JP4229970B2 - 発電装置、発電装置を搭載した電気機器、及び発電装置を搭載した通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発電装置、発電装置を搭載した電気機器、及び発電装置を搭載した通信装置に関し、特にエレクトレット材料を用いた静電誘導型発電装置、この発電装置を搭載した電気機器、及びこの発電装置を搭載した通信装置に関する。
従来、小型の静電誘導型発電装置が知られている。静電誘導型発電装置は、可変容量の電極に電荷を与え、その電荷により対向電極間にクーロン引力を働かせ、このクーロン引力に抗して振動子が振動することにより発生した振動エネルギーを電気エネルギーに変換することによって、発電を行う(たとえば、特許文献1参照)。
図9は特許文献1に開示された従来の静電誘導型発電装置の概略断面図である。この静電誘導型発電装置は、いわゆるエレクトレット発電装置であり、複数のエレクトレット材料電極409を備えた第2の基板405と、複数の導電性表面電極411を備えた第1の基板407とが互いに所定の間隔を隔てて配置されている。エレクトレット材料電極409を含む第2の基板405は不動である。導電性表面電極411を含む第1の基板407は固定構造417にバネ419を介して連結されている。バネ419は第1の基板407の2つの対向辺に接続されている。バネ419の弾性により第1の基板407はX軸方向421の運動を行い、中立位置に戻ることができる。第1の基板407がX軸方向に振動することにより、電荷を保持しているエレクトレット材料電極409と、電極409に対向する導電性表面電極411との重なり面積の増減が生じ、導電性表面電極411に電荷の変化が生じる。静電誘導型発電装置は、この電荷の変化を電気エネルギーとして取り出すことにより発電を行う。
特表2005−529574号公報
しかしながら、図9の静電誘導型発電装置では、基板407はX軸方向421以外の方向に振動しないように規制されている。そのため、この静電誘導型発電装置は、X軸方向421以外の方向への外部振動を発電に利用することができなかった。例えば、この静電誘導型発電装置は、X軸方向421とは異なるY軸方向の外部振動を受けた場合であっても、発電を行うことができない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、多方向の外部振動を発電に利用可能な発電装置、この発電装置を搭載した電気機器、及びこの発電装置を搭載した通信装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る発電装置は、第1電極と、第1電極から離間した第2電極と、を備え、第1電極と第2電極の少なくとも一方は、電荷を保持する膜を含み、第1電極と第2電極の少なくとも一方は、一平面上における第1軸と、一平面上において第1軸とは異なる第2軸に沿って移動可能であることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気機器は、複数の電子部品と、複数の電子部品の一部または全てを動作させるための電力を生成する上述の発電装置と、を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る通信装置は、車両のタイヤまたはタイヤホイールに装着され、上述の発電装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、多方向の外部振動を発電に利用可能な発電装置、こうした発電装置を搭載した電気機器、及びこうした発電装置を搭載した通信装置が提供される。
以下、本発明の第1実施形態に従う発電装置を説明する。図面において同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の発電装置70は、外部から受けた周期的または非周期的な振動(外部振動)を電気エネルギーに変換する。図2(a)および図2(b)に示すように、発電装置70は、複数のエレクトレット電極2を表面に有する不動基板1と、複数の可動電極5を表面に有する可動基板4とを備える。可動電極5はエレクトレット電極2から一定間隔dを隔てて配置されている。エレクトレット電極2は、フロロカーボン樹脂などの電荷保持材料からなるエレクトレット膜によって覆われている。エレクトレット膜として使用可能な電荷保持材料は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリビニルクロライド(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリビニリデンジフルオライド(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)、及びポリビニルフルオライド(PVF)のような高分子電荷保持材料;シリコン酸化物(SiO)及びシリコン窒化物(SiN)のような無機電荷保持材料である。
エレクトレット電極2及び不動基板1は発電装置70内に不動に支持されている。可動電極5及び可動基板4は、不動基板1上に設けられた固定構造体3a,3bにバネ駆動体6a,6bのような弾性部材を介して連結されている。図1に示すように、バネ駆動体6aは可動基板4の対向する両側面に接続されている。バネ駆動体6aの弾性により、可動基板4はX軸方向(矢印10a)に運動可能であり、中立位置に戻る。同様にバネ駆動体6bの弾性により、可動基板4は、X軸方向とは異なるY軸方向(矢印10b)に運動可能であり、中立位置に戻る。2種類のバネ駆動体6a,6bを組み合わせることにより、可動基板4はXY平面内の任意の方向に運動できる。
エレクトレット電極2および可動電極5は互いに同じ形状を有することができる。図3(a)の例では、エレクトレット電極2および可動電極5の各々は、櫛形状であり、X軸方向に延びる共通配線5dと、共通配線5dからY軸方向に沿って直線的に延びる、細分化された複数のストリップ5eとを有する。図3(b)の例では、各ストリップ5eは波状である。エレクトレット電極2のストリップの幅は、可動電極5のストリップの幅と同じであってもよく、異なっていてもよい。各電極において、全てのストリップ5eの幅は一定であることが好ましい。
エレクトレット電極2は、本発明の「第1電極」、エレクトレット膜は本発明の「電荷を保持する膜」、可動電極5は本発明の「第2電極」、X軸は本発明の「第1軸」、及びY軸は本発明の「第2軸」、不動基板1は本発明の「不動基板」、可動基板4は本発明の「可動基板」、バネ駆動体6a,6bは本発明の「弾性部材」の一例である。
