JP3818083B2 - ローラコンベヤ設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば物品を間欠搬送(アキューム搬送)するのに採用されるローラコンベヤ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のローラコンベヤにおいてローラを制動させるものとしては、たとえば特開平8−133437号公報に見られるところの制動装置が提供されている。この従来構成は、コンベヤローラ群に対して駆動ベルトを下方から当接させることで、コンベヤローラ群に回転力が与えられ、そしてアクチュエータの作動によりブレーキパッドをコンベヤローラ群に対して下方から当接させることで、コンベヤローラ群を制動するように構成されている。
【0003】
その際にブレーキパッドは、長尺かつ中空の弾性体により構成され、そして1区間に相当する長さで昇降自在なブレーキパッド支持体上に、ほぼ全長に亘って配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来構成によると、ブレーキパッドは、1区間に相当する長さのものを使用することで材料費が高くなり、また設計変更は容易に行えない。そして、ブレーキパッドの作用箇所は、コンベヤローラ群に対向された複数の特定箇所であることから、これら特定箇所が損傷し易く、1〜2箇所の損傷によって高価なブレーキパッド全体の取り替えを行わなければならない。
【0005】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、ブレーキユニットを安価に構成し得るとともに、損傷による取り替えは迅速かつ安価に行えるローラコンベヤ設備を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のローラコンベヤ設備は、フレーム本体側には、複数のローラとブレーキユニットとが設けられ、このブレーキユニットは、昇降動手段に連動された昇降体と、この昇降体に設けられ前記ローラに対して下方から作用自在なブレーキ部材とからなり、前記昇降体には、立ち上がり部が搬送経路の方向に沿って形成されるとともに、この立ち上がり部のローラピッチに相当する複数箇所には係止部が形成され、前記ブレーキ部材は各ローラに対応して複数個であって、各ブレーキ部材には、立ち上がり部に嵌合自在な溝部が形成されるとともに、この溝部には前記係止部に係合自在な被係止部が形成されていることを特徴としたものである。
【0007】
したがって請求項1の発明によると、ブレーキ部材を立ち上がり部の複数箇所に嵌合させ、その被係止部を係止部に係合させることにより、ブレーキ部材を、位置ずれを阻止して設け得る。そしてブレーキ部材は、各ローラに対応して短く形成すればよく、またブレーキ部材の嵌合離脱は簡単に行える。さらにブレーキ部材が損傷したとき、該当するブレーキ部材を離脱させたのち、新たなブレーキ部材を嵌合させればよい。
【0008】
また本発明の請求項2記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1記載の構成において、ローラ群は搬送経路の方向において複数のゾーンに分けられるとともに、各ゾーン毎にブレーキユニットが配設されていることを特徴としたものである。
【0009】
したがって請求項2の発明によると、各ゾーン毎に配設したブレーキユニットの動作を制御することで、搬送経路上における物品の停止を、各ゾーン毎に行える。
【0010】
そして本発明の請求項3記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、立ち上がり部には係止部が凹状に形成され、ブレーキ部材の溝部には被係止部が凸状に形成されていることを特徴としたものである。
【0011】
したがって請求項3の発明によると、凹状の係止部と凸状の被係止部とにより、その嵌合を容易に行えるとともに、位置ずれの阻止を行える。
さらに本発明の請求項4記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、昇降体には、左右で複数の立ち上がり部が形成されるとともに、各立ち上がり部の複数箇所に係止部が形成されていることを特徴としたものである。
【0012】
したがって請求項4の発明によると、係止部の部分にそれぞれブレーキ部材を設けることで、各ローラに対しては、ローラ軸心方向の複数箇所にブレーキ部材を作用させ得る。
【0013】
