JP4748391B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4748391B2
JP4748391B2 JP2006078685A JP2006078685A JP4748391B2 JP 4748391 B2 JP4748391 B2 JP 4748391B2 JP 2006078685 A JP2006078685 A JP 2006078685A JP 2006078685 A JP2006078685 A JP 2006078685A JP 4748391 B2 JP4748391 B2 JP 4748391B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
substrate
unit
transfer
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006078685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007256450A (ja
Inventor
伸仁 佐治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2006078685A priority Critical patent/JP4748391B2/ja
Publication of JP2007256450A publication Critical patent/JP2007256450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4748391B2 publication Critical patent/JP4748391B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

本発明は、搬送装置に関し、例えば液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイの基板上にマスクのマスクパターンを露光転写するのに好適な露光装置に用いられる搬送装置に関する。
大型の薄形テレビ等に用いられる液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイは、基板上にマスクのパターンを分割逐次露光方式で近接露光転写することで製造される。従来のこの種の分割逐次露光装置としては、例えば、被露光材としての基板より小さいマスクを用い、該マスクをマスクステージで保持すると共に基板をワークステージで保持して両者を近接して対向配置し、この状態でワークステージをマスクに対してステップ移動させて各ステップ毎にマスク側から基板にパターン露光用の光を照射することにより、マスクに描かれた複数のマスクパターンを基板上に露光転写して一枚の基板に複数のディスプレイ等を作成するようにしたものが知られている(特許文献1、2参照)。
特許第2672535号明細書 特開平1−155354号公報
ところで、近接露光転写を行う場合においては、一般的に製品と同寸のパターンを有するマスクを用いている。しかるに、近年の薄形テレビ等はユーザーの嗜好に対応して画面が大型化する傾向があるが、それに応じて基板に露光転写されるパターン領域も大きくなるため、露光転写に用いるマスクも大型のものを用いる必要が生じている。ところが、マスクは大型化するにつれてコストが顕著に増大するという問題がある。加えて、マスクは石英などの脆性材料で形成されることが多く、取り扱いの不備等により破損を招きやすいため、それもコスト高を加速する要因となっている。
これに対し、マスクを細分化してライン状に配置し、基板を一方向に移動させつつ分割して露光を行う新規な分割露光方式が検討されている。かかる露光方式は、基板に形成されるパターンに、ある程度繰り返される部位があることを前提として、これをつなぎ合わせることで大きなパターンを形成できることを利用したものである。このような分割露光方式によれば、高価なマスクを採用する必要はなく、比較的安価なマスクを用いて、基板に大きなパターンを露光転写することができる。
ところで、かかる分割露光方式においては、複数のマスクを用いる必要がある。一方、マスクは比較的短いサイクルで洗浄などのメンテナンスを行わないと、適切な露光を行えないという実情もある。従って、露光装置の稼働率を高めるためには、使用したマスクを、いかに効率的に露光装置から回収し、且つ洗浄等したマスクを、いかに効率的に露光装置に装填するかが大きな課題となっている。