尚、第2軸は、第1軸に対して所定の角度で交差しており、例えば、直交していてもよく、90度以外の角度で傾斜していてもよい。例えば、固定構造体3a,3bを正方形や長方形の4辺上にそれぞれ配置して、第1軸と第2軸との間の角度を90度にすることができる。または、固定構造体3a,3bを平行四辺形やひし形の4辺上にそれぞれ配置して、第1軸方向と第2軸方向との間の角度を90度以外の角度にすることができる。
発電装置70の作用を説明する。
外部振動を受けていないとき、可動基板4は中立位置にある。可動基板4が中立位置にある状態において、可動電極5と、電荷を保持しているエレクトレット電極2との重なり面積を、初期面積と呼ぶ。図1の例では、初期面積は正の値であるが、初期面積はゼロでもよい(図4、5参照)。
外部から発電装置70に外部振動が加わったときに、可動基板4は移動し、エレクトレット電極2と可動電極5との重なり面積は初期面積から増加又は減少する。この重なり面積の変化によって、可動電極5に電荷の変化が生じる。発電装置70は、この電荷の変化を電気エネルギーとして取り出すことにより発電する。特に、可動電極5は、可動電極5のX軸方向(矢印10a)の移動を許容する弾性部材(バネ駆動体6a)と、可動電極5のY軸方向(矢印10b)の移動を許容する弾性部材(バネ駆動体6b)とによって弾性的に支持されているため、可動電極5は、XY平面内の任意の方向に移動可能である。このように、発電装置70は、X軸方向に加え、X軸方向以外の方向の振幅を有する外部振動も発電に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係る発電装置70によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)発電装置70に外部振動が加わった場合に、可動電極5は、その外部振動の方向に応じて、X軸方向(矢印10a)、Y軸方向(矢印10b)、または両方向を組み合わせた方向に移動する。可動電極5の移動に応じてエレクトレット電極2と可動電極5との重なり面積の増減が生じるので、発電装置70は、X軸方向(矢印10a)に加えてY軸方向(矢印10b)の外部振動を利用して発電することができる。より詳しくは、発電装置70は、X軸方向とY軸方向の両方に直交する方向を除く全ての方向の外部振動を利用して発電することができる。このため、振動子の移動が一方向(たとえば、X軸方向)に規制された従来の発電装置に比べて、発電装置70の発電効率は高い。
(2)エレクトレット電極2および可動電極5の各々が、Y軸方向(矢印10b)に沿って直線的に延びる、細分化された複数のストリップ5eを有する櫛形状であるので、小さな外部振動に対しても、重なり面積の大きな変化が生じる。この構成により、少なくともX軸方向(矢印10a)の外部振動に対する発電効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
図4を参照して、本発明の第2実施形態に係る発電装置71を説明する。第2実施形態に係る発電装置71と第1実施形態との相異点は、エレクトレット電極2aおよび可動電極5aの形状である。エレクトレット電極2aと可動電極5aの各々は、X軸方向とY軸方向とに交互に折れ曲がって延びる複数のジグザグ状のストリップ2h、5hを含む。各電極の複数のジグザグ状のストリップは互いに交差しないことが好ましい。エレクトレット電極2aのストリップ2hは、X軸方向に延びる分岐した共通配線2fまたはY軸方向に延びる分岐した共通配線2gに接続されている。可動電極5aのストリップ5hは、X軸方向に延びる分岐した共通配線5fまたはY軸方向に延びる分岐した共通配線5gに接続されている。エレクトレット電極2aおよび可動電極5aは、相補的な形状であることが好ましい。
可動電極5aがX軸方向(矢印10a)のみに一定距離だけ移動したときに生じる、可動電極5aとエレクトレット電極2aとの重なり面積の変化量が、可動電極5aがY軸方向(矢印10b)のみに前記一定距離だけ移動したときに生じる、前記重なり面積の変化量と同じになるように決められていることが好ましい。
本発明の第2実施形態に係る発電装置71によれば、以下のような効果を得ることができる。
(3)X軸方向(矢印10a)とY軸方向(矢印10b)について、互いに同じ距離だけ変位したときの発電量は等しいので、一方向の振動と他方向の振動との間で、重なり面積の変化量が偏っている発電装置に比べて、XY平面内の任意の方向の振幅を有する外部振動に対して効率的な発電を行うことができる。
(4)エレクトレット電極2aおよび可動電極5aの各々が、X軸方向とY軸方向の両方向に対して細分化された形状を有しているので、対向する電極間(エレクトレット電極2a、可動電極5a)の重なり面積は、より小さな外部振動によって敏感に大きく変化し、より小さな外部振動によって発電を行うことができるとともに、XY平面内の任意の方向の外部振動に対する発電効率を向上させることができる。
本発明の第2実施形態は以下のように変更することができる。図5の例では、エレクトレット電極2bおよび可動電極5bの各々は、X方向に延びる共通配線2i、5iと、ほぼ同心円状に延びる、複数の曲線状のストリップ2j、5jと、を含む。各電極の複数の曲線状のストリップは、互いに交差しないことが好ましい。エレクトレット電極2bおよび可動電極5bは、相補的な形状であることが好ましい。可動電極5bがX軸方向(矢印10a)のみに一定距離だけ移動したときに生じる、可動電極5bとエレクトレット電極2bとの重なり面積の変化量が、可動電極5bがY軸方向(矢印10b)のみに前記一定距離だけ移動したときに生じる、前記重なり面積の変化量と同じになるように決められていることが好ましい。電極構造を除き、第2実施形態と同様である。
図5の変形例に係る発電装置72によっても第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図6(a)、図7、図8を参照して、本発明の第3実施形態に係る発電装置73を説明する。第3実施形態に係る発電装置73と第1実施形態との相異点は、エレクトレット電極2cおよび可動電極5cの形状および配置である。それ以外については、第1実施形態と同様である。
具体的には、エレクトレット電極2cおよび可動電極5cの各々は、2次元アレイ配置された複数の電極パッド2l、5lをそれぞれ含む。例えば、不動基板1に設けられたエレクトレット電極2cは、周期的な繰り返しパターンで配置された、細分化された微細な電極パッド2lと、個々の電極パッド2lは可動電極5cと対向する面とは反対側の面から接続孔を介して共通配線2kに接続されている。可動基板4に設けられた可動電極5cに関しても同様である。
