JPH10282265A - 発電機能付電子時計 - Google Patents
発電機能付電子時計Info
- Publication number
- JPH10282265A JPH10282265A JP9084760A JP8476097A JPH10282265A JP H10282265 A JPH10282265 A JP H10282265A JP 9084760 A JP9084760 A JP 9084760A JP 8476097 A JP8476097 A JP 8476097A JP H10282265 A JPH10282265 A JP H10282265A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は発電機能付電子時計に於いて、電池
寿命の延長に関する。 【解決手段】 発電機能付コンビネーション時計におい
て、蓄電手段２の充電量を検出し、充電量に応じて充電
警告時指針式時刻表示手段８か電子光学的時刻表示手段
９のどちらか一方を停止する表示選択手段１２を設け
る。
寿命の延長に関する。 【解決手段】 発電機能付コンビネーション時計におい
て、蓄電手段２の充電量を検出し、充電量に応じて充電
警告時指針式時刻表示手段８か電子光学的時刻表示手段
９のどちらか一方を停止する表示選択手段１２を設け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機能付きコン
ビネーション時計における充電警告時の時計寿命延長の
為の時刻表示機能の制御に関する。
ビネーション時計における充電警告時の時計寿命延長の
為の時刻表示機能の制御に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、アナログ時計とデジタル時計とを
一体化したコンビネーション時計が一般に普及してきて
いる。このコンビネーション時計においては、最近では
様々な機能を付加したものが存在するが、このうち発電
機能を搭載したコンビネーション時計も一部商品化され
ている。
一体化したコンビネーション時計が一般に普及してきて
いる。このコンビネーション時計においては、最近では
様々な機能を付加したものが存在するが、このうち発電
機能を搭載したコンビネーション時計も一部商品化され
ている。
【０００３】以下に、従来の発電機能付きコンビネーシ
ョン時計における充電警告の表示システムを説明する。
図２は従来の発電機能付きコンビネーション時計におけ
るシステム構成の概略図である。１は発電手段であり、
外部からエネルギー受けて電力Ｓ１を発生する。２は蓄
電手段であり、発電手段１より供給された電力Ｓ１を蓄
電する。３はＩＣであり、蓄電手段２より電力Ｓ１の供
給を受け、計時を行うと共に、時刻表示手段の駆動を行
う。
ョン時計における充電警告の表示システムを説明する。
図２は従来の発電機能付きコンビネーション時計におけ
るシステム構成の概略図である。１は発電手段であり、
外部からエネルギー受けて電力Ｓ１を発生する。２は蓄
電手段であり、発電手段１より供給された電力Ｓ１を蓄
電する。３はＩＣであり、蓄電手段２より電力Ｓ１の供
給を受け、計時を行うと共に、時刻表示手段の駆動を行
う。
【０００４】８は指針式時刻表示手段であり、指針７、
モータ４とモータドライバー１５からなる。モータドラ
イバー１５はモータ４にモータ駆動信号Ｓ７を出力し駆
動する。そして、モータ４と直結した指針７によりアナ
ログによる時刻表示を行う。
モータ４とモータドライバー１５からなる。モータドラ
イバー１５はモータ４にモータ駆動信号Ｓ７を出力し駆
動する。そして、モータ４と直結した指針７によりアナ
ログによる時刻表示を行う。
【０００５】９は電子光学的時刻表示手段であり、ＬＣ
Ｄ５とＬＣＤドライバー１４からなる。ＬＣＤドライバ
ー１４は、ＬＣＤ駆動信号Ｓ８をＬＣＤ５に出力し、デ
ジタルによる時刻表示を行うＬＣＤ５を駆動する。
Ｄ５とＬＣＤドライバー１４からなる。ＬＣＤドライバ
ー１４は、ＬＣＤ駆動信号Ｓ８をＬＣＤ５に出力し、デ
ジタルによる時刻表示を行うＬＣＤ５を駆動する。
【０００６】１０は制御手段であり、計時機能や蓄電機
能などの当該発電機能付時計の制御全般を司る。１１は
充電量検出手段であって、制御手段１０に含まれ、蓄電
手段２の充電量を検出し、容量不足を検出した場合、充
