JP2009255992A - 搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンスが必要な箇所へ容易にアクセス可能な搬送装置を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明においける搬送装置10は、搬送面24を維持する支持部材12と、所定方向に対し実質的に平行に前記支持部材によって固定されたレール16と、を備え、該レール16は、前記所定方向に対し実質的に平行な方向であって、進行方向及び後退方向のいずれにも移動可能に台車18を支持することができ、前記台車18は、メンテナンス要員が搭乗できることを特徴とする。
【選択図】図1A
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明においける搬送装置10は、搬送面24を維持する支持部材12と、所定方向に対し実質的に平行に前記支持部材によって固定されたレール16と、を備え、該レール16は、前記所定方向に対し実質的に平行な方向であって、進行方向及び後退方向のいずれにも移動可能に台車18を支持することができ、前記台車18は、メンテナンス要員が搭乗できることを特徴とする。
【選択図】図1A
Description
本発明は、板状体を搬送する搬送装置に関し、特に、該搬送装置のメンテナンスが容易に行うことができる搬送装置に関する。
搬送装置により種々の被搬送物が搬送されているが、一般に、その搬送装置の保守又はメンテナンスは、搬送装置を停止して、人手によって行われている。特に、電機部品の組み立てなど比較的小さな部品を搬送する搬送装置においては、保守又はメンテナンス時に、搬送装置を止め、必要に応じて、搬送装置の搬送面上の被搬送物をどけて、一部部品の取除きを行い、搬送装置の横に人が立ち、その人により側方から行われていた。
しかしながら、被搬送物を搬送しながら、メンテナンスを行うことがときに要求され、また、望まれることがある。さらに、比較的小型の部品を搬送する搬送装置では、保守、修理、又はメンテナンスを行う人(以下、「メンテナンス要員」という)が側に立つことで、保守、修理、又はメンテナンス(以下、「メンテナンス」と総称する)を容易に行うことができるが、比較的大きい部品又は製品を搬送する搬送装置では、このようなメンテナンス要員の身体的な特徴(例えば、身長、腕の長さ等)では、メンテナンスが必要な箇所へ手が届かない場合もあり、例えば、脚立を側に置く、若しくは、特殊な治具によるメンテナンスをしなければならず、作業効率の低下をもたらしていた。また、メンテナンスの種類によっては、搬送面の所定の位置(例えば、搬送面の中央部)において、その直上からの作業が要求される場合がある。
ところで、特許文献1には、鋼管矢板の製造ラインにおける鋼管への継手の取付け作業の効率化を図るため継手搬送装置が開示されている。この装置では、継手搬送装置を、継手材を継手材の長手方向と直角な方向に搬送し、上面に継手材を載置するためのトッププレートを設けた横送りコンベアと、該コンベアの上方において前記継手材の長手方向に走行可能な搬送台車と、搬送台車に昇降可能に懸架されたトルク調整可能な開閉手段を備えた複数個の掴みハンドを前記継手材の長手方向に設けたフレームとから構成される。このように主要な搬送装置に加えて、搬送台車を用いると、資材等の供給において効率的であるが、この搬送台車は、メンテナンス要員が乗って作業するためのものでなく、また、その配置も、主要な搬送装置ではなく天井に吊り下げられるので、主要な搬送装置のメンテナンスに好ましいものではない。
一方、特許文献2には、鋼板2を挾持しコンベア4に沿って移動する台車5と、鋼板2を係止し押圧して台車5に当接させる係止機構6と、各補強部材3の長手方向の位置決めを行う長手位置決め機構と、各補強部材3を両側から挾持しその幅方向の位置決めを行うとともにこの位置決め状態を維持しつつ上方から押圧して鋼板2に圧接させる挾持機8と、補強部材3を鋼板2に連続溶接する溶接トーチとを備える鋼板パネル自動溶接装置が開示されている。ここでは、台車5は、コンベア4の片側端に配置されるもので、メンテナンス要員が乗って作業するためのものでなく、搬送装置のメンテナンスに好ましいものではない。