エレクトレット電極2cおよび可動電極5cの各々が、2次元アレイ配置された複数のパッドを含むので、可動電極5cがX軸方向(矢印10a)のみに一定距離だけ移動したときに生じる、可動電極5cとエレクトレット電極2cとの重なり面積の変化量を、可動電極5cがY軸方向(矢印10b)のみに前記一定距離だけ移動したときに生じる、前記重なり面積の変化量と同じにすることが比較的容易である。
本発明の第3実施形態に係る発電装置73によれば、以下のような効果を得ることがで
きる。
(5)エレクトレット電極2cおよび可動電極5cの各々が、周期的な繰り返しパターンで配置された、細分化された微細な電極パッドを有するので、対向する電極間(エレクトレット電極2c、可動電極5c)の重なり面積は、より小さな外部振動によっても大きく変化する。よって、振動応答感度が向上し、発電効率が向上する。
(6)X軸方向(矢印10a)とY軸方向(矢印10b)について、互いに同じ距離だけ変位したときの発電量は等しいので、重なり面積の変化量が一方に偏って発電を行う場合に比べて、XY平面内の任意な方向の外部振動に対して効率的な発電を行うことができる。
第1乃至第3実施形態では、不動基板1上にエレクトレット電極2(2a〜2c)を設け、可動基板4上に可動電極5(5a〜5c)を設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、たとえば、可動基板4上にエレクトレット電極2(2a〜2c)を設け、不動基板1上に可動電極5(5a〜5c)を設けてもよい。この場合にも第1乃至第3と同様の効果を得ることができる。
第3実施形態では、エレクトレット電極2cおよび可動電極5cの電極パッド2l、5lは正方形であるが、本発明はこれに限らず、X軸方向とY軸方向での重なり面積の変化量が同じになるように決めれば、たとえば、各電極パッド2l、5lは、丸、正多角形、あるいはそれらの組み合わせの形状であってもよい(図6(b)参照)。この場合にも第3実施形態の効果を享受することができる。
(第4実施形態)
図10(a)および図10(b)を参照して、本発明の第4実施形態に従う発電装置74を説明する。発電装置74は、第1電極21、第2電極22、可動錘23、及びフレーム30を含む。
第1電極21及び第2電極22の各々は、一定間隔d(図1参照)をほぼ維持しつつ、X軸に沿って往復移動可能にフレーム30に支持されている。
屈曲レバー25aは支軸25bによって揺動可能に支持されている。可動錘23は屈曲レバー25aの第1端に取り付けられている。屈曲レバー25aの第2端は、第2電極22の右辺に対して接離可能である。屈曲レバー25aは、可動錘23のY軸に沿った移動を、X軸に沿った移動に変換して、第2電極22に伝達する。可動錘23は、振動感応錘として機能し、屈曲レバー25aは伝達機構として機能する。フレーム30及び屈曲レバー25aは、支持構造として機能する。
第1電極21または第2電極22は、エレクトレット膜によって覆われている。第1電極21及び第2電極22は、第1乃至第3実施形態の一対の電極(2、5;2a、5a;2b、5b;2c、5c)と同様に構成することができる。
発電装置74の作用を説明する。
第1電極21は、発電装置74にX軸方向に直交する方向を除く方向の外部振動が作用したとき、X軸に沿って移動する。第1電極21の移動により、第1電極21と第2電極22との重なり面積が変化し、発電装置74は発電する。
可動錘23は、発電装置74にY軸方向に直交する方向を除く方向の外部振動が作用したとき、Y軸に沿って移動する。例えば、可動錘23が上向きに移動したとき、屈曲レバー25aの第2端はX軸に沿って左向きに移動し、第2電極22を左向きに押圧し、第2電極22を左向きに移動させる。第2電極22のX軸方向に沿った移動により、第1電極
21と第2電極22との重なり面積が変化し、発電装置74は発電する。
このように、発電装置74は、X軸方向とY軸方向の両方に直交する方向を除く全ての方向の外部振動を発電に利用することができる。
また、複数の方向の振動によって第1電極21または第2電極22が移動するので、複数の方向の外部振動の加算運動量を、発電に利用することができる。
第4実施形態に従う発電装置74は以下のように変更してもよい。
第1電極21と第2電極22との等速並進移動を低減あるいは禁止する制限機構を設けてもよい。例えば、第1電極21が中立位置からX軸方向に移動したときに、可動錘23または屈曲レバー25aと係合して、その可動錘23または屈曲レバー25aの移動を阻害するストッパ片を設けてもよい。ストッパ片が可動錘23または屈曲レバー25aと係合することにより、発電装置74が様々な方向の外部振動を同時に受けたときであっても、第1電極21と第2電極22との相対移動速度がゼロになるのが禁止され、両電極の重なり面積の変化がゼロになるという状況を回避することができる。従って、発電装置74は効率的に発電することができる。
前記伝達機構として、屈曲レバー25aの代わりに、ラック・アンド・ピニオン機構を採用してもよい。図11(a)の例では、Y軸に沿って延びるラック25dの一端に可動錘23が取り付けられている。X軸に沿って延びるラック25eは第2電極22に連結されている。2つのラック25d、25eの各々はピニオンギア25fと噛合している。可動錘23のY軸方向の移動は、ラック25d、ピニオンギア25f、及びラック25eによって、第2電極22のX軸に沿った移動に変換される。よって、図11(a)の発電装置は、図10の発電装置と同様に、複数方向の外部振動を利用して発電することができる。
図11(b)は、図10の別の変更例を示す。Y軸に沿って延びるロッド25gの一端に可動錘23が取り付けられている。X軸に沿って延びるロッド25hは第2電極22に連結されている。フレキシブルチューブ25iの2つの端は2つのロッド25g、25hにそれぞれ連結されている。フレキシブルチューブ25iはガイド25jによってしなやかに撓んだ状態に保たれる。可動錘23のY軸方向の移動は、ロッド25g、フレキシブルチューブ25i、及びロッド25hによって、第2電極22のX軸に沿った移動に変換される。よって、図11(b)の発電装置は、図10の発電装置と同様に、複数方向の外部振動を利用して発電することができる。
従来の発電装置(図9参照)の場合、2方向の外部振動を利用して発電するためには、2つの発電装置が必要であった。これに対して、第4実施形態の発電装置を用いれば、一つの発電装置により、2方向の外部振動を利用して発電することができる。発電装置数を削減することで発電ユニットの簡素化及び小型化を図ることができる。
第1乃至第4実施形態において、Y軸(第2軸)は、X軸(第1軸)に対して所定の角度で交差していてもよい。例えば、Y軸(第2軸)は、X軸(第1軸)に対して直交していてもよく、90度以外の角度で傾斜していてもよい。