電警告信号Ｓ６をモータドライバー１５とＬＣＤドライ
バー１４に出力する。モータドライバー１５とＬＣＤド
ライバー１４は充電警告信号Ｓ６を受け、各々に応じた
充電警告表示を行うための各駆動信号を出力する。通
常、充電警告の表示方法としては、指針式時刻表示手段
においては２秒に一回、２秒分づつ運針するなどの変則
的な運針にて行い、電子光学的時刻表示手段においては
専用のマークを点灯させるなどの方法が採られる。ま
た、従来は、指針式時刻表示手段か電子光学的時刻表示
手段のうちの一方で警告表示を行うものが多かったが、
最近は両表示に於いて充電警告表示を行うものも現れて
いる。
能などの当該発電機能付時計の制御全般を司る。１１は
充電量検出手段であって、制御手段１０に含まれ、蓄電
手段２の充電量を検出し、容量不足を検出した場合、充
電警告信号Ｓ６をモータドライバー１５とＬＣＤドライ
バー１４に出力する。モータドライバー１５とＬＣＤド
ライバー１４は充電警告信号Ｓ６を受け、各々に応じた
充電警告表示を行うための各駆動信号を出力する。通
常、充電警告の表示方法としては、指針式時刻表示手段
においては２秒に一回、２秒分づつ運針するなどの変則
的な運針にて行い、電子光学的時刻表示手段においては
専用のマークを点灯させるなどの方法が採られる。ま
た、従来は、指針式時刻表示手段か電子光学的時刻表示
手段のうちの一方で警告表示を行うものが多かったが、
最近は両表示に於いて充電警告表示を行うものも現れて
いる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発電機能付
コンビネーション時計の場合、２つの時刻表示手段を持
つという特性上、発電手段の面積や体積が限られてお
り、単一の時刻表示手段を持つアナログやデジタル時計
と比較し蓄電手段への蓄電効率は非常に悪い。しかも、
時刻表示手段を２つ持つために時刻表示手段による消費
電流が単一の時刻表示手段を持つアナログやデジタル時
計と比較し大きく、蓄電手段の充電量の維持は困難であ
る。
コンビネーション時計の場合、２つの時刻表示手段を持
つという特性上、発電手段の面積や体積が限られてお
り、単一の時刻表示手段を持つアナログやデジタル時計
と比較し蓄電手段への蓄電効率は非常に悪い。しかも、
時刻表示手段を２つ持つために時刻表示手段による消費
電流が単一の時刻表示手段を持つアナログやデジタル時
計と比較し大きく、蓄電手段の充電量の維持は困難であ
る。
【０００８】そのような状況にありながら、今までの発
電機能付きコンビネーション時計においては、充電量の
低下した充電警告の表示状態においても指針式時刻表示
手段と電子光学的時刻表示手段の両方の手段での表示を
継続していた。しかし、充電警告の表示状態では、充電
量が残り少なくなっている状態のため、蓄電手段の蓄電
容量を維持し時計寿命を延長するためには少しでも消費
電流を少なくする必要がある。その点で、指針式時刻表
示手段と電子光学的時刻表示手段の並立表示を継続する
ことは、非常に不利である。
電機能付きコンビネーション時計においては、充電量の
低下した充電警告の表示状態においても指針式時刻表示
手段と電子光学的時刻表示手段の両方の手段での表示を
継続していた。しかし、充電警告の表示状態では、充電
量が残り少なくなっている状態のため、蓄電手段の蓄電
容量を維持し時計寿命を延長するためには少しでも消費
電流を少なくする必要がある。その点で、指針式時刻表
示手段と電子光学的時刻表示手段の並立表示を継続する
ことは、非常に不利である。
【０００９】特に、電子光学的時刻表示手段として時計
によく用いられる液晶表示では、通常複数の電源を必要
とするため、時計内部にてその電源を作成しているが、
この電源作成には、大きな消費電流が必要であり、充電
警告時にこの液晶表示を継続することは、充電警告時の
電池寿命延命に非常に不利である。
によく用いられる液晶表示では、通常複数の電源を必要
とするため、時計内部にてその電源を作成しているが、
この電源作成には、大きな消費電流が必要であり、充電
警告時にこの液晶表示を継続することは、充電警告時の
電池寿命延命に非常に不利である。
【００１０】また、蓄電手段は充電量の低下した状態で
は出力電圧も低下しており、そのような出力電圧の低下
した状態で時刻表示手段を使用し続けると、蓄電手段の
出力電圧が時刻表示手段の駆動可能な限界の電圧を下回
