JP2003130975A - 電子時計及びその制御方法 - Google Patents

電子時計及びその制御方法

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JP2003130975A
JP2003130975A JP2001323272A JP2001323272A JP2003130975A JP 2003130975 A JP2003130975 A JP 2003130975A JP 2001323272 A JP2001323272 A JP 2001323272A JP 2001323272 A JP2001323272 A JP 2001323272A JP 2003130975 A JP2003130975 A JP 2003130975A
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Isao Kitazawa
北澤  勲
Masao Sakuyama
柵山  正男
Seiki Igarashi
五十嵐  清貴
Masakazu Ichikawa
雅一 市川
Hiroyuki Kihara
啓之 木原
Eiki Murakami
栄基 村上
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一層の高信頼化をはかる。 【解決手段】 通常動作状態よりも消費電力の少ない第
一の節電動作状態、該第一の節電動作状態よりも消費電
力の少ない第二の節電動作状態において、該電子時計の
状態が前記電圧低下検出情報に基づき切り替わった後の
電圧低下状態中において、前記第一の節電動作状態で
は、前記第二の節電動作状態に入る条件である状態移行
条件が検出されても該状態移行条件は無効とし第一の節
電動作状態を維持する様に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子時計の省電力
に関し、特に通常動作状態と通常動作状態よりも消費電
力の少ない複数の節電動作状態で駆動されるパワーセー
ブ機能を有する電子時計及びその駆動方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電子時計は、ソーラーセルによる
光発電、体温と大気の温度差による熱電発電、機械エネ
ルギーを電気エネルギーに変換する自動巻発電等からな
る発電手段と発電手段から発生する電気エネルギーを蓄
電する二次電池等の蓄電手段からなる電源装置により駆
動され、低消費電力化するために、電源装置の発電手段
の発電量を検出する発電検出手段の出力に応じて通常動
作状態と通常動作よりも消費電力の少ない複数の節電動
作状態(パワーセーブ状態)で駆動するよう設定するパ
ワーセーブ機能を有しており、電源装置の発電手段の発
電量に応じて、通常動作状態から所定の節電動作状態
(パワーセーブ状態)、例えば第一の節電動作(=パワ
ーセーブ1、以下PS1と略記する)状態に、PS1状
態からさらに第二の節電動作(=パワーセーブ2、以下
PS2と略記する)状態に移行して駆動している。
【0003】さらに、電源装置の二次電池の出力電圧を
検出する検出手段により、電源装置の二次電池の出力電
圧に応じて、出力電圧が1.40ボルト以上のときは、
満充電レベルのレベル3(以下L3と略記する)、出力
電圧が1.40ボルトから1.30ボルトの間のとき
は、中充電レベルのレベル2(以下L2と略記する)、
出力電圧が1.30ボルトから1.25ボルトの間のと
きは、低充電レベルのレベル1(以下L1と略記する)
とし、L3からL1までを通常表示状態、出力電圧が
1.25ボルト以下1.15ボルトまでを充電警告状
態、出力電圧が1.15ボルト以下0.90ボルトまで
をマイコン強制停止状態とし、通常表示状態の各レベル
であるL3、L2、L1を表示手段の液晶表示部の対応
した各セグメントに表示し、出力電圧が1.25ボルト
以下の充電警告状態になると、液晶表示部にCHARG
E表示を行って、使用者に充電を要請する。このとき、
使用者が電子時計を光に当てること等により発電手段が
発電して、二次電池に充電することにより、二次電池の
出力電圧が1.15ボルトのマイコン強制停止状態から
出力電圧0.90ボルト以下に下がって、マイコン動作