第1乃至第4実施形態において、2つの対向する電極の間隔dは、電極が静止しているときと、電極が移動しているときとで同じであってもよく、異なっていてもよい。
第1乃至第3実施形態において、バネ駆動体6aまたは6bの一方を省略し、可動基板4をバネ駆動体6aまたは6bの他方で支持してもよい。この場合でも、可動基板4はXY面内で運動可能である。
次に、本発明の発電装置の使用例を説明する。本発明の発電装置は、電気機器に組み込まれて、その電気機器の一部又は全てを作動させる電力を生成することができる。一例では、本発明の発電装置は、外部振動を受ける電気機器に組み込むことができ、その電気機器を動作電力自給式(self-sufficiency)にすることができる。第1〜第6実施例では、無線装置、特に車両関連の無線装置への使用例を説明する。
(第1実施例)
図12を参照して、本発明の発電装置を備えた電気機器の一例(例えば、送信装置)を説明する。本発明の発電装置は、タイヤまたはタイヤホイールに装着される送信装置であって、タイヤ空気圧、タイヤ内温度、タイヤ内加速度、タイヤ振動、タイヤ回転速度、車外光量、車両振動、及び車外温度の少なくとも一つを感知し、感知結果を無線出力する送信装置内に配置される。図12は、タイヤ空気圧を感知し、感知結果を無線出力するタイヤ空気圧センサー100のブロック図である。
タイヤ空気圧センサー100は、タイヤ空気圧を検出し、センサー信号を生成する圧力センサー101と、圧力センサー101から供給されたセンサー信号を処理し、タイヤ空気圧の情報信号を生成する処理部102と、処理部102から供給されたタイヤ空気圧の情報信号を車体に配置された受信部に送信する送信部103と、圧力センサー101、処理部102、及び送信部103のうちの少なくとも一つを作動させるための電力を生成する発電部107とで構成されている。発電部107には、上記実施形態で説明した発電装置70〜74が一つ又は複数個設けられている。
圧力センサー101は、タイヤ空気圧を検出し、検出した空気圧が正常な場合と、異常な場合(低空気圧)とで異なる信号を出力する。処理部102は、圧力センサー101の出力を変調された信号に変換するための処理を行う。送信部103は、変調信号をアンテナから電磁波で車体に配置された受信部(図18参照)に送信する。発電部107は、外部振動を吸収し、それを電気エネルギーに変換して発電を行い、生成した電力を圧力センサー101、処理部102、及び送信部103に供給する。
発電部107には、キャパシタのような電圧安定化素子や、DC−DCコンバータ及びレギュレータのような電圧変換回路を設けることができる。一つの電圧安定化素子及び/または一つの電圧変換回路が発電部107に設けられてもよく、発電装置毎に一つの電圧安定化素子及び/または一つの電圧変換回路を設けてもよい。
次に、タイヤ空気圧センサー100の動作について説明する。
車の走行が開始すると、振動が発生する。発電部107は、車の走行中にタイヤに加わる振動エネルギーを電気エネルギーに変換することによって発電を行う。発電部107により発電した電力が圧力センサー101、処理部102、及び送信部103に供給される。電圧の供給を受けて圧力センサー101がタイヤ空気圧の状態に応じた信号を処理部102に伝達する。例えば、タイヤ空気圧が予め設定された範囲内か範囲外かを検知し、その範囲内である場合には正常であることを示す信号、その範囲外である場合には異常であることを示す信号を処理部102に伝達する。処理部102は圧力センサー101から伝達される信号に対して処理を加え、電磁波で送信するための変調信号に変換し、変調信号を一定の周期で送信部103に送信する。送信部103は処理部102から送られてきた変調信号を受け取り、アンテナから電磁波を放射する。放射された電磁波は、車体に配置された受信部(図示せず)で受け取られ、その受信部が変調信号を復調することで、タイヤ空気圧の状態を表す信号に変換される。この信号を例えば、車両を全体的にもしくは部分的に制御するECU(Electronic Control Unit)が空気圧の状態として受け取るとともに処理を行い、警報の出力制御等を実行する。
第1実施例において、タイヤ空気圧センサー100は本発明の「電気機器」または「通信装置」、圧力センサー101、処理部102または送信部103は本発明の「電子部品」、圧力センサー101は本発明の「センサー部」、処理部102は本発明の「処理部」、送信部103は本発明の「送信部」のそれぞれ一例である。
第1実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)多方向の外部振動を吸収して、電気エネルギーを生成する発電装置70〜74が発電部107に設けられているため、タイヤの振動を利用して、送信装置を安定にかつ長期間にわたって動作させることができる。
(2)発電部107が、多方向の外部振動を吸収して、電気エネルギーを生成する発電装置70〜74を備えているため、あらゆる方向の外部振動を余すところ無く吸収して効率的に発電を行うことができ、送信装置の安定した動作を可能とする。また、ランダムな方向の振動の発生により発電効率が低下することを防止でき、発電効率の低下による送信装置の誤作動も防止できる。
(3)発電部107に対して単一のキャパシタ及び電圧変換回路で構成可能であるため、送信装置全体の簡素化及び生産コストの削減を図ることができる。
(4)一般に用いられる従来の電池駆動のタイヤ空気圧センサーでは不可避であった、電池を交換するための定期的なメンテナンスが不要となる。また、電力残量を気にする必要が無いのでセンサー部による感知結果をECU等に送信する間隔を短縮し、感知データの送信頻度を高めることが可能となり、よりリアルタイムにセンサー部の状態をECU等が認識することできる。
(5)従来の1方向タイプの発電装置(図9参照)を用いて3方向の外部振動を発電に利用する場合、3つの1方向タイプの発電装置を発電部107に設ける必要がある。これに対して、第1〜4実施形態の発電装置70〜74を発電部107に設けた場合、2つの発電装置70〜74により、あらゆる方向の外部振動を発電に利用することができる。発電部107内の発電装置の数を削減できるため、送信装置の小型化及び配線の簡易化が比較的容易である。
(第2実施例)
下記第2〜第9実施例において、第1実施例と同様の構造については、同一符号を付すと共にその詳細な説明を省略する。図13を参照して、本発明の発電装置を使用したタイヤ空気圧センサー200を説明する。タイヤ空気圧センサー200は、電圧検知部112を除き、図12のタイヤ空気圧センサー100と同じである。