ってしまう。この場合、指針式時刻表示手段では運針の
停止、電子光学的時刻表示手段では異常表示などの誤動
作を引き起こしてしまう。
は出力電圧も低下しており、そのような出力電圧の低下
した状態で時刻表示手段を使用し続けると、蓄電手段の
出力電圧が時刻表示手段の駆動可能な限界の電圧を下回
ってしまう。この場合、指針式時刻表示手段では運針の
停止、電子光学的時刻表示手段では異常表示などの誤動
作を引き起こしてしまう。
【００１１】本発明の目的は、上記問題を解決し、充電
警告時に指針式時刻表示手段と電子光学的時刻表示手段
の内の一方の表示を停止し、他方の表示においてのみ表
示を行うことにより、計時の表示情報を停止することな
く、充電警告時の蓄電手段の寿命を延ばすことにある。
警告時に指針式時刻表示手段と電子光学的時刻表示手段
の内の一方の表示を停止し、他方の表示においてのみ表
示を行うことにより、計時の表示情報を停止することな
く、充電警告時の蓄電手段の寿命を延ばすことにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の要旨は、発電手段と、該発電手段から発生す
る電力を充電するための蓄電手段と、該蓄電手段からの
電力に基づき時計機能全体の制御を行う制御手段と、前
記制御手段からの信号に基づき指針により時刻を表示す
る指針式時刻表示手段と、デジタル表示により時刻を表
示する電子光学的時刻表示手段とを有し、且つ、前記制
御手段は蓄電手段の充電量を常時検出し、充電量が所定
値よりも少ないときに充電警告信号を発生する充電量検
出手段を備えた発電機能付電子時計において、充電警告
信号が発生した場合、前記指針式時刻表示手段と前記電
子光学的時刻表示手段のうちのどちらか一方の表示手段
による表示を停止させる表示手段制御手段を有すること
を特徴とする。
の本発明の要旨は、発電手段と、該発電手段から発生す
る電力を充電するための蓄電手段と、該蓄電手段からの
電力に基づき時計機能全体の制御を行う制御手段と、前
記制御手段からの信号に基づき指針により時刻を表示す
る指針式時刻表示手段と、デジタル表示により時刻を表
示する電子光学的時刻表示手段とを有し、且つ、前記制
御手段は蓄電手段の充電量を常時検出し、充電量が所定
値よりも少ないときに充電警告信号を発生する充電量検
出手段を備えた発電機能付電子時計において、充電警告
信号が発生した場合、前記指針式時刻表示手段と前記電
子光学的時刻表示手段のうちのどちらか一方の表示手段
による表示を停止させる表示手段制御手段を有すること
を特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明に基づく実施の形態を図面
を元に説明する。図１は、本発明による発電機能付時計
の要部を示すシステム構成図の概略図である。従来例の
システム構成図である図２と同一構成要素については、
図２と同じ番号を付加し説明を省略する。１２は表示選
択手段であって制御手段１０に含まれ、充電警告信号Ｓ
６を受け表示手段の制御を行う。１３はＬＣＤドライバ
ー用電源であり、蓄電手段２からの電力Ｓ１を受け、Ｌ
ＣＤ５の表示に必要なＬＣＤドライバー用電力Ｓ５を作
成し、ＬＣＤドライバー１４に供給する。
を元に説明する。図１は、本発明による発電機能付時計
の要部を示すシステム構成図の概略図である。従来例の
システム構成図である図２と同一構成要素については、
図２と同じ番号を付加し説明を省略する。１２は表示選
択手段であって制御手段１０に含まれ、充電警告信号Ｓ
６を受け表示手段の制御を行う。１３はＬＣＤドライバ
ー用電源であり、蓄電手段２からの電力Ｓ１を受け、Ｌ
ＣＤ５の表示に必要なＬＣＤドライバー用電力Ｓ５を作
成し、ＬＣＤドライバー１４に供給する。
【００１４】充電量検出手段１１は蓄電手段２の出力電
圧を測定し、蓄電手段２の充電量を推定する。そして、
充電量が不足していると判断した場合、充電警告信号Ｓ
６を出力する。その判断は、時刻表示手段の停止を駆動
限界電圧を基に行う場合は、蓄電手段２の出力電圧に基
づいて行われ、消費電流を基に行う場合は、推定された
充電量とあらかじめ定められた基準量との比較に基づい
て行われる。充電警告信号Ｓ６を受けて、表示制御手段
１２は記憶されている優先度の低い表示手段を停止させ
る。指針式時刻表示手段８を停止させる場合には指針表
示停止信号Ｓ３をモータドライバー１５に出力し、電子