不能状態になり、電子時計が機能を失うのを防止してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、二次電池の出力電圧が1.25ボルト以下
の充電警告表示状態のときに、発電手段の非発電が続い
て、PS1状態からより消費電力の少ないPS2状態に
移行すると、発電手段の発電を検出して、PS2状態か
ら通常動作状態あるいはPS1状態への復帰時に、時分
針が早送りされて現在時刻へ復帰するため、時分針を駆
動するパルスモータの消費電流が増加して消費電力が発
電量を上回り、復帰中に二次電圧の出力電圧が1.15
ボルト以下に低下して、マイコンが停止状態に落ちてし
まう可能性があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電子時計及び電子時計の駆動方法は下記記
載の構成を採用する。
【0006】本発明の電子時計は、時刻情報あるいは機
能情報等を計時あるいは演算した結果を表示する表示手
段と、電子時計の動作制御を行う制御手段と、電子時計
を駆動する電源装置と、該電源装置の電圧が所定の電圧
よりも低下した時に電圧低下検出情報を発生する電圧低
下検出手段とを備え、前記制御手段の制御に基づき通常
動作状態、該通常動作状態よりも消費電力の少ない第一
の節電動作状態、該第一の節電動作状態よりも消費電力
の少ない第二の節電動作状態のうち少なくとも3つの動
作状態を有する電子時計において、該電子時計の状態が
前記電圧低下検出情報に基づき切り替わった後の電圧低
下状態中において、前記第一の節電動作状態では、前記
第二の節電動作状態に入る条件である状態移行条件が検
出されても該状態移行条件は無効とし第一の節電動作状
態を維持する様に構成したことを特徴とする。
【0007】本発明の電子時計は、前記表示手段が複数
の表示部より構成され、前記第一の節電動作状態よりも
前記第二の節電動作状態の方が前記複数の表示部をより
多く停止させる様に構成したことを特徴とする。
【0008】本発明の電子時計の制御方法は、時刻情報
あるいは機能情報等を計時あるいは演算した結果を表示
する表示手段と、電子時計の動作制御を行う制御手段
と、電子時計を駆動する電源装置と、該電源装置の電圧
が所定の電圧よりも低下した時に電圧低下検出情報を発
生する電圧低下検出手段とを備え、前記制御手段の制御
に基づき通常動作状態、該通常動作状態よりも消費電力
の少ない第一の節電動作状態、該第一の節電動作状態よ
りも消費電力の少ない第二の節電動作状態のうち少なく
とも3つの動作状態を有する電子時計において、該電子
時計の状態が前記電圧低下検出情報に基づき切り替わっ
た後の電圧低下状態中において、前記第一の節電動作状
態では、前記第二の節電動作状態に入る条件である状態
移行条件が検出されても該状態移行条件は無効とし第一
の節電動作状態を維持する様に構成したことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明を実施
するための最良の形態における電子時計と電子時計の駆
動方法について説明する。図1は本発明の電子時計のシ
ステム構成図、図2は本発明の電子時計のPS1状態で
の二次電池の出力電圧降下を示す図、図3はPS2状態
での二次電池の出力電圧降下を示す図、図4はPS1状
態での二次電池の出力電圧降下に対応する駆動方法を示
すフローチャート図、図5はPS2状態での二次電池の
出力電圧降下に対応する駆動方法を示すフローチャート
図、図6は二次電池の出力電圧に応じて電圧検出サンプ
リングの周期を切換えるためのフローチャート図、図7
は修正モードにおける駆動方法のフローチャ−ト図、図
8は第三の節電動作(=パワーセーブ3、以下PS3と
略記する)状態での充電を禁止するためのフローチャー
ト図である。図9は本発明の電子時計の二次電池の充電
容量が満充電(L3)状態を示す外観図、図10は二次
電池の残容量が中充電(L2)状態を示す外観図、図1
1は二次電池の残容量が低充電(L1)状態を示す外観
図、図12は液晶表示による充電警告状態を示す外観
図、図13はPS1状態を示す外観図、図14はPS2
状態を示す外観図、図15は手動によるPS3(マニュ
アルPS)状態の設定を示す外観図、図16はPS3
(マニュアルPS)状態を示す外観図、図17はPS3
(マニュアルPS)状態の解除を示す外観図である。以
下、図1から図17を適時参照しながら本発明の電子時
計及びその駆動方法について説明する。