タイヤ空気圧センサー200は、タイヤ空気圧を検出する圧力センサー101と、圧力センサー101から受信するセンサー信号を処理する処理部102と、処理部102で処理されたタイヤ空気圧の情報を車体に配置された受信部に送信する送信部103と、圧力センサー101、処理部102、及び送信部103のうちの少なくとも一つを作動させるための電力を生成する発電部107と、発電部107の電圧値を検知して送信部に検知内容を伝達する電圧検知部112とで構成されている。発電部107には、上記実施形態で説明した多方向の外部振動を吸収して、電気エネルギーを生成する発電装置70〜74が一つ又は複数個設けられている。
電圧検知部112は、発電部107で発電した電圧の電圧値をモニターし、モニターした電圧値が所定の範囲内か範囲外かを判定し、判定結果を送信部103に伝達する。モニターした電圧値が所定の範囲外にある場合には、発電部107によって駆動される圧力センサー101、処理部102、及び送信部103が動作異常をきたし、圧力センサー10
1の空気圧感知結果が正常である場合にも異常と判断するという誤動作が発生する可能性がある。この場合、電圧検知部112は、発電部107の電圧値が異常であることを送信部103へ伝達する。
第2実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(5)外部振動が乏しい環境において、発電部107により発電した電圧値が、タイヤ空気圧センサー200に含まれる圧力センサー101、処理部102、及び送信部103の何れか少なくとも一つが正常に作動せず、誤動作が発生する恐れのある電圧値まで低下した場合に、その状態を検知することが可能となる。そして、その検知情報を送信部103に伝達し、車体に配置されたECUに送信することで、ECUが誤った処理を行うことを防止することが可能となる。
(第3実施例)
図14を参照して、本発明の発電装置を使用したタイヤ空気圧センサー300を説明する。図14のタイヤ空気圧センサー300は、圧力センサー101、処理部102、及び送信部103の各々と、発電部107との間に接続された電源切替部113を備えている。
タイヤ空気圧センサー300は、タイヤ空気圧を検出する圧力センサー101と、圧力センサー101から受信するセンサー信号を処理する処理部102と、処理部102で処理されたタイヤ空気圧の情報を車体に配置された受信部に送信する送信部103と、圧力センサー101、処理部102、及び送信部103のうちの少なくとも一つを作動させるための電力を生成する発電部107と、発電部107での発電電圧を圧力センサー101、処理部102、及び送信部103へ選択的に供給する電源切替部113とで構成されている。発電部107には、上記実施形態で説明した多方向の外部振動を吸収して、電気エネルギーを生成する発電装置70〜74が一つ又は複数個設けられている。
電源切替部113は、自動車の移動により発電部107での発電動作が生じた場合、発電部107と、圧力センサー101、処理部102、及び送信部103を電気的に接続する。また、発電部107が発電動作に入っていない場合、圧力センサー101、処理部102、及び送信部103と発電部107とを電気的に分離し、例えば、VSSと接続することによって接地する。発電動作が再び生じた場合、VSS接地を切り離して発電部107と電気的に接続する。また自動車が停止(タイマーにより一定時間以上停止した場合としてもよい)した場合には、再度発電部107と、圧力センサー101、処理部102、及び送信部103とを電気的に分離する。
第3実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(6)タイヤ空気圧センサー300の作動が必要なときのみ通電が行われるよう制御することが可能となり、タイヤ空気圧センサー300の耐久性(寿命)向上を図ることができる。
(第4実施例)
図15を参照して、本発明の発電装置を使用したタイヤ空気圧センサー400を説明する。図15に示すように、タイヤ空気圧センサー400は、タイヤ空気圧を検出する圧力センサー101と、圧力センサー101から受信するセンサー信号を処理する処理部102と、処理部102で処理されたタイヤ空気圧の情報を車体に配置された受信部に送信する送信部103と、圧力センサー101、処理部102、及び送信部103のうちの少なくとも一つを作動させるための電力を供給する発電部107と、発電部107の発電の周期情報を送信部103に出力する周期取出し部114とで構成されている。発電部107には、上記実施形態で説明した多方向の外部振動を吸収して、電気エネルギーを生成する
発電装置70〜74が一つ又は複数個設けられている。周期取出し部114は、検出した周期情報を処理部102に供給しても良い。
周期取出し部114は、発電部107による発電の周期情報を取り出して送信部103又は処理部102に供給する。発電部107は車両のタイヤホイールに取り付けられている。タイヤが回転して地面に達したときにタイヤが歪むことで振動が発生する。発電部107はその発電部107に近いタイヤ部分の歪みによって生じた振動を利用して発電する。よって、タイヤが1回転する毎に発電するので、発電周期がタイヤの回転周期を表す。この発電周期の情報を周期取出し部114が検知し、変調して送信部103に伝達することで、送信部103が車体に配置された受信部に電磁波で送信、ECUでのタイヤの回転速度の認識が可能となる。また、周期取出し部114が検知した発電周期の情報を処理部102に伝達し、処理部102が変調信号に変換して送信部103に伝達するようにしても良い。
第4実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(7)発電の周期となるタイヤの回転周期を情報として取り出し、その情報に対して簡単な演算を処理部102もしくは車体に配置されたECUで行うことで車の速度をモニターすることができる。これによって従来では車体に配置する必要のあった車速センサーを無くして生産コストの低減を図ることができる。
第1乃至第4実施例の各々における、圧力センサー101は、タイヤ空気圧に限らず、排気圧、大気圧、及び/または着座圧を感知してもよい。圧力センサー101は、車内音、車外音、エンジン音、タイヤ音、及び/または人の声を感知する音センサー;タイヤ内温度、車両内温度、車両外温度、エンジン温度、バッテリー温度、ラジエター温度、排気温度、モーター温度、及び/または車両外装温度を感知する熱センサー;車外光量、車内光量、及び/または前照灯光量を感知する光センサー;タイヤ内加速度、ドア開閉、ワイパー動作、シート移動、及び/またはステアリングホイール操作を感知する運動量センサー;タイヤ振動、車両振動、ドア振動、フレーム振動、及び/またはシート振動を感知する振動センサー;タイヤ回転速度、エンジン回転速度、及び/またはモーター回転速度を感知する回転速度センサー;及び/又は車外電波、及び/または車内電磁波を感知する電磁波センサーであってもよい。
