JPH0977238A - ベルトコンベヤの落荷清掃装置 - Google Patents

ベルトコンベヤの落荷清掃装置

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JPH0977238A
JPH0977238A JP23396595A JP23396595A JPH0977238A JP H0977238 A JPH0977238 A JP H0977238A JP 23396595 A JP23396595 A JP 23396595A JP 23396595 A JP23396595 A JP 23396595A JP H0977238 A JPH0977238 A JP H0977238A
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JP
Japan
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arm
belt conveyor
cleaning device
belt
floor
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JP23396595A
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English (en)
Inventor
Shuji Hoshino
修二 星野
Tomoo Mizuno
智夫 水野
Hiroaki Imaizumi
浩昭 今泉
Tsutomu Hoshii
勤 星井
Shoji Yamazaki
章二 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawajima Syst Tech
ISHIKAWAJIMA SYST TECHNOL KK
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Syst Tech
ISHIKAWAJIMA SYST TECHNOL KK
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃作業時における作業者の肉体的負担を低
減する。 【解決手段】 本発明に係る落荷清掃装置1は、並列さ
れたベルトコンベヤ2間の通路3に沿って移動可能な搬
送台4と、この搬送台4上に旋回可能に設けられ、上記
ベルトコンベヤ2下の床13上にて伸縮するアーム12
と、このアーム12の先端部に設けられ、上記床13上
の落荷を吸引する吸引ノズル14とを備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揚運炭設備におい
てベルトコンベヤ下に落下した荷たる粉炭を清掃するた
めに用いる落荷清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電所等の揚運炭設備においては、
貯炭槽からの石炭をベルトコンベヤで比較的長距離に亘
って搬送するようになっている。このベルトコンベヤは
通常同一の搬送ラインに沿って二台が並列され、これに
よってトラブル時の運転の確保や交互運転による長寿命
化等を図っている。
【0003】石炭はその搬送中、ベルトコンベヤ間の乗
継ぎの際にベルトからこぼれ落ちたり、リターンベルト
に付着したものがリターンローラやスクレーパとの接触
で剥がれ落ちたり、乗継ぎ時に舞い上がった粉状の石炭
が時間の経過とともに落下して通路に堆積したりする。
このままでは環境上良くないので、現状では作業員が掃
除機の如き清掃装置を用いてその落粉炭を吸引除去し、
定期的に清掃するようにしている。
【0004】この清掃装置は次のようなものである。通
常ベルトコンベヤは、粉炭の外部飛散防止のために筒状
の建屋内に収容されており、この建屋内の天井部分には
真空源となるバキュームラインが設けられている。バキ
ュームラインには真空取出口となるカプラが適宜間隔で
設けられ、作業員はこのカプラに清掃装置を接続し、装
置を作動させて清掃作業を行う。清掃装置は、カプラに
接続するホースとその先端部の吸引ヘッドとからなり、
作業員は吸引ヘッドを床上で移動させて落粉炭の吸引除
去を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の清掃
装置には以下のような問題点がある。
【0006】 作業員が比較的重い装置を持ってベル
トコンベヤの全長を移動しなければならない。
【0007】 リターンローラと床との間が狭く、そ
の狭いスペースに吸引ヘッドを挿入するため作業能率が
悪い。
【0008】 人手作業であるため運転中の作業が困
難で、運転停止後に多人数且つ短時間で集中作業を行わ
なければならない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る落荷清掃装
置は、並列されたベルトコンベヤ間の通路に沿って移動
