JP5145815B2 - 基板搬送装置および基板搬送装置のコロ配置の決定方法 - Google Patents
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0.5Ai≦(B1i+B2i)/2≦0.7Ai (1)
本発明において、幅Aiの基板を支えるコロ列のうち最も内側の2列のコロ列間隔B1iは、その基板を搬送する際に基板を支えるコロ列のうち、基板の搬送方向中心線に最も近い位置のコロ列と2番目に近い位置のコロ列の間の距離を指す。また、最も外側の2列のコロ列間隔B2iは、その基板を搬送する際に基板を支えるコロ列のうち、基板の搬送方向中心線から最も遠い位置のコロ列と2番目に遠い位置のコロ列の間の距離を指す。上記条件を満たすようなコロ配置は、少ないコロ列数でも複数サイズの基板の全てに対して基板たわみを小さくすることができる。
さらに、前記m種類の基板で最も小さい幅A1の基板を支える複数のコロ列の位置が、多点のベッセル点を全て含むことを特徴とする基板搬送装置である。
0.5Ai≦(B1i+B2i)/2≦0.7Ai (1)
0.5A1≦(B11+B21)/2≦0.7A1 (2)
となるように配置されている。すなわちB11/A1が0.5〜0.7であるのが好ましいが、これは図1の搬送装置を用いた基板G1の幅方向断面の形状を示した模式図である図2aに示すように、この様な配置にすることによって、基板G1に対するコロ列の支持位置は、実質的に基板G1のたわみを最小にする支持点となる。すなわち、ベッセル点として良く知られた、基板中央部たわみと端部たわみが等しくなる特別な支持点に概略等しくなる。B1/A1=0.5〜0.6とするとさらに好ましい。ベッセル点と一致するように、
B1/A1=0.55 (3)
とするとより好ましい。0.5〜0.7の範囲であれば、2列という少ない列数にも関わらず、基板たわみを小さくすることができ安定した搬送を得ることができる。0.5よりも小さいと、B1の外側の基板部分が大きくたわんでしまうので好ましくない。0.7よりも大きいと、B1の内側の基板部分が大きくたわんでしまうので好ましくない。0.5〜0.7の範囲で内外の基板たわみが同程度となるので、基板全体としてたわみが小さくなる。
0.5A2≦(B12+B22)/2≦0.7A2 (4)
となるように配置されている。図1の搬送装置を用いた基板G2の幅方向断面の形状を示した模式図である図2bに示すように、この様な配置にすることによって、基板G2に対するコロ列の支持位置は、実質的に基板G2のたわみを最小にする支持点に近くなる。すなわち、最も外側のコロ列と最も内側のコロ列の中間点がベッセル点に概略等しくなるように配置している。従って、この場合も基板全体としてたわみが小さくなる。
0.5A3≦(B13+B23)/2≦0.7A3 (5)
となるように配置されている。この様な配置にすることによって、基板G3に対するコロ列の支持位置は、実質的に基板G3のたわみを最小にする支持点に近くなる。
次に、配置の決定手順を説明する。まず、予め決められたm種類(mは2以上の整数)の幅の基板のうち最も小さい基板を搬送するコロ列数を決定する。たわみを小さくするには多数のコロ列を設ければよいが、コロ列数が多いと問題が多いため、少ないコロ列数でたわみが小さくなるようにするのが良い。これは搬送方向から見た断面で考えた時、多点のベッセル点を全て含む位置にコロを配置するのが好ましい。
B11/A1=0.36 (6)
とするのがよい。
B11/A1=0.26 (7)
とするのがよい。
同様に、最も小さい基板を等間隔に配置された5列のコロ列で搬送する場合は、
B11/A1=0.21 (8)
とし、
最も小さい基板を等間隔に配置された6列のコロ列で搬送する場合は、
B11/A1=0.17 (9)
とすると良い。より大きな基板でも同様であるので省略する。
0.5A1≦(B11+B21)/2≦0.7A1 (2)
となるように最小のコロ列数と配置が決定できる。
0.5A1≦B11≦0.7A1 (2)
となるように配置されている。このときの基板たわみは図1に示した例の場合と同様に小さくすることができる。
0.5A2≦(B12+B22)/2≦0.7A2 (4)
となるように配置されている。このことによって、図4aに示した場合と同様に、この様な配置にすることによって、基板G2に対するコロ列の支持位置は、実質的に基板G2のたわみを最小にする支持点に近くすることができる。この例では中央のコロ列は両端のコロ列幅B22を2等分する位置にあるがこれに限るものではない。
0.5A3≦(B13+B23)/2≦0.7A3 (5)
となるように配置されている。この様な配置にすることによって、基板G3に対するコロ列の支持位置は、実質的に基板G3のたわみを最小にする支持点に近くすることができる。