しかるに、露光装置において、マスクの交換を行う場合、1ラインの搬送路に沿って移動する一般的な搬送装置は、1回目の往復動作で、使用されていたマスクを受け渡し位置から回収してマスクストッカに収容し、2回目の往復動作で、マスクストッカに収容されている未使用のマスクを受け渡し位置に搬送するため、2回の往復動作が必要となっている。従って、マスクの回収と装着に時間がかかるという問題がある。
そこで本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、複数のマスクを露光装置から効率的に回収し又分配できる搬送装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の搬送装置は、パターンを形成したマスクを介して露光用光を照射することによって、移動可能に保持された基板に前記パターンの露光を行う露光装置において用いられる搬送装置において、
マスクストッカとの間で受け渡しされた複数のマスクを搭載し、前記基板の移動方向に対して交差するように延在する1ラインの搬送路に沿って移動して、複数の受け渡し位置で分配装置にマスクを受け渡すようになっており、
前記受け渡し位置を挟んで、前記搬送路に沿った一方の端側で前記マスクストッカとの間で前記マスクの受け渡しを行い、少なくとも露光中は、前記搬送路に沿った他方の端側で待機することを特徴とする。
本発明によれば、前記搬送装置が、前記受け渡し位置を挟んで、前記搬送路に沿った一方の端側で前記マスクストッカとの間で前記マスクの受け渡しを行い、少なくとも露光中は、前記搬送路に沿った他方の端側で待機するので、待機位置からマスクストッカに向かう動作で使用済みマスクの回収を行い、マスクストッカから待機位置に向かう動作で未使用マスクの搬送を行えるため、1往復動作でマスクの回収及び装着を実現でき、必要な時間を短縮することができる。
前記露光装置は、前記基板を駆動する基板チャックを、前記基板の移動方向に対して片側又は両側に設けており、前記搬送装置は、前記分配装置に対して重力方向上方に配置された移動部と、前記移動部に対して重力方向下方に配置された前記マスクを搭載するトレー部と、前記移動部と前記トレー部とを連結する連結部と、前記移動部を駆動する駆動部とを有すると、待機状態にある前記搬送装置が前記基板チャックや前記駆動部等と干渉することが抑制される。前記基板を駆動する基板チャックは、前記基板の移動方向に対して両側に設けられることもある。
前記トレー部は、前記マスクを搭載したときに、その自重により前記基板の支持面に対して平行に近づくように変形する初期形状を有すると、前記マスクを搭載しない状態では前記基板の支持面との接触が回避されるので好ましい。
前記トレー部に対して、重力方向下方より流体を吐出する吐出手段が設けられていると、前記マスクを搭載した状態で前記基板の支持面との接触が回避されるので好ましい。
前記トレー部は、前記連結部を挟んで一方の側に前記マスクを搭載する第1の搭載位置を有し、他方の側に前記マスクを搭載する第2の搭載位置とを有し、前記分配装置は、前記基板の移動方向に対して前記搬送路の一方の側に配置され、所定位置に移動した前記搬送装置の前記第1搭載位置から、1つ以上の前記マスクを分配する第1分配装置と、前記搬送路の他方の側に配置され、前記基板の移動方向に対して所定位置に移動した前記搬送装置の前記第2搭載位置から、1つ以上の前記マスクを分配する第2分配装置とを含むと、前記搬送トレーの重量バランスがとれるとともに、同時に複数のマスクの回収又は装着が可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる露光装置の上面図であり、図2は、本実施の形態にかかる露光装置の露光時の状態を示す側面断面図である。
図1において、ベース1上で、大版薄板状の基板Wは、片側(図1で上側)に配置された基板チャック2により把持され、レール2aに沿って不図示の駆動部により駆動され、基板チャック2と共に左から右に移動可能となっている。ベース1上には、マスクMを吸着保持する保持装置10A、10Bが、搬送ライン(搬送路ともいう)Lを挟んで左側(上流側)に6個、右側(下流側)に5個(計11個)配置されている。保持装置10により保持された基板Wに比較すると小型のマスクMは、搬送ラインLを挟んで千鳥状に配置される。搬送ラインLの左側に配置された保持装置10Aにより第1分配装置を構成し、搬送ラインLの右側に配置された保持装置10Bにより第2分配装置を構成する。
各保持装置10は、ベース1上でX軸方向となる図2の左右方向(図1の搬送ラインLに対して直交する方向であり、基板WはX軸方向に沿って左から右へと移動するものとする)に不図示のフレームに対して移動可能に配置されたアーム11と、アーム11の先端に配置され、下面にマスクMを吸着保持する保持部12と、アーム11に対して保持部12をZ軸方向(図2でZ軸方向となる上下方向)に駆動するZ軸移動装置13と、ベース1の上面の法線回りに保持部12を回転駆動するθ軸移動装置14と、アーム11に対して保持部12をY軸方向(図2で紙面垂直方向)に駆動するY軸移動装置15とを有する。保持部12は、矩形開口12aを有している。
