JP2522103Y2 - 電池寿命表示付時計 - Google Patents

電池寿命表示付時計

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JP2522103Y2
JP2522103Y2 JP5450292U JP5450292U JP2522103Y2 JP 2522103 Y2 JP2522103 Y2 JP 2522103Y2 JP 5450292 U JP5450292 U JP 5450292U JP 5450292 U JP5450292 U JP 5450292U JP 2522103 Y2 JP2522103 Y2 JP 2522103Y2
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hand
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育男 加藤
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電池寿命の警報表示機
能を有する時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の時計としては、本願出願
人が開発したもので、マイクロコンピュータを用い、基
準信号のパルス数をカウントして現時刻の値を記憶する
現時刻記憶手段としてのランダムアクセスメモリと、こ
の現時刻記憶手段に記憶した値を指針の表示角度の値に
換算して記憶する目標位置記憶手段としてのランダムア
クセスメモリと、指針の表示位置を記憶する表示位置記
憶手段としてのランダムアクセスメモリとを有し、表示
位置記憶手段に記憶した指針の表示値と目標位置記憶手
段に記憶した指針を移動させる目標値とを読み出して一
致検出を行ない、目標値と表示値とが一致しない場合に
モータ駆動回路からステップモータに歩進信号を出力さ
せることによりステップモータにより駆動される指針の
表示位置を制御するものがあった。
【0003】この時計においては、時刻を指針の角度に
換算して記憶・設定すると共に、その算出値に基づいて
指針を正逆転駆動することにより、例えば120度、1
80度、240度等の予め決められた角度の表示部内に
おいて時刻を指針で表示するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】現在、この種の時計に
おいても多機能化が進められており、機能の増加に伴っ
て消費電力も増加している。また、この時計において
は、各指針を別個のモータで駆動しているので、電力の
消費量が比較的多い。このような時計において、電池電
圧の低下による誤動作等を防ぐには、電池寿命の警報表
示機能を付加して早期に電池交換することを促すことが
有効な対策としてあげられる。しかしながら、従来の電
池寿命の警報表示のように、秒針を2秒間隔で2ステッ
プずつ駆動するような変則運針による表示では、電力の
消費量が通常の運針時と変わらないため、変則運針が始
まっても長時間正常な動作を保つことができず、使用者
が気付く前に時刻が遅れだしたり、時計が停止してしま
うという課題があった。また、特に電力消費量の多い時
計においては長時間正常な動作を保つことは困難であっ
た。
【0005】本考案は上記課題に鑑みなされたもので、
その目的は、電池寿命の警報表示時の電力消費量を最小
限に抑えて、警報表示中においても長時間正確な時刻を
表示することができる電池寿命表示付時計を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の電池寿命表示付
時計は、基準信号を出力する基準信号発生手段と、前記
基準信号に応答して現時刻をカウントして記憶する現時
刻記憶手段と、電池寿命を検出する電池寿命検出回路手
段と、通常前記現時刻記憶手段からの現時刻データに基
づいて時針と分針のそれぞれの表示角度を出力し前記電
池寿命検出回路手段が電池寿命を検出すると時針の表示
角度と該時針の表示角度と同一の値からなる分針の表示
角度を出力する切換変換手段と、該変換手段からの表示
角度をそれぞれ時針と分針の移動目標位置として記憶す
る時針目標位置記憶手段と分針目標位置記憶手段と、現
在の時針と分針の表示位置をそれぞれ記憶する時針表示
位置記憶手段と分針表示位置記憶手段と、前記時針目標
位置記憶手段と時針表示位置記憶手段がそれぞれ記憶す
る目標位置と表示位置とを比較して一致しない場合には
一致するまで方向信号と歩進信号を出力する時針比較・
一致検出手段と、前記分針目標位置記憶手段と分針表示
位置記憶手段がそれぞれ記憶する目標位置と表示位置と
を比較して一致しない場合には一致するまで方向信号と
歩進信号を出力する分針比較・一致検出手段と、前記時
針比較・一致検出手段と分針比較・一致検出手段からの
方向信号と歩進信号にそれぞれ応答して時針駆動信号と
分針駆動信号をそれぞれ出力する時針用モータ駆動回路
