JP2003267545A - 荷の搬送方向転向装置 - Google Patents

荷の搬送方向転向装置

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JP2003267545A
JP2003267545A JP2002070829A JP2002070829A JP2003267545A JP 2003267545 A JP2003267545 A JP 2003267545A JP 2002070829 A JP2002070829 A JP 2002070829A JP 2002070829 A JP2002070829 A JP 2002070829A JP 2003267545 A JP2003267545 A JP 2003267545A
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drive
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JP2002070829A
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Akio Tsuchiya
昭夫 土屋
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可搬可能として、コンベヤラインのレイアウ
ト変更等を容易とし、かつ荷の転向方向を複数方向とし
て、荷の仕分け作業等を効率よく行うことができるよう
にする。 【解決手段】 搬入コンベヤ1の前端に近接して設置さ
れた左右方向を向くベース板18と、ベース板18によ
り左右方向に移動可能に支持され、かつ駆動手段10に
より正逆回転させられる複数のローラ16を有する移載
コンベヤ17と、移載コンベヤ17を、搬入コンベヤと
対向する待機位から、搬出コンベヤ3と対向する移載位
置までの間を往復移動させる往復駆動手段19とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬入コンベヤの前
端に近接して設置することにより、搬入コンベヤにより
搬送されてきた荷を、直角方向に方向転換して、別の搬
出コンベヤに移載し得るようにした荷の搬送方向転向装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷の搬送方向を転向する装置とし
ては、例えば特開昭57−100510号公報や特公平
7−80553号公報等に開示されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の前者の装置
は、走行レールにより形成された旋回軌道上に沿って、
複数の台車を周回走行させ、軌道を挟む両側に設置した
複数のコンベヤの一方から、他方のコンベヤに荷を移載
するようになっている。そのため、装置全体が大がかり
となるとともに、台車の走行制御も複雑となり、設備費
が嵩む。また、移動や撤去が困難であるため、コンベヤ
ラインのレイアウトを変更する際の作業も大がかりとな
る。
【0004】一方、上記従来の後者の装置は、仕分け台
車に取付けた円弧状の中継コンベヤを、搬入コンベヤの
搬送方向に向かって移動させて、搬入コンベヤ上の荷を
それと直交する方向の複数の仕分けコンベヤに選択的に
移送するものである。
【0005】この装置においては、荷の転向に、大きな
曲率に湾曲させた中継コンベヤを用いているため、大き
な設置スペースを要する。
【0006】また、荷の転向方向は、搬入コンベヤと直
交する一方向のみであるため、倉庫等の室内スペースの
状態に応じて、例えば荷の方向を180°方向転換し、
仕分け作業等を効率よく行いたい場合などに不便であ
る。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、可搬可能として移動や撤去を容易とし、
コンベヤラインのレイアウト変更等が簡単に行え、かつ
小型化を図って設置スペースを小さくし得るとともに、
荷の転向方向を複数方向とすることにより、室内スペー
ス等に応じて荷の仕分け作業等を効率よく行うことがで
きるようにした荷の搬送方向転向装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の荷の搬送方向転向装置は、前後方向を向く
搬入コンベヤの前端に設けられ、該搬入コンベヤにより
送られてきた荷の搬送方向を左右いずれか一方に直角に
転向して、搬入コンベヤと同方向を向く搬出コンベヤに
