち上がり部42aの複数箇所に形成した凹状係止部
45の部分にそれぞれブレーキ部材47を設けること
で、各ローラ6に対しては、ローラ軸心方向の複数箇所
にブレーキ部材47を作用させ得、その制動は確実に行
えることになる。
【0042】また、ローラ6群の多くは、コンベヤ駆動
手段10の無端回動体18を下方から当接させること
で、容易に駆動回転し得ることになる。そして、ブレー
キユニット40とアキュームユニット30とを、ローラ
6群に対して可逆的に作用させることで、搬送経路9上
における物品の間欠搬送を、円滑かつ確実に行えること
になる。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態を、図8
に基づいて説明する。すなわち、ブレーキ部材57は、
左右の立ち上がり部42b間に設けられる幅として矩形
ブロック状に形成されている。そして下部側には、前記
立ち上がり部42bに上方から嵌合自在な一対の溝部5
8が、下方ならびに前後に開放されて形成されている。
そして、両溝部58内の中央部分にはそれぞれ、凹状係
止部45に対して上方から係合自在な凸状被係止部59
が一体に形成されている。
【0044】この第2の実施の形態によると、ローラコ
ンベヤ設備1を組み立てる際に、ブレーキユニット40
では、両立ち上がり部42bにおける左右の凹状係止部
45の部分に亘ってブレーキ部材57をセットする。す
なわちブレーキ部材57を、両溝部58を介して両立ち
上がり部42b間に上方から嵌合させ、そして各溝部5
8内にそれぞれ形成している凸状被係止部59を、両立
ち上がり部42bに形成している凹状係止部45に対し
て上方から係合させる。これら凸状被係止部59と凹状
係止部45との係合により、搬送経路9に沿った方向へ
の位置ずれを阻止した状態で、ブレーキ部材57を所定
の位置にセットし得る。
【0045】上記した実施の形態では、ブレーキユニッ
ト40の昇降動手段としてエアアクチュエータ41が採
用されているが、これは螺子軸形式やリンク使用形式な
どの昇降動手段であってもよい。
【0046】上記した実施の形態では、昇降体42に左
右一対の立ち上がり部42bを形成した構成とされてい
るが、これは1本の立ち上がり部42bを形成した構
成、2本以上で複数本の立ち上がり部42bを形成した
構成などであってもよい。
【0047】上記した実施の形態では、係止部として凹
状係止部45を、被係止部として凸状被係止部49,5
9を採用した形式が示されているが、これは逆、つまり
係止部として凸状係止部を、被係止部として凹状被係止
部を採用した形式などであってもよい。
【0048】上記した実施の形態では、ローラ6群が搬
送経路9の方向において複数のゾーンSに分けられ、各
ゾーンS毎にブレーキユニット40が配設された形式が
示されているが、これはゾーン分けせず、ローラコンベ
ヤ設備1に1つのブレーキユニット40が配設された形
式などであってもよい。
【0049】上記した実施の形態では、ローラ6群の多
くを、共通のコンベヤ駆動手段10の無端回動体18を
下方から当接させて駆動回転させる形式が示されている
が、これは各ゾーンS毎にコンベヤ駆動手段が配設され
る形式、共通のコンベヤ駆動手段であって、隣接したロ
ーラ6間が連動ベルトにより連動連結された形式などで
あってもよい。
【0050】上記した実施の形態では、ブレーキユニッ
ト40の側方にアキュームユニット30が対として配設
された形式が示されているが、これはアキュームユニッ
トが省略された形式などであってもよい。
【0051】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、ブ
レーキ部材を立ち上がり部の複数箇所に嵌合させ、その
被係止部を係止部に係合させることにより、ブレーキ部
材を、位置ずれを阻止して設けることができる。そして
ブレーキ部材は、各ローラに対応して短く形成すればよ
くて、材料費を安価にでき、またブレーキ部材の嵌合離
脱は簡単に行えて設計変更を容易に行うことができる。
さらにブレーキ部材が損傷したとき、該当するブレーキ
部材を離脱させたのち、新たなブレーキ部材を嵌合させ
ればよく、その損傷による取り替えは迅速かつ安価に行
うことができる。
【0052】また上記した本発明の請求項2によると、
各ゾーン毎に配設したブレーキユニットの動作を制御す
ることで、搬送経路上における物品の停止を、各ゾーン
毎に円滑かつ確実に行うことができる。
【0053】そして上記した本発明の請求項3による
と、凹状の係止部と凸状の被係止部とにより、その嵌合
を容易に行うことができるとともに、位置ずれの阻止を
確実に行うことができる。
【0054】さらに上記した本発明の請求項4による