ベース1には、基板Wの下面に対向して、X軸方向に距離Dで隔置配置された吐出吸引ユニット(吐出手段)3A、3Bを取り付けている。一方の吐出吸引ユニット3Aは、図2に示すように、ベース1のスリット1aの片側に固定したユニット本体4の下面から上面に貫通する多数の吐出孔5を、X軸方向と直交するY軸方向に沿って2列平行配置で、かつ、ユニット本体4の長辺に沿って穿設している。また、上記2列平行配置の吐出孔5の中間位置にはY軸方向に沿って凹溝6が設けられ、かつ、凹溝6からユニット本体4の下面に貫通する多数の吸引孔7を設けている。他方の吐出吸引ユニット3Bも、前記一方の吐出吸引ユニット3Aと同様に構成されている。更に、前記一対の吐出吸引ユニット3A、3Bにおける各吐出孔5の下端には、図2に示すように、配管群H1を介してエア吐出系(エアレギュレータ)8、吐出用ポンプP1が接続され、また、一対の吐出吸引ユニット3A、3Bにおける各吸引孔7の下端には、配管群H2を介してエア吸引系(エアレギュレータ)9、吸引用ポンプP2が接続されている。尚、保持装置10Bの下方にも、同様な吐出吸引ユニットが設けられている。
本実施の形態の露光装置を用いて行う分割露光動作時には、まず不図示の駆動部より、レール2aに沿って、基板チャック2と共に基板Wを左から右に移動する。このとき、不図示の制御部により吐出用ポンプP1を駆動し、一対の吐出吸引ユニット3A、3Bの各吐出孔5から基板Wの下面側に空気吐出を行う。これにより、基板Wは一対の吐出吸引ユニット3A、3Bの上面から浮上した状態でX軸方向により搬送されることになり、基板Wの下面側に傷等が付くことを防止でき、基板Wの下面保護を図ることができる。
基板Wを所定位置に移動させた後静止させ、上方の露光ユニットOPUから露光用光ELを投射すると、かかる露光用光ELは、保持装置10A,10Bにより保持されたマスクMを通過し、そのパターンを基板Wに露光転写する。基板Wの露光転写エリアは、一対の吐出吸引ユニット3A、3Bの間となっており、不図示の制御部により吸引用ポンプP2が駆動され、一対の吐出吸引ユニット3A、3Bの各吸引孔7から空気吸引を行う。これにより、基板Wは一対の吐出吸引ユニット3A、3Bの上面に吸着されて位置決め固定される状態となり、振動を極力排除した状態下で、露光転写を高精度で行うことが可能となる。一つのマスクMでの露光転写が終了すると、一対の吐出吸引ユニット3A、3Bの吸引動作が中断され、ワンステップだけ基板Wを移動させた後静止させ、更に一対の吐出吸引ユニット3A、3Bの吸引動作を開始し、次の露光転写を行うことができる。このとき、基板Wの移動誤差によるパターンのズレは、保持装置10のZ軸移動装置13、θ軸移動装置14,X軸移動装置15、及びZ軸方向に可動のアーム11により、マスクMの位置を微調整することで補正することができる。同様にして、分割露光転写を繰り返し行うことで、基板W全体にパターンの露光を行うことができる。なお、本実施の形態において、搬送ラインLの両側で保持されたマスクMが千鳥状に配置されてるので、搬送ラインLの片側におけるマスクMが隔置して並べられていても、基板W上に隙間なくパターンを形成することができる。又、基板Wを静止させることなく、動かしながら連続して露光することもある。
ところで、マスクは所定のタイミングで洗浄等するために随時回収される必要がある。又、露光装置の稼働率を高めるためには、使用されたマスクが洗浄されている間、別のマスクを露光装置に装着して露光動作を行う必要がある。そこで、複数のマスクを効率的に回収し、且つ効率的に分配することが必要となる。このために用いる搬送装置について説明する。
図3は、図1の露光装置をIII-III線で切断して矢印方向に見た図であり、図4は、図1の露光装置におけるマスクの回収又は装着時の状態を示す側面断面図であり、搬送装置はIV-IV線で切断している。尚、CFは装置フレームの天井である。
図4において、搬送ラインL(図1)に沿って、ベース1の上方には、下方に向かって開口した断面がコ字状のレールRLが装置フレームの天井CFに取り付けられている。レールRLの内側面には、一対のリニアガイドLGが上下に配置されており、各リニアガイドLGに沿ってスライダSが移動自在に配置されている。