しかも本発明の請求項5記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、ローラ群の多くは、コンベヤ駆動手段の無端回動体が下方から当接されることで、駆動回転可能に構成されていることを特徴としたものである。
【0014】
したがって請求項5の発明によると、ローラ群の多くを、コンベヤ駆動手段の無端回動体を下方から当接させることで駆動回転し得る。
また本発明の請求項6記載のローラコンベヤ設備は、上記した請求項1〜5のいずれかに記載の構成において、ローラ群の多くは、コンベヤ駆動手段の無端回動体が下方から当接されることで、駆動回転可能に構成され、ブレーキユニットの側方にはアキュームユニットが対として配設され、このアキュームユニットは、昇降用のエアアクチュエータに連動された昇降フレームと、この昇降フレームに設けられ前記無端回動体に対して下方から当接自在な案内輪体とからなり、これらブレーキユニットの昇降体とアキュームユニットの昇降フレームとは、ローラ群に対して可逆的に昇降作用されることを特徴としたものである。
【0015】
したがって請求項6の発明によると、ブレーキユニットの昇降体とアキュームユニットの昇降フレームとを、ローラ群に対して可逆的に昇降作用させることで、搬送経路上における物品の間欠搬送を行える。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図7に基づいて説明する。
図1〜図3において、ローラコンベヤ設備1のフレーム本体2は、左右一対のコンベヤフレーム3と、両コンベヤフレーム3の下部間に設けられた連結フレーム4などにより構成され、そして、コンベヤフレーム3の下部間でかつ長さ方向における複数箇所には脚部材5が連結されている。
【0017】
両コンベヤフレーム3間には、長さ方向における多数箇所に位置されてローラ6が遊転自在に設けられている。すなわちローラ6群は、前記コンベヤフレーム3に形成された六角孔(または切り欠き部)にローラ軸7の六角軸部が位置されることで、両コンベヤフレーム3間で遊転自在に支持されている。これにより、ローラ6群の上方に搬送経路9が形成される。
【0018】
前記フレーム本体2内でかつ一方のコンベヤフレーム3側の位置にはコンベヤ駆動手段10が配設されている。すなわち、ローラ6群の下方で搬送経路9の両端にはそれぞれ反転用案内輪体11が配設されるとともに、これら反転用案内輪体11間にはユニットベース20が配設されている。そしてユニットベース20上には、搬送経路9を4つのゾーン(複数のゾーン)Sに分けた状態でアキュームユニット30が設けられるとともに、各アキュームユニット30の内側方にはブレーキユニット40が対として配設されている。
【0019】
両コンベヤフレーム3の下部間にボックス状の駆動部フレーム12が設けられ、この駆動部フレーム12に減速機付きのモータ13が搭載されるとともに、モータ13の出力軸には駆動用輪体14が設けられている。さらにモータ13の近くにおいて、一方のコンベヤフレーム12には一対の反転用案内輪体15が設けられるとともに、駆動部フレーム12には位置調整自在なテンション用案内輪体16が設けられている。
【0020】
駆動用の無端ベルトなどからなる無端回動体18は、両反転用案内輪体11とアキュームユニット30群とに亘って上方から掛けられて、前記ローラ6群に下方から当接自在に構成されるとともに、その当接により回転動力が伝達されるように構成されている。さらに、下位案内輪体17群に上方から掛けられるとともに、両反転用案内輪体15、テンション用案内輪体16に掛けられたのち、駆動用輪体14に掛けられることで、回動力が付与される構成になっている。
【0021】
すなわちローラ6群の多くは、コンベヤ駆動手段10の無端回動体18が下方から当接されることで駆動回転可能に構成されている。以上の11〜18などによりコンベヤ駆動手段10の一例が構成される。
【0022】
前記ユニットベース20は前記連結フレーム4の上方に位置されている。そしてユニットベース20と連結フレーム4との間にスペーサ21が配設されたのち、結合具(ボルト・ナット)22により結合される。その際に、スペーサ21の高さ寸法により決定されるユニットベース20と連結フレーム4との間隔(隙間)によって、前記無端回動体18のリターン経路19が形成される。
【0023】