以上説明してきたように、本発明の基板搬送装置および本発明の基板搬送装置のコロの配置の決定方法によれば、従来より少ないコロ列で、それぞれの基板において、たわみが小さくなるので安定して基板を搬送することができる。
次に、基板搬送速度VXの最大値VXMAXから、基板の次コロへの乗り上げ速度の最大値VZMAXを式(10)を用いて評価する。
このようにしてコロ間隔Cを決めると、例えば基板の搬送速度を200mm/秒以上に大きくしても振動が大きくならずに安定して搬送できる。
4種類の幅の異なるガラス基板(基板幅×基板長さ=500mm×900mm、600mm×1000mm、700mm×1200mm、800mm×1300mm、基板厚さは何れもt=1.8mm)に対して、半径がr=20mm、材質が高密度ポリエチレン製のコロ列を図8aのように4列配置した。搬送方向間隔Cを380mm(基板厚さの211倍)、千鳥配置とした。
◎:搬送異常枚数(ズレ量1mm以上)が0枚
○:搬送異常枚数(ズレ量1mm以上)が1〜2枚
△:搬送異常枚数(ズレ量1mm以上)が3〜10枚
×:搬送異常枚数(ズレ量1mm以上)が11枚以上
また、この時、搬送中の次コロ乗り上げ直前たわみ量をレーザー変位計により測定したところ最大で0.7mmであり、乗り上げ速度を式(10)で求めると54mm/秒であった。
3種類の幅の異なるガラス基板(基板幅×基板長さ=1400mm×2300mm、2000mm×2300mm、2400mm×2800mm、基板厚さ何れもt=1.8mm)について、半径rが17.5mm、材質が高密度ポリエチレン製のコロ列を図8bのように7列配置した。
実施例1と同じ4種類のガラス基板に対して、コロ列の配置を図8cのように設定した。搬送方向間隔Cを380mm(基板厚さの211倍)、千鳥配置とした。
それぞれのサイズの基板100枚についてコロ列配置の他は実施例1と同じ条件で搬送し、搬送方向からのズレを測定した。表2のように基板2、3においてズレが多く発生し、良好な結果は得られなかった。
2 基板処理装置
3 コロ
4 駆動軸
5 位置決め機構
6 基板搬送方向
A1 基板1の基板幅
A2 基板2の基板幅
A3 基板3の基板幅
A4 基板4の基板幅
B11 基板1を支えるコロ列のうち最も内側の2列のコロ列間隔
B12 基板2を支えるコロ列のうち最も内側の2列のコロ列間隔
B13 基板3を支えるコロ列のうち最も内側の2列のコロ列間隔
B14 基板4を支えるコロ列のうち最も内側の2列のコロ列間隔
B21 基板1を支えるコロ列のうち最も外側の2列のコロ列間隔
B22 基板2を支えるコロ列のうち最も外側の2列のコロ列間隔
B23 基板3を支えるコロ列のうち最も外側の2列のコロ列間隔
B24 基板4を支えるコロ列のうち最も外側の2列のコロ列間隔
C 搬送方向のコロ間隔
G1 基板1
G2 基板2
G3 基板3
G4 基板4
Claims (6)
- 基板の搬送方向に配列した複数のコロから構成されるコロ列を複数列有し、予め決められたm種類(mは2以上の整数)の幅の基板を、コロ間隔を調整することなく、少なくとも2列のコロ列により搬送する基板搬送装置であって、1〜m種類目までの各基板(i番目の基板の幅をAiとする)について、該基板を支えるコロ列のうち最も内側の2列のコロ列間隔をB1i、最も外側の2列のコロ列間隔をB2iとしたとき、全ての基板についてコロ列間隔B1i、B2iの関係が下記式(1)を満足するようにコロが配置されていることを特徴とする基板搬送装置。
0.5Ai≦(B1i+B2i)/2≦0.7Ai (1) - 全ての前記コロ列において、前記コロの基板搬送方向の間隔が全ての基板に対し、基板の厚さの50〜200倍となるようにコロが配されている請求項1に記載の基板搬送装置。
- 前記コロが概略千鳥格子状に配されている請求項1または2記載の基板搬送置。
- 基板の幅方向位置を規制する位置決め手段を有する請求項1〜3のいずれかに記載の基板搬送装置。
- 前記m種類の基板で最も小さい幅A1の基板を支える複数のコロ列の位置が、多点のベッセル点を全て含む位置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板搬送装置。
- 基板の搬送方向に配列した複数のコロから構成されるコロ列を複数列有し、予め決められたm種類(mは2以上の整数)の幅の基板を、コロ間隔を調整することなく、それぞれ2列以上のコロ列により搬送する基板搬送装置のコロ配置の決定方法であって、幅Ai(iは1以上m以下の整数)の基板を支えるコロ列のうち最も内側の2列のコロ列間隔をB1iと最も外側の2列のコロ列間隔をそれぞれB2iとしたとき、全ての基板幅Aiについてコロ列間隔B1i、B2iの関係が下記式(1)を満足するようにコロを配置することを特徴とする基板搬送装置のコロ配置の決定方法。
0.5Ai≦(B1i+B2i)/2≦0.7Ai (1)
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