移載するようにした荷の搬送方向転向装置であって、前
記搬入コンベヤの前端に近接して設置された左右方向を
向くベース体と、該ベース体により左右方向に移動可能
に支持され、かつ駆動手段に連係されて左右方向を向く
軸回りに回転させられる複数のローラを備える移載コン
ベヤと、該移載コンベヤを、前記搬入コンベヤの前端と
対向する待機位置から、前記ベース体の前後の少なくと
もいずれか一方の端面に近接して設置された搬出コンベ
ヤと対向する移載位置までの間を往復移動させる往復駆
動手段とを備えることを特徴としている。上記構成の本
発明によると、移載コンベヤを往復駆動手段により待機
位置から移載位置まで左右方向に移動させ、移載位置に
おいて駆動手段を作動させて複数のローラを回転させる
だけで、移載コンベヤ上の荷が、搬入コンベヤより、そ
れと同方向を向く搬出コンベヤに転向させて移載され
る。従って、装置全体が比較的小型化でき、大きな設置
スペースが不要となるだけでなく、可搬可能となるの
で、コンベヤラインのレイアウト変更も容易に行うこと
ができる。
【0009】上記転向装置において、ベース体と移載コ
ンベヤとの少なくともいずれか一方に、移載コンベヤが
待機位置と移載位置とに移動したことを検出することに
より、往復駆動手段の作動を停止させるセンサを設ける
のが好ましい。このようにすると、往復駆動手段の作動
をセンサにより自動的に停止して、移載コンベヤを待機
位置と移載位置とに正確に位置させることができる。
【0010】上記転向装置において、移載コンベヤに、
該移載コンベヤ上の荷の有無を検出することにより、往
復駆動手段をオンまたはオフさせるセンサを設けるのが
好ましい。このようにすると、上記移載コンベヤの位置
を検出するセンサと併用することにより、往復駆動手段
の制御を自動化することができ、待機位置において荷を
受け入れた移載コンベヤを、移載位置まで移動させて荷
を搬出コンベヤに移載したのち、元の待機位置に自動的
に移動させることができる。
【0011】上記転向装置において、移載コンベヤにお
ける下面の少なくとも前後左右の四隅部に、前後方向を
向く軸回りに回転する水平ガイドローラと、垂直軸回り
に回転する垂直ガイドローラとを設け、両ガイドローラ
の下面と外面を、ベース体の前後の側端部に形成したガ
イドレールに転動可能に当接させるのが好ましい。この
ようにすると、移載コンベヤを、ベース体のガイドレー
ルに沿って円滑かつ安定的に往復移動させることができ
る。
【0012】上記転向装置において、往復駆動手段が、
ベース体に設けられたモータと、その上下を向く回転軸
に固着された駆動スプケットと、それと対向するように
ベース体の左右方向の適所に枢着されたアイドラスプロ
ケットと、これら両スプロケットに掛け回された駆動チ
ェーンとからなり、かつ駆動チェーンの一部に上向き突
設された軸部を、移載コンベヤの下面の前後方向を向く
長孔に遊嵌することにより、前記駆動チェーンの左右方
向への回走と連動して、移載コンベヤを左右方向に往復
移動させるのが好ましい。このようにすると、駆動スプ
ロケットとアイドラスプロケット間の離間寸法及び駆動
チェーンの長さを変えるだけで、装置全体の左右長を、
コンベヤラインのレイアウト等に応じて容易に変更する
ことができる。
【0013】上記転向装置において、軸部に、ベアリン
グローラを回転自在に枢着し、このベアリングローラを
長孔に転動可能に嵌合するのが好ましい。このようにす
ると、長孔とベアリングローラとの摩擦抵抗が小さくな
るので、移載コンベヤが駆動チェーンにより円滑に往復
移動される。
【0014】上記転向装置において、往復駆動手段が、
ベース体の前後いずれか一方の端部に設けられた正逆回
転可能なモータと、その前後方向を向く回転軸に固着さ
れた駆動スプロケットと、それと対向するようにベース
体の左右方向の適所に枢着されたアイドラスプロケット
と、これら両スプロケットに掛け回された駆動チェーン
とを備え、かつ駆動チェーンの一部に前後方向を向いて
固着された軸部を、移載コンベヤの前後いずれか一方の
端部に下向き突設した駆動板の上下方向を向く長孔に遊
嵌し、前記モータの正逆回転により前記軸部をチェーン
と共に両スプロケット間の上部を左右方向に往復移動さ
せることにより、移載コンベヤを左右方向に往復移動さ
せるのが好ましい。このようにすると、往復駆動手段の
保守点検を、転向装置の前後いずれか一方側より容易に
行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明を適用したコンベヤライン
