JPH11142542A - 時 計 - Google Patents

時 計

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JPH11142542A
JPH11142542A JP9304118A JP30411897A JPH11142542A JP H11142542 A JPH11142542 A JP H11142542A JP 9304118 A JP9304118 A JP 9304118A JP 30411897 A JP30411897 A JP 30411897A JP H11142542 A JPH11142542 A JP H11142542A
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JP
Japan
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circuit
timepiece
posture
output
angle
Prior art date
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Application number
JP9304118A
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English (en)
Inventor
Toyofumi Hieda
豊文 稗田
Takehiko Ishizuka
武彦 石塚
Hiroyoshi Masaki
博好 正木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アナログ時計において、時計本体の姿勢角度が
設置面に対して変更された際に、この変更に応じて指針
を駆動して時刻の認識を容易にするとともに、興趣に富
む時計を提供する。 【解決手段】指針6、8によって時刻を表示する時計1
であって、時計本体3の姿勢角度を検出する姿勢検出ス
イッチ2および姿勢検出回路19からなる姿勢検出手段
と、姿勢検出手段の検出した時計本体の姿勢角度に合わ
せて前記指針の角度位置を変更する指針駆動手段として
のメモリ回路17、加算回路21、比較回路23、針位
置カクンタ25、駆動回路27、正逆モータ29を有す
るものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、設定時刻にアラーム音等が出力
される目覚し時計では、設定した時刻に出力されるアラ
ーム音によって時計使用者を起床させる。このような目
覚し時計では、一般的に、目覚し時計の筐体の所定の位
置にアラーム音を停止させるアラームスイッチが設けら
れている。アラームスイッチには、時計使用者がアラー
ム音で目覚めたのち、再度居眠りをするために、アラー
ム音を停止させ、所定時間経過後に再度アラーム音を出
力させるいわゆるスヌーズ機能を働かせるスイッチを兼
ねるものが一般的に知られている。
【0003】時計使用者は、スヌーズ機能を働かせるた
めに、目覚し時計を手で持ってアラームスイッチを押し
たのち、当該目覚し時計を適当に手放すため、目覚し時
計の筐体の姿勢角度が設置面に対して変更される場合が
ある。目覚し時計の筐体の姿勢角度が設置面に対して変
更されていると、所定の時間が経過して再度アラーム音
が鳴って時計使用者が時刻表示を見た際に、時刻を認識
しずらい、あるいは、誤った時間を認識してしまうこと
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、時刻の表示に液晶表示などのディジタル表示手段
を用いた時計では、時計本体の姿勢角度が設置面に対し
て変更されても、時刻の表示方向が当該時計本体の姿勢
角度に合わせて自動的に変更されるものが存在する。
【0005】しかしながら、時刻を時計ムーブメントに
よって駆動される指針によって表示するいわゆるアナロ
グ時計では、時計本体の姿勢角度が設置面に対して変更
された際に、これに応じて指針の位置が変更される時計
は存在しなかった。
【0006】本発明は、アナログ時計において、時計本
体の姿勢角度が設置面に対して変更された際に、この変
更に応じて指針を駆動して時刻の認識を容易にするとと
もに、興趣に富む時計を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、指針によって
時刻を表示する時計であって、時計本体の姿勢角度を検
出する姿勢検出手段と、前記姿勢検出手段の検出した時
計本体の姿勢角度に合わせて前記指針の角度位置を変更
する指針駆動手段とを有する。
【0008】本発明では、時計本体の姿勢を変更する
と、姿勢検出手段によって時計本体の姿勢角度が検出さ
れる。姿勢検出手段によって検出された時計本体の姿勢
