JP5656787B2 - 車両用サイドエアバッグ - Google Patents

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本発明は、高い気密性を確保することが可能であると共に、構造が簡単で手際よく容易に製造することが可能で量産性に優れる車両用サイドエアバッグに関する。
車両用サイドエアバッグでは、内部のエアバッグ空間を上下に仕切るバッフルを備えた構造が知られている。特許文献1の「サイドエアバッグシステムとエアーバッククッションの製造方法及びその折り込み方法」では、サイドエアバッグシステムは、エアーバッククッションとインフレータ組立体とを備える。クッションは、複数のベントが形成されているテダーを有する第1のパネルを含む。エアーバッククッションは、テダーを挟んで上部チャンバーと下部チャンバーとを有する。インフレータ組立体は、下部チャンバー内に配置される。テダーは、エアーバックの作動時にエアーバッククッションの形状をほぼ一定に維持するため、インフレータからのガスが上部チャンバーよりも下部チャンバーに先立って発散されるように圧力を維持する。
特開2001−213262号公報
背景技術では、テザーを有し、上部チャンバーを形成する第1のパネルと、下部チャンバーを形成する一対の第2のパネルとを、テザー位置で接合している。このため、テザーのコーナー部周辺が脆弱で、インフレータガスが漏れるおそれがあるという課題がある。
また、エアーバッククッションを立体化するテザー位置で第1のパネルに第2のパネルを接合するため、接合箇所の位置合わせ等、接合作業に手間を要し、量産性に劣るという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、高い気密性を確保することが可能であると共に、構造が簡単で手際よく容易に製造することが可能で量産性に優れる車両用サイドエアバッグを提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用サイドエアバッグは、車幅方向へ拡張可能な幅方向パネルの両側に一対の側面パネルを設け、展開膨張時に該幅方向パネルにより車幅方向に所定の厚さを有するエアバッグ空間を形成する車両用サイドエアバッグであって、これら側面パネル及び幅方向パネルの、エアバッグ空間に面するパネル内側面に、バッフル片を設け、該側面パネル同士が向かい合うように、該バッフル片の端縁同士を接合して、エアバッグ空間を上下に分断するバッフルを形成し、該幅方向パネルの端縁とこれに面する該側面パネルの端縁を互いに接合し、互いに向かい合う該側面パネルの端縁同士を互いに接合し、該幅方向パネル及び一対の該側面パネルは、上パネル部分と下パネル部分とから構成され、該上パネル部分の下方部分と該下パネル部分の上方部分とを重ね代を介して重ね合わせ、該上パネル部分の下方部分及び該下パネル部分の上方部分は、外側に位置する一方の端縁に沿って互いに接合し、内側に位置する他方を該バッフル片としたことを特徴とする。
該バッフルの、該幅方向パネルに面する部分は、該バッフル片の間に、当該幅方向パネル近傍に位置する該バッフル片の一部を折り込んだ折り込み箇所を備えることにより、該幅方向パネルに面して幅広な形態で形成することが望ましい。
本発明にかかる車両用サイドエアバッグは、車幅方向へ拡張可能な幅方向パネルの両側に一対の側面パネルを設け、展開膨張時に該幅方向パネルにより車幅方向に所定の厚さを有するエアバッグ空間を形成する車両用サイドエアバッグであって、これら側面パネル及び幅方向パネルの、エアバッグ空間に面するパネル内側面に、バッフル片を設け、該側面パネル同士が向かい合うように、該バッフル片の端縁同士を接合して、エアバッグ空間を上下に分断するバッフルを形成し、該幅方向パネルの端縁とこれに面する該側面パネルの端縁を互いに接合し、互いに向かい合う該側面パネルの端縁同士を互いに接合し、該バッフルの、該幅方向パネルに面する部分は、該バッフル片の間に、当該幅方向パネル近傍に位置する該バッフル片の一部を折り込んだ折り込み箇所を備えることにより、該幅方向パネルに面して幅広な形態で形成されることを特徴とする。
前記折り込み箇所は、前記側面パネル同士が向かい合うように前記バッフル片の端縁同士が接合される際に、一括して接合するか、または車幅方向へ延びる接合箇所によって当該バッフル片の端縁同士を接合して形成することが好ましい。
本発明にかかる車両用サイドエアバッグにあっては、高い気密性を確保することができると共に、構造が簡単で手際よく容易に製造することができ、量産性に優れる。
本発明に係る車両用サイドエアバッグの好適な一実施形態を示す、サイドエアバッグの構成部品である上パネル部分及び下パネル部分の展開図である。 図1に示した展開状態の上パネル部分と下パネル部分とを部分的に重ね合わせた様子を示す展開図である。 図2に示した重ね合わせた状態の上パネル部分及び下パネル部分を横向きに折り返して重ねた様子を示す側面図である。 図3中、X方向矢視図である。 図1に示したサイドエアバッグの完成状態を示す斜視図である。 本発明に係る車両用サイドエアバッグの変形例を示す、図4中、A方向から見下ろした図である。 図6に示した変形例であって、図4中、B方向から見上げた図である。 本発明に係る車両用サイドエアバッグの他の変形例を示す、図4中、A方向から見下ろした図である。 本発明に係る車両用サイドエアバッグのさらに他の変形例を示す、図4に対応する要部拡大図である。
以下に、本発明に係る車両用サイドエアバッグの好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1には、本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ3(図5参照)の構成部品である上パネル部分1及び下パネル部分2の展開図が示されている。図2には、展開状態の上パネル部分1と下パネル部分2とを部分的に重ね合わせた様子が示されている。図3には、重ね合わせた状態の上パネル部分1及び下パネル部分2を横向きに折り返して重ねた様子が示されている。
車両用サイドエアバッグ3は、周知のように、インフレータから噴出されるインフレータガスにより、シートバックから車両前方へ向かって展開膨張し、乗員とドアやサイドウインドウとの間に進入して、乗員を保護する。
上パネル部分1及び下パネル部分2は、柔軟な素材の基布から切り出される。展開状態の上パネル部分1は、中央に幅方向パネル4の上方部分が位置する。幅方向パネル4の左右両側には一連に、一対の側面パネル5の上方部分が一体的に設けられる。上パネル部分1は、幅方向パネル4の上方部分および一対の側面パネル5の上方部分をそれぞれ基布から別々に切り出し、これらを接合して一体化しても良い。
展開状態の下パネル部分2は、中央に幅方向パネル4の下方部分が位置する。幅方向パネル4の左右両側には一連に、一対の側面パネル5の下方部分が一体的に設けられる。下パネル部分2も、幅方向パネル4の下方部分および一対の側面パネル5の下方部分をそれぞれ基布から別々に切り出し、これらを接合して一体化しても良い。
本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ3は後述するように、上パネル部分1及び下パネル部分2を接合した後、幅方向パネル4及び一対の側面パネル5を接合することにより、袋形態に形成される。幅方向パネル4は、サイドエアバッグ3が展開膨張を完了したとき、車両前方に面して位置される。
幅方向パネルを備えていない場合、サイドエアバッグは、一対の側面パネルだけで袋状に展開膨張し、側面パネル回りに窄まった形態となる。本実施形態では、幅方向パネル4を、一対の側面パネル3の間に挟んで設けている。幅方向パネル4は、一対の側面パネル5の間で、車幅方向に拡張可能であって、サイドエアバッグ3が展開膨張したときに車幅方向に広がって所定の厚さを有するようになり、3次元形態のエアバッグ空間S(図4及び図5参照)が形成される。
図2には、これら上パネル部分1と下パネル部分2とを、重ね代(図中、梨地部分Pで示す)を介して重ね合わせた状態が示されている。このように重ね合わせることで、中央に位置する幅方向パネル4の左右両側に、一対の側面パネル5が設けられる。
図1及び図2に示すように、上パネル部分1では、幅方向パネル4が上向き延設部4aを有する。この上向き延設部4aの左右両端縁4bは、左右の側面パネル5それぞれの上向き端縁5aに対する接合部となる。上向き延設部4aが途切れた範囲では、左右の側面パネル5の外周端縁5bは、互いの接合部となる。
下パネル部分2では、幅方向パネル4が下向き延設部4cを有する。この下向き延設部4cの左右両端縁4dは、左右の側面パネル5それぞれの下部端縁5cに対する接合部となる。下向き延設部4cが途切れた範囲では、左右の側面パネル5の外周端縁5bは、互いの接合部となる。
上パネル部分1の下端縁1a及び下パネル部分2の上端縁2aの中央部は、左右方向へおおよそ真っ直ぐである。下パネル部分2の上端縁右端部分及び左端部分には、上向き突出部2bが形成される。
図2に示すように、上パネル部分1と下パネル部分2とを、重ね代Pを介して重ね合わせる。図示例にあっては、展開状態のサイドエアバッグ3を表面側から見て、上パネル部分1の下方部分が上側(表面側)に位置し、下パネル部分2の上方部分が下側(裏面側)に位置するように重ね合わせている。
上向き突出部2bを含む下パネル部分2の上方部分は、上パネル部分1の下方部分の下側に隠れて、サイドエアバッグ3の裏面側に位置する。サイドエアバッグ3の裏面側は、サイドエアバッグ3を袋形態としたときに、幅方向パネル4及び側面パネル5の、エアバッグ空間Sに面するパネル内側面6である。
反対に、上パネル部分1の下方部分が下側(裏面側)に位置し、下パネル部分2の上方部分が上側(表面側)に位置するように、上パネル部分1及び下パネル部分2を重ね合わせてもよい。この場合、上向き突出部2bに代えて、上パネル部分1の下方部分に下向き突出部が形成され、この下向き突出部が下パネル部分2の下側に隠されて、サイドエアバッグ3の裏面側に位置する。
図1に示すように、上パネル部分1及び下パネル部分2には、これらパネル部分1,2同士を接合する接合予定ラインHが設定されていて、重ね代Pにおいて、上パネル部分1の下方部分と下パネル部分2の上方部分とを、上側(表側)に位置する上パネル部分1の下端縁1a(接合予定ラインH)に沿って、互いに接合する(以下、第1接合箇所C1という)。これにより、下パネル部分2の接合予定ラインHよりも上方部分は、上端縁2a及び上向き突出部2bを含めて、エアバッグ空間Sに面するパネル内側面6に設けられたバッフル片7となる。
バッフル片7は、右側の側面パネル5から、中央の幅方向パネル4を経て、左側の側面パネル5に達し、パネル内側面6に沿って一連に形成される。
図2に示した展開状態のサイドエアバッグ3を、幅方向パネル4の左右方向中央位置を基準にして、二つ折りにして、図3に示すように、側面パネル5同士を重ね合わせる。図示の状態で、幅方向パネル4が位置する左側が車両前方、右側が車両後方となる。展開状態のサイドエアバッグ3を二つ折りすると、バッフル片7を形成する下パネル部分1の上方部分は、上端縁2a同士が重なり合うと同時に、上向き突出部2b同士が重なり合う。
二つ折りしたならば、図4に示すように、バッフル片7の上端縁2a同士及び上向き突出部2b同士を互いに一連に接合し(以下、第2接合箇所C2という)、側面パネル5同士を向かい合わせる。バッフル片7同士の接合により、エアバッグ空間Sを上下に分断するバッフル8が形成される。バッフル8は、第1接合箇所C1で周縁が確定され、中央を第2接合箇所C2で塞いだ形態で形成される。
バッフル8の形成後、図5に示すように、幅方向パネル4の上向き延設部4a及び下向き延設部4cの左右両端縁4b,4dをそれぞれ、これらに面する側面パネル5の上向き端縁5a及び下部端縁5cに接合し、加えて、幅方向パネル4が途切れた範囲では、互いに向かい合う側面パネル5の外周端縁5b同士を接合する。これにより、3次元形態のエアバッグ空間Sにバッフル8を備えた車両用サイドエアバッグ3が得られる。
上記説明において、接合は、縫製、溶着、融着、接着など、一般周知のどのような接合方法によっても良いことはもちろんである。
本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ3には、図示しない装着部にインフレータが装着される。インフレータからのインフレータガスは、バッフル8で分断した上下のエアバッグ空間Sそれぞれに導入され、これによりサイドエアバッグ3は3次元形態で展開膨張される。
本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ3にあっては、上パネル部分1と下パネル部分2の接合で一連に連続する側面パネル5と幅方向パネル4の、エアバッグ空間Sに面するパネル内側面6にバッフル片7を設け、このバッフル片7の端縁(下パネル部分2の上方部分の上端縁2a及び上向き突出部2b)同士を接合して、バッフル8を形成するようにしたので、サイドエアバッグ3内部(エアバッグ空間S)に、インフレータガスが当該エアバッグ空間Sから外部に漏れ出ることのない堅牢なバッフル8を形成することができ、3次元形態のエアバッグ空間Sを有するサイドエアバッグ3の気密性を向上することができる。
幅方向パネル4を挟んで設けられる一対の側面パネル5を向かい合わせて、これらのパネル内側面6に設けたバッフル片7の端縁同士を接合するだけでバッフル8を形成でき、その後は、幅方向パネル4の左右両側縁4b,4d及びこれに面する側面パネル5の上向き端縁5a及び下部端縁5cと、互いに向かい合う側面パネル5の外周端縁5b同士とを互いに接合するだけでサイドエアバッグ3を作製することができる。
従って、手際よく容易に、バッフル8を備えた3次元形態のサイドエアバッグ3を完成することができ、高い量産性を確保することができる。本実施形態では、上パネル部分1と下パネル部分2を接合することにより、一連に連続する幅方向パネル4及び側面パネル5にバッフル片7を設けることができ、部品点数が少なく、構造がきわめて簡単である。
図6及び図7には、上記実施形態に係る車両用サイドエアバッグ3の変形例が示されている。バッフル8は上述したように、バッフル片7の端縁(下パネル部分2の上方部分の上端縁2aであって、以下同じ)同士を接合して形成される。変形例では、バッフル片7を一部折り込むようにする。
具体的には、バッフル8の、幅方向パネル4に面する車両前方側となる部分において、幅方向パネル4近傍に位置するバッフル片7の一部を、隣接するバッフル片7の間に、俯瞰視でM字状を成すように、折り込んでいる(以下、折り込み箇所Fという)。そして、折り込み箇所Fに位置するバッフル片7の上端縁2aを、側面パネル5同士が向かい合うようにバッフル片7の端縁2a同士を接合するのと同時に、一括して接合する(第2接合箇所C2)ようにしている。
図6は、図4中のA方向から俯瞰的に見下ろした図、図7は、図4中のB方向から見上げた図である。バッフル8の第1接合箇所C1と折り込み箇所Fとの間で、折り込み箇所Fが幅方向パネル4近傍の第1接合箇所C1を引き寄せることに応じて、バッフル8が左右に広げられ、これにより、幅方向パネル4近傍に位置するバッフル8の一部は、幅方向パネル4に面して幅広な形態で形成される(図中、W参照)。
幅広な部分Wを下から見ると、図7に示すように、幅方向パネル4近傍の第1接合箇所C1とバッフル8の中央部を塞ぐ第2接合箇所C2との間に、バッフル片7の引き寄せで形成されたV字状の稜線Kが現れる。折り込み箇所を有しない場合、幅方向パネル4に面するバッフル8部分は尖った形態を呈し、従って幅方向パネル4に尖った部分が現れてしまう。これに対し、バッフル8の当該部分が幅広な形態Wを呈する場合、幅方向パネル4を平坦化することができ、展開膨張した際のサイドエアバッグ3の形態を、車幅方向に所定の厚みがあって、丸みを帯びた安全なものとすることができる。
図8には、折り込み箇所Fにおける接合形態の変形例が示されている。図8であっても、隣接するバッフル片7の間に、俯瞰視でM字状を成すように折り込んでいるところまでは、図6の場合と同様である。この変形例では、幅方向パネル4に面する車両前方側となる部分において、折り込み箇所Fのバッフル片7の上端縁2aの接合が車幅方向に沿って設定した、車幅方向へ延びる接合箇所C3によってなされている。これによれば、折り込み箇所Fの接合時、幅方向パネル4が殆ど引き寄せられることがないので、より好ましい3次元形態のサイドエアバッグ3を形成することができる。
図9には、さらに他の変形例が示されている。図9は、上記実施形態の図4に対応する要部拡大図である。この変形例では、上パネル部分1と下パネル部分2とを一枚のパネルに一体化して、幅方向パネル4及び一対の側面パネル5全体を単一部品として形成した場合である。上記実施形態では、バッフル片7は、上パネル部分1と下パネル部分2との重ね代Pによって形成しているが、この変形例では、バッフル片7は、別途用意した帯状部材9で形成される。
帯状部材9の幅方向一側縁(下側縁)9aは、パネル内側面6に接合される(第1接合箇所C1相当)。帯状部材9は、幅方向他側縁(上側縁)9b同士が互いに接合されて(第2接合箇所C2相当)、バッフル8を形成する。このような変形例であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。帯状部材9は、図6〜図8に示した変形例と同様に、折り込んでも良い。帯状部材9は、上下逆にして、上端縁9bをパネル内側面6に接合し、下端縁9a同士を互いに接合するようにしても良い。
以上に述べた車両用サイドエアバッグは、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
1 上パネル部分
1a 上パネル部分の下端縁
2 下パネル部分
2a 下パネル部分の上方部分の上端縁
2b 下パネル部分の上方部分の上向き突出部
3 車両用サイドエアバッグ
4 幅方向パネル
4b 幅方向パネルの上向き延設部の左右両端縁
4d 幅方向パネルの下向き延設部の左右両端縁
5 側面パネル
5a 側面パネルの上向き端縁
5b 側面パネルの外周端縁
5c 側面パネルの下部端縁
6 パネル内側面
7 バッフル片
8 バッフル
9 帯状部材
9a 帯状部材の下側縁
9b 帯状部材の上側縁
C1 第1接合箇所
C2 第2接合箇所
C3 車幅方向へ延びる接合箇所
F 折り込み箇所
P 重ね代
S エアバッグ空間
W バッフルの幅広な形態部分

Claims (5)

  1. 車幅方向へ拡張可能な幅方向パネルの両側に一対の側面パネルを設け、展開膨張時に該幅方向パネルにより車幅方向に所定の厚さを有するエアバッグ空間を形成する車両用サイドエアバッグであって、
    これら側面パネル及び幅方向パネルの、エアバッグ空間に面するパネル内側面に、バッフル片を設け、
    該側面パネル同士が向かい合うように、該バッフル片の端縁同士を接合して、エアバッグ空間を上下に分断するバッフルを形成し、
    該幅方向パネルの端縁とこれに面する該側面パネルの端縁を互いに接合し、互いに向かい合う該側面パネルの端縁同士を互いに接合し、
    該幅方向パネル及び一対の該側面パネルは、上パネル部分と下パネル部分とから構成され、該上パネル部分の下方部分と該下パネル部分の上方部分とを重ね代を介して重ね合わせ、該上パネル部分の下方部分及び該下パネル部分の上方部分は、外側に位置する一方の端縁に沿って互いに接合し、内側に位置する他方を該バッフル片としたことを特徴とする車両用サイドエアバッグ。
  2. 該バッフルの、該幅方向パネルに面する部分は、該バッフル片の間に、当該幅方向パネル近傍に位置する該バッフル片の一部を折り込んだ折り込み箇所を備えることにより、該幅方向パネルに面して幅広な形態で形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ。
  3. 車幅方向へ拡張可能な幅方向パネルの両側に一対の側面パネルを設け、展開膨張時に該幅方向パネルにより車幅方向に所定の厚さを有するエアバッグ空間を形成する車両用サイドエアバッグであって、
    これら側面パネル及び幅方向パネルの、エアバッグ空間に面するパネル内側面に、バッフル片を設け、
    該側面パネル同士が向かい合うように、該バッフル片の端縁同士を接合して、エアバッグ空間を上下に分断するバッフルを形成し、
    該幅方向パネルの端縁とこれに面する該側面パネルの端縁を互いに接合し、互いに向かい合う該側面パネルの端縁同士を互いに接合し、
    該バッフルの、該幅方向パネルに面する部分は、該バッフル片の間に、当該幅方向パネル近傍に位置する該バッフル片の一部を折り込んだ折り込み箇所を備えることにより、該幅方向パネルに面して幅広な形態で形成されることを特徴とする車両用サイドエアバッグ。
  4. 前記折り込み箇所は、前記側面パネル同士が向かい合うように前記バッフル片の端縁同士が接合される際に、一括して接合されることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用サイドエアバッグ。
  5. 前記折り込み箇所は、車幅方向へ延びる接合箇所によって当該バッフル片の端縁同士が接合されて形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用サイドエアバッグ。
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