光学的時刻表示手段９を停止させる場合には、ＬＣＤド
ライバー１４とＬＣＤドライバー用電源１３にＬＣＤ停
止信号Ｓ４を出力する。
圧を測定し、蓄電手段２の充電量を推定する。そして、
充電量が不足していると判断した場合、充電警告信号Ｓ
６を出力する。その判断は、時刻表示手段の停止を駆動
限界電圧を基に行う場合は、蓄電手段２の出力電圧に基
づいて行われ、消費電流を基に行う場合は、推定された
充電量とあらかじめ定められた基準量との比較に基づい
て行われる。充電警告信号Ｓ６を受けて、表示制御手段
１２は記憶されている優先度の低い表示手段を停止させ
る。指針式時刻表示手段８を停止させる場合には指針表
示停止信号Ｓ３をモータドライバー１５に出力し、電子
光学的時刻表示手段９を停止させる場合には、ＬＣＤド
ライバー１４とＬＣＤドライバー用電源１３にＬＣＤ停
止信号Ｓ４を出力する。
【００１５】電子光学的時刻表示手段９を継続し、指針
式時刻表示手段８を停止させる場合、指針表示停止信号
Ｓ３を受けたモータドライバー１５は即座にモータ駆動
信号Ｓ７の出力を停止してモータ４の駆動を停止する。
式時刻表示手段８を停止させる場合、指針表示停止信号
Ｓ３を受けたモータドライバー１５は即座にモータ駆動
信号Ｓ７の出力を停止してモータ４の駆動を停止する。
【００１６】指針式時刻表示手段８を継続し、電子光学
的時刻表示手段９を停止させる場合、ＬＣＤ停止信号Ｓ
４を受けたＬＣＤドライバー１４はＬＣＤ駆動信号Ｓ８
を停止する。同時に、ＬＣＤ停止信号Ｓ４を受けたＬＣ
Ｄドライバー用電源１３はＬＣＤドライバー用電力Ｓ５
の作成を停止し、作成に必要な消費電流を削減する。な
お、表示を継続する表示手段はその種類によらず、従来
例と同様、時刻情報の他充電警告の情報の表示も行う。
的時刻表示手段９を停止させる場合、ＬＣＤ停止信号Ｓ
４を受けたＬＣＤドライバー１４はＬＣＤ駆動信号Ｓ８
を停止する。同時に、ＬＣＤ停止信号Ｓ４を受けたＬＣ
Ｄドライバー用電源１３はＬＣＤドライバー用電力Ｓ５
の作成を停止し、作成に必要な消費電流を削減する。な
お、表示を継続する表示手段はその種類によらず、従来
例と同様、時刻情報の他充電警告の情報の表示も行う。
【００１７】上記の如く、充電量の不足している場合に
指針式時刻表示手段８か電子光学的時刻表示手段９の一
方を停止させることにより、時計の寿命の延長が可能と
なる。ただし、本実施の形態では指針式時刻表示手段８
と電子光学的時刻表示手段９のどちらを停止させるかを
時計の使用者は選択することができない。もちろん、ど
ちらか一方の駆動電圧もしくは消費電流の限界値が他方
のそれより極端に高い場合は、その選択は許可されるべ
きではない。しかし、どちらの限界も両表示の間におい
て差がない場合は、両表示のどちらを停止させるかを時
計の使用者が任意に選択できた方が使用者にとっては便
利である。その改良を行ったのが、下記の実施の形態で
ある。
指針式時刻表示手段８か電子光学的時刻表示手段９の一
方を停止させることにより、時計の寿命の延長が可能と
なる。ただし、本実施の形態では指針式時刻表示手段８
と電子光学的時刻表示手段９のどちらを停止させるかを
時計の使用者は選択することができない。もちろん、ど
ちらか一方の駆動電圧もしくは消費電流の限界値が他方
のそれより極端に高い場合は、その選択は許可されるべ
きではない。しかし、どちらの限界も両表示の間におい
て差がない場合は、両表示のどちらを停止させるかを時
計の使用者が任意に選択できた方が使用者にとっては便
利である。その改良を行ったのが、下記の実施の形態で
ある。
【００１８】図３は、時計の使用者が表示を継続させた
い表示手段を選択できるように改善した実施の形態を示
す時計のシステム構成の概略図である。図１と同一構成
要素については、図１と同じ番号を付加し説明を省略す
る。１６は外部操作部材であり、操作毎に操作信号Ｓ２
を表示制御手段１２に出力する。表示制御手段１２は操
作信号Ｓ２を受ける毎に指針式時刻表示手段８と電子光
学的時刻表示手段９のどちらを継続させるかを切り替え
選択する。指針式時刻表示手段８を継続させる場合には
ＬＣＤ停止信号Ｓ４を、電子光学的時刻表示手段９を継
続させる場合には指針表示停止信号Ｓ３を出力する。
い表示手段を選択できるように改善した実施の形態を示
す時計のシステム構成の概略図である。図１と同一構成
要素については、図１と同じ番号を付加し説明を省略す