角度に基づいて指針駆動手段は指針の角度位置を変更す
る。これにより、時計本体の姿勢角度がいずれであって
も、時刻の視認性は確保されるとともに、時計本体の姿
勢角度に応じて指針の角度位置も変更されることから興
趣に富む時計となる。
【0009】前記姿勢検出手段は、時計本体の外周面に
沿って設けられ、時計本体の設置面と当接することによ
って操作される複数の姿勢検出用スイッチと、前記複数
の姿勢検出用スイッチと接続され、当該姿勢検出用スイ
ッチの状態に応じて前記時計本体の姿勢角度を算出する
姿勢角度算出手段とを有する。
【0010】前記複数の姿勢検出用スイッチのうち、前
記設置面と当接しているスイッチ以外のスイッチの少な
くとも一つが前記時計本体の姿勢角度を検出する以外の
前記時計の有する所定の機能を動作させるスイッチであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。第1実施形態 図1は、本発明の時計の一実施形態を示す正面図であ
る。図1に示す時計1は、時計本体3が正三角形形状に
形成されている。正面側には、文字板5が設けられてお
り、文字板の前方に時および分を指すための短針8およ
び長針6が設けられている。短針8および長針6は時計
本体3内に設けられた時計ムーブメントの駆動軸に固定
されている。時計本体3の三つの側面3a,3b,およ
び3cには、姿勢検出用スイッチ2a,2bおよび2c
が各側面から突出して設けられている。時計本体3の三
つの頂点部には、それぞれアラームスイッチ4a,4b
および4cが設けられている。
【0012】姿勢検出用スイッチ2a,2bおよび2c
は、時計本体3の姿勢を検出する為に設けられている。
例えば、図1に示すように、側面3aが設置面Gに載置
されている場合には、姿勢検出用スイッチ2aがオン
し、他の姿勢検出用スイッチ2c,2bがオフしてい
る。また、アラームスイッチ4a,4bおよび4cは、
たとえば、時計1の有するあ。アーム音による報時機能
(目覚し機能)を制御するためのスイッチである。
【0013】本実施形態に係る時計1では、時計本体3
の姿勢角度に応じて、指針6、8の角度位置も変更され
る。具体的には、図1に示すように、時計本体3の側面
3aが設置面Gに載置された状態では、指針6、8は文
字板5に形成されたマークMKaを12時を示す表示と
して時刻を表示する。図1の状態から、たとえば、時計
本体3を矢印Aの方向に回転させて、側面3bが設置面
Gに載置されると、姿勢検出用スイッチ2bがオンし、
姿勢検出用スイッチ2aがオフする。これにより、時計
1に内蔵された駆動回路は、指針6、8の角度位置が点
線で示す角度位置に変更されるように、時計ムーブメン
トを駆動する。すなわち、側面3bが設置面Gに載置さ
れると、指針6、8は文字板5に形成されたマークMK
bを12時を示す表示として時刻を表示する。なお、姿
勢検出用スイッチの検出状態に応じて時計本体3の姿勢
角度を算出し、時計本体3の姿勢角度に応じて指針6、
8を駆動する姿勢検出回路および駆動回路については後
述する。
【0014】同様に、図1の状態から、たとえば、時計
本体3を回転させて側面3cが設置面Gに載置される
と、指針6、8はマークMKcを12時を示す表示とし
て時刻を表示する。
【0015】以上のように本実施形態によれば、時計本
体3の姿勢角度が設置面Gに対して変更されても、この
変更に応じて指針6,8の角度位置が変更されるため、
時刻の認識が非常に容易となる。また、時計本体3の姿
勢角度が設置面Gに対して変更されると、これに応じて
指針6,8の角度位置が変わるため面白さ、意外性など
に富み、興趣に富む時計となる。
【0016】第2実施形態 次に、図2は本発明の時計の他の実施形態を示す正面図
である。図2に示す時計1は、時計本体3が正方形形状
に形成されている。正面側には、文字板5が設けられて
おり、文字板の前方に時および分を指すための短針8お
よび長針6が設けられている。短針8および長針6は時
計本体3内設けられた時計ムーブメントの駆動軸に固定
されている。時計本体3の4つの側面3a,3b,3c
および3dには、姿勢検出用スイッチ2a,2b,2c
および2dが各側面から突出して設けられている。
【0017】本実施形態における姿勢検出用スイッチ2
a,2b,2cおよび2dは、第1実施形態における姿
勢検出用スイッチと同じ機能を有するとともに、アラー
ムスイッチの機能を兼ねている。すなわち、側面3a,
3b,3cおよび3dのうち設置面Gに載置された側面
に設けられた姿勢検出用スイッチは、アラームスイッチ
として機能する。
【0018】本実施形態に係る時計1では、第1実施形
態と同様に、時計本体3の姿勢角度に応じて、指針6、
8の角度位置も変更される。具体的には、時計本体3の
側面3aが設置面Gに載置された状態では、姿勢検出ス
