JP5660655B2 - 車両のタイヤ空気圧管理装置および空気圧情報を出力可能な車両用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のタイヤ空気圧管理装置および空気圧情報を出力可能な車両用タイヤに関する。
近年、車両の事故原因としてのタイヤ空気圧不足に関心が高まり、タイヤ空気圧モニタリングシステム(Tire Pressure Monitoring System:TPMS)搭載の義務化の動きもある中で種々の提案がなされている。例えば、特開2008−86190号公報(特許文献1)には、車の振動により発電するエレクトレットを用いた静電誘導型発電装置により動作電力をまかなわれ、タイヤ空気圧、タイヤ内温度などを感知して無線出力する通信装置を車両のタイヤまたはタイヤホイールに装着することが提案されている。
特開2008−86190号公報 特開2009−33809号公報
しかしながら、実用的なタイヤ空気圧管理装置および空気圧情報を出力可能な車両用タイヤについてはタイヤ内における電力供給の問題を含め、まだ種々検討すべき課題が多い。
本発明の課題は、上記に鑑み、実用的なタイヤ空気圧管理装置および空気圧情報を出力可能な車両用タイヤを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、一つの面に複数のフローティング電極部が並列された強誘電体と、温度100℃でほぼ100ボルトの表面電位を安定に維持する複数のエレクトレット部と複数の対向電極部とを交互に前記フローティング電極部に面するよう配列してエレクトレット部と対向電極部がフローティング電極部に対し外部の振動により相対的に平行移動するよう前記強誘電体に支持された可動体と、可動体から発生する電力が供給される空気圧センサと、可動体から発生する電力が供給され空気圧センサが検知する空気圧データを外部に送信する無線通信部とを有する車両用タイヤを提供する。これによって、車両に要求される過酷な条件下において実用可能な電池不要の空気圧検知機能つき車両用タイヤを提供できる。
本発明の他の特徴によれば、エレクトレット振動発電部と、エレクトレット振動発電部から発生する電力を蓄積する蓄電部と、蓄電部から電力を供給される空気圧センサと、蓄電部から電力を供給されるとともに空気圧センサが検知する空気圧データを外部に送信する無線通信部と、空気圧センサおよび無線通信部の少なくとも一つに蓄電部の電力が充分となるまで機能を保留させる制御部とを有する車両用タイヤが提供される。これによって、エレクトレット振動発電部の発電能力に随時適応して空気圧データを外部に送信する車両用タイヤを提供できる。
上記本発明の具体的な特徴によれば、空気圧センサが検知する空気圧データを記憶する記憶部を有し、制御部は蓄電部の電力が無線通信部の機能に充分となるまで空気圧センサが検知する空気圧データを記憶部に記憶させて無線通信部による送信を保留させる。これによって、限られた電力を時間的に配分して空気圧データを外部に送信することができる。さらに具体的な特徴によれば、制御部は、蓄電部の電力が前記空気圧センサの機能に充分となったとき記憶部の空気圧データが検知から所定時間以上経過していれば空気圧センサに空気圧を再検知させる。これによって、意味のない古いデータを送信することを防止できる。そしてより具体的な特徴によれば、制御部は、空気圧センサによる空気圧の再検知が所定回数を超過したとき記憶部の最新の空気圧データが検知から所定時間以上経過していても空気圧センサに空気圧を再検知させることなく前記無線通信部による空気圧データの送信を行わせる。これによって、充分な電力が確保できないときにおいて空気圧データ検知の繰り返しにばかり電力を消費して送信が実行されなくなるのを防止できる。なお、上記本発明の他の特徴によれば、制御部は、蓄電部の電力が空気圧センサの機能に充分となるまで前記空気圧センサによる空気圧の検知を保留させる。以上のようにして、発電量が少ない時は適宜機能の実行を保留することで、必要な電力の蓄積を行うことができる。
本発明の他の特徴によれば、エレクトレット振動発電部により電力を供給されて空気圧を検知するとともに検知した空気圧データを外部に無線送信する車両用タイヤと、車両タイヤから無線送信される空気圧データを処理する処理部と、エレクトレット振動発電部が発電可能な状況において所定時間車両用タイヤから空気圧データが送信されないとき警告を発する警告部とを有する車両のタイヤ空気圧管理装置が提供される。これによって、タイヤ空気圧そのものが検知できないことによってタイヤ異常という万一の状態に対処できないような事態が避けられる。なお、上記において、エレクトレット振動発電部が発電可能な状況の一例は、車両の動力が起動していてその振動が存在する状態である。他の例は、車両が走行していてその振動が存在する状態である。また他の例は、タイヤに空気が補充中である状態および前記タイヤの空気圧が検査中の状態の少なくとも一つでありその振動が存在する状態である。
本発明の他の特徴によれば、エレクトレット振動発電部により電力を供給されて空気圧を検知するとともに検知した空気圧データを外部に無線送信する車両用タイヤと、前記車両タイヤから無線送信される空気圧データを処理する処理部と、車両の動力が停止している状態においても部前記エレクトレット振動発電部が外部振動により発電可能な状況となったときには前記タイヤから送信される空気圧データを受信するよう待機する待機制御部とを有する車両のタイヤ空気圧管理装置が提供される。これによって、車両の運転開始時点においても、その異常を速やかに知る可能性が高まる。車両が停止中であっても、駐車場近辺には種々の振動があり、これらによって空気圧の検知および送信が可能となる場合があるからである。
本発明の他の特徴によれば、エレクトレット振動発電部により電力を供給されて空気圧を検知するとともに検知した空気圧データを外部に無線送信する車両用タイヤと、車両用タイヤからの無線送信に由来する複数の空気圧データを処理する処理部とを有する車両のタイヤ空気圧管理装置が提供される。これによって、タイヤ空気圧の異常を早期に知ることが可能となる。
上記本発明の具体的な特徴によれば、処理部は、同一タイヤの空気圧データの経時変化を処理する。これによって、単独の空気圧データがまだ異常な状況にないときでも、その変化が急激である場合など、異常を事前予知することが可能となる。上記本発明の他の具体的な特徴によれば、処理部は、異なるタイヤの空気圧データを処理する。さらに具体的には、処理部は、所定時間内に車両の全タイヤからの空気圧データの送信が揃わない時警告を行う。これによって特に検知および通信能力の異常を知ることができる。また、別のさらに具体的な特徴によれば、処理部は、異なるタイヤの空気圧データを比較する。これによって、個々のタイヤの単独の空気圧データがまだ異常な状況にないときでも、比較によりその異常を事前予知することが可能となる。