の一部を示す平面図,図2は、同じく側面図を示すもの
で、1は搬入ローラコンベヤ(以下,搬入コンベヤと略
称する),2は、搬送方向転向装置(以下,転向装置と
略称する),3は、搬出ローラコンベヤ(以下,搬出コ
ンベヤと略称する)である。
【0017】上記搬入コンベヤ1と搬出コンベヤ3は、
同一構成をなし、前端(以下,図1の右方を前とする)
同士を整合させて互いに平行に隣接して設置されてい
る。
【0018】搬入及び搬出コンベヤ1,3は、平行をな
す左右1対のフレーム4,4間に、左右方向を向く軸線
回りに回転する複数のローラ5を、所定間隔おきに枢支
して構成されている。
【0019】左右のフレーム4における前後両端部の下
面には、下端にキャスタ6が取付けられた支持脚7の上
端が固定されている。左右のフレーム4の複数個所に
は、ブラケット8が下向きに固着され、それらの左右に
対向するブラケット8間には、上面が開口するクロスメ
ンバ9が固着されている。
【0020】図3に示すように、上記各クロスメンバ9
内には、各ローラ5の駆動装置10が収容されている。
駆動装置10は、左端に2条の凹溝11aを備えるプー
リ11が固着された回転円筒体12と、この中に収容さ
れた正逆回転可能なモータ13とからなり、回転円筒体
12の右端に取付けた支軸(図示略)は、右方のブラケ
ット8により枢支され、またモータ13の回転軸13a
は、左方のブラケット8に回転不能に固定されている。
従って、モータ13が回転すると、モータ13と共に回
転円筒体12が一体的に回転するようになる。
【0021】プーリ11の外方の凹溝11aと、その直
上のローラ5の左端の凹溝5aとには、ベルト14が掛
け回され、その他の各ローラ5の2条の凹溝(図示略)
にも交互にベルト14が掛け回されている。従って、複
数の駆動装置10を同時に回転駆動させることにより、
全てのローラ5が同期して一定方向に回転する。
【0022】搬入コンベヤ1の各ローラ5は、図1の矢
印のように、前方に向かって、また搬出コンベヤ3の各
ローラ5は後方に向かって、それぞれ回転するようにし
てある。
【0023】上記転向装置2は、搬入及び搬出コンベヤ
1,3の前端に近接して設置され、左右方向の長さは、
両コンベヤ1,3の側端面間の離間寸法とほぼ等しく、
また搬送面の高さは、両コンベヤ1,3の搬送面と同一
面に整合させてある。
【0024】転向装置2は、搬入及び搬出コンベヤ1,
3における左右のフレーム4,4間の離間寸法とほぼ等
しく離間する左右1対の短寸のフレーム15,15間
に、左右方向を向く軸線回りに回転する複数のローラ1
6を枢支して構成された移載コンベヤ17と、この移載
コンベヤ17を支持して左右方向に移動させるベース板
18と、ベース板18に設けられた、移載コンベヤ17
の往復駆動手段19とにより構成され、それらは、ベー
ス板18の前後左右の下面に取付けた支持脚20により
支持されている。
【0025】支持脚20の下端は、高さ調節用のアジャ
スタ20aとなっている。なお、アジャスタ20aに代
えてキャスタを取付けることもできる。
【0026】上記移載コンベヤ17の左右のフレーム1
5,15間の後方寄りには、上記搬入コンベヤ1と同様
のブラケット8とクロスメンバ9が取付けられ、このク
ロスメンバ9内には、図3に示すのと同様の駆動装置1
0が収容されている。これにより、各ローラ15は、前
方又は後方のいずれかの方向に回転駆動されるようにな
っている。
【0027】移載コンベヤ17の左右のフレーム15の
下面における前後の端部間には、図5に拡大して示すよ
うに(前部のみ図示する)、正面視コ字状のブラケット
21が固着され、このブラケット21の左右の端部に
は、前後方向を向く支軸22回りに回転する水平ガイド
ローラ23と、垂直の支軸24回りに回転する垂直ガイ
ドローラ25とが取付けられている。
【0028】ベース板18の前後の端縁には、上向片2
6aと、その上端に連設された内向きのコ字状片26b
とからなるガイドレール26が、一体的に形成され、両
上向片26aの内面には、上記各4個の垂直ガイドロー
ラ25の側面が摺接し、またコ字状片26b内には、上
記各水平ガイドローラ23が嵌合されてその下面が転動
可能に支持されている。
【0029】これにより、移載コンベヤ17は、ベース
板18の前後のガイドレール26に案内されて、左右方
向に円滑かつ安定的に移動することができる。
【0030】上記往復駆動手段19は、図4及び図5に
拡大して示すように、ベース板18の中央部よりやや左
方の下面に取付けられ、ベース板18の上方に突出する