イッチ2aがオンし、指針6、8は文字板5に形成され
たマークMKaを12時を示す表示として時刻を表示す
る。この状態では、姿勢検出スイッチ2a以外のスイッ
チは、アラームスイッチとして機能する。
【0019】この状態から、たとえば、側面3bが設置
面Gに載置されると、姿勢検出用スイッチ2bがオン
し、姿勢検出用スイッチ2aがオフする。これにより、
時計1に内蔵された駆動回路は、指針6、8の角度位置
が点線で示す角度位置に変更されるように、時計ムーブ
メントを駆動する。すなわち、側面3bが設置面Gに載
置されると、指針6、8は文字板5に形成されたマーク
MKbを12時を示す表示として時刻を表示する。ま
た、この状態では、姿勢検出用スイッチ2b以外のスイ
ッチはアラームスイッチとして機能する。同様に、他の
側面が設置面Gに載置されると、その姿勢角度に応じて
指針6、8は対応するマークを12時を示す表示として
時刻を表示する。
【0020】以上のように、本実施形態によれば、第1
の実施形態の奏する効果に加えて、姿勢検出用スイッチ
とアラームスイッチとが兼用されるため、時計の使いが
ってが良く、スイッチの数を増加させる必要がなく製造
コストを抑えることができる。
【0021】第3実施形態 次に、図3は本発明の時計のさらに他の実施形態を示す
正面図である。図3に示す時計1は、時計本体3が正六
角形形状に形成されており、六つの側面3a,3b,3
c,3d,3eおよび3fを有している。側面3a,3
b,3c,3d,3eおよび3fには、それぞれ、姿勢
検出スイッチ2a,2b,2c,2d,2eおよび2f
が設けられている。本実施形態は、第2の実施形態の場
合と時計本体3の形状が異なるのみで、他の構成につい
ては全く同様である。
【0022】図4は、上述した第1〜第3の実施形態に
係る時計の回路構成の一例を示す構成図である。図4に
おいて、本実施形態に係る時計の内部回路は、発振回路
11と、分周回路13と、計時カウンタ15と、メモリ
回路17と、姿勢検出回路19と、加算回路21と、比
較回路23と、針位置カウンタ25と、駆動回路27
と、正逆モータ29と、アラームメモリ回路31と、加
算回路33と、比較回路35と、アラーム出力回路37
とを有する。
【0023】発振回路11は、所定の周波数のクロック
信号を発生する。分周回路13は、発振回路11から出
力されたクロック信号を分周して、計時カウンタ15に
出力する。計時カウンタ15は、分周回路13から出力
される分周されたクロック信号をカウントし、指針が動
くべき角度量を出力する。
【0024】加算回路21は、計時カウンタ15から出
力される角度量とメモリ回路17から出力される角度量
とを加算して、比較回路23に出力する。メモリ回路1
7は、予め時計本体の形状により予測できる姿勢位置に
応じて基準位置に対して指針位置を補正する移動量(角
度量)を予め記憶しており、当該記憶値を姿勢検出回路
19の姿勢を示す出力信号に応じて加算回路21に出力
する。姿勢検出回路19は、載置状態等の各姿勢検出ス
イッチ2の検出状態に基づいて、現在の時計本体3の姿
勢を決定する信号をメモリ回路17に出力する。
【0025】比較回路23は、針位置カウンタ25から
出力される指針の角度位置と、加算回路から出力される
指針が動くべき角度量とが一致するか否かを比較し、一
致していない場合には、指針を駆動する駆動回路27に
対して駆動信号23sを出力し、一致している場合に
は、駆動回路27に対して信号を出力しない。針位置カ
ウンタ25は、現在の指針の角度位置を駆動回路から出
力されるパルス信号をカウントすることにより検出し、
駆動回路27は、比較回路23から出力される駆動信号
23sに応じて、駆動電流を正逆モータ29に出力す
る。正逆モータ29は、駆動回路27から出力される駆
動信号に応じて指針を駆動する。
【0026】アラームメモリ回路31は、アラーム音を
出力すべき時刻を記憶しているものであり、例えば、所
定の姿勢のときに設定されたアラーム時刻の表示位置を
姿勢補正分差し引いた、基準の姿勢時に表示すべき位置
を示す表示位置がアラーム時刻として記憶されており、
この時刻に応じた指針の角度位置を加算回路33に出力
する。加算回路33は、アラームメモリ回路31から出
力される予め設定された指針の角度位置とメモリ回路1
7から出力される予め時計本体3の姿勢角度に応じて指
針が動くべき角度量θとを加算して比較回路35に出力
する。比較回路35は、加算回路33からの値と、駆動
回路27のからの指針の角度位置上方とが入力され、両
者が一致するか否かを比較し、一致していない場合には
何も出力せず、一致している場合にはアラーム出力回路
37に起動信号35sを出力する。アラーム出力回路3
7は、比較回路35から起動信号35sが入力される
と、所定のアラーム音を発生させる。