特開平7−276090号公報
特開平5−115968号公報
本発明では、上記のような背景技術や従来技術を考慮し、比較的大きい部品又は製品を搬送する搬送装置であっても、このようなメンテナンス要員の身体的な特徴を考慮して、メンテナンスが必要な箇所へ容易にアクセス可能な搬送装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明における搬送装置は、搬送面を維持する支持部材と、所定方向に対し実質的に平行に前記支持部材によって固定されたレールと、を備え、該レールは、前記所定方向に対し実質的に平行な方向であって、進行方向及び後退方向のいずれにも移動可能に台車を支持することができ、前記台車は、メンテナンス要員が搭乗できることを特徴とするメンテナンス補助機構付搬送装置を提供する。
より具体的には、本発明では以下のようなものを提供することができる。
(1)板状体を所定の方向に搬送する搬送装置において、該搬送装置は、前記板状体を搬送する少なくとも仮想の搬送面と、該搬送装置を支持し、前記搬送面を維持する支持部材と、前記所定方向に対し実質的に平行に前記支持部材によって固定されたレールと、を備え、前記レールは、前記所定方向に対し実質的に平行な方向であって、進行方向及び後退方向のいずれにも移動可能に台車を支持することができ、前記台車は、メンテナンス要員が搭乗できることを特徴とするメンテナンス補助機構付搬送装置。
ここで、板状体とは、例えば、ガラス基板のように縦横の長さに比べて特に厚みの寸法が小さいものを含んでよい。また、板状体を搬送する場所には、その板状のものが位置する空間が必要であるが、この位置する空間(若しくは面)を仮想の搬送面とよぶことができる。また、例えばベルトコンベアのように、実際に、搬送面としての平面がベルトによって形成されていてもよい。尚、実体としての面が形成されない場合を含んでよいため、少なくともという表現にした。また、搬送面を維持するとは、かかる少なくとも仮想の搬送面が、空間として確保されていることを含んでよい。従って、維持のための支持部材は、直接かかる搬送面を形成する部材である必要はない。支持部材としては、一般には、フレーム、板、角材等、既存の如何なる部材をも使用することができ、それぞれの材質は、金属でも、無機物若しくは有機物でもよい。
板状体が搬送される所定方向は、搬送方向と呼んでよい。この搬送方向に実質的に平行な方向は、厳密に平行な方向を含み、さらに、厳密には平行ではないが、実質的に平行と考えられる方向を含むことができる。ここで、方向と一般的に言った場合は、向きを考慮せず、いずれの向きのものでもよい。固定されるレールとは、前記支持部材に直接的に及び/又は間接的に固定されるものを含んでよい。レールは、一般的に定義されるレールを含み、細長い平板、丸棒、パイプを含んでよく、そのもの自体はこのような形状をしていないが、そのものの一辺、一端、側面、その他の部分が、実質的にこのような形状を呈する場合を含んでよい。
進行方向は、一般に搬送方向に等しく、搬送する向きを意味することができる。また、後退方向は、この進行方向の逆向きである。移動可能に台車を支持するとは、台車が何らかの方法や機構によって移動することができる状態で、台車の移動を阻害することなく、その位置を維持させることができることを含んでよい。メンテナンス要員は、一般には、人であるが、特に人に限らず、メンテナンスにおいて実質的に人と同じことができるロボット、操作アーム、その他の機器等を含むことができる。
メンテナンス補助機構とは、例えば、レールのような、構造物を含んでよく、また、車輪と軌道面のような組合せ機構を含んでよい。さらに、モータなどの駆動装置を含むことを妨げない。
(2)前記台車は、前記搬送面の上を自在に移動できることを特徴とする上記(1)記載のメンテナンス補助機構付搬送装置を提供することができる。