搬送装置30は、レールRL内に配置された板状の被駆動部31と、ベース1の上面側と保持装置10A、10Bに配置されたトレー部32と、レールRLの開口を介して延在し被駆動部31とトレー部32の中央とを連結する連結部33とからなる。被駆動部31の側面にはスライダSが取り付けられており、またレールRLの内側面との間にリニアモータLMが配置されている。レールRLとリニアモータLMとで駆動部を構成する。トレー部32は、その上面において、連結部33を挟んで、図1において搬送ラインLの左側に第1搭載位置32Aが設けられ、搬送路1aの右側に第2搭載位置32Bが設けられているが、連結部33の近傍で肉厚が厚く、両先端に向かうにつれて肉厚が薄くなっており、片持ち状でありながら剛性を高めている。
次に、本実施の形態の搬送の態様(回収及び装着)について説明する。搬送ラインLの両側に位置する保持装置10A、10Bは、保持部12によりマスクMを保持した状態で、搬送ラインL上の受け渡し位置に配置しているものとし、図1で上方から1番目、2番目、・・・と数えるものとする。又、搬送装置30は、搬送ラインLの一端側の第1の位置(図9の実線の位置)で、マスクストッカMS1,MS2との間で、ロボットRBTによりマスクMの受け渡しを行い、保持装置10A、10Bを挟んで搬送ラインLの反対端側の第2の位置(図1の点線の位置)で露光中は待機するようになってる。搬送装置30はつり下げ式であるため、待機中、図4に点線で示すように、基板チャック2やレール2a等に干渉しないようになっている。
図5のフローチャートにおいて、ステップS101でn=1とした後、ステップS102で、マスクMを搭載しない空の搬送装置30をリニアモータLMによりレールRLに対して駆動して、1番目の受け渡し場所へと移動して静止させる。ここでは、1番目の第1保持装置10Aが保持するマスクMは、搬送装置30の支持するトレー部32の第1搭載位置32Aの上方に位置し、1番目の第2保持装置10Bが保持するマスクMは、第2搭載位置32Bの上方に位置している。
更にステップS103で、1番目の第1保持装置10Aが保持部12を下降させることで、保持していたマスクMを第1搭載位置32Aへと受け渡し、同時に1番目の第2保持装置10Bが保持部12を下降させることで、保持していたマスクMを第2搭載位置32Bへと受け渡す。更に、ステップS104で、搬送装置30を搬送ラインLに沿って正方向(図1では下方)に1ステップ移動させ、トレー部32を2番目の受け渡し場所に移動させる。ここでは、2番目の第1保持装置10Aが保持するマスクMは、搬送装置30の支持する搬送トレー21の第1搭載位置32Aの上方に位置し、2番目の第2保持装置10Bが保持するマスクMは、第2搭載位置32Bの上方に位置している。
ステップS105で、同時受け渡しが最後(ここではn=5)でなければ、ステップS106でn=n+1とした上で、ステップS103に戻って、n+1番目の第1保持装置10Aが保持部12を下降させることで、保持していたマスクMを第1搭載位置32Aへと受け渡し、同時にn+1番目の第2保持装置10Bが保持部12を下降させることで、保持していたマスクMを第2搭載位置32Bへと受け渡す。これにより受け渡されたマスクMの上に、例えば間座(不図示)を介在させるような形で新たにマスクMを重ねて行く。更に、ステップ104で、トレー部32を、次の受け渡し場所に1ステップ移動させる。
以上を繰り返して、ステップS105で、同時受け渡しが最後(ここではn=5)となった場合、ステップS107で、6番目の第1保持装置10Aが保持部12を下降させることで、保持していたマスクMを第1搭載位置32Aへと受け渡す。更にステップS108で、搬送装置30のトレー部32を第2の位置に移動させて静止させ、ステップS109で、ロボットRBTを用いて、トレー部32の第1搭載位置32Aと第2搭載位置32Bに載置された使用済みのマスクMを、マスクストッカMS1に収容すると共に、マスクストッカMS2に保管されていた未使用のマスクMをトレー部32の第1搭載位置32Aと第2搭載位置32Bに載置する。
次にステップS110で、搬送装置30を搬送ラインLに沿って逆方向(図9では上方)に1ステップ移動させ、トレー部32を最初の受け渡し場所に移動させる。ここでは、6番目の第1保持装置10Aの保持部12のみが、搬送装置30の支持するトレー部32の第1搭載位置32Aに搭載されたマスクMの上方に位置している。そこで、ステップS111で、6番目の第1保持装置10Aが保持部12を下降させ、第1搭載位置32Aに載置されていたマスクMを保持した後に上昇する。
更にステップS112でn=5として、ステップS113で、搬送装置30を搬送ラインLに沿って逆方向に1ステップ移動させ、トレー部32を5番目の受け渡し場所に移動させる。5番目の第1保持装置10Aの保持部12が、搬送装置30の支持するトレー部32の第1搭載位置32Aに搭載されたマスクMの上方に位置し、且つ5番目の第2保持装置10Bの保持部12が、搬送装置30の支持するトレー部32の第2搭載位置32Bに搭載されたマスクMの上方に位置している。