【0027】上記構成の回路において、点線A内の回路
は、時を指示する指針8、分を指示する指針6のそれぞ
れについて設けられる。また、メモリ回路17、加算回
路21、姿勢検出回路19、加算回路33を除く回路
は、一般的な目覚し時計の有する回路であり、本発明の
特徴部分は姿勢検出回路19にある。このため、以下に
おいて姿勢検出回路について説明する。
【0028】図5は、姿勢検出回路19の具体例を示す
構成図である。なお、図5に示す姿勢検出回路19は、
第2の実施形態の時計に適用可能な回路である。図5に
おいて、姿勢検出回路19は、フリップ−フロップ回路
41〜44と、アンド回路45〜48と、アンド回路5
5〜58と、アンド回路51〜54と、オア回路81〜
84と、フリップ−フロップ回路61〜64と、デコー
ダ回路65と、アドレスカウンタ66と、オア回路71
と、アンド回路72,73とを有している。
【0029】フリップ−フロップ回路41〜44は、入
力端子Dが姿勢検出スイッチ2a,2b,2cおよび2
dにそれぞれ接続され、クロック端子Cに上記の発振回
路11からのクロック信号がそれぞれ入力され、出力端
子Qがアンド回路51〜54の一方の入力端子に接続さ
れている。
【0030】オア回路81〜84は、フリップ−フロッ
プ回路41〜44の出力端子Qからの出力信号〜の
うち、オア回路81には〜が入力され、オア回路8
2には,,が入力され、オア回路83には,
,が入力され、オア回路84には,,が入力
されており、これら入力信号の論理和を出力する。
【0031】アンド回路55〜58は、フリップ−フロ
ップ回路41〜44の出力端子Qからの信号が反転入力
が一方の入力端子に入力され、他方の入力端子にはオア
回路81〜84の出力が入力され、これらの入力信号の
論理積をフリップ−フロップ回路61〜64のクリア端
子に入力する。
【0032】アンド回路51〜54は、一方の入力端子
にフリップ−フロップ回路41〜44の出力端子Qから
の信号がそれぞれ入力され、他方の入力端子にオア回路
81〜84からの出力信号が反転入力され、これらの入
力信号の論理積をフリップ−フロップ回路61〜64の
クロック端子CLKに出力する。
【0033】フリップ−フロップ回路61〜64は、入
力端子Dにハイレベルの信号が常に入力され、クロック
端子CLKにアンド回路51〜54の出力信号が入力さ
れ、クリア端子Cにアンド回路55〜58の出力が入力
される。
【0034】アンド回路45〜48は、オア回路81〜
84の出力信号およびフリップ−フロップ回路41〜4
4の出力端子Qからの出力信号の論理積を信号X1〜X
4として出力する。
【0035】オア回路71は、アンド回路45〜48か
らの信号X1〜X4の論理和をアンド回路72,73の
一方の入力端子に出力する。アンド回路72の他方の入
力端子には、アラーム信号が入力され、アンド回路73
の他方の入力端子には、アラーム信号が反転入力され
る。
【0036】デコーダ65は、フリップ−フロップ回路
61〜64の出力状態によって定まる4ビットデータを
デコードして、アドレスカウンタ66に出力する。アド
レスカウンタ66は、デコードされた情報に基づいて、
メモリ回路に記憶されたデータのアドレスをアドレッシ
ングする。
【0037】以下、上記構成の回路動作の一例について
説明する。例えば、図2に示す時計1の側面3aが設置
面に載置されて姿勢検出スイッチ2aがオンすると、フ
リップ−フロップ回路41の出力端子Qからの信号はハ
イレベルとなり、アンド回路51の出力信号もハイレベ
ルとなるため、フリップ−フロップ回路61の出力端子
Qの信号もハイレベルとなる。
【0038】この状態で、アラーム信号が出力され(ア
ラーム信号がハイレベルとなり)、アラーム音を所定の
時間を停止する(スヌーズ機能を作動させる)ためにア
ラームスイッチを兼ねる姿勢検出スイッチ2cを操作す
ると、アンド回路45の出力信号X1はハイレベルとな
り、アンド回路72から出力されるスヌーズ信号SNZ
 ̄は、ローレベルとなってアクティブとなり、スヌーズ
機能が動作することになる。したがって、他のアラーム
スイッチを兼ねる姿勢検出スイッチ2b,2dを操作し
てもスヌーズ機能が動作する。
【0039】一方、上記の状態では、フリップ−フロッ
プ回路62〜64の出力端子Qからの信号はローレベル
となっており、デコーダ65には1000の4ビットデータ
が入力されることになる。
【0040】ここで、時計本体3を回転させて、側面3
bを設置面G上に載置した場合には、姿勢検出スイッチ
2bがオンし、姿勢検出スイッチ2aがオフする。した
がって、フリップ−フロップ回路41の出力はローレベ
ルとなり、フリップ−フロップ回路42の出力はハイレ
ベルとなる。また、オア回路81の出力はハイレベルと
なることから、アンド回路55の出力はハイレベルとな