本発明の他の特徴によれば、エレクトレット振動発電部により電力を供給されて空気圧を検知するとともに検知した空気圧データを外部に無線送信する車両用タイヤと、車両タイヤから無線送信される空気圧データを処理する処理部と、車両用タイヤの空気圧を外部から測定した外部データを受信する受信部とを有する車両のタイヤ空気圧管理装置が提供される。これによって、より信頼性の高いタイヤ空気圧チェックが可能となる。より具体的には、処理部は、受信部が受信する外部データにより車両用タイヤから無線送信される空気圧データを較正する。このようにして、外部データにより車両用タイヤ内の空気圧検知手段の信頼性を維持向上させることができる。
上記のように本発明によれば、実用的な空気圧情報を出力可能な車両用タイヤおよび車両のタイヤ空気圧管理装置が提供される。
本発明の実施の形態に係るタイヤ空気圧管理装置システムの実施例を示すブロック図である。 図1のエレクトレット振動発電部の詳細構成および機能を示す模式断面図である。 エレクトレットの帯電工程の様子を図示した模式断面図である。 図1の実施例における車両制御部の機能を示す基本フローチャートである。 図1の実施例におけるタイヤの処理部の機能を示すフローチャートである。 図4のステップS8およびステップS14の詳細を示すフローチャートである。 図6のステップS96の詳細を示すフローチャートである。 図4のステップS32の詳細を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係るタイヤ空気圧管理装置システムの実施例を示すブロック図である。本実施例のタイヤ空気圧管理装置システムは、ガソリンエンジン車または電気自動車またはガソリンエンジンとモーターを併用するいわゆるハイブリッド車のいずれかである車両2を中心とするものであるが、さらに給油/給電スタンド4とも共同するシステムを構成している。なお、図1における車両2は、例示的にハイブリッド車として構成されている。
車両2は、車両全体を制御するコンピュータからなる車両制御部6を有し、車両の運転者による操作部に応じて、車両機能部8を制御する。車両機能部8の主たる機能は運行動力の提供および方向転換などの車両の運行制御であるが、これらの動力および制御は最終的にタイヤ10に伝えられ、運転者の運転に基づく車両の運行が可能となる。なお、車両制御部6の機能は記憶部12に格納されたソフトウエアによって実行される。記憶部12は、さらに両全体の制御に必要な種々のデータを一時的に格納する。また、車両制御部6は、表示部14を制御し、操作に必要なGUI表示を行わせるとともに制御結果の表示を行わせる。さらに、表示部14は後述する空気圧異常時にこれを表示する機能も有する。
車両2は、タイヤ空気圧モニタリングシステムが搭載されているものであって、タイヤ10内部にタイヤ空気圧センサ16およびタイヤ内温度センサ18を備えている。これら空気圧センサ16および温度センサ18による検出情報は処理部20によって処理され。記憶部22に記憶されるとともにタイヤ通信部24からタイヤ外に送信される。これらタイヤ内の各構成に太矢印で示す電力を供給するためタイヤ10内には電源部26が備えられている。電源部26の電力源はエレクトレット振動発電部28であり、タイヤに加わる種々の振動やタイヤの回転による振動により発電を行う。その詳細は後述する。
エレクトレット振動発電部28からは振動に基づく交流が発電されるので整流部30はこれを直流に整流し、コンデンサ32に蓄積する。空気圧センサ16、温度センサ18、処理部20、記憶部22およびタイヤ通信部24には、コンデンサ32に蓄積された電力がそれぞれ供給される。但し、コンデンサ32は、エレクトレット振動発電部28からの電力供給がなくなった後に長期間これらの構成に電力を供給する容量はない。従って車両2がエンジンを切って駐車しているときは、駐車上近辺の道路を通行する他の車両による地面からの振動などがない限り、電源部26は電力供給能力を失う。因みに、エンジンがかかった状態で停車しているときはエンジンの振動により、エレクトレット振動発電部28は若干の発電が可能である。記憶部22は、高速動作可能な揮発モードと電力供給がなくても記憶が保持できる不揮発モードで動作することができ、エレクトレット振動発電部28が発電中でなくなってコンデンサ32の電圧が所定以下に低下すると処理部の制御で不揮発モードとなり、その時記憶した空気圧センサ16および温度センサ18の検出情報およびその時点の処理部20の状態を保持する。
タイヤ通信部24は、空気圧センサ16および温度センサ18の検出情報を直接または記憶部22を介して間接に車両内通信部34に送信する。間接的に送信を行うのは車両停車中などエレクトレット振動発電部28からの電力供給が少ないときに、電力消費を抑えるために送信を間欠的に行う場合である。なお、車両内通信部34が受信した空気圧センサ16および温度センサ18の検出情報は車両制御部6によって処理されタイヤ内の空気圧および温度が適切であるかどうかの分析を行う。この分析結果は記録部36に記録される。空気圧センサ16並びに温度センサ18の検出やタイヤ通信部24から車両内34への検出情報の送信とこれらの機能の電力源になっているエレクトレット振動発電部による発電電力との関係、および車両制御部6が受け取った空気圧センサ16並びに温度センサ18からの検出情報の処理の詳細等については、後述する。
車両2はハイブリッド走行のための車両機能部8へのエネルギー供給源となるバッテリ38およびガソリンタンク40を有する。バッテリ38およびガソリンタンク40は、給油/給電口42を介して給油/給電スタンド4に接続される給油/給電ケーブル44を通じて電力およびガソリンの供給を受ける。また、給油/給電口42の電力供給部分には、電力線通信(PLC)モデム46が接続されており、給油/給電ケーブル44の電力線部分を介して車両制御部6は給油/給電スタンド4と有線の電力線通信が可能となっている。車両2はさらに車両近距離通信部48を有し、無線で給油/給電スタンド4と通信することも可能となっており、特に給油/給電ケーブル44が接続されないときは車両近距離通信部48により通信を行う。