回転軸に駆動スプロケット27を固着してなるギヤード
モータ28と、駆動スプロケット27の前方のベース板
18に固着された垂直軸29に枢支したアイドラスプロ
ケット30と、ベース板18の右端部に固着された3個
の垂直軸29のそれぞれに、上記駆動スプロケット27
及びアイドラスプロケット30と対向状に枢支された3
個のアイドラスプロケット30と、駆動スプロケット2
7と全てのアイドラスプロケット30に掛け回され、左
右方向に水平に回走する駆動チェーン31とからなって
いる。
【0031】駆動チェーン31の1個所には、ブラケッ
ト32が上向きに固着され、その上端部の垂直の支軸3
2aには、ベアリングローラ33が回転自在に枢着され
ている。
【0032】移載コンベヤ17における左右のフレーム
15のやや前方寄りの下面に固着された内向きL字状の
2個のブラケット34,34間の右端部寄りには、駆動
板35が前後方向を向いて固着され、この駆動板35に
形成された左右方向を向く長孔36には、上記ベアリン
グローラ33が、長孔36の幅よりも大径の上下2枚の
座金37により駆動板35を挟むようにして、転動自在
に嵌合されている。なお、上記長孔36の左右寸法は、
駆動チェーン31と共に回走するベアリングローラ33
の前後方向の最大の移動軌跡よりも若干大としてある。
【0033】38は、ベース板18の上面に固着され
た、駆動スプロケット27やアイドラスプロケット3
0,駆動チェーン31等を覆うカバーである。
【0034】ベース板18の上面の右端部後方と、中間
部よりもやや左方の後部とには、それぞれ移載コンベヤ
17の右限位置を検出する右限センサ39と、同じく左
限位置を検出する左限センサ40とが取付けられ、両セ
ンサ39,40は、移載コンベヤ17の下面に取付けら
れた検知片41の有無を検出することにより、オン,オ
フ信号を発するようになっている。
【0035】また、移載コンベヤ17の下面適所には、
図5に示すように、コンベヤ17上の荷Wの有無を検出
する光反射式のセンサ42が、ローラ16間の隙間に光
軸が位置するように取付けられている。
【0036】次に、上記転向装置2を用いて、搬入コン
ベヤ1上の荷Wを、搬出コンベヤ3に転向する際の作用
を説明する。
【0037】搬入コンベヤ1により順次搬送されてきた
荷Wは、図示しないセンサ及び駆動装置10の制御手段
により間欠的に前方に送り出され、転向装置2における
右限位置で待機している移載コンベヤ17上に移載され
る。この際、移載コンベヤ17の駆動装置10を作動さ
せて、各ローラ16を前方に回転させ、荷Wを引き込む
ようにしてもよい。
【0038】荷Wが移載コンベヤ17上に移載されたこ
とをセンサ42が検出すると、往復駆動手段19のギヤ
ードモータ28が作動し、駆動スプロケット27により
駆動チェーン31を、図4に示すように、例えば平面視
反時計方向に回走させる。すると、チェーン31に取付
けたベアリングローラ33が左方に移動し、これが嵌合
されている駆動板35と共に移載コンベヤ17が左方に
移動する。
【0039】そして、移載コンベヤ17が左限位置まで
移動すると、左限センサ40が作動して、ギヤードモー
タ28が停止し、移載コンベヤ17は搬出コンベヤ3と
対向する移載位置で停止する。
【0040】次いで、移載コンベヤ17の駆動装置10
が作動して、各ローラ16を後方、すなわち図2におい
て反時計方向に回転させる。これにより、移載コンベヤ
17上の荷Wは、搬出コンベヤ3上に移載され、後方に
搬送される。
【0041】移載コンベヤ17上の荷Wがなくなったこ
とをセンサ42は検知すると、駆動装置10が停止する
と同時に、ギヤードモータ28が再度作動し、駆動チェ
ーン31を回走させる。
【0042】これにより移載コンベヤ17は、ベアリン
グローラ33が駆動スプロケット27を旋回して、図4
の矢印のように右方に回走することにより、右方に移動
させられ、右限センサ39の作動によりギヤードモータ
28が停止すると、右限位置で停止し、次の荷Wを受け
入れるために待機する。
【0043】以上の一連の動作は、図示しない制御装置
によりシーケンス制御される。
【0044】以上説明したように、上記実施形態の転向
装置2を用いると、搬入コンベヤ1の前端に近接して設
置することにより、それにより搬送されてきた荷Wを、
一旦直角方向に最短距離で移動させ、180°方向転換
させて搬出コンベヤ3に送り込むことができ、室内スペ
ースの関係でコンベヤラインを直線的に長く出来ないと
きなどに便利である。
【0045】また、転向装置2は、従来のものに比して