図1〜図4において、前記ローラ6群は搬送経路9の方向において4つのゾーンSに分けられるとともに、各ゾーンS毎に前記アキュームユニット30が配設されている。これらアキュームユニット30は、ユニットベース20との間に設けられた昇降ガイド手段35に案内される昇降フレーム31と、これらユニットベース20と昇降フレーム31との間に設けられた昇降用のエアアクチュエータ33と、前記昇降フレーム31における搬送経路9の方向の4箇所(複数箇所)に設けられた上位案内輪体34などにより構成されている。そして上位案内輪体34群は、前記無端回動体18に対して下方から当接自在に構成されている。
【0024】
前記昇降ガイド手段35は、前記昇降フレーム31に形成されたガイド用貫通孔32に上方から通されたガイド体36が、連結具(ボルト・ナット)37によりユニットベース20側に連結されている。このガイド体36には、昇降フレーム31の上面が当接自在な上昇限規制面36aが下向きに形成され、またガイド体36の下部には、昇降フレーム31の下面が当接自在な下降限規制部材38が外嵌されている。そしてガイド体36の上端部分と昇降フレーム31との間には、昇降フレーム31を下降付勢する付勢具(ばねなど)39が設けられている。
【0025】
これにより昇降フレーム31は、上昇限規制面36aと下降限規制部材38とにより規制された範囲内で昇降自在に構成され、そして通常は、付勢具39による付勢力によって下降付勢されている。前記エアアクチュエータ33は、ユニットベース20と昇降フレーム31との間に設けられ、その伸展動によって、前記付勢具39による付勢力に抗して昇降フレーム31を上昇動させるように構成されている。以上の35〜39などにより昇降ガイド手段35の一例が構成され、そして31〜39などによりアキュームユニット30の一例が構成される。
【0026】
図1、図3〜図6において、各アキュームユニット30の内側方で前記フレーム本体2側には、それぞれブレーキユニット40が対として配設され、これらブレーキユニット40とアキュームユニット30とは、ローラ6群に対して可逆的に作用されるように構成されている。
【0027】
すなわち、搬送経路9の方向において、各ゾーンS毎に配設されている前記ブレーキユニット40は、エアアクチュエータ(昇降動手段の一例)41に連動された昇降体42と、この昇降体42に設けられ前記ローラ6群に対して下方から作用自在(当接自在)なブレーキ部材47などから構成されている。前記昇降体42は、横板部42aと、この横板部42aの左右縁部から上方へと折り曲げ状に連設された一対(複数)の立ち上がり部42bとにより、上部開放のC字レール状(C字フレーム状)に形成されている。
【0028】
そして横板部42aには、その長さ方向における2箇所(複数箇所)にガイド用貫通孔43が形成されるとともに、これらガイド用貫通孔43の内側には昇降動手段用貫通部44が形成されている。また、搬送経路9の方向に沿って形成された両立ち上がり部42bには、その長さ方向における複数箇所に凹状係止部45が形成されている。ここで凹状係止部45は、ローラピッチに相当して形成されている。
【0029】
前記ブレーキ部材47は、たとえばゴムにより矩形ブロック状に形成されている。その際に下部側には、前記立ち上がり部42bに上方から嵌合自在な溝部48が、下方ならびに前後に開放されて形成されている。そして、この溝部48内の中央部分には、前記凹状係止部45に対して上方から係合自在な凸状被係止部49が一体に形成されている。
【0030】
前記ユニットベース20側には、ブレーキユニット40の昇降ガイド手段50が設けられている。すなわち、横板部42aに形成されたガイド用貫通孔43に上方から通されたガイド体51が、連結具(ボルト・ナット)52によりユニットベース20側に連結されている。このガイド体51には、横板部42aの上面が当接自在な上昇限規制面51aが下向きに形成され、またガイド体51の下部には、横板部42aの下面が当接自在な下降限規制部材53が外嵌されている。そしてガイド体51の上端部分と横板部42aとの間には、昇降体42を下降付勢する付勢具(ばねなど)54が設けられている。
【0031】
これにより昇降体42は、上昇限規制面51aと下降限規制部材53とにより規制された範囲内で昇降自在に構成され、そして通常は、付勢具54による付勢力によって下降付勢されている。前記エアアクチュエータ41は、ユニットベース20と昇降体42との間に設けられ、その伸展動によって、前記付勢具54による付勢力に抗して昇降体42を上昇動させるように構成されている。
【0032】