給油/給電スタンド4は、給油または給電のためにスタンドに立ち寄った時点で車両2との交信を行うためのスタンド近距離通信部50を備えている。給油/給電部54は、既に述べたように給油/給電部ケーブル44を介して電源56および貯油タンク58から車両2の給油/給電部口42に給油/給電を行う。このとき、車両2が電気自動車またはハイブリッド車であった場合は、給油/給電部ケーブル44を介し給油/給電部54に接続されたPLCモデム60を用いて車両2との電力線通信を行う。
給油/給電スタンド4はさらに車両2のタイヤに空気を補充するための空気供給部62を備えている。さらに、給油/給電スタンド4側でも、空気供給中のタイヤ2の空気圧を検知する空気圧センサ64を備えており、この空気圧センサ64の検知する空気圧はスタンド52から電力線通信または近距離通信により車両2に伝えられる。空気圧センサ64の検知するタイヤ空気圧は信頼性が高いので、車両には伝えられた空気圧とタイヤ10に内蔵される空気圧センサ16が検知する空気圧とを比較し、空気圧センサ64の検知情報を基準として空気圧センサ16の検知情報を較正することができる。なお、給油/給電スタンド4からの空気供給中はその振動があるので、車両2がエンジンを切って停車していてもエレクトレット振動発生部28は若干の発電を行うことができ、空気供給中の同じタイヤ10について空気圧センサ64と空気圧センサ16で同時に空気圧を検知し、これらを比較することができる。
図2は、図1のエレクトレット振動発電部の詳細構成および機能を示す模式断面図であり、図2(A)および図2(B)は、それぞれ、振動における異なった状態を示している。図2に模式的に示した構成は実際にはMEMS技術によって製造される微細構造である。まず、構成について説明すると、図2(A)または図2(B)において、強誘電体基板102上には、複数のフローティング電極104が櫛歯状(図2ではその断面を図示)に形成されている。フローティング電極104は、電気的に浮いた状態、すなわち接地端や電源端などに接続されていない状態にある。なお、強誘電体基板102は、例えば、PZT板、あるいはセラミック板上のBaTiO3などによって構成されるもので、比誘電率εが通常1,000以上のものである。また、強誘電体基板102には支持部106および108が固設されている。
一方、強誘電体基板102の上方には、可動体(プルーフマス)110が図面水平方向に移動可能なよう支持部106および108の間に弾性体112および114にて支持されている。可動体110には、強誘電体基板102に対向して複数の対向電極116およびベース電極118がそれぞれ交互に櫛歯状(図2ではその断面を図示)に形成されている。これら対向電極116は出力端子120にそれぞれ接続されているとともに、ベース電極118はそれぞれ接地されている。さらに、ベース電極118上には、強誘電体基板102に対向して複数のエレクトレット122がそれぞれ形成されている。エレクトレット122は、帯電させられた負の電荷を安定して維持する電荷保持体である。
本発明に用いるエレクトレット122はとしては、走行中に100℃にも達するような車両のタイヤ内においても電荷を安定して維持しうるものを特に選択することが肝要である。このような要請に好適なエレクトレットの一例は、シリコンウエハ上に300nm程度の厚さに熱成長させられたシリコン酸化物(例えばSiO2)の上に、さらに大気圧下の化学蒸着により100nm程度の厚さにシリコン窒化物(例えばSi4N4)を形成した二層構造よりなる無機電荷保持体である。このような二層構造のエレクトレットについては、IEEE Transactions on Dielectrics and Electrical Insulation, Vol.6 No.6, December 1999における第852〜857ページの「Charge Strage in Double Layers of Thermally Grown Silicon Dioxide and APCVD Silicon Nitride」などに詳述されている。なお、エレクトレット122の帯電については後述する。
以上のような構成において、図2(A)のように、対向電極116およびベース電極118がフローティング電極104の真上にあるときは、フリンジ電界124の電気力線がフローティング電極104によってブロックされ、強誘電体基板102の内部に進入しにくい状態にある。これは、電気力線は、誘電体を貫く一方、導電体を貫かないからである。これに対し、可動体110が強誘電体基板110に対して相対的に水平方向に移動することによって図2(B)のように、対向電極116およびベース電極118がフローティング電極104から水平方向にずれた位置に移動したときは、フリンジ電界124の電気力線がフローティング電極104によってブロックされないで強誘電体基板102の内部に深く進入する。これによって、図2(A)の状態と図2(B)の状態との間の変化により、エレクトレット122と対向電極116との間の等価比誘電率εrが変化し、両者間に形成される静電容量が変化することになる。
ここでエレクトレット122に維持される負の電荷は不変なので、対向電極116との間の静電容量が変化するということは対向電極116の正の電荷が出力端子120を通して移動することになり、これが出力電流となる。したがって外部の振動により導体110が図2(A)と図2(B)の間で振動すると出力端子102から交流電流が出力されることになり、発電が行われる。なお、図2(A)と図2(B)の間では、簡単のため、振動により可動体がフローティング電極104の半ピッチ分だけずれる状態を図示している。しかしながら、実際の構造では、外部の振動により可動体110の一方向への移動があったときには、フローティング電極104の何ピッチ分もの移動が可能なように構成されるので、可動体の一方向への移動が行われる際にも図2(A)の状態と図2(B)の状態が繰り返し現れることになる。従って、これに伴う静電容量変化により移動タイ110の一方向への移動だけでも何サイクルもの交流出力が得られることになる。もちろん、可動体110の逆方向への揺り戻しの際にも同様のことが生じる。上記のような構成により、エレクトレット122が維持する負電荷による表面電位は、マイナス100ボルト弱程度あれば実用的な発電が可能となる。これは、上記のように100℃にも達するような使用条件下でも電荷を安定に維持しうるエレクトレットの採用を可能とし、車両のタイヤ内において実用可能なエレクトレット振動発電部を実現できることを意味する。
