JP2003104534A - ユニットコンベア及び搬送装置 - Google Patents
ユニットコンベア及び搬送装置Info
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Abstract
行えるユニットコンベア及び搬送装置を提供する。 【解決手段】 ユニットコンベア1は、隣接するユニッ
トコンベア1との間だけで交信を行うようにし、その隣
合うコンベア1のワークWの有無状態に基づいて搬入、
搬出動作を行うようにした。また、前記ユニットコンベ
ア1を複数連結することによって搬送ラインとしての搬
送装置を構成することができる。
Description
及び搬送装置に関するものである。
を搬送する搬送装置は作業労力の低減、作業時間の短縮
を図る上で不可欠なものである。そのため、工場、倉庫
等において、搬送装置で構成される搬送(物流)ライン
は複雑かつ多岐にわたって張り巡らされている。
高度かつ複雑になり、それに伴って複雑かつ多岐にわた
って張り巡らされた搬送装置全体をコンピュータによっ
て集中管理されている。
は、搬送ラインの上流から下流まで連なったコンベア装
置を設置した後、その設置した搬送装置を集中管理する
コンピュータのプログラムを使用して搬送装置を試運転
し、そのプログラムの不具合を取り除き、完全なプログ
ラムを作成して完成する。
の労力と時間を要し、搬送装置は高額なものとなってい
た。また、既存の搬送ラインを部分的に変更したり、延
長する場合、既存の装置を必要以上に解体し改造し、試
運転して不具合を取り除き完全なプログラムを再度作成
しなければならず、多大な労力と時間を要していた。
されたものであって、その目的は、搬送ラインの設計及
びそれに伴う組み立てが容易なユニットコンベア及び搬
送装置を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明は、ワークを搬送する搬送
体と、その搬送体を駆動制御するモータと、前記ワーク
に搬入する搬入センサと前記ワークの搬出を検出する搬
出センサとを備えるとともに、前記ワークが搬入されて
くる上流側のコンベアとの間でワークの有無を交信して
前記モータを駆動制御するとともに、前記ワークが搬出
される下流側のコンベアとの間でワークの有無を交信し
て前記モータを駆動制御するコントローラを備えたこと
を要旨とする。
のユニットコンベアにおいて、前記搬送体は搬送ローラ
であることを要旨とする。請求項3に記載の発明は、請
求項1に記載のユニットコンベアにおいて、搬入側には
前記ワークの搬入を規制する搬入規制手段と、搬出側に
は前記ワークの搬出を規制する搬出規制手段とを備え、
前記コントローラは、前記ワークを搬入するとき、前記
搬入規制手段を規制位置から非規制位置に制御するとと
もに、前記ワークを搬出するとき、前記搬出規制手段を
規制位置から非規制位置に制御することを要旨とする。
る搬送体と、その搬送体を駆動するモータと、前記ワー
クに搬入を検出する搬入する搬入センサと、前記ワーク
の搬出を検出する搬出センサとを備えるとともに、前記
ワークが搬入されてくる上流側のコンベアとの間でワー
クの有無を交信して前記モータを駆動制御するととも
に、前記ワークが搬出される下流側のコンベアとの間で
ワークの有無を交信して前記モータを駆動制御するコン
トローラを備えたユニットコンベアを互いに連結したこ
とを要旨とする。
の搬送装置において、前記各ユニットコンベアの搬送体
は、搬送ローラであることを要旨とする。 (作用)請求項1〜3に記載の発明によれば、前記ユニ
ットコンベアのコントローラは、自身の動作処理を実行
する回路と自身の動作処理及び隣接するユニットコンベ
アの動作状態とを伝達するための回路を実装しているだ
けであるため、その電気的構成は簡単である。従って、
前記ユニットコンベアの生産コストを低減させることが
できる。
前記ユニットコンベアにおいて、その搬入側及び搬出側
には、それぞれ、前記ワークの搬入及び搬出を規制する