る。１６は外部操作部材であり、操作毎に操作信号Ｓ２
を表示制御手段１２に出力する。表示制御手段１２は操
作信号Ｓ２を受ける毎に指針式時刻表示手段８と電子光
学的時刻表示手段９のどちらを継続させるかを切り替え
選択する。指針式時刻表示手段８を継続させる場合には
ＬＣＤ停止信号Ｓ４を、電子光学的時刻表示手段９を継
続させる場合には指針表示停止信号Ｓ３を出力する。
【００１９】上記の如く、蓄電手段２の容量が不足して
いる場合に指針式時刻表示手段８と電子光学的時刻表示
手段９のどちらかを選択的に停止させることにより、時
計の寿命の延長がはかれるようになった。ところで、発
電手段１からの電力Ｓ１の供給により蓄電手段２の蓄電
量不足が解消されて停止していた表示を復活させる場
合、停止させていた表示手段が制御手段１０が管理して
いる計時情報をそのまま表示すればよい電子光学的時刻
表示手段９の場合はその復帰は容易である。しかしなが
ら、指針式時刻表示手段８の場合、停止していた指針式
時刻表示手段８が表示している時刻と実際の時刻とはほ
とんどの場合一致しておらず、時計の使用者が実際の時
刻と合わせる必要がある。この欠点を改善し、充電量が
復帰し表示を復活させた場合に、自動的に現在時刻を表
示するように改善したものが下記の実施の形態である。
いる場合に指針式時刻表示手段８と電子光学的時刻表示
手段９のどちらかを選択的に停止させることにより、時
計の寿命の延長がはかれるようになった。ところで、発
電手段１からの電力Ｓ１の供給により蓄電手段２の蓄電
量不足が解消されて停止していた表示を復活させる場
合、停止させていた表示手段が制御手段１０が管理して
いる計時情報をそのまま表示すればよい電子光学的時刻
表示手段９の場合はその復帰は容易である。しかしなが
ら、指針式時刻表示手段８の場合、停止していた指針式
時刻表示手段８が表示している時刻と実際の時刻とはほ
とんどの場合一致しておらず、時計の使用者が実際の時
刻と合わせる必要がある。この欠点を改善し、充電量が
復帰し表示を復活させた場合に、自動的に現在時刻を表
示するように改善したものが下記の実施の形態である。
【００２０】図４は本実施の形態を示す時計のシステム
構成の概略図である。図３と同一構成要素については、
図３と同じ番号を付加し説明を省略する。２０は計時手
段、２１は停止針位置記憶手段であり、ともに制御手段
１０に含まれる。計時手段２０は、蓄電手段２の充電量
の如何に関わらず計時を継続する。停止針位置記憶手段
２１は、充電警告信号Ｓ６を受けた時の計時手段２０の
現在時刻情報Ｓ１０を記憶する。
構成の概略図である。図３と同一構成要素については、
図３と同じ番号を付加し説明を省略する。２０は計時手
段、２１は停止針位置記憶手段であり、ともに制御手段
１０に含まれる。計時手段２０は、蓄電手段２の充電量
の如何に関わらず計時を継続する。停止針位置記憶手段
２１は、充電警告信号Ｓ６を受けた時の計時手段２０の
現在時刻情報Ｓ１０を記憶する。
【００２１】発電手段１からの電力１の供給により蓄電
手段２の容量不足が解消されて充電量検出手段１１が充
電警告信号Ｓ６の出力を停止した場合、停止針位置記憶
手段２１は記憶していた停止針位置情報Ｓ１１を表示制
御手段１２に出力する。表示制御手段１２は停止針位置
情報Ｓ１１と現在時刻情報Ｓ１０を基に修正すべき表示
量を算出する。
手段２の容量不足が解消されて充電量検出手段１１が充
電警告信号Ｓ６の出力を停止した場合、停止針位置記憶
手段２１は記憶していた停止針位置情報Ｓ１１を表示制
御手段１２に出力する。表示制御手段１２は停止針位置
情報Ｓ１１と現在時刻情報Ｓ１０を基に修正すべき表示
量を算出する。
【００２２】表示制御手段１２は指針表示停止信号Ｓ３
の出力を停止し、モータドライバー１５の動作を許可す
る。次に、表示制御手段１２は指針表示修正信号Ｓ１３
をモータドライバー１５に出力する。指針表示修正信号
Ｓ１３には、修正すべき表示量のデータが含まれてい
る。このデータを基に指針７の表示を修正、再開すべく
モータ駆動信号Ｓ７を出力する。指針式時刻表示手段８
の場合、現在時刻の針位置と停止時刻の針位置との差を
埋めるべき運針数が表示量データとなり、その運針数分
のモータ駆動信号Ｓ７をモータドライバー１５は出力す
る。
の出力を停止し、モータドライバー１５の動作を許可す
る。次に、表示制御手段１２は指針表示修正信号Ｓ１３