(第5実施例)
図16を参照して、本発明の発電装置を使用した通信装置500を説明する。
通信装置500は、タイヤ内温度、タイヤ内加速度、タイヤ振動、タイヤ回転速度、車外光量、車両振動、及び車外温度などを感知するセンサー部115と、センサー部115での感知結果をECUに伝達するとともにECUからの情報に従ってセンサー部115の制御を行う通信制御部116と、センサー部115からのセンサー信号やECUからの信号を処理する処理部117と、ECUとの間で信号の送受信を無線(電磁波)で行うための送受信部118と、センサー部115、通信制御部116、処理部117、及び送受信部118のうちの少なくとも一つを作動させるための電力を供給する発電部119とで構成されている。発電部119には、上記実施形態で説明した多方向の外部振動を吸収して、電気エネルギーを生成する発電装置70〜74が一つ又は複数個設けられている。
センサー部115は、車外の光量(照度)、音の大きさ、外部振動の振幅の大きさ、タイヤ空気圧や回転速度などを感知し、感知結果を通信制御部116に伝達する。通信制御部116は、センサー部115で感知した情報を信号としてECUに伝達するとともにECUからの情報を受け取りその情報に従ってセンサー部115の感知を行う。処理部117は、センサー部115の出力を変調された信号に変換するとともに送受信部118で受信したECUからの信号を復調するための処理などを行う。送受信部118は、変調信号
をアンテナから電磁波で車体に配置された受信部に送信するとともにECUからの信号をアンテナにより受信する。発電部119は、外部振動を吸収し、電気エネルギーに変換即ち発電を行い、発電により得た電力をセンサー部115、通信制御部116、処理部117、及び送受信部118に供給する。
車が走行することで、発電部119は車の走行に伴う振動を電気エネルギーに変換して発電を行う。発電部119により発電した電力がセンサー部115、通信制御部116、処理部117、及び送受信部118に供給される。ECUから送信されてきた変調信号をアンテナにより送受信部118が受信し、処理部117に伝える。処理部117は変調信号を復調し、復調後の処理情報を通信制御部116に伝える。通信制御部116は処理情報を解読し、適切な処理たとえばセンサー部115での感知を行う。そしてセンサー部115が感知した情報(信号)を通信制御部116に伝達する。通信制御部116はセンサー部115からの情報をECUに伝達するために処理部117に情報を出力する。処理部117は情報に対して処理を加え、電磁波で送信するための変調信号に変換する。そして変調信号を一定の周期で送受信部118に送信する。送受信部118は処理部117から送られてきた変調信号を受け取り、アンテナから電磁波を放射する。ECUはこの電磁波によって送信されたセンサー情報を受け取る。
第5実施例において、センサー部115、通信制御部116、処理部117または送受信部118は本発明の「電子部品」、センサー部115は本発明の「センサー部」、処理部117は本発明の「処理部」、送受信部118は本発明の「送信部」および「受信部」のそれぞれ一例である。
第5実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(8)様々な方向の振動エネルギーを余すところ無く吸収して効率的に発電を行うことができ、通信装置の安定した動作を可能とするとともにランダムな方向の振動の発生で発電効率が低下することによる通信装置500の誤作動を防止できる。
(9)電池を発電部に置き換えることで、電力の消費量を気にする必要が無くなるのでセンサー部による感知結果をECU等に送信する間隔(周波数)を高速にする(感知データの送信頻度を高める)ことが可能となり、よりリアルタイムにセンサー部の状態をECU等が認識することできる。
(第6実施例)
図17を参照して、本発明の発電装置を使用した記憶型の通信装置600を説明する。
通信装置600は、ID情報を記憶するメモリー部120と、メモリー部120へのアクセスを制御するアクセス制御部121と、メモリー部120からのメモリー情報を基地局に伝達するとともに基地局からの情報に従ってメモリー部120への書込み制御を行う通信制御部122と、メモリー部120からのメモリー情報や基地局からの情報を処理する処理部123と、基地局との間で信号の送受信を無線(電磁波)で行うための送受信部124と、メモリー部120、アクセス制御部121、通信制御部122、処理部123、及び送受信部124のうちの少なくとも一つを作動させるための電力を供給する発電部119とで構成されている。発電部119には、本発明の発電装置70〜74が一つ又は複数個設けられている。送受信部124は、無線信号を送信する送信部であってもよい。
メモリー部120は、基地局から送信されてきたタグ情報や個人データ情報等のID情報を記憶しておく。アクセス制御部121は、通信制御部122からの要求に従ってメモリー部120へのアクセス(書込みや読出し)を制御する。上記構成により、車の走行時やRFID(タグ)が取り付けられた物体の移動時に、発電部119が発生する振動エネルギーを電気エネルギーに変換して発電を行う。
第6実施例において、メモリー部120、アクセス制御部121、通信制御部122、処理部123または送受信部124は本発明の「電子部品」、メモリー部120は本発明の「メモリー部」、処理部123は本発明の「処理部」、送受信部124は本発明の「送信部」および「受信部」のそれぞれ一例である。
第6実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(10)様々な方向の振動エネルギーを余すところ無く吸収して効率的に発電を行うことができ、通信装置の安定した動作を可能とするとともにランダムな方向の振動の発生で発電効率が低下することによる通信装置600の誤作動を防止できる。
(第7実施例)
図18を参照して、本発明の発電装置を使用したタイヤ空気圧センサーシステム1000を説明する。
タイヤ空気圧センサーシステム1000は、車の少なくとも一つ以上のタイヤに取り付けられた上記実施例で説明されたタイヤ空気圧センサー100、200、300、及び400の何れか一つである通信装置700及び800と、車体に配置されて、通信装置700、800が送信したRF信号を受け取るRF受信部125と、RF受信部125に接続され、車両を全体的にまたは部分的に制御する車両ECU126とで構成されている。