可能な搬送台と、この搬送台上に旋回可能に設けられ、
上記ベルトコンベヤ下の床上にて伸縮するアームと、こ
のアームの先端部に設けられ、上記床上の落荷を吸引す
る吸引ノズルとを備えたものである。
【0010】この構成にあっては、搬送台にて清掃箇所
まで移動し、アームを一方側のベルトコンベヤ下の床上
に伸長させて吸引ノズルで落荷の吸引を行う。そしてア
ームを収縮し旋回させ、他方側のベルトコンベヤ下に伸
長させて同様な吸引を行う。
【0011】また、上記搬送台が、上記吸引ノズルで吸
引された落荷を空気と分離する分離手段と、この分離手
段で分離された落荷を上記ベルトコンベヤのベルト上に
戻す荷戻し手段とを有するのが好ましく、こうすると吸
引した落荷をその場でベルト上に戻せ、そのままベルト
コンベヤで搬送することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の好適な実施の形態を
添付図面に基づいて詳述する。
【0013】図1は本発明に係る落荷清掃装置を示す斜
視図である。図示するように落荷清掃装置1は、並列さ
れたベルトコンベヤ2間の中央通路3に沿って移動可能
な台車(搬送台)4を有している。台車4は、中央通路
3の両側に設けられた一対のレール5に案内されて走行
移動する。台車4はその前後両側から突出された車輪6
を有し、これら車輪6は断面コ字状のレール5の内面に
収容されて転動する。この台車4は、牽引ワイヤ7に引
っ張られて外部から駆動されるようになっている。
【0014】図2に示すように、牽引ワイヤ7は、ベル
トコンベヤ(図示省略)を収容する筒状の建屋8全長に
亘り延出されると共に、ウインチ10に引っ張られて床
9の上側と下側とを循環駆動されるようになっている。
このウインチ10による牽引ワイヤ7の巻上げ・巻下げ
により、台車4は中央通路3に沿って往復移動するよう
になる。
【0015】図1に戻って、台車4上には、本体部11
を中心に旋回可能なアーム12が設けられる。アーム1
2は、建屋8の床9に平行に延出し、所定高さの位置に
て台車4の進行方向一方側で少なくとも180 °旋回でき
るようになっている。このアーム12は伸縮も可能で、
且つ高さ方向に若干の平行移動もできるようになってい
る。アーム12の先端部には、建屋8の床9やベルトコ
ンベヤ2下の床板13(床)上の落粉炭(落荷)を吸引
する吸引ヘッド14(吸引ノズル)が回動可能に設けら
れる。
【0016】台車4上の本体部11は負圧及び正圧導入
ホース15,16を有し、これらホース15,16は、
図2に示すように、建屋8天井に沿って設けられた負圧
(バキューム)ライン17及び正圧ライン(図示省略)
に、カプラ18を介して接続されて負圧及び正圧をそれ
ぞれ取り込む。ここでカプラ18は、各ラインの長手方
向に沿って適宜間隔で設けられる。また本体部11は、
これら導入された負圧及び正圧を、負圧供給ホース19
及び正圧供給ホース20を介して吸引ヘッド14に適宜
供給する。
【0017】また本体部11は、アーム12の旋回、伸
縮或いは昇降動作を生じさせるための作動機構を内蔵
し、この作動機構は、正圧導入ホース16から導入され
たエア圧で駆動されるエアモータやエアシリンダ等から
構成される。台車4上には本体部11に隣接して操作盤
21が設けられ、この操作盤21は作業者により手動操
作される。この操作により、操作盤21内部の手動切換
弁等からなる空圧回路が適宜切換えられ、これにより、
本体部11の作動機構においてエアモータ等が適宜駆動
されてアーム12の動作等が生じる。
【0018】図3はアーム12の構造を示す縦断面図で
ある。この図でアーム12は、互いに差込み状態にある
外筒22、中筒23及び小筒24から構成されるが、実
際は筒部材の数は図1に示す如く多く、ここでは簡略化
のため三つの筒部材で構成されるものとする。
【0019】外筒22は本体部11に旋回自在に取り付
けられる。外筒22内面には外筒内部ローラ25が、中
筒23外面には中筒外部ローラ26が設けられる。これ
らローラ25,26は相手方の筒部材に接触回転し、こ
れにより中筒23は外筒22に対し挿抜移動可能とな
る。同様に中筒23内面には中筒内部ローラ27が、小
筒24外面には小筒外部ローラ28が設けられて小筒2
4は中筒23に対し挿抜移動可能となる。
【0020】外筒22の外面部にはブレーキ付エアモー
タ29と減速機30とが固設される。減速機30の出力
軸にはチェーンホイール31が設けられ、チェーンホイ
ール31には無端ローラチェーン32の一端側が巻き掛
けられる。ローラチェーン32の他端側は、外筒22に
軸支されたチェーンスプロケット33に巻き掛けられ、
チェーンスプロケット33には中筒駆動用ピニオンギヤ
34が同軸に設けられる。このピニオンギヤ34は、中
筒23外面に固設された中筒駆動用ラック35に歯合さ
れる。また中筒23には小筒駆動用ピニオンギヤ36が
設けられ、このピニオンギヤ36は、外筒22内面に固
定された固定ラック37と、小筒24外面に固定された