図3は、エレクトレット122の帯電工程の様子を図示した模式断面図であり、可動体110の各構造には図2と同一の番号を付している。帯電は、可動体110を強誘電体基板102に対抗させる前に行われ、エレクトレット122の前にマイナス600ボルトを印加したグリッド202を配しするとともに、反対側のニードル204にマイナス6Kボルトを印加することによってコロナ放電を行わせることで、エレクトレット122を表面電位マイナス100ボルト弱程度に帯電させるものである。
図4は、図1の実施例における車両2の車両制御部6の機能を示す基本フローチャートである。フローは車両がバッテリ38に接続されることでスタートし、ステップS2においてエンジン(又はモーター、本明細書を通じ「エンジン」で総称)が始動しているかどうかチェックする。エンジンが始動していることが検知されるとステップS4に進み、始動後にタイヤからタイヤ空気圧やタイヤ内温度などの検知データが着信しているかどうかチェックする。このようなデータの着信が検知できない場合ステップS6に進み、エンジン停止中に検知されたデータが着信して記憶されているかどうかチェックする。本発明の実施例では、すでに述べたように、車両2がエンジンを切って駐車しているときでも、駐車上近辺の道路を通行する他の車両による地面からの振動などによってエレクトレット振動発電部による発電が行われ、タイヤ空気圧やタイや内温度の検知およびそのデータの転送がエンジン停止中に行われている可能性があるからである。
ステップS6で停止中検知記憶があると判断された時はステップS8に進み、異常検知処理に入る。その詳細は後述する。また、ステップS4で始動後にタイヤ空気圧やタイヤ内温度などの検知データが着信していると判断された時は直接ステップS8に移行する。これは、停止中に検知したデータよりも始動後に検知したデータの方が新しいので、停止中検知記憶の有無にかかわらず速やかに異常検知処理に進むことを意味する。ステップS8の異常検知処理が完了するとステップS10に進み、検知処理の結果が緊急異常となっているかどうかチェックする。緊急異常とは、走行を開始または継続するとパンクのリスクが大きい状態である。そしてステップS10で緊急異常でなければステップS12に移行して車両が発進したかどうかチェックする。ステップS12で発進が検知されるとステップS14に移行するが、発進が検知されなければステップS4に戻り、以下、ステップS10で緊急異常が検知されるかステップS12で発進が検知されない限りステップS4からステップS12を繰り返し、発進までの異常発生に備える。
一方、ステップS10において異常検知処理の結果が緊急異常となっていることが検知されるとステップS16に移行して発進対処処理に移行する。ステップS12における発進対処処理は、このまま発進すると危険なレベルにタイヤ空気圧が低下していることを車両の運転者に音声又は表示で警告する処理である。この表示には表示部14などが利用される。また、ステップS10がステップS12の前に置かれているため、ステップS10からステップS16に進んだときは、ステップS12に進めない。これは、緊急異常が検知されると通常の発進操作が禁止されることを意味する。なお、緊急異常状態であっても、運転不能とするよりも近くの給油/給電スタンド等に空気補充のため安全運転で自力移動する方が適切であることも考えられるので、ステップS16の発進対処処理の中で、自己責任において警告を解除し、所定の特別手順操作をすることで割り込みをかけ、ステップS12からステップS14に移行することもできる。
なお、ステップS6で停止中検知記憶がなかったときはステップS18に移行し、始動後所定時間が経過しているかどうかチェックする。ステップS18に至ったということは、ステップS4で始動後において検知データが未着信であることを意味するので、ステップS18ではそのような状態が始動後所定時間続いているかどうかチェックするわけである。そしてこのような異常状態に該当すれば、エンジンが始動してエレクトレット振動発電部による発電が可能になっているにもかかわらず検知データが着信せず、タイヤ空気圧何らかの障害が生じていることを意味するのでステップS16に移行する。このように、ステップS16の発進対処処理は、タイヤ空気圧が異常であることが検知されたときだけでなく、タイヤ空気圧の検知そのものが不可能であるときにも対処するものである。なお、ステップS18で所定時間がまだ経過していないと判断された時はステップS10に移行し、異常処理がないのでステップS10からステップS12に移行して、以下、ステップS2からステップS6、およびステップS18を経てステップS10からステップS12に至るループを繰り返し、検知データの着信を待つ。
ステップS14では、走行中における異常検知処理が行われる。ステップS14の処理の内容はステップS8と同じものであり、後述する。ステップS14の異常検知処理が完了するとステップS20に進み、検知処理の結果が緊急異常となっているかどうかチェックする。ステップS20で緊急異常でなければステップS22に移行して車両が停車したかどうかチェックする。ステップS22で停車が検知されるとステップS24に移行するが、発進が検知されなければステップS14に戻り、以下、ステップS20で緊急異常が検知されるかステップS22で発進が検知されない限りステップS14、ステップS20およびステップS22を繰り返し、走行中の異常発生に備える。
一方、ステップS20において異常検知処理の結果が緊急異常となっていることが検知されるとステップS26に移行して走行対処処理に移行する。ステップS26における走行対処処理は、このまま走行を継続すると危険なレベルにタイヤ空気圧が低下していることを車両の運転者に音声又は表示で警告する処理である。走行中に異常が検知された場合は、種々な状況にあることが考えられるので、強制的な処置はかえって危険となる。従って、ステップS26では具体的な対象は運転者に任せ、警告処置を行った後直ちにステップS24に復帰する。そして、以下、停車がなされるまではステップS14、ステップS20、ステップS26およびステップS22のループを繰り返し、警告を継続する。なお、ステップS26は上記に限られるものではなく、適切な自動危険回避処置を含むよう構成してもよい。