【0010】図1において、本発明の電子時計7は、ソ
ーラーセル等からなる発電手段18と発電手段18の発
電の有無を検出する発電検出手段17と発電手段18か
らの発電エネルギーを充電する二次電池16と二次電池
16の出力電圧を検出する電圧検出手段15とから構成
される電源装置4と、発振器8と分周回路9とからなる
基準信号発生手段1と、短時間タイマー手段10と長時
間タイマー手段11とからなるタイマー手段2と、RA
M12とROM13と制御装置(CPU)(以下マイコ
ンと略記する)14とからなる制御手段3と、時分表示
部19と秒表示部20と液晶表示部21とからなる表示
手段5と、操作スイッチ6とから構成される。
【0011】基準信号発生手段1の発振器8は基準信号
を発生し、分周回路9によって所定の周波数まで分周し
た分周信号BSとしてタイマー手段2の入力信号とする
とともに、前記基準信号は、クロック信号として制御手
段3に入力される。タイマー手段2の短時間タイマー手
段10はマイコン14のイネーブル信号E1によって分
周回路9の分周信号BSを入力信号として0.5秒毎に
タイムアップ信号UP1を出力する。マイコン14は、
タイムアップ信号UP1を2回カウントすることに基づ
いて時計情報TDを表示手段5に出力することにより、
表示手段5に時刻が表示される。タイマー手段2の長時
間タイマー手段11は最大の設定時間が24時間(1
日)のタイマー手段であり、マイコン14のイネーブル
信号E2によって動作を開始してタイムアップ信号UP
2を出力する。本実施形態ではタイマー設定時間を時間
オーダーの例えば2時間に設定してあり、2時間毎にタ
イムアップ信号UP2を発生する。
【0012】次に本発明の電子時計の動作について説明
する。電源装置4の発電手段18が発電している状態で
は、電子時計7は、表示手段5の時針22、分針23、
秒針24と液晶表示部21とは正常に動作し現在時刻を
表示している。図9の電子時計の外観図に示すように、
電源装置4の二次電池16の出力電圧に応じて、通常表
示状態として、出力電圧が1.40V以上のときは、3
つの液晶セグメント25と26と27とが同時に点灯さ
れて満充電レベル(L3)であることを表示し、出力電
圧が1.40Vから1.30Vの間に下がったときは、
図10の外観図に示すように、2つの液晶セグメント2
6と27とが同時に点灯されて中充電レベル(L2)で
あることを表示し、さらに出力電圧が1.30Vから
1.25Vの間に下がったときは、図11の外観図に示
すように、1つの液晶セグメント27のみが点灯されて
小充電レベル(L1)であることを表示する。さらに、
充電警告表示状態として、出力電圧が下がって、1.2
5V以下になると図12の外観図に示すように、表示手
段5の液晶表示部21左上部の充電警告表示セグメント
28の「CHARGE」が点灯されて使用者に充電する
ように警告する。
【0013】発電手段18が発電を停止し、発電検出手
段15が2秒毎のサンプリング検出で、6回検出出力が
なく非発電状態であると、PS1状態に入る。図13の
外観図に示すように、秒針24は正秒の位置に早送され
て停止し、液晶表示部21は消灯する。PS1状態は、
発電手段18が発電して発電検出手段17に検出出力が
発生するか、操作スイッチ6を操作することにより解除
されて、通常動作状態に復帰し、秒針24が現在秒に早
送りされて運針を開始し、液晶表示部21も点灯する。
【0014】PS1状態で午前0時を4回非発電の状態
が続くと、PS2状態に移行する。PS2状態になる
と、マイコン14は短時間タイマー手段10のタイムア
ップ出力信号UP1が出力されるとイネーブル信号E1
を停止し、タイムアップ信号UP1が0.5秒毎に出力
されるのを防止し、イネーブル信号E2を出力し、長時
間タイマー手段11を動作させる。その後2時間経過す
る毎にタイムアップ信号UP2が出力されるため、マイ
コン14は経過した2時間毎に経過処理を行う。PS2
状態は、図14の外観図に示すように、PS1状態の秒
針14が正時の位置に停止されて液晶表示部21が消灯
されると共に時針22、分針23も正時の位置に停止す
る。PS2状態は、発電手段18が発電して発電検出手
段17に検出出力が発生することにより解除されて、通
常動作状態に復帰し、時針22、分針23、秒針24が
現在時刻に早送りされて運針を開始し、液晶表示部21
も点灯する。
【0015】長時間タイマー手段11のタイムアップ以