ステップS114で、5番目の第1保持装置10Aが保持部12を下降させ、第1搭載位置32Aに載置されていたマスクMを保持した後に上昇するのと並行して、5番目の第2保持装置10Bが保持部12を下降させ、第2搭載位置32Bに載置されていたマスクMを保持した後に上昇する。
ステップS115で、同時受け渡しが最後(ここではn=1)でなければ、ステップS116でn=n−1とした上で、ステップS113に戻って、n−1番目の第1保持装置10Aが保持部12を下降させ、第1搭載位置32Aに載置されていたマスクMを保持した後に上昇し、同時にn−1番目の第2保持装置10Bが保持部12を下降させ、第2搭載位置32Bに載置されていたマスクMを保持した後に上昇する。
以上を繰り返して、ステップS115で、同時受け渡しが最後(ここではn=1)となった場合、ステップS117で、搬送装置30を第1の位置へと移動して静止させる。搬送装置30は、この第1位置で露光動作中に待機することとなる。
本実施の形態によれば、搬送装置30が、受け渡し位置を挟んで、搬送ラインLに沿った一方の端側でマスクストッカMS1,MS2との間でマスクMの受け渡しを行い、少なくとも露光中は、搬送ラインLに沿った他方の端側で待機するので、待機位置からマスクストッカMS1,MS2に向かう動作で使用済みマスクMの回収を行い、マスクストッカMS1,MS2から待機位置に向かう動作で未使用マスクMの搬送を行えるため、1往復動作でマスクMの回収及び装着を実現でき、必要な時間を短縮することができる。又、搬送装置30は、ベース1の上方において基板Wの移動方向に対して直交する方向に配置されたレールRLからつり下げられた形で移動するので、露光動作時の待機中においても、基板Wを移動させる駆動部2と干渉する恐れがない。
更に、搬送装置30に取り付けたトレー部32が2つのマスクの搭載位置32A、21Bを有するので、第1の保持装置10Aと第2の保持装置10Bに対して同時にマスクMの回収又は装着を行うことができ、マスクMの回収又は装着に必要な時間を短縮できる。尚、第1の保持装置10Aと第2の保持装置10Bに対して、別個にマスクMの回収又は装着を行っても良い。
図6は、第2の実施の形態にかかる搬送装置の図3と同様な断面図である。本実施の形態については、図3に示す実施の形態と異なる点について説明し、同様の構成は同じ符号を付して説明を省略する。
本実施の形態においては、搬送装置30’のトレー部32が薄肉となっているので、搬送装置30’の軽量化を図れ高速移動が可能となっている。しかしながら、トレー部32を薄肉とすると剛性が低下するので、トレー部32の第1搭載位置32Aと第2搭載位置32BにマスクMを搭載したときに、いずれも連結部33に対して片持ち状であることから、マスクMの重量に抗しきれず先端が下方に移動するように変形し、ベース1の上面(基板Wの支持面)に接触して傷つける恐れがある。
そこで、本実施の形態においては、トレー部32の第1搭載位置32Aと第2搭載位置32Bの先端が、それぞれ上方を向くように初期形状を与えている。これにより、第1搭載位置32Aと第2搭載位置32BにマスクMを搭載したときに、点線で示すようにトレー部32が変形しても、ベース1の上面に平行に近づくようになり、それと接触すること恐れが抑制される。かかる初期形状は、最大許容数のマスクMを搭載したときに、トレー部32の下面がベース1の上面と平行になるようなものとするのが望ましい。
図7は、第3の実施の形態にかかる搬送装置の図3と同様な断面図である。本実施の形態については、図3に示す実施の形態と異なる点について説明し、同様の構成は同じ符号を付して説明を省略する。
本実施の形態においても、第2の実施の形態と同様に、搬送装置30”のトレー部32が薄肉となっているので、搬送装置30”の軽量化を図れる。かかる状態では、トレー部32の第1搭載位置32Aと第2搭載位置32BにマスクMを搭載したときに、マスクMの重さに応じて撓みが生じベース1の上面に接触する恐れがある。
しかしながら、本実施の形態では、ベース1に設けた吐出吸引ユニット3A、3B(ポンプ、配管等は図示を省略)から、流体であるエアをトレー部32とベース1との間に吐出させており、これにより発生するエア圧で、トレー部32の第1搭載位置32Aと第2搭載位置32BにマスクMを搭載したときに、トレー部32を浮上させて、ベース1の上面との接触を回避できるようにしている。