ステップS24では、エンジンが停止されたかどうかチェックする。そして、エンジン停止が検知されなければステップS4に戻り、以下エンジン停止が検知されるまでは、ステップS2からステップS26を繰り返す。一方ステップS24でエンジン停止が検知されるとステップS28に移行し、エンジン停止中において検知データが着信すればこれを受信して記憶すべく待機するよう指示してステップS30に移行する。ステップS30は給油/給電スタンドとの交信が行われているかどうかをチェックするもので、停車およびエンジン停止が給油/給電スタンドへの立ち寄りの際に行われた場合に対処するものである。そして交信が検知されればステップS32の給油/給電スタンド処理に入り、これが完了するとステップS2に戻る。一方ステップS30で交信が検知されないときは直ちにステップS2に戻り、エンジン始動チェックを可能とする。なお、ステップS2でエンジン始動が検知されない場合は直ちにステップS30に移行する。従って、エンジンが始動されない場合はステップS2、ステップS30およびステップS32を繰り返してエンジン始動を待つことになる。
図5は、図1の実施例におけるタイヤ10の処理部20の機能を示すフローチャートである。フローはエレクトレット振動発電部28による発電検知でスタートし、ステップS42で記憶部22を揮発高速化する。既に述べたように、記憶部22は、高速動作可能な揮発モードと不揮発モードで動作することができ、フローのスタート時点では、不揮発モードにあるので、これを揮発モードとし高速動作を可能とするわけである。次いでステップS44では、検知後まだ所定時間が経過していない未送信の空気圧センサ16および温度センサ18の検知記録が記憶部22にあるかどうかをチェックする。そしてこれらがなければステップS46に進み、コンデンサ32の充電電圧をチェックして空気圧センサ16および温度センサ18による検知が可能な電力が蓄積されているかどうか判断する。
ステップS46においてコンデンサ32に空気圧センサ16および温度センサ18による検知が可能な電力が蓄積されていると判断されたときはステップS48に進み、空気圧センサ16および温度センサ18による検知を実行するとともに、ステップS50で検知されたタイヤ空気圧およびタイヤ内温度を記憶、または既に記憶がある場合はこれを上書きして記憶して、ステップS52に移行する。一方、ステップS44で検知後所定時間内の未送信タイヤ内空気圧およびタイヤ内温度記憶があることが検知されたときは直接ステップS52に移行する。これは、これらの新しい記憶があれば速やかにこれを活用するためである。
ステップS52では、コンデンサ32の充電電圧をチェックしてタイヤ送信部24によるデータ送信が可能な電力が蓄積されているかどうか判断する。そして、送信可能と判断されたときはステップS54に進み、空気圧センサ16および温度センサ18による最新の検知後所定時間内であるかどうかをチェックする。ステップS54で空気圧センサ16および温度センサ18による最新の検知が所定時間内になく検知データが古いことが検知されるとステップS56に進み、再検知が所定回数を超過しているかどうかチェックする。そして再検知所定回数超過がなければステップS48に戻り、再度空気圧センサ16および温度センサ18による検知を実行して新しいデータの取得を行う。なお、このときコンデンサに検知が可能な電力が蓄積されているかどうかのチェックはしないが、これは、ステップS52において既にコンデンサに送信可能な電力が蓄積されていると判断されているので検知のための電力は充分と看做せるからである。このようにして、送信前に出来るだけ新しいデータが確保されるようにする。
一方、ステップS56で再検知が所定回数を超過していると判断されたときは、ステップS58に進み、現有の空気圧センサ16および温度センサ18による検知データ記憶の送信を実行してステップS60に進む。これは、車両停車中などエレクトレット振動発電部28からの発電量が小さい状況下において再検知検知ばかりを繰り返してコンデンサ32の電力を消費し、送信がいつまでたっても実行されないことを防止するためである。なお、ステップS54で空気圧センサ16および温度センサ18による最新の検知後所定時間内であると判断されたときは速やかにステップS58に進み、送信を実行する。
これに対し、ステップS46においてコンデンサ32の充電が空気圧センサ16および温度センサ18による検知が可能な状態にないと判断されたとき、またはステップS52においてコンデンサ32の充電がタイヤ送信部24によるデータ送信が可能な状態にないと判断されたときはいずれも直接ステップS60に移行する。ステップS60では、エレクトレット振動発電部28が発電中であるかどうかチェックし、発電中であればステップS44に戻る。これによって、送信が行われたときは次のデータの取得と送信が可能となるとともに、コンデンサの充電が検知または送信に不充分である時は検知または送信可能になるのを待ちながらさらに充電を続けることができる。一方、ステップS60で発電中でないことが検知されたときはステップS62に進み、記憶部22を不揮発化してフローを終了する。この不揮発化によって記憶されたデータは、次の発電検知により図5のフローが再度スタートしたとき、上記に説明したような形で活用される。以上のようにして、本発明の特徴によれば、エレクトレット振動発電部28による発電の継続または断続に適宜対応し、車両2にタイヤ空気圧およびタイヤ内温度の情報を検知送信することができる。
図6は、図4のフローチャートのステップS8およびステップS14における異常検知処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS72においてタイヤ10から受信した新着データがあるかどうかチェックする。新着データがあればステップS74に進んでこれを記録部36に累積記録し、ステップS76に移行する。一方、ステップS72で新着データが検知されないときは直接ステップS76に移行する。
ステップS76では未処理データの有無をチェックし、未処理データがあればステップS78の単独データ判断処理に進んで未処理データをまず個々の単独データとして判断する。そして、この判断に基づき、まずステップS80では、ステップS78で空気圧そのものの絶対的な値が異常と判断されたかどうかチェックする。空気圧異常でなければ、ステップS82に進み、ステップS78で温度相関異常と判断されたかどうかチェックする。これは、タイヤ内温度が高まれば空気圧も高くなるところ、その相関関係から見て異常が生じていないかどうかをチェックするものである。例えば空気圧そのものとしては異常領域にないが、タイヤ内温度が異常に高い場合などである。温度相関に異常がなければステップS84以下の複数データの相互関係チェックに入る。