と、係止部の部分にそれぞれブレーキ部材を設けること
で、各ローラに対しては、ローラ軸心方向の複数箇所に
ブレーキ部材を作用できて、その制動は確実に行うこと
ができる。
【0055】しかも上記した本発明の請求項5による
と、ローラ群の多くは、コンベヤ駆動手段の無端回動体
を下方から当接させることで、容易に駆動回転できる。
また上記した本発明の請求項6によると、ブレーキユニ
ットとアキュームユニットとを、ローラ群に対して可逆
的に作用させることで、搬送経路上における物品の間欠
搬送を、円滑かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、ローラコン
ベヤ設備の一部切り欠き平面図である。
【図2】同ローラコンベヤ設備の一部切り欠き側面図で
ある。
【図3】同ローラコンベヤ設備のブレーキ部材を取り付
けた部分での要部の縦断正面図である。
【図4】同ローラコンベヤ設備の他の部分での要部の縦
断正面図である。
【図5】同ローラコンベヤ設備のブレーキユニット部分
の平面図である。
【図6】同ローラコンベヤ設備のブレーキユニット部分
の縦断側面図である。
【図7】同ローラコンベヤ設備におけるブレーキユニッ
ト部分での一部切り欠き斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示し、ローラコン
ベヤ設備におけるブレーキユニット部分での一部切り欠
き斜視図である。
【符号の説明】
1 ローラコンベヤ設備 2 フレーム本体 3 コンベヤフレーム 6 ローラ 9 搬送経路 10 コンベヤ駆動手段 11 反転用案内輪体 13 モータ 14 駆動用輪体 15 反転用案内輪体 18 無端回動体 20 ユニットベース 30 アキュームユニット 31 昇降フレーム 33 エアアクチュエータ 34 上位案内輪体 35 昇降ガイド手段 36 ガイド体 39 付勢具 40 ブレーキユニット 41 エアアクチュエータ(昇降動手段) 42 昇降体 42a 横板部 42b 立ち上がり部 45 凹状係止部(係止部) 47 ブレーキ部材 48 溝部 49 凸状被係止部(被係止部) 50 昇降ガイド手段 51 ガイド体 54 付勢具 57 ブレーキ部材 58 溝部 59 凸状被係止部(被係止部) S ゾーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム本体側には、多数のローラとブ
    レーキユニットとが設けられ、このブレーキユニット
    は、昇降動手段に連動された昇降体と、この昇降体に設
    けられ前記ローラに対して下方から作用自在なブレーキ
    部材とからなり、前記昇降体には、立ち上がり部が搬送
    経路の方向に沿って形成されるとともに、この立ち上が
    り部の複数箇所には係止部が形成され、前記ブレーキ部
    材には、立ち上がり部に嵌合自在な溝部が形成されると
    ともに、この溝部には前記係止部に係合自在な被係止部
    が形成されていることを特徴とするローラコンベヤ設
    備。
  2. 【請求項2】 ローラ群は搬送経路の方向において複数
    のゾーンに分けられるとともに、各ゾーン毎にブレーキ
    ユニットが配設されていることを特徴とする請求項1記
    載のローラコンベヤ設備。
  3. 【請求項3】 立ち上がり部には係止部が凹状に形成さ
    れ、ブレーキ部材の溝部には被係止部が凸状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のローラ
    コンベヤ設備。
  4. 【請求項4】 昇降体には、左右で複数の立ち上がり部
    が形成されるとともに、各立ち上がり部の複数箇所に係
    止部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のローラコンベヤ設備。
  5. 【請求項5】 ローラ群の多くは、コンベヤ駆動手段の
    無端回動体が下方から当接されることで、駆動回転可能
    に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のローラコンベヤ設備。
  6. 【請求項6】 ブレーキユニットの側方にはアキューム
    ユニットが対として配設され、これらブレーキユニット
    とアキュームユニットとは、ローラ群に対して可逆的に
    作用されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載のローラコンベヤ設備。
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