尚、トレー部は薄くすることによって、高速で移動させることができるだけでなく、質量が小さくなって浮きやすくなること、及び剛性が低くなって全体で浮上することなどの特徴が生じる。また、その剛性も低くなるのでマスクを搭載しないときはトレー部が持ち上がるため、トレー部の下にスキマができ、吐出吸引ユニット(エアパッド)がなくても、基板搬送面との接触が抑制され、従って、エアパッドを有しない基板チャックや基板駆動部の上方にも待機位置を設けることができる。更に、1枚のマスクを搭載したことにより、トレー部と搬送面とほぼ同じ高さで平行になるように剛性と初期状態とを設定すると、マスクが搭載されていない状態では、基板搬送面との接触が抑制され、搭載されたマスクが1枚のときは、トレー部と搬送面とほぼ同じ高さで平行になり、搭載されたマスクが複数枚のときは、エアパッドを用いてトレー部を浮上させることもできる。かかる場合、搭載されたマスクが1枚でも複数枚でも、搬送面に対するトレー部の高さや平行度を殆ど変化しなくなることから、マスクの回収時や装着時の位置調整が容易となる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
第1の実施の形態にかかる露光装置の上面図である。 第1の実施の形態にかかる露光装置の露光時の状態を示す側面断面図である。 図1の露光装置をIII-III線で切断して矢印方向に見た図である。 図1の露光装置におけるマスクの回収又は装着時の状態を示す側面断面図である。 マスク回収及び分配工程を示すフローチャート図である。 第2の実施の形態にかかる搬送装置の図3と同様な断面図である。 第3の実施の形態にかかる搬送装置の図3と同様な断面図である。
符号の説明
1 ベース
1a 搬送路
2 基板チャック
2a レール
3A 吐出吸引ユニット
3B 吐出吸引ユニット
4 ユニット本体
5 吐出孔
6 凹溝
7 吸引孔
10 保持装置
11 アーム
12 保持部
12a 矩形開口
12b 下部
13 Z軸移動装置
14 θ軸移動装置
15 Y軸移動装置
30、30’、30” 搬送装置
32 トレー部
AM アーム
CF 装置フレームの天井
EL 露光用光
H1 配管群
H2 配管群
L 搬送ライン
M マスク
MS1 マスクストッカ
MS2 マスクストッカ
OPU 露光ユニット
P パターン
P1 吐出用ポンプ
P2 吸引用ポンプ
RBT ロボット
W 基板

Claims (5)

  1. パターンを形成したマスクを介して露光用光を照射することによって、移動可能に保持された基板に前記パターンの露光を行う露光装置において用いられる搬送装置において、
    マスクストッカとの間で受け渡しされた複数のマスクを搭載し、前記基板の移動方向に対して交差するように延在する1ラインの搬送路に沿って移動して、複数の受け渡し位置で分配装置にマスクを受け渡すようになっており、
    前記受け渡し位置を挟んで、前記搬送路に沿った一方の端側で前記マスクストッカとの間で前記マスクの受け渡しを行い、少なくとも露光中は、前記搬送路に沿った他方の端側で待機することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記露光装置は、前記基板を駆動する基板チャックを、前記基板の移動方向に対して片側又は両側に設けており、
    前記搬送装置は、前記分配装置に対して重力方向上方に配置された移動部と、前記移動部に対して重力方向下方に配置された前記マスクを搭載するトレー部と、前記移動部と前記トレー部とを連結する連結部と、前記移動部を駆動する駆動部とを有することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記トレー部は、前記マスクを搭載したときに、その自重により前記基板の支持面に対して平行に近づくように変形する初期形状を有することを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記トレー部に対して、重力方向下方より流体を吐出する吐出手段が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の搬送装置。
  5. 前記トレー部は、前記連結部を挟んで一方の側に前記マスクを搭載する第1の搭載位置を有し、他方の側に前記マスクを搭載する第2の搭載位置とを有し、
    前記分配装置は、前記基板の移動方向に対して前記搬送路の一方の側に配置され、所定位置に移動した前記搬送装置の前記第1搭載位置から、1つ以上の前記マスクを分配する第1分配装置と、前記搬送路の他方の側に配置され、前記基板の移動方向に対して所定位置に移動した前記搬送装置の前記第2搭載位置から、1つ以上の前記マスクを分配する第2分配装置とを含むことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の搬送装置。