自在に移動できるとは、搬送方向に前進若しくは後退のいずれの向きにも移動できることを意味してよく、また、それに直角な向きに移動できることを含むこともできる。その他の向きに移動できる場合を含んでよいことはいうまでもない。
(3)前記台車は、前記搬送面上を前記板状体が搬送される状態において自在に移動できることを特徴とする上記(1)又は(2)記載のメンテナンス補助機構付搬送装置を提供することができる。
(4)前記レールは、前記搬送面の少なくとも一辺の近傍に備えられることを特徴とする上記(1)から(3)いずれか記載のメンテナンス補助機構付搬送装置を提供することができる。
レールは、前記搬送面の少なくとも一辺の近傍に(例えば、側辺に沿って)備えることができる。また、前記搬送面の両側辺に沿って2本のレールを備えてもよい。安定上は、2本のレールを備えることがより好ましい。また、側辺でなく、中央線等の搬送面内の搬送方向に沿ってレールを設けることを含んでもよい。
(5)前記台車は、該搬送装置に常時移動可能に備えられていることを特徴とする上記(4)記載のメンテナンス補助機構付搬送装置を提供することができる。
台車は、常設してもよく、必要なときだけ備えるようにしてもよい。
(6)前記台車は、メンテナンスの時にだけ備えられることを特徴とする上記(4)記載のメンテナンス補助機構付搬送装置を提供することができる。
(7)前記台車は、前記メンテナンス要員の落下防止手段を備えることを特徴とする上記(1)から(6)いずれか記載のメンテナンス補助機構付搬送装置を提供することができる。
落下防止手段としては、手すり、ガード、フェンス、ワイヤ等の一般に用いられる落下防止のための部材を含むことができる。それ以外にも、間接的に落下を防止することができる構造や機構を含んでよい。
(8)前記レールは、その近傍に台車位置固定手段を備えることを特徴とする上記(1)から(7)いずれか記載のメンテナンス補助機構付搬送装置を提供することができる。
台車位置固定手段は、例えば、台車に備えられるピンと、レールにあるピンの差し込み穴を含むことができる。また、例えば、車輪のブレーキ等のその他の手段を含むことができる。
(9)前記台車は、自走可能な車輪を備え、前記レールを自走できることを特徴とする上記(1)から(8)いずれか記載のメンテナンス補助機構付搬送装置を提供することができる。
自走できるとは、例えば、台車がモータなどの駆動部品を含む場合や、搭乗したメンテナンス要員が手で動かす場合等を含んでよい。
(10)板状体を所定の方向に搬送する搬送装置のメンテナンス方法であって、該搬送装置は、前記板状体を搬送する少なくとも仮想の搬送面と、該搬送装置を支持し、前記搬送面を維持する支持部材と、を備え、前記所定方向に対し実質的に平行に前記支持部材によってレールを固定し、前記レールに沿って前記搬送面の上において台車を移動させ、前記台車を所定の位置に停止し、前記メンテナンス要員が前記搬送面から該搬送装置のメンテナンスを行うメンテナンス方法。
(11)前記レールは、前記所定方向に対し実質的に平行な方向であって、進行方向及び後退方向のいずれにも移動可能に台車を支持することができ、前記台車は、メンテナンス要員が搭乗でき、台車位置固定手段により、停止位置に台車を固定することを特徴とする上記(10)記載のメンテナンス方法。
(11)前記台車を前記所定位置に停止させる工程において、台車位置固定手段により、停止位置を固定することを特徴とする上記(10)記載のメンテナンス方法を提供することができる。
(12)前記板状体を搬送状態に保持したまま、メンテナンスを行うことを特徴とする上記(10)又は(11)記載のメンテナンス方法を提供することができる。
本発明によれば、比較的大きい部品又は製品を搬送する搬送装置であっても、メンテナンス要員の身体的な特徴を考慮して、メンテナンスが必要な箇所へ容易にアクセス可能な搬送装置を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。各図面において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。また、以下の説明では、本発明に係る実施の態様の一例を示したに過ぎず、当業者の技術常識に基づき、本発明の範囲を超えることなく、適宜変更可能である。従って、本発明の範囲はこれらの具体例に限定されるものではない。