手段と分針用モータ駆動回路手段と、前記時針駆動信号
と分針駆動信号にそれぞれ応答して時針と分針をそれぞ
れ駆動する時針用モータと分針用モータと、からなるも
のである。
【0007】
【作用】本考案の電池寿命表示付時計における切換変換
手段は、通常現時刻データに基づいて時針と分針のそれ
ぞれの表示角度を出力し、電池寿命検出回路手段が電池
寿命を検出したときには時針の表示角度とそれと同一の
値からなる分針の表示角度を出力する。このため、通常
時針目標位置記憶手段と分針目標位置記憶手段にはそれ
ぞれ別々の目標位置が記憶され、その目標位置に時針と
分針がそれぞれ移動されるが、電池寿命が検出される
と、時針目標位置記憶手段と分針目標位置記憶手段には
共に時針の目標位置が記憶されることになる。この結
果、電池寿命が検出されると、時針と分針は同じ目標位
置に移動されることになり、以後分針は時針と重なりな
がら時針の動きに従って運針される。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係る電池寿命表示
付時計の構成を示す機能ブロック図である。2は発振器
4と分周器6からなる基準信号発生手段であり、各種の
制御用クロック信号を含む基準信号を出力する。
【0009】8は基準信号に応答して現時刻をカウント
して記憶するランダムアクセスメモリからなる現時刻記
憶手段である。
【0010】10は現時刻修正スイッチであり、これを
オン状態にすると現時刻記憶手段8をその内容の修正が
可能な状態にすることができる。12、14はそれぞれ
時修正スイッチと分修正スイッチである。
【0011】16は電源としての電池の出力電圧が所定
の値より低下したことを検出するとその検出信号を出力
する電池寿命検出回路手段である。本実施例における電
池寿命検出回路手段16は、アラームセット時等スイッ
チ操作が行われたとき、あるいは定期的に検出するよう
に設定されている。
【0012】17は切換変換手段であり、現時刻データ
に基づいて時針と分針の表示角度をそれぞれ出力すると
共に電池電圧検出時には時針の表示角度とこれと同一の
値からなる分針の表示角度を出力するものであり、切換
手段18と変換手段20から構成されている。この切換
手段18は、通常現時刻記憶手段8が記憶する現時刻デ
ータを出力し、電池寿命検出回路手段16が電池寿命を
検出すると時針用のデータを分針用のデータとしてコピ
ーし、同一のデータを時針用及び分針用として出力す
る。変換手段20は、切換手段18からのデータを時針
と分針の表示角度に変換するものである。
【0013】22、24は変換手段20にて変換された
値をそれぞれ時針と分針を移動させる目標位置として記
憶するランダムアクセスメモリからなる時針目標位置記
憶手段と分針目標位置記憶手段である。
【0014】26、28は現在の時針と分針の表示位置
をそれぞれ記憶するランダムアクセスメモリからなる時
針表示位置記憶手段と分針表示位置記憶手段である。こ
の時針表示位置記憶手段26と分針表示位置記憶手段2
8の記憶内容は、後述する時針比較・一致検出手段と分
針比較・一致検出手段から方向信号と歩進信号がそれぞ
れ出力されると、時針と分針の移動に伴ってそれぞれ更
新される。
【0015】30は時針比較・一致検出手段であり、時
針目標位置記憶手段22が記憶する目標位置と時針表示
位置記憶手段26が記憶する現在の表示位置とを比較し
て一致しない場合には一致するまで方向信号と歩進信号
を出力するものである。
【0016】32は分針比較・一致検出手段であり、分
針目標位置記憶手段24が記憶する目標位置と分針表示
位置記憶手段28が記憶する現在の分針の表示位置とを
比較して一致しない場合には一致するまで方向信号と歩
進信号を出力するものである。
【0017】34、36は時針比較・一致検出手段30
と分針比較・一致検出手段32からの方向信号と歩進信
号にそれぞれ応答して時針用モータ38と分針用モータ
40をそれぞれ駆動する時針用モータ駆動回路手段と分
針用モータ駆動回路手段である。
【0018】上記構成からなる電池寿命表示付時計にお
いて、通常切換変換手段17は現時刻記憶手段8が記憶
する現時刻データに基づいて時針と分針それぞれの表示
角度を出力している。この各表示角度は、それぞれ時針
と分針を移動させる目標位置として時針目標位置検出手
段22と分針目標位置記憶手段24に記憶される。この
時針と分針の目標位置は、時針表示位置記憶手段26と
分針表示位置記憶手段28が記憶する現在の時針と分針
の表示位置とそれぞれ時針比較・一致検出手段30と分
針比較・一致検出手段32にて比較される。そして、不
一致の場合には、これらが一致するまで方向信号と歩進
信号がそれぞれ時針比較・一致検出手段30と分針比較
・一致検出手段32から出力される。時針用モータ駆動
回路手段34と分針用モータ駆動回路手段36は、この
方向信号と歩進信号に基づいて時針用モータ38と分針