まずステップS84では、同一タイヤにおける複数のデータがあるかどうかチェックする。複数のデータがある場合とは、同一タイヤについて検知時間の異なる複数の未処理データがある場合だけでなく、同一タイヤについて単一の未処理データとそれ以前に処理したデータがある場合も含む。そしてこれら複数データがある場合には、ステップS86の経時変化判断処理に入る。この計時変化判断処理では、タイヤ空気圧の計時変化とともにタイヤ内温度の経時変化についても判断される。そして、ステップS88では、ステップS86において経時変化が異常であると判断されたかどうかチェックする。経時変化が異常である場合とは、単独データとしては異常領域にないが同一タイヤのデータの所定時間間隔における変化が急激である場合などである。ステップS88で経時変化に異常がないと判断されたことが確認されるとステップS90に進む。なお、ステップS84において、同一タイヤについて複数データがなかった場合は直接ステップS90に移行する。
ステップS90では、所定時間内に着信した車両2の4輪のデータが全て揃っているかどうかチェックする。そして、4輪データが揃っていれば、ステップS92の4輪クロスチェック処理に入る。そして、ステップS94では、ステップS92において4輪バランスが異常であると判断されたかどうかチェックする。4輪バランスが異常である場合とは、4輪個々のタイヤの単独データはそれぞれ異常領域にないが4輪バランスで見たとき、他のタイヤのデータと相対的にみて異なるデータのタイヤが混在していたり、前輪後輪間または左右輪間のバランスが悪かったり場合などである。
ステップS94では、ステップS92において4輪バランスが異常であると判断されたことをチェックするとステップS96の異常分析処理に進む。なお、ステップS80で空気圧異常が確認されたとき、またはステップS82で温度相関異常が確認されたとき、またはステップS88で経時変化異常が確認されたとき、またはステップS90で所定時間内の4輪のデータが全て揃っていないと判断されたときも、それぞれステップS96の異常分析処理に進む。ステップS96の異常分析処理はこれら種々の場合に対応するものであるが、その詳細は後述する。
ステップS96における異常分析処理が完了すると、図6の異常検知処理は終了し、図4のステップS10またはステップS20に復帰する。一方、ステップS76で未処理データがないものと判断されたとき、またはステップS94に至って4輪バランス異常が確認されたかったときは、それぞれステップS98に進み、以上なし表示を指示してフローを終了する。
図7は、図6のフローチャートのステップS96における異常分析処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS102で所定時間内4輪データ有りの状況で異常分析処理に入ったのかどうかがチェックされ、4輪データが揃っている状況であれば、ステップS104以下に移行する。ステップS104では、個別タイヤの空気圧異常状況で異常分析処理に入り且つ個別空気圧が緊急異常レベルであるかどうかがチェックされる。緊急異常レベルとは、既に述べたように、走行を開始または継続するとパンクのリスクが大きい状態である。そして、ステップS104で緊急異常レベルでなかったときはステップS106に進み、個別タイヤの空気圧異常状況で異常分析処理に入り且つ個別空気圧が高速道路注意レベルであるかどうかがチェックされる。高速道路注意レベルとは、一般道における走行では当面問題ないが、高速道路で長距離走行するとパンクのリスクが生じる状態である。
ステップS106で高速道路注意レベルでなかったときはステップS108に移行し、温度相関異常の状況で異常分析処理に入ったのかどうかがチェックされる。そして、温度相関異常でなければステップS110に進み、4輪バランス異常の状況で異常分析処理に入ったのかどうかがチェックされる。これにも該当しなければステップS112で空気圧経時変化異常の状況で異常分析処理に入ったのかどうかがチェックされ、該当するとステップS114に進んでタイヤ空気圧の減圧状況異常表示を指示する処理をし、ステップS116に移行する。一方、ステップS112で空気圧経時変化異常の状況で異常分析処理に入ったことが検知されない場合は論理的にタイヤ内温度経時変化異常で異常分析処理に入ったことを意味する。従ってこの場合はステップS112からステップS118に進んで温度変化異常表示を指示する処理をしてステップS116に移行する。
一方、ステップS106で個別空気圧が高速道路注意レベルで異常分析処理に入ったことが確認されたとき、またはステップS108で温度相関異常の状況で異常分析処理に入ったことが確認さたとき、またはステップS110で4輪バランス異常の状況で異常分析処理に入ったことが確認されたときは、それぞれステップS118に進み、高速注意表示を指示する処理をしてステップS116に移行する。
また、ステップS102で所定時間内4輪データなしの状況で異常分析処理に入ったことが確認されたとき、またはステップS104で個別タイヤの空気圧異常状況で異常分析処理に入り且つ個別空気圧が緊急異常レベルであることが確認されたときは、それぞれステップS120に進み、緊急異常表示を指示する処理をしてステップS116に移行する。以上のようにして、図7の異常分析処理フローでは、種々の状況を、緊急度の高いものから順に、「緊急異常」、「高速注意」、「減圧状況異常」および温度変化異常」に分類して判断し、これを表示する。ステップS116では以上の分類判断に付記してその具体的根拠が表示されるよう指示してフローを終了する。
図8は、図4のフローチャートのステップS32における給油/給電スタンド処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS122でタイヤ空気圧およびタイヤ内温度の検知分析結果検知データが記録部36に記録されているかどうかチェックする。記録があればステップS124に進み、4輪バランス異常が記録されているかチェックする。4輪バランス異常の記録がなければステップS126に進み、空気圧異常が記録されているかどうかチェックする。この場合の異常は高速注意レベルの異常も含む。そして空気圧異常の記録があればステップS128に進み給油/給電スタンド4に空気補充要求信号を送信してステップS130に移行する。この要求信号には空気圧異常のあるタイヤを特定するための情報も付記して送信する。また、ステップS124で4輪バランス異常が記録されていることが検知された場合は直ちにステップS128に移行する。この場合、ステップS128の要求信号には4輪バランス異常の詳細も情報として付記送信する。なお、ステップS126で空気圧異常が記録されていなかった場合は直接ステップS130に移行する。