図1Aは、本発明の実施例である搬送装置10を示す斜視図である。搬送装置10は、複数の支持柱12により保持されたローラコンベア14と、前記複数の支持柱12により支持されたレール16と、そのレールの上に移動可能に配置された台車18から構成される。ローラコンベア14は、複数の搬送ローラ22が備えられた各ローラ軸20が、それぞれ平行に搬送方向に対して垂直に複数並べられている。これらの搬送ローラ22によって、搬送面24が規定され、その上にガラス基板26が配置されている。これらのローラ軸20は、図中手前に配置されるC/Vフレーム28に固定されるモータ30の駆動により動くローラベルト32によって回転させられる。このように各ローラ軸20の一端部に、ローラベルト32が幾つかのグループ毎にかけ回されている。
レール16は、支持柱12により、ローラコンベア14の搬送面24と平行で、かつ搬送方向と平行になるように固定されている。従って、レール16は、搬送面24からほぼ一定の所定の距離だけ上に隔てたところに、搬送方向に平行に、搬送面24の両側を挟むように側辺近傍に備えられている。このレール16には、穴34が設けられ、後述するピン36を差し込むことができるようになっている。
台車18は、その両側に車輪38を備えており、それぞれの車輪38は、それぞれのレール16の上を滑らかに転がることができる。台車18の中央には、床板40が張ってあり、メンテナンス要員がそこに乗って作業することができる。台車18の進行方向及び後退方向の両端部には、手すり42が設けられ、メンテナンス要員が落下することを防止できるようになっている。
次に、ローラコンベア14の搬送方法について述べる。上述のように支持柱12により支持されたローラコンベア14の各搬送ローラ22は、制御装置(図示せず)により制御されたモータ30の回転によってローラベルト32が駆動される。このローラベルト32は、各ローラ軸20の手前端部に巻き付けられているので、それぞれ同期して回転し、それにより搬送ローラ22が回転して、搬送面24に配置されるガラス基板26を搬送方向に搬送する。尚、ローラ軸20は、真ん中近傍で、中間支持部44により支持されており、フラットな搬送面24を維持することができる。
レール16は、このようなローラコンベア14に常時固定されていてもよい。被搬送物であるガラス基板26の搬送等を特に妨害しないからである。このように、レール16は、なるべく搬送面の直上を避け、サイド(側方)に搬送方向に平行に配置することがより好ましい。
図中右側のレール16は、支持フレーム15に対してT字型にフラットに開いている。その右側レールには、所定の位置に複数の穴34が設けられ、所望の位置に台車18のピン36による停止固定が容易に行われるようになされている。台車18の図示しない右側の車輪は、左側の車輪と異なり、フラットな車輪である。一方、左側のレール16は、やはり支持フレーム15に対してT字型に開いているが、右側のウイングには、三角形の拘束レール部材17が用いられている。この拘束レール部材17とマッチする車輪38により、台車18は、搬送方向に平行に移動することが可能となるのである。尚、この台車18は、メンテナンス要員が手で移動する簡便なものであるが、台車18にモータ及び電源を備えておき、電動により移動させることも可能である。
図1Bに、上記拘束レール部材17とマッチする車輪38を模式的に示す。車輪カバー39の右横には、車輪38があり、左右の円錐台38a、38bが、中央の薄い円盤状の部材38cを挟んで固着されており、中央に凹みを持つ駒状の車輪38を構成する。この中央の凹みに、拘束レール部材17の頂部が入るので、レール16に平行して車輪38が転がり、台車が前進若しくは後退するのである。
台車18のメインフロアである床板40は、特に一般的な材料で形成することができるが、この上にメンテナンス要員が搭乗することを考慮した設計をすることが望ましい。床板40を挟むようにして設けられた手すり42は、落下防止のために有効であるが、台車18直下の搬送面内の機材のメンテナンスを行う場合、邪魔になることもあり、取り外しが可能に設置することがより好ましい。