移動ラック38とにそれぞれ歯合されている。
【0021】この構成によれば、エアモータ29を駆動
すると、減速機30、チェーン32等を介して中筒駆動
用ピニオンギヤ34が回転される。この回転により中筒
23が伸縮移動するが、この移動と連動して小筒駆動用
ピニオンギヤ36も固定ラック37上を転動し、これに
よって小筒24の伸縮移動も生じる。従って中筒23と
小筒24とは連動して伸縮移動することになる。なおこ
こで中筒23と小筒24との移動ストローク比は1:2
(外筒基準)に設定されている。
【0022】図1に戻って、吸引ヘッド14は、下面が
開放された略箱状のボディ39を有し、ボディ39は、
前記負圧供給ホース19からの負圧の供給を受けて、そ
の下面開放部分全体で落粉炭の吸引を行うようになって
いる。ボディ39は、床上を走行する左右一対の前車輪
40及び後車輪41を有し、特に前車輪40は、キャス
ター輪の如く垂直軸回りにもフリー回転可能である。ボ
ディ39の前端部には回転ブラシ42が設けられ、回転
ブラシ42はボディ39内部の(正圧)エアモータで駆
動される。またボディ39には正圧供給ホース20が接
続され、この正圧は床へ高速エアを吹き付けるための圧
力源となる。またボディ39には、吸引ヘッド14全体
をアーム12に対し回動させるための回動機構を内蔵
し、この回動機構は正圧供給ホース20からの正圧で作
動され、操作盤21の操作により回動操作されるように
なっている。
【0023】この吸引ヘッド14は、前述のように下面
開放部全体で落粉炭の吸引を行うが、これに加え回転ブ
ラシ42で床にこびりついた落粉炭を削り取って(剥が
して)吸引すると共に、高速エアの吹き付けにより狭い
隙間等に入り込んだ落粉炭を吹き飛ばして吸引するよう
になっている。特にベルトコンベヤ2にて搬送される粉
炭は貯炭場での自己発熱による発火防止のため適度に加
湿されており、これが落下するとやがては乾燥して床板
13等にこびりついてしまう。よって回転ブラシ42に
より、これを削り取って吸引することができる。また一
般に床9や床板13は凸部のあるチェッカープレート
(しま鋼板)で形成され、その凸部の縁の部分に落粉炭
が溜まって吸引し難くなるが、上述のエア吹き付けによ
り、これを吹き飛ばして吸引することができる。また前
車輪40のみをキャスター輪の如くフリー回転可能とし
たため、吸引ヘッド14の走行動作がスムーズとなる。
【0024】ベルトコンベヤ2は、床板13の両側部か
ら適宜間隔で起立される脚43を有し、脚43の上端部
はサイドフレーム44で連結されている。これらサイド
フレーム44を掛け渡して、上部側にはキャリヤローラ
45が、下部側にはリターンローラ46が設けられ、ベ
ルト47はキャリヤローラ45及びリターンローラ46
上で循環駆動される。特にアーム12及び吸引ヘッド1
4は、リターンローラ46と床板13間の比較的狭い隙
間に入り込み、床板13上の落粉炭を吸引除去する。ま
た二つのベルトコンベヤ2のさらに外側には側通路48
も設けられる。
【0025】そして図2に示すように、負圧ライン17
は、外部のバキュームカー49から負圧が供給され、正
圧ラインには、図示しない外部のコンプレッサから正圧
が供給される。バキュームカー49は特に、吸引した落
粉炭を所定量回収した後、その落粉炭を図外の貯炭槽に
搬送して戻す。
【0026】次に、図4乃至図9を用いて本装置1の操
作方法を説明する。
【0027】先ず図4を参照して、作業者は台車4上に
乗り、台車4を中央通路3に沿って移動させつつ、操作
盤21を操作して中央通路3(床9)上の落粉炭を吸引
清掃する。このとき台車4の速度は一定であり、且つア
ーム12は、吸引ヘッド14が中央通路3の全幅に行き
亘るよう所定角度だけ旋回往復移動される。なおアーム
12はこのとき収縮状態にある。
【0028】そして図5に示すように、台車4が脚43
a,43b間から脚43b,43c間の区間に移動した
ならば台車4を一旦停止し、図6に示すように、吸引ヘ
ッド14が脚43b,43cにぶつからぬようアーム1
2を一方側(右側)のベルトコンベヤ2下の床板13a
上に90°旋回させる。そしてこのとき、アーム12を適
度に伸長させて吸引ヘッド14を床板13aの左端付近
に位置させると共に、吸引ヘッド14を回動させてそれ
を前方に向ける。なおここで、通路3の床9に対しレー
ル5や床板13aは段差となっており、アーム12の旋
回動作の際には吸引ヘッド14がそれらに引っ掛からぬ
よう、アーム12の昇降動作も行う必要がある。
【0029】そして、図7に示すように、台車4を前後
に往復移動させてその左端付近の一列を吸引した後、図
8に示すように、アーム12を吸引ヘッド14の幅程度
伸長させて隣接する一列を吸引する。同様にして、一列
の吸引毎にアーム12の伸長及び台車4の往復移動を繰
り返し、床板13aの右端付近の一列が吸引終了したな
らば図6と同じ状態に戻る。
【0030】そして今度は、図9に示すように、アーム