ステップS130では、給電/給油スタンド4において空気供給部62によってタイヤ10に空気を補充中であるかまたは空気圧を検査中であるかどうかチェックする。なお、空気補充中または検査中は、エンジンを停止していても、空気補充/検査作業の振動により、エレクトレット振動発電部は発電可能な状況下にある。そしてステップS132では空気補充中または検査中における空気圧等の検知データがタイヤ10から着信したかどうかチェックする。そして着信があれば、給電/給油スタンド4側の空気圧センサ64によって外部から測定されるタイヤ空気圧を受信し、次いでステップS136のセンサクロスチェック較正処理に移行する。ステップS136のセンサクロスチェック較正処理では、同じタイヤ10について、タイヤ10の空気圧センサ16による検知結果と給電/給油スタンド4側の空気圧センサ64の検知結果を比較し、より信頼性の高い後者の検知結果によって前者の検知の値を較正する。このようにして、給電/給油スタンド4に立ち寄るたびに、タイヤ10の空気圧センサ16の較正が可能となり、その検知の信頼性を維持向上させることができる。
ステップS136のセンサクロスチェック較正処理が完了すると、フローはステップS138に移行する。また、ステップS130において、タイヤ10からの検知データの着信が検知できなかったとき、またはステップS132でタイヤ10での空気圧センサ16の検知データの着信が確認できなかったときは、直接ステップS138に移行する。ステップS138では、温度相関異常が記録部36に記録されているかチェックする。そして記録がなければステップS140に移行し、今度は減圧状況異常が記録部36に記録されているかチェックする。そしてこの記録もなければステップS142に移行し、温度変化異常が記録部36に記録されているかチェックする。そして記録がなければステップS144に移行する。
一方、ステップS138で温度相関異常が記録部36に記録されていることが確認されたとき、またはステップS140で減圧状況異常が記録部36に記録されていることが確認されたとき、またはステップS142で温度変化異常が記録部36に記録されていることが確認されたときは、何れもステップS146のタイヤチェック処理を経てステップS144に移行する。ステップS146のタイヤ点検処理は、給油/給電スタンド4へのタイヤ点検要求から点検の実行への対応に関連する処理である。温度相関異常、減圧状況異常および温度変化異常はいずれもタイヤ10自体の損傷などの異常が原因になっている可能性があるのでこのような点検処理を入れている。
また、ステップS122において分析結果の記録が記録部にないことが確認された時は、ステップS148の検知点検処理を経てステップS144に移行する。ステップS148の検知点検処理は、タイヤ10におけるエレクトレット振動発電部28の発電機能、空気圧および温度の検知機能ならびに送信機能の点検を給油/給電スタンド4に要求する処理および点検の実行への対応に関連する処理である。分析記録がないということはタイヤから必要な検知データが送信されていないことを意味するので、上記のようにタイヤ10内の検知に関する諸機能を点検する処理を入れている。
ステップS144では、給電/給油スタンド4との交信が終了したかどうかをチェックしており、交信が終了していなければステップS122に戻る。これによってフローがステップS122から繰り返され、その後の種々の状況変化に対応することができる。特に、最初のフロー実行時にステップS128での空気補充要求が行われたとき、その直後にステップS130でタイヤの空気補充または検査の実行が検知されることは考えにくいので、図8のフローの繰り返しの中でタイヤの空気補充または検査を待つことになる。
本発明は、空気圧情報を出力可能な車両用タイヤおよびこれを用いた車両のタイヤ空気圧管理装置を提供するものである。
104 フローティング電極部
102 強誘電体
122 エレクトレット部
116 対向電極部
110 可動体
16 空気圧センサ
24 無線通信部
10 車両用タイヤ
32 蓄電部
26 エレクトレット振動発電部
20 制御部
22 記憶部
6 処理部
14 警告部
6 待機制御部
46、48 受信部

Claims (25)

  1. 一つの面に複数のフローティング電極部が並列された強誘電体と、温度100℃でほぼ100ボルトの表面電位を安定に維持する複数のエレクトレット部と複数の対向電極部とを交互に前記フローティング電極部に面するよう配列して前記エレクトレット部と対向電極部が前記フローティング電極部に対し外部の振動により相対的に平行移動するよう前記強誘電体に支持された可動体と、前記可動体から発生する電力が供給される空気圧センサと、前記可動体から発生する電力が供給され前記空気圧センサが検知する空気圧データを外部に送信する無線通信部とを有することを特徴とする車両用タイヤ。
  2. 前記可動体から発生する電力を蓄積する蓄電部を有し、前記空気圧センサおよび前記無線通信部は前記蓄電部から電力を供給されることを特徴とする請求項1記載の車両用タイヤ。
  3. 前記空気圧センサおよび前記無線通信部の少なくとも一つは、前記蓄電部の電力が充分となるまで機能を保留することを特徴とする請求項2記載の車両用タイヤ。
  4. 前記空気圧センサが検知する空気圧データを記憶する記憶部を有し、前記制御部は前記蓄電部の電力が前記無線通信部の機能に充分となるまで前記空気圧センサが検知する空気圧データを前記記憶部に記憶させて前記無線通信部による送信を保留させることを特徴とする請求項3記載の車両用タイヤ。
  5. 前記制御部は、前記蓄電部の電力が前記空気圧センサの機能に充分となったとき前記記憶部の空気圧データが検知から所定時間以上経過していれば前記空気圧センサに空気圧を再検知させることを特徴とする請求項4記載の車両用タイヤ。
  6. 前記制御部は、前記空気圧センサによる空気圧の再検知が所定回数を超過したとき記憶部の最新の空気圧データが検知から所定時間以上経過していても前記空気圧センサに空気圧を再検知させることなく前記無線通信部による空気圧データの送信を行わせることを特徴とする請求項5記載の車両用タイヤ。
  7. 前記制御部は、前記蓄電部の電力が前記空気圧センサの機能に充分となるまで前記空気圧センサによる空気圧の検知を保留させることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の車両用タイヤ。