小型であるため、大きな設置スペースは必要なく、かつ
可搬可能であるため、移動や撤去が容易であり、コンベ
ヤラインのレイアウト変更等も簡単に行うことができ
る。
【0046】また、移載コンベヤ17の往復駆動手段1
9に、水平方向に無端回送する駆動チェーン31を用
い、これに取付けたベアリングローラ33を、移載コン
ベヤ17の駆動板35の長孔36に嵌合することによ
り、移載コンベヤ17を往復移動させているため、駆動
チェーン31を一定方向にのみ回走すればよく、従って
ギヤードモータ28の反転制御を必要としないので、制
御系が簡単となる。
【0047】図6ないし図9は、荷Wの転向方向の変形
例を略示するもので、図6の実線で示すように、搬入コ
ンベヤ1の左前方に設置された搬出コンベヤ3に荷を転
向させて移載する際は、上記と同様の転向装置2を用
い、移載コンベヤ17の各ローラ16を、上述とは反対
に前方に回転させるだけでよい。また、2点鎖線のよう
に、上記と同様の搬出コンベヤ3を別途設置して、これ
にも選択的に荷を移送するようにすることもできる。
【0048】図7に示す変形例は、搬入コンベヤ1の左
右両側に2基の搬出コンベヤ3を設置し、両搬出コンベ
ヤ3の一方または両方に交互に荷を移載する例を示すも
ので、この際には、転向装置2のベース板18の左右長
及び駆動チェーン31の左右方向の回走領域を拡大し、
移載コンベヤ17が左右の搬出コンベヤ3と対向する位
置まで往復移動し得るようにすればよい。
【0049】図8は、2基の搬出コンベヤ3を、搬入コ
ンベヤ1の左右両側の前方に設置し、両搬出コンベヤ3
のいずれか一方または両方に交互に荷を移載する例を示
すもので、この際も、図7と同様の左右長の長い転向装
置2を用い、ローラ16のみを前方に反転駆動させれば
よい。
【0050】図9は、2基の搬出コンベヤ3を、実線で
示すように搬入コンベヤ1の左前方に並設し、両搬出コ
ンベヤ3のいずれか一方または両方に交互に荷を移載す
る例を示すもので、この際は、長寸とした転向装置2の
移載コンベヤ17の待機位置を右限とし、中間位置でも
停止するように制御すればよい。
【0051】また、図9の2点鎖線のように、2基の搬
出コンベヤ3を搬入コンベヤ1の左側方に並設し、それ
らの一方または両方に180°方向転換して荷を移載す
ることもできる。
【0052】なお、搬出コンベヤ3の数をさらに増加し
て、荷の搬送方向を増やしたいときには、転向装置2の
左右長を上記よりもさらに長くすることもできる。
【0053】図10及び図11は、移載コンベヤ17の
往復駆動手段19の変形例を示すもので、ベース板18
の前面に固着された正面視前向きコ字状の左右方向を向
く支持基板43の後面には、ギヤードモータ44が取付
けられ、その前方を向く回転軸44aには、駆動スプロ
ケット45が固着されている。
【0054】支持基板43の左方(図10では右方)に
は、前後方向を向く軸回りに回転するアイドラスプロケ
ット46が、駆動スプロケット45と対向状に設けら
れ、両スプロケット45,46には、チェーン47が掛
け回されている。
【0055】なお、転向装置2の前側の支持脚20は、
支持基板43の下端に取付けられている。
【0056】移載コンベヤ17の前端部下面には、正面
視上向きコ字状の駆動板48の上端が、下向き垂下状に
固着され、その右方(図10では左方)の垂直片48a
には、上下方向を向く長孔49が形成されている。
【0057】上記長孔49には、チェーン47の一部に
固着された前後方向を向くガイド軸50が摺動自在に嵌
合されている。
【0058】51は、往復駆動手段19を前方から覆う
カバーである。この変形例の往復駆動手段19におい
て、ギヤードモータ44は、上述した右限センサ39と
左限センサ40のオン,オフにより正逆回転させること
ができ、この正逆回転により、チェーン47に固着され
たガイド軸50は、図10において、駆動スプロケット
45の斜め左上方から、アイドラスプトケット46の斜
め右上方までの間を往復移動させられるようになってい
る。
【0059】従って、移載コンベヤ17は、ガイド軸5
0に連係された駆動板48により、上述した実施形態と
同様に左右方向に往復移動され、搬入コンベヤ1より受
け入れた荷を方向転向して、適宜の搬出コンベヤ3に移
載することができる。
【0060】このような縦形の往復駆動手段19を、転
向装置2のベース板18の前部に設けると、その保守点
検を容易に行うことができる。
【0061】なお、転向装置2は可搬可能であるため、
上記縦形の往復駆動19をベース板18の後部側に設け
ても、保守点検は容易である。