搭乗したメンテナンス要員は、台車18から、床板40の上に腹這いになって、搬送面24に顔を向けながら、両手を用いて、作業することが可能である。このとき、床板40から、搬送面24までの距離は、作業内容に合わせて適宜調整されるべきであるが、一般には、10から40cmであることが好ましく、より好ましくは、20から30cmである。本実施例の台車18の大きさは、幅(搬送方向に直角の方向の幅)が、約104.5cmで、長さ(搬送方向に平行な長さ)は、約257cmである。また、手すりの高さは、床面40から、約13.4cmである。
図1Cは、搬送されるガラス基板26と搬送面24を示す図1の搬送装置の一部破断した部分拡大図である。この図では、透明なガラス基板26を不透明にして、その位置が明確に把握できるようにしている。図1Aからわかるように、比較的大きな薄いガラス基板26を搬送する搬送面24を持つ搬送装置では、側辺に立てた脚立によって高さ調節をしても、その周辺部はメンテナンス要員がメンテナンスすることが可能であったとしても、その中央部には、手が届かないことが明らかである。従って、図1Aから1Cに示す本発明の搬送装置では、台車18が移動可能にレール16を付設しているので、メンテナンスが容易に行われる。
図2から図5は、本発明の別の実施例を簡単に示す概略図(斜視図)である。図2の搬送装置110は、両側部のサイドフレーム115に支持された複数の搬送ローラ122によって、被搬送物であるワーク126が搬送されるようすを示している。搬送ローラ122は図示しない駆動装置(例えばモータ)により回転させられる。ワーク126は、実質的に搬送面に重なるものであり、搬送ローラ122上にできる仮想の搬送面を形成するということもできる。図3は、図2の両サイドフレーム115にレール116となる平板を固定したようすを示す。このような搬送装置111は、ワーク126の搬送には特に必要ではないレール116を常時備えていることができる。仮想の搬送面の両サイドに幅狭く配置されるだけであるので、有用ではないが、障害物にならないからである。このような搬送装置111は、以下に述べる搬送装置のメンテナンス方法において、レール116を取り付ける工程を省くことができる。
図4は、図3のメンテナンス補助機構に含むことができるレール116を取り付けた搬送装置111に、さらに、台車118を取り付けるところを示している。台車118は、その搬送方向の進行方向及び後退方向の両側にガード142が、リブを立てるように備えられている。このリブは、高さが低いので、メンテナンス要員の落下防止にはあまり有効ではないが、床板140においた工具やネジ等が誤って搬送面に落下することを防止することができる。台車118は、図示しない車輪をそれぞれ両側にそれぞれのレール116に乗って転がるように備えている。図5は、台車118が搬送装置112に取付られた状態を示す。図1と同様に、台車118は、レール116に沿って自由に移動することができる。尚、台車118の存在が、ワーク126の搬送やそれに伴う組み立て等の作業に障害を与えないのであれば、このような台車118を常時設置しておくことができる。このようにすれば、搬送装置の機能を完全に停止することや、一部の取り外し等を行うことなく、簡便にメンテナンス作業をすることができる。
以上説明してきたように、本発明の搬送装置(メンテナンス補助機構)では、広い搬送面を有する搬送装置であっても、搬送面の所望の位置でメンテナンス作業を、メンテナンス要員が、容易に行うことができる。また、搬送面の直上からメンテナンス作業が可能である。
10、110、111、112 搬送装置
12 支持柱
14 ローラコンベア
15 支持フレーム
16、116 レール
17 拘束レール部材
18、118 台車
20 ローラ軸
22、122 搬送ローラ
24 搬送面
26 ガラス基板
28 C/Vフレーム
30 モータ
32 ローラベルト
34 穴
36 ピン
38 車輪
40 床板