通信装置700、800の各々は、車の走行中に生じる振動エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する本発明の発電装置70〜74を少なくとも一つ備え、本発明の発電装置70〜74の生成した電力によって動作する。通信装置700、800の各々は、車の走行中にタイヤ空気圧を感知し、一定間隔で異常有無の情報をRF受信部125に対して送信する。RF受信部125は、通信装置700、800が送信した変調信号を受け取り、その信号を車両ECU126に伝達する。このとき復調のための処理をRF受信部125もしくは車両ECU126の何れか一方で行う。車両ECU126は、RF受信部125からタイヤ空気圧の情報を受け取り、タイヤ空気圧の状態を車の運転者に伝達するための処理などを行う。
通信装置700及び800に含まれる発電装置は、車の走行に伴う振動エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する。その発電装置により発電した電力により通信装置700、800の各電気回路が作動し、空気圧の異常有無等のタイヤ空気圧の情報を変調信号として一定間隔でRF受信部125に対して送信する。この変調信号をRF受信部125が受取り、復調のための処理を行い、復調後のタイヤ空気圧情報を車両ECU126に伝達する。車両ECU126は空気圧情報を受け取り、運転者への警報の出力制御等、適切な処理を行う。
第7実施例にかかるタイヤ空気圧センサーシステム1000によれば、以下のような効果を得ることができる。
(11)タイヤ空気圧の状態感知と警報発報などのタイヤ空気圧センサーシステム1000は、本発明の発電装置を備えた通信装置700、800をタイヤに取り付けることで可能となる。通信装置700、800は、本発明の発電装置を備えるので、電池駆動の従来のタイヤ空気圧センサーでは必要であった定期的な電池交換が不要となる(メンテナンスフリー)。
(12)タイヤ空気圧センサーシステム1000では、車体に配置された送信部が不要となり生産コストの削減や電力削減を実現できる。
(13)発電部107(図12参照)が全ての方向の外部振動に対応しており発電効率
が向上するので、動作マージン向上に伴う動作信頼性を向上することができる。
(第8実施例)
図19を参照して、本発明の発電装置を使用した車載ネットワークシステム1100を説明する。
車載ネットワークシステム1100は、少なくとも一つの第5実施例の通信装置500と、通信装置500からの車両ECU126への送信信号の受信及び車両ECU126から各通信装置500への送信信号の送信を行う車両送受信部127と、車両送受信部127に接続され、車両全体(もしくは一部)の制御を行う車両ECU126と、車両ECU126や一部のセンサー装置を動作させるための電力を供給するバッテリー128とで構成されている。第7実施例では、車両ECU126の電源としてバッテリー128を用いたが、バッテリー128の代わりに各実施例の発電部107、119を車両ECU126の電源として用いても良い。
各通信装置500は、車の走行に伴い、自身が動作するための電力を発電し動作する。車の走行中に車両ECU126からの要求に伴うセンサー感知を行い、一定間隔でセンサー情報を車両ECU126に対して送信する。車両送受信部127は、各通信装置500が送信した変調信号を受信し、車両ECU126に伝達する。また各通信装置500を動作(センサー感知)させるために車両ECU126が各通信装置500に出す要求信号を送信する。ここで受信時の復調処理や、送信時の変調処理のための処理を車両送受信部127もしくは車両ECU126の何れか一方で行う。車両ECU126は、必要に応じて各通信装置500にセンサー感知の要求を行うとともに、各通信装置500からセンサー感知の情報を受け取り、感知結果を車の運転者に伝達するとともに車の正常な動作のための制御を行うなどの処理を行う。
車の走行中、通信装置500に含まれる発電部は車の走行に伴う振動エネルギーを電気エネルギーに変換して発電を行う。車の走行が開始されると、車両ECU126は車の正常な動作のために、車体に配置された各通信装置500から情報収集を行うための要求信号を車両送受信部127から各通信装置500に送信する。各通信装置500は、車両ECU126からの信号を受信し、必要に応じてセンサー感知を行った結果を信号として車両送受信部127に送り返す。送り返された信号を車両送受信部127が受信し、車両ECU126に伝達する。車両ECU126は各通信装置500からのセンサー感知の情報を受け取り、感知結果を車の運転者に伝達するとともに車の正常な動作のための制御を行うなどの処理を行う。
第8実施例にかかる車載ネットワークシステム1100によれば、以下のような効果を得ることができる。
(14)各通信装置500は自身の作動に必要な電力を自身で供給することが可能であり、車両と電源線で接続する必要はない。また、各通信装置500は車両ECU126との間で情報の送受信を無線で行うことが可能であり、車両と信号線で接続する必要はない。従って、従来のシステムでは必要であった有線の信号線や電源線(ワイヤーハーネス)が不要となり、ワイヤーハーネスを車内に配線するための工程削減に伴う生産コストの抑制や、ワイヤーハーネスを無くすことによる軽量化に伴う燃費向上という効果がある。
(第9実施例)
図20(a)を参照して、本発明の発電装置を使用した交通情報ネットワークシステム1200を説明する。
交通情報ネットワークシステム1200は、車両に取り付けられた第6実施例にかかる
通信装置600と、この通信装置600との間で情報の送受信を行う基地局130とを備える。基地局130は情報処理装置140と接続されてもよい。情報処理装置140は、基地局130と通信装置600との間で送受信される信号から、車両を特定することができる。
図20(b)は、交通情報ネットワークシステム1200の一例として、電子ライセンスプレートシステム(いわゆるスマートプレート)を示す。通信装置600はライセンスプレート129に取り付けられている。通信装置600に含まれるメモリー部120(図17参照)には、車両番号などのID情報が読み書きされる。通信装置600は、車の走行に伴い、自身が動作するための電力を発電し動作する。車の走行中に電子ライセンスプレートシステムの基地局130からの要求に伴い、プレートナンバー等のID情報を基地局130に送信する。また必要に応じて基地局130からの送信情報をメモリー部120(図17参照)に記憶する。基地局130は、必要に応じて各車両のライセンスプレートに取り付けられた通信装置600にID情報を要求して、車両のID情報を認識する。また認識したID情報に従って、若しくはID情報とは無関係に、通信装置600に別の情報を記憶するよう要求する。