り、フリップ−フロップ回路61の出力はローレベルと
なる。 さらに、フリップ−フロップ回路62の出力は
ハイレベルとなる。したがって、デコーダ65には0100
の4ビットデータが入力され、メモリ回路17からは加
算回路21に対してデータに応じた角度量が出力され
る。
【0041】一方、上述した状態から、姿勢検出スイッ
チ2aが設置面Gから離れてオフしたのみで、姿勢検出
スイッチ2bがオンしない場合、すなわち、時計を設置
面Gから持ち上げた状態の場合には、フリップ−フロッ
プ回路41の出力はローレベルとなる。アンド回路51
および55の出力は共にローレベルとなり、フリップ−
フロップ回路61の出力はハイレベルに保持されたまま
である。したがって、デコーダ65に対しては、1000の
4ビットデータが出力されることになり、時計の側面3
aが設置面Gに載置されていた状態と同じデータのまま
である。
【0042】以上のように、上述の構成の姿勢検出回路
19では、設置面Gに接するスイッチ以外の姿勢検出ス
イッチがアラームスイッチとして機能する。また、単に
時計を持ち上げただけで、設置面Gに設置しなければ、
以前の状態が保持される。さらに、いずれかの姿勢検出
スイッチを押しながら時計を持ち上げた場合には、当該
スイッチの設置された側面を下方に向ければ、時刻は容
易に視認することが可能である。尚、本実施例において
は、文字板は固定としているも、重りにより、または、
本実施例の指針駆動機構を用いて、比較回路にはメモリ
回路からのデータのみを入力する構成として、文字板を
も回転させる構造としても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、時計本体の姿勢角度が
設置面に対して変更されても、この変更に応じて指針の
角度位置が変更されるため、時刻の認識が非常に容易と
なる。また、時計本体の姿勢角度が設置面に対して変更
されると、これに応じて指針の角度位置が変わるため面
白さ、意外性などに富み、興趣に富む時計となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時計の一実施形態を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の時計の他の実施形態を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の時計のさらに他の実施形態を示す正面
図である。
【図4】本発明の時計の回路構成の一例を示す構成図で
ある。
【図5】本発明の時計の姿勢検出回路の一例を示す回路
図である。
【符号の説明】
1…時計本体 2a〜2f…姿勢検出用スイッチ 3…時計本体 4a〜4c…アラームスイッチ 6…長針 8…短針 11…発振回路 13…分周回路 15…計時カウンタ 17…メモリ回路 19…姿勢検出回路 21…加算回路 23…比較回路 25…針位置カウンタ 27…駆動回路 29…正逆モータ 31…アラームメモリ 33…加算回路 35…比較回路 37…アラーム出力回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指針によって時刻を表示する時計であっ
    て、 時計本体の姿勢角度を検出する姿勢検出手段と、 前記姿勢検出手段の検出した時計本体の姿勢角度に合わ
    せて前記指針の角度位置を変更する指針駆動手段とを有
    する時計。
  2. 【請求項2】前記姿勢検出手段は、時計本体の外周面に
    沿って設けられ、時計本体の設置面と当接することによ
    って操作される複数の姿勢検出用スイッチと、 前記複数の姿勢検出用スイッチと接続され、当該姿勢検
    出用スイッチの状態に応じて前記時計本体の姿勢角度を
    決定する姿勢角度決定手段とを有する請求項1に記載の
    時計。
  3. 【請求項3】前記複数の姿勢検出用スイッチのうち、前
    記設置面と当接しているスイッチ以外のスイッチの少な
    くとも一つが前記時計本体の姿勢角度を検出する以外の
    前記時計の有する所定の機能を動作させるスイッチであ
    る請求項2に記載の時計。
JP9304118A 1997-11-06 1997-11-06 時 計 Pending JPH11142542A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001079940A1 (fr) * 2000-04-12 2001-10-25 Seiko Instruments Inc. Piece d'horlogerie electronique analogique dotee d'un detecteur de position
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