12を180 °旋回させ、一方側(右側)のベルトコンベ
ヤ2下の床板13aから、他方側(左側)のベルトコン
ベヤ2下の床板13bへと吸引ヘッド14を移動させ
る。そしてこのとき、吸引ヘッド14を回動させてやは
りそれを前方に向ける。こうした後は前記同様の操作を
行い、これにより他方側の床板13b上の落粉炭をも吸
引除去することができる。そしてこれが終了したなら
ば、図4で示したように、中央通路3を清掃しつつ台車
4を次の区間に移動させてその区間で同様の行程を繰り
返す。なお清掃がある程度の区間進行したならば、負圧
及び正圧導入ホース15,16を次のカプラ18につな
ぎ換えて作業を続行する。
【0031】このように、本装置1においては、作業員
が台車4に乗って移動でき、アーム12や吸引ヘッド1
4の操作によってベルトコンベヤ2下の床板13上の落
粉炭を吸引除去できるため、清掃作業時における作業者
の肉体的負担を大巾に低減でき省力化を図ることができ
る。またアーム12等がリターンローラ46やベルト4
7等に接触せず正確に移動できるため、運転中の清掃作
業も可能となり、多人数での集中清掃作業を行わずに済
み、人員を削減できるメリットもある。
【0032】そして、台車4をベルトコンベヤ2間の通
路3に設け、この台車4に対しアーム12を旋回自在と
したため、1台の装置1で両方のベルトコンベヤ2下の
床板13上を清掃でき、清掃作業の効率を高めることが
できる。またアーム12を伸縮可能としたことで一方側
から広範囲の吸引を実行でき、これによっても作業効率
を高められる。さらにこのアーム12により、ベルトコ
ンベヤ2の脚43との干渉を回避して効率的に作業を進
められる。
【0033】また、本装置1にあっては、電磁弁等の電
気機器を使用せず、手動切換弁等を用いた空圧回路の手
動切換えにより、アーム12の旋回、伸縮動作や吸引ヘ
ッド14の回動動作等を生じさせている。このため、石
炭の搬送路という防塵・防爆条件に完全に適合し、安全
な操作を実行することができる。
【0034】尚、本装置1の別の操作方法として図10
に示すような方法もある。これは前述の図8に示した操
作方法に代わるもので、これにおいては、台車4を一定
の低速で移動させつつ、アーム12をベルトコンベヤ2
の幅方向に往復移動させて、吸引ヘッド14を床板13
上で斜めに移動させ、床板13の全範囲をほぼ網羅しよ
うというものである。なおこのとき吸引ヘッド14は側
方に向けられている。これら以外にも様々な操作方法が
考えられ、これらは単なる一例に過ぎない。
【0035】次に変形例について説明する。なお、同一
部品については同一符号を付して説明を省略することと
する。
【0036】図11に示すように、この装置1において
は、台車4上に、吸引ヘッド14で吸引された落粉炭を
空気と分離するサイクロン50(分離手段)と、サイク
ロン50で分離された落粉炭をベルトコンベヤ2のベル
ト47上に戻すバケットエレベータ51(荷戻し手段)
とが設けられている。サイクロン50は、負圧導入ホー
ス15の途中に設けられ、その内部で落粉炭を空気と分
離して落下させる一方、空気をそのホース15を通じて
負圧ライン17に送るようになっている。なお厳密には
サイクロン50は完全分離を行えず、従って空気には微
粉炭が混在し、この微粉炭は負圧ライン17を通じ前述
のバキュームカー49に回収されることになる。そして
サイクロン50で分離された比較的大きめの粉炭は、サ
イクロン50下部の収集箱50aに収集される。
【0037】バケットエレベータ51は、収集箱51に
接続された下部ケーシング52と、下部ケーシング52
から起立する一対のパイプケーシング53と、パイプケ
ーシング53の上端部に接続する上部ケーシング54
と、上部ケーシング54からベルト47の上方位置まで
斜め下方に延出する排出管55とを有する。下部及び上
部ケーシング52,54内にはチェーンスプロケットが
収容され、これらチェーンスプロケットにはバケットチ
ェーンが巻き掛けられ、バケットチェーンは、下部ケー
シング52、パイプケーシング53及び上部ケーシング
54内で循環駆動されるようになっている。下部ケーシ
ング52内のチェーンスプロケットはエアモータで駆動
される。このようにすると、収集箱51に収集された粉
炭をバケットチェーンで上昇させ、排出管55から排出
してベルト47上に戻すことができる。これにより、粉
炭を負圧ライン17で長距離移送する必要がなく、その
場でベルト47上に乗せそのまま搬送でき、搬送効率を
高められる。また、バキュームカー49での時間当たり
の回収量も少なくでき、貯炭槽への搬送回数も減小でき
る。そして、比較的大きめの粉炭を負圧ライン17で移
送する必要がなくなるので、負圧ライン17に発生させ
る負圧力も小さくでき、これに要する動力も減小でき
る。
【0038】またこれの変形として、台車4上に電動式
の真空ポンプを設け、負圧ライン17に代わってこの真
空ポンプを負圧源とし、サイクロン50で分離した大き