車が走行することで、通信装置600に含まれる発電部119(図17参照)は車の走行に伴う振動エネルギーを電気エネルギーに変換して発電を行う。基地局130は道路の所定箇所に設置されており、その箇所を通る車のID情報を認識して適当な処理を行う。例えばID情報としてプレートナンバーを読み取り、その情報を符合することで、符合結果を即時に管理サーバーに伝達するなどを行う。ID情報を認識するために、基地局130はID情報の要求信号をライセンスプレート129に取り付けられた通信装置600に対して送信する。通信装置600はこの信号を受けて、メモリー部120(図17参照)からID情報を読み出し、基地局130に送り返す。このようにして、電子ライセンスプレートシステムは、乗用車や路線バスの位置をモニターすることができる。
通信装置600は、電子ライセンスプレートシステムに限られず、自動料金収受システム(ETC)、駐車場管理システム、及び物流管理システムのような交通情報ネットワークシステム1200において使用してもよい。駐車場管理システムは、通信装置600を装着した車両の入庫時刻、出庫時刻、駐車位置等を管理することができる。物流管理システムは、通信装置600を装着した貨物車両の位置をモニターすることができる。
第9実施例にかかる交通情報ネットワークシステム1200によれば、以下のような効果を得ることができる。
(15)通信装置600は自身の作動に必要な電力を自身で供給することが可能であり、電源として電池の使用が不要となるので、電池交換などのメンテナンスが不要となる。よって電池交換の際に通信装置600に書き込まれているID情報の改ざん等の不正防止や、不正なID情報読出しによる個人情報流出を防止することが可能である。
第1乃至第9実施例は、例えば、次のように変更してもよい。
(a)第1乃至第9実施例において、発電装置70〜74は、車両の振動を利用して発電したが、車両の振動以外の振動または運動を発電に利用してもよい。例えば、タイヤの回転、手の振動、水(海)の波、建物や機器の振動、人間の会話などの音を利用してもよい。第1乃至第9実施例の発電装置70〜74は、様々な電気機器に組み込み可能であり、例えば、腕時計、体温計、温度計、歩数計、リモートコントローラー、携帯オーディオ装置、キーレスエントリー用携帯機、補聴器、心臓ペースメーカー、レーザポインタ、電動歯ブラシ、センサー、電子ブック装置、携帯電話、デジタルカメラ、ゲーム機、冷蔵庫、洗濯機、食器乾燥器、船、及びブイに組み込み可能である。
(b)第1乃至第9実施例において、通信装置の一例としてタイヤ空気圧センサーを用いたが、それ以外にも温度センサーや発信器など様々なセンサーに適用可能である。本発明の発電装置70〜74は、タイヤ空気圧センサー以外の電気機器の電源として使用可能である。
(c)第1乃至第9実施例において、メモリー部の種類を特定しなかったが、ROMやRAMを含めてあらゆる種類のメモリーが適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る発電装置の構成を示す概略上面図。 (a)図1の発電装置の2A−2A線に沿った概略断面図、(b)図1の発電装置の2B−2B線に沿った概略断面図。 (a)図1の発電装置の電極形状を示す平面図、(b)図1の電極の変更例。 本発明の第2実施形態に係る発電装置の電極形状を示す平面図。 本発明の第2実施形態の変形例に係る発電装置の電極形状を示す平面図。 (a)本発明の第3実施形態に係る発電装置の概略上面図、(b)図6(a)の変更例。 図6(a)の発電装置の7−7線に沿った概略断面図。 図6(a)の発電装置の8−8線に沿った概略断面図。 従来の静電誘導型発電装置の概略断面図。 (a),(b)本発明の第4実施形態に従う発電装置の平面図。 (a),(b)本発明の第4実施形態に従う発電装置の変更例の平面図。 第1実施例に係る通信装置のブロック図。 第2実施例に係る通信装置のブロック図。 第3実施例に係る通信装置のブロック図。 第4実施例に係る通信装置のブロック図。 第5実施例に係る通信装置のブロック図。 第6実施例に係る通信装置のブロック図。 第7実施例に係る通信システムの模式図。 第8実施例に係る通信システムの模式図。 (a),(b)第9実施例に係る通信システムの模式図。
符号の説明
1 不動基板、2 エレクトレット電極、3a,3b 固定構造体、4 可動基板、5
可動電極、6a,6b バネ駆動体 70 発電装置。

Claims (6)

  1. 第1電極と、
    前記第1電極から離間した第2電極と、を備え、
    前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方は、電荷を保持する膜を含み、
    前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方は、一平面上における第1軸と、前記一平面上において前記第1軸とは異なる第2軸に沿って移動可能であり、前記第1電極及び前記第2電極の少なくとも一方が、前記第1軸に沿って移動したとき及び前記第2軸に沿って移動したときの双方において、前記第1電極と前記第2電極との重なり面積が変化することを特徴とした発電装置。
  2. 前記第1電極を有する不動基板と、
    前記不動基板と対向し、前記第2電極を有する可動基板と、
    前記可動基板と連結され、前記可動基板と前記第2電極を、前記第1軸及び前記第2軸に沿って弾性移動可能に支持する弾性部材とを備えることを特徴とした請求項1に記載の発電装置。
  3. 複数の電子部品と、前記複数の電子部品の一部または全てを動作させるための電力を生成する請求項1または2に記載の発電装置と、を備えた電気機器。
  4. 車両に搭載され、前記発電装置が前記車両の振動で発電することを特徴とした請求項3に記載の電気機器。
  5. 前記複数の電子部品は、
    タイヤ空気圧、タイヤ内温度、タイヤ内加速度、タイヤ振動、及びタイヤ回転速度のうちの少なくとも一つ感知するセンサー部と、
    電気信号を処理する処理部と、
    無線信号を送信する送信部と、
    無線信号を受信する受信部と、
    データを記憶するメモリー部と、
    のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とした請求項3または4に記載の電気機器。
  6. 車両のタイヤまたはタイヤホイールに装着され、請求項1または2に記載の発電装置を備える通信装置であって、
    前記発電装置により前記通信装置の動作電力の一部または全てをまかなわれ、タイヤ空気圧、タイヤ内温度、タイヤ内加速度、タイヤ振動、及びタイヤ回転速度のうちの少なくとも一つ感知し、感知結果を無線出力することを特徴とした通信装置。
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