なお昇降動手段用貫通部44は配管などに利用されている。ここでアキュームユニット30のエアアクチュエータ33とブレーキユニット40のエアアクチュエータ41とは、可逆的に昇降動作するように構成されている。以上の51〜54などにより昇降ガイド手段50の一例が構成され、そして41〜54などによりブレーキユニット40の一例が構成される。
【0033】
以下に、上記した第1の実施の形態における作用を説明する。
ローラコンベヤ設備1を組み立てる際に、ブレーキユニット40では、両立ち上がり部42bの各凹状係止部45の部分にそれぞれブレーキ部材47をセットする。すなわちブレーキ部材47を、その溝部48を介して立ち上がり部42bに上方から嵌合させ、そして溝部48内に形成している凸状被係止部49を、立ち上がり部42bに形成している凹状係止部45に対して上方から係合させる。この凸状被係止部49と凹状係止部45との係合により、搬送経路9に沿った方向への位置ずれを阻止した状態で、ブレーキ部材47を所定の位置にセットし得る。
【0034】
所定の状態に組み立てたローラコンベヤ設備1においては、コンベヤ駆動手段10におけるモータ13の駆動により、無端回動体18を回動し得る。その際に無端回動体18は、反転用案内輪体15間の作用経路部においては各アキュームユニット30の上位案内輪体34群により支持案内され、またリターン経路19においては下位案内輪体17群により支持案内されながら、連結フレーム4とユニットベース20との間を通過する。
【0035】
このようにして無端回動体18を回動させる際に、アキュームユニット30のエアアクチュエータ33を伸展動させて昇降フレーム31を上昇させることで、上位案内輪体34群により無端回動体18を上昇させて、前記ローラ6群に下方から当接し得る。これにより、無端回動体18によってローラ6群を駆動回転させ得、以てローラ6群により支持している物品(折畳みコンテナ、コンテナ、ダンボールなど)を搬送経路9上で搬送し得る。
【0036】
また、アキュームユニット30のエアアクチュエータ33を収縮動させて昇降フレーム31を下降させることで、上位案内輪体34群の下降により無端回動体18を前記ローラ6群に対して下方へ離間し得る。このとき、アキュームユニット30のエアアクチュエータ33と可逆的に昇降動作するブレーキユニット40のエアアクチュエータ41を伸展動させて昇降体42を上昇させることになり、以てブレーキ部材47を前記ローラ6群に下方から当接し得る。
【0037】
これにより、無端回動体18の離間により遊転していたローラ6群に制動力を作用させ、以てローラ6群の回転を停止させて物品の搬送を停止し得る。その際にブレーキ部材47は、凸状被係止部49と凹状係止部45との係合により搬送経路9に沿った方向への位置ずれを阻止していることで、その当接による制動は常に好適に行える。
【0038】
そして、アキュームユニット30を作用させての物品搬送と、ブレーキユニット40を作用させての物品停止とを繰り返すことにより、搬送経路9上において物品を間欠搬送し得る。
【0039】
このように、ブレーキ部材47を立ち上がり部42bの複数箇所に嵌合させ、そして凸状被係止部49と凹状係止部45との係合させることにより、ブレーキ部材47を、位置ずれを阻止して設け得る。そしてブレーキ部材47は、各ローラ6に対応して短く形成すればよくて、材料費は安価となり、またブレーキ部材47の嵌合離脱は簡単に行えて設計変更を容易に行える。さらにブレーキ部材47が損傷したとき、該当するブレーキ部材47を離脱させたのち、新たなブレーキ部材47を嵌合させればよく、その損傷による取り替えは迅速かつ安価に行えることになる。
【0040】
また、ローラ6群を搬送経路9の方向において複数のゾーンSに分け、各ゾーンS毎に配設したブレーキユニット40の動作を制御することで、搬送経路9上における物品の停止(一時蓄積、停留)を、各ゾーンS毎に円滑かつ確実に行えることになる。
【0041】
さらに凹状係止部45と凸状被係止部49とにより、その嵌合を容易に行えるとともに、位置ずれの阻止を確実に行えることになる。
しかも、左右で複数の立ち上がり部42aの複数箇所に形成した凹状係止部45の部分にそれぞれブレーキ部材47を設けることで、各ローラ6に対しては、ローラ軸心方向の複数箇所にブレーキ部材47を作用させ得、その制動は確実に行えることになる。
【0042】
また、ローラ6群の多くは、コンベヤ駆動手段10の無端回動体18を下方から当接させることで、容易に駆動回転し得ることになる。