【0062】本発明は、上述のようなチェーンを用いた
往復駆動手段の代わりに、ラックとピニオン又はロッド
レスシリンダ等を用いて、移載コンベヤ17を往復移動
させることもできる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0064】(a)請求項1に記載の発明によれば、移
載コンベヤを左右方向に移動させ、移載位置において駆
動手段によりローラを回転させるだけで、ベース体の前
後いずれかの端面に近接して設置された搬出コンベヤ
に、移載コンベヤ上の荷を転向させて移載することがで
きる。また、荷を、搬入コンベヤと同方向を向く前方ま
たは180°転向して後方へも選択的に移送しうるの
で、室内のスペースに応じて仕分け作業等を効率よく行
うことができる。さらに、装置全体の小型化が可能で可
搬式とし得るので、大きな設置スペースは必要なく、か
つコンベヤラインのレイアウト変更等も容易である。
【0065】(b)請求項2に記載の発明によれば、往
復駆動手段の作動をセンサにより自動的に停止させて、
移載コンベヤを待機位置と移載位置とに正確に位置させ
ることができる。
【0066】(c)請求項3に記載の発明によれば、請
求項2記載のセンサと併用することにより、往復駆動手
段の制御を自動化することができ、待機位置において荷
を受け入れた移載コンベヤを、移載位置まで移動させて
荷を搬出コンベヤに移載したのち、元の待機位置に自動
的に移動させることができる。
【0067】(d)請求項4に記載の発明によれば、移
載コンベヤを、ベース体のガイドレールに沿って円滑か
つ安定的に往復移動させることができる。
【0068】(e)請求項5に記載の発明によれば、駆
動スプロケットとアイドラスプロケット間の離間寸法及
びそれらに掛け回される駆動チェーンの長さを変えるこ
とにより、装置全体の左右長を、コンベヤラインのレイ
アウト等に応じて容易に変更することができる。
【0069】(f)請求項6に記載の発明によれば、長
孔とベアリングローラとの摩擦抵抗が小さくなるので、
移載コンベヤが駆動チェーンにより円滑に往復移動され
る。
【0070】(g)請求項7に記載の発明によれば、上
記請求項5の効果に加えて、往復駆動手段の保守点検
を、転向装置の前後いずれか一方より容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンベヤラインの平面図であ
る。
【図2】同じく側面図である。
【図3】搬入し、搬出コンベヤ及び転向装置の移載コン
ベヤのローラを駆動手段の要部の拡大縦断正面図であ
る。
【図4】転向装置のベース板の拡大平面図である。
【図5】図4のV−V線の拡大縦断側面図である。
【図6】本発明を適用したコンベヤラインの変形例を略
示する平面図である。
【図7】同じく、他の変形例を略示する平面図である。
【図8】同じく、他の変形例を略示する平面図である。
【図9】同じく、他の変形例を略示する平面図である。
【図10】同じく、往復駆動手段の変形例を装着した転
向装置の正面図である。
【図11】同じく、図10の要部の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 搬入コンベヤ 2 転向装置 3 搬出コンベヤ 4 フレーム 5 ローラ 6 キャスタ 7 支持脚 8 ブラケット 9 クロスメンバ 10 駆動装置 11 プーリ 11a 凹溝 12 回転円筒体 13 モータ 14 ベルト 15 フレーム 16 ローラ 17 移載コンベヤ 18 ベース板(ベース体) 19 往復駆動手段 20 支持脚 20a アジャスタ 21 ブラケット 22 支軸 23 水平ガイドローラ 24 支軸 25 垂直ガイドローラ 26 ガイドレール 26a 上向片 26b コ字状片 27 駆動スプロケット 28 ギヤードモータ 29 垂直軸 30 アイドラスプロケット 31 駆動チェーン 32 ブラケット 32a 支軸 33 ベアリングローラ 34 ブラケット 35 駆動板 36 長孔 37 座金 38 カバー 39 右限センサ 40 左限センサ 41 検知片 42 センサ 43 支持基板 44 ギヤードモータ 44a 回転軸 45 駆動スプロケット 46 アイドラスプロケット 47 チェーン 48 駆動板 48a 垂直片 49 長孔 50 ガイドピン 51 カバー W 荷

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向を向く搬入コンベヤの前端に設