前に発電手段18が発電して発電検出手段17に検出出
力が発生すると、マイコン14は長時間タイマー手段1
1に計時中断信号KPを出力する。これにより、長時間
タイマー手段11は、計時を中断するために分周信号B
Sに同期させてタイムアップ信号UP2を出力する。マ
イコン14は、タイムアップ信号UP2に基づいて、経
過時間の補正を行い、時計情報TDを再び出力すること
で、表示手段5には現在時刻が表示され通常状態へ戻
る。
【0016】ここで、電子時計7の二次電池16の出力
電圧が小充電レベル(L1)でPS1状態で駆動されて
いる場合を図2のPS1状態での二次電池の出力電圧降
下を示す図と図4のフローチャート図とを用いて詳しく
説明する。図4において、出力電圧は小充電レベル(L
1)状態とする。ステップ1(以下ステップをSと略記
する)で「PS1移行条件成立の可否」すなわち「YE
S」(以下「Y」と略記する)または「NO」(以下
「N」と略記する)を判定し、「Y」ならS2に進み、
「PS2移行条件の成立の可否」を判定し、「N」なら
「PS1処理」を行い、「Y]なら「PS2処理」を行
い、S6に進む。一方、S1で「N」のときは「通常動
作処理」を行い、S6に進む。
【0017】S6で「1.25V以下の検出の可否」を
判定し、「N」ならば、通常表示状態であるので、S1
に戻る。「Y」のときは、S7に進んで「PS2状態中
の可否」を判定し、「Y」であれば、S10の「PS2
状態解除処理(充電警告状態へ)」に進んで、一旦PS
2状態を解除し、充電警告状態となり、S11に進む。
S7の「PS2状態中の可否」の判定が「N」であれ
ば、S8に進んで「PS1状態中の可否」を判定し、
「Y」であれば、S9の「PS1状態解除処理(充電警
告状態へ)」に進んで、一旦PS1状態を解除し、充電
警告状態となり、S11に進む。S8の「PS1状態中
の可否」の判定が「N」のときは、S11に進んで、
「PS1移行条件成立の可否」を判定し、「Y」であれ
ば、S13に進んで「PS2移行条件成立の可否」を判
定し、「Y」のときもPS2状態に移行せずに、「N」
のときと同じようにS14に進んで「PS1処理」を行
ってS15に進む。
【0018】すなわち、充電警告状態では、図2にも示
すように、PS1状態からPS2受胎には移行させな
い。これによって、PS2状態からの復帰によって、時
分針が現在時刻へ早送りされるために使用される消費電
流分を無くすことができるので、復帰中に二次電池の出
力電圧が低下して1.15V以下になり、マイコン14
の強制停止状態に落ちることを防止できる。
【0019】さらに、図4のS11の「PS1移行条件
成立の可否」の判定で、「N」のときは、S12の「C
HARGE点灯(充電警告状態へ)」に進み、図12の
外観図に示すように、液晶表示部21の「CHARG
E」28を点灯して、充電の必要性を警告する。さら
に、S15に進み、「1.25V以下検出の可否」を判
定し、「N」であれば、S1に戻り、「Y」であれば、
S16に進み「1.15V以下検出の可否」を判定し、
「N」であれば、S11に戻り、「Y」であれば、停止
警告状態へ移行する。停止警告状態は例えば秒針を変則
2秒運針等にして停止警告状態であることを表示する。
【0020】次に、電子時計7の二次電池16の出力電
圧が小充電レベル(L1)でPS2状態で駆動されてい
る場合を図3のPS2状態での二次電池の出力電圧降下
を示す図と図5のフローチャート図とを用いて説明す
る。図5において、出力電圧は小充電レベル(L1)状
態とする。S1で「PS1移行条件成立の可否」を判定
し、「Y」ならS2に進み、「PS2移行条件の成立の
可否」を判定し、「N」なら「PS1処理」を行い、
「Y」なら「PS2処理」を行い、S6に進む。一方、
S1で「N」のときは「通常動作処理」を行い、S6に
進む。
【0021】S6で「1.25V以下検出の可否」を判
定し、「N」なら通常表示状態であるためS1に戻る。
「Y」のときはS7に進み、「PS1移行条件成立の可
否」を判定し、「Y」のときはS9に進み、「PS2移
行条件成立の可否」を判定し、「Y」のときは、S11
に進んで「PS2処理」を行い、「N」のときは、S1
0に進んで「PS1処理」を行いS12に進む。一方、
S7の「PS1移行条件成立の可否」で「N」のとき
は、S8の「CHARGE点灯(充電警告状態へ)」に
進み、図12の外観図に示すように、液晶表示部21の
「CHARGE」28を点灯して、充電の必要性を警告
する。
【0022】すなわち、PS2状態で、出力電圧レベル
がL1から充電警告状態に移行するときは、図3にも示
すように、PS2状態のままとする。PS2状態の発電
検出手段15の発電検出のサンプリングが2時間に1回
のため、PS1状態の2秒に1回のサンプリングよりも
消費電力を少なくできる。
【0023】さらに、S12に進み、「1.25V以下
検出の可否」を判定し、「N」であれば、S1に戻り、
「Y」であれば、S13に進み「1.15V以下検出の
可否」を判定し、「N」であれば、S7に戻り、「Y」
であれば、停止警告状態へ移行する。
【0024】図6のフローチャート図を用いて、電圧検
出手段15による二次電池16の出力電圧のサンプリン
グ検出について説明する。スタートからS1に進み、
「電池電圧は1.25V以下の可否」の判定で、「N」
ならば、S3の「電圧検出サンプリングは遅選定」に進
み、電池電圧が1.25V以上あるので、長時間タイマ
ー手段11の設定値を長くして電圧検出のサンプリング
時間を長い周期とし、S1の判定で「Y」 ならば、S
2の「電圧検出サンプリングは早選定」に進み、電池電
圧が1.25V以下であるので、長時間タイマー手段1
1の設定値を短くして電圧検出のサンプリング時間を短
い周期に切換える。
【0025】二次電池16の出力電圧がマイコン14の
強制停止状態の1.15Vから0.90Vまでに低下す
ると、電池電圧検出のサンプリング時間の周期が短くな
り、電池電圧が0.90V以下になる前に検出できるの
で、マイコン14が動作不能になって暴走することを未
然に防止できる。
【0026】本発明の電子時計7は、操作スイッチ6の
操作により、PS2状態と同じパワーセーブ状態である
PS3(マニュアルPS)状態に移行できる。図15の
外観図に示すように、操作スイッチ6の操作により、修
正状態からPS3状態を設定すると、時針22、分針2
3、秒針24は運針を停止し、液晶表示部21はマニュ
アル・パワー・セーブの略である「MPS」29を表示
する。この状態から、図16の外観図のように、操作ス
イッチ6を押し下げることによって、PS3状態を保持
するように設定されている。PS3状態は、図17の外
観図のように、操作スイッチ6を再び操作することによ
り、PS3状態は解除されて、通常動作状態に戻る。
【0027】図7のフローチャート図を用いて、操作ス
イッチ6を操作することによる修正状態とPS3状態へ
の移行について説明する。S1で「修正状態の可否」判
定し、「N」のときはS2に進み、「PS1移行条件成
立の可否」を判定し、「N」のときはS3に進み、「P
S2位好条件成立の可否」を判定し、「N」のときは修
正状態へ移行する。S2の「PS1移行条件成立の可
否」の判定の「Y」のときはS4に進み、「修正動作中
の可否」を判定し、「Y」のときは修正状態へ移行し、
「N」のときはS10に進んで「PS1処理」を行う。
S3の「PS2移行条件成立の可否」の判定の「Y」の
ときは、S6に進み、「修正動作中の可否」を判定し、
「Y」のときは修正状態へ移行し、「N」のときはS9
に進んで「PS2処理」を行う。S1の「修正状態の可
否」の判定の「Y」のときは、S5に進んで「PS1移
行条件成立の可否」を判定し、「Y」のときも「N」の
ときもS7に進んで、「PS2移行条件成立の可否」を
判定し、「Y」のときも「N」のときもS8に進んで、
「PS3移行条件成立の可否」を判定し、「N」のとき
は修正状態へ移行し、「Y」のときはPS3状態へ移行
する。
【0028】すなわち、修正状態ではPS1状態及びP
S2状態には入らず、PS3状態にのみ移行する。これ
により、修正状態でPS3状態に入れようと思っている
ときに、自動的にPS1状態、PS2状態に移行してし
まい操作がやり難くなるのを防止できる。
【0029】図8のフローチャート図を用いて、PS3
状態の間の充電の禁止について説明する。スタートから
S1に進み、「PS3中の可否」を判定し、「N」のと
きはリターンし、「Y」のときは、S2に進み、「PS
3解除条件成立の可否」を判定し、「Y」のときはPS
3解除処理へ移行し、「N」のときはS3に進み、「長
時間タイマータイムアップの可否」を判定し、「Y」の
ときはS4に進んで「PS3処理」を行ってS5に進
み、「N」のときはそのままS5に進む。S5で「1.
35V以上検出の可否」を判定し、「N」ならS7に進
んで「ソーラーセルのショート解除(充電可能状態)」
を行ってS2に戻り、「Y」ならS6に進んで「ソーラ
ーセルをショート(充電禁止状態)」を行ってS2に戻
る。
【0030】PS3状態の間は、二次電池16の出力電
圧が1.35V以下のときのみ充電可能とし、それ以外
では発電手段18のソーラーセルをショートして充電を
禁止する。PS2状態では、二次電池16の出力電圧の
サンプリング検出が2時間毎のため、サンプリングの間
に二次電池16の電圧が耐圧電圧を越えてしまうのを防
止することができる。出力電圧が1.35V以下では過
充電電圧に達していないので、1.35Vまでは充電を
可能としている。
【0031】本発明の電子時計の発電手段18としは、
ソーラーセル等からなる太陽電池を用いる例を示した
が、これに限定することなく、例えば、機械エネルギー
を電気エネルギーに変換する自動巻発電装置や、腕と大
気との温度差を利用した熱電発電装置あるいはこれらの
組合せを用いてもよいことは勿論である。
【0032】電源装置の出力電圧が、第一の節電動作状
態から第二の節電動作状態へ状態移行しないようにした
ことにより、第二の節電動作状態からの複数の表示部が
現在時刻へ復帰することで使われる消費電流分を無くす
ことができ、復帰中に停止状態に落ちることを防止でき
た。
【0033】第二の節電動作状態で、電源装置から電圧
低下検出情報が発生し状態が切り替わった際でも、第二
の節電動作状態のままとすることにより、出力電圧検出
のサンプリングを、第一の節電動作状態よりもサンプリ
ング間隔の長い第二の節電動作状態のままとすることで
消費電流を少なくすることができた。
【0034】電源装置の出力電圧によって出力電圧検出
のサンプリング周期をアップあるいはダウンして、急激
な電圧低下のときには、長時間タイマー11の設定時間
を短く設定したことにより、マイコン14の停止電圧以
下でのマイコン14の暴走を防止できた。
【0035】修正状態では第一の節電動作状態および第
二の節電動作状態に入らず、修正状態でのみ第三の節電
動作状態に移行するように設定したため、修正状態で第
一の節電動作状態に入れようと思っているときに、自動
的に第一の節電動作状態および第二の節電動作状態に移
行することが防止できるため、非常に操作がし易くなっ
た。
【0036】第三の節電動作状態の間は、電源装置の出
力電圧が所定の電圧以下の場合以外は充電を禁止したこ
とにより、出力電圧検出サンプリングの間に、電源装置
の電圧が耐圧を越える電圧になるのを防止できた。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、電子時計の無駄な
消費電流分を無くすとともに、電子時計が動作不能に落
ちることを防止し、長寿命で非常に信頼性の高い電子時
計が実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子時計のシステム構成図であ
る。
【図2】本発明の電子時計の第一の節電動作状態での二
次電池の出力電圧降下を示す図である。
【図3】本発明の電子時計の第二の節電動作状態での二
次電池の出力電圧降下を示す図である。
【図4】本発明の電子時計の第一の節電動作状態での二
次電池の出力電圧降下に対応する駆動方法を示すフロー
チャート図である。
【図5】本発明の電子時計の第二の節電動作状態での二
次電池の出力電圧降下に対応する駆動方法を示すフロー
チャート図である。
【図6】本発明の電子時計の二次電池の出力電圧に応じ
て電圧検出サンプリングの周期を切換えるためのフロー
チャート図である。
【図7】本発明の電子時計の修正状態における駆動方法
のフローチャ−ト図である。
【図8】本発明の電子時計の第三の節電状態での充電を
禁止するためのフローチャート図である。
【図9】本発明の電子時計の二次電池の充電容量が満充
電(L3)状態を示す外観図である。
【図10】本発明の電子時計の二次電池の残容量が中充
電(L2)状態を示す外観図である。
【図11】本発明の電子時計の二次電池の残容量が低充
電(L1)状態を示す外観図である。
【図12】本発明の電子時計の液晶表示による充電警告
状態を示す外観図である。
【図13】本発明の電子時計の第一の節電動作(PS
1)状態を示す外観図である。
【図14】本発明の電子時計の第一の節電動作(PS
2)状態を示す外観図である。
【図15】本発明の電子時計の手動による第三の節電動
作(マニュアルPS)状態の設定を示す外観図である。
【図16】本発明の電子時計の第三の節電動作(マニュ
アルPS)状態を示す外観図である。
【図17】本発明の電子時計の第三の節電動作(マニュ
アルPS)状態の解除を示す外観図である。
【符号の説明】
1 基準信号発生手段 2 タイマー手段 3 制御手段 4 電源装置 5 表示手段 6 操作スイッチ 7 電子時計 8 発振器 9 分周回路 10 短時間タイマー手段 11 長時間タイマー手段 12 RAM 13 ROM 15 電圧検出手段 16 二次電池 17 発電検出手段 18 発電手段 19 時分表示部 20 秒表示部 21 液晶表示部 22 時針 23 分針 24 秒針 25、26、27 表示セグメント 28 充電警告表示セグメント 29 マニュアル表示セグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 雅一 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 (72)発明者 木原 啓之 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 (72)発明者 村上 栄基 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 Fターム(参考) 2F002 AA00 AA07 AD06 AD07 AE00 AE01 AE03 BA04 DA00 EA01 EB00 EB03 ED01 ED02 EE00 EE08 GA04 GC07 2F084 AA04 AA06 AA07 BB06 CC03 GG05 HH02 HH06 HH09 HH15 HH16 HH23 HH25 JJ02 JJ03 JJ04 JJ07 LL01 LL02 LL03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻情報あるいは機能情報等を計時ある
    いは演算した結果を表示する表示手段と、電子時計の動
    作制御を行う制御手段と、電子時計を駆動する電源装置
    と、該電源装置の電圧が所定の電圧よりも低下した時に
    電圧低下検出情報を発生する電圧低下検出手段とを備
    え、前記制御手段の制御に基づき通常動作状態、該通常
    動作状態よりも消費電力の少ない第一の節電動作状態、
    該第一の節電動作状態よりも消費電力の少ない第二の節
    電動作状態のうち少なくとも3つの動作状態を有する電
    子時計において、該電子時計の状態が前記電圧低下検出
    情報に基づき切り替わった後の電圧低下状態中におい
    て、前記第一の節電動作状態では、前記第二の節電動作
    状態に入る条件である状態移行条件が検出されても該状
    態移行条件は無効とし第一の節電動作状態を維持する様
    に構成したことを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 前記表示手段が複数の表示部より構成さ
    れ、前記第一の節電動作状態よりも前記第二の節電動作
    状態の方が前記複数の表示部をより多く停止させる様に
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 【請求項3】 時刻情報あるいは機能情報等を計時ある
    いは演算した結果を表示する表示手段と、電子時計の動
    作制御を行う制御手段と、電子時計を駆動する電源装置
    と、該電源装置の電圧が所定の電圧よりも低下した時に
    電圧低下検出情報を発生する電圧低下検出手段とを備
    え、前記制御手段の制御に基づき通常動作状態、該通常
    動作状態よりも消費電力の少ない第一の節電動作状態、
    該第一の節電動作状態よりも消費電力の少ない第二の節
    電動作状態のうち少なくとも3つの動作状態を有する電
    子時計において、該電子時計の状態が前記電圧低下検出
    情報に基づき切り替わった後の電圧低下状態中におい
    て、前記第一の節電動作状態では、前記第二の節電動作
    状態に入る条件である状態移行条件が検出されても該状
    態移行条件は無効とし第一の節電動作状態を維持する様
    に構成したことを特徴とする電子時計の制御方法。
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