42 手すり
44 中間支持部
115 サイドフレーム
126 ワーク
142 ガード
12 支持柱
14 ローラコンベア
15 支持フレーム
16、116 レール
17 拘束レール部材
18、118 台車
20 ローラ軸
22、122 搬送ローラ
24 搬送面
26 ガラス基板
28 C/Vフレーム
30 モータ
32 ローラベルト
34 穴
36 ピン
38 車輪
40 床板
42 手すり
44 中間支持部
115 サイドフレーム
126 ワーク
142 ガード
Claims (12)
- 板状体を所定の方向に搬送する搬送装置において、
該搬送装置は、前記板状体を搬送する少なくとも仮想の搬送面と、
該搬送装置を支持し、前記搬送面を維持する支持部材と、
前記所定方向に対し実質的に平行に固定されたレールと、を備え、
前記レールは、前記所定方向に対し実質的に平行な方向であって、進行方向及び後退方向のいずれにも移動可能に台車を支持することができることを特徴とするメンテナンス補助機構付搬送装置。 - 前記台車は、前記搬送面の上を自在に移動できることを特徴とする請求項1記載のメンテナンス補助機構付搬送装置。
- 前記台車は、前記搬送面上を前記板状体が搬送される状態において自在に移動できることを特徴とする請求項1又は2記載のメンテナンス補助機構付搬送装置。
- 前記レールは、前記搬送面の少なくとも一辺の近傍に備えられることを特徴とする請求項1から3いずれか記載のメンテナンス補助機構付搬送装置。
- 前記台車は、該搬送装置に常時移動可能に備えられていることを特徴とする請求項4記載のメンテナンス補助機構付搬送装置。
- 前記台車は、メンテナンスの時にだけ備えられることを特徴とする請求項4記載のメンテナンス補助機構付搬送装置。
- 前記台車は、前記メンテナンス要員の落下防止手段を備えることを特徴とする請求項1から6いずれか記載のメンテナンス補助機構付搬送装置。
- 前記レールは、その近傍に台車位置固定手段を備えることを特徴とする請求項1から7いずれか記載のメンテナンス補助機構付搬送装置。
- 前記台車は、自走可能な車輪を備え、前記レールを自走できることを特徴とする請求項1から8いずれか記載のメンテナンス補助機構付搬送装置。
- 板状体を所定の方向に搬送する搬送装置のメンテナンス方法であって、
該搬送装置は、前記板状体を搬送する少なくとも仮想の搬送面と、
該搬送装置を支持し、前記搬送面を維持する支持部材と、を備え、
前記所定方向に対し実質的に平行に前記支持部材によってレールを固定し、
前記レールに沿って前記搬送面の上において台車を移動させ、
前記台車を所定の位置に停止し、
メンテナンス要員が前記搬送面から当該搬送装置のメンテナンスを行うメンテナンス方法。 - 前記レールは、前記所定方向に対し実質的に平行な方向であって、進行方向及び後退方向のいずれにも移動可能に台車を支持することができ、
前記台車は、メンテナンス要員が搭乗でき、
台車位置固定手段により、停止位置に台車を固定することを特徴とする請求項10記載のメンテナンス方法。 - 前記板状体を搬送状態にしたまま、メンテナンスを行うことを特徴とする請求項10又は11記載のメンテナンス方法。
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KR102615777B1 (ko) * | 2022-10-20 | 2023-12-19 | 주식회사 에스티영원 | 이차전지 분리막 제조용 길이방향 연신장치 |
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Publication number | Publication date |
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TW200819372A (en) | 2008-05-01 |
WO2008004659A1 (fr) | 2008-01-10 |
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