搬入規制手段及び搬出規制手段とを備えている。従っ
て、ワークを確実に搬送することができる。
搬送装置はその動作状態の処理を独立して実行すること
ができる前記ユニットコンベアを複数連結することによ
って構成される。従って、前記搬送装置の搬送ラインの
増設、又は、その付加分のユニットコンベア及びそのコ
ントローラと、隣接するユニットコンベア及びそのコン
トローラとを連結するだけで容易に行うことができる。
そのため、搬送装置の組み立てや増設、または変更に伴
う動作処理制御を行うコンピュータプログラムの再設計
等に費やされる時間やその労力は軽減される。従って、
搬送装置の生産コストを低減させることができる。
形態を図1〜図5に従って説明する。図1はユニットコ
ンベアの斜視図、図2はユニットコンベアの平面図、図
3はコントロールボックスの正面図、図4はユニットコ
ンベアで構成した搬送装置の全体斜視図を示し、図5は
その電気的構成を示すブロック回路を示す。
右一対の基台2の上面にフレーム3がそれぞれ固設され
ている。その左右一対のフレーム3間には、複数個(図
1では4個)の搬送ローラ4が所定の間隔で配設されて
いる。各ローラ4は、その左側フレーム3に設けられた
直流モータMに回転可能に支持されている。従って、前
記搬送ローラ4は前記モータMが回転するとともに回転
し、モータMが一方向に回転することによって、前記搬
送ローラ4上に載置されたワークWは一方向に搬送され
ることになる。
なる発光器6aが設けられ、右側フレーム3の後端部に
は前記発光器6aから照射される光を受光する受光素子
からなる受光器6bが設けられている。そして、発光器
6aと受光器6bとで搬入センサとしての搬入側センサ
6(図5参照)を構成し、発光器6aと受光器6bの間
を通過するワークWを検出するようになっている。一
方、左側フレーム3の前端部には発光素子からなる発光
器7aが設けられ、右側フレーム3の前端部には前記発
光器7aから照射される光を受光する受光素子からなる
受光器7bが設けられている。そして、発光器7aと受
光器7bとで搬出センサとしての搬出側センサ7(図5
参照)を構成し、発光器7aと受光器7bの間を通過す
るワークWを検出するようになっている。
1及び図2に示すように、搬入規制手段としての搬入側
エアシリンダ8が配設され、そのピストンロッドの先端
部にはストッパ部材9が取着されている。そして、搬入
側エアシリンダ8のピストンロッドが収縮していると
き、ストッパ部材9は前記搬送ローラ4より下方位置に
配置され、前記ワークWの通過を許容するようになって
いる。反対に、搬入側エアシリンダ8のピストンロッド
が伸長しているとき、ストッパ部材9は前記搬送ローラ
4より上方位置に配置され、前記ワークWの通過を規制
するようになっている。
1及び図2に示すように、搬出規制手段としての搬出側
エアシリンダ10が配設され、そのピストンロッドの先
端部にストッパ部材11が取着されている。そして、搬
出側エアシリンダ10のピストンロッドが収縮している
とき、ストッパ部材11は前記搬送ローラ4より下方位
置に配設され、前記ワークWの通過を許容するようにな
っている。反対に、搬出側エアシリンダ10のピストン
ロッドが伸長しているとき、ストッパ部材11は前記搬
送ローラ4より上方位置に配置され、前記ワークWの通
過を規制するようになっている。
ローラとしてのコントロールボックス20が固設されて
いる。コントロールボックス20は、分離可能なボック
スであって、ボックス本体20aとスイッチボックス2
0bとから構成されている。前記コントロールボックス
20には、前記モータM、搬入側及び搬出側エアシリン
ダ8,10を駆動制御するための制御回路が内蔵されて
いる。図3に、そのコントロールボックス20の正面図
を示し、その正面左側にはデットマンスイッチ21と6
個のモード設定スイッチ22a〜22fが配設されてい
る。デットマンスイッチ21は、このユニットコンベア
1を各個動作させる際に6個のモード設定スイッチ22
a〜22fと協働して操作される。
ード設定スイッチ22aが操作されると、ユニットコン
ベア1に対してワークWを搬入側から搬出側に搬送する
方向に前記各モータMを正転駆動させるための各個動作
が実行される。デッドマンスイッチ21と第2モード設
定スイッチ22bが操作されると、ユニットコンベア1
に対してワークWを搬出側から搬入側に搬送する方向に
前記各モータMを逆転駆動させるための各個動作が実行
される。デッドマンスイッチ21と第3モード設定スイ
ッチ22cが操作されると、ユニットコンベア1に対し
て前記ストッパ部材9,11を前記下方位置から上方位
置に移動させるために各エアシリンダ8,10を伸長駆
動させるための各個動作が実行される。デッドマンスイ
ッチ21と第4モード設定スイッチ22dが操作される
と、ユニットコンベア1に対して前記ストッパ部材9,
11を前方上方位置から下方位置に移動させるために各
エアシリンダ8,10を収縮駆動させるための各個動作
が実行される。
スイッチ22eが操作されると、搬入側のユニットコン
ベアに前記ユニットコンベア1の向きを合わせ、ワーク
Wを搬入し、同ユニットコンベア1の搬出側を搬出側の
ユニットコンベア1に搬送するための各個動作が実行さ
れる。
スイッチ22fが操作されると、搬入側のユニットコン
ベアにユニットコンベア1の向きを合わせ、ワークWを
搬入し、その後、前記ユニットコンベア1の搬出側を搬
出側のユニットコンベアの向きを合わせる。そして、ワ
ークWを搬出側ユニットコンベア1に搬送する方向に前
記各モータMを逆転駆動させるための各個動作が実行さ
れる。
2fは、隣接する他のユニットコンベア1と連係して搬
送動作(オンライン動作)を行うために自身のユニット
コンベア1が実行する動作(動作モード)を設定する際
に使用される。動作モードの設定動作は、まず、6個の
モード設定スイッチ22a〜22fのうち予め定めた3
個のスイッチを同時に操作したのち、所定のオンライン
動作のための動作モードがモード設定スイッチ22a〜
22fのいずれかを操作することによって設定される。
ドは、コンベアパターンモード、ストッパーパターンモ
ード、逆転パターンモード、反転パターンモード、反転
・逆転パターンモードの6種類がある。
コンベア1が搬入側から搬入されるワークWを搬出側に
搬送する動作を実行するモードである。詳述すると、隣
の搬入側のユニットコンベアと信号線を介してワークW
の有無の交信を行い、隣の搬入側のユニットコンベアに
ワークWが有り、自身のユニットコンベア1にワークW
が無い場合に、モータMを正回転してワークWを搬入さ
せる。又、隣の搬出側のユニットコンベアと信号線を介
してワークWの有無の交信を行い、隣の搬出側のユニッ
トコンベアにワークWが無く,自身のユニットコンベア
1にワークWがある場合に、モータMを正回転してワー
クWを搬出させる。つまり、両隣のユニットコンベアと
ワークWの有無の交信を行って、ワークWを隣の搬入側
のユニットコンベアから隣の搬出側のユニットコンベア
1に前記モータMのみを制御して搬入する動作モードで
ある。このコンベアパターンモードは、第1モード設定
スイッチ22aを操作することによって設定される。
から搬入されるワークWを一旦停止させた後に搬出側の
ユニットコンベアに搬出する動作を実行するモードであ
る。詳述すると、隣の搬入側のユニットコンベアと信号
線をワークWの有無の交信を行い、隣の搬入側のユニッ
トコンベアにワークWがあり、自身のユニットコンベア
1にワークWが無い場合に、モータMを正回転してワー
クWを搬入させた後に同モータMを停止させ、ワークW
をコンベア1上で待機状態にする。このとき、搬入側エ
アシリンダ8のストッパ部材9は下方位置に、搬出側エ
アシリンダ10のストッパ部材11は上方位置にそれぞ
れ事前に配置する。次に、隣の搬出側のユニットコンベ
アと信号線をワークWの有無の交信を行い、隣の搬出側
のユニットコンベアにワークWが無い場合に、搬入側エ
アシリンダ10のストッパ部材9を上方位置に、搬出側
エアシリンダ10のストッパ部材11を下方位置に配置
した後、モータMを正回転してワークWを搬出させる。
つまり、両隣のユニットコンベアとワークW1の有無の
交信を行い前記モータM及びエアシリンダ8,10を制
御して、ワークWを隣の搬入側のユニットコンベアから
隣の搬出側のユニットコンベアに搬送する際に一旦停止
させた後、搬出させる動作モードである。このストッパ
ーパターンモードは、第2モード設定スイッチ22bを
操作することによって設定される。
ットコンベアと搬出側のユニットコンベアの向きが相違
する場合に使用され、自身のユニットコンベア1を搬入
の時には搬入側のユニットコンベアの向きを合わせて前
記モータMを正転させてワークWの搬出を行う。次に自
身のユニットコンベア1の搬入側を隣の搬出側のユニッ
トコンベアの向きに合わせて前記モータMを逆転させて
ワークWの搬出を行う。つまり、この場合、ユニットコ
ンベア1全体の向きを変える図示しない回転テーブルが
付加装備される必要があり、該回転テーブルを追加装備
したユニットコンベア1にのみ実行できるモードであ
る。この逆転パターンモードは、第3モード設定スイッ
チ22cを操作することによって設定される。
ットコンベアと搬出側のユニットコンベアの向きが相違
する場合に使用され、自身のユニットコンベア1を搬入
の時には搬入側のユニットコンベアの向きを合わせて前
記ストッパーパターンモードのようにワークWの搬入を
行う。次に、自身のユニットコンベア1の搬出側を搬出
入側のユニットコンベアの向きに合わせて前記モータM
を正転させてワークWの搬出を行う。このワークWの受
け渡しの際、ストッパーパターンモードと同様に搬入側
エアシリンダ8及び搬出側エアシリンダ10を駆動制御
する。つまり、この場合、ユニットコンベア1全体の向
きを変える図示しない回転テーブルが付加装備される必
要があり、該回転テーブルを追加装備したユニットコン
ベア1にのみ実行だきる動作モードである。この反転パ
ターンモードは、第4モード設定スイッチdを操作する
ことによって設定される。
転パターンモードと同様に、搬入側のユニットコンベア
と搬出側のユニットコンベアの向きが相違する場合に使
用され、自身のユニットコンベア1を搬入の時には搬入
側のユニットコンベアの向きを合わせて前記ストッパー
パターンモードのようにワークWの搬入を行う。次に、
自身のユニットコンベア1の搬入側を搬出側のユニット
コンベアの向きに合わせて前記モータMを逆転させてワ
ークWの搬出を行う。このワークWの受け渡しの際、ス
トッパーパターンモードと同様に搬入側エアシリンダ8
及び搬出側エアシリンダ10を駆動制御する。つまり、
この場合、ユニットコンベア1全体の向きを変える図示
しない回転テーブルが付加装備される必要があり、該回
転テーブルを追加装備したユニットコンベア1にのみ実
行できる動作モードである。この反転・逆転パターンモ
ードは、第5モード設定スイッチ22eを操作すること
によって設定される。
には状態表示ランプ23、キースイッチ24、及び、コ
ネクタ25が配設されている。状態表示ランプ23は、
このユニットコンベア1の各種動作状態を表示するもの
であって、同ランプ23の各種の点滅状態でそれぞれの
動作状態を示すようになっている。前記キースイッチ2
4は、このユニットコンベア1を動作させるための電源
スイッチであって、所定のキーを同キースイッチ24の
キーシリンダに挿入し、回転操作することによってオン
・オフ設定される。前記キースイッチ24は、その操作
位置によって、各個運転、オンライン動作、ユニットコ
ンベア1だけが単独で動作させる単独動作を設定するよ
うになっている。
コンベア1との間での信号の送受を行う信号線と、隣の
搬出側ユニットコンベア1との間での信号の送受を行う
信号線とを接続するコネクタである。
続することによって構成された搬送装置である。ここ
で、図4に示すように、ワークWは搬入側のユニットコ
ンベアAから搬出側のユニットコンベアDに搬送される
ものとする。即ち、前記コンベアA,Dのパターンモー
ドはストッパーパターンモードに設定されており、コン
ベアB,Cのパターンモードはそれぞれコンベアパター
ンモードに設定されている。また、ここで、前記ユニッ
トコンベアA,Dは前記ユニットコンベア1と同じもの
であり、前記ユニットコンベアB,Cは前記ユニットコ
ンベア1において、前記エアシリンダ8,10を取り除
いたこと以外は同ユニットコンベア1と同じものであ
る。また、それぞれのユニットコンベア間の交信は信号
線Pを介して各コントロールボックス20A〜20D同
士が接続されることによって行われており、さらに、前
記キースイッチ24は、その操作位置がオンライン動作
となるように選択されている。
は、基本的に図1に示すユニットコンベアの集合体であ
るため、各部材は同じものである。従って、各ユニット
コンベアA〜Dを他と区別するために、各ユニットコン
ベアA〜Dの各部材において、図1に示す部材符号に対
応するユニットコンベアA〜Dの符号である「A」〜
「D」を付してある。
図5に従って説明する。図5は、図4に示した搬送装置
の電気的構成図である。図5において、各ユニットコン
ベアA〜Dは、コントロールボックス20A〜20Dを
備えている。そして、各コントロールボックス20A〜
20Dは、駆動電源Gが電源コードLを介して一様に供
給されている。各コントロールボックス20A〜20D
は搬入側センサ6及び搬出側センサ7と接続され、ワー
クWの搬入、搬出、及びワークWの有無を前記センサ
6,7の検出信号から判別するようになっている。ま
た、各コントロールボックス20A〜20DはモータM
A〜MDとそれぞれ接続され、同モータMA〜MDを正
逆回転及び停止制御するようになっている。又、ユニッ
トコンベアAとユニットコンベアDのコントロールボッ
クス20A,20Dは搬入側エアシリンダ8A,8D及
び搬出側エアシリンダ10A,10Dが接続され、同シ
リンダ8A,8D,10A,10Dを伸長、収縮させる
ように制御する。
は、互いに隣り合う同士が信号線Pを介して接続されて
いる。そして、オンライン動作において、各コントロー
ルボックス20A〜20Dは隣り合うコントロールボッ
クス20A〜20Dに対して「ワークWが有るか」を問
う問い合わせ信号と、その問い合わせ信号に対して有
り,無しを応える応答信号とを互いに出力するようにな
っている。各コントロールボックス20A〜20Dは、
この問い合わせ信号と応答信号によって隣り合うユニッ
トコンベアA〜DにワークWが有るか無いか判別するよ
うになっている。
クWが有り、下流側のユニットコンベアにワークWが無
いことを両コントロールボックスが判断すると、上流側
コントロールボックスは下流側ユニットコンベアにワー
クWを搬出させるための搬出処理動作をし、下流側コン
トローラは上流側のユニットコンベアからのワークWを
搬入すべく、搬入処理動作をする。又、上流側のユニッ
トコンベアにワークWがあり、下流側のユニットコンベ
アにもワークWがある場合には、上流側のコントロール
ボックスは下流側のユニットコンベアにワークWがなく
なるまで、ワークWの搬出処理動作をしないとともに、
下流側のコントロールボックスは搬入処理動作をしない
ようになっている。
ードが「ストッパーパターンモード」であることから、
コントロールボックス20A,20Dの搬出処理動作
は、搬出側エアシリンダ10A,10Dを収縮した後、
モータMA,MDを正回転させてワークWを搬出させ
る。次に、コントロールボックス20A,20Dは、搬
出側センサ7がワークWの通過を検知すると、モータM
A,MDを停止させるとともに搬出側エアシリンダ10
A,10Dを伸長して搬出処理動作を終了して次の処理
動作を持つ。又、コントロールボックス20A,20D
の搬入処理動作は、搬入側エアシリンダ8A,8Dを収
縮した後、モータMA,MDを正回転させてワークWを
搬入させる。次に、コントロールボックス20A,20
Dは、搬入側センサ6がワークWの通過を検知すると、
モータMA,MDを停止させるとともに搬入側エアシリ
ンダ8A,8Dを伸長して搬入側処理動作を終了して次
の処理動作を待つ動作となる。
ドが「コンベアパターンモード」であることから、コン
トロールボックス20B,20Cの搬出処理動作は、搬
出側センサ7がワークWの通過を検知するまで、モータ
MB,MCを正回転させワークWを搬出させて次の処理
動作を待つ。又、コントロールボックス20B,20C
の搬入動作処理は、搬入側センサ6がワークWの通過を
検知するまで、モータMB,MCを正回転させてワーク
Wを搬入させて次の処理動作を待つ動作となる。
装置の各ユニットコンベアA〜DにワークWが無い状態
において、ユニットコンベアAにワークWが載置される
と、ユニットコンベアA,Bのコントロールボックス2
0A,20B間との交信の結果、コントロールボックス
20Aは搬出処理動作を実行し、コントロールボックス
20Bは搬入処理動作を実行する。その結果、ユニット
コンベアAにあったワークWは、下流のユニットコンベ
アBに搬入される。
ると、ユニットコンベアB,Cのコントロールボックス
20B,20C間との交信の結果、コントロールボック
ス20Bは搬出処理動作を実行し、コントロールボック
ス20Cは搬入処理動作を実行する。その結果、ユニッ
トコンベアBにあったワークWは、下流のユニットコン
ベアCに搬入される。ユニットコンベアCにワークWが
搬入されると、続いて、ユニットコンベアC,Dのコン
トロールボックス20C,20D間との交信の結果、コ
ントロールボックス20Cは搬出処理動作を実行し、コ
ントロールボックス20Dは搬入処理動作を実行する。
その結果、ユニットコンベアCにあったワークWは、下
流のユニットコンベアDに搬入される。
搬送装置は、ユニットコンベアAにあるワークWをユニ
ットコンベアDの位置まで搬送することができる。上記
実施形態のユニットコンベア及び搬送装置によれば、以
下のような特徴を得ることができる。
ンベア1は、隣のユニットコンベア1との間だけで交信
を行うようにし、その隣合うコンベア1のワークWの有
無状態に基づいて搬入、搬出動作を行うようにしたの
で、ワークWに搬送工程に変更が生じ、例えば、搬送装
置を延長する場合は、ユニットコンベア1を単に連結す
るだけで容易に搬送ラインを変更することができる。従
って、短時間に、且つ容易に搬送装置を完成させること
ができる。
コンベア1のコントロールボックス、即ち、コントロー
ルボックス20A〜20Dは、その隣合うユニットコン
ベア間の交信は問い合わせ信号と応答信号の2種類の信
号だけなので、コントロールボックス20A〜20Dは
信号処理が簡単になるとともに、それに伴い回路構成が
簡単なものにできる。その結果、ユニットコンベア1を
安価に製作することができる。
ベア1は5つの動作モードを備えているため、種々の搬
送態様にも簡単に対応することができる。 (4)しかも、本実施形態のユニットコンベア1は、そ
のコンベア1の搬入側にワークWの搬入を規制する搬入
規制手段と、搬出側にワークWの搬出を規制する搬出規
制手段を備えている。従って、ワークの搬入・搬出を確
実に行うことができる。
もよい。 ○前記コンベア1の前記搬送ローラ4を回転駆動させる
直流モータMにおいて、他のモータを使用してもよい。
例えば、前記ワークWを搬出する搬送ローラ4を兼用す
るアウターロータ型モータでもよい。そのことによっ
て、前記ユニットコンベア1の簡素化が図れる。
ラ4に各々設けられていたが、同モータMを同搬送ロー
ラ4に一つおきずつ設けてもよい。即ち、前記モータM
と駆動連結した搬送ローラ4と前記モータMと駆動連結
していないローラであるフリーローラとを交互に配設し
たユニットコンベアを使用してもよい。このことにより
コンベアの消費電力が低減できる。
形状は他の形状を有していてもよい。例えば、中空構造
を有する矩形形状のフレームでもよい。そうすることに
より、ユニットコンベア1全体の強度が増すとともに、
前記モータMを前記矩形形状のフレームの中空構造内に
収納することができるため、動作時のモータM等の作動
音を低減することができる。
ローラ4の一側に該ローラ4に駆動連結したプーリーを
各々設け、該プーリーにタイミングベルトを巻回し、さ
らにその各ローラ4の一つに直流モータMを駆動連結さ
せたユニットコンベアを使用してもよい。従って、前記
直流モータMの回転駆動力が他のローラに伝達させるた
め、前記モータMの設置数を減少させることができる。
このことにより、搬送装置の消費電力が低減できる。
4を使用したが、ローラ4にかえて搬送ベルトでもよ
い。
ニットコンベアの生産コストを低減させることができ
る。
装置の組み立てや増設、または変更に伴う動作処理制御
を行うコンピュータプログラムの再設計等に費やされる
時間やその労力は軽減される。
レーム、4・・・搬送ローラ、6a,6b・・・搬入セ
ンサとしての搬入側センサ、6c,6d・・・搬出セン
サとしての搬出側センサ、8・・・搬入規制手段として
の搬入側エアシリンダ、10・・・搬出規制手段として
の搬出側エアシリンダ、20・・・コントローラとして
のコントロールボックス、M・・・モータとしての直流
モータ、W・・・ワーク。
6)
る搬送体と、その搬送体を駆動するモータと、前記ワー
クの搬入を検出する搬入センサと、前記ワークの搬出を
検出する搬出センサとを備えるとともに、前記ワークが
搬入されてくる上流側のコンベアとの間でワークの有無
を交信して前記モータを駆動制御するとともに、前記ワ
ークが搬出される下流側のコンベアとの間でワークの有
無を交信して前記モータを駆動制御するコントローラを
備えたユニットコンベアを互いに連結したことを要旨と
する。
Claims (5)
- 【請求項1】 ワークを搬送する搬送体と、その搬送体
を駆動制御するモータと、前記ワークに搬入する搬入セ
ンサと前記ワークの搬出を検出する搬出センサとを備え
るとともに、 前記ワークが搬入されてくる上流側のコンベアとの間で
ワークの有無を交信して前記モータを駆動制御するとと
もに、前記ワークが搬出される下流側のコンベアとの間
でワークの有無を交信して前記モータを駆動制御するコ
ントローラを備えたことを特徴とするユニットコンベ
ア。 - 【請求項2】 請求項1に記載のユニットコンベアにお
いて、 前記搬送体は搬送ローラであることを特徴とするユニッ
トコンベア。 - 【請求項3】 請求項1に記載のユニットコンベアにお
いて、 搬入側には前記ワークの搬入を規制する搬入規制手段
と、搬出側には前記ワークの搬出を規制する搬出規制手
段とを備え、 前記コントローラは、前記ワークを搬入するとき、前記
搬入規制手段を規制位置から非規制位置に制御するとと
もに、前記ワークを搬出するとき、前記搬出規制手段を
規制位置から非規制位置に制御することを特徴とするユ
ニットコンベア。 - 【請求項4】 ワークを搬送する搬送体と、その搬送体
を駆動するモータと、前記ワークに搬入を検出する搬入
する搬入センサと、前記ワークの搬出を検出する搬出セ
ンサとを備えるとともに、 前記ワークが搬入されてくる上流側のコンベアとの間で
ワークの有無を交信して前記モータを駆動制御するとと
もに、前記ワークが搬出される下流側のコンベアとの間
でワークの有無を交信して前記モータを駆動制御するコ
ントローラを備えたユニットコンベアを互いに連結した
ことを特徴とする搬送装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の搬送装置において、 前記各ユニットコンベアの搬送体は、搬送ローラである
ことを特徴とする搬送装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001298583A JP2003104534A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | ユニットコンベア及び搬送装置 |
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