そして、ブレーキユニット40とアキュームユニット30とを、ローラ6群に対して可逆的に作用させることで、搬送経路9上における物品の間欠搬送を、円滑かつ確実に行えることになる。
【0043】
次に、本発明の第2の実施の形態を、図8に基づいて説明する。
すなわち、ブレーキ部材57は、左右の立ち上がり部42b間に設けられる幅として矩形ブロック状に形成されている。そして下部側には、前記立ち上がり部42bに上方から嵌合自在な一対の溝部58が、下方ならびに前後に開放されて形成されている。そして、両溝部58内の中央部分にはそれぞれ、凹状係止部45に対して上方から係合自在な凸状被係止部59が一体に形成されている。
【0044】
この第2の実施の形態によると、ローラコンベヤ設備1を組み立てる際に、ブレーキユニット40では、両立ち上がり部42bにおける左右の凹状係止部45の部分に亘ってブレーキ部材57をセットする。すなわちブレーキ部材57を、両溝部58を介して両立ち上がり部42b間に上方から嵌合させ、そして各溝部58内にそれぞれ形成している凸状被係止部59を、両立ち上がり部42bに形成している凹状係止部45に対して上方から係合させる。これら凸状被係止部59と凹状係止部45との係合により、搬送経路9に沿った方向への位置ずれを阻止した状態で、ブレーキ部材57を所定の位置にセットし得る。
【0045】
上記した実施の形態では、ブレーキユニット40の昇降動手段としてエアアクチュエータ41が採用されているが、これは螺子軸形式やリンク使用形式などの昇降動手段であってもよい。
【0046】
上記した実施の形態では、昇降体42に左右一対の立ち上がり部42bを形成した構成とされているが、これは1本の立ち上がり部42bを形成した構成、2本以上で複数本の立ち上がり部42bを形成した構成などであってもよい。
【0047】
上記した実施の形態では、係止部として凹状係止部45を、被係止部として凸状被係止部49,59を採用した形式が示されているが、これは逆、つまり係止部として凸状係止部を、被係止部として凹状被係止部を採用した形式などであってもよい。
【0048】
上記した実施の形態では、ローラ6群が搬送経路9の方向において複数のゾーンSに分けられ、各ゾーンS毎にブレーキユニット40が配設された形式が示されているが、これはゾーン分けせず、ローラコンベヤ設備1に1つのブレーキユニット40が配設された形式などであってもよい。
【0049】
上記した実施の形態では、ローラ6群の多くを、共通のコンベヤ駆動手段10の無端回動体18を下方から当接させて駆動回転させる形式が示されているが、これは各ゾーンS毎にコンベヤ駆動手段が配設される形式、共通のコンベヤ駆動手段であって、隣接したローラ6間が連動ベルトにより連動連結された形式などであってもよい。
【0050】
上記した実施の形態では、ブレーキユニット40の側方にアキュームユニット30が対として配設された形式が示されているが、これはアキュームユニットが省略された形式などであってもよい。
【0051】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、ブレーキ部材を立ち上がり部の複数箇所に嵌合させ、その被係止部を係止部に係合させることにより、ブレーキ部材を、位置ずれを阻止して設けることができる。そしてブレーキ部材は、各ローラに対応して短く形成すればよくて、材料費を安価にでき、またブレーキ部材の嵌合離脱は簡単に行えて設計変更を容易に行うことができる。さらにブレーキ部材が損傷したとき、該当するブレーキ部材を離脱させたのち、新たなブレーキ部材を嵌合させればよく、その損傷による取り替えは迅速かつ安価に行うことができる。
【0052】
また上記した本発明の請求項2によると、各ゾーン毎に配設したブレーキユニットの動作を制御することで、搬送経路上における物品の停止を、各ゾーン毎に円滑かつ確実に行うことができる。
【0053】
そして上記した本発明の請求項3によると、凹状の係止部と凸状の被係止部とにより、その嵌合を容易に行うことができるとともに、位置ずれの阻止を確実に行うことができる。
【0054】
さらに上記した本発明の請求項4によると、係止部の部分にそれぞれブレーキ部材を設けることで、各ローラに対しては、ローラ軸心方向の複数箇所にブレーキ部材を作用できて、その制動は確実に行うことができる。
【0055】
しかも上記した本発明の請求項5によると、ローラ群の多くは、コンベヤ駆動手段の無端回動体を下方から当接させることで、容易に駆動回転できる。