用モータ40をそれぞれ駆動して、時針と分針で現在時
刻の時・分を表示する。尚、本実施例においては、通常
分針を10秒毎に、時針を2分毎にそれぞれ所定角度だ
け駆動している。
【0019】ここで、電池寿命検出回路手段16が電池
寿命を検出すると、切換変換手段17は時針の表示角度
とその値と同一の分針の表示角度を出力する状態にな
る。この同一の表示角度が時針目標位置記憶手段22と
分針目標位置記憶手段24に記憶される。その後、これ
らが記憶する時針と分針の同一の目標位置は、前述した
動作と同様に、時針表示位置記憶手段26と分針表示位
置記憶手段28がそれぞれ記憶する時針と分針の現在位
置と比較される。そして、それらが一致するまで時針比
較・一致検出手段30と分針比較・一致検出手段32か
ら方向信号と歩進信号がそれぞれ出力される。これによ
り、時針用モータ38は時針を現在時刻を示す目標位置
へ移動させ、分針用モータ40は分針を時針と同一の位
置まで移動させる。以後、上記動作を繰り返すことによ
り、分針は時針と重なった状態で、時針と共に移動する
ことになる。このため、分針は10秒毎ではなく、時針
と共に2分毎に駆動されることになる。
【0020】
【考案の効果】本考案によれば、電池寿命が検出される
と、時針と分針が重なった状態で同じ動作をするので、
分針の駆動間隔が長くなった分だけ電力の消費を少なく
することができ、長時間電池寿命の警報と正確な時刻を
表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る電池寿命表示付時計の
構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
2 基準信号発生手段 8 現時刻記憶手段 16 電池寿命検出回路手段 17 切換変換手段 22 時針目標位置記憶手段 24 分針目標位置記憶手段 26 時針表示位置記憶手段 28 分針表示位置記憶手段 30 時針比較・一致検出手段 32 分針比較・一致検出手段 34 時針用モータ駆動回路手段 36 分針用モータ駆動回路手段 38 時針用モータ 40 分針用モータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号を出力する基準信号発生手段
    と、前記基準信号に応答して現時刻をカウントして記憶
    する現時刻記憶手段と、電池寿命を検出する電池寿命検
    出回路手段と、通常前記現時刻記憶手段からの現時刻デ
    ータに基づいて時針と分針のそれぞれの表示角度を出力
    し前記電池寿命検出回路手段が電池寿命を検出すると時
    針の表示角度と該時針の表示角度と同一の値からなる分
    針の表示角度を出力する切換変換手段と、該変換手段か
    らの表示角度をそれぞれ時針と分針の移動目標位置とし
    て記憶する時針目標位置記憶手段と分針目標位置記憶手
    段と、現在の時針と分針の表示位置をそれぞれ記憶する
    時針表示位置記憶手段と分針表示位置記憶手段と、前記
    時針目標位置記憶手段と時針表示位置記憶手段がそれぞ
    れ記憶する目標位置と表示位置とを比較して一致しない
    場合には一致するまで方向信号と歩進信号を出力する時
    針比較・一致検出手段と、前記分針目標位置記憶手段と
    分針表示位置記憶手段がそれぞれ記憶する目標位置と表
    示位置とを比較して一致しない場合には一致するまで方
    向信号と歩進信号を出力する分針比較・一致検出手段
    と、前記時針比較・一致検出手段と分針比較・一致検出
    手段からの方向信号と歩進信号にそれぞれ応答して時針
    駆動信号と分針駆動信号をそれぞれ出力する時針用モー
    タ駆動回路手段と分針用モータ駆動回路手段と、前記時
    針駆動信号と分針駆動信号にそれぞれ応答して時針と分
    針をそれぞれ駆動する時針用モータと分針用モータと、
    からなることを特徴とする電池寿命表示付時計。
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JP4641092B2 (ja) * 2000-10-12 2011-03-02 シチズンホールディングス株式会社 指針式電子時計
CH703837B1 (fr) * 2010-09-29 2015-01-30 Montre Hermès S A Pièce d'horlogerie.
EP3299906A1 (fr) * 2016-09-22 2018-03-28 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Piece d'horlogerie electronique a deux aiguilles du type analogique

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