をモータドライバー１５に出力する。指針表示修正信号
Ｓ１３には、修正すべき表示量のデータが含まれてい
る。このデータを基に指針７の表示を修正、再開すべく
モータ駆動信号Ｓ７を出力する。指針式時刻表示手段８
の場合、現在時刻の針位置と停止時刻の針位置との差を
埋めるべき運針数が表示量データとなり、その運針数分
のモータ駆動信号Ｓ７をモータドライバー１５は出力す
る。
【００２３】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、発電機能
付きコンビネーション時計において、蓄電手段の充電量
の不足の場合に、指針式時刻表示手段と電子光学的時刻
表示手段のどちらか一方を停止させる表示手段制御手段
を設けることにより、表示による消費電流を低減させ、
時計の寿命を延長させることが出来た。また、選択手段
の設置により継続させる表示の選択も可能となった。さ
らに、停止時刻の記憶手段を設けることにより充電量の
復帰に伴う表示の復帰時に現在時刻を表示することが可
能となった。以上により、発電手段の面積や体積の割に
表示手段の負荷の大きい発電機能付きコンビネーション
時計において、時刻情報を損なうことなく時計の寿命の
延長がはかれるようになった。
付きコンビネーション時計において、蓄電手段の充電量
の不足の場合に、指針式時刻表示手段と電子光学的時刻
表示手段のどちらか一方を停止させる表示手段制御手段
を設けることにより、表示による消費電流を低減させ、
時計の寿命を延長させることが出来た。また、選択手段
の設置により継続させる表示の選択も可能となった。さ
らに、停止時刻の記憶手段を設けることにより充電量の
復帰に伴う表示の復帰時に現在時刻を表示することが可
能となった。以上により、発電手段の面積や体積の割に
表示手段の負荷の大きい発電機能付きコンビネーション
時計において、時刻情報を損なうことなく時計の寿命の
延長がはかれるようになった。
【図１】本発明による充電警告機能付電子時計のシステ
ム構成図の概略図である。
ム構成図の概略図である。
【図２】従来例の充電警告機能付電子時計のシステム構
成図の概略図である。
成図の概略図である。
【図３】本発明による充電警告機能付電子時計のうち、
表示選択機能を持つ実施例のシステム構成図の概略図で
ある。
表示選択機能を持つ実施例のシステム構成図の概略図で
ある。
【図４】本発明による充電警告機能付電子時計のうち、
表示復帰機能を持つ実施例のシステム構成図の概略図で
ある。
表示復帰機能を持つ実施例のシステム構成図の概略図で
ある。
１ 発電手段 ２ 蓄電手段 ４ モータ ５ ＬＣＤ ７ 指針 １１ 充電量検出手段 １２ 表示手段制御手段 １３ ＬＣＤドライバー用電源 １４ ＬＣＤドライバー １５ モータドライバー ２０ 計時手段 ２１ 停止針位置記憶手段 Ｓ１ 電力 Ｓ３ 指針表示停止信号 Ｓ４ ＬＣＤ表示停止信号 Ｓ６ 充電警告信号
Claims (6)
- 【請求項１】 発電手段と、該発電手段から発生する電
力を充電するための蓄電手段と、該蓄電手段からの電力
に基づき時計機能全体の制御を行う制御手段と、前記制
御手段からの信号に基づき指針により時刻を表示する指
針式時刻表示手段と、デジタル表示により時刻を表示す
る電子光学的時刻表示手段とを有し、且つ、前記制御手
段は蓄電手段の充電量を検出し、充電量が所定値よりも
少ないときに充電警告信号を発生する充電量検出手段を
備えた発電機能付電子時計において、前記制御手段は前
記充電警告信号に基づいて前記指針式時刻表示手段と前
記電子光学的時刻表示手段のうちのどちらか一方の時刻
表示手段を停止させることを特徴とする発電機能付電子
時計。 - 【請求項２】 停止させる時刻表示手段は駆動時の限界
電圧が高い方の時刻表示手段であることを特徴とする請
求項１記載の発電機能付電子時計。 - 【請求項３】 停止させる時刻表示手段は駆動時の消費
電流が高い方の時刻表示手段であることを特徴とする請
求項１記載の発電機能付電子時計。 - 【請求項４】 制御手段は外部からの信号により停止さ
せる時刻表示手段を任意に切り替えることを特徴とする
請求項１記載の発電機能付電子時計。 - 【請求項５】 停止させる時刻表示手段が電子光学的時
刻表示手段と該電子光学的時刻表示手段の電源手段であ
ることを特徴とする請求項１記載の発電機能付電子時
計。 - 【請求項６】 停止させる時刻表示手段が指針式表示手