JP2006078685A 2006-03-22 2006-03-22 搬送装置 Expired - Fee Related JP4748391B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006078685A JP4748391B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006078685A JP4748391B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007256450A JP2007256450A (ja) 2007-10-04
JP4748391B2 true JP4748391B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38630776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006078685A Expired - Fee Related JP4748391B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4748391B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5462028B2 (ja) * 2010-02-23 2014-04-02 Nskテクノロジー株式会社 露光装置、露光方法及び基板の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11168043A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 Nikon Corp 露光装置及び露光方法
JPH11204610A (ja) * 1998-01-07 1999-07-30 Nikon Corp 基板搬送装置
JP2001244313A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Nikon Corp 搬送方法及び搬送装置、露光方法及び露光装置
JP2002057087A (ja) * 2000-08-09 2002-02-22 Nikon Corp 露光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007256450A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4579071B2 (ja) 基板用搬送除塵装置
US7326300B2 (en) Coating apparatus and method using the same
TWI438857B (zh) 浮上式基板搬送處理裝置及浮上式基板搬送處理方法
JP4388493B2 (ja) ガラス基板用フイルムの貼付方法
JP5028919B2 (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP2008166348A (ja) 基板搬送装置
KR20060081423A (ko) 기판 반송 장치
JP2011225355A (ja) エア浮上ユニット、ステージ装置、検査システム、露光システム及び塗布システム
JP4957133B2 (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP5430430B2 (ja) ステージクリーナ、描画装置及び基板処理装置
WO2007037005A1 (ja) ワーク収納装置
JP2007112626A (ja) 基板搬送装置及び基板検査装置並びに基板搬送方法
JP2008076170A (ja) 基板検査装置
JP2010143733A (ja) 基板ハンドリングシステム及び基板ハンドリング方法
JP2007281285A (ja) 基板搬送装置
WO2008044340A1 (fr) Dispositif de transfert de substrat
JP4748391B2 (ja) 搬送装置
JP2004026569A (ja) ガラス板の加工装置
JP4229670B2 (ja) 薄板状材の搬送方法及び装置
JP2007165821A (ja) 搬送装置及び露光装置
KR20130017443A (ko) 기판 도포 장치, 부상식 기판 반송 장치 및 부상식 기판 반송 방법
JP5165718B2 (ja) 基板処理装置
JP2018114475A (ja) 塗布装置および塗布方法
JP2012148858A (ja) 基板浮上装置
JP6804155B2 (ja) 基板浮上搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110505

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees