JP2002174688A - 電子腕時計 - Google Patents

電子腕時計

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JP2002174688A
JP2002174688A JP2000373816A JP2000373816A JP2002174688A JP 2002174688 A JP2002174688 A JP 2002174688A JP 2000373816 A JP2000373816 A JP 2000373816A JP 2000373816 A JP2000373816 A JP 2000373816A JP 2002174688 A JP2002174688 A JP 2002174688A
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liquid crystal
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JP2000373816A
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Ryusuke Yamaguchi
竜介 山口
Shunji Minami
俊二 南
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル表示部のモードの切替操作性が良
く、かつデジタル表示部の表示を簡素化できる。 【解決手段】 デジタル表示部である液晶表示装置と、
この液晶表示装置の上側に回転可能に設けられて複数の
表示窓部14およびモード表示部15を有する回転ベゼ
ル10と、この回転ベゼル10の回転方向位置を検出す
る第1、第2スイッチと、検出された回転方向位置に応
じて液晶表示装置で表示される情報を切り替える切替回
路とを備えた。従って、回転ベゼル10の回転方向位置
を第1、第2スイッチで検出し、この検出された回転方
向位置に応じて切替回路が液晶表示装置で表示される情
報を切り替えるので、回転ベゼル10を回転させて表示
窓部14を液晶表示装置に合わせるだけで、希望するモ
ードを容易に選択できる。このため、モードの切替操作
性が良く、しかも選択されたモードをモード表示部15
によって視認できるので、デジタル表示部の表示を簡素
化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子腕時計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子腕時計においては、アナログ
表示部とデジタル表示部とを備えたコンビネーション式
のものがある。図10はその一例を示した図である。こ
の電子腕時計は、腕時計ケース1を備えている。この腕
時計ケース1の上部には、時計ガラス2が装着されてお
り、この腕時計ケース1の内部には、時計モジュールが
設けられている。この時計モジュールは、アナログ表示
部とデジタル表示部とを備えている。アナログ表示部
は、腕時計ケース1内に設けられた文字板3と、この文
字板3の上方を運針する時針、分針、秒針などの指針4
と、これら指針4を運針させるアナログムーブメント
(図示せず)とから構成されている。デジタル表示部
は、液晶表示装置5からなり、文字板3に設けられた表
示窓6の下側に配置されている。なお、腕時計ケース1
の側面には、デジタル表示部のモードを切り替えるモー
ド切替用の押釦スイッチ7、およびアナログ表示部の時
刻を修正するリューズ8が設けられている。
【0003】このような電子腕時計では、時計ガラス2
を通してアナログ表示部の文字板3と指針4とにより時
刻を視認することができると共に、時計ガラス2および
文字板3の表示窓6を通してデジタル表示部の液晶表示
装置5に表示された情報をも視認することができるほ
か、モード切替用の押釦スイッチ7を押圧操作すること
により、デジタル表示部のモードを適宜切り替えること
ができる。すなわち、デジタル表示部のモードを切り替
える場合には、液晶表示装置5を見ながら押釦スイッチ
7を数回押して希望するモードを選択する。この場合、
液晶表示装置5は、押釦スイッチ7を所定回数押すこと
により、モードが周回して再表示するように動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子腕時計では、液晶表示装置5のモードを切り替
えるときに、液晶表示装置5を見ながら押釦スイッチ7
を数回押して希望するモードを選択しなければならない
ため、モードの切替操作が面倒であるという問題があ
る。特に、押釦スイッチ7によってモードを切り替える
ときに、希望するモードを飛び越した場合には、押釦ス
イッチを数回押して再度設定し直さなければならないた
め、操作性が悪いという問題がある。また、この電子腕
時計では、液晶表示装置5の表示領域内にモードの切替
状態を記号などで表示しなければ、切り替わった表示の
モードを判別することができないため、液晶表示装置5
の表示が複雑になるという問題もある。
【0005】この発明の課題は、デジタル表示部のモー
ドの切替操作性が良く、かつデジタル表示部の表示を簡
素化することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の電子腕時計
は、デジタル表示部と、このデジタル表示部の上側に回
転可能に設けられ、複数の表示窓が設けられると共に、
前記複数の表示窓部、もしくはそれらの近傍にそれぞれ
異なったモードを示すモード表示部が設けられた回転部
材と、この回転部材の回転方向位置を検出する検出手段
と、この検出手段で検出された回転方向位置に応じて前
記デジタル表示部で表示される情報を切り替える切替手
段とを備えたことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、回転部材を回転させる
と、回転部材の回転方向位置を検出手段が検出し、この
検出された回転方向位置に応じて切替手段がデジタル表
示部で表示される情報を切り替えるので、回転部材を回
転させて表示窓部をデジタル表示部に合わせるだけで、
希望するモードを容易に選択することができる。このと
き、希望するモードを通り過ぎた場合には、回転部材を
逆方向に回転させるだけで良いので、モードの切替操作
性が良く、しかも複数の表示窓部、もしくはそれらの近
傍に設けられたモード表示部により、選択されたモード
を容易に確認することができるので、デジタル表示部の
表示を簡素化することができる。
【0008】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
回転部材が透光性を有する合成樹脂によって形成され、
前記複数の表示窓部がそれぞれ前記回転部材の肉厚より
も薄く形成されていることにより、デジタル表示部に表
示窓部が対応したときに情報を見やすくすることができ
る。特に、請求項3に記載のごとく、前記複数の表示窓
部がそれぞれレンズ部に形成されていれば、デジタル表
示部に表示された情報を拡大することができるので、よ
り一層、見やすくすることができる。また、請求項4に
記載のごとく、前記モード表示部がそれぞれ前記異なっ
たモードごとに色分けされていることにより、選択され
たモードを色によって容易に視認することができる。さ
らに、請求項5に記載のごとく、前記モード表示部がそ
れぞれ前記異なったモードごとに異なる凹凸部で形成さ
れていることにより、デジタル表示部を見なくても、選
択されたモードをモード表示部の凹凸部の触感によって
確認することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
5を参照して、この発明の電子腕時計の第1実施形態に
ついて説明する。なお、図10に示された従来例と同一
部分には同一符号を付して説明する。この電子腕時計
は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1の上
部中央に時計ガラス2がパッキン2aを介して装着され
ていると共に、腕時計ケース1の上部外周に回転ベゼル
10が時計ガラス2の上部外周を少し覆って回転可能に
取り付けられ、この腕時計ケース1の側面にリューズ8
が設けられ、腕時計ケース1の下面に裏蓋9が防水リン
グ9aを介して取り付けられた構造になっている。
【0010】また、腕時計ケース1内には、図2に示す
ように、アナログ表示部およびデジタル表示部を備えた
時計モジュール11が設けられている。この場合、デジ
タル表示部である液晶表示装置5は、回転ベゼル10の
下側における6時の位置に配置されている。そして、こ
の液晶表示装置5に対応する箇所の腕時計ケース1に
は、開口部12が設けられおり、この開口部12内の上
部には表示ガラス13が設けられている。
【0011】一方、回転ベゼル10の所定箇所、つまり
12時、3時、6時、9時に対応する箇所には、図1に
示すように、それぞれ表示窓部14が液晶表示装置5に
対応するように設けられている。これら表示窓部14は
透明な合成樹脂からなり、その上部外周がそれぞれ回転
ベゼル10の上面に窓枠状に突出し、これら窓枠状の部
分にモード表示部15がそれぞれ設けられている。これ
らモード表示部15は、液晶表示装置5の4種類のモー
ドを示すためのもので、例えば、「S.W」(ストップ
ウォッチ情報)、「TIME」(時刻情報)、「DAT
E」(日付情報)、「ALARM」(アラーム時刻情
報)などである。因みに、図1において12時に位置す
るモード表示部15は「S.W」で表示され、3時に位
置するモード表示部15は「TIME」で表示され、6
時に位置するモード表示部15は「DATE」で表示さ
れ、9時に位置するモード表示部15は「ALARM」
で表示されている。
【0012】また、この電子腕時計は、回転ベゼル10
の回転方向位置を検出する検出手段として第1、第2ス
イッチ16、17を備えている。第1スイッチ16は、
図3に示すように、回転ベゼル10の下面に対応する箇
所の腕時計ケース1に設けられた貫通孔18内に防水リ
ング19を介して上下方向に移動可能に設けられた操作
軸20と、この操作軸20の下側に位置する時計モジュ
ール11上に設けられて操作軸20を上方に向けて付勢
する板ばね21と、回転ベゼル10の下面における同一
円状の回転軌跡上に設けられて操作軸20の上端部が出
没可能に挿入する半球状の複数の第1凹部22(図4参
照)とからなっている。
【0013】すなわち、この第1スイッチ16は、回転
ベゼル10が回転して操作軸20が回転ベゼル10の第
1凹部22から離脱すると、操作軸20が板ばね21の
ばね力に抗して回転ベゼル10の下面によって押し下げ
られ、また回転ベゼル10が所定角度回転して操作軸2
0が回転ベゼル10の第1凹部22に対応すると、操作
軸20が板ばね21のばね力によって押し上げられて操
作軸20の上端部が第1凹部22に挿入するように動作
し、この操作軸20の上下方向の動作に応じて板ばね2
1が時計モジュール11の接点(図示せず)に接離する
ことにより、オン−オフするように構成されている。
【0014】また、第2スイッチ17は、第1スイッチ
16とほぼ同じ構造であるが、図4に示すように、腕時
計ケース1に設けられる位置が第1スイッチ16と異な
り、これに伴って操作軸(図示せず)の上端部が出没す
る複数の第2凹部23も第1凹部22と異なる位置、つ
まり回転ベゼル10の下面における第1凹部22と異な
る同心円状の回転軌跡上に設けられている。この場合、
第1凹部22は、図4に示すように、同一円状の回転軌
跡上における点対称の位置、例えば同図において6時の
位置の表示窓部13の左側近傍と、12時の位置の表示
窓部13の右側近傍とに設けられている。
【0015】また、第2凹部23は、同図に示すよう
に、第1凹部22と異なる同心円状の回転軌跡上の所定
位置、例えば6時の位置の表示窓部13の右側近傍と、
3時の位置の表示窓部13の上側近傍とに設けられてい
る。これにより、第1、第2スイッチ16、17は、第
1、第2凹部22、23の4箇所に対して各操作軸20
が挿脱し、その挿脱状態によってオン−オフの組み合わ
せが「オン/オン」、「オン/オフ」、「オフ/オ
ン」、「オフ/オフ」の4パターンとなり、4つのモー
ドに切り替えられるように構成されている。
【0016】次に、この電子腕時計の回路構成につい
て、図5を参照して説明する。この図において、時刻計
数回路25は、基準信号を計数して時分秒の時刻情報を
得て、その時刻情報を日付計数回路26、アラーム回路
27、および切替回路28に出力するものである。日付
計数回路26は、時刻計数回路25からの1日ごとの信
号を計数して月日の日付情報を得て、切替回路28に出
力するものである。アラーム回路27は、予めセットさ
れたアラーム時刻情報を記憶し、アラーム時刻情報を切
替回路28に出力し、アラーム時刻情報と時刻計数回路
25から供給される時刻情報とが一致したときにアラー
ム音を発生するものである。
【0017】ストップウォッチ回路29は、スタートス
イッチの操作からストップスイッチの操作までの間の時
間を計測し、この計測された時間情報を切替回路28に
出力するものである。切替回路28は、回転ベゼル10
の下側に設けられた第1、第2スイッチ16、17から
の出力が供給され、これら第1、第2スイッチ16、1
7の出力に応じて、時刻情報(TIME)、日付情報
(DATE)、ストップウォッチ情報(S.W)、アラ
ーム時刻情報(ALARM)を選択的にデジタル表示部
である液晶表示装置5に出力して表示させるものであ
る。
【0018】このような電子腕時計では、腕時計ケース
1の上部外周に設けられた回転ベゼル10を回転させる
と、この回転ベゼル10の回転に応じて第1、第2スイ
ッチ16、17がオン−オフし、これにより回転ベゼル
10の回転方向位置が検出され、この検出された回転方
向位置に応じて切替回路28がデジタル表示部の液晶表
示装置5で表示される情報を切り替える。すなわち、回
転ベゼル10が回転すると、第1、第2スイッチ16、
17の各操作軸20が回転ベゼル10の下面に当接して
各板ばね21を押し下げ、回転ベゼル10が所定角度回
転して各操作軸20のいずれかが回転ベゼル10の第
1、第2凹部22、23のいずれかに対応すると、この
対応した操作軸20が板ばね21のばね力によって押し
上げられ、これにより各操作軸20が上下方向に動作
し、この動作に応じて各板ばね21が時計モジュール1
1の接点(図示せず)に接離してオン−オフする。
【0019】このように、第1、第2スイッチ16、1
7がオン−オフし、その出力が切替回路28に供給され
ると、第1、第2スイッチ16、17からの出力に応じ
て、切替回路28が時刻情報(TIME)、日付情報
(DATE)、ストップウォッチ情報(S.W)、アラ
ーム時刻情報(ALARM)を選択的に液晶表示装置5
に出力し、液晶表示装置5で表示される情報を切り替え
るので、回転ベゼル10を回転させて表示窓部14を液
晶表示装置5に合わせるだけで、希望するモードを容易
に選択することができる。このとき、希望するモードを
通り過ぎた場合には、回転ベゼル10を逆方向に回転さ
せれば良いので、モードの切替操作性が良い。
【0020】また、この電子腕時計では、複数の表示窓
部14の近傍に、液晶表示装置5で表示されるそれぞれ
異なる情報のモードを示すモード表示部15が設けられ
ているので、選択されたモードを各モード表示部15に
よって容易に視認することができる。このため、従来例
のように液晶表示装置5の表示領域内にモードを示す記
号などを表示する必要がないので、液晶表示装置5の表
示を簡素化することができる。さらに、この電子腕時計
では、液晶表示装置5が回転ベゼル10の下側に配置さ
れていることにより、従来例のように文字板3に表示窓
6を設ける必要がないため、文字板3がデザイン的な制
約を受けることがなく、しかも文字板3に表示窓6が設
けられていないので、アナログ表示が見やすくなり、ま
た回転ベゼル10の表示窓部14の形状を変えることに
より、デザイン的なバリエーションが豊富になる。
【0021】[第2実施形態]次に、図6を参照して、
この発明の電子腕時計の第2実施形態について説明す
る。この場合には、図1〜図5に示された第1実施形態
と同一部分に同一符号を付して説明する。この電子腕時
計は、回転ベゼル30を透明な合成樹脂で成形し、この
回転ベゼル30の所定箇所、つまり12時、3時、6
時、9時に対応する箇所に、回転ベゼル30の肉厚より
も薄い表示窓部31を液晶表示装置5と対応するように
設けた構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造
になっている。
【0022】このような電子腕時計では、第1実施形態
と同様の作用効果があるほか、特に回転ベゼル30を透
明な合成樹脂で形成したので、表示窓部31を回転ベゼ
ル30と一体に形成することができ、これにより部品点
数を削減することができる。しかも、表示窓部31が回
転ベゼル30の肉厚よりも薄く形成されているので、回
転ベゼル30を透明な合成樹脂で形成しても、回転ベゼ
ル30を回転させていずれかの表示窓部31を液晶表示
装置5に対応させることにより、液晶表示装置5に表示
された情報を表示窓部31以外の部分よりも見やすくす
ることができる。
【0023】なお、上記第2実施形態では、回転ベゼル
30の表示窓部31を単に薄く形成したが、これに限ら
ず、例えば、図7に示すように、表示窓部32を凸レン
ズ部に形成しても良い。この場合、表示窓部32は、同
図に示すような両凸レンズ部でも良いが、片凸レンズ部
でも良く、また上面側が凸となるメニスカス凸レンズ部
でも良い。このように表示窓部32を凸レンズ部に形成
すれば、液晶表示装置5に表示された情報を拡大するこ
とができるので、より一層、情報を見やすくすることが
できる。
【0024】[第3実施形態]次に、図8を参照して、
この発明の電子腕時計の第3実施形態について説明す
る。この場合にも、図1〜図5に示された第1実施形態
と同一部分には同一符号を付して説明する。この電子腕
時計は、回転ベゼル10の所定箇所つまり12時、3
時、6時、9時に対応する箇所に設けられた表示窓部1
4をそれぞれ異なるモードごとに色分けすることによ
り、モード表示部35を形成した構造で、これ以外は第
1実施形態とほぼ同じ構造になっている。すなわち、こ
れらモード表示部35は、液晶表示装置5のモードごと
に異なる色、例えば赤色、青色、黄色、緑色で色分けさ
れている。
【0025】例えば、図8において12時に位置するモ
ード表示部35はストップウォッチ情報を示す赤色で、
3時に位置するモード表示部35は日付情報を示す青色
で、6時に位置するモード表示部35は時刻情報を示す
黄色で、9時に位置するモード表示部35はアラーム時
刻情報を示す緑色で表示されている。なお、これらモー
ド表示部35は、いずれの色においても、液晶表示装置
5に表示された情報が視認できる程度の透光性を有す
る。
【0026】このような電子腕時計では、第1実施形態
と同様の作用効果があるほか、特にモード表示部35が
それぞれ異なったモードごとに色分けされていることに
より、選択されたモードを各色によって容易に視認する
ことができる。なお、上記第3実施形態では、モード表
示部35が表示窓部14を色分けした構造である場合に
ついて述べたが、これに限らず、例えば表示窓部14の
近傍である表示窓部14の窓枠状の部分のみを色分けし
た構造でも良い。
【0027】[第4実施形態]次に、図9を参照して、
この発明の電子腕時計の第4実施形態について説明す
る。この場合にも、図1〜図5に示された第1実施形態
と同一部分には同一符号を付して説明する。この電子腕
時計は、回転ベゼル10の所定箇所に設けられた各表示
窓部14の窓枠状の部分にモード表示部36をモードご
とにそれぞれ異なる凹凸部で形成した構造で、これ以外
は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0028】すなわち、これらモード表示部36の凹凸
部は、各モードごとに突起の数を異ならせたものであ
る。例えば、図9に示すように、12時に位置するモー
ド表示部36はストップウォッチ情報を示す4つの突起
からなり、3時に位置するモード表示部36は日付情報
を示す3つの突起からなり、6時に位置するモード表示
部36は時刻情報を示す2つの突起からなり、9時に位
置するモード表示部36はアラーム時刻情報を示す1つ
の突起からなっている。
【0029】このような電子腕時計では、第1実施形態
と同様の作用効果があるほか、特にモード表示部36が
それぞれ異なったモードごとに異なる凹凸部で形成され
ていることにより、デジタル表示部を見なくても、選択
されたモードをモード表示部36の凹凸部の触感によっ
て確認することができる。なお、上記第4実施形態で
は、モード表示部36の凹凸部を数の異なる突起で形成
したが、これに限らず、シボ加工などの異なる表面処
理、あるいは点字や図形など、モードごとに異なる凹凸
部で形成しても良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、デジタル表示部と、このデジタル表示部の上側に回
転可能に設けられて複数の表示窓部およびモード表示部
を有する回転部材と、この回転部材の回転方向位置を検
出する検出手段と、この検出手段で検出された回転方向
位置に応じてデジタル表示部で表示される情報を切り替
える切替手段とを備えた構成であるから、回転部材を回
転させると、回転部材の回転方向位置を検出手段が検出
し、この検出された回転方向位置に応じて切替手段がデ
ジタル表示部で表示される情報を切り替えることがで
き、このため回転部材を回転させて表示窓部をデジタル
表示部に合わせるだけで、希望するモードを容易に選択
することができる。このとき、希望するモードを通り過
ぎた場合には、回転部材を逆方向に回転させるだけで良
いので、モードの切替操作性が良く、しかも複数の表示
窓部、もしくはそれらの近傍に設けられたモード表示部
により、選択されたモードを容易に確認することができ
るので、デジタル表示部の表示を簡素化することができ
る。
【0031】この場合、回転部材が透光性を有する合成
樹脂によって形成され、複数の表示窓部がそれぞれ回転
部材の肉厚よりも薄く形成されていれば、デジタル表示
部に表示窓部が対応したときに情報を見やすくすること
ができる。特に、複数の表示窓部がそれぞれレンズ部に
形成されていれば、デジタル表示部に表示された情報を
拡大することができるので、より一層、見やすくするこ
とができる。また、モード表示部がそれぞれ異なったモ
ードごとに色分けされていることにより、選択されたモ
ードを色によって容易に視認することができる。さら
に、モード表示部がそれぞれ異なったモードごとに異な
る凹凸部で形成されていることにより、デジタル表示部
を見なくても、選択されたモードをモード表示部の凹凸
部の触感によって確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子腕時計の第1実施形態を示した
正面図。
【図2】図1のA−A矢視における要部の拡大断面図。
【図3】図1のB−B矢視における要部の拡大断面図。
【図4】図1の回転ベゼルの裏面図。
【図5】図1の電子腕時計の回路構成を概略的に示した
ブロック図。
【図6】この発明の電子腕時計の第2実施形態を示した
要部の拡大断面図。
【図7】図2の第2実施形態の変形例を示した回転ベゼ
ルの拡大断面図。
【図8】この発明の電子腕時計の第3実施形態を示した
正面図。
【図9】この発明の電子腕時計の第4実施形態を示した
正面図。
【図10】従来の電子腕時計を示した正面図。
【符号の説明】 1 腕時計ケース 5 液晶表示装置 10、30 回転ベゼル 14、31、32 表示窓部 15、35、36 モード表示部 16 第1スイッチ 17 第2スイッチ 28 切替回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA04 AA05 AA06 AB03 AC03 AC04 BA04 BA07 BA25 BD03 DA00 EA01 EB01 EB12 ED01 ED02 ED04 ED05 EE01 EE04 EF02 EH01 EH06 GA05 2F082 AA00 BB02 CC01 CC03 EE02 EE03 FF01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル表示部と、 このデジタル表示部の上側に回転可能に設けられ、複数
    の表示窓が設けられると共に、前記複数の表示窓部、も
    しくはそれらの近傍にそれぞれ異なったモードを示すモ
    ード表示部が設けられた回転部材と、 この回転部材の回転方向位置を検出する検出手段と、 この検出手段で検出された回転方向位置に応じて前記デ
    ジタル表示部で表示される情報を切り替える切替手段と
    を備えたことを特徴とする電子腕時計。
  2. 【請求項2】前記回転部材は透光性を有する合成樹脂に
    よって形成され、前記複数の表示窓部はそれぞれ前記回
    転部材の肉厚よりも薄く形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子腕時計。
  3. 【請求項3】前記複数の表示窓部はそれぞれレンズ部に
    形成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の電子腕時計。
  4. 【請求項4】前記モード表示部はそれぞれ前記異なった
    モードごとに色分けされていることを特徴とする請求項
    1に記載の電子腕時計。
  5. 【請求項5】前記モード表示部はそれぞれ前記異なった
    モードごとに異なる凹凸部で形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の電子腕時計。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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