段であるときに、制御手段は時刻表示手段の停止に際し
ても計時を継続する計時手段と、充電警告信号が発生し
たときの時刻情報を記憶する停止針位置記憶手段と、充
電警告信号が解除となり通常状態に復帰した場合に前記
指針式時刻表示手段が復帰時点の計時情報を表示するよ
うに制御する表示制御手段を有することを特徴とする請
求項１記載の発電機能付電子時計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9084760A JPH10282265A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 発電機能付電子時計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9084760A JPH10282265A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 発電機能付電子時計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10282265A true JPH10282265A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=13839650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9084760A Pending JPH10282265A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 発電機能付電子時計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10282265A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001153972A (ja) * | 1999-11-24 | 2001-06-08 | Citizen Watch Co Ltd | 充電式電子時計及び充電式電子時計の駆動方法 |
| JP2002022855A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-23 | Citizen Watch Co Ltd | 充電式電子時計とその制御方法 |
| JP2005308396A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Seiko Epson Corp | 電子時計、その制御方法、プログラムおよび記録媒体 |
| JP2009128044A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Seiko Epson Corp | 電子時計 |
| JP5025070B2 (ja) * | 2000-09-27 | 2012-09-12 | シチズンホールディングス株式会社 | 電子時計 |
| JP2012211922A (ja) * | 2012-07-03 | 2012-11-01 | Seiko Epson Corp | 電子時計 |
-
1997
- 1997-04-03 JP JP9084760A patent/JPH10282265A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001153972A (ja) * | 1999-11-24 | 2001-06-08 | Citizen Watch Co Ltd | 充電式電子時計及び充電式電子時計の駆動方法 |
| JP2002022855A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-23 | Citizen Watch Co Ltd | 充電式電子時計とその制御方法 |
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| JP2012211922A (ja) * | 2012-07-03 | 2012-11-01 | Seiko Epson Corp | 電子時計 |
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