めの粉炭を前記同様にベルト47上に戻す一方、分離空
気に混在する微粉炭を台車4上でタンクに回収すること
もできる。こうすると負圧ライン17等が不要となり付
帯設備を簡略化できると共に、負圧導入ホース15等の
付け替えが不要となって作業の省力化が図れる。なおこ
の際には台車4とともに電源ケーブルを牽引する必要が
あり、且つ真空ポンプや電源回路等は防塵・防爆構造と
する必要がある。また別の変形として、サイクロン50
の代わりにフィルタを設け、これにより分離することも
可能である。そしてバケットエレベータ51以外にも様
々な垂直コンベヤを適用することが可能である。
【0039】このように、本発明は上記の形態に限定さ
れず他の様々な形態を採ることが可能である。例えば取
り扱う荷は粉炭以外に他の様々なものが可能であり、搬
送台としても上記以外に自走式のもの等が考えられる。
【0040】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0041】(1) 清掃作業時における作業者の肉体
的負担を大巾に低減でき、省力化を図れる。
【0042】(2) 1台の装置で両方のベルトコンベ
ヤ下の床上を清掃でき、作業効率を高められる。
【0043】(3) 吸引した荷をその場でベルト上に
戻せ、搬送効率を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る落荷清掃装置を示す斜視図であ
る。
【図2】ベルトコンベヤが収容された建屋周辺を示す概
略図である。
【図3】アームを示す縦断面図である。
【図4】本発明に係る落荷清掃装置の操作方法を説明す
るための概略平面図である。
【図5】本発明に係る落荷清掃装置の操作方法を説明す
るための概略平面図である。
【図6】本発明に係る落荷清掃装置の操作方法を説明す
るための概略平面図である。
【図7】本発明に係る落荷清掃装置の操作方法を説明す
るための概略平面図である。
【図8】本発明に係る落荷清掃装置の操作方法を説明す
るための概略平面図である。
【図9】本発明に係る落荷清掃装置の操作方法を説明す
るための概略平面図である。
【図10】本発明に係る落荷清掃装置の別の操作方法を
説明するための概略平面図である。
【図11】変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 落荷清掃装置 2 ベルトコンベヤ 3 中央通路(通路) 4 台車(搬送台) 12 アーム 13 床板(床) 14 吸引ヘッド(吸引ノズル) 47 ベルト 50 サイクロン(分離手段) 51 バケットエレベータ(荷戻し手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 智夫 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 今泉 浩昭 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 星井 勤 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内 (72)発明者 山崎 章二 東京都品川区上大崎1丁目1番17号 石川 島システムテクノロジー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列されたベルトコンベヤ間の通路に沿
    って移動可能な搬送台と、該搬送台上に旋回可能に設け
    られ、上記ベルトコンベヤ下の床上にて伸縮するアーム
    と、該アームの先端部に設けられ、上記床上の落荷を吸
    引する吸引ノズルとを備えたことを特徴とするベルトコ
    ンベヤの落荷清掃装置。
  2. 【請求項2】 上記搬送台が、上記吸引ノズルで吸引さ
    れた落荷を空気と分離する分離手段と、該分離手段で分
    離された落荷を上記ベルトコンベヤのベルト上に戻す荷
    戻し手段とを有する請求項1記載のベルトコンベヤの落
    荷清掃装置。
JP23396595A 1995-09-12 1995-09-12 ベルトコンベヤの落荷清掃装置 Pending JPH0977238A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008004659A1 (fr) * 2006-07-07 2008-01-10 Hirata Corporation Chariot pour dispositif de transport

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WO2008004659A1 (fr) * 2006-07-07 2008-01-10 Hirata Corporation Chariot pour dispositif de transport

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