  8. 請求項1から3のいずれかに記載の車両用タイヤと、前記車両タイヤから無線送信される空気圧データを処理する処理部とを有することを特徴とする車両のタイヤ空気圧管理装置。
  9. エレクトレット振動発電部と、前記エレクトレット振動発電部から発生する電力を蓄積する蓄電部と、前記蓄電部から電力を供給される空気圧センサと、前記蓄電部から電力を供給されるとともに前記空気圧センサが検知する空気圧データを外部に送信する無線通信部と、前記空気圧センサが検知する空気圧データを記憶する記憶部と、前記蓄電部の電力が前記無線通信部の機能に充分となるまで前記空気圧センサが検知する空気圧データを前記記憶部に記憶させて前記無線通信部による送信を保留させるとともに前記蓄電部の電力が前記空気圧センサの機能に充分となったとき前記記憶部の空気圧データが検知から所定時間以上経過していれば前記空気圧センサに空気圧を再検知させる制御部とを有する車両用タイヤと、
    前記車両タイヤから無線送信される空気圧データを処理する処理部と、
    を有することを特徴とする車両のタイヤ空気圧管理装置。
  10. 前記制御部は、前記空気圧センサによる空気圧の再検知が所定回数を超過したとき記憶部の最新の空気圧データが検知から所定時間以上経過していても前記空気圧センサに空気圧を再検知させることなく前記無線通信部による空気圧データの送信を行わせることを特徴とする請求項9記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  11. 前記制御部は、前記蓄電部の電力が前記空気圧センサの機能に充分となるまで前記空気圧センサによる空気圧の検知を保留させることを特徴とする請求項9または10記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  12. 前記エレクトレット振動発電部が発電可能な状況において所定時間前記車両用タイヤから空気圧データが送信されないとき警告を発する警告部を有することを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  13. 前記エレクトレット振動発電部が発電可能な状況とは、車両の動力が起動していてその振動が存在する状態であることを特徴とする請求項12記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  14. 前記エレクトレット振動発電部が発電可能な状況とは、車両が走行していてその振動が存在する状態であることを特徴とする請求項12または13記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  15. 前記エレクトレット振動発電部が発電可能な状況とは、前記タイヤに空気が補充中である状態および前記タイヤの空気圧が検査中の状態の少なくとも一つでありその振動が存在する状態であることを特徴とする請求項12から14のいずれかに記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  16. 車両の動力が停止している状態においても部前記エレクトレット振動発電部が外部振動により発電可能な状況となったときには前記タイヤから送信される空気圧データを受信するよう待機する待機制御部とを有することを特徴とする請求項9から15のいずれかに記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  17. 前記車両用タイヤからの無線送信に由来する複数の空気圧データを処理する処理部とを有することを特徴とする請求項9から16のいずれかに記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  18. 前記処理部は、同一タイヤの空気圧データの経時変化を処理することを特徴とする請求項17記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  19. 前記処理部は、異なるタイヤの空気圧データを処理することを特徴とする請求項17または18記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  20. 前記処理部は、所定時間内に車両の全タイヤからの空気圧データの送信が揃わない時警告を行うことを特徴とする請求項19記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  21. 前記処理部は、異なるタイヤの空気圧データを比較することを特徴とする請求項19または20記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  22. 前記車両用タイヤの空気圧を外部から測定することによって得られた外部データを受信する受信部を有することを特徴とする請求項9から21のいずれかに記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  23. 前記処理部は、前記受信部が受信する外部データにより前記車両用タイヤから無線送信される空気圧データを較正することを特徴とする請求項22記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
  24. エレクトレット振動発電部と、前記エレクトレット振動発電部から発生する電力を蓄積する蓄電部と、前記蓄電部から電力を供給される空気圧センサと、前記蓄電部から電力を供給されるとともに前記空気圧センサが検知する空気圧データを外部に送信する無線通信部と、前記空気圧センサおよび前記無線通信部の少なくとも一つに、前記蓄電部の電力が充分となるまで機能を保留させる制御部とを有する車両用タイヤと、
    前記車両タイヤ内部で測定され前記無線通信部から無線送信される前記車両用タイヤの内部測定空気圧データを受信して処理するとともに前記同じ車両用タイヤの空気圧を前記車両用タイヤ外部の空気圧センサからも測定することによって得られた前記車両用タイヤの外部測定空気圧データを受信して処理する処理部と、
    を有することを特徴とする車両のタイヤ空気圧管理装置。
  25. 前記処理部は、前記車両用タイヤの前記車両用タイヤ外部の空気圧センサからの外部測定空気圧データにより前記車両用タイヤから無線送信される前記車両用タイヤの前記内部測定空気圧データを較正することを特徴とする請求項24記載の車両のタイヤ空気圧管理装置。
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