    けられ、該搬入コンベヤにより送られてきた荷の搬送方
    向を左右いずれか一方に直角に転向して、搬入コンベヤ
    と同方向を向く搬出コンベヤに移載するようにした荷の
    搬送方向転向装置であって、 前記搬入コンベヤの前端に近接して設置された左右方向
    を向くベース体と、該ベース体により左右方向に移動可
    能に支持され、かつ駆動手段に連係されて左右方向を向
    く軸回りに回転させられる複数のローラを備える移載コ
    ンベヤと、該移載コンベヤを、前記搬入コンベヤの前端
    と対向する待機位置から、前記ベース体の前後の少なく
    ともいずれか一方の端面に近接して設置された搬出コン
    ベヤと対向する移載位置までの間を往復移動させる往復
    駆動手段とを備えることを特徴とする荷の搬送方向転向
    装置。
  2. 【請求項2】 ベース体と移載コンベヤとの少なくとも
    いずれか一方に、移載コンベヤが待機位置と移載位置と
    に移動したことを検出することにより、往復駆動手段の
    作動を停止させるセンサを設けた請求項1に記載の荷の
    搬送方向転向装置。
  3. 【請求項3】 移載コンベヤに、該移載コンベヤ上の荷
    の有無を検出することにより、往復駆動手段をオンまた
    はオフさせるセンサを設けた請求項1または2に記載の
    荷の搬送方向転向装置。
  4. 【請求項4】 移載コンベヤにおける下面の少なくとも
    前後左右の四隅部に、前後方向を向く軸回りに回転する
    水平ガイドローラと、垂直軸回りに回転する垂直ガイド
    ローラとを設け、両ガイドローラの下面と外面を、ベー
    ス体の前後の側端部に形成したガイドレールに転動可能
    に当接させた請求項1ないし3のいずれかに記載の荷の
    搬送方向転向装置。
  5. 【請求項5】 往復駆動手段が、ベース体に設けられた
    モータと、その上下を向く回転軸に固着された駆動スプ
    ケットと、それと対向するようにベース体の左右方向の
    適所に枢着されたアイドラスプロケットと、これら両ス
    プロケットに掛け回された駆動チェーンとからなり、か
    つ駆動チェーンの一部に上向き突設された軸部を、移載
    コンベヤの下面の前後方向を向く長孔に遊嵌することに
    より、前記駆動チェーンの左右方向への回走と連動し
    て、移載コンベヤを左右方向に往復移動させるものであ
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の荷の搬送方向転
    向装置。
  6. 【請求項6】 軸部に、ベアリングローラを回転自在に
    枢着し、このベアリングローラを長孔に転動可能に嵌合
    した請求項5に記載の荷の搬送方向転向装置。
  7. 【請求項7】 往復駆動手段が、ベース体の前後いずれ
    か一方の端部に設けられた正逆回転可能なモータと、そ
    の前後方向を向く回転軸に固着された駆動スプロケット
    と、それと対向するようにベース体の左右方向の適所に
    枢着されたアイドラスプロケットと、これら両スプロケ
    ットに掛け回された駆動チェーンとを備え、かつ駆動チ
    ェーンの一部に前後方向を向いて固着された軸部を、移
    載コンベヤの前後いずれか一方の端部に下向き突設した
    駆動板の上下方向を向く長孔に遊嵌し、前記モータの正
    逆回転により前記軸部をチェーンと共に両スプロケット
    間の上部を左右方向に往復移動させることにより、移載
    コンベヤを左右方向に往復移動させるものである請求項
    1ないし4のいずれかに記載の荷の搬送方向転向装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101006449B1 (ko) 2004-04-08 2011-01-06 삼성전자주식회사 액정 표시 장치 제조를 위한 분배 시스템
CN109867117A (zh) * 2019-04-02 2019-06-11 立际物流科技(上海)有限公司 顶升移载机
CN110255114A (zh) * 2019-06-25 2019-09-20 苏州市运泰利自动化设备有限公司 锂电池料盘输送装置
CN113772320A (zh) * 2021-09-27 2021-12-10 浙江杭可科技股份有限公司 一种应对多物料转运的运输线阻挡防护机构

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