また上記した本発明の請求項6によると、ブレーキユニットの昇降体とアキュームユニットの昇降フレームとを、ローラ群に対して可逆的に昇降作用させることで、搬送経路上における物品の間欠搬送を、円滑かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、ローラコンベヤ設備の一部切り欠き平面図である。
【図2】同ローラコンベヤ設備の一部切り欠き側面図である。
【図3】同ローラコンベヤ設備のブレーキ部材を取り付けた部分での要部の縦断正面図である。
【図4】同ローラコンベヤ設備の他の部分での要部の縦断正面図である。
【図5】同ローラコンベヤ設備のブレーキユニット部分の平面図である。
【図6】同ローラコンベヤ設備のブレーキユニット部分の縦断側面図である。
【図7】同ローラコンベヤ設備におけるブレーキユニット部分での一部切り欠き斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示し、ローラコンベヤ設備におけるブレーキユニット部分での一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 ローラコンベヤ設備
2 フレーム本体
3 コンベヤフレーム
6 ローラ
9 搬送経路
10 コンベヤ駆動手段
11 反転用案内輪体
13 モータ
14 駆動用輪体
15 反転用案内輪体
18 無端回動体
20 ユニットベース
30 アキュームユニット
31 昇降フレーム
33 エアアクチュエータ
34 上位案内輪体
35 昇降ガイド手段
36 ガイド体
39 付勢具
40 ブレーキユニット
41 エアアクチュエータ(昇降動手段)
42 昇降体
42a 横板部
42b 立ち上がり部
45 凹状係止部(係止部)
47 ブレーキ部材
48 溝部
49 凸状被係止部(被係止部)
50 昇降ガイド手段
51 ガイド体
54 付勢具
57 ブレーキ部材
58 溝部
59 凸状被係止部(被係止部)
S ゾーン

Claims (6)

  1. フレーム本体側には、複数のローラとブレーキユニットとが設けられ、このブレーキユニットは、昇降動手段に連動された昇降体と、この昇降体に設けられ前記ローラに対して下方から作用自在なブレーキ部材とからなり、前記昇降体には、立ち上がり部が搬送経路の方向に沿って形成されるとともに、この立ち上がり部のローラピッチに相当する複数箇所には係止部が形成され、前記ブレーキ部材は各ローラに対応して複数個であって、各ブレーキ部材には、立ち上がり部に嵌合自在な溝部が形成されるとともに、この溝部には前記係止部に係合自在な被係止部が形成されていることを特徴とするローラコンベヤ設備。
  2. ローラ群は搬送経路の方向において複数のゾーンに分けられるとともに、各ゾーン毎にブレーキユニットが配設されていることを特徴とする請求項1記載のローラコンベヤ設備。
  3. 立ち上がり部には係止部が凹状に形成され、ブレーキ部材の溝部には被係止部が凸状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のローラコンベヤ設備。
  4. 昇降体には、左右で複数の立ち上がり部が形成されるとともに、各立ち上がり部の複数箇所に係止部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のローラコンベヤ設備。
  5. ローラ群の多くは、コンベヤ駆動手段の無端回動体が下方から当接されることで、駆動回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のローラコンベヤ設備。
  6. ローラ群の多くは、コンベヤ駆動手段の無端回動体が下方から当接されることで、駆動回転可能に構成され、ブレーキユニットの側方にはアキュームユニットが対として配設され、このアキュームユニットは、昇降用のエアアクチュエータに連動された昇降フレームと、この昇降フレームに設けられ前記無端回動体に対して下方から当接自在な案内輪体とからなり、これらブレーキユニットの昇降体とアキュームユニットの昇降フレームとは、ローラ群に対して可逆的に昇降作用されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のローラコンベヤ設備。
JP2001130473A 2001-04-27 2001-04-27 ローラコンベヤ設備 Expired - Fee Related